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2024年11月10日日曜日

11月10日日曜日/「あつぎ国際大道芸」

◇ 本厚木

 朝、SNSから、音楽ナタリーのとんねるずの武道館ライブの記事を読んだ。「情けねえ」1曲で本編は終了、あとはアンコールという構成だったようだ。音漏れで聴いていて、1曲目のあとにやたら間が空いた理由がそれでわかった。しかし、全セットリストは載せてくれないのか。

 録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、松本人志の訴え取り下げを扱い、スタジオでは菊間千乃が詳しく解説する。三谷幸喜はどう復帰するのかを推測していた。そのあとはアメリカ大統領選の話題。日光のアメリカ人観光客にインタビューしている最中、ハリス支持者が回答していると通りがかったトランプ支持者が反論するという場面があった。そういえば、楳図かずおの訃報も今週だったか。三谷幸喜は学生時代に「びっくり日本新記録」の熱海湾縦断いかだレースに出場したことがあり、そのときに楳図かずおを乗せたという意外な思い出話が語られた。

 午前中から外出。外に出ると小雨が降っていたが、予報を見ると夜まではもちそうだから傘はもたずに出る。電車に乗る前にSNSを見ていたら、松本が年明けにNGKで復帰するという報道をスポニチが出していた。じゃあ、山田邦子が言っていたことはなんだったんだ。配信はするということなのか、劇場は厳戒態勢になるだろうなとか、気になることは多い。

 海老名経由、小田急線に乗り換え、本厚木まで。この土日に開催されている「あつぎ国際大道芸」の2日目を観に行く。コロナ禍を越えた一昨年、数年ぶりに再開されたことを喜んだのに、去年は情報をチェックし忘れていて行きそこねてしまった。まぬけとしか言いようがないが、個人的には2年ぶりの「あつぎ国際大道芸」。正午過ぎに到着すると、駅前ではおなじみの FUNNY BONES がパフォーマンス中。小雨が降るなか、火を使ったジャグリングをしている。

 FUNNY BONES を最後まで観て、一番街通りを歩いていく。会場をぐるっとまわり、13時からは厚木公園のステージにて、チャラン・ポ・ランタンを観る。チャラン・ポ・ランタンが出演していることにびっくりしてしまったのだが、「あつぎ国際大道芸」には去年も出ているのだ。それだけでなく、大道芸にはほかにもけっこう出ているようだ。ファンが殺到しないのかとも思うが、これが不思議とほかの大道芸と変わらない。過去にも野毛では、長谷川きよしや伊藤多喜雄を観たことがあったが、大きなホールを埋めるような歌手でも大道芸になると意外とそんなものなのかもしれない。小春のアコーディオンとももの歌、たったふたりだけでステージに立ち、「ぽかぽか」のテーマ曲から「スーダラ節」や「オー・シャンゼリゼ」、そして、「逃げ恥」の主題歌までを惜しみなく披露する。歌の合間にはボーイズ芸的な掛け合いもありつつ、最後は「愛の讃歌」を歌いながら、ももが虫捕り網で投げ銭を集めてまわった。スタイルがきちんとできあがっている。

 そのまま、厚木公園では Doctpeppers Theater のパフォーマンスが始まる。巨大パペットの象を組み立てるところから始め、操り、練り歩かせる。その造形と、動作がじつに繊細だ。一番街に戻り、サクノキのパフォーマンスを少し観て、今度は中町公園に移動、大駱駝艦の舞踏を観る。火を使った芸が認められているのも厚木のいいところ。イオン前ではK-TAROのオペラも観る。大道芸のオペラというのが珍妙で面白い。

 駅前に戻り、チャラン・ポ・ランタンのライブをもう一回観る。なかなか同じ演者を二度観るということはしないのだが、こちらは厚木公園よりも距離が近く、ステージではない地べただから大道芸の醍醐味はこちらのほうがある。「ぽかぽか」と「逃げ恥」は定番のようだが、ここでは「トトロ」の歌や「365歩のマーチ」「お祭りマンボ」などもやった。

 いったん大道芸を離れ、ようやく昼食にする。ミロードの箱根そばに入り、舞茸天と目鯵天・茄子天そばを食べた。670円。それからまた急いで厚木公園に戻る。中FU国雑技芸術団のパフォーマンスが終わると、おなじみの「大夜会」に突入。「大夜会」は「あつぎ国際大道芸」の名物だ。この悪夢的な狂乱を観るためにやってきているといってもいいくらいに、ここでしか味わえない昂揚感がある。ステージ上に異形の大道芸人たちがあふれかえる、その真ん中でチャランポランタンももが歌っているすがたは圧倒的に楽しかった。最後の最後、アンコールはオペラのK-TARO。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、安野貴博、金子恵美、みちょぱ、やす子らが出演。まずは松本人志の訴え取り下げから伝えられていた。スタジオでは細野弁護士が解説したが、しかし、裁判の解説だけで、ほかには誰にもコメントをふらずにアメリカ大統領選の話題に移ってしまった。安野貴博によると、トランプのネット上での立ちまわりがすごく評価されているんだという。レガシーメディアと言われるようなテレビへの信頼度は下がり、クルマ社会だからポッドキャストや YouTube が聴かれていて、そういった長尺の番組にトランプが出まくっていたのが影響したのではと言われているようだ。

