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2023年10月9日月曜日

10月9日月曜日/ガイドが必要だ

◇ ニュース・ラジオ・テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組を観る。今朝の「ブギウギ」を観て、録画を止めると、ハマスのイスラエル攻撃のニュースをやっていた。民間人が連れ去られる動画がじつにショッキングだ。今朝は津波警報もあり、昼に「ビバリー昼ズ」を聴いていると、そのニュースが差し込まれる。「ブギウギ」でも、画面の端、L字型に注意報を出していた。「ビバリー」の12時台ゲストは船越英一郎。14年ぶりの出演。高田先生とは日芸の先輩後輩なんだ。今日は「徹子の部屋」も船越英一郎がゲスト。明治座の舞台があり、そのプロモーションであちこちに出ているのか。このキャリアにして、舞台は初挑戦だそうである。「徹子の部屋」には、34年前、28歳のころに初登場。2時間ドラマが激減するようになったそうだが、今は2時間ドラマのセルフパロディのような役をもらうようになっているという話をしていた。2時間ドラマの記憶がみなさんのなかから消えないようにする役目を担わせていただいているのかもしれないと船越は考える。

◇ 二俣川

 夕方から外出。雨降り。急に寒くなり、ジャンパーを着ていく。まず、かつやに入り、フェアメニューの牛バラ焼きとロースカツの合い盛り丼を食べた。869円。それから、二俣川に出て、ジョイナステラスで買いものをする。無印良品とユニクロ。ついでに、くまざわ書店を覗いていく。ドトールに入り、ひと休み。今季初のホットコーヒーを飲んだ。

 ドトールで、図書館で借りている「ミュージック・マガジン」2冊を順に読んでいく。1冊は今年3月号の高橋幸宏追悼特集。北中正和による追悼文、スティーヴ・ジャンセンのインタビュー。「高橋幸宏・想い出の1曲」というページのなかでは、ナイツ塙さんが「随自意の生き方を体現された偉大な方でした。」と、創価学会用語で追悼していた。全アルバムガイドも読み応えがあり、これは古本で見つけたら買いなおしておきたいな。もう1冊は、今年6月号の坂本龍一追悼特集。高橋健太郎による追悼文がとてもよかった。後藤正文、テイ・トウワ、大友良英のインタビュー。高橋幸宏特集と同じく、「坂本龍一・想い出の1曲」とディスクガイドが載っている。高橋幸宏、坂本龍一とそれぞれ、アルバム解説を読むことで、ようやく流れをざっとつかめたという感覚が得られた。膨大な作品を闇雲に聴いていくだけでは理解できないことも多い。あとの時代から追いかけるにはガイドが必要だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組のなかから、土曜に放送された「ものまね紅白」を観る。レッツゴーよしまさがドリフ5人を真似分ける「ズンドコ節」が素晴らしかった。これぞ「ものまね王座」の王道スタイル。栗田貫一が河野太郎のものまねで、郷ひろみの「マイレディー」を「マイナンバーカード」に替え歌したのもよかった。途中から麻生太郎のものまねも入り、オールドものまねファンとしては、やっぱり「ものまね王座」はこうでないとという感触がある。すなわち、歌にのせて芸を見せるという形式。「勝手に予想紅白歌合戦」という企画では、ラパルフェ都留が大泉洋になって司会をするのだが、橋本環奈役のひとがなんにも似てなくてひどかった。この企画のなかでは、最近の話題曲を網羅していく。よよよちゃんの YOASOBI、キンタロー軍団の LE SSERAFIM、ミラクルひかるの宇多田ヒカル、松浦航大の米津玄師、エハラマサヒロの三山ひろしなど。新しい学校のリーダーズをフジテレビの女性アナウンサーたちにやらせていたのは、会社の宴会を見せられているような恥ずかしさがあった。歌マネ以外では、「VIVANT」のパロディを、松村邦洋、ラパルフェ都留、レイザーラモンRGというメンバーでやったのだが、これはドラマを観ていないとなにをやっているのかわからない。山本高広と Rocky石井が「イット!」のパロディをやっていたのもそうだが、当たり前のようにパロディをやられても知らないよという話だ。つまり、元ネタを知らない視聴者を惹きつけるほどのレベルには至っていない。そのほか、本人とものまねの声を聴きわけられるかを試す「ご本人はどっち?」のコーナーや、「倖田來未だらけのものまね王座決定戦」などの企画は面白かったのだが、最後の「霜降り明星の秒殺ものまね」のコーナーは、これは日本テレビでやってる企画そのままじゃないか。ハリウリサが「リトル・マーメイド」のアリエルのものまねをするのに顔をうっすらと塗っていて、これは大丈夫なのかなという気にさせられる。浜田がエディ・マーフィーになって炎上したことがあったが、そんなところまで真似しなくてもいい。

