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2024年5月19日日曜日

5月19日日曜日/中津川弦さん!

◇ テレビ・ラジオ

 深夜に観ていた「THE SECOND」のことをスレッズに投稿してから寝ようとしていたら、けっこう時間を食ってしまった。早朝から眠り、それから、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」には、磯山さやか、ゆうちゃみ、斎藤幸平、Aぇ!group の小島健らが出演。まずは水原一平の裁判の話題から扱う。ボヤジアン氏という新たなキーマンが現れた。ロスのボヤジアン氏の自宅を須田麻里江ジャーナリストが直撃取材する。スタジオでは湯浅卓が解説。若林有子アナがアメリカの刑務所に9年収監されていた井上ケイという人物を取材し、この人物はスタジオにも登場した。いつものことながら、磯山さやかにものまねがふられる場面にははらはらする。「虎に翼」(という概念?)のものまねをテレビで観るのは怖かったな。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台ゲストは伊東四朗。伊東四朗に会うと緊張するという太田。昭和40年生まれの太田は「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」のころは小学生で、ものごころついたときには、ドリフ、55号は自分にとっては大スターだったが、「伊東・小松コンビっていうのは、そこの王道ではないけれども」というと、伊東「それそれ、それがいいのよ、好きなのよ。」 太田「でも、つねに観てるっていう」 伊東「芸能評論家のひとに当時ね、言われたの。ドリフターズとクレージーキャッツはメジャーリーグだと。伊東と小松はマイナーリーグのリーディングヒッターだ。そういうの好きだねえ。」 太田「でもそれはもう、王道を狙おうっていう意識は当時、あんまりなくやってたんですか? 要するに、ど真ん中を…、ドリフを押しのけて…。」 伊東「そんなのひとつもない。どっちかっていったらファンだったから。」 それから、太田は三波伸介への思いを語り始める。芸人になりたいと思ったときに、もし弟子入りするとしたら三波伸介しかいないと思っていたと語る太田の話は、伊東四朗にとっては初耳だった。三波伸介も日大の芸術学部。太田は演劇をやっていたときに、井上ひさしのコント集が出たばかりだったといって、それを買って教科書にしたという。死刑執行人のコントは渋谷公会堂でやったときには会場が揺れるほどウケたという伊東。伊東「井上さんに書いてもらったことによって、僕らは延命しましたね。」「そういうひとに書かせてるってことが、なんか、申し訳ない気がしながら…、それで、中原弓彦(小林信彦)さんにも書いてもらったし、河野洋さんにも書いてもらったし、僕らついてましたね。途中で帰らないように旅館にカンヅメにしてあたしが見張りしてたっていうような、不遜なことをしてた時代がありましたよ。」 爆笑問題がテレビに出始めたころに、太田は伊東四朗が「最近、「お笑い」って言うでしょ? あの言いかた、僕、嫌いなんだよ。」と言っていたのをテレビで観ていた。伊東「「お笑い」っていうのはちょっと馬鹿にしてるように…。「お笑い草」につながっててね、いやなんだよ。」 太田「僕たちそのころ、「お笑い芸人」って言われながらテレビに出てたんで、伊東さん、もしかしたら俺らのこと嫌いなのかなあって、ちょっと思ったりもしてて…」というと、伊東「いやとんでもない。」 爆笑問題は小松政夫にはお世話になっていた。爆笑問題が「NHK新人演芸大賞」で優勝したときの審査員が小松政夫、その後、小松政夫が会長だった日本喜劇人協会の公演にも出演する。しかし、伊東四朗とはなぜか会って話す機会がなかなかなかったのだ。プロフィール紹介のBGMには、石原裕次郎「男の横丁」が選ばれる。伊東四朗が初めて舞台にあがったときにバックに流れていたのがこの曲だったという。プロフィール紹介のなかにTBSなのに「ザ・チャンス」が入ってなかったという伊東。あの番組はピンク・レディーのピンチヒッターを居作昌果に頼まれたという。あるいは、欽ちゃんが番組を降りたときには「ピンチヒッターショー」もやっていた。伊東「正式に呼ばれるよりは、ちょっとやってくれるって言われるほうが、なんか気が楽というか。スタッフがみんな集まって、本日から始めますなんて言われると、急にやりたくなくなっちゃうからね。(笑)背中押されてやるのはいやだね。」 太田は笹山敬輔の新刊も読んでいた。その本を読み、伊東四朗からの影響を改めて確認したといって、爆笑問題の初期のコントを伊東に説明する。CMを挟んだあとも太田の質問はまだまだ続く。伊東の時代からだんだんコントの番組がなくなっていった流れについて、太田は、タモリ、たけし、さんまたちが出てきたことで、われわれもそれに影響を受け、そっちを支持した僕たちの世代のせいだと語る。しかし、太田自身は軽演劇をやりたいんだと熱を込めて語った。