 今朝の「ワイドナショー」には、今田耕司、岩田明子、安藤優子、呂布カルマが出演。岩田明子は解説者としてはこの番組にはときどき出ていたが、コメンテーターとして最初から出演するのは初めてだ。どこかの雑誌で、岩田明子はポスト三浦瑠麗になるというような記事をずいぶん前に読んだことがあったが、この番組ではまさに入れ替わるようになった。まずはアメリカ大統領選の話題があり、続いて、闇バイト、流行語の話題があり、最後は多様化する就職面接という話題。あれっと思ったら、コメンテーターが田村淳ら、先週のメンバーになっている。先週に収録されたぶんが翌週にまわされたのか、こんなパターンは珍しい。どうも妙な編集だが、なにか放送できなくなったものがあったってことか。

2021年12月2日木曜日

12月2日木曜日/「浅草キッド」再読

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、ブログの更新をふたつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。火曜の「徹子の部屋」は、鈴木ヤスシがゲスト。昨夜の東洋館の会で、球児師匠の同級生だという話をしていた。球児師匠も高田先生もこの放送を観ていたようだ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングではもちろん、ナイツが昨夜の東洋館の話をする。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊新潮」を読むと、羽田圭介の「滅私」という小説の書評を、なんと、島崎和歌子が書いている。震災をきっかけにミニマリスト生活をしているとはぜんぜん知らなかった。そのほか、談四楼師匠による、水道橋博士「藝人春秋diary」の書評も載っていた。読みそびれいていた「週刊プレイボーイ」には、松岡ゆみこの連載対談があり、志の輔師匠がゲストだった。1日発売の雑誌は量が多く、月刊誌まではなかなか読みきれない。

 夕方、ヤマトの営業所まで。歩いているうちに、あたりはみるみる暗くなった。二俣川に出て、ドトールに入り、ブレンドと、アップルパイを食べた。食べたいパンがないから、しかたなくアップルパイを食べたが、どういうわけか、近頃、ドトールはすっかり好みのパンを置かなくなってしまった。しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 ドトールで、ビートたけし「浅草キッド」を読み終えた。1992年刊、新潮文庫。ということは、自分が17歳のときか。初めて読んだのは、記憶がはっきりしないが、たぶん十代だったんじゃないだろうか。それ以来、きちんと読みなおしたことはなかったから、およそ四半世紀ぶりの再読だ。順番でいうと、そのときには、「浅草キッド」という歌のほうは先に知っていたのではなかったか。そしてまた、浅草キッドというコンビも、ラジオやテレビですでに活躍し始めていた。浅草キッドの活躍が文庫化よりも先であることに改めて驚きがあるが、だからむしろ、われわれの世代は、水道橋博士と玉袋筋太郎の浅草キッドを通じて、「浅草キッド」という物語の重みを受け止めていたという面が強く、じかに読んだ記憶よりも、浅草キッドから語られる「浅草キッド」の印象のほうが勝っていたかもしれない。あるいは、たけし自身も、浅草時代については、さまざまなかたちでくり返し語っている。「浅草キッド」という歌についても、この歌は長らく、知るひとぞ知る名曲であり、たけしファンにとっては踏み込まれたくない聖域のような部分だったと思うが、ここ数年で急激に有名になったという感じがしている。個人的にも、たけしファンとして、カラオケで誰かに「浅草キッド」を歌われると不愉快になるくらいだったが、今や、たけし本人により「紅白」でも歌われてしまったし、ファンのエゴで大事にしすぎることにも無理がある段階にきているだろうか。