 タイムフリーで、ラジオ番組も。昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」は、14時台ゲストにプチ鹿島が登場。先週の予告から楽しみにしていた。鹿島さんの「俺のバカ」というコンビを、爆笑問題のふたりは覚えていた。「タイタンライブ」の若手コーナーに出ていたんだな。太田は「センキョナンデス」も「シン・ちむどんどん」も観ていて、鹿島さんが新聞を擬人化していることまで把握していた。「東京ポッド許可局」を始めたそもそもの話から、話題はジャニーズ問題、沖縄の基地問題と移っていく。太田はダースレイダーにも興味を示していた。最後に、鹿島さんは立川藤志楼の会で爆笑問題を観ていることを本人たちに伝えた。

 深夜にブログの更新をようやく。確認する必要があったことを書き起こしていたら、そんなことで深夜2時までかかってしまった。いや、今日はたいした用事もなかったのだから、なんにも更新しないのはさすがにまずいだろうってなもんで、けっこうがんばった。

2023年6月16日金曜日

6月16日金曜日/「怪物」ティーチイン

◇ ラジオ

 朝に目覚め、ダビングのセットをしようとテレビをつけたら、永山絢斗が大麻所持容疑で逮捕とのニュースが流れる。少し眠りなおし、それから、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」は、12時台ゲストに柄本明が登場。磯山さやかが主演している「愛のこむらがえり」に出演している。高田先生との顔合わせが珍しいと思ったが、同い年のふたり、初期の東京乾電池とその時代の空気の話を興味をもって聴いた。自由劇場では串田和美のやっていることは高尚に感じられ、それよりも、佐藤B作の東京ボードビルショーに憧れてというので始めたのが東京乾電池なんだな。後半には勘三郎や志村けんの思い出も語られた。

 カバンを昨日買ったことを忘れていて、家を出る直前に気がつき、中身の入れ替えをする。今まで使っていたカバンと同じくらいのサイズのつもりで買ったが、新しいカバンのほうがでかかった。ブックオフをまわるときに便利になるか。

◇ 病院

 午後から外出。いよいよ夏らしい気候になってきた。横浜に出て、まず、昼食。ひさしぶりに岡野の八起に入り、日替わりメニューのAセット、豚肉と舞茸の炒め定食を食べた。830円。八起のすぐ近く、交差点の角のラーメン屋がなくなってしまっていた。向かいのラーメン屋も同じ家系なのに、なぜかいつも行列ができているのが不思議なのだが、角の店のほうは空いていて、空いているこちらの店しか入ったことがなかった。

 市民病院まで歩き、3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診。今回は珍しく予約時刻に間に合い、たいして待たされず、すぐに診察が終わる。酸素の数値は「95」。これがやや低めなのだということもいつの間にかわかるようになった。薬局のほうは混んでいて、けっこう待たされた。シムビコートの価格がまた安くなったようで、とても助かる。



 また歩いて、横浜駅のほうまで戻る。Tシャツをもう1枚買っておきたく、ビブレのユニクロ、GUに寄るが、決められず、結局、地下街の無印良品で買った。有隣堂も覗いていく。地下のドトールに入りたかったが、満席で入れず、再び地上に出て、めったに利用しない南幸のドトールに入り、ひと休み。ダイソーで買うものがあったことを思い出し、ドトールを出たあとにまた地下街に戻った。それから、東急ストアにも寄り、エクレアを買って食べた。

