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2023年5月3日水曜日

5月3日水曜日/ものまね番組を観たり

◇ テレビ・ラジオ

 朝から、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「午前0時の森」はVHSの特集があり、VHSマニアの坪井篤史というひとが登場した。シネマスコーレという映画館の支配人をしているというひと。実写版「スーパーマリオ」が紹介されたが、これ、映像を観るのは初めてかもしれないな。公開時に話題になっていたことはよく覚えている。2本目に紹介された「アタック・オブ・ザ・キラートマト」は、それこそ、90年代のこの手のカルト映画の特集ではよく紹介されていた作品で、テレビ放映時に観たことがある。もう1本、「ありふれた事件」という映画はまったく知らなかった。これもやはり、90年代のカルト映画。さながら、90年代の深夜番組で目にしたことがある映画特集のようだった。

 昨夜の「ものまねグランプリ」では「もう一度見たいものまねBEST15」という企画があり、視聴者投票による順位なのだが、1位に選ばれたのはチョコレートプラネット松尾のIKKOという意外な結果。本職のものまね芸人たちの順位は、こんなにふるわないもんか。2位に選ばれていたのは青木隆治の美空ひばりのものまねだったが、15位中、この映像だけがなぜか流されなかった。流せないものが2位になるというが、投票の信憑性を余計に感じさせる。3位に選ばれていたのは河合郁人の松本潤のものまねだった。新作ネタのほうにもお笑い芸人たちが登場するのはいつもどおりなのだが、MVPにはレイザーラモンRGが選ばれ、しかし、これが突出して盛りあがったというわけでもない。RGは大江裕を中心にしたものまねを披露し、「ロード」のイントロのものまねのところでは高橋ジョージ本人が登場した。旬の顔ぶれとしては、さや香、紅しょうが、天才ピアニストが初登場。初登場組では天才ピアニストがいちばん面白かった。ますみは十八番の上沼恵美子から、熊元プロレス、ゆりやんレトリィバァを、竹内はハナコ秋山と「魔女の宅急便」のキキのものまねをした。本職勢では、ここ最近のビューティーこくぶの充実ぶりには目を見張るものがあり、今回は2回登場し、2回ともメドレーの一員だったが、草野マサムネのものまねで歌う「木綿のハンカチーフ」も、よよよちゃんとコラボする山下達郎と竹内まりやのものまねも見事だった。コラボやメドレーの企画になると、うまいひとに下手なひとを混ぜるのが余計なのだが、この夫婦メドレーでは、西尾夕紀&キャンディの森高千里&江口洋介、まーな&元木敦士の工藤静香&木村拓哉、坂本彩&Nori の今井美樹&布袋寅泰と続き、どれも面白かった。今が旬のレッツゴーよしまさは終盤に登場し、素の志村けんを披露したのだが、志村の楽屋を、本物の川上麻衣子、磯山さやかが訪問し、相談をするという設定。感動を誘う演出に、審査員のコロッケまでが志村を思い出し、涙ぐんで絶賛する。そのほか、面白かったものは、小出真保&とくこの高橋尚子&増田明美のものまね。審査員たちがスタジオ入りする映像を観ながら、実況と解説をする。河口こうへいたちのお笑い芸人のものまねを番組では推しているようなのだが、対象の面白さに依存しているようなものまねはだめだ。審査員たちも苦笑いしているように見える。この手のものまねでは、ホリが今回はクロちゃんのものまねを披露し、これも面白くなかった。「泰造が見せたいぞう」というショートネタのコーナーでは、ベテランの古賀シュウがなぜかここに登場し、清水アキラのものまねを披露した。このコーナーでは、ジョニー志村というひとのタモリのものまねが、今の年齢のタモリを真似るという新しいアプローチ。初めて観たが、検索してみると「細かすぎて」に出ていたようで、この番組は録画はしてあるがまだ観ていなかった。

