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2023年6月28日水曜日

6月28日水曜日/「ハマのドン」

◇ 映画

 昨夜は眠りそこね、早朝から4時間ぐらい眠る。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・藤あや子)を聴き、午後から外出する。いよいよ暑くなってきた。横浜から京浜急行、黄金町に出て、駅のえきめんやに入り、ねばとろまぜそばを食べた。650円。

 シネマジャック&ベティにて、「ハマのドン」を観る。水曜サービスデー、1200円。14時10分の回。平日の昼間は、ほどよく空いていて快適だ。上映前の予告編もこの作品に合わせたものだろう、浅尾慶一郎のドキュメンタリーが公開されるのか。「なぜ君は総理大臣になれないのか」みたいな映画が当たると、そりゃあ、自民党の議員だってこういう映画を作りたいってことになるだろうな。さて、「ハマのドン」だが、こちらは藤木幸夫のドキュメンタリー。もともとはテレビ朝日で放送されたドキュメンタリー番組で、その放送は観ていなかったが、早朝の「はい!テレビ朝日です」でダイジェスト版を放送していたのは観ていた。しかし、劇場で観るほどのものかなと迷っていたのだが、横浜に住む人間としてはとても気になる映画ではあった。ナレーションはリリー・フランキー。「ハマのドン」と呼ばれる藤木幸夫というひとを知ったのは、そもそも、カジノの誘致の問題がきっかけだったが、この映画には、カジノの設計者だというつるっぱげのおじさんが登場し、村尾というそのひとはアメリカのカジノをたくさん手がけているひとなのだが、横浜のカジノには否定的であり、設計者ならでは、カジノのからくりをずいぶん詳しくしゃべっていて、これがとても面白かった。藤木幸夫のヒストリーもこの映画で初めて知るが、不良を集めた少年野球チームがその発端にあたるというのがなんだかジャニーズのようだ。その不良たちに読書を薦め、あるいは、さまざまなテーマをあげさせて議論をしていたという。藤木幸夫は無類の読書好きでもあった。その野球チームが新聞を作っていたというのにも驚くが、藤木幸夫はそういえばFMヨコハマも作っているんだ。いっぽう、港湾労働者の歴史には藤木の父の代が大いに関係し、集合写真の真ん中には、藤木の父と田岡一雄が並んで写っている。映画のハイライトは横浜市長選。ああ、このときは田中康夫を追いかけていたから、山中竹春の動きはよく知らなかったんだ。この映画、予想よりもはるかに面白かった。関連書籍も読んでみたくなった。


 映画館を出ると、腹が減ってしまった。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとメロンパンを買って食べておく。イセザキモールに入り、馬燈書房の外の均一箱だけ覗き、それから、雲雀洞にも寄った。今日は珍しく開いていて、外の均一箱から2冊買い、少し立ち話もしていく。イセザキモールを関内方面に進み、ブックオフにも寄っていく。220円の文庫本を1冊、単行本を1冊、330円の単行本を2冊買う。有隣堂も少し覗き、ベローチェに入り、ひと休み。しかし、いろいろと用事があるため、あんまり長居もしていられなかった。桜木町に向かい、横浜にぎわい座でチケットを買いたかった。ここが20時に閉まってしまうから、のんびりしていられなかった。そのあとは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊だけ買った。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は日野皓正がゲスト。現在、80歳。スタジオにバンドを入れ、演奏をする時間もあった。後半にはタップダンスも少し披露してみせた。父の日野敏というひとはトランペット奏者であり、タップダンサーでもあるのだ。

 今日放送された「テレ東音楽祭」は、オープニングとエンディング、それと、新しい学校のリーダーズが出演する21時台だけ録画しておいた。5時間すべて録画するのは大変だなと思っていたが、この番組はタイムテーブルを先に出してくれたから助かる。これも今日放送された「水曜日のダウンタウン」もすぐに観てしまう。前半は「説教中に曲の歌詞自然に盛り込むこと可能説」。後半の「相方が倒れて予断を許さない状況でも時間が経てば腹は減るし眠くもなる説」には、コロコロチキチキペッパーズ、我が家、モグライダー、安田大サーカスが登場した。とりわけ、モグライダーに感動させられる。連絡を受けたともしげは、いつでも出られるように私服に着替え、芝のことを心配して泣き出してしまった。

