ラベル 村上隆 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 村上隆 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年12月30日土曜日

12月30日土曜日/年末はテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 寒くて眠ってられず、早朝に目覚めてしまう。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、眠りなおした。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけていたら、今日は浅草演芸ホールで「漫才大会」が開催されるのだ。それを知ったのは昨日だったかな。すっかり忘れていて、開催される可能性も考えていなかったから、なんにも情報を調べていなかった。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけていた。埋もれていた今年のニュースを扱うという企画。ニュース解説の古谷経衡がどんな話題をふられても語れる。そのあと、伊東四朗と吉田照美の「親父・熱愛」まで聴いていたら、伊東四朗がフワちゃんのイヤリングの大きさを心配していた。

 ラジオを聴きながら、部屋の掃除もする。昼になり、気がつくと、今日はどうも暖かいようだ。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「ワルイコあつまれ」数週分をまとめて。11月18日放送の回では「昭和歌謡合唱団」のコーナーに矢野顕子が出ていた。「ラーメンたべたい」の歌詞を解説する。高校の国語の教科書にも載っているようだ。11月25日放送の回では「子ども記者会見」に野村萬斎が登場。12月9日放送の回の「子ども記者会見」には蜷川実花が登場していた。「花垣吾郎」のコーナーには、クロちゃんだけでなく、リチも登場した。これはやりすぎだな。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は年末スペシャル。オープニングアニメも特別仕様になっていた。まずは「子ども記者会見」に村上隆が登場。これがとても面白かった。それ自体が作品のような帽子をかぶったすがたで座っている村上は「ある時期から、コメントするっていうのを捨てようと思いまして。(略)わたくしはここに座っておりますということで、そういう意思表示でございますんで。」「コメントすればするほど、ネットで叩かれますんで。もう、日本でのコメントは極端に避けております。」 稲垣吾郎がそもそも現代アートとはなにかという質問をすると、村上はモナリザを例に挙げ、「時代時代で、そのときの気分をそのままできるだけダイレクトに表現したのが現代美術なんですけど、同時に、歴史のなかでどういう価値があるのかっていうことを考えてるのが現代アートなんですよ。みなさんが教育されたアートは、あるドイツの教育の逆にものすごい狭いところを教わっちゃったんで、自由という名の不自由をインプリントされちゃったんで、かわいそうだなあと思って見てます。」「もうちょっと歴史を勉強すると、美術館とか行って、みんなこう「うーん」って見てますよね。「うーん」て見てんのは、その絵一枚一枚の、いろいろ勉強してると「なるほど、この時代はこういう服着てたんだな」とか、「なんかこのひとたちタバコみんな吸ってる」とか、なんかそういうことが一個一個勉強してると入ってくるんですけど、日本の勉強だと「自由に見てください」っていうから、自由すぎて、「俺、嫌い」とか、「これ、汚い」とか、感想しかなくなっちゃうので、とても狭い意味とか価値しかないのが日本の美術の教育でみなさんが考えてる「芸術は自由」っていうことになっちゃってると思ってます。」 アートで生きていけると思ったのはいつかという質問には、村上は 40歳と答えた。ルイ・ヴィトンとのコラボをやったのが40歳。その反面、儲けられなかったとしても、芸術家は生きていけるとも語る。村上は、売れないころは魚の絵を描いていて、茶色い絵の具が安いから茶色い絵を描いていた。絵を描くのには勉強が必要かという質問には、村上「僕も絵が下手なんですよね。