◇ 映画

 エクレアを食べてから、エレベーターに乗り、T・ジョイ横浜に。是枝裕和監督の「怪物」の上映後に監督のティーチインがあることを知り、通常料金で映画を観ることもまずないのだが、横浜の劇場で是枝監督の話が聴けるのならば、この機会を逃しては惜しい。19時ちょうどの回だったが、エクレアをのん気に食べていたら、10分前になってしまった。忙しなく入場する。ほぼ満席、予約時には両隣りも埋まっているはずだったが、上映が始まっても右側の席が空いている。さらにその奥も空いていたようで、映画が始まってから男女4人組がぞろぞろとやってきて、前を横切っていくのには舌打ちしてやりたくなった。おまけにこいつら、階段をあがるのにスマホで足元を照らしてやがるんだ。階段ぐらい、暗闇でも昇れるだろう。右隣りの席もあとからこられてはたまらないなと思っていたが、こちらは最後まで現れず、空席のままだった。

 是枝監督の作品に関しては、欠かさず観ているというわけではなかったが、おおむね、初期の作品からリアルタイムでその動向は追いかけてきている。しかし、坂元裕二作品についてはあまり知らず、いくつかのテレビドラマを、それも途中まで観たことがある程度だ。いや、テレビドラマを全話観るのは大変なんだよ。映画の序盤にあった、校長室のシーンのコメディぎりぎりの会話劇などは、坂元裕二らしい味わいではないだろうか。映画は直線的には進まず、視点が変わり、複雑になっていく。子どもの世界が描かれている映画だった。そうだった、おとなからの視点とはズレがあった小学生時代の感覚がよみがえってくる。単純にエンターテインメントには進まない映画だとも思った。是枝監督自身の脚本のほうが作品が素直ではないかという気がした。

 ティーチインは上映後に45分ほど行われた。最前列の席が空けてあったが、ここには関係者や取材陣がぞろぞろとやってきた。監督が現れ、監督自身が客席から質問をとるかたちで進行する。自分みたいにせっかくだからっていうんでふらっとやってきたような客は少なかったのか、ティーチインのあいだはつぎからつぎへと手があがり、しっかりと勉強してきているお客さんがとても多いようだった。カテゴライズされることの悩みを描いている作品がカンヌでクィアに関する賞を受賞したことへの懸念はあったかという質問があり、監督からはLGBTQに対する配慮の話があったが、しかし、観ている最中にはそんなことはあまり意識させられなかったとも思った。子どもの友情と考えては鈍いのだろうか。脚本に関する質問も是枝監督が答えることになるのだが、制作期間にコロナが挟まったが、脚本はまったく変更なしだったそうで、コロナ禍に見られたような誤解の連鎖はどこにでも起こり得ることだと、坂元裕二の脚本は予見していたのではというような話が是枝監督から語られた。最前列にいたプロデューサーが答える場面もあり、坂元裕二には連続ドラマの坂本調を2時間に凝縮したようなというお願いをしたという。終盤はじつは脚本をカットしている部分もあるという演出の話が面白かった。すると、映画の後半は是枝調というところか。そのほか、田中裕子の演技のすごさについて、最後は坂本龍一の音楽について語られた。ティーチインが終わり、監督のあいさつの時間が撮影タイムになった。このあとにはパンフ購入者にはサイン会があったが、お金がないのでパンフは買わなかった。





◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は熊谷真美がゲスト。静岡に移住した話は、この番組で以前に話してなかったかなと思ったが、離婚前に夫婦でもこの番組に出演し、そのときにはもう移住してたんだっけ。今回が14回目の出演だそうだが、徹子さん「それでそのあいだにあなた、離婚しただの、結婚しただの、なんとかだのっていうのが必ずあるってすごくない?」「いちばん最初のさ、ダンナさんってつかこうへいさんよね?」って、最後はつかこうへいとの離婚の原因にまで話題が及んだ。