 Spotify で、コーネリアスの新アルバム「夢中夢」を改めて聴いた。昨夜はなぜか聴けない曲があったが、その曲も聴けるようになった。聴きながらブログを更新しようとするが、眠気の限界。深夜1時前に眠る。

2023年4月23日日曜日

4月23日日曜日/野毛大道芸

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、冒頭からいきなり、安住と三谷幸喜ではなく、大泉洋と福山雅治が司会を務める。新ドラマの宣伝のための出演なのだが、しかし、その後も、大泉洋と福山雅治がコメンテーターの席に座り、通常のコメンテーターは出演しないというのはやりすぎじゃないのか。番組最後の新井恵理那の天気予報は、いつもは屋外からの中継だが、今日はスタジオから届けられた。出産の予定があるため、今週からは室内での出演になるそうだ。

 タイムフリーで、金曜に放送された友近の「シン・ラジオ」を聴いていたら、リスナーから、「小泉今日子のオールナイトニッポンPremium」で友近の名前が出ていたというメールが送られていた。この関係を少々意外に感じたが、そうか、小泉今日子はYOUと仲がいいから、YOUが友近と共演するときには舞台を観にきたことがあるんだ。そのあとにはゲストのロバート秋山が登場。1時間だけ聴いたところで、オンタイムのラジオに切り換える。「安住紳一郎の日曜天国」には、みうらじゅんが出演していた。

◇ 大道芸

 午前中から外出。今日も寒く、ジャンパーを着ていく。「野毛大道芸」を観るため、日ノ出町に。このコロナ禍は、にぎわい座で開催されたり、成田山の駐車場で開催されたりはしていたが、本格開催は2019年以来、4年ぶりになる。11時から開催されていたが、到着したのは正午過ぎだった。野毛本通りに入っていき、吉田町のほうに進む。まずはシルヴプレを観たかった。パントマイムのスケッチを演じる男女ふたり組で、大道芸に出演するときはほぼ必ず観ている。通りの真ん中ほどのあたりのステージ、すでにオーディエンスが集まり、ちょうど始まるところだった。いつものように音楽を使うのだけど、ところが、音が小さくてよく聴こえない。オーディエンスの輪の外のほうにいると、商店街のスピーカーから流れている音楽に負けてしまう。どうやら、スマホをスピーカーにつないでいるようで、それで音が小さくなってしまっているのか、音声トラブルで演技を中断する場面もあった。一度はよく聴こえる大きさになったのだが、なぜかまた音量を下げてしまった。演者には大きく聴こえているのかもしれないが、オーディエンスにどう聴こえているかがわかっていなかったんだろう。初めて観る観客はこんなもんかとしか思わないかもしれないが、しかし、音楽がネタに関係する場面もあるから、聴こえなければ、ウケるものもウケなくなる。いつもなら、野毛大道芸のスタッフが音響係についていたと思うのだけど、なぜだか今日は自分たちでやっていた。




 まだひと組の芸を観ただけだが、先に昼食にする。日ノ出町駅の近くまで戻り、フォーベトクァンというベトナム料理の店に入り、ランチメニューの牛肉炒めのご飯セットというのを食べた。880円だったが、謎の割引きにより、792円になった。

 今回は大岡川のほうにも会場があり、そちらのほうにも向かってみると、まず、駅前の日ノ出町サクアスでは石黒ヨンペイがパフォーマンスをしていた。東京演芸協会所属、まだ高校生の曲芸師。その裏側、日ノ出桟橋の前では、こちらはベテランの三雲いおりがパフォーマンス中。とても陽気な芸で、確実に盛りあげる。大岡川沿いに黄金町のほうに向かうと、ウォーキングアクトとすれ違う。「ガンジスインダスドーダス」という名のスティルトの芸。このあたりを往復しているようだ。さらに進むと、スタチューの芸がふたつ、全身真っ黄色の「ペインター」という芸人、そしてもうひとつ、アートブックバザールの前でやっていた「少年と少女」という名のスタチューは見事で、とても繊細な動きを表現する。これはしばらく観ていたくなった。








