ラベル 怪奇Yes!どんぐりRPG の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 怪奇Yes!どんぐりRPG の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年4月1日金曜日

4月1日金曜日/ブッチャーブラザーズ

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をしようとするが、一気に書きあげられない。1月の日記がまだ書き終わらないというのに、4月になってしまった。今朝はまた寒い。ストーブをつける。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ダビングのセットをしてから、そのあいだにブログの続きを書く。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、怪奇!YesどんぐりRPG がゲスト。中川家を相手に、すべてふざけた受け答えをする3人。誰を観てお笑いをやろうと思ったかと訊かれ、アキトはダイマルラケット、サツマカワは田上よしえ、どんぐりは芋洗坂係長と答えた。どこまで本当なのかわからないことしか言わないのだが、「オンエアバトル」や「エンタの神様」に影響を受けた世代であることは間違いなさそうだ。11時半からは「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴き、今日の「中川家 ザ・ラジオショー」も家を出るまでつけておく。

◇ 中野

 昼過ぎから都内に。横浜から東横線、山手線、中央線を乗り継ぎ、中野まで。まず、ファミリーマートを探し、チケットを引き換えようとするが、セブンイレブンの癖で、レジに直接行ってしまった。ファミリーマートはファミポートを利用するシステムだ。サンモールを横切り、飲み屋などが集まるエリアを抜け、早稲田通りに出て、古本案内処に寄っていく。この店を訪れるのは二度目だが、今回は買うものを見つけられなかった。いい本はあるが、値付けが手堅い。ブックオフにも寄るが、こちらでも今日はあまりいいものは見つけられず、110円の新書を2冊買っていく。氏神一番のサイン本を見つけたから、まあ、良しとしよう。





◇ ライブ

 中野駅のほうに戻り、サンモールの梅もとに入り、チキンカツカレーを食べた。490円。中野駅の南側に移動したときには、あたりはすっかり薄暗くなった。「ブッチャーブラザーズ40周年+1記念単独ライブ」を観るため、なかのZEROホールに。40周年のライブを本当は去年やるはずだったが、コロナで1年延期になった。だいぶ早く、開場時刻の18時半にもならないうちに着いてしまう。会場の小ホールの入り口の前にはひとが溜まっていて、有名人でもいたかもしれないが、薄暗くてわからない。いったん、大ホールがある建物の地下のトイレに行き、入場で混み合いそうだと思い、少し待ち、18時40分になってから入場した。入り口が混み合っているのは、当日引き換えが多いせいだった。チケットを引き換えるまで、席がどこかは知らなかったが、なんと、2列目の6番だ。1列目は空けていて、2列目の席は5番から始まり、通路から2番目の席だった。そんなに早くチケットを獲ったんだったか。どういうわけか、両隣りの席が空いていたが、通路側の席の客は開演からしばらく経ってからやってきた。開演は遅れ、19時になっても始まらず、10分経ったころに、BGMだった「マツケンサンバ」の音量がだんだん大きくなると、幕が上がり、それだけで拍手が起こった。まずは、ブッチャーブラザーズの歴史をラップした曲がかっこよく流れる。ラップはどうやらダースレイダーだ。センターマイクがあり、舞台両端からブッチャーブラザーズが登場。漫才から始まるのかと思いきや、なんと、流れるはずだった映像が流れなかったというトラブルが起きていたようだ。映像が復旧するまで、しゃべってつなぐという、いきなりハプニングから始まった。