 「ミュージックステーション」の2時間スペシャルも早送りしながらざっと観る。米米CLUBは視聴者生投票の企画があり、5曲のなかから投票上位3曲のメドレーを披露する。選ばれたのは「浪漫飛行」「FUNK FUJIYAMA」「TIME STOP」という3曲で、「アブラ・カダ・ブラ」と「愛はふしぎさ」が漏れた。いや、そもそものその5曲の選曲がやや不満だけども。米米CLUBは番組終盤にもう1曲、「いきなりサビソングTOP20」という企画も同時にあり、この2位に選ばれた「君がいるだけで」も披露したのだが、これ、ランキングの取材をしたあとに出演オファーしてるんだろうか。ざっと観て早く寝るつもりが、「いきなりサビソング」のランキングに興味が湧き、けっこうしっかりと観てしまった。BiSHの解散前最後の出演もあったのだが、アイナ・ジ・エンドと長屋晴子が共演した「ジャニス」というミュージカルをタモリが観に行ったとか言っていたのにはちょっと驚いた。タモリがミュージカル嫌いを公言していたことももはや記憶の彼方だ。

2023年6月6日火曜日

6月6日火曜日/誰の模倣をしたのか

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」は、「いじわる選手権」に、浜口京子、尾崎世界観、トム・ブラウンみちおが登場。昨夜の「午前0時の森」は、MSXという家庭用パソコンの特集。堀江貴文、ひろゆき、劇団ひとりが夢中になっていたというが、同世代なのに、こんなのぜんぜん知らなかったな。ファミリーベーシックは知っているが、それは後発だったのか。ゲームライターの前田尋之というひとが登場し、プログラミングの解説をするのだけど、なるほど、こんなの子どものころにやっていたら、そりゃあ論理が鍛えられるわ。

 ラジオを聴きながら、1時間ぐらい眠る。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」をオンタイムで聴いた。代打パートナーはニッチェ近藤くみこ。オープニングでは「地下芸人ラジオ」に出演したゆきおとこの話をする。13時台には、三日月マンハッタン仲嶺のクイズがついに正式なコーナーになった。14時台はマユリカがゲスト。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に、さんまが「ヤングタウン」でしゃべっていた記事が載っていた。松本と中田敦彦の一件について、中田カウス、オール巨人、西川のりおにも取材したようだが、取材には応じてもらえず、最後にさんまを直撃し、「仕事増えてええやろ!」というコメントを得ている。見開き左半分は、ページいっぱいに、さんまが雨降るなかでクルマに乗っている写真が使われている。記事の最後には、このさんまの言葉をなぜかラリー遠田に分析させていて、「さんまさんの発言は『頼まれて出演しているくらい、仕事がたくさんあってええやろ』という意図のもので、松本さんは非難される筋合いはないと言いたいのでしょう。私も松本さんが地位を独占しているとまでは思えません」だって。こいつもずいぶん腰が引けているやつだ。

 「サンデー毎日」では、先週に引き続き、松尾潔の「『週刊朝日』休刊に捧げる雑誌文化論」の後編が掲載されている。この記事のなかで初めて知ったが、なんと、松尾貴史の「似顔絵塾」が「サンデー毎日」に移籍し、7月から月イチ連載になるようだ。

 今日は外出せず、午後にもまた、ブログの更新をもうひとつ。なんだかしゃきっとせず、買い置きの栄養ドリンクを1本飲んでおく。午後も録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・松島トモ子)を観て、それから、日曜に放送された「まつも to なかい」を観た。ゲストは郷ひろみと古舘伊知郎。プロとはなにかとの問いに、郷ひろみが「オリジナリティっていうのは完璧なコピーから生まれる」と語ったところから、模倣とオリジナリティについての話になっていった会話を興味をもちながら聴いた。中居正広が「誰かに認められたいから、僕は誰の真似でもない、誰かのレールの上を走ってるんじゃなくて自分がレールになる、みたいなことを言いたくなっちゃうんですよ。やっぱり、認められて、個性的だと思われたいから。」と言うと、古舘は「ひろみさんも、ものすごい若いときはそれは言えなかったでしょうね。」と言う。それを聴いているあいだ、松本もうなずいてはいたが、それはまさに若いころの松本ではないか。そこで中居が、松本は誰の模倣をしたのかということを訊くと、漫才は紳助・竜介の模倣だとは語ったが、「古典落語とかもそうですもんね」とかわし、自分が誰に影響を受けたかは明らかにしなかった。ここは松本にもっと語らせてほしかったところだ。番組後半には緑黄色社会が出演し、せいやが進行役を務める。