 15時過ぎから外出する。小雨。一応、傘をもって出る。星川に出て、保土ヶ谷図書館に寄る。1冊返却し、2冊借りていく。イオン天王町のフードコート、マクドナルドのアイスコーヒーとマックチキンを食べて、それから長時間、読書をしてから帰る。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、瀧波ユカリが初登場のほか、田村淳、ヒロミ、石原良純というメンバー。水原一平の話題では、アメリカの刑務所生活の話をこちらでもやっていた。依存症のケアに関する話で、ヒロミは銃のライセンスをもっているから、何年かに一度は精神科に行ってチェックがあるんだって。番組最後は淳によるお城の特集。「穴太衆」という言葉すら知らなかったが、そのような伝説の石工集団がいたという。

 昨夜の「Nキャス」には、コメンテーターにイェスパー・コールというひとが初出演していた。エアギター日本大会が中止になったというニュース。円安の影響で、渡航費や宿泊費を支払えなくなったという。ダイノジ大地が取材に応えていた。キダ・タローの訃報では、ほんの3年前、90歳のときに出演した番組の映像が流された。大阪桐蔭の応援曲「アルプス・キダ・タロー」というのは知らなかったな。そのあとはカスハラの特集。なかなか不愉快な話題だが、関心をもって観る。客の側にも店の側にもおかしなやつが多いという気がする。

 昨夜の「お笑い向上委員会」を観ると、事件直後のウエストランド井口が出演していて、序盤はその話題ばかり。さんまがラジオの切り取り記事で炎上してたとは知らなかった。そのほか、ナイツ、マヂカルラブリー、マシンガンズ、ジェラードン、牧野ステテコなど、いいメンバーがそろっている。モニター横には中津川弦さんが登場。昨日はちょうど中津川さんの独演会があり、それに行っていた友だちからこの出演を先にDMで教わっていたからこれは早く観なければと思っていた。忘れていたが、そういえば、中津川さんは7年前にさんまの特番に出たこともあったんだった。モニター横にはもうひとり、ソマオ・ミートボールが一緒だった。手に汗握りながら観てしまうが、「閉店ガラガラ」では中津川さんが見事オンエアされた。ネタが長すぎて、ナイツからフォローが入る。「好きな熟女ランキングベスト3に変えてもいいよ」と塙さんから助け船が出たが、中津川さんは「ネタで」と断った。「面白いですよ!」から始まり、「げ~んさ~ん。イエーイ!」とオチを決めると、見守るようにしていたナイツのふたりも「イエイ!」と返してうなずき合った。「弦さんが有名な世界線なんだよ」と井口。塙さんが「人生でいちばん最初に行った風俗の名前なんだっけ?」とふると、「爆乳問題です。」と即答したのが見事にハマった。陣内「謝れ、爆笑さんに! タイタンに謝れ!」 中津川さんの「爆乳問題です」のセリフは番組最後にも使われた。

2024年4月8日月曜日

4月8日月曜日/眼をしゃきっとさせる

◇ 新橋・大森

 朝から都内に。新橋に用があり、ニュー新橋ビルのスギ薬局に寄り、メガシャキとプロテインバーを買って食べておく。眼をしゃきっとさせる必要があった。その用とは別に、なんという確率だろうか、ちょうどこのすぐ近くのマンションに住むかたから注文があり、ついでに直接お届けもしていく。昼は弁当。夕方、小雨が降るが、傘を差すほどではなし。新橋から京浜東北線に乗り、大森に移動する。西友のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊買う。北口のベローチェに入り、ひと休み。読書を始めるが、しかし、ひどい眠気が続いている。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨日の「ワイドナショー」を観る。田村淳、ヒロミ、矢田亜希子、呂布カルマが出演。芸能人の事務所独立が相次ぐという話題で、ヒロミが人力舎を辞めたときには、とんねるずの AtoZ に移る可能性があったという話をしていた。川勝知事の差別発言、紅麴サプリの問題を扱い、そのあとには、自民党裏金議員の処分の問題をしっかりと扱っていた。淳「怒ってると、「なんで政治のことで怒ってんの?」みたいなひとの目で見られて、なんか、恥ずかしくなる瞬間とかあるんですよ。(笑)でも、これ怒んないとさあ、みんな怒んないから、あのひとたちのうのうと議員続けてんだよとは思いますよ。」 東野「フランスとか、年金のね、もらえる年齢がちょっとあがったんですよ。あがった段階で、フランスの若もんとかね、おとなたちが怒って、火ィつけたり、あかんのよ、クルマひっくり返したりとか、暴動、不満がうわあってなるんですけど」 淳「こうやって、なんか、腕組んで、暴れてんなあって見てるだけなんですよ。いや、手伝ってくれよ一緒に、声あげようぜ、二階も処分しろって手えあげようぜっていうのが、ここでもひとりもいないんですけど。(笑)二階さん、処分されたほうがよくないですか?」 東野「今日、じゃあ、明日夜8時、国会集まろうぜ言うて」 淳「東野さんが先導してくださいよ、僕、行きますから。僕、あの、プラカード、「二階も処分しろ」って」 東野「「二階も処分しろ!」…ってやってたら、コントと間違えられるやん。(笑)」

