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2023年8月13日日曜日

8月13日日曜日/狂言から伊勢佐木町

◇ テレビ

 早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ライブ・エール」を観たかった。司会は内村光良と桑子真帆。NHKホールからの公開収録。冒頭、Snow Man、ももクロ、郷ひろみと続き、出演者全員がステージに残ったままの光景がなんだかもう「紅白」のようだ。NHKの音楽番組はすべて「紅白」っぽく見えるようになってきた、というか、「紅白」がドレスダウンしてるってことだろう。聖火ランナーも務めたという106歳の現役理容師のお婆さんがNHKホールに登場し、このお婆さんの好きな曲というのが細川たかしの「北酒場」で、細川たかしとは以前もこの番組で共演しているようだ。細川たかしに「ご自分であたまはおやりになるんですか?」と訊いていた。そして、新しい学校のリーダーズの登場だが、まさか、こんなにNHKに出まくるようになるとは思わなかった。「オトナブルー」の首振りダンスに、今回は内村だけでなく、桑子さんも参加する。第2部は坂本九メドレーから始まった。ちょうど、この放送日だった昨日は坂本九の命日にあたる。鈴木雅之と長屋晴子の「見上げてごらん夜の星を」と、続く「明日があるさ」では、第1部の出演者たちも残っていて、みんなで歌ったが、新しい学校のリーダーズはもういなかった。第2部では宇多田ヒカルをいちばん観たかった。ここは事前収録のVTRとなっていた。内村との対談もあり、24年ぶりの再会だそうで、その24年前の「笑う犬の生活」で共演した映像も出された。これはその当時に観た記憶がある。あのころ、ウッチャンは35歳。宇多田ヒカルは今、40歳だって。宇多田ヒカルは新曲の「Gold ~また逢う日まで~」を披露。




◇ 狂言

 2時間ぐらい眠りなおし、昼から外出。平沼橋に出て、まず、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べておく。紅葉坂まで歩き、今月も横浜能楽堂、月イチの普及公演「横浜狂言堂」に。当日券を購入し、今月も脇正面の席で観る。14時開演。最初のお話の時間は野村万蔵が務める。野村万蔵という名前は数少ないあらかじめ知っていた狂言師の名だが、南原清隆と一緒に「現代狂言」というのをやっていたからその関わりで覚えたのだっけ。つい先日には親子三代で「徹子の部屋」に出演していたこともあり、よりきちんと認識できたが、今の万蔵の亡くなった兄がひとつ前の万蔵で、疎い人間からすると、狂言師の名前というものは変わるものだから誰が誰やら混乱する。落語には親しんできたから、襲名ぐらい把握できるはずだと過信していたが、急に狂言を観始めても覚えられやしない。ましてや、落語みたいにひとりずつ出てくるわけじゃないんだから。前半の演目は「雁大名」。シテは万之丞。1月にこの公演に初めてきたときは最初のお話を万之丞が務めていた。もしかすると、そのときにも万蔵は出ていたのだろうか。わからない。休憩時にロビーに出てみると、窓の外は雨降りになっていた。後半の演目は「八幡前」。シテは野村拳之介。万之丞と拳之介は万蔵の息子だ。この「八幡前」はプログラムのあらすじを読んだだけでも面白いと思った。コント的な芝居をしていた。

 雨はたいした降りにはならず、助かった。今月も県立図書館に寄り、そのあいだに雨は止む。中央図書館にも寄り、まず先に、6冊返却する。これがあるから今日は荷物が重かった。新たに2冊借りていく。野毛坂を降り、イセザキモールに向かうと、ブックオフの脇に出る入り口に「KOREATOWN」と書かれたアーチがある。こんなところにこんなアーチがあったかなと、先日もあれっと思ったが、アーチの下部には今年の6月に寄贈されたものと記されてあった。寄贈者には金田総合グループ会長の金田時男の名がある。「アウトレイジ」に出ていたあの金田時男か。ここから少し離れたパーキングには、夫人の金田知子のポスターが何年も前からずっと貼られていて、ポスターには「世界のキタノが応援する歌手」の文字がある。偶然かどうか、ビートきよしのお店も、この近くで開いたり、潰したり、また開いたりをくり返しているのだけど、ツービートと福富町のこの関係はいったいなんだろうか。






