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2023年7月17日月曜日

7月17日月曜日/「枝太郎まつり」

◇ 日ノ出町・桜木町・伊勢佐木町

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。正午過ぎから外出。暑い。京浜急行に乗り、日ノ出町まで。平沼橋から歩こうかと思っていたけど、さすがにこの暑さはちょっとと思い、電車に乗った。京急ストアに寄り、パンをひとつ買って食べておく。中央図書館に寄り、読みかけの本を借りなおす。今日は借りる本は決まっているので、あまり時間はかからなかった。思いのほか、時間をもてあましてしまった。まともに食事をする時間はないかと思い、先にパンを食べてしまったが、こうなるのだったらまともに食べてもよかった。野毛坂をくだり、桜木町のほうまで、用もないのにぶらぶらしてくる。

◇ 落語会

 14時半を過ぎ、横浜にぎわい座に。にぎわい座にくること自体、けっこうひさしぶりな気がする。今日は「三代目枝太郎まつり」という公演。ゲスト陣の顔合わせの珍しさが気になり、チケットを購入しておいた。客席に行ってみると、トートバックとバッジが全席に配られてあった。購入した時点で席はだいぶ埋まっていて、観やすさを考え、サイド席の上手側、後ろ寄りのブロックをとったが、この席は舞台からも目立つだろうから、あんまりだらしなく観ているわけにもいかない。15時開演、幕を開ける前に枝太郎が登場する。今日の会は、10周年、10回目のメモリアルな会なのだが、挙手をとると、大多数が初めての客だった。このゲスト陣ならそうなるだろうが、ちょっと悲しいものがあるなあ。普段の枝太郎のお客さんはどこに行ってしまったんだろう。出演者についてここでお知らせがあり、ゲストのひとり、出演予定だった三宅右近は、楽屋まできていたのに、体調がおかしくなり、出演ができなくなったようだ。82歳だというから心配になる。枝太郎は自分で前説をし、一席目も枝太郎。師匠歌丸が若いころに作った「狐裁き」という新作をやった。続いて、ひと組目のゲスト、三宅狂言会の登場だが、ここでもまた枝太郎が先に登場し、若い狂言師が呼び込まれた。この三宅近成というひとは、右近の代わりに、たまたま横浜能楽堂にいたところを呼び寄せたんだそうで、演目も変更になった。能舞台とは違う狂言に興味もあったが、しかし、不覚にもちょっとうとうとしてしまったなあ。笑いが起きているのはわかったが、朦朧として、筋を追うことすらできなかった。そして、ふた組目のゲスト、志の輔が登場。狂言の所作を真似ながら現れた。後半のゲストである西野亮廣とは、「プペル」の映画に声優として志の輔が出演しているというつながりがあるが、西野を志の輔につないだのは枝太郎だったのだ。志の輔はこういう会ではどうせ新作だろうと思っていたら、やっぱり新作で「親の顔」だった。仲入りを挟み、後半にはもうひと組のゲスト、西野亮廣が登場。なにをやるんだろうとは思ったが、まあ、どうってことはない、枝太郎と西野の対談の時間だ。今日は謎の客層なのだが、志の輔師匠目当ての客は西野のことは認識してるんだろうか。客席では子どもが走りまわり、その後も、ロビーから子どもが遊んでいる声が聴こえていた。西野と枝太郎は、枝太郎のほうが歳上で先輩なのだが、「西野さん」「枝太郎」と呼び合う関係。枝太郎はインパルス堤下とも仲がいいようだ。西野との出会いは枝太郎が出演した「いいとも」だったという。その後、どこで親しくなったのかがよくわからなかったが、お〜い!久馬が演出する神保町花月の舞台とかいうことを言っていたかな。それから、志の輔と西野をつないだ、この3人で鰻屋に行ったときの話。西野がテレビをやめようと思った経緯についても語られ、西野には転機がふたつあり、ひとつは後藤ひろひとの舞台を観たときだったというのも知らない話だったが、もうひとつが「志の輔らくご」で観た「ガラガラ」という新作落語だったという。それにショックを受けたというのはわかるのだけど、それがその後の西野の活動にどうつながっているのかはどうもよくわからない。そして、トリはもちろん枝太郎。客席の照明が落とされ、大ネタをやるんだなと思ったら、マクラもふらずに「芝浜」を始めた。花緑に習ったんだそうで、花緑は談志に習ったから、ルーツは談志の「芝浜」なんだ。この会は最後はいつもサイン色紙のプレゼントがあるようだが、今回は権利の関係でなしとのこと。志の輔、西野、どっちの権利なんだろう。志の輔も西野も最後まで残り、客席を背にして記念撮影があった。客にも写真を撮らせてもらえるのかと思ったが、それはなかった。まあ、サインがNGなくらいだからだめなんだろうな。


(この写真は、後日、桂枝太郎のツイッターアカウントに投稿された。)

 