 深夜、部屋で読書の続きを。牧村憲一「「ヒットソング」の作りかた」を読み終えた。2016年刊、NHK出版新書。今朝に読み始めて、一日で一気に読んだ。牧村憲一という音楽プロデューサーの名前をいつ知ったのかわからないが、渋谷系の関連で覚えた名前だったはずだ。経歴をそこまで詳しく知らなかったが、渋谷系以前に、大瀧詠一、加藤和彦らとの深い関わりがあり、そのほかにも登場するミュージシャンたちのじつに多彩なこと。牧村憲一が手掛けてきた仕事がそのまま、ひとつのポップス史になっている。この種の本はいくらでも読めてしまうな。

2024年4月2日火曜日

4月2日火曜日/眼がしゃきっとする

◇ 新橋

 早朝に目覚め、ラジオをつけると、東北で大きな地震があったようだ。津波の心配はないようだが、震度5とは大きい。もう少し眠り、朝早くから都内に。やや肌寒く、服装が難しいが、Tシャツの上にジャンパーを着ていく。ひどい寝不足。新橋に用があり、まず、ニュー新橋ビルのスギ薬局に寄り、メガシャキと一本満足バーを買って食べた。メガシャキというのを初めて飲んでみたが、本当に眼がしゃきっとする。昼食は弁当。帰りは夜になる。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。まずは今朝の「虎に翼」を。女中さんの役、知ってるような顔なんだけど誰だったかなと思いながら観ていたら、田中真弓だと思い出した。声はもちろんよく知っているが、本人の演技は初めて観る気がする。今日の「徹子の部屋」はバンドネオン奏者の三浦一馬がゲスト。「さんま御殿」は「友達すぐ作れる人 VS 作れない人」というテーマ。ヤーレンズ、はるかぜに告ぐが初登場、それぞれコンビが反対側の席に座った。そのほか、「作れる人」側には、ヒロミ、浜口京子、シソンヌ長谷川らが、「作れない人」側には、伊沢拓司、鈴木蘭々、竹内由恵、山之内すずらが座っていた。浜口京子がやたら面白い。ヤーレンズ楢原の話はどうも他人事に感じられない。

2023年9月4日月曜日

9月4日月曜日/無駄に疲れて


◇ 神田・八重洲

 虫刺されがひどく、かゆくてたまらず、早朝に目覚める。朝から都内に。しとしと雨降り。傘を差すのは何日ぶりだろうか。神田に出て、まだ午前中だったが、すき家の朝定食を食べてしまおうかと思い、店に行ってみると、あったはずの神田のすき家はなくなってしまっていた。あきらめて、小諸そばに入り、ねばとろぶっかけ玉子付きのいなりセットを食べる。590円。待機しなければならない時間が長くあり、今日はなんだか無駄に疲れる日だ。午前中に食べてしまったから、夕方にはまた腹が減った。八重洲地下街のアルプスに寄り、タイムサービスのコロッケカレーを食べた。350円。地上に出て、ベローチェに入り、ひと休み。読書は進まず、自律神経の問題なのかなんなのか、ひどく疲れていて、あたまがまわらない。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は大和田獏がゲスト。岡江久美子がコロナで亡くなってから3年が経ち、大和田獏が公の場で岡江久美子の話をするのはこれが初めて。岡江久美子の過去の出演回の映像もたくさん流された。1982年放送、25歳のときの出演回から始まり、31歳(1988年)、40歳(1996年)、60歳(2017年)、62歳(2019年)の映像が並べられた。独身のころから孫ができるまでがこの番組に記録されている、そのひとはもうこの世のひとではない。この番組が存在していることの大きさをつくづく感じさせられる。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、ヒロミ、国山ハセン、最上もがというメンバー。出演予定だった泉谷しげるが体調不良のため、ヒロミは急遽の出演だった。「24時間テレビ」のマラソンをふり返る。昨夜の「まつも to なかい」は横浜流星と那須川天心という組み合わせ。横浜流星は顔も思い出せないくらいだったが、まるで興味がもてず、オープニングだけ観て、あとは早送り。「しゃべくり007」は布袋寅泰が初登場。追っかけ再生で観始めるが、興味を失い、途中で録画を停めた。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴く。高田先生、また「ロケット団定例集会」のゲストに出たようで、その話をしていた。それから、聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。14時台ゲストはテリー伊藤。まだまだくだらなさに衰えがない。漫才協会の映画が発表されたばかりの塙さんに、第2弾は爆笑問題に突撃すべきと提案していた。そういえば、「植竹公和のアカシック・ラジオ」の太田光の回の後編を聴きそびれていた。これは Spotify のポッドキャスト。前編は読書遍歴だったが、後編は「ラ・ママ」から「GAHAHAキング」の初期爆笑問題の話。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊現代」の中沢新一の連載コラムは、今週は所ジョージ論になっていた。自我をもたない禅僧のようであるとして、「容器の外見はアメリカンな趣味で統一されているけれど、容器の中身は空そのもの。外見とは裏腹に、この人の本質はひどく東洋的なのである。」と分析し、所ジョージのなかに「ラジカルな平等思想」を読みとっている。「私の地図」の欄には和田アキ子が登場。上京した当初は六角橋に住んでいたんだな。堀威夫の実家が六角橋にあり、そこに下宿させてもらっていたのだ。「熱討スタジアム」は「素顔の上岡龍太郎を語ろう」というテーマ、ぜんじろう、西田二郎、佐々木芳郎という3人が鼎談している。巻末グラビアには中島らもの特集もあった。