 夜になったら涼しくなった。アマゾンプライムで映画を1本。「はりぼて」(2020年公開)を観た。この映画、観たかったのだ。富山市議会の政務活動費問題を追いかけるチューリップテレビのドキュメンタリー。まるでコメディのようなドタバタな展開。不正を追究する熱い男だと思った議員もやばいやつだったのには笑ってしまうよ。しかし、最終的に、自分ら取材者をヒロイックに描いているようで、そこはちょっと余計と感じた。「センキョナンデス」について大島新が言っていたことを思い出したが、この映画もふたりの監督が主役のように登場している。

 Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を順に聴いていく。5月29日月曜日は阿佐ヶ谷姉妹がパートナー。ゲストの佐藤B作がすこぶる面白かった。斉木しげるとは早稲田の劇団「こだま」で一緒だったというのも初めて知る話だったが、坂本龍一と女をとりあったという噂を大竹がたしかめると、B作「あいつねえ、芸大の学生のころにねえ、自由劇場にきて、女と…」 大竹「あいつなんて言っちゃっていいの!?」 B作「そういう仲だから。坂本、B作の仲だから。」 大竹「世界の坂本龍一…」 B作「いや、知らないよそんなこと、俺。出会ったころは「世界」じゃなかったから。」 大竹「出会ったころはただの…」 B作「ただの芸大の学生だもん。スケベェな。(笑)とんでもないスケベですよ、あいつは。モテたねえ。」 大竹「じゃあ、とりあったら負けるでしょう?」 B作「負けましたよ。その子の、忘れもしない中央線のなんて駅だったかなあ、行ったらもうすでに坂本龍一がなかにいました。部屋のなかに。泣きながら帰ってきましたよ。」 そのあとも、笹野高史、風間杜夫ら、仲間の悪口が止まらない。そして、欽ちゃんの話にもなるのだが、大竹まことは「週刊欽曜日」という番組を知らなかった。5月30日火曜日は小島慶子がパートナー、ゲストは田嶋陽子。冒頭から豪快に楽しくしゃべっていたが、政治家時代の話になると口調が真剣になる。そのあとのテレビについての話もなかなか面白かった。

 鶴瓶の「日曜日のそれ」のポッドキャストも聴いてみるが、上岡龍太郎の話をしているだろうと思ったら、この回は収録で、上柳昌彦が金曜の午前だと言っていたから、訃報が出る前の収録だったのだ。聴きながら、深夜1時前に眠る。

2023年4月22日土曜日

4月22日土曜日/日比谷公園・神宮外苑

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。「オールナイトフジコ」の2回目も観てみたが、カンニング竹山が今週も終盤に登場し、その部分だけが面白かった。そのあとはラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は尾崎世界観。11時台ゲストはビスケットブラザーズ。新幹線の遅れのため、このコーナーが始まる時間に間に合わず、ビスケットブラザーズは少し遅れて到着した。

 午後から都内に。外に出てみると、曇っていてやや寒い。ここ数日は暖かかったから、その感覚でパーカーで出てしまったが、夜のことを考えると失敗したかもしれない。4月はいつもこんなもんだったかな。新橋まで出て、まず、昼食。ニュー新橋ビルの岡もとに入り、肉めしを食べた。759円。