 大道芸もいいが、古本も気になるもので、アートブックバザールの店内を覗き、それから、大岡川からちょっと離れ、ナインブリックスにもついでに寄ってきた。ずいぶんひさしぶりに寄った気がするが、外の百均ワゴンから3冊と、店内からも、300円の本を2冊買っていく。大岡川に戻ると、今度は「マスクマスク・マンマン」という名のスタチューの芸人がプロレスのパフォーマンスをしていた。こういうのもスタチューっていうのかもよくわからないのだけど。いちばん黄金町寄りの会場、タイニーズの前では「SUKE3&SYU」というアクロバットのコンビがパフォーマンス中。日ノ出町のほうまで戻ってくると、「りずむらいす」というコンビが打楽器のパフォーマンスをやっていた。




 野毛本通りに戻り、吉田町のほうまでまた一往復。桔梗ブラザーズや to R mansion がパフォーマンスをやっているが、オーディエンスが多く、その外側からはなかなかよく観られない。狙いをさだめ、山本光洋をじっくりと観ることに決める。山本光洋も必ず観たい芸人のひとり。今年は「野毛大道芸」のポスターのイラストのモデルにもなっている。こういうおしつけがましくない可笑しみの芸は本当に貴重なんだけど、しかし、そもそも、芸人という存在には可笑しみがあるはずなんだ。近年の大道芸は、スポーツ志向とアート志向に二分されるというのが私見で、芸人志向の芸人がいない。












 中央図書館に本の返却をする必要があり、いったん行ってきて、すぐにまた大道芸に戻るつもりでいたが、ついでに棚を眺め始めたら図書館を出られなくなってしまった。結局、大道芸はもういいやということにして、図書館が閉館する17時まで居続け、また2冊借りた。大道芸の会場に戻ると、通行止めにしていたクルマを通し始めたところだった。

 イセザキモールのほうに歩き、時間があるから、雲雀洞にもちょっと寄ってみたくなった。行ってみると、今日は珍しく開いていた。外のワゴンから3冊買い、30分ぐらい雑談していく。イセザキモールを関内方面に戻り、ブックオフにも寄り、220円の文庫本を1冊と、単行本を2冊買う。ベローチェに入り、ひと休み。趣味のインスタ投稿と、日記のためのメモ作り。読書はぜんぜんできなかった。そのあとは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観る。テロの容疑者の人物像をどこまで報じるべきかというテーマで、「太田光とともに考える」という企画があったが、今日はコメンテーター席の顔ぶれが弱く、どうも聴き応えがない。「ワイドナショー」も早送りでざっと観る。深夜0時過ぎには眠る。

2023年2月25日土曜日

2月25日土曜日/ディープヨコハマ映画

◇ 泉岳寺

 朝から都内に。まず、田町のほうに用があり、泉岳寺駅から歩き、ローソンでパンをひとつ買い、歩きながら食べた。寒くて、風が強い。昼食はまた泉岳寺に戻り、なか卯に入り、鶏唐丼とはいからうどんのセットを食べた。650円。鶏唐丼はタレ増しにしたほうが旨い。泉岳寺駅には多目的トイレしかなくて不便だと思っていたが、品川寄りの出口には普通のトイレがあることに初めて気がついた。気まぐれで、こちらの出口までちょっと歩いてみたらたまたま見つけられたのだが、泉岳寺駅から品川方面に向かうことなどないから、今まで知らなかった。