2023年8月26日土曜日

8月26日土曜日/暑さと睡眠不足




◇ 大崎・五反田

 早朝に目覚め、ラジオをつける。「木梨の会」を途中から聴いたら、憲武がなぜか不在、所ジョージが出ていて、鶴瓶に電話をつないだ。憲武の同級生だというミュージシャンも出ていた。朝から都内に。大崎のほうに用があり、間違いがあったためにすぐに済んでしまい、想定外の時間が空いた。五反田のほうに歩こうと思い、東口のゲートシティに向かうが、こちらは逆方向だ。どうもぼんやりしている。ツインパークタワーに出て、大崎広小路に歩いていく。交差点近くのベローチェに入り、とりあえず、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグ・ベーコンを食べた。480円。1080円を出すと、店員の男が「600円のお返しです」と言いながら500円玉を1枚出したから、500円玉は600円だっただろうかと、一瞬、混乱した。暑さのせいで、お互いにあたまがまわらなくなっているのか。音楽を聴きながら、まず、2時間ぐらい眠った。睡眠不足だと、なにも考えられなくなり、気も弱くなるようだ。それから読書をして、ずいぶん長居した。すぐぞばのブックオフに寄るが、棚をじっくり眺める根気がない。220円の文庫本と単行本を1冊ずつ買っていく。



 モーニングセットを食べてしまうと、昼食にも迷い、もう少し時間を空けたくなり、横浜に戻ることにする。大崎広小路駅から東急を乗り継ぎ、横浜駅に到着。西口のすき家に入り、牛カルビ丼を食べようとしたが、この店舗はどうやら扱いがない。メニューは店舗によって違うんだったっけ。わからない。代わりに、ダブルニンニク牛丼を食べる。640円。

 ビブレに寄ろうとすると、1階の広場がにぎやかで、近づいてみると、リアルピースというひとたちがライブをやっていた。まったく知らないひとたちだが、子どもたちが集まっていて、子どもに人気のようだ。上階のブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買う。東口に移動し、新しくできたポルタのマクドナルドを利用しようかと思ったが、ここは狭いし、混んでいてだめだ。結局、いつものドトールに入り、ひと休み。読書をするが、隣りの席のカップルの会話がとても耳障りだった。

◇ 読書

 ドトールで、小林信彦「生還」を読み終えた。2022年刊、文春文庫。親本は2019年刊。「週刊文春」で連載されていたときにもざっと読んでいたはずだが、脳梗塞で倒れてから、そのリハビリの様子がずっと記録されていた。それがこの本にまとめられている。単行本をきちんとチェックしていないから、この連載の通常の単行本のシリーズとは分けられているのかもよくわからない。このとき、小林信彦は84歳。小林信彦だからただの闘病記にはならず、観察のなかに、さまざまな連想と記憶が入ってくる。どこかファンタジーのようだ。しかし、この状況にあっても、思い出に閉じこもることなく、好奇心には衰えがない。P131「ふつうの中病院にはない売店が充実しているのが、ここの特徴であった。週刊誌は発売日に店を飾り、新聞各種、牛乳からジュース、インスタント食品まで自由に買えた。車椅子のまま入れるように、店内の往来が自由になっており、週刊誌をむさぼり読む私向きであった。週刊誌に差別をもうけ、うちの店には置かない種類がある、などと構えている店は私の好みではない。」 P150「それにしても、映画が見られないと、私の生活は大きく欠落したものになってしまう。どうでもいいことだが、大竹まことさんが元気でテレビに出ているので安心した。他人のことは言えないが、〈ラジオ・キング〉大竹さんは白いものが多くなっている。もう一人、映画の主役で大泉洋という方は、良いコメディアンではないかと思う。大泉洋と二宮和也(この人はイーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」から好き)が私の血をたぎらせてくれる。」 P155「杖をついて部屋に戻ると、リモコンでNHKをつける。八時前に部屋に戻れるとは限らないのだが、戻れたなら、必ず朝のドラマを見る。何十年ぶりのことだ。前のH病院にいた時は六〇年代を舞台にしたドラマをやっていて、桑田佳祐の音楽がまず、よかった。この時代は私の青春でもあるので、風俗をチェックする。主演の女の子は丸顔なので、当時の服装が必ずしも似合わない。シシド・カフカも友人として出ていたが、松本穂香という女の子がよろしいし、将来もありそうだ。といって美女ではなく、変顔なのがいい。」

◇ テレビ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「徹子の部屋」を観そびれていた。ゲストは元若乃花の花田虎上。「虎上」と書いて「まさる」と読ませるのだが、干支でいちばん強いのは虎だから、虎の上で「まさる」なんだって。疑問が山積みになるような由来である。五十を過ぎると相撲の後遺症がどんどん出てくるという怖い話もしていた。