◇ 日比谷公園

 新橋から日比谷公園に歩く。日比谷公園では、今日と明日、ニッポン放送のイベント「ラジオパーク」が開催中。朝8時半からやっているのだが、お目当ては、15時からの高田文夫先生のトークショー。コロナ前は毎年開催されていたイベントのようだが、今まではなぜか一度も行ったことがなかった。「ビバリー昼ズ」のイベントもやっていただろうに、なぜ行かなかったのだろう。なので、雰囲気がわからず、混雑が読めないから早めに、14時前には到着する。14時からは「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」の公開生放送があり、その前にはアンガールズのポッドキャストの公開収録をやっていた。サンドの「ラジオショー」にも、そのまま、アンガールズがゲスト。会場内に音声は流れていて、聴きながら、会場内をぐるっとまわる。日比谷公会堂から小音楽堂のあいだが「ラジオパーク」の会場になっていて、日比谷公会堂側には飲食エリアがあり、屋台のテントが並ぶ。小音楽堂側、噴水のまわりは番組協賛エリアになっていて、各スポンサーのテントが並んでいる。ステージとその観覧エリアは、そのあいだの芝生の広場に作られている。30分前ぐらいから観覧エリア内に入り、サンドウィッチマンとアンガールズのトークを聴きながら待機していた。入場制限ということもなく、すんなりと入れたが、あんまり前のほうには進めなかった。15時からは、高田文夫、サンドウィッチマン、ナイツのスペシャルトークショー。まず、土屋さんが登場し、土屋さんが、塙さん、高田先生、サンドウィッチマンを順に呼び込んだ。この時間は放送も配信もまったくなし、ここだけのトークショーだというので楽しみにしていたのだが、壇上に並んで座り、高田先生がもってきた「好きなラジオ・嫌いなラジオ」というテーマでしゃべり始めるが、ところが、はりきっているのは先生だけで、ナイツとサンドウィッチマンがそれにまったく乗っかろうとしない。そのあとには、ガチャにより出てきたテーマをしゃべるという趣向になり、好きな食べもの、嫌いな食べものの話をするぬるい時間がえんえんと続く。高田先生を真ん中にして、そんな話をするなよと思いながら聴いていたが、結局、たいして危険な話もないまま、高田先生の狙いはナイツとサンドにかわされてしまったな。このあと、16時からは上柳昌彦と一之輔さんのトークショーがあり、これも続けて聴いていく。高田先生たちのトークが終わると出ていく客も多く、ここからは前のほうに移動し、座って聴けた。しかし、むしろ、こちらのトークのほうが言いたい放題なことを言っていた感じがする。トークには、増山さやかアナと、内田雄基という若い男性アナも加わった。








 上柳昌彦と一之輔さんのトークショーを最後まで聴いて、会場を離れ、野音のほうに歩いていくと、こちらでは Creepy Nuts のライブをやっていた。17時から開演したようだが、早い時間から、リハーサルの音が「ラジオパーク」のほうにもずっと響いていて、サンドウィッチマンが文句を言いながらトークをしていた。野音の外には音漏れを聴いているファンたちがたくさんいる。MCなんかは、はっきりと聴こえるもんなんだな。

◇ 神宮外苑

 日比谷公園から虎ノ門のほうに歩き、銀座線に乗り、青山一丁目に移動する。今日のもうひとつの目的、神宮外苑で行われるデモの様子を見てみたかった。坂本龍一の遺志を引き継ぐ、神宮外苑の樹木の伐採に反対するデモというのが行われているのだ。場所は絵画館前なのだが、それが具体的にはどこなのかがわからず、ツイッターから検索した画像を見ながら、国立競技場のほうに歩いていく。このあたりは、2年前、オリンピックの開会式の最中に歩きまわり、その記憶を頼りにするが、進んでいくと、にぎやかな演奏の音が聴こえてきて、デモの音かなと思ったら、それは神宮球場から聴こえる野球の応援の音だった。