 昨日の「徹子の部屋」は小倉一郎がゲスト。ステージ4の癌から回復した話と、複雑な家庭環境について語っていた。そのあとは趣味について。じつは多趣味で、ギターの趣味では、寺内タケシのライブに出演し、演奏した映像が流れる。作詞作曲した曲が「みんなのうた」にも使われているというのは知らなかったな。番組内では改名も発表し、俳号を芸名にした「小倉蒼蛙」になるという。

 評判の「まつも to なかい」も、日曜に放送されたレギュラー放送1回目をようやく観た。香取慎吾がゲスト。松本人志、中居正広と3人だけでトークをする。この番組、今までに特番として二度放送されていて、ギャラクシー賞も受賞しているのだが、この番組も録画したままで観ていなかった。だから、どういう形式の番組かもよく知らなかったのだが、じっくりとトークを聴かせる番組なんだ。中居正広と香取慎吾、6年ぶりの共演。なんともいえない緊張感がある始まりだったが、中居の休養中、ある日をきっかけに、それから2ヶ月間は毎日メールを送っていたという。年明けには、ふたりきりで会ってもいたのだ。松本は「SMAPは脅威だったからね」と語る。「俺、お笑いだから、お笑いのひとたちと戦って勝っていかないといけないと思ってたからね。そんなときに、SMAPっていうのが出てきたときに、あっ、エンターテイナーのホンモンきたなっていう」「この子ら笑いもやんねんなと思ったら、敵はお笑い芸人じゃもうないぜって、ほんとに焦ったよね。」 番組後半にはスタジオを移動し、香取慎吾の歌のセットに。アンタッチャブル山崎が司会の架空の歌番組に香取慎吾が出演するといって集められたファンクラブの客の前に、松本と中居がいきなり登場し、客が泣き始めてしまう。中居は、じつは香取慎吾のライブも観に行っていたという。最後には香取慎吾のステージをきっちりと見せる。シンプルな構成、格調あるいい番組だった。おまけだが、木村拓哉の番宣CMがあいだに入っていたのもよかった。

 土曜に放送された「ワルイコあつまれ」を観ると、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに森雪之丞が登場。「悲しみよこんにちは」の歌詞を解説する。「国宝だって人間だ!」のコーナーには、藤舎名生という横笛の奏者が登場した。友だちに笛を吹いているときの筋肉を見たいと言われ、上半身裸で笛を吹いたら破門になったという話をしていた。そのときにジャズのひとと友だちになったといって、それが誰かといえば、山下洋輔なのだ。NHKの番組で山下洋輔とセッションしている映像も流された。

 今日は外出せず、テレビを観てばかり。その合間にブログを3本更新した。眠る前には、Spotify のポッドキャストで、「金曜たまむすび」の後継番組「えんがわ」を聴いた。Spotify を検索していたら、「爆笑問題の日曜サンデー」のポッドキャストが4月から始まっていることに気がついた。ゲストのコーナーも配信されているのが嬉しい。又吉直樹、なぎら健壱、沢木耕太郎と、4月は面白い回が続いていた。これ、配信期限はあるのだろうか。できることならば、永遠に配信してもらいたい。深夜0時半頃に眠る。




2022年12月13日火曜日

12月13日火曜日/「ものまねグランプリ」

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか観て、それから、ブログの更新に手をつけるが、書きあげられず、少し眠りなおした。「ビバリー昼ズ」を途中からつけると、12時台は、光丘翔太という佐藤企画の演歌歌手がゲストだった。水谷千重子がプロデュースしているというのは知らなかったな。

 今日は外出せず、午後も録画していたテレビ番組をあれこれと。「徹子の部屋」を追っかけ再生で観てしまうと、今日は追悼特集だった。三遊亭円楽、佐野浅夫、仲本工事、野村昭子の過去の出演回の映像が流れる。

 昨夜の「キョコロヒー」は、「言ってみたいセリフ劇場」という企画に豊川孝弘というプロ棋士が登場した。羽生善治の同期というひとだが、対局中にダジャレを言ってみたいというこの棋士、ダジャレを連発するVTRを観て、ヒコロヒー「おじさんのダジャレめっちゃ好き」と。そういえば、井上順もそういうタイプだ。宇宙飛行士の山崎直子も登場し、宇宙のエピソードトークがスケールが違ってすごい。そして、来週はなんと、研ナオコが出演だって。