 昨夜の「バズリズム」には新しい学校のリーダーズが出演し、「オトナブルー」と新曲の「マ人間」を披露した。この番組はトークがあるから嬉しい。相関図が用意され、交友関係が語られたが、ちゃんみなは MIZYU と幼なじみなんだそうだ。コットンきょんとの関係は、きょんが甘栗カンパニーというユニットをやっていた時期にフェスで共演してから仲良くなったようだ。木曜に放送された「5時に夢中!」にも新しい学校のリーダーズが出演するというので録画しておいた。この番組、ちゃんと観るのは初めてかもしれない。木曜のコメンテーターは岩井志麻子と中瀬ゆかり。高校野球の慶応の優勝の話題を扱い、東スポの見出しは「新しい高校野球のリーダーズ」。番組の構成を把握していないが、新しい学校のリーダーズは後半に登場し、狭そうなスタジオで「マ人間」を生歌唱した。司会の垣花正からは和田アキ子とのコラボの話題が出され、和田アキ子は「新しい学校の人気者」と言い間違えていたって。岩井志麻子は首振りダンスをやろうとすると、どうしても腰を振ってしまう。

 放送中の「24時間テレビ」をちらっとだけ観て、今年のマラソンはヒロミだと知った。早い時間にいったん眠り、深夜に起きあがり、またテレビを観る。

 今夜の「さんまのお笑い向上委員会」には、遠藤憲一のものまねでおなじみのねんねんが初登場。さっそく、活躍していた。そのほか、ギャロップ、ダイタクも初登場。蛍原が炎上したというのはバラエティ番組を観ているとよく話題にはなっているのだが、ニュースとしては一度も目にしたことがないんだよな。向上ゲストは囲碁将棋が登場。ねんねんの登場が唐突な気もしていたが、そういえば、囲碁将棋の根建とねんねんは兄弟だった。

 「にちようチャップリン」は「センスありあり芸人SP」。豆鉄砲、友田オレ、まんざらでもねぇ、ダウ90000 が出演した。内村の世代でセンスがある芸人はと訊かれ、内村はジャドーズの名をあげる。土田は Z-BEAM の名をあげていた。ダウ90000 はこの番組は初登場なんだろうか。蓮見は「イロモネア」を観てお笑いを志したんだとか、これはここで初めて知る話だった。

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2023年1月22日日曜日

1月22日日曜日/テレビばかりの日曜日

◇ ラジオ・テレビ・映画

 早朝から少し眠り、午前中はテレビやラジオをあれこれと。タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、11時台はエレキコミックと片桐仁がゲスト。昨日は早朝に「木梨の会」にも出ていたようで、終わりのほうはオンタイムで少し聴いていたのだが、(ヒロミが出ているのはわかったが、)声だけでは誰が出ているのかわからなかった。エレキコミックはとんねるずとは会ったことがなかったのか。タモリとも会ったことがないというのだが、エレキコミックとラーメンズは田辺エージェンシー主催の「冗談リーグ」の出身なのに、それも不思議な気がする。昨日の「木梨の会」も、Spotify のポッドキャストで聴いてみると、エレ片の3人は番組中盤から登場していた。とんねるずのファンでありながら、憲武、ヒロミとはほぼ初対面。その段階から、「やついフェス」の出演もとんとん拍子に決めてしまうというこの展開の早さ。

 今朝の「サンデージャポン」は、新田恵利が出演していたのがちょっと珍しかった。鈴木エイトがついにレギュラー席のほうに座っていたのだが、じつはおニャン子クラブのファンクラブに入っていたことも最後に明かされる。今朝の「ワイドナショー」は、東野が体調不良のために欠席、山崎夕貴アナが進行役を務めた。松本が出演のほか、ヒロミ、安藤優子、志らく師匠、ELLYとうメンバー。話題のインド映画「RRR」を扱い、紹介する役にチョコレートプラネットが登場したが、じつにぐだぐだな解説。三浦瑠麗の夫の投資トラブルの話題は「サンジャポ」ではトップで扱っていたが、「ワイドナショー」では扱いはなかった。「TVタックル」には、宮崎県知事選後の東国原が出演のほか、今朝の「サンジャポ」にも出ていたロボット博士の古田貴之がこちらにも出演していた。中国の現状の話題だったが、古田貴之は中国の技術について語り、科学の話になると、たけしの表情もはっきりと興味を示す顔になる。

 「爆笑問題の日曜サンデー」は今日は駅伝中継のためにお休み。午後もテレビばかり。「週刊さんまとマツコ」は何度目かの「夢グループ」の特集。「笑点」は、演芸コーナーにはロケット団が、大喜利の助っ人には志らく師匠が再登場。土曜の「太田光のつぶやき英語」では、XXCLUB がイニャリトゥ監督にインタビューしていた。木曜の「ダウンタウンDX」は、賞レース優勝、準優勝コンビの特集。ウエストランド、さや香、ビスケットブラザーズ、コットン、天才ピアニスト、ヨネダ2000 が出演。やりたい放題のヨネダ2000。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。「フィラデルフィア物語」を観た。冒頭から、これは想像以上のコメディかと思ったら、意外とそうはならない。半分ほどでいったん中断し、少し眠ってから、残り半分を朝までに観た。

