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2020年12月16日水曜日

12月16日水曜日/良い加減

◇ 貧乏暇なし

 連日の寝不足。今日も朝から都内に。夕方、高田馬場で解散になり、もちろんブックオフに寄ることになるが、買える本がまるでない。どこのブックオフがいい店かというと必ず挙げられる高田馬場店だが、スキのなさとも表裏一体である。帰りに渋谷の乗り換えでまんだらけにも寄るが、ここの階段の百均のほうが自分にとってはよっぽど確実で、渋谷を通る用があるときはなるべく寄るようになった。今日も、発売から間もない新書を一冊見つける。渋谷はもう一店、古書サンエーの外の均一棚もよく覗いていくが、ここもなかなか買うものがない。

◇ 今日の読書

 きたやまおさむ・前田重治「良い加減に生きる」を読み終えた。2019年刊。講談社現代新書。「歌いながら考える深層心理」という副題がついていて、きたやまおさむの歌詞を、きたやまおさむと同業者でもある精神科医の前田重治、きたやま本人が分析している。しかし、ここに出てくる楽曲にそれほどなじみがあるわけでもなく、これを機に、Spotify でフォーク・クルセダーズの楽曲を聴いたりもした。

 フォーク・クルセダーズには関心がないこともなかったのに、不思議と縁がなく、CDは一枚も買ったことがない。配信時代のありがたさで、改めてきちんと聴いてみると、今まではじつに漠然としたイメージしかもってなかったのだと反省することになった。フォーク・クルセダーズは加藤和彦のバンドだと思っていたのだが、このバンドにあるユーモアを担っていたのはむしろ、きたやまおさむだったのかということにだんだん気がついていく。フォーク・クルセダーズについて、まるで無知な人間の感慨である。

 となると、自分の関心は、加藤和彦よりもきたやまおさむに比重を傾ける必要がある。この本のなかでは、加藤和彦の自死についても何度も触れられている。加藤和彦は作品が書けないという問題で悩んでいた。さらには、贅沢な暮らしがもはやできなくなってしまい、それが嫌になっていたということが理由でもあったようで、「私に言わせれば、分相応の生活をしておれば、経済的に追い詰められることはなかったと思います。」ときたやまは語っている。きたやまは、彼は超プロで、自身の立場はセミプロだったとも言っている。「良い加減に生きる」というのがこの本のタイトルである。

◇ポッドキャスト

 ポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」の「大竹紳士交遊録」を聴いた。大竹まことときたろうで、小松政夫の話をしていたのがよかった。大竹が「上に行くのを拒否したひとなんだよ」と言っていた。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...