 土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」は北欧クリスマス特集。BGMにうっすらと「チキンライス」を流していたが、いったいどういうつもりなんだか。ゲストは、スウェーデン出身の LiLiCo。XXCLUB のコーナーは「エンドロールのつづき」というインド映画を紹介し、パン・ナリン監督にリモートインタビューをする。LiLiCo からのアドバイスがあり、それを踏まえてのインタビューだった。

 夜は放送中の「ものまねグランプリ」を追っかけ再生で観てしまう。年末恒例の「ザ・トーナメント」だが、フジテレビ同様、こちらも形式が把握しづらく、満足な説明もなしに、当たり前のようにやっている。10月の放送で出場者を卒業したコロッケが、今回からさっそく審査員になった。フジテレビで優勝したビューティーこくぶがこちらにも出場し、優勝したことにも触れられていたのだが、もちろん、つい先週金曜に放送されたばかりのその放送前に収録したんだと思うが、オンエア順は決まっているから言ってしまってもいいということなのか。トーナメントはAブロックからEブロックに分かれ、各ブロック、5組ずつがまず対戦する。とはいえ、各組、即席のチームにされているものもあれば、ひとりの出場でもほかの演者とのコラボ企画にされていたり、バランスが悪く、あまりにもルールがいい加減だから対戦としては面白くない。ものまね四天王がブレイクしたかつての「ものまね王座」のように、ルールはシンプルなほうがいいのに。◆Aブロックは、河口こうへい、アニメものまね軍団(奇跡・喉押さえマン・はたのあいか・uiui先輩)、ビューティーこくぶ、ジャニーズ歌まね三銃士、歌まね三姉妹(まねものがかり・針谷紀久子・中垣みな)という5組。河口こうへいは漫才師8組のものまねをするのだが、相方役がそのつど入れ替わり、あまり上手くないひとが出てくる。ビューティーこくぶがここでさっそく登場するが、日本テレビは初登場なのか。クリスマスソングメドレーを披露し、ビューティーこくぶがAブロックを制した。審査は7名の審査員が、1票ずつ投票する方式。ビューティーこくぶが5票、河口こうへいが2票を集める。コロッケは、河口こうへいと迷ったが、ビューティーこくぶだけがひとりで戦ったからとビューティーを評価した。この番組の根底をひっくり返すような評価なのだが、さんざん出場してきたコロッケがそれを言うのはなんなんだろう。コラボ企画は出場者の意向ではなく、番組側の意向でそうしているものだと思っていたが、出場者はそれを拒絶することもできるということなのか。◆Bブロックは、nanami &鎮目政宏、いぬ、ななみなな&砂月凛々香&坂本彩、KINZ&K-ing、松浦航大という5組。KINZ&K-ing はチャゲアスひとつしかないのだが、松浦航大は、審査員に黒沢薫がいる前で、ゴスペラーズのものまねを披露した。審査は、松浦航大、KINZ&K-ing が3票ずつで同点、関根勤だけがいぬに投票したが、決選投票となり、関根勤が松浦航大に投票し、松浦航大が勝ちあがる。◆Cブロックは、JP、ガリベンズ矢野、ホリ、ラパルフェ、神奈月という5組。お笑い度の高いブロックになったが、JPは松本人志が動画配信を観ているという設定で、いろんな効果音ものまねをする。効果音のものまねはケント・フリック以来だ。ガリベンズ矢野は、ひろゆき、伊集院光、西野亮廣の討論をやるというので面白そうだと思ったが、ガリベンズ矢野がものまねするのはひろゆきだけで、伊集院と西野は別の演者がものまねする。これもコラボでつまらなくしているケース。ホリは木村拓哉を中心に、17名のものまねで織田信長の生涯をたどる。神奈月も、きつねダンスに乗せて、複数のものまね。信長まつりのファンのものまねとか、いい加減なネタも入ってるのがくだらない。