 イセザキモールに向かい、昼食にしようと思うが、食欲も半端で決められない。黄金町方面に歩き、ひさしぶりにバーグで食べようかと、店の前まで行ったが、間の悪いことに定休日だった。18時にもなると、ランチをやっている店もないし、結局、また関内に近いほうまで戻ってきた。とんかつはまやに決め、おろしかつ丼を食べた。900円。ブックオフに寄り、80円の文庫本を1冊、220円の単行本、330円の単行本を1冊ずつ買う。ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。ベローチェを出て、横浜駅までは歩いて帰る。風が吹いていて、涼しいかなと最初は思っていたが、地面からの熱がすごいんだ。横浜駅まで歩いたらさすがに暑くなった。


 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。深夜にコインランドリーに行くつもりでいたが、Spotify で、ポッドキャストを聴いていたら眠ってしまった。深夜1時頃だったか。

2021年10月18日月曜日

10月18日月曜日/「復讐するは我にあり」

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝、寒さで目覚めてしまい、服を重ね着して、もう少し眠りなおす。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。「千鳥かまいたちアワー」という番組を初めて観た。宮沢りえがゲストだというので、これは観ておきたくなった。大悟が「みなさんのおかげです」のコントに触れ、千鳥、かまいたち、それぞれの年齢をウィキペディアで思わず確認したが、宮沢りえがすさまじい大活躍をしていた時代、つまり、昭和から平成にかけての数年間は、彼らは小学生から中学生にかけてといったあたりか。宮沢りえがいかに大スターだったかというのを改めて思い返す。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・ヒロシ)から「ナイツ ザ・ラジオショー」を続けて聴く。ナイツはそれぞれ「内村文化祭」を観に行った話になった。土屋は、中津川弦さん、あいなぷぅ、桂枝太郎と並んだ席になり、枝太郎が、あいなぷぅを寄席のマジシャンだと思い込み、「小三治師匠、大変でしたねえ」と話しかけていたという話に笑った。14時台は、コージー冨田がゲスト。兄のはなわとは親しく、塙も、ナイツが売れる前からよく知っている関係なのだ。最近のイチオシネタだという関口宏のものまねが傑作。そのほかにもやってみせた、タモリとたけしの会話は「いいとも」最終回、おぼん・こぼんを語る石橋貴明は「石橋、薪を焚べる」で実際にしゃべっていたこととおそらく同じで、その記憶力、再現力がすごい。あるいは、鶴瓶のものまねで、誰がゲストでも「A-Studio」にできるというネタもあり、ミネラルウォーターをゲストに迎え、ミネラルウォーターについてそれらしいことをしゃべる鶴瓶をやってみせた。録画していた「徹子の部屋」を観ると、こちらのゲストは三遊亭小遊三。小遊三一門が集まった写真のなかに、番組ではなにも触れていなかったが、ナイツのすがたも確認できた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」のオール巨人の連載は「『M-1』で変わった言葉と時間」と題し、まず、「鉄板ネタ」や「手数」といった言葉は昔は言わなかったということが語られている。その代わり、最近は「息と間」という言葉は使われなくなったという。漫才の時間の感覚についても語られていて、「M-1」が定着したことで、今は4分が基準になっているが、巨人の時代は15分くらいで作っていたという。「今、漫才界は日本の陸上界とちょっと似ている気がします。短距離が人気あって、長距離のほうはかつての栄光から遠ざかりつつある。」「それはそれで喜ばしいことなのですが、僕は長距離走者の成長も期待しているんです。」

 午後に近所の郵便ポストまで投函に行き、部屋で読書をして、それから、1時間ぐらい眠ってしまう。目覚めて、もう少し読書の続きをした。夜になり、スーパーまで買いものに行き、すぐに帰ってきた。たいしたことはしてないのに、どういうわけかすぐに夜になる。

◇ 映画

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴くと、柄本明がゲストだった。明治座の舞台のプロモーションだが、語られていることは芸論だ。柄本明の話を聴いているうちに、今村昌平監督の作品を観たくなり、アマゾンプライムで探すと、「復讐するは我にあり」(1979年公開)が「見放題が終了間近」になっていた。今までどうも縁がなく、いつか観ようと思っていた映画だが、今が観るべきタイミングだろう。なかなか観る気になれなかったというのは、気楽に観るような映画でもないからだが、いや、これは強烈だった。2時間20分の長さだが、ぐいぐいと惹き込まれていった。まず、前のめりにさせられたのは、最初の殺害の場面で、これがなぜだか滑稽な感じもする。だからこそ、なんだこれはと思わされる。緒形拳が主演であることはわかっているのだが、取り調べの場面では、どっちが刑事かわからない。その緒形拳がだんだんと恐ろしくなっていく。それから、さらに釘づけにさせられたのは、三國連太郎と倍賞美津子の露天風呂の場面で、これはちょっとすごいシーンだと思った。十代のころにこの映画を出会っていたら、忘れられない映画になっていたに違いない。今年は「愛のコリーダ」も初めて観たが、助平に関しては、大島渚よりも今村昌平のほうに軍配をあげたくなる。喜劇のファンとしては、ミヤコ蝶々と清川虹子の芝居もたまらなかった。

 深夜、タイムフリーで「村上RADIO」を今日も聴く。先週水曜は、第11回「ジャズが不得意な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」の再放送。番組でかけていたラヴァーン・バトラーを、Spotify で改めて聴きながら、深夜3時過ぎに眠った。


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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...