絵って何種類かありまして、たとえば、自分の描きたいイメージってのは誰でも描けると思います。誰でもね。今度、じゃあ、風景とか、たとえばひとの顔とか描くのはそれはトレーニングが必要です。今度、僕が描きたい、上手いとか下手とか言ってる絵って、マンガの絵なんですよ。マンガの絵って、みんな別になにも見てなかったり、すらすら描いてますよね。かっこいいキャラクターとかかわいいキャラクターとか、すぐ描けるじゃないですか。僕はああいう絵が描きたかったんですけど、描けませんでした。それでも、あのう、描きたいので、今、61なんですけど、まだ練習して。40歳ぐらいのときは少し上手くなりました。20年かかって。そういう意味で、毎日描けば上手くなると思います。」 香取慎吾が、今さらですが勉強したり学校に行ったりしたほうがいいと思いますかと質問すると、村上は、絵の上手いお爺さんの YouTube を観ていて、それが勉強になるという。そのお爺さんは、以前、この番組の「ヨネキンCH」のコーナーに出演していたひとだった。上手い絵は真似したほうがいいんですかという質問には、村上「えーと、目標によりますよね。僕、宮崎駿さんの絵、真似してました。」「オリジナルはなかなか出てこないと思うんですね。やっぱり、でも、たとえば、服とかでも、みなさん同じような服着てますけど、みなさん髪型違いますよね。みなさんこう、いろいろアクセサリーも違いますよね。同じフォーマットでも、ちょっとでも違ったその個性が出てくるので、真似してもそんなにオリジナルじゃないっていう感じではないと思います。真似するほうが早く上達するとは思いますね。」 絵にはルールや点数はあるのかという質問には、村上「点数はないんですけど、オリンピックのスポーツ選手とおんなじで、ちからがあるのとないのとでは、残酷なほど、決定的に、金メダルの作家は金メダル、メダルとれない作家はメダルとれないんです。残酷です、これ。じゃあ、それ、いつ決まるのかっていうと、アーティストが死んでから始まるんですよ、そのレースは。なぜかというと、始めてから終わるまで、それが芸術家のひとつのお話なんですね。このお話をみんなが評価したりしなかったりするので。生きてるあいだは、たとえば僕も、今、まだ売れてるといっても、死んだらある日あるとき突然評価されなくなっちゃったら、もう終わりなんですよ。」 その例として、村上隆はバスキアを挙げる。前澤友作が50億円で買ったために世界中で大ブームになり、今はピカソと同じくらいに重要な作家になってるんだって。村上「僕的にはもう、すべて、死後の世界の準備をしているつもりです。この世界では道化で。」 村上隆が最近いちばんびっくりしたことは「今の若手の芸術家さんたちは、ギャラリーでデビューしたいってまったく思わないです。(SNSにより)もう売れちゃってんですよ、世界中に。」 しかし、SNSは「飽きがくるのが早い」とも指摘する。村上「今、だから僕が戦ってんのは、飽きがこないように、どういうふうに見せかただったり、テーマを少しずつずらしていくのかっていうのを考えてます。」 ライバルはいるのかとの質問には、村上は奈良美智の名を挙げるが、ライバルというより同僚と答えた。村上「もう死んじゃったアーティストのかたたちが、何年後にこういうふうになるとか、過去をすごく学習してるので、今、生きてるその時点で、競り合ってるっていう気持ちはあんまりないです。」 やってみたいことはあるのかと訊かれると、本当はアニメーション監督がやりたいと答える。村上は「君たちはどう生きるか」に大変感動したと語り、「物語のようであって、物語ではなく、自分のあたまに明滅するそのイメージを、ひとに伝えるかたちをとるけれども、別にひとに伝えたいわけでもないような、自分が考えたものがきっちりと、ひとに伝えるような芸術のフォーマットになって完成している。あれはあのう、そうですね、冒険活劇とかを期待してたひとたちからすると、期待はずれだったようですけど、僕らのようなものづくりで、けっこう歳をとっちゃって、いろいろ挫折をしてるひとたちにとっては、大変感動的な作品でした。」 この回は「子ども記者会見」のコーナーだけで 30分弱、残りの時間には「社会の体操選手権」「ケミカルドラマ」「バブルランウェイ」「株式会社ジンタイ」「ワルイコソーラン」があった。