審査は、神奈月が4票、ホリが2票、JPが1票を集め、神奈月が勝ちあがる。◆「泰造が見せたいぞう」というショートネタのコーナーもあり、素人みたいなひとも出てくるが、古賀シュウのような常連出演者も登場する。小出真保&とくこの高橋尚子と増田明美のものまねが絶品。いぬが本戦に出場しているのに、同じく「KOC」ファイナリスト、や団の本間キッドはサンシャイン池崎のものまねでここに登場した。◆Dブロックは、青山しゅん、レッツゴーよしまさ、Mr.シャチホコ、よよよちゃん、みっちゃん&シンディーという5組。みっちゃんというひとは桑田佳祐のものまねで有名な素人のようだが、即席ユニットとはいえ、出場枠をもらえているのが不思議だ。よよよちゃんはシティポップメドレーだったが、よよよちゃんが歌うのは竹内まりやのみ、そのあとには、松原みき、大瀧詠一のものまねをするひとが登場したが、大瀧詠一を歌ったサミーコイワというひとは下手くそで、ただのおじさんのカラオケみたいな感じだった。よよよちゃんを無駄使いしている。期待のレッツゴーよしまさは「ドリフ大爆笑」のいかりや長介のものまねを軸に、美川憲一、志村けん、加藤茶のしゃべりのものまねから、小林幸子の歌まねにつなげてみせた。審査は、レッツゴーよしまさが4票、シャチホコが3票を集め、レッツゴーよしまさが勝ちあがる。◆Eブロックは、ハリウッドザコシショウ、武内駿輔、やしろ優&キンタロー、山寺宏一、ホリプロものまね軍団(イジリー岡田・ハリウリサ・たむたむ)という5組。このブロックも変なバランスなのだが、やしろ優&キンタローという謎のタッグは、今回の即席チームのなかでは唯一の成功。いわゆる化学反応というやつで、それぞれの面白さがタッグを組むことで増幅する。むしろ、こうでなければ、即席チームにする意味はない。やしろ優は、古田新太、加藤一二三、関根勤を、キンタローは、北大路欣也、市川右團治、コロッケを披露する、この人選だけでも絶妙。すごく面白かった。ここまででいちばん爆笑した。審査は、やしろ優&キンタローが3票、ホリプロ軍団が2票、武内駿輔、ハリウッドザコシショウが各1票を集め、やしろ優&キンタローが勝ちあがる。◆「トルネードそっくりSHOW!」のコーナーを挟み、いよいよ決勝戦。敗者復活枠がひとつあり、1回戦敗退者による投票で、ハリウッドザコシショウが勝ち残った。出場者たちに愛されている。決勝戦は登場順に、松浦航大、ビューテーこくぶ、ハリウッドザコシショウ、神奈月、レッツゴーよしまさ、やしろ優&キンタロー。松浦航大は平井堅のものまね。ビューティーこくぶは氷川きよし「限界突破×サバイバー」を歌い、これには審査員のコロッケも感心した表情をする。1回戦でレトロゲームものまねを披露したハリウッドザコシショウは、今度はなにをやるのかと思えば、スタジオにいるものまね芸人の誇張ものまねをやってみせ、これも大盛りあがり。神奈月は1回戦と同じく、またきつねダンスをやってみせたのにも笑った。レッツゴーよしまさは志村けんから細川たかし、そして、尾崎豊を挟み、また志村けん、加藤茶と続けたが、ネタの選択、演出は、まだ素人っぽいのかもしれない。ラスト、やしろ優&キンタローは得意ネタを連発。やしろ優は、倖田來未、芦田愛菜を、キンタローは、前田敦子、北京五輪の子どもトランぺッターを披露し、これにもまた爆笑。3時間特番の最後は、キンタローの子どもトランぺッターで終わった。結果的にかもしれないが、フジテレビとは違い、番組終盤に向かい、笑いにふりきれていったのがとてもよかった。ハリウリサによる「結果発表」の発声から、結果は、松浦航大が4票を集め、松浦航大が優勝した。しかし、関根勤、松村邦洋はやしろ優&キンタローに、コロッケはビューティーこくぶに投票し、ものまねのプロ3人が松浦航大には入れていなかった。コロッケは、審査員になっても感極まって泣きそうになっていた。