2022年6月20日月曜日

6月20日月曜日/北野武「首」

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。録画していた昨日の「笑点」を観ると、まず、演芸コーナーには宮田陽・昇が出演。大喜利の助っ人は、先週の若手大喜利で座布団を多く獲得した馬るこが登場した。若手メンバーが順番に出演するようなことを言っていたが、これは勘弁してもらいたい。宮治よりも若手が出るのならばいいけれども、新鮮さもなにもない若手たちよりも、ベテランのほうが観たいよ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、ナイツ土屋さんがゲスト。ほかの曜日のレギュラーなのにゲストで呼ばれるという番組も珍しい。高田先生と話していると、漫才ブームの知識が驚くほどないのだが、世代的な体験がないとはいえ、普段、Yahoo!で検索したりすることはないのだろうか。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。14時台は、バイきんぐ西村がゲスト。塙さんとはコールセンターのバイト仲間だったというのはこの番組でもよく語られているが、その職場では、かなり上の立場にまでなっていたんだそうで、そのような真っ当な社会性があるようにはなかなか見えない(見せない)ひとである。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊プレイボーイ」には、参院選の「注目候補」として、水道橋博士、乙武洋匡のインタビューが載っていた。インタビュアーは畠山理仁。玉袋の反応を訊かれた博士は「5月17日にメールを送りましたが、返事は今のところありません。」 別のページのゲッターズ飯田の連載コラムでは、参院選に出馬予定の有名人候補を占っている。博士については「運気は今年絶好調。夏はいまひとつですが、年末にかけてよく、来年、再来年はさらにいいでしょう。段取り、計算、理屈の星があり、政治家の星も持っていますから、将来はすごい政治家になる可能性も。」

◇ 二俣川

 シャワーを浴びて、垢を落としたら、汗が吹き出てしかたがない。ほんの少し前までは肌寒かったのに、あっという間に暑くなる。毎度思うことだが、ちょうどいい気候の時期はとても短い。15時過ぎから外出し、二俣川まで歩いた。ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、ミートソースボロニア風を食べた。眠気がひどくなるが、しばらく読書をして、夜になってからまた歩いて帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ・読書

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台は、ヒロミがゲスト。ナイツとはほぼ共演がないというのはちょっと意外だった。言われてみればそうかという感じだが、兄のはなわとヒロミの関係が強いからどうも錯覚していた。漫才協会に誘われると、入ると即答していたヒロミだが、冗談で終わらせずにこれはなんとか実現させてもらいたい。ヒロミはともかく、デビット伊東、ミスターちんを眠らせておくことがもったいないのだ。セントルイスからホンキートンク、そして、お笑い第三世代の話にもなるが、お笑い第三世代には笑組さんもいるよと誰か気がついてもらいたかった。笑組とB21スペシャルには「テレビ演芸」の時代の因縁がある。この日はオンタイムで聴いて、メールを出せばよかったと思った。

 土曜にオンタイムで聴きながら眠ってしまった「HONMOKU RED HOT STREET」も聴きなおすと、番組後半に、横山剣さんが所ジョージからの影響を語っていた。この番組ではたびたび紹介されている「ホング・コングの逆襲」というLPだが、その収録曲、「スブタ」「女嫌い」という数秒の曲と、「中国民話・白蟹傳」を続けてかけた。所ジョージに影響を受けたとはっきりと発言したのを今まで聴いたことがなかったから、さすが、やっぱりそうかという気にさせられる。

 昨夜に放送された「ドキュメンタリー「解放区」」が気になって録画しておいた。「まぜこぜちづる」と題した、現在の東ちづるを追いかけたドキュメンタリー。マイノリティを支援し、イベントを仕掛ける東ちづるのこのボランティア団体の活動には興味があったのだ。番組内で取材されていたイベントには、清野茂樹やダンプ松本も出演していた。知っていたら行きたかった。東ちづる「そう、私、ほんと今思ったらおかしいよね。自殺マニュアル、事故死に関するもの、死体写真集とか、ものすごいもってたんですよ。精神世界の本とか。でも、病んでるっていうか、それがね、安定剤だったんですよ。病まないように、それを見て落ち着かせてたんですね。」

 夜にブログの更新をもうひとつ。少し眠ってから、深夜に目覚めて、読書の続きをした。眠気をこらえながら、北野武「首」を読み終えた。2019年刊、KADOKAWA。昼にサイゼリヤで読み始め、今日のうちになんとか読み終えたいと思い、がんばったのだが、今まで読んだたけしの小説のなかで、これがいちばん読みにくかった。書き慣れていない時代小説であるということと、登場人物がぎこちない関西弁であるせいか。それと、映画化を前提にした小説であるために、映画のプロットにしかすぎないのではないか。公開が危ぶまれているという話も目にするが、時代劇とはいえ、「アウトレイジ」系統の映画なのではと想像しながら読んだ。本能寺の変を描いているのだが、天下取りの物語を、芸能界で実際に天下をとった人物が書いている、という構図の小説は、並の小説家にはどうしてもできないことだ。たとえば、秀吉のつぎのようなセリフ。「仲間もいっぱい死んだが、俺は生き抜いた。そうなると組頭にも認められて、中間、小者に取り立てられた。出世して思ったのはつまらんということさ。」「雑兵の時は自由だった。位が上がった途端に忠義やら何やらに縛られる。気ままに生きるには下っ端か一番上かだ」といったあたりには、たけし本人の心情を重ねたくなる。木村拓哉とのCMでは秀吉を演じていたが、たけしは、自身を秀吉に重ねているのだろうか。もうひとり、曾呂利新左衛門にも自身を重ねている部分もあるのではと思え、この小説は、曾呂利新左衛門が語る噺という構造にもなっている。小説としては面白くなかったが、誰が誰を演じるのだろうかと、映画のことを想像すると楽しくはある。巻頭には、岸川真に対する感謝の言葉があり、実質、岸川真は現在の共同執筆者のような立場といっていいんじゃないか。