 NHKのBSで放送されていた「藤子・F・不二雄短編ドラマ」の地上波放送をすべて録画するつもりでいたのに、放送日を忘れていて、「どことなくなんとなく」は録りそこねてしまった。よくよく確認してみれば、地上波放送は二度あったようで、それなのに録りそこねている。また再放送されることを期待したいが、永山絢斗が出演する「箱舟はいっぱい」は地上波放送がなく、どうせコンプリートはできないからと思い、ちょっと気が抜けていた。これがあるから不祥事は困る。今月の再放送では「イヤなイヤなイヤな奴」前後編のみを録画することができた。脚本演出は「流血鬼」と同じ、有働佳史。増田貴久がこの役というのが想像がつかなかったが、思いのほか、とてもハマっていた。このドラマ、俳優の風貌を原作に近づけているのが見事で、竹中直人の船長の顔つきはまさに原作そのもの。竹中直人のコント的な演技は、「ガロ」的な作品よりも、藤子作品のような手塚系のマンガのほうがじつは相性がよいのではないか。

 これもずっと観そびれていた「ブラッシュアップライフ」の続きをようやく。今年のあたまに放送されたドラマを録画して、観そびれているうちに、この年末には一挙再放送もされてしまったが、これはなんとか年内に観てしまいたいものだ。第3話まで観ていたが、それ以降、ものすごく時間が空き、4話から8話までを続けて観た。いや、観てしまえばやはりとても面白いのだが、大事に観ようと思っていたから、むしろこんなに時間が空くことになる。四度目の人生を生きる安藤サクラは、1本のドラマのなかで四種類の職業を演じてみせることになり、この演技の幅は並ではないわけだ。第6話で、すぱっと死なせてしまう手際はお笑いの呼吸だ。事務的な対応をするバカリズムの芝居が可笑しい。しかし、第8話では、死の扱いが一転してシリアスに描かれている。喜劇的な死と悲劇的な死の両方がこのドラマにはある。

 深夜に、SNSから坂田利夫の訃報を目にした。82歳、老衰。

2022年11月6日日曜日

11月6日日曜日/大道芸がある環境

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。もう少し眠りなおしてから、録画していた昨夜の「Nキャス」を観た。三谷幸喜は舞台があるため、福岡からのリモート出演。「ショウ・マスト・ゴー・オン」出演者の、鈴木京香、シルビア・グラブ、尾上松也、新納慎也も冒頭に登場した。番組後半には村上隆の独占インタビューがあり、テレビ出演は10年以上ぶりだそうだが、團十郎襲名の祝幕を村上隆が手がけているというのは知らなかった。三池崇史が團十郎襲名のドキュメンタリー映画を撮影しているんだそうで、もともとはその映画に使うために、三池崇史の会社からのオファーで村上隆が絵を描いたということだ。村上隆「一般のひとびとは、スキャンダルとか、なんかこう、どうでもいいような話ばかりに注目されていて、彼のもっている本物の芸術家としてのポテンシャルをちゃんと見てあげてないっていうのが大変残念だなと思って。」「團十郎さんは、ほんとにそれを突き詰めてらっしゃると僕は思ってるんですね。」

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」のゲストに原田真二が登場し、これも先週から楽しみにしていた。これをオンタイムで聴いてから外出。まず、横浜に出て、ムービルの日乃屋カレーに寄り、カツカレーを食べた。790円。




◇ みなとみらい

 東口に移動し、そのついでに、ルミネの地下の有隣堂を覗いていく。ここは通り道だから、ここに本屋ができたのはとてもありがたい。ポルタから日産ギャラリーを抜けて、みなとみらいに進む。高島中央公園の脇を通っていくと、日曜だから遊んでいる子たちでいっぱいなのだが、そのなかに、ジャグリングの稽古をしている若い子たちがいた。このあたりに住んでいる子たちだとすると、小さいころから大道芸に触れられる環境というわけか。

 夜になり、クイーンズスクエアに入っていくと、地下のフロアにひとが少し集まっているのだが見えたが、どうやら、ストリートピアノを演奏している。「横浜音祭り」のイベントのひとつだったのかわからないが、誰か有名なひとが演奏していたのだろうか。円形広場に出ると、ここではおなじみの川原彰が大道芸をやっていた。ランドマークプラザのマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーと三角チョコパイを食べる。