◇ 雑誌・ラジオ

 楽天マガジンで読んだ「週刊ポスト」、たけしの連載では、勝村政信がカタールまで、大杉漣の写真をもってワールドカップの観戦に行っていたという話題に触れていた。ネットニュースにもなっていたようだが、これを読んで初めて知った。「漣さんが亡くなってからもう4年以上も経つんだけど、こういう形で久しぶりに思い出してさ。勝村はなかなか粋なことをするじゃないかって嬉しくなったよ。」

 「週刊プレイボーイ」には「M-1」の特集記事があり、ユウキロックが決勝進出者を分析、記事中には爆笑問題によるタイタン所属2組への激励も挟まれる。つぎのページは「「賞レースコンプレックス芸人」座談会」と題し、なすなかにしとみなみかわが登場する。取材者はインタビューマン山下。みなみかわ「吉本芸人もムカつくときがあって。吉本芸人て、めっちゃ面白いんですけど、たまにおもんないやつもちゃんといるんですよ。」 それは誰なんですかと訊かれると、みなみかわ「インディアンスのきむとかです。」

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、今日のゲストはなんと、てれびのスキマさんだった。「アメリカ横断ウルトラクイズ」の本を出したタイミングでの出演。スキマさん、ダウンタウン直撃世代だと言っていたが、「ひょうきん族」の時代は「加トケン」派だったというのは初めて知ったかもしれない。副業のライターから専業になったきっかけは、「タモリ学」を準備中に、樋口毅宏の「タモリ論」が先に出てしまったため、完成を急ぐ必要があったからと語っていた。大竹まことが「東大だよね?」と訊いていたけど、ラリー遠田と混同してるんじゃないだろうか。

2022年10月25日火曜日

10月25日火曜日/コロッケの卒業


◇ 神田・秋葉原

 朝から都内に。Tシャツにジャンパーで出るが、いよいよ寒さを感じるようになってきた。冬服の用意がまだできていない。昼食は神田駅の近くで、神田伊勢という店に入り、伊勢の親子丼というのを食べた。ランチタイム価格、800円。通常価格は1200円のようだ。店内、ニッポン放送が流れていて、「ビバリー昼ズ」のオープニングをここで聴けた。しかし、扉が開けっ放しで寒い店だった。

 その後、岩本町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書する。それから、秋葉原のブックオフに寄っていくが、ここは大型店で、まわるのに時間がかかるわりには、いつも乏しい収穫しかない。110円の文庫本、新書を各1冊、220円の文庫本、新書を各1冊買う。秋葉原から京浜東北線に乗り、品川からは東海道線に乗り換え、横浜まで戻ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 行き帰りの電車内では、タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をいくつか。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」と、続けて、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、サンドウィッチマンの単独ライブに、近い会場で吉本のライブがあった中川家が飛び入り出演したそうで、そのことが双方で語られていた。Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」のコーナーも聴くと、先週木曜は、みうらじゅんが出演。ピカソの解釈をヒコロヒーと交わす。さかのぼるように、水曜のきたろう、火曜の中島岳志も続けて聴いていく。

