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2024年2月4日日曜日

2月4日日曜日/スターのふるまい

◇ テレビ・ラジオ・読書

 早朝から眠り、午前中はラジオをつけたまま、ブログの更新をいっぺんにふたつ。それから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観た。くりえみというインフルエンサーが初登場のほか、斎藤幸平、松村沙友里、エルフ荒川らが出演。トップは松本問題から扱う。クロスバー直撃渡邊センスのツイッター、たむらけんじのラジオでの発言も紹介された。この流れで、伊東純也の性加害疑惑についても一緒に扱う。刑事告訴に対し、逆告訴をするケースは非常に珍しいと小川泰平がVTR内でコメントしていた。そのあとは自民党の裏金問題、さらに、麻生太郎のルッキズム発言について。太田「麻生さんをね、モデルにしたドラマ、今、クドカンがやってますよね。」 田中「違うわ。(笑)「不適切にもほどがある!」でしょ?」「いいんですか、それ。今度のライブでネタでやるはずじゃなかったんですか?(笑)」 昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」でも、オープニングの漫才で同じネタをやっていた。番組終盤には、ボクシングの山根会長の訃報が伝えられ、過去にこの番組に出演した映像がたくさん出された。

 昼はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴く。14時台ゲストは寺田理恵子。今は生島企画室所属なのだ。プロフィール紹介のBGMには、伊藤蘭のソロデビューアルバムの曲を選んだ。寺田理恵子の娘が伊藤蘭に曲を提供しているとは知らなかったな。

 ラジオを聴きながら、少し昼寝する。ろくに外出しない日が続き、今日はさすがに外出しようかと思っていたが、家でもやることはいくらでもあり、それの調子が出てしまうと、むしろ、この調子を崩したくないという気になる。夜になってから、駅前まで買いものにだけ行ってきた。

 部屋で読書。立川談志「作家と家元」を読み終えた。2021年刊、中公文庫。仲がよかった作家たちとの対談、作家について書いた談志のエッセイ、あるいは、作家が談志について書いたエッセイなどが収録されている。没後10年の文庫オリジナル企画で、巻末には息子の松岡慎太郎のインタビューがある。登場する作家は、吉行淳之介、色川武大、結城昌治、景山民夫、伊集院静、石原慎太郎。ほかの本でも読めるものも多く、ただ寄せ集めただけの工夫のない本だ。収録しやすいものを入れたというだけかな。慎太郎さんの意向なのか、いかにも身内のような作家ばかり。それならば、手塚治虫や赤塚不二夫など、マンガ家を入れてはだめなのか。三谷幸喜、宮藤官九郎とも対談してるのだけどな。

 夜にもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、作家の今村翔吾が初登場のほか、今田耕司、ウエンツ瑛士、柴田亜美というメンバー。伊東純也の性加害疑惑だが、「週刊新潮」で連載していたことがある今村翔吾は週刊誌の内情もよくわかっている。これに続けて、「週刊文春」の松本報道第5弾も扱う。柴田亜美は声をつまらせながら松本について語る。さらに、芦原妃名子さんについて。この件は「サンジャポ」では扱われなかった。柴田亜美がこちらはより涙をこらえながら、マンガ家の立場から悲痛な訴えを語った。

 昼に放送された「TVタックル」には、泉房穂、宮崎謙介、若狭勝らが出演。今回はまるまる政治の話題。麻生太郎のルッキズム発言について、麻生はなにを言わんとしているかを推察する議論になった。「ワイドナショー」でもこの話題は扱われていたのだが、ここでの会話に比べると、「ワイドナショー」での議論にもならないような議論はひどく幼い感じがする。

 リニューアルした「だれか to なかい」の初回が放送された。新司会者に就任した二宮和也がまずはひとりで登場する。スタジオの雰囲気は、笑い声、拍手、掛け声も飛び、独特なテンションだ。中居と二宮がそろい、軽くトークのあとに、ゲストのムロツヨシが登場した。この収録の日は先週の放送日だと明かされる。それからもうひと組のゲスト、サンドウィッチマンがようやく登場した。サンドが登場するとより盛りあがるが、しかし、松本がいなくなったことで、このメンバーのなかでは中居正広の地位の高さが際立って感じられる。サンドウィッチマンとは年齢は近いが、中居正広は「伊達」「冨澤」と呼ぶ関係に、中居のほうが芸歴は長いから不思議はないのだが、中居が若く見えるからか、ちょっと横柄に見える。さらにへりくだらないのが二宮和也で、嵐の番組なんかは今まであまり観たことがなかったから、ニノってこういう感じのひとなんだと初めて知る部分もあった。いや、すなわち、若いころからスターだったもののふるまいだ。番組最後には次週の予告があり、真木よう子と新田真剣佑がゲストとなると、いよいよお笑い色は消えることになるか。