 到着してみると、デモは想像していたよりも静かなもので、ジャーナリストがスピーチをしていたが名前は聴きそこねてわからなかった。ステージが作られ、ステージの前には、大勢のひとがしゃがんでそれを聴いている。ステージ上には坂本龍一の写真もあった。18時頃に到着したが、このデモは16時から行われていたはずだ。着いたときにはまだ明るかったが、あたりは次第に暗くなっていった。ろうそくがあちこちに置かれていて、火が灯されていく。ステージでは、今度はハープの演奏が始まった。しゃがんでいるオーディエンスの右側には署名の行列ができている。ドネーションを集めるひともいる。後ろのほうに行ってみると、スチャダラパーのBOSEのすがたがあった。BOSEはステージにあがるわけではないのだが、ただの参加者としてこの場にきていた。ステージには、そのあとは映画監督のひとや、自己紹介しないからわからないひともいたのだけど、メッセージの代読がされる時間もあり、坂本美雨、大友良英らのメッセージが読まれていた。そのあとにコムアイが登場したのはわかった。コムアイは名前を名乗ったからわかったのだが、ステージは薄暗く、後ろのほうからでは視覚では確認できない。コムアイはスピーチをした。ここにやってくるまでは、ミュージシャンが多数参加するから音楽フェスのようなことをやっているのかと思っていたが、いたって静かに進行していく。ピアノの演奏が流れる時間があったが、拍手が起きるまでそれが生演奏だとは気がつかなかったくらいで、レコードを流しているのかと思っていた。なにしろ、ステージが暗く、そこに誰がいるのかもよくわからなかった。演奏していたのはどうやら寺尾沙穂で、黒っぽい服を着ていたからまるでよく見えなかったのだ。いっぽう、真っ赤な服を着ていてよく目立っていたのはマヒトゥ・ザ・ピーポーだ。演奏をするが、しかし、激しい曲をやるわけではない。もう終わりが近づいていたのだとは思うが、寒さもあり、20時までの予定だが、やや早めに離れることにした。後ろのほうにもう一度行ってみると、新聞のようなものを配っている外国人のかたがいて、声をかけられ、一部いただいた。








 競技場から外苑前駅のほうに進み、渋谷まで歩いてしまうことにする。歩きながら、Spotify でGEZANの「あのち」というアルバムを聴いた。今年の2月にリリースされたアルバムで、GEZANをきちんと聴くのも初めてだったのだが、このアルバムがとても面白い。渋谷に着いても中断できなくなってしまい、電車に乗っても聴き続け、アルバム一枚まるまる通して聴いた。


 電車内では読書をする気力もなく、タイムフリーで、聴きそびれていた先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴いた。伊集院光がゲストだったので、これは聴いておきたかった。芳賀ゆいの話をしていたのだが、最後にリスナーからのメールで、ウィキペディアによると、この放送の日がちょうど、芳賀ゆいの誕生日という設定になっていることが判明したのには驚いた。

 夜遅くに帰宅し、これも聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴くと、坂本龍一追悼として、やはり最近亡くなった富岡多恵子のレコードをかけていた。このレコードはさすがに Spotify にはない。続けて、今日の放送もオンタイムで聴くと、なんと、坂本龍一と富岡多恵子のレコードの曲を今日の放送でも流していた。

2023年4月14日金曜日

4月14日金曜日/瀬谷の図書館


◇ ニュース・ラジオ

 朝、ツイッターを覗いてみると、たけしの新作映画がカンヌに正式出品との報。昨夜の時点で報じられていた。一時はお蔵入りとまで言われていたのに、これは嬉しいな。たけしの公式サイトでもコメントを出していた。同時に、週刊誌に対して凄んでもみせている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴いていると、高田先生が Ado が「オールナイトニッポン」を始めたと言ってるので、あのちゃんと間違えてるのかと思って聴いていたが、誰も訂正しないので変だと思い、確認してみたら、Ado も始めたんだな。知らなかった。ポッドキャストはないのか。そのあとには漫才協会の「漫才新人大賞」の告知もあった。これがあることをすっかり忘れていたが、司会はロケット団になり、ついにナイツが消えた。審査員は、高田先生、渡辺正行、倉本美津留。

◇ 三ツ境・瀬谷

 正午前から外出。少し肌寒い気がするので、ジャンパーを着ていく。今日も風が強い。まず、昼食。三ツ境のキッチンPoco に入り、クラシックカレーを食べた。550円。いつぶりにきたかわからないが、少し値上げしたようだ。12時台はさすがに混雑し、満席になった。




 歩きながら、タイムフリーで、火曜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、こちらでもいきなり「Adoのオールナイトニッポン」の話をしていた