 夜に帰宅し、録画していた「ものまねグランプリ」を放送直後に観た。JPの松本人志を中心にした「すべらない話」のパロディで始まるが、メンバーのなかには似てないひとも混じっている。この番組では、ほかにもテレビ番組のパロディをよくやるのだが、お笑い芸人のものまねというのは、もとが面白いものを真似てつまらなくしている場合があり、本人も登場したりなどすると、本人までつまらなくなるという被害を生む。ポケットビスケッツの内村をジャッキーちゃんが演じているのはちょっと面白かった。ブラックビスケッツの南原は誰かと思えば、マリアのイーちゃんだった。「泰造が見せたいぞう」というショートネタのコーナーでは、美川憲一のものまねのひとが面白かったから巻き戻して名前を確認したら、なんと、レッツゴーよしまさではないか。この美川憲一は審査員の関根勤も絶賛する。オーディションはいつだったのか、このひとを本戦に残さなかったのは失敗だろう。しかし、なにより、今回の目玉はコロッケの番組卒業だ。番組最後はコロッケのラストパフォーマンス。岩崎宏美、美川憲一、松山千春といった得意ネタ、それから、常連出演者たちとのコラボもあり、Mr.シャチホコとは玉置浩二を、松浦航大とは平井堅を、ホリ、古賀シュウとは武田鉄矢を、西尾夕紀とは工藤静香を、神奈月とは大友康平を一緒にものまねした。そのあとには「2憶4千万の瞳」をいろんなひとのものまねで歌ったのだが、しかし、この大事な場面で、フジテレビでおなじみの企画をやってしまう神経はよくわからない。まあ、そもそも、とんねるずの番組以前に、このようなメドレーをコロッケは得意にしていたはずだとは思うが。「ものまねバトル」時代からの過去の傑作選のVTRも流されたが、こうして観ると、コロッケがものまねにダンスの要素を入れてからもう20年以上が経つのだ。このラストパフォーマンスの最後には、コロッケは五木ロボットを披露した。五木ひろし本人も登場し、番組はコロッケの涙で終わった。この五木ロボットが現在のコロッケの代表作ということになるだろうが、この代表作が、ものまね四天王のすさまじい大ブレイク後に、新たに産み出した芸であることはとても驚くべきことだ。

 録画残量の確保が必要だったが、それを確認したら、もうこれ以上はテレビを観ている余裕はない。明日も朝早くから外出するため、とりあえず、横になりたくなった。ポッドキャストを聴きながら、深夜1時前には眠る。

2022年5月4日水曜日

5月4日水曜日/古本市の準備を

◇ ラジオ・テレビ

 遅めに目覚めてラジオをつけるが、午前中は聴く番組がなく、じつにつまらない。しかたなく、ニッポン放送の垣花正の番組をつけておくが、まるで聴き心地のよくない番組だ。

 録画していた昨夜の「ものまねグランプリ」を観ると、今回は「ガチの歌ものまねNo.1決定戦」という歌まねだけにしぼった3時間。扱う曲は、CDがいちばん売れていた時代、1990年から2010年に発売されたものに限定されるというルール。今、いちばん旬のJPを輩出したのはこの番組だが、JPはハリウリサとともにダウンタウンのものまねで「明日があるさ」を歌った。せっかくこのタイミングで出演していても、歌まねに限定されては活躍の場面は少なく、先日のフジテレビの「ものまね紅白歌合戦」のほうがJPをフル活用していた。そのくせ、お見送り芸人しんいちやゆめちゃんといった、ものまねが本芸ではない旬の芸人を出演させる。しんいちは宮本浩次、ゆめちゃんは松浦亜弥のものまねをやり、本職のものまねと並ぶレベルのものではなかったが、しんいちがどの番組でも「R-1」のトロフィーを抱えているという作戦は新しい。写実派では驚異的な技量の新人が増えていくなか、誇張派のベテラン、神奈月の奮闘が目立っていた。1回戦は井上陽水のものまねで「アジアの純真」を歌い、決勝に進出し、決勝では吉川晃司のものまねで、セリーヌ・ディオンの「タイタニック」の主題歌を歌った。写実派は上手くても芸の幅が狭いひとが多く、決勝進出者7組のうち、3組が1回戦と同じネタになり、チャゲアスのものまねをした KINZ と K-ing が優勝した。審査員には前田敦子がいたのだが、もうひとりの誇張派、キンタローと初対面だったのも今回の見どころのひとつ。

