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2021年7月1日木曜日

7月1日木曜日/「日本の喜劇人」を読む(10)

◇ ニュース・テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めてしまい、何時間眠れたかわからない。寺内タケシの訃報に二日間気がつかなかったことがショックで、それからは、ツイッターでニュースだけは追うようにしているが、しかし、疲れているときはだめで、昨日は夕方からぜんぜんニュースを追いかけていなかった。東京の新規感染者数は 714人になった。

 午前中、タイムフリーで、先週土曜の「田村淳のNewsCLUB」を聴く。ニュース解説は中島岳志。利他についての話が面白い。利他は事後的にわかること、未来にならないとわからないものだという。利他は受け手になった瞬間に発動するものであり、積極的に受け手になることが大切なのではないかという話だった。そのあとのコーナーは、光浦靖子がゲスト。この番組が、留学前の最後のラジオ出演だという。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊新潮」に、たけしが映画の権利をめぐり、バンダイを訴えたとの記事があった。記事の最後には、吉川潮のコメントがあった。「週刊文春」のテレビ評はてれびのスキマさんの担当で、「ラヴィット」がお笑いマニアに注目される大喜利番組になっているという。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「はなつまみ」は、志らく師匠がゲストの特番の延長戦だった。テレビのなかでは、百戦錬磨の太田に比べると自分は未熟だという、志らく師匠が弱さを出していたのがよかった。「全身落語家読本」がもとで、小里ん師匠に殴ってやると言われた一件は、テレビでしゃべっているのは初めて聴いた気がする。その後の結末は知らなかった。「水曜日のダウンタウン」は、鬼越トマホークのネタをマネージャーたちが仕掛けるドッキリの第2弾があった。笑いというよりも、これはドキュメンタリーで、松野明美にこれを仕掛けてしまうのは、マネージャーが認めてのことであれ、失礼極まりないのではという気になる。おぼん・こぼんのときもそうだが、タレントを人間だと思っていないように感じるところがあり、「電波少年」も「お笑いウルトラクイズ」も、後年になるにつれて不愉快な番組になっていったが、不愉快な時点からスタートしているのが「水曜日のダウンタウン」であり、おおむね面白く観ている番組ではあるが、積極的には支持したくないとつねづね思っているのはこういう部分だ。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「日曜サンデー」も聴いた。ニュースのコーナーでは、立花隆の訃報があり、太田が立花隆の影響を受けているというのは初めて聴いた。14時台ゲストは、声優から講談師になった一龍齋春水。「宇宙戦艦ヤマト」の話が多くなる。午後は、今日は「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いたが、留学する光浦靖子の代わりに誰がレギュラーになるのかと思えば、なんと、小島慶子が登場した。これは面白い人事だ。そういえば、この番組が15周年を迎えたと知ったときに、この時間は、以前はTBSの小島慶子の番組を聴いていたことをちょうど思い出したのだ。そのTBSには、以前はニッポン放送に出ていた土屋礼央が木曜日のこの時間には出ている。「ゴールデンラジオ」の裏番組になる以前には、TBSの「アクセス」で、大竹まことは小島慶子と共演していたのか。しかし、「ゴールデンラジオ」は毎日聴いているわけではなく、水曜の檀蜜と、木曜の光浦の日を好んでよく聴いていたが、小島慶子と光浦とではまるっきり性質は違う。ほかのメンバーとのバランスに、しばらくは慣れないかもしれない。

(★木曜は小島慶子が毎週出演するのかと思っていたが、その後、パートナーは週替わりであることがわかった。)

 15時過ぎから外出し、ヤマトの営業所まで。朝からどしゃぶりだったが、昼には止んだと思って外に出てみると、まだ小雨が降っていた。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、「週刊文春」の立ち読みをする。いつものように、小林信彦の連載だけ立ち読みするのだが、見開きの左側のページまで読んだところで、この連載は今回で終わりと書いてあり、一瞬、意味が飲み込めない。なんと、突然の最終回だ。この感覚をどう捉えたら正確だろうか。なにしろ、ご高齢であることはわかっているから、いつまで読めるかという思いは漠然とはあったが、まったく予想しないかたちで、いきなりそれがやってきた。だから、驚きもするが、それよりもなにか、整理できない感覚に襲われてしまう。小林信彦の最新のコラムはもう読めないということか。それを、この先、どう受け止めていったらいいのか。

 相州蕎麦で、カツカレーを食べる。650円。ドトールに入るつもりでいたが、混雑でやめ、ジョイナステラスの無印良品に寄り、Tシャツを1着買っておいた。ドトールをやめて、Tシャツを買うことになるのも変なのだが。それから、西友のイタリアントマトに入り、読書をした。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを読む。第九章を読んでからだいぶ間が空いてしまったが、第十章は「ふたたび道化の原点へ」と題し、てんぷくトリオ、コント55号、由利徹について書いている。この章は新しい発見もなく、続けて、第十一章も読んだ。十一章はずばり「藤山寛美」と題している。この本のなかで、自分の知識がいちばん追いつかないのが、この松竹新喜劇に関する部分だ。新潮文庫版を初めて読んだときから二十年以上経ってもなお、まるで知識が増えていない。「おちょやん」をなぜ観ておかなかったんだろうと思うが、観ようとしないくらいに、自分の意識のなかには抜けている。

 もう一冊、村上春樹「村上T」を一気に読んだ。2020年刊。村上春樹のエッセイを読むことがひさしぶりだったが、軽くて、とても面白い。笑う箇所もいくつもあった。スーパーヒーローのTシャツを紹介する回では、最近の「バットマン」シリーズについて、「話がリアルというか、やたら暗いですね。最初は「そういうのも新鮮で悪くないか」と思って見ていたんだけど、だんだん疲れてきて、あまり新鮮でもなくなって、「もういいや」みたいになってしまった。」なんて言ってる。巻末のインタビューでは、「この前、京都のブックオフにラモーンズのTシャツがあったので、これはいいやと思って買いましたけど」と言っているのに驚いた。村上春樹もブックオフに行くのか。その直後にインタビュアーが、「村上さんもラモーンズとか聴いたりするんですか?」と訊いていて、どこに食いついてるんだと思った。

 西友で買いものしてから、夜に帰宅する。スマホの画像をドロップボックスに移し始めたら、こまめにやっていなかったから、100点以上も溜まっていて、すごく時間を食った。そのあいだに録画していた「徹子の部屋」を観る。今日は追悼特集で、フィリップ殿下、坂本スミ子、林家こん平の過去の映像が流れた。坂本スミ子が 2016年に出た回は観逃していたが、「夢であいましょう」を歌っていて、黒柳徹子との関係性がとてもよかった。3人まとめてではなく、坂本スミ子単独での追悼回が観たかった。そのほか、「つぶやき英語」や「キョコロヒー」も楽しく観ている。テレビを観たり、ラジオを聴いたりしながら、ごちゃごちゃといろんなことを片づけていたら、気がついたら深夜2時を過ぎていた。なんという一日の短さだ。Spotify のニューリリースから、ACOのライブ盤を聴いてみたら、歌声が昔とぜんぜん違うのでびっくりする。なにか健康上の理由だろうかと思うほどの変化だったが、検索してもわからなかった。深夜3時頃に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...