2021年6月24日木曜日

6月24日木曜日/巣鴨・町屋



◇ 巣鴨

 昼前から外出。いよいよ夏らしい暑さになりつつある。相鉄線に乗っていると、途中で雨が降り、窓を閉めるようにアナウンスがあった。コロナの換気のために窓を開けていて、そこにゲリラ豪雨という組み合わせだ。過去にはなかった注意がいろいろと増える。東横線、山手線を乗り継ぎ、巣鴨まで、だいぶ、時間に余裕をもって到着した。巣鴨駅で降りることもめったになく、いか八郎の引退騒動以来である。駅前のパチンコ屋の前を通りがかり、あれっと思って近づいてみたら、店の広告にかしめさんが出ている。似ていると思ったが、ちゃんと名前が表記されていた。もうひとりのひとも落語家だろうが、名前が隠れていて見えなかった。

 西友に寄り、飲みものだけ買い、やけに広い道路を渡り、とげぬき地蔵に向かう商店街に入っていく。目的地はガモール志學亭。志ららさんが店長を務める落語カフェ(?)がオープンすると知ったのは「ビバリー昼ズ」だった。ホームページを確認すると、ちょうど落語会のある日に、別の予定で都内に出ることになっていたから、その前に寄ってみようと思った。落語会は14時から。ところが、20分前に着いた時点で、店員さんに訊ねてみると、満席だという。巣鴨駅には早く着いていたのに、わざわざのんびりしてしまった。おそらく、落語目当ての客ばかりではないのだろう。巣鴨の町の雰囲気をよく知らなかったが、なんのことはない、単にカフェとして大繁盛している。店員さんに二席空く予定と申し訳なさそうに言われ、また直前にお越しくださいということだったが、そのあとにもぞくぞくと客が現れる。これでは直前にきてもどうなるかわからず、まあ、せっかくきたけど、遠慮してもいいかという気になった。オープンしたばかりで、対応法がまだうまくできていないだろう。そもそも、ホームページを見ても、料金は飲食代だけということなのか、はっきりしない。しかし、繁盛していることがむしろ嬉しかった。少し先に進んだところにとげぬき地蔵尊があり、とりあえず、そちらを観光する。お参りするわけでもなく、ぶらぶらし、高座の様子をちょっと見てみたいと思い、14時過ぎにまた店の前に行ってみると、入り口のガラス扉を閉めている。落語のときはそりゃそうか。透明なガラスだから、なかは見えるのだが、落語会はまだ始まっていなかった。店の前で待っているわけにもいかず、あきらめて通りすぎる。


 事前に周辺の古本屋を調べると、この商店街を抜けた庚申塚のほうに一軒あり、そちらまで歩いてみることにする。それにしても、この人出の多さはなんなんだと思うほどだった。平日の昼間だが、年寄りには関係なく、露店もびっしり出ている。このコロナ禍の都内で、巣鴨がいちばんにぎわっているのではないか。商店街の終わりまで進むと、庚申塚の駅がすぐで、古本屋はその向こうにあった。かすみ書店というお店。わざわざやってきたが、残念ながらシャッターが閉まっていた。ブックオフに寄りたいと思い、今度は大塚まで歩く。この道は、スタジオフォーに行くのに歩いたことがあった。庚申塚からは、15分程度で大塚に到着。わざわざやってきたブックオフだが、買うものが見当たらず、2冊だけ買った。大塚で食べていこうと、駅前のごちゃごちゃしたエリアを覗くがなかなか決められず、やたらと歩きまわることになった。幸龍軒という中華屋に決め、とろレバ丼を食べた。900円。







◇ 都電

 これからがその別の予定で、町屋まで移動する。大塚駅前から、都電荒川線を初めて利用してみるが、路線検索すると、これがいちばん安いのだ。走っているすがたを見るとかわいらしく、乗ってみたいと思うが、しかし、実際に乗ってみると、たいして面白いもんじゃない。景色がいいわけでもなし、乗客もおおむね普段から利用しているような雰囲気で、もの珍しくて乗ってみたような人間は自分以外には見当たらず、きょろきょろするだけみっともない。大塚から座れたが、途中、お年寄りがずいぶん乗り降りする。席を譲るべきかと思っていると、みんな目の前を通りすぎ、車両の後ろに進んでいく。降りそこねてはいけないから、出口に近づいておくということなのか。あるいは、前から乗ってくるひとがいるから後ろに詰めておくというマナーなのか。乗車法はバスと同じで、車内で本を読むと酔うのではないかと思っていたが、そんなこともなかっただろうか。車両はバスよりも長い。40分、ぼんやりすることになり、混雑する区間もあり、目の前に人間がいるから視線のやり場に困る。混雑すると、風景はますます見えない。町屋の直前にはだいぶ混んでいたが、町屋で降りるひとが多かった。サンポップ町屋のサンマルクカフェに入り、アイスコーヒーとチョコクロを食べた。コーヒーのSサイズが、いつの間にか300円になっていた。滞在時間、2時間弱。