 午後はラジオを聴きながら雑務を。今日の仕事を片づけ、それから明日の古本市の準備にとりかかろうとしていたが、夕方の時点でまったくなにもできていない。今日もブックオフのセールに行きたいと思っていたが、予定を変更せざるをえない。古本を運搬するクリアケースも、ずっと放置していたらずいぶんほこりまみれになってしまい、風呂場にもちこみ、洗うところから始める。夕方に、駅前まで買いものにだけ行き、すぐに帰ってくる。

 今週は、ニッポン放送は「ビバリー昼ズ」も「ザ・ラジオショー」もお休みで、文化放送の「ゴールデンラジオ!」をつけてみたが、この番組は祝日はいつも大竹まことは休みになり、いとうあさこと水谷アナで放送していた。おかげで、ほかの番組を聴く余裕がたっぷりとあり、タイムフリーで、友近の「シン・ラジオ」(金曜放送)を聴くことができた。この番組を聴くのは2度目。古本の値付けをしながら、今週も3時間すべて聴いてしまった。

 夜、録画していたテレビ番組をいくつか。まずは今日の「徹子の部屋」(ゲスト・神津善行&中村メイコ夫妻)から。それから、昨夜の「イワクラと吉住の番組」を観ると、先週に引き続き、東京03飯塚がゲスト。飯塚は、松本人志がコントで演じる人物が年齢不詳なことを指摘する。

 「水曜日のダウンタウン」も放送直後に観てしまうが、先週に欠席していた浜田は今週も不在。今週は「みんなの説スペシャル」。「メシ屋で提供が早すぎたらそれはそれでおっかない説」がすごかった。からくりを明かしてくれないのだが、実際にこういう店を作れるんじゃないだろうか。「フラッシュ暗算 途中にめちゃ気が散る画像挟まれたらさすがの暗算名人でも正解出せない説」では、暗算名人の高倉佑一朗というひとが登場したが、タレントじゃないひとをドッキリで盗撮していたのはちょっと怖い気がしてしまった。この場合、誰が承諾したのだろう。「本屋の店員 制服がエプロンなの謎説」というのもあったが、書店員経験者として、謎だと思ったことは一度もない。

 「あちこちオードリー」もすぐに観た。伊集院光と渋谷凪咲がゲスト。朝のラジオを辞めたことについての話を期待したが、そこはあまり語られなかった。渋谷凪咲の引き合いに出す、自覚的になったバラドルに対する伊集院の毒がすさまじい。伊集院に今田・東野について訊いていたのも珍しかった。それはさておき、伊集院が「かかってる」という言葉を使っていたのが気になった。ここ数ヶ月でやけにたくさん耳にするようになった言葉だが、いったい、どこから出てきた言葉なのだろう。

 ツイッターを見ると、お笑いナタリーに、昨日の「漫才新人大賞」の記事が一日以上が経ってようやく出ていた。審査員に渡辺正行の名もあり、ろくに取材していないのがまるわかりの記事だ。現場にもきていないのだろうし、漫才協会の側から記事にしてもらうようにお願いでもしたのだろうか。

 古本市の準備が終わらず、値付けをした本をケースに詰めてみると、まだまだぜんぜん余裕がある。いつもは入りきらないくらいに用意してしまい、どれを置いていくかに悩んでいたものだが、ブランクがありすぎて、まるで勘がつかめない。古本市が連続してあれば、売れ残りをまわしているだけでもなんとかなったのだが、イチから準備するというのはなかなかめんどうだ。深夜も準備は続く。

 タイムフリーで、火曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台は、平成ノブシコブシ徳井健太がゲスト。徳井と黒沢かずこは、森三中がノブコブよりも1年先輩であり、とても近い間柄のようだ。東貴博に、徳井と黒沢で質問攻めにする時間がかなりあり、くりぃむしちゅー有田が覚醒したという東八郎十三回忌の舞台の話を東から訊き出す。その話を有田がどこかでしゃべっていたのか、少し前に、欽ちゃんの「週刊文春」の連載でもこの舞台について語られていた。あるいは、徳井が注目する銀座7丁目劇場時代のココリコ、後輩から慕われるというダイタクの話も面白い。