 マクドナルドで、中沢新一「ポケモンの神話学」を読み終えた。2016年刊、角川新書。新潮文庫の「ポケットの中の野生」を改題。親本は 1997年刊だろうか。面白そうだと思って読み始めたが、小難しくて、なかなかすいすいとは読めなかった。レヴィ=ストロースの「野生の思考」であるとか、「贈与論」によりポケモンを読み解いているのだが、なにしろ、自分にはポケモン体験がないから、それも理解を難しくさせていたのではないだろうか。自分よりも下の世代ならば、もしかすると、体験的にすんなりと飲み込めることも多いのかもしれない。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今朝の「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を観てから、深夜3時頃に眠った。

2022年4月8日金曜日

4月8日金曜日/獅子丸電気

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、短い睡眠時間で朝から都内に。電車内ではラジオを聴いた。タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、冒頭からさっそく、前日に報道が出た園子温の性加害疑惑についてしゃべっていた。話はウディ・アレンにまでつながり、太田は「芸術は罪だ」と語る。「やっぱり作品と人格ってのは関係あると思うし、作品に罪はないっていうのは、俺はちょっと違うんだよね。作品にこそ罪があるっていう意味で、だからこそ貴重なんだって。芸術は罪だもん。俺はその罪に悪くされてきたんだ。」

◇ 新御茶ノ水・神保町

 今日は朝から暖かかったが、昼になると、ジャンパーを着ていると少し暑いくらいになった。昼食は小川町で、萬龍という店に入り、肉玉炒飯を食べた。900円。新御茶ノ水駅のすぐそばにある店で、前から気になっていた。それから、すぐそばのベローチェに入り、ひと休み。今朝、駅のコンビニで買ったスポーツ報知を読む。電車のなかで、スポーツ紙を読むひとを見かけて思い出し、藤子不二雄A先生の記事を読むために(そして保存するために)買った。




 夕方、神保町まで歩き、すずらん通りに入り、東京堂書店を覗いていく。それから、交差点まで出て、ココカラファインに寄り、栄養ドリンクを買って飲んだ。靖国通りを古本屋を覗きながら進み、順番に、アットワンダーまで覗いていくが、これといって買うものは見つけられなかった。今日はどうも根気がない。神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に移動する。まんだらけにも寄り、階段の百均から2冊買っていく。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 東横線の各停に乗り、のんびりと読書をしながら横浜に戻ってくる。羽生善治「決断力」を読み終えた。2005年刊、角川oneテーマ21。最近、オンライン将棋を指すようになり、棋士の本をなにか読みたいと思っていた。この本はたしかすごく売れた本だと思うが、以前、横浜美術館で村上隆の講演を聴いたときに、どういう話の流れだったかは忘れてしまったが、客席からの質問に対し、羽生善治の「決断力」を読むように強く薦めていて、意外性もあり、それがやけに印象に残っていたから、いつか読まねばならないと思っていた。

 夜遅くに帰宅し、録画していた昨夜の「アメトーーク!」を観た。毎年恒例の「今年が大事芸人」。今年は、見取り図、マヂカルラブリー、錦鯉、さらば青春の光という4組。それから、今日の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴くと、高田先生が藤子A先生についてしゃべっていて、高田先生が「藤子不二雄スペシャル」の構成をやっていたことは「キンゴロー」(1992年・ワニブックス)を読んで知っていたが、獅子丸に石丸電気のCMソングの替え歌を歌わせたというのには驚いた。その場面は子どものころに観て、はっきりと記憶にあるのだが、それがまさか高田先生の台本だったとは。構成といっても、高田先生が具体的にどんな仕事をしていたのかはまったく想像もできなかったが、アニメの台本を書いていたとは思いもしなかった。高田文夫という存在を知らないうちから、じつは高田文夫のギャグを観ていて、しかも、それをしっかりと記憶していたのだ。驚きながら、オンライン将棋を1局指し、何時に眠ったかは記憶がない。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...