◇ 黄金町

 京浜急行に乗り、午後に映画を観るため、黄金町に移動する。時間に余裕があり、どうしようかと思ったが、そういえばと思い出し、横浜橋通商店街のほうに新しくオープンした本屋に寄ってみたくなった。その前に、誠和堂書店が開いていたので、なにも買わないが、ひさしぶりに覗いていく。横浜橋通商店街をなかほどまで進み、だいたいの記憶で商店街の外に出ると、その店からは通りすぎてしまっていた。グーグルマップで確認して、少し戻る。本屋象の旅というお店。もっとひっそりとしているかと思いきや、店内、お客さんが数人いる。土曜でもあるからか。こんなところで、セレクトショップ的な新刊書店をやっていけるのかと思っていたので、これは少々意外だった。けして広い店ではないが、想像よりも大きかった。通路が広く、ゆったりと陳列されている。ざっと棚を眺めていくと、古本も少し扱っていた。しかし、雑誌はないし、実用書もない、町の本屋のような側面はまったくない。まあ、そういった小さな本屋はこのあたりにはほかにもわりとあるのかもしれない。なにも買わなかったが、棚をざっと確認だけしたかった。外に出ると、隣りにまいばすけっとがあり、つぎからはこれを目印にしよう。





◇ 映画

 横浜橋通商店街を引き返し、イセザキモールを横切り、シネマジャック&ベティにたどりつく。13時20分の回の「喜劇・家族同盟」を観たかった。「ディープヨコハマを映画と歩く」という企画上映の第2弾にあたり、ジャック&ベティのスケジュールはこまめにチェックしているつもりだったが、この企画の第1弾はどうやら見落としていた。しかし、第1弾の「虹をわたって」という映画はずいぶん前にこのジャック&ベティで観ている。主演の天地真理が客席にいて驚いたからよく覚えているのだ。今回の「喜劇・家族同盟」は1983年公開、「虹をわたって」と同じく前田陽一監督だが、これは観たことがないと思っていたんだけど、観始めてからあれあれっと思い、どうも観たことがあるような気がしてきた。もしかすると、「虹をわたって」と同じときに、ジャック&ベティで観ている可能性がありそうだ。はっきりと覚えていないのは、どうせ眠ってしまったかしたんだろう。主演は中村雅俊。有島一郎、ミヤコ蝶々、佐藤B作、中原理恵が疑似家族を作る物語。なるほど、当時の横浜の風景があらゆる場面に収められている。冒頭から、歌うダ・カーポを乗せたボートが中村川を走っていく。キャストはそのほか、川谷拓三、中尾ミエ、コント赤信号、平田満、小松政夫、高田純次などが登場し、飽きずに楽しかった。上映時間は90分。上映後には、「ディープヨコハマを歩く」の著者、佐野亨のトークが20分ほどあり、「浜っ子」というタウン誌に連載された前田陽一のエッセイをスライドで見せながら、詳細な解説があった。佐野亨さん、以前、ロフトプラスワンのタモリのイベントではぜんぜんしゃべらなくて、その印象が強かったが、今日の話はきっちりと準備されたものでとても面白かった。




 映画館を出て、イセザキモールの馬燈書房の外の均一棚だけ覗いていくが、なにも買わず、雲雀洞も珍しく開いていて、ひさしぶりに寄ったからなにか買おうと、外の均一箱から古い雑誌を1冊、わざわざ選び出し、200円で買っていくが、店主は不在で、今日はバイトのおじさんが店番していた。

 イセザキモールを関内方面に進み、有隣堂にも少し寄る。ベローチェに入り、ひと休み。まず、スマホの充電がしたかった。混んでいたが、ソファーの席が空いてるのを見つけて座ろうとすると、クッションが抜けて落っこちそうになった。しょうがないから、向かいの椅子のほうに座る。ベローチェを出たあとは、カトレヤプラザのGUで買いものをして、それから、ブックオフにも寄る。110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊買った。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄る。220円の単行本を1冊だけ買う。

◇ ラジオ

 横浜駅まで歩きながら、タイムフリーで、先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。先週はシーナ&ロケッツに始まり、中盤には高橋幸宏、最後にはスクーターズの曲をかけていた。「剣さん、イイネ!」のコーナーには古内東子が登場。チャーリー宮毛が鳳啓介の一座にいたことがあるというのも知らなかったな。