 改めて開演し、40周年のライブが始まる。まず、おなじみの「ボケない漫才」。そして、そのまま、ステージ上に長机と衣装掛けが登場し、ソデには引っ込まずに、つぎのコントの衣装に着替えながらいろいろと思い出話などをする。そういえば、国立演芸場で観たとき(20周年!)もこのスタイルでやっていたはずだ。若手時代に共演したとんねるずやダウンタウン、それから、それ以前の東映時代の話では福本清三の名前が出たりなど。◆1本目のコントは「ハンバーガーショップ」。店員役のぶっちゃあがいるところに、労働者風のリッキーが現れ、注文した海老バーガーではなかったとクレームをつける。上の人間を出せと言うが、ぶっちゃあは自分が店長だと言う。ところが、リッキーには、ぶっちゃあがどうしても高校生に見える。不条理な世界に惹き込む手つき、逆転する展開も鮮やかだ。◆2本目は「賞と罰」。クイズ番組の設定で、舞台には、リッキーの司会者と、ぶっちゃあの解答者がいる。後ろのスクリーンの映像は2分割され、ふたりの顔が映されている。1問正解するごとに賞品が発表され、スクリーンに映されるが、その賞品は、ブラウン管のテレビ、業務用コピー機、三段ベッド、台風で折れた大木など、もらうと困るものばかり。しかし、不正解になると、すきやばし次郎の食事券や海外旅行が当たると気がつき、わざと不正解になろうとするが、司会者はどうしても商品を与えようとする。◆つぎはコントの合間の箸休め的なコーナーで、キャバレーの営業ネタを披露した。ぶっちゃあが超能力者になり、お客さんがスケッチブックに書いた数字を見ないで当てるのだが、数字の回数だけ、リッキーがぶっちゃあのあたまをスリッパで引っぱたくという仕掛け。数字が3桁になり、どうするのかというのが落ちになる。◆3本目のコントは「おい!豚次郎」。失業者のぶっちゃあがベンチに座っていると、シェフのかっこうをしたリッキーが現れ、ぶっちゃあを「豚次郎」だと思い込む。リッキーは「キッチン豚次郎」のシェフで、半豚人の豚次郎が逃げ出したとか、そんな内容のコントだった。このコントだけは、あとの着替えの時間にかもめんたる・岩崎う大の作だと明かされていた。台本協力として、ほかに、三拍子・高倉、わらふぢなるお・ふぢわら、西野大介、大森カンパニーの名が事前に発表されていたが、誰がどの台本かというクレジットはなかった。◆4本目は「花村さんを偲ぶ会」。老人に扮したぶっちゃあ、リッキーが、遊び仲間だった花村さんを偲びにやってくる。買ってきた缶ビールを飲もうとすると、1本だけカシスオレンジを買ってしまっていて、誰がカシスオレンジを飲むかで争う。◆5本目は「ふるさと」。サラリーマンになり、ふるさとに帰ってきたリッキーが、小学生のすがたのままでいる同級生のぶっちゃあに出会う。小学生から半豚人まで、コントならではの演技の幅を見せるぶっちゃあに笑わされる。◆5本のコントが終わり、最後は、映像と一緒に歌が流れた。ブッチャーブラザーズが今までに出会ったひとびとの似顔絵がつぎつぎに現れ、40年をしみじみとふり返るような歌かと思えば、歌っている内容はピンクサロンの営業のエピソードなど、とびきりくだらなくて爆笑させられた。いや、そのくだらなさが余計にしみじみさせるのだけれども。拍手に包まれ、ブッチャーブラザーズが再び登場し、50周年に向けたあいさつをする。そのあとに、30周年のときの、40周年に向けたあいさつの映像を流したのは洒落た演出だった。

 21時前に終演。客席に有名人もいただろうけど、マスクもしてるし、誰も見つけられなかった。駅の手前のベローチェに寄ろうかと思っていたが、21時閉店で、ひと息つく間もなく帰る。中野から中央線、山手線を乗り継ぎ、渋谷からは東横線、各停で座って帰り、ライブの余韻を味わいながら、覚えているうちに詳細なメモを作っておく。

◇ テレビ・音楽

 帰宅は夜遅くなり、録画していた「バイキング」の最終回を観た。普段から観ていたわけではまったくないが、最終回は気になり、録画しておいた。昼にも追っかけ再生で途中まで観ていたが、終盤の1時間ぐらいは過去の傑作選になり、最後は、坂上忍の会見という形式で質疑応答をする、事前に収録されたVTRが流された。普段からこの番組を観ている視聴者はわかるのだろうが、その場にいた記者たちは、この番組によく出演していたコメンテーターたちだったのだろうか。芸能記者の中西正男が最後に鋭い質問をする。坂上忍が過去に起こした出来事と似た出来事を扱うことになったときにはどうしたかという質問だったが、しんどかったと、坂上忍は本音をついに漏らし、涙した。

 Spotify のニューリリースから、木梨憲武の「One Night Carnival」のカバーを聴いた。北島三郎的な祭りと気志團の融合とでもいうべきか、ヤンキーの解釈としてはとても正しいんじゃないか。ねぶたにしても、フェイクだからなおいい。深夜1時過ぎに眠る。

2021年10月12日火曜日

10月12日火曜日/秋がなくなった

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた土曜の「ゴッドタン」をようやく観る。おぎやはぎとナイツで「ジジイ芸人キレ悪検証テスト」。劇団ひとりの若手時代のリズムネタに挑戦し、続いて、怪奇 Yes!どんぐりRPGのネタに挑戦する。ギャグをやるメンバーが交代でセンターにくるというのは、これはジャドーズのスタイルと同じだ。TikTok でバズっている「千円ちょうだい」というのは知らなかったが、4人がこれをやると絶対につまらなくなるのがくだらなくて爆笑した。「ゴッドタン」をDVDに保存しようとしたら、まだ残量があるはずのDVDに録画できないとの表示が出る。また無意識にファイナライズしてしまっていたのか。なぜこういう無駄なことをするんだろう。