◇ 読書

 17時過ぎにようやく昼食。東北大飯店という店に入り、油淋鶏定食を食べた。660円。また安い店を見つけてしまった。そのあとは、ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。図書館で借りた、五木寛之「デラシネの時代」を読み終えた。2018年刊、角川新書。先日読んだ東浩紀の対談集からこの本に関心をもって読んだが、五木寛之の本を読むのは初めてだ。五木寛之の思考に初めて触れていく部分が多かったが、中盤からは健康の話ばかりになり、なんだかゆるい本だ。親鸞に関心をもったときに、五木寛之の小説も読んでみたくなったのだが、この本では鴨長明にも触れられ、ああ、自分の関心とつながっていくものだ。「スイングする生き方」として、宮沢賢治にも触れられる。P130「人間の思想や生き方はそのときの時代に対応しながら、その人の年齢とともに時々刻々と移り変わっていく。このことを、私は動的な人間観と呼んでいます。ずっと変わらないスタティックな見方ではなく、刻々と移り変わり、常に変化して止まないダイナミックな見方のことです。それは右へ左へとぶれながら動いていく人生ですから、スイングする生き方と言ってよいでしょう。」

 伊勢佐木町のブックオフに寄り、220円の単行本を2冊、390円の単行本を1冊買っていく。アプリのセールで、20パーセントオフ。ラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、帰りの電車内でも読書する。

◇ テレビ

 帰宅は夜遅くなり、疲れているが、録画残量を作るためにテレビを観なければならなかった。観そびれていた先週の「ガキの使い」は「コロッケものまねベストテン」の後編。前の週に5位まで発表され、後編は6位から。6位は錦鯉まさのりの森進一、5位は松本のちあきなおみ。4位は浜田の岩崎宏美、3位は月亭方正の中森明菜、2位はココリコ遠藤の美川憲一、そして、1位はランジャタイ国崎のロボ五木ひろし。国崎だけがだんとつに素晴らしく、コロッケの芸を見事にコピーしていた。今夜の「ガキの使い」は大阪焼肉ホルモンふたごを食べ尽くすという企画。録画はしていたが、これは観ないで消去する。深夜0時半頃に眠る。

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2022年5月26日木曜日

5月26日木曜日/散髪する

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 昨夜はたっぷりと眠れた。まず、ブログの更新。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、前半は「どんな芸人でもめちゃくちゃ地元なら好きな芸人ランキングで1位になれる説」。後半は「ハプニング盛り込みネタ選手権」という企画で、Aマッソ、パンクブーブー、ZAZYが出演したのだが、ぜんぜん面白くならず、この番組のことだからもうひとひねりあるのだろうと思って観ていたら、なにも起きずに、つまらないまま終わった。昨夜の「あちこちオードリー」は、相席スタートと蛙亭という男女コンビ2組がゲスト。一昨日の「さんま御殿」は「家事ウマ vs 家事ヘタ」という特集。「家事ウマ」には、ロバート馬場、マシンガンズ滝沢、東儀秀樹らが、「家事ヘタ」には、ヒコロヒー、せいや、錦鯉、長州力らが出演していた。気がつくと、せいやひとりで出演している番組をずいぶん目にするようになっている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から、続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」を。14時台は、エルフがゲスト。タイムフリーで、聴きそびれていた火曜の放送も聴くと、14時台のゲストは、純烈の白川裕二郎、後上翔太だったのだが、終盤近くになり、さらっと、ふたりそろって整形していることを公表していた。今までも放送でしゃべることはあったようだが、必ずカットになっていたそうだ。最後に塙さん、肥後とジモンのことにも触れた。

 楽天マガジンで読んだ「週刊文春」、能町みね子の連載コラムは、「サンデー毎日」の水道橋博士のエッセイについて。「ツイッターで誰とでも対話を試みる水道橋博士には確かに誠実さがあるのですが、簡単に冷笑する側の論調になびいている様子から見て、残念ながら使い方が下手だと思うのです。」