 今日は往復の電車内でもラジオを聴いていた。聴きそびれていた先週の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、ニュースを扱う「常連さん」のコーナーは、能町みね子が体調不良のためにお休み、代わりに、急遽、カンニング竹山が登場していた。怒りっぱなしで投げやりな態度に笑うが、後半はそれなりにまじめに語っていた。今日の放送も聴くと、今日の「常連さん」は松尾貴史。笑福亭笑瓶や「タモリ倶楽部」の話題を扱い、ここは松尾貴史の話をたっぷりと聴きたいところだったが、ナイツのふたりの合いの手がいちいちピントがずれてるんだよな。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「タモリ電車倶楽部」の企画、「ドクターイエロープレゼン大会」の前編。あと1ヶ月で番組が終わりだと思うと、残りの放送はなるべく保存しておきたくなる。「空耳アワー」の募集をしているのが不思議なのだが、特番ではやることもあるのだろうかな。

 昨夜の「ネタパレ」は、大林ひょと子、オドるキネマ、ゾフィー、インポッシブル、ウエストランドが出演。オドるキネマは解散するようで、この番組で知ったコンビだが、まるで興味がもてなかった。「勝ち抜きパレード」には、あぁ~しらきが今さら登場していた。テレビ神奈川で観ている昨夜の「太田上田」は、ウエストランドがゲスト。大晦日の日本テレビの特番の楽屋で、太田が井口と一緒に「紅白」を観ていたのが感慨深かったと語る。今日の「お笑い向上委員会」は、大鶴肥満、真空ジェシカが活躍する回だった。真空ジェシカがほかの番組でカットされていたと語っていた、興奮しすぎて裾から先っちょが出ているネタ、きちんとオンエアされていた。

◇ 雑誌

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、たけしが「Forbes JAPAN」の表紙を飾っている。「スモール・ジャイアンツ」という特集なのだが、「小さな大企業」という意味だろうか。たけしにアフリカとのつながりについて訊いていて、これは珍しいインタビューだ。「ここがヘンだよ日本人」に出演していたゾマホンとの関わりをきっかけに、20年以上にわたり、たけしはアフリカへの支援を行っている。「善意が思い通りのかたちになるなんて甘いもんじゃない。善意に酔っていると、「裏切られた!」と怒ることになる。コンテナに洋服を詰め込んでベナンに送ったことがあったけど、港の陸揚げを欧州の業者が独占していて、手数料をがっぽり取られたことがあった。中間搾取の構造があるんだ。ゾマホンのために、賞金1.000万円のクイズ番組に俺が2回出演したことがあって、1回は優勝したんだ。賞金をゾマホンのところに送ったら、途中で手数料だの経費だの取られて、その挙げ句、盗まれたって。学校をつくったときは所ジョージが協力してくれて、大型バスを3台送ってくれたんだ。そしたら、政府が使ってるって(笑)。でも、それも当然の話で、学校をつくっても道路がないから。」「いちばん大事なのは自分たちで食うすべをつくること。安い労働力を使うために日本から仕事を発注しても、それでは経済構造は変わらないよね。仕組みとルールをつくって、ルールがわかる人間を育てなきゃ。それは時間がかかる。北海道の田中義剛の「花畑牧場」にアフリカ人3人を送り込んで、酪農技術を2年ほど教育させたことがあった。ところがさ、真冬でも暖房があって快適だし、ご飯も食べられるから、「ここは天国。帰りたくない」って言い出したんだよ。俺はゾマホンに「アフリカから呼んだ目的と違うじゃないか。帰れって言え」って言ったんだ。泣く泣く彼らは牛を連れて帰国したんだけど、事業になってないという。理由を聞いたら、牛を食べちゃったんだよ(笑)。(略)現地でゾマホンが注意したらしく、何とか事業を始めたと言っていたよ。長い目で見て仕組みをつくるより、目先のお金や食い物に飛びつくのは、人間だから仕方がないんだけどさ。」「映画って面白くてね。なぜか日本の撮影所で伝統になっていることがある。主役じゃなくて、ナンバー2か3を徹底的に怒鳴る。昨年亡くなった崔(洋一)さんなんか、「馬鹿野郎!」ってずっと怒鳴りっぱなし。スタッフは「崔さんの仕事はやりたくない」と嫌がるんだよ。(略)黒澤(明)さんは「はい、もう一回。はい、もう一回」って何度も役者にやらせる。役者が演技をしなくなって「もういいや」となるまで追い込む。(略)俺が人を動かす方法は逆。泣きつく。わかっていても、「これ、どうしたらいい?」と相談する。(略)昔の経営者は独裁者みたいにして組織を引っ張ってきた人もいたけれど、強がらずに、自分の欠点もちゃんと正直に言って、やりたいことだけはハッキリ言う。そして、「これ、みんなでどうにかしてくれよ」というのがいいと思うんだ。(略)自分の考えを押し通すためには相談したほうが伝わるんだ。そして、「みんな納得したよね」という雰囲気をつくる。共犯者をいっぱい増やすみたいにして仲間を増やす。仕事って、そういうことだと思うんだよね。」