◇ 町屋

 18時半ちょうどに、かふぇ若茶に。「ハデジのまたまためんどくさい」の公開収録にお誘いいただき、収録は19時からだが、やや早めに伺った。ゆたかさん、かずおさん、河崎さん、池沼さん、すでにみなさんそろっている。今回は、奥の鉄道模型がバックではなく、店の真ん中にしゃべる場所を作ってあり、お客さんも少ないようだから奥の席に着いた。アイスカフェオレをいただく。収録前に座り位置の確認があり、かずおさん、河崎さんはその位置のまま、雑談をしていたのだが、かずおさんが自分に向かってよく話しかけてくれる。YouTube で観たカエルの捕食の動画について、なぜ自分に向かってそんな話をするのかがよくわからなかったが。収録内容の打ち合わせも少しあり、その話の流れで、かずおさんの若いころの話を初めて知ったが、「テレビ演芸」のときのヒロミとのエピソードが面白く、それを収録前に聴けたのが嬉しかった。原田泰造とは東村山の先輩後輩の関係で、かずおさんとつき合いがあるというのも知らなかった話で、ゆたかさんからは細かい過去の話をいろいろと教わっているが、かずおさんはかずおさんでやっぱり面白い話がある。収録では、少し前にツイートされていた、1990年の「オリーブ」に載っていた芸人の人気ランキングの話題をする。1本目の収録は、ランキングの1位になっていた Z-BEAM の話が長くなり、ほかの芸人にまでは触れられず、2本目で、ほかの芸人についてはざっと駆け足で語られた。ランキングでは、鮫島伸一、バカルディを話題にし、バカルディのエピソードから芸歴の話にもなり、初めて知ったが、好江師匠のカバン持ちの時代も含めると、正確な芸歴では、かずおさんはウンナンよりも先輩になるのだ。つまり、伊集院もウンナンより先輩ということになる。こんな話はいくらでも聴いていたかったが、3本目は弟子のムサシさんが加わり、ムサシさんが買った派手な衣装を話題にする。

 20時半には収録は終わり、カフェオレ代を払い、すみやかに失礼する。収録抜きにあれこれ質問したいくらいだったが、収録後に雑談していいものか、いつも計りかねる。町屋から千代田線、明治神宮前で乗り換え、副都心線、東横線直通の各停でのんびり帰ってくる。電車内、読書をしようとするも、記憶を刺激されたせいか、脳が興奮している。帰宅前にコンビニに寄り、「週刊文春」の小林信彦の連載だけを立ち読み。帰宅は23時過ぎになるが、その直後、激しいどしゃぶりになった。あと少し遅かったら、ずぶ濡れになるところだった。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、光浦はカナダに留学するため、来週からは新パートナーが登場するようだ。深夜1時過ぎに眠る。

2021年4月30日金曜日

4月30日金曜日/今週の小林信彦


◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。今日は暖かくなりそうなので、パーカーで出る。まず、横浜から東海道線で東京駅まで。築地市場のあたりで昼食になり、なか卯で和風牛丼を食べたが、この店は十年以上前、汐留の書店で働いていたころにときどき利用していた店だ。当時は気がついていたか忘れてしまったが、手前は永谷商事のビルだった。夕方には浜松町にたどりつき、どこかでひと休みしようと、グーグルマップで検索すると、貿易センタービルの地下にサンマルクカフェを見つけたが、行ってみると閉店したとの貼り紙があった。ほかの店も閉まっていて、閑散としている。ここの地下はまるごとなくなるのだろうか。浜松町を離れ、田町まで歩き、ベローチェに入った。アイスコーヒーと、カレーパンを食べる。金の計算をしてから、読書をした。ゴールデンウイークは金が心配なので、絶えず金の計算をする。




◇ 雑誌・テレビ

 帰りは泉岳寺まで歩き、京浜急行に乗るが、その前にコンビニに寄り、水曜発売の「週刊文春」をようやく立ち読みした。小林信彦の連載ではテレビ番組を話題にしていて、「有吉ゼミ」や「バナナサンド」のことを書いているので驚いてしまった。小林信彦がまさか、ヒロミのDIYを絶賛するとは、古い小林信彦ファンはもはやついていけないんじゃないのか。あるいは、「世界まる見え」で観たという加藤茶の私生活から、加藤茶のギャグを手伝った記憶も書かれていて、小林信彦以外の書き手ではありえない芸当だ。

 帰宅は夜になり、録画していた昨夜の「アメトーーク!」を観た。「おいでやす小田大好き芸人」として、麒麟川島、かまいたち、ダイアン、スーパーマラドーナ武智、三浦マイルドというメンバー。電流が流れる仕掛けの椅子に、おいでやす小田、ダイアン津田、三浦マイルドが順番に座っていくパターンができあがっていくのに爆笑した。テレビを観たあとは記憶がない。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...