 つい数ヶ月前に「浅草迄」(2000年刊)を読んだときにも考えていたが、青春期に新宿の文化に浸り、それから、そこを抜け出し、浅草に向かってしまったという経緯に、ビートたけしの最大の特異性があると感じている。そこには、ある種の挫折があったのではと想像していたが、「浅草キッド」の第一章を読みなおしてみると、どうも考えが揺らぐ。たけしが浅草に訪れたのは昭和47年(1972年)の夏。「浅草キッド」は浅草六区の街に降り立つ場面から始まるのだが、ということは、たけし、25歳。それまでは、新宿、渋谷、池袋で遊びまくっていたこと、自称フーテンを決め込み、「風月堂」に入り浸り、新宿の「ビレッジゲート」でボーイをしていたことが冒頭2ページに書かれている。学生運動の時代は終わり、フーテン仲間たちはたむろして、芸術論などを吹っかけあっていたが、たけしはそれにはなじめず、嘘臭さを感じていた。たけし自身のことにしても、一生、フーテンやジャズ喫茶のボーイをやっていくのかと思うとみじめになり、そんなときに、突然、浅草に行って芸人になろうと思い立つ。「見るまえに跳べ」というオーデンの言葉もここに登場する。これを読むと、たけしのほうから新宿文化に見切りをつけたという感じでもあるが、しかし、これがどこまで忠実に実際の気分を表しているかは検証のしようがない。そして、浅草を訪れたたけしはまず、迷わず松竹演芸場に向かうのだ。松竹演芸場は色物専門の劇場であり、まず、ここで再確認されるのは、(この記述のとおりであるならば、)たけしにはコメディアンになる思いが明確にあったということだ。このときに、たけしはストレートコンビのコントを観て、なんの魅力もない舞台だったという感想をもつ。そのあとに目に留めたのがフランス座の看板で、看板には深見千三郎の名があった。たけしが深見千三郎の名を知ったのはこのときが初めてではなく、何年か前にロック座で観た記憶があり、深見千三郎という喜劇役者をあらかじめ認識していた。たけしはその場で、テケツのおばさんにコメディアンをやりたいと頼みこみ、ばたばたとエレベーターボーイになることに決まる。ここまでが第一章に描かれている。よく知られる師弟のドラマになるのは第二章からで、この先は記憶の誤差はあまりなかったが、斉藤清六が仲間だったことは忘れていた。

◇ 賞レース

 21時前に帰宅し、録画していたテレビを観るつもりだったが、ツイッターを覗いてみると、21時40分から、GYAO!で「M-1」ファイナリスト発表記者会見の生配信があることがわかり、テレビはやめて、パソコンの前で待ちかまえることにした。「M-1」の準決勝が今日だということも、今朝まで知らなかった。去年と同じく、今年もパブリックビューイングで観ようというつもりでいたのに、今年は情報がぜんぜん出ないと思っていたら、確認してみると、パブリックビューイングは大阪の1会場でしかやらず、それ以外の地区ではやらないのだ。配信チケットもあるようで、そっちに移行したということなのか、しかし、配信開始は明日の正午からになっていて、決勝進出者は今夜発表されるのに、そのあとに配信されて、そんなものを観ても楽しみは半減以下だと思うが、それでもチケットが売れるのかよくわからない。ファイナリスト発表記者会見も、去年は、ライブビューイングの最後に、この会見の部分は生中継で上映されたんだった(準決勝は時間差で上映されていた)。昨年同様、今年も麒麟川島が司会だ。準決勝は数時間前に終わり、発表もすでに終わっている。その発表の模様を見せつつ、それと同時に決勝進出者が順に生登場する。発表順に、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ。エントリー順でもなければ、出番順でもなく、これはなんの順番なのだろうか。最初にインディアンスの名前が呼ばれ、まだ勝たせるのかと、そこをまず意外に感じた。しかし、去年、ライブビューイングを観た感触では、納得のいく結果にはなっているのだろうとは思う。インディアンスにはなにか秘策があるのだろうか。オズワルド、錦鯉も2年連続で勝ち残る。このメンバーだと、オズワルド以外には大本命はいないのではないか。初めての決勝進出が5組。ももは「ネタパレ」で観たことがあり、同じスタイルのネタだとすると、そんなにウケるのかと不思議に思う。名前はよく目にするが、まったく観たことがないのが真空ジェシカで、この会見で、小ネタをいちいち用意しているすがたは面白かった。ロングコートダディは関西の実力者で、数年前の「キングオブコント」でも面白かった。モグライダーはどんな漫才になっているのか気になる。個人的にもっとも肩入れしたいのはランジャタイだが、賞レースで評価される前に、テレビの露出が妙に増えてしまっているのが心配だ。会見の場で、もっとも積極的に笑いを仕掛けていたのはランジャタイ国崎だったが、決勝の場ではどうなるか。ハライチやニューヨークはだめだったか。キュウも可能性はあると思っていた。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、森光子の没後十年番組で、太田が加藤茶と対談した話をしていた。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。今日木曜(小島慶子&ヒコロヒー)、昨日水曜(壇蜜&いとうあさこ)のオープニングを順番に聴いているうちに眠ってしまった。深夜に目覚め、聴き続ける。月曜は伊集院静がゲストだった。新作小説の題材になっている漱石の話をする。伊集院静は、阿佐ヶ谷姉妹にどうやら好感をもっている。大竹まこととはゴルフをする仲だとは知らなかった。

ブログ アーカイブ

6月30日日曜日/弘明寺と野田クリスタル

◇ 弘明寺  朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「にちようチャップリン」はトリオコント師の特集。や団、青色1号、ゼンモンキー、インスタントジョンソンが出演。しかし、眠気がひどくてしかたがない。横になり、ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠りなおした。午後になり、あわただし...