2022年5月21日土曜日

5月21日土曜日/新橋古本まつりなど

◇ 霞が関・新橋

 あまり眠れず、朝から都内に。やや肌寒いが、家からTシャツで出た。まず、霞が関に用があり、昼食はまともに食べられず、コンビニのパンのみ。夕方、虎ノ門でようやくまともな食事になり、瀬戸うどんに入り、肉ぶっかけうどんを食べた。500円。昼には雨が降っていたが、帰るころには止んでくれて助かった。


 虎ノ門から地下鉄で帰ってもよかったのだが、そういえば、新橋古本まつりがやっているはずだと思い出し、新橋駅前まで歩いてみる。雲雀洞さんが出店しているはずで、どこにいるかなと探して歩いたら、すぐに見つけることができた。半年ぐらい会わないかと思いきや、2日連続で会うというのも妙なものだ。18時終了までまだ2時間もあるのに、もう片づけを始めているところだったが、せっかくだからなにか買おうと思い、安い本を2冊、寺山修司、大橋巨泉の本を選んで買っていく。ほかには知っている店は出ているかなと探してみるが、看板が出ているわけでもなく、値札を見ないと店の名前がわからない。ざっとまわってみたところ、年配の店主がどうやら多い。ほかの店もほとんど片づけ始めていて、客からしたらまだ2時間もあると思うが、あと2時間ならそろそろ終わりという感じなのか。やや若いひとが片づけている横で、店主らしきお爺さんが激しく小言を言っている場面に出くわした。台車の乗せかたかなにかが下手だったのか、ずいぶんカンカンになって怒っているなと思い、なんていう店かと、値札をこっそり確認してみると、古書カンカンという店だった。

 スマホを充電したいと思い、ベローチェに行くが、混んでいて引き返してきた。どこの席でもいいというわけでもなく、眠気がひどく、ソファーの席に沈むように座らないとつらいと思った。ニュー新橋ビルまで戻り、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べた。横須賀線に乗り、ぐったりと眠りながら、横浜まで戻ってくる。相鉄線でも眠り、海老名まで眠り、戻ってくるときにようやく少し読書をする。今月は読書のペースがすっかり落ちている。帰宅前にコンビニに寄り、チケットの引き換えもしたかったが、スマホのバッテリーが切れたためにできなくなってしまった。明日が期限だから、明日はなにも用事がないのに、またコンビニまで出かけなければならない。

◇ ニュース

 夜に帰宅し、録画していた今朝の「週刊フジテレビ批評」を観た。上島竜兵の訃報について、匿名の意見が紹介されていたが、訃報が出た当日に、フジテレビは街頭インタビューなんてやっていたようだ。この匿名の意見はそのインタビューに批判的な意見。今夜の「Nキャス」は、山口県の 4630万円誤給付問題を冒頭から扱う。三谷幸喜は「この事件、大好きなんですよ」と面白がっていたが、どうも雲行きが変わってきた。実名報道だけでも驚いていたが、容疑者とされる男の顔写真、さらには、小学校の卒業アルバムまで引っぱり出されているのはちょっと異様なんじゃないか。なんだか、本人のキャラクターを見て、こういうやつならやっちまえというようなムードが感じられる。そのあとにマスコミ対応した、容疑者と接見した弁護士は首から下しか映さないのも妙だ。