 土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」もタイムフリーでようやく聴いた。14時台は、木梨憲武、ミッツ・マングローブがゲスト。木梨憲武の新譜は Spotify で一度だけ聴いて、もういいやと思い、それっきりだったが、マツコ・デラックスと3人による楽曲は、放送で改めて聴くと、マツコとミッツに引っぱられて、憲武もちからがこもっている。ミッツの女装の原点に、木梨憲武のコントでの女装があったというのは面白い話。憲武も、若いころには2丁目に通っていた時期があり、そこで吸収した芸があるというわけで、芸が循環している。13時前からはオンタイムのラジオに切り替え、「ナイツ ザ・ラジオショー」の前に「ビバリー昼ズ」のエンディングから聴くと、東貴博とナイツで、おぼん・こぼんの話になった。娘ふたりのコンビには、かつて「ビバリー」で、東が中継に行ったそうで、最初は「おぼん子・こぼん子」という名前だったというのは知らなかった。おぼん・こぼんのつぎはTake2だという話にもここで触れる。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「サンデー毎日」には、先週に引き続き、松尾潔による「永六輔の光跡」の後編が載った。先週の前編では、幼いころに母に連れられて観た永六輔の講演、そして、その講演のあとに、母が、江藤淳の著書に永六輔のサインをもらった記憶が綴られていたが、後編には永六輔との再会が綴られる。2008年に、EXILEの作詞作曲でレコード大賞を受賞した際に、「土曜ワイド」の中継ゲストに出ることになり、そのときに幼いころの記憶を伝え、それから改めて、スタジオにゲストとして招かれることになる。永六輔が早口に語った作詞をやめた理由に、松尾潔は控えめに同意しながら、「変わりゆく、変わらないもの」というアミリ・バラカの提唱した概念を引き、現状の説明を試みるが、永六輔はそれでもなお、現状の大衆音楽のありかたに疑義を呈した様子が描かれている。そして、永六輔と最後に会ったのは、デューク・エイセスの60周年記念シングルを松尾潔がプロデュースするという大役をゆだねられたときだった。「週刊朝日」の一之輔さんの連載エッセイは、10月1日が命日の志ん朝師匠の思い出を。一之輔さんは、志ん朝が亡くなった年の5月に一朝に入門しているのだ。素人時代に最後に聴いた落語は、その年の4月に池袋でトリをとっていた志ん朝の「火焔太鼓」だという。「サンデー毎日」では、中野翠も志ん朝について書いていた。

 これといって、外出する用はなく、午後に近所の郵便ポストまで投函に行くのみ。小雨。外に出ると、半袖ではだいぶ涼しい。昨日も天気予報を確認していたが、予報どおり、ようやく涼しくなってくれた。さすがにこのまま、冬に向かうだろうか。なんだか今年は、秋の期間がなくなってしまったかのようだ。

◇ テレビ・映画

 録画していた今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは桂吉弥。初出演だとは思わなかった。米朝の「徹子の部屋」出演時の映像も観ることができた。1990年の放送。米朝、65歳か。吉弥からは、米朝が「紅白」の審査員をやったときに、安室奈美恵がいちばんよかったと言っていたエピソードが語られた。お客さんいじりをしなかったという米朝に、黒柳徹子も共感を示す。吉弥を見ていると、五十歳だというが、同世代のほかの落語家に比べると、非常にまともな社会人に見える。きちんと世間のなかに生きているということだろう。東京の落語家のことしかわからないが、落語家風のバリヤーを張っているようなひともいっぽうでは多く、世間一般のおとなとはまとっている空気がどうも違う。

 アマゾンプライムで映画を1本。「DUNE/デューン 砂の惑星」の監督をしているドゥニ・ヴィルヌーヴの過去作を観たいと思い、「静かなる叫び」を観た。ウィキペディアにあたると、アマゾンプライムにあるなかではいちばん古い作品で、賞もたくさん獲っているし、77分という時間も観やすくてちょうどいい。モントリオールの大学で実際に起きた銃乱射事件を題材にしていて、その事件のことは知らなかったが、女性を標的にしたいわゆるフェミサイドという犯罪で、2009年の作品だが、むしろ、非常に現在的な題材だ。実際の事件は1989年に起きている。モノクロの映像で、描いている場面は暴力的だが、語り口は静謐で、起きた出来事を描きはするが、多くを語ってはいない。この監督の作品では「メッセージ」だけは劇場で観ていて、これで2本目だが、ほかの作品もまだ観てみたくなった。

 ツイッターを見て、小谷野敦のツイートから、綿野恵太という文筆家が小田嶋隆から執拗に批判されているということを知り、自分とはまったく関係がないのに、不愉快でたまらなくなった。小田嶋隆みたいな人間は大嫌いだ。23時頃には眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...