 「週刊新潮」には、五所の家小禄が詐欺容疑で逮捕との記事が。五木寛之の連載エッセイでは、高齢者の免許返納問題の話題から、最後に、横山剣さんと対談したことに触れていた。対談をしたことは、剣さんもラジオでしゃべっていたが、「小説幻冬」に載るようだ。「私は以前からクレイジーケンバンドのファンだったのだ。」とは知らなかった。クルマに関する対談なのだが、「横山さんの著書『僕の好きな車』(立冬舎刊)が、あんまり面白くて、私のほうからアプローチした対談である。」

 夕方から外出。二俣川まで歩き、読書をしたいと思い、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、ドリンクバーと、ミートソースボロニア風を食べた。600円。

◇ 読書・テレビ・音楽

 サイゼリヤで、村上春樹「東京奇譚集」を読み終えた。5作収録の短編集。2007年刊、新潮文庫。親本は2005年刊。まず、村上春樹の小説ってこんなに読みやすいんだと驚いたが、そういえば、村上春樹の小説は今まで初期作しか読んだことがなく、こんな小説が売れていることが不思議な気がしていた。2000年代はおおむね書店員として過ごしてきたのに、今さらなに言ってるんだという感じだけれども。「品川猿」の猿がしゃべり出す展開には笑う。

 2時間ほどでサイゼリヤを出て、ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、QBハウスに寄り、散髪をした。ここしばらくはずっと、4ヶ月に1度のペース。

 夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。早めに眠り、深夜に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、井上公造がゲスト。美空ひばり、勝新太郎が出演した回の映像も流れる。「アメトーーク!」の「蒙古タンメン中本芸人」も観始めるが、冒頭だけでやめる。テレビを観る気力が続かない。なんだかずっと、腹がしくしくと痛い。

 Spotify のニューリリースから聴いた、UAの新譜がすごくよかった。UAの初期のアルバムはよく聴いていたが、いつの間にやら、あんまり興味のない方向に行ってしまった気がしていたのだけど、今作はひさしぶりにいい。一日ずっと、くり返し聴いていた。1曲目と2曲目、マヒトゥ・ザ・ピーポー作の「微熱」と、ハナレグミ作の「お茶」を特にくり返し聴いている。

2022年4月16日土曜日

4月16日土曜日/「キングオブコントの会」など

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。どうも元気がなく、起きあがれず、寝っ転がったまま、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴き始めたら、わりと簡単に元気になり、起きあがって仕事をする。1曲目にかかったビリー・スチュワートの「SUMMERTIME」が強烈で、Spotify ですぐに確認した。チェス・レコードというのも初めて知り、勉強になる番組だ。番組後半には、剣さんが五木寛之について語っているのも珍しくて面白かった。「雨の日には車をみがいて」という本についてだが、五木寛之はカーマニアなのだ。五木寛之と会ったというのは媒体はなんだろうか。五木寛之も剣さんのクルマの本を読んだそうだ。そして、フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」のオリジナル・ラブのカバーをかけた。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。桂子師匠のツイッターが乗っ取られたというのを知らなかったが、確認してみると、アカウント名が変更され、ツイートの大部分は削除されてしまったようだ。「常連さん」のコーナーで、能町みね子もその話題をするが、そこまでの状況を誰も把握していないようだった。あとで、水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いてみると、桂子師匠のツイッター乗っ取りの話をここですでにしている。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

◇ テレビ

 今日は夜にスーパーに買いものに行った以外の外出はせず、例のごとく、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに海老名香葉子が登場した。子ども記者たちに戦争体験を語っていたのがとてもよかった。

 昨夜の「ネタパレ」は、ダイヤモンドの動かない漫才が面白かった。ふたりそろって直立不動のまま、動きのボケの描写をずっとしゃべる。この手は盲点だ。じつは野沢は骨折していたそうで、そのための苦肉の策だったのだろうか。そのあとにやった「骨折ショートコント」も面白かった。

 昨夜から始まった新番組「ゴリエと申します。」も録画しておいたが、われわれの世代からすると、欽ちゃんが復活したときのようなニュアンスに似ていないだろうか。50歳目前のゴリだが、ウィキペディアにあたってみると、「欽ちゃん走るッ!」のときがちょうど、欽ちゃん50歳なのだ。タイプもスケールも違うが、動きのコメディアンという点では共通しているとも考えられる。1997年生まれ、25歳の丸山礼がゴリエの大ファンで、娘という設定で出演しているのだが、初回はコントなし。

