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2023年9月3日日曜日

9月3日日曜日/夜の堀之内

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた「ボクらの時代」を観る。吉永小百合、大泉洋、YOUという顔合わせは、山田洋次の新作で共演した3人。撮影時の山田洋次監督の話はもちろん、市川崑の名も出る。YOUに印象に残った共演者を訊かれると、吉永小百合は松田優作の名をあげた。1983年のことだろうか、野坂昭如が選挙に出たときに、応援しなきゃと思って新潟まで応援演説に行ったら、松田優作がそれを知り、本読みの日に「素晴らしいです!」と言って握手を求めてきたという。それがきっかけでお互いに気持ちが通い合ったという話だった。この話は知らなかったな。その時代には知られていた話なのだろうか。

 タイムフリーで、昨日途中まで聴いた友近の「シン・ラジオ」の続きを聴くと、この日はYOUがゲストだったが、ちゃらんぽらん冨好さんが放送前の「ボクらの時代」にちょうど興味を示していた。ここでもやはり、吉永小百合や山田洋次の話をしていた。



◇ 川崎

 午後から外出。川崎まで。東口の地下街、アゼリアで昼食にしようかと思っていたが、日曜は混んでいるし、そもそも安い店がない。モアーズの地下に入ると、ここには香蘭という店があり、この店で、おすすめ定食のキクラゲと玉子豚肉炒めを食べた。600円。アゼリアよりも空いているし、安い。川崎競馬場の近くまで用があり、帰りは夜になる。せっかくだから、川崎駅に戻る前に堀之内を歩いてみたが、日曜の夜だからかずいぶんひっそりとしていて、たいして面白みがない。わざわざ歩いてみたくせに、かえって気がすさんだ。西口に移動し、ミューザ川崎のマクドナルドに入り、ひと休み。スマホの充電をして、少し読書をしてから帰る。

◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、中野翠「ほいきた、トシヨリ生活」を読み終えた。2022年刊、文春文庫。親本は2019年刊。中野翠は1946年生まれ、刊行時は73歳か。うちの母親と世代が近いから、こういう本はちょっと気になるのである。とはいえ、そこは中野翠だから、映画の話も多いし、婆さんのファッションについても楽しく書いている。ペーソスのほうにもいかないし、達観もしていない。ミーハーなままで年寄りになるのも悪くないなと思わされる。

 帰宅前に雨に降られる。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」を観ると、冒頭から、ジャニーズの問題にたっぷりと時間を割いていた。バスケの話題があり、そのあとは、プリゴジン死亡報道の続報。ウクライナ側の情報を知る人物として、なぜかここに鈴木エイトがVTR出演した。カメラが部屋に通されると、妻の友人の娘だというプロバレエダンサーの井手夢子さんというひとが登場し、このひとはウクライナのバレエ団に在籍していたという。スタジオでは中村逸郎が解説をする。そのあとには、杉村太蔵と肉乃小路ニクヨの「サンジャポ不動産」という新企画があったが、これは早送りした。

 今日の「笑点」は、冒頭で、先週の「24時間テレビ」で発表された木久扇師匠の卒業について改めて報告があった。秋田収録、演芸はとにかく明るい安村。この芸は歌丸師匠だったら許さなかったんじゃないか。深夜1時頃に眠る。

2021年9月26日日曜日

9月26日日曜日/御茶ノ水





◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。涼しく、パーカーを着ていく。昨日と同じく、ワテラスの近くまで行くことになった。昼食は、御茶ノ水駅近くの、カレー屋ジョニーというカウンターだけの狭いカレー屋に入り、ロースカツカレーを食べた。710円。池袋に牛焼ジョニーという店があるが、どうやらそこの系列店のようだ。アルコール消毒液の容器もべとべとになっているような店で、衛生的に大丈夫なのかなと思いながら使ったが、福神漬の容器も、怖いから触れなかった。御茶ノ水駅にもしばらく寄ることがなかったが、秋葉原寄りの改札はとり壊されて、大がかりな改築工事をやっている。

◇ ラジオ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。毎週聴いているわりには「若狭湾の日」というのがなんだかよくわからなかったが、その企画で、福井県小浜市から、外山惠理アナとノッチの生中継があり、その日にそこで落語会があるという桂米二も登場した。爆笑問題と米二のからみというのが珍しい。「日曜サンデー」は中断し、続けて、先週日曜に放送していた「村上RADIO」のプレスペシャルという番組を聴いた。坂本美雨ともうひとり、小川哲という作家がパーソナリティ。早稲田大学内にオープンするという村上春樹ライブラリーの特集で、顧問を務めるロバート・キャンベルも出演した。隈研吾による建築だということを、この番組で初めて知った。

