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2021年9月13日月曜日

9月13日月曜日/北野映画の雰囲気

◇ 貧乏暇なし

 早起きして、まず、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけると、「伊集院光とらじおと」は伊集院が夏休みで、ふかわりょうが代役を務めていた。11時半からは「ビバリー昼ズ」。オープニングでは、先週金曜にユーロライブで開催された、森田芳光特集上映のトークイベントの話をしていた。

 正午前に外出。鶴見に用があり、まともな食事をする時間もなく、西友に寄り、パンをひとつ買って、歩きながら食べた。帰りはブックオフに寄れるかなと思っていたら、鶴見を離れることになり、都内まで行くことになってしまい、これは想定外だった。夜になり、浜松町でようやくまともな食事を。吉野家に入り、月見牛とじ丼を食べた。腹が減りすぎてしまったのか、食べたら腹が痛くなった。マクドナルドでひと休みしたかったが、どういうわけか、レジに行列ができている。あきらめて、浜松町から京浜東北線に乗り、座って帰った。


◇ 読書

 夜遅くに帰宅し、部屋で読書をする。北野武「大親分!」を読んだ。2020年刊、河出新書。北野武名義の小説を、書き下ろしで、どういうわけか、河出新書から出した。編集協力として、岸川真の名がある。読んでみるとエッセイに近いものもあるが、いちばん最初に載っているのは、ヤクザに弟子入りを志願される話だ。たけしの小説には素晴らしいものもあれば、ひどいものもあって、この本はひどいほうだが、しかし、あとがき代わりの巻末インタビューは、岸川真が聞き手を務め、たけしファンにとっては面白いことを語っている。「アウトローの世界でも、会社社会でも基本的に人の上に立って、ちゃんとリーダーシップ取れる人間は専門以外のことでもずば抜けてたりするんですよね。」「二代前の中村勘三郎が歌舞伎でもトップなのに、タップダンスを見て、ハマっちゃった挙げ句に下駄で高坏を踏んじゃったという逸話が好きなんです。なんというか、普通なら要らないものをマスターしちゃう、その凄さとか妙な可笑しさは小説にしても面白い。」 「今回は全部「笑い」の小説なんですけど、自然に系統が分かれてきているのかな。」と、両極端に分かれてしまう自作の自己分析もしていた。

◇ 映画

 昼に聴きそこねた、「ビバリー昼ズ」の続きをタイムフリーで聴くと、ダンカンと息子の虎太郎がゲストだった。その流れでというわけでもないが、アマゾンプライムで映画を1本。青山真治監督「チンピラ」を観た。いや、この映画、想像以上によかった。主演の大沢たかおとコンビのように出演しているのがダンカンで、柴田恭兵とジョニー大倉の「チ・ン・ピ・ラ」は未見だが、そのリメイクというわけではなく、金子正次の遺稿をもとにした再映画化ということらしい。ダンカンと寺島進、それに、石橋凌が登場すると、どうしたって北野映画の雰囲気だ。当然、このキャスティングは北野映画を大いに意識したものに違いなく、1996年公開だから、意識されたのは「HANA-BI」以前の北野映画だ。フィックスの多用、それから、突発的な暴力の間合いなど、これは北野映画そのものだと思う場面がいくつもあり、大沢たかおとダンカンの自転車ふたり乗りのシーンなんかにも反応したくなる。そして、海辺と拳銃の組み合わせ。これからは、青山真治監督作をもう少し観てみようか。深夜2時前に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...