 ちょうど一週間前に放送された「キングオブコントの会」も、3時間の放送を中断しながらようやく観る。審査員だった、松本人志、さまぁ~ず、バナナマンと、歴代王者たち、初代のバッファロー吾郎と、3代目のキングオブコメディ以外、12組がそろった。前回は王者以外もけっこう出ていたのだが、今回は王者ばかり。今野浩喜も出すわけにはいかないのだろうか。それに加えて、JPがものまねする松本に出演者があいさつに行くコーナーがコントの合間にあった。すでにウィキペディアにデータがまとめられているので便利だが、コント13本、各王者が1本ずつ脚本演出を担当している。(残りの1本は松本作。) すべて面白いかというとそうでもないのだが、4本目、ジャルジャルが担当した「脚本家とエグゼクティブプロデューサーの奴」がとりわけ面白く、これにはびっくりしながら笑わされた。出演が、ジャルジャルと岩崎う大3人だけというのもすっきりしている。この相性のよさにも驚かされたが、ジャルジャルの笑いに、う大がきれいに溶け込んでいた。現実とは違う層に存在しているかのような3人で、いずれも特異なコメディアンである。コントのあとには、そのコントについてスタジオでトークになるのだが、なぜかこのコントのときだけは、スタジオでのトークがなかった。6本目、かもめんたるが担当した「墓参り」もまた面白かった。墓に生えた大根を演じる岩崎う大の芝居に笑わされる。これはくだらないなあ。9本目、シソンヌが担当した「喫茶店」も作家性が強い。このコントにはエキストラも多く出演し、ドラマ的なカメラ割りで撮られている。山内、福徳、小峠という強い演者が脇役を務めているのがむしろ難点なくらいだった。11本目、ハナコが担当した「お座敷遊び」は、ハナコとバナナマンの2組のみが出演する。ハナコはほかのコントにあんまり出ていないなと思ったけど、裏番組の「新しいカギ」にも出ているからか。最後13本目は、松本が担当した「落ちる」というコントで、前回に比べると、いちだんと特殊な設定のコントをもってきた。初手からもう異常であり、そこから、松本特有の狂った論理により駒を進めていく。ここでもまた、う大が活躍していた。

◇ マンガ

 夜にマンガを1冊、しいやみつのり「赤塚不二夫先生との下落合呑べえ日記」を読んだ。2015年刊、小学館。しいやみつのりという名前は初めて知ったが、フジオプロの第3期チーフアシスタントだった人物だ。マンガとコラムにより構成された本で、なんの気なしに読んでみたが、タモリに関する記述に知らないことがあったので驚いた。しいやみつのりは1973年にフジオプロに入社し、タモリが現れた時代を間近で見ていたことになるが、フジテレビの「歌謡ヒットプラザ」という番組で、フジオプロからの中継があり、そのときにどうやらタモリが出演しているようなのだ。マンガには、地味なおじさんとして描かれている。ウィキペディアをあたると、「歌謡ヒットプラザ」は1975年7月から1976年3月まで放送。タモリのテレビ初出演は、1975年8月放送の「土曜ショー」(NET/現・テレビ朝日)とされていて、その番組を観ていた黒柳徹子から赤塚不二夫に電話があり、それが「徹子の部屋」(「13時ショー」)の出演につながったというのは伝説のように語られる話だが、それについても、この本のなかのコラムを読むと、「土曜ショー」で紹介されたのは赤塚不二夫が撮った「原始人、東京に現る」という自主映画であり、その映画のなかでタモリが牧師のネタをやっていたということだ。こちらが本当だとすると、タモリはその番組に出ていたのかはっきりしない。(映画の紹介以外で、出演していたという可能性もある。) てれびのスキマ氏の「タモリ学」もつい確認してしまうが、この本は2014年刊で、しいやみつのりの本はそのあとに出ている。「タモリ学」の連動企画だった「大タモリ年表」がまだネットで読めるが、そこでは「歌謡ヒットプラザ」には触れられていない。「タモリ学」は今年に文庫化されているのだが、はたして書き足されているのか。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。タイムフリー切れぎりぎりで、聴きそびれていたラジオ番組を聴こうとするが、聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚め、ダビングのセットをしてからまた聴きなおすが、聴き終わらないうちにまた眠ってしまった。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...