 Spotify で、ジミ・テナーの新アルバムを聴きながら眠り、深夜に目覚め、ブログを更新しようとして途中まで書いた。

2022年5月20日金曜日

5月20日金曜日/ジョージア映画祭など

◇ 伊勢佐木町

 ラジオを聴きながら、深夜から眠ったり起きたりをくり返し、朝6時過ぎに起きあがる。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は「売れてないのに子供いる芸人」。この特集はともかく、最後に流れた上島竜兵の名場面集がたまらなかった。素晴らしい追悼。

 午前中から外出。はっきりと暖かくなり、Tシャツで出る。京浜急行に乗り、日ノ出町からイセザキモールに。今日もまた横浜シネマリンで映画を観るのだが、少し早く着いてしまい、関内方面にぶらぶらと歩き、活刻堂を覗き、なにも買わずに戻ってきた。





◇ 映画

 横浜シネマリンで開催中の「ジョージア映画祭」から、AからGまであるプログラムのうち、Dプログラムのミヘイル・コバヒゼ監督特集を観ておきたくなった。ホームページによると、その作風はジャック・タチに例えられることもあるというので、どれか観るならばこれだろうと思った。13時5分の回。さすがに、一昨日の濱口竜介特集よりはだいぶ空いていた。上映作は「結婚式」「傘」「音楽家たち」「井戸」という短編4本。上映時間はそれぞれ、20分、19分、13分、21分。4本目の「井戸」だけはコバヒゼ監督ではなく、エルダル・シェンゲラヤという監督が、盟友であるコバヒゼに捧げた作品だそうで、作中に携帯電話が登場し、いつの映画なのだろうかと思ったが、この作品だけは 2020年と新しい。コバヒゼは 2019年に亡くなっている(1939年生)。前3本のコバヒゼ監督作品はいずれも60年代の作品で、無声映画だった。「音楽家たち」にはコバヒゼも出演していて、音楽と振付も担当している。どれがコバヒゼなのかはわからなかったが、コメディアンというわけではないのだろうか。しかし、いちばん面白かったのは「傘」という作品だった。1本目の「結婚式」は弁士付きで観てみたい気がしたが、「傘」はこれだけで充分。

 

 映画のあと、雲雀洞に行ってみると、珍しいことに今日は開いていた。どのくらい珍しいかというと、雲雀さんに会うのは今年に入ってから初めてだ。外の百均ワゴンから1冊買い、ちょっと立ち話していく。しかし、面白い話があるときに寄ろうとして、閉まっていたから話しそびれた話がいくつかあったのだが、改めて、思い出しながら話そうとしてもどうも面白くならない。こんな話をしたかったんだっけと、すっきりしない気持ちで店をあとにした。

 関内方面に歩き、ブックオフにも寄る。一昨日にも寄ったばかりだから、さすがにいいものはなく、220円の単行本を1冊だけ買う。また、とんかつはまやに入り、タレカツ丼を食べた。850円。ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながら、しばらく眠った。どういうわけかやたらと眠くなり、ぐったりしている。読書は少ししかできなかった。ベローチェを出て、横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄った。ここでもまるでいい本が見つけられず、通常は見向きもしない 220円の文庫本の棚から1冊買っていく。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、石原良純がゲスト。亡くなった石原慎太郎のこと、そして、その1ヶ月後に亡くなった母についても語る。「ミュージックステーション」も追っかけ再生で観ると、「神イントロBEST10」という企画があり、小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」が1位に選ばれていた。もちろん、タモリと小田和正の関係に触れる出演者はここには誰もいない。米米CLUBが25年ぶりの出演というのも今日の目玉のひとつだったが、少しだけ流れた25年前の映像がふざけていて面白かった。米米の代表曲は「浪漫飛行」ということになるのだろうが、それだけではあまりにも漏れるものが多い。

 今日はツイッターから、乙武洋匡も参院選出馬表明とのニュースを知った。ブログを更新してから、深夜0時過ぎに眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...