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2021年11月21日日曜日

11月21日日曜日/談志没後十年

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜はラジオを聴きながら眠り、何時に眠り、何時間眠れたかもわからない。さまざまなことが滞っているせいか、胃がどうも緊張状態にある。朝、ブログの更新をひとつ。それから、昨日読んでいた「ミュージック・マガジン」の昭和歌謡特集を見ながら、Spotify で楽曲のチェックをしていた。録画していた今朝の「サンデージャポン」をすぐに観ると、大谷翔平がMVPに選ばれた話題で、メジャーリーグ通として知られる向井万起男がVTRに登場した。田中の摘出した睾丸を診断したのが向井万起男だったとは知らなかった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴く。14時台のゲストは誰かと思えば、松岡ゆみこだった。11月21日、談志師匠の命日に合わせた出演。「海老名美どりです」という第一声から始まり、しゃべりっぱなしで、なかなかプロフィール紹介までたどりつかない。爆笑問題との親しさもよく知らなかったが、父親譲りのアクの強さで、最初から最後までずっと面白かった。ちょうど、ゆみこさんの「ザッツ・ア・プレンティー」を昨日から読み始めていて、談志師匠が亡くなった直後に出版された本だが、つい最近、ブックオフで買うことができた。亡くなるまでの介護の日々を綴った日記を本にしたもので、とてもじゃないがなかなか読む気になれなかったが、没後十年を機に読んでみようとようやく思えた。昨日から、ゆみこさんの言葉をえんえんと聴いている感覚がある。

 夕方に2時間ぐらい眠り、夜になり、昼に放送されていた「ザ・ノンフィクション」を録画で観た。談志師匠のドキュメンタリー。ある時期から、息子の慎太郎さんがつねにカメラをまわしていて、撮りためていたその膨大な映像を編集して番組にしたものだ。あるいは、談志師匠自ら、自撮り撮影しているものもある。記録することに対するこのすさまじい執着。森繫久彌とじゃれ合うすがたなども貴重だが、それ以上に、弱い談志のすがたがたくさん残されている。映像を観るよりもひと足先に「ザッツ・ア・プレンティー」を読み始めていたため、本に書かれていることを映像で確認するようなことになった。しかし、最後に竹原ピストルの歌が流れるのはなんともいやだった。談志夫妻にこんな曲はどうもそぐわない。この番組は14時から放送され、「日曜サンデー」にゆみこさんが出演していたちょうど真裏だった。14時24分が亡くなった時刻だそうで、ちょうどその時刻に、テレビではこの番組を、ラジオにはゆみこさんが出演していた。

 

 続けて、談志没後十年にちなんだ番組をもう1本。MXでついさっき放送されたばかりの「復活!言いたい放だい」の録画を観る。「談志・陳平の言いたい放だい」を、志らく・伯山のコンビで復活させた。伯山は志らく師匠のご指名だったようだ。志らく師匠のひとりしゃべりから始まり、まずは過去の名場面集。途中で、野末陳平先生もゲストで登場し、お元気そうでなにより。そのあとは、談志の落語に焦点をしぼり、高座の映像のダイジェストを流し、スタジオでは芸論になった。志らく師匠が、談志は下手に演ろうとしていたというと、「下手に演る」とはどういうことか、伯山が志らくに訊ねる。伯山から見ると、談志の講談はちょっと違うと言い、「うーん、上手い下手じゃないんですよ。なんだろうな、あれたぶん、先代の馬琴先生、五代目の馬琴先生からとってんじゃないかなあって思うんですけど」「五代目の馬琴って、志ん生師匠みたいに、落語でいうと、崩してるんですよ、ちょっと。自分が腹に入れてるから。自分のからだに。だから、あれは楷書の修羅場ではないんですよ。草書の修羅場なんですね、うまく言うと。ただ、ネタに関しては、談志師匠の「慶安」だとか「青龍刀権次」だとかいろいろあるじゃないですか。ああいうのはね、「小猿」もそうですけど、ああ、お上手だなあ。今、講釈師でこれだけできるひといるかなあ、っていうようなものはありますけど、ぜんぶじゃないんですね。やっぱりその、談志師匠のレベルとはいえ、他ジャンルなんで、いやこれはね、師匠ね、そりゃあダメですよ、っていうのも、生意気にありますね。」 志らく「たぶんね、「三方ヶ原」やなんかはね、ノスタルジーと思い入れの部分が強いと思うんですよ。そこの部分が好きだから、これを、講釈を上手くやってくれって弟子に言ってるんじゃなくて、俺のこのノスタルジーの部分を愛せ、っていうことなんですよ。だからその、歌なんかでも、歌謡曲を歌えと。で、サザンオールスターズを歌おうがね、さだまさしを歌おうがかまわないんだけども、どんなに上手く歌っても談志はオッケー出さない。俺が好きな三橋美智也のような、ディック・ミネのような、岡晴夫の、それを愛してるという感じで歌ってくれれば、多少音程が外れたっていいんだと。それとね、たぶん、講談は似てる、おんなじ部分があると思う。」 伯山「あと、僕ね、つくづく感じるのは、講釈とか浪曲に対して、談志師匠は、けっこうノスタルジーが強いっていう。落語に関しては、まさに、さっきの「やかん」、あれはまあ、志らく師匠もおっしゃるようにイリュージョン落語というか、やっぱ「伝統を現代に」から始まり若いころから。でも、談志師匠も、落語に関しては革新の部分と、最後にはやっぱり、江戸の風が吹くかどうかが落語の勝負だって言ったりっていう、統一はされてないですよね。矛盾も孕んでいながら、それも、でも落語なんだよっておっしゃるような。」 そのあとは、談志が好きな映画について語り、最後は談志を離れ、ふたりで最近の話題についてしゃべった。2時間番組の後半は、2005年に放送された「芝浜」をノーカットでみっちりと流した。このインプロビゼーションでしゃべる「芝浜」が、伝説化している2007年の「芝浜」につながる。

 談志に浸る一日。テレビを観終えて、「ザッツ・ア・プレンティー」をもう少し読み進めてから、深夜1時過ぎに眠った。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...