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2023年2月7日火曜日

2月7日火曜日/大森貝塚


◇ 東京

 夜中に何度も目覚めるが、なかなか起きあがれず、どうも疲れてしまっている。数日前からなぜか鼻汁がひどくなり、しょっちゅう鼻をかむから、ティッシュがどんどん減る。夜も鼻呼吸ができず、目が覚めるとくちのなかがからからに乾燥していて、そのせいだと思うが、口内炎もひどくなってきた。酸素の吸収もおそらく充分でなく、ぼんやりとした眠気にずっと覆われている。

 今日も朝から都内に。東京駅まで出て、昼食は大手町ファーストスクエア、串八珍に入り、もも焼き丼を食べた。950円。オアゾの丸善に寄り、映画関係の棚にあった「キネマ旬報」の年間ベストテンを立ち読みしていたら、近くにいた外国人のおばあさんに尋ねられた。本を探しているようで、どこかで店員に訊いてきたんだろう、棚番号と書名が書かれたメモをもっている。尋ねた相手がたまたま自分だったからよかった。英語は話せないが、元書店員としては、これは探してあげないわけにはいかない。棚番号は本棚の端には表示されているのだが、各棚にはないからこれはシロウトには難しい。探しているのは「ゴジラ VS キングギドラ」という本で、おばあさんには不似合いだが、誰かに頼まれたのか。ゴジラ関連の本がまとまっている棚はすぐに見つけたが、書名からしてどうも大判っぽいと思い、棚のいちばん上に並んでいる大判の本を目で追っていくと、見事、その本を発見した。これは丸善の店員でも見つけられたかわからない。おばあさんは大喜び。なんにせよ、棚のいちばん上では、このおばあさんの背丈では取れなかったろう。

◇ 大森

 それから、東京駅から京浜東北線に乗り、大森に移動する。そういえばと思い出し、ふと、大森貝塚を確認してみたくなった。少し前に、みうらじゅんがラジオで大森貝塚についてしゃべっていて、大森に寄ることはよくあるから、一度、確認してみたいと思っていたのだが、日が暮れる前に訪れる機会がなかなかなかった。改札前にあった地図を見てみると、もちろん、大森貝塚は載っている。大森駅の西口に出て、大井町方面に少し進む。地図によると、どうやら、NTTの建物の脇道を進んだ奥にあるらしいのだが、行ってみると、その入り口には石碑のレプリカが立てられていて、ここだとすぐにわかる。入り口の門は17時に閉まるようで、あと30分程度という時間だったから、少しもたついていたら間に合わなかった。細い道を進み、階段を降りていくと、先客の話し声が聞こえる。大森貝塚に興味がある人間がほかにもいるようで、男性がふたり、ひとりはすぐに出ていったが、ひとりのおじさんは石碑の奥に留まっていた。なにしてるんだと思うが、向こうからしたら、お前こそなにしにきたんだというところだろう。石碑の実物はでかい。すぐ目の前は線路で、スペースが狭いから、正面から写真を撮ろうとすると全体は収まらない。斜めに撮ろうとすると、先客のおじさんがどうしても写ることになる。そのおじさんがいるせいで、どうも居心地が悪かった。石碑をしみじみと眺めることもできず、写真を撮っただけですぐに上に戻った。














 大井町方面にさらに先に進んだところには大森貝塚遺跡庭園というのがあり、こちらも訪ねてみたが、残念ながら、門はすでに閉められていた。こちらの開園時間は16時までだった。また改めて訪ねてみようか。


 大森駅まで戻り、東口に移動し、西友のブックオフに寄る。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を3冊買う。ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴いた。聴いてから今日は火曜だと気がついたが、なぜか今日は水曜だと勘違いしていた。昇太師匠が「笑点」についてしゃべるだろうと思い、気が急いていた。

◇ 読書

 ベローチェで、「彼女たちの好きな鈴木邦男」を読み終えた。2020年刊、ハモニカブックス。少し前に買ってあった本だが、鈴木邦男が亡くなり、このタイミングで読んでしまいたくなった。前半は鈴木邦男の対談集。登場するのは女性ばかり、望月衣塑子、溝口紀子、赤尾由美、雨宮処凛、塩田ユキ、三浦瑠麗、ミサオ・レッドウルフ、松本麗華(アーチャリー)、入江杏という9名。こんな名前が一冊の本に並ぶことはなかなかないだろう。後半は「鈴木邦男さんへの手紙」と題し、中村真夕、香山リカ、早見慶子、ユン・スヨン、御手洗志帆、瀧澤亜希子が寄稿している。鈴木邦男という存在を知ったのはなんだったかなと記憶をたどっていたのだが、巻末に収録された年譜を見てみると、1995年にロフトプラスワンがオープンし、鈴木邦男はそこの「常連登壇者となり、90年代サブカルシーンの登場人物の一人となる」と書いてある。「SPA!」の連載をよく覚えているが、(熱心に読んではいなかったが、)もしかすると、「ゴーマニズム宣言」で知った可能性があるか。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は傑作選。「昭和の笑いが蘇る」という特集で、染之助染太郎、ケーシー高峰、早野凡平、小松政夫の過去の出演回の映像が流れた。染之助染太郎は、まずは1985年放送、50歳、53歳のときの回、そして、1997年放送、62歳、65歳のときの回では、安室奈美恵「Chase the Chance」をBGMにして太神楽を披露していた。ケーシー高峰はまず先に 2013年放送、79歳のときの回では医学漫談をやっている。これが26年ぶりの出演だという話をしていて、つぎに、その30年前、1983年放送の回を流した。49歳のケーシー高峰はまじめな話をしていた。ケーシー高峰はいつからまじめな話をいっさいしなくなったのだろうか。

 今日放送の「うたコン」も録画しておいた。今日2月7日が誕生日だという阿久悠の特集があり、トップは小林旭が「熱き心に」を歌った。代表曲を紹介するVTRがあり、そのあとには、新沼謙治、山本リンダ、OCHA NORMA が登場した。OCHA NORMA ってグループは初めて知ったが、ハロプロのアイドルのようで、レコード大賞新人賞も獲ってるのか。新沼謙治「嫁に来ないか」、OCHA NORMA「UFO」、山本リンダ「狙いうち」という3曲があり、それから、石川さゆりが登場し、阿久悠の未発表曲「みち」を歌った。そのほか、今日は特集以外の出演者にも観たいひとが多い回だった。スガシカオと一緒に、カネコアヤノが番組初登場。カネコアヤノは「タオルケットは穏やかな」という新曲を歌った。ギター1本で歌うすがたには、音源だけではわからない迫力があった。在日ファンクも番組初登場。そして、最後は OCHA NORMA かと思いきや、小林旭も一緒に登場し、不思議な組み合わせになる。OCHA NORMA の「恋のクラウチングスタート」に続き、最後は小林旭が「がんばれ若僧」という新曲を歌った。今日の放送は捨てるところがなく、寺坂直毅の構成かなと思ったが、エンドクレジットを観ると作家は別のひとだった。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴こうと待っていると、スカパラのジングルが始まり、一瞬、局を間違えたのかと思った。今日は生放送。伊集院とのイベントは今日だったんだな。ラジオを聴きながら眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...