 古本市の準備は終わらず、聴くラジオもなくなってしまい、Spotify のポッドキャストで「植竹公和のアカシック・ラジオ」を聴いた。比較的最近の、2月と3月に配信された泉麻人の回。前編は、近刊に書かれた銀座について。後編は泉麻人の読書歴。

2021年12月22日水曜日

12月22日水曜日/昼は葛西・夜は日本橋

◇ テレビ

 朝、録画していた昨夜の「ものまねグランプリ」を途中まで観た。ものまね番組はいつも録画はしているが、長時間のせいもあって、録画しただけでなかなか観ないでいるということが続いていた。旬のネタも多く扱われ、そこに勝負を賭けていたりもするから、本当はすぐに観なければその鮮度を感じられないはずなのだ。反省し、今回はすぐに観るが、「ザ・トーナメント」というのがどうやら年末恒例になっているようで、しかし、そもそも、トーナメント戦になっていないのが変だ。荒牧陽子はこちらにも出場していて、かつてのような、日本テレビとフジテレビとの住み分けはすっかりなくなっている。みちょぱのものまねをするみほとけは、この番組にも出ていた。錦鯉が出場し、放送上は「M-1」チャンピオンと紹介されていたが、もちろん、「M-1」よりも前の収録だろう。スパイクの小川も登場し、篠原涼子のものまねをやっていた。

◇ 葛西

 今日は昼前から都内に。めったに行くことのない西葛西に用があり、そうなると、当然、ブックオフを探して寄っていくことになるが、葛西周辺にはうまい具合にブックオフが2店あった。どちらも初めて訪れる店舗だが、西葛西駅から離れ、まずは中葛西店から攻めると、いい本がほいほいと見つかり、さっそく6冊買った。さらに葛西駅まで歩き、駅前の店舗にも期待して入っていくと、こちらでは買うものがなく、220円の単行本を1冊だけ買った。昼食を食べそこね、夕方にようやく、とんから亭という店に入った。葛西駅のショッピングセンターにある店で、初めて知る店だが、すかいらーくグループのようだ。豚玉丼を食べるが、カレーかけ放題という妙なサービスがあり、先に教えてくれたら、カレーに合うものを考えて注文したんだけれども、せっかくだからチャレンジする。半分ほど食べたところで、カレーを投入すると、思いのほか美味かった。




◇ 映画

 夜は映画を観ようと思い、葛西から東西線に乗り、日本橋に移動する。室町1丁目のベローチェに入り、ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしたかったが、充電器をカバンに入れ忘れていた。読書を1時間ほど、それから、早めに出て、新日本橋のクリエイトまで歩き、飲みものを買ってから、TOHOシネマズ日本橋に向かった。この劇場は初めて利用する。だいたい、日本橋で映画を観ることがまずないのだ。18時45分の回の「ラストナイト・イン・ソーホー」のチケットを買うのに、シネマイレージカードのポイントを初めて利用した。期限が今月までのものが1ポイントあったから使ってしまいたかった。もしかすると、今までも知らないうちに失効していたポイントがあったかもしれない。エドガー・ライト監督の新作ということで楽しみにしていたが、しかし、エドガー・ライトの作品を今まで追いかけてきたわけではぜんぜんなく、この監督を気にするようになったのは前作の「ベイビー・ドライバー」からだ。その後、いくつかの関連作を配信で観た。90年代のタランティーノのように、過去の映画や音楽から得たセンスのよさにあふれていて、今作も、冒頭からさっそく惹き込まれるが、かわいらしい映画かと思って観ていると、じわじわと怖い映画になっていく。幻影描写がややしつこいかと思ったけど、結末はどうなるんだろうかと、目が離せなかった。

 



 新日本橋駅から横須賀線に乗り、夜遅くに帰宅した。ブログの更新をひとつして、それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。三平が降板したあとの新メンバーを、探り当てようとする乾貴美子と、知らないと言い張る昇太師匠の攻防戦が面白かった。12時台は、栗コーダーカルテットがゲスト。聴いていたら、いつの間にか眠っていた。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...