 ツイッターから、桜井順の訃報を知った。今年は伊藤アキラも亡くなり、三木鶏郎門下がまたひとりいなくなった。今日はたいして面白いことのない一日で、YouTube を漁ることもめったにしないのだが、野坂昭如の動画を探したくなり、というのも、桜井順が作詞した「ダニアースの唄」を聴きたくなったからで、これはCDも入手困難だし、サブスクにも入っていない。(じつは「ロック画報」の付録CDで聴けるのだが。) それから、野坂昭如がクレイジーケンバンドと共演している「マリリン・モンロー・ノー・リターン」(作詞・桜井順)の映像を観たが、てっきり、CDにもなっているライブのビデオだと思って観ていると、歌詞を変えるアドリブが入っていたりする。最後に、野坂昭如と近田春夫の対談が入っていて、これはテレビ番組なんだとわかった。野坂昭如が歌の最中にフジテレビと言っていて、フジテレビの番組だからかと納得した。CKBと野坂昭如の共演をテレビでもやっていたとは、今までちっとも知らなかった。この番組、ほかの回に観たことがあると思うんだけど、番組名を思い出せない。深夜0時頃に眠る。

 

 

2021年3月17日水曜日

3月17日水曜日/丸の内


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。昼食は東京駅丸の内口、目利きの銀次で、ランチメニューのシーフードカレーを食べた。味噌汁付きで、500円。午後、八重洲口のベローチェでひと休み。クリームパンを食べた。音楽を聴きながら、少し仮眠を。しばらく読書もしていく。深沢七郎「楢山節考」を読んだ。読んでおかねばと思っていた小説だったが、深沢七郎も今まで縁がなく、まるで通ってはいなかった。

 夜に帰宅し、録画してある「グッとラック!」を観る。コロナ関連、アストラゼネカ製ワクチンが欧州各国で接種中断になっているという。緊急事態宣言解除について、先行解除の大阪を取材していた。後半はがらりと変わり、カレーはぜんぶ混ぜるか混ぜないか論争をやる。昨夜の「石橋、薪を焚べる」には伊集院静が出演して、野坂昭如が石橋貴明を殴った一件が話題に出た。ここで交わされていた会話は、今の地上波テレビのなかではつくづく貴重だ。

2021年3月10日水曜日

3月10日水曜日/蔵前





◇ 蔵前

 朝から都内に。昼食は蔵前になり、すき家でビビンバ牛丼を食べた。隅田川テラスのベンチで、ひと休みする。今日は春のような暖かさ。周辺を歩いてみて、浅草、両国との距離感が初めてつかめた。蔵前駅の地下鉄の出口を出てすぐのところに、御蔵前書房という古本屋がある。写真では見たことがあったが、とんでもなく年季の入った店だ。棚が傾いてしまっていて、店の奥に入っていっていいものか。というよりも、店全体が傾いている。外からは店の奥は見えず、会計をする際はこの奥に入っていくのだろうが、まるで洞窟にでも入っていくような探検家の気分がする。手前のほうの棚を眺めると、あまり手入れがされないまま、長らく売れ残っていそうな本が多く、そのなかにもこれはと思う本はあるが、さすがに安くはない。なにか買うものがあればと思ったが、なにも買わなかった。

◇ 読書

 夕方には横浜駅まで戻り、ムービルのモスバーガーに入る。テリヤキチキンバーガーを食べ、コーヒーを飲み、読書をしてから帰る。

 野坂昭如「俺の遺言 幻の「週刊文春」世紀末コラム」を読み終えた。2016年刊、文春文庫。「週刊文春」連載コラムのなかから、単行本化されていない1995年以降のものを厳選した文庫オリジナルで、1999年の最終回まで掲載されているから、まさに世紀末コラムだ。編者は坪内祐三。坪内も連載していた「週刊文春」のバックナンバーを整理しているうちに、野坂のその時代の時評が衰えていなかったことを発見する、その過程が解説に書かれている。こんな本は、坪内祐三でなければ編まれない。野坂昭如は2015年に亡くなり、坪内祐三は2020年に亡くなった。

 夜に帰宅し、もう少し読書をする。奇しくも、コラムの名手をもう一冊、小林信彦「コラムは笑う」を読み終えた。1992年、ちくま文庫。こちらは1983年から1988年に「キネマ旬報」に連載されたコラム。編集部の要望により、映画以外の批評にも触れる〈エンタテインメント評判記〉というかたちをとったそうで、この時代に少年だったものとしては、テレビの話が特に面白い。具体的には、とんねるずやたけしについての評価が。あるいは、たけしに「理解不能な中傷」をされたという一件(P204)はこれを読むまで知らなかったし、また、談志師匠が「週刊サンケイ」に連載していた映画評に強い共感を示している(P378)ところには感慨も湧いた。ほかにも、高田文夫の落語、円丈の「御乱心」、「ゆきゆきて、神軍」などなど、楽しく読んだ。

(★目次では見つけられない箇所だけ、ページを記しておきます。自分で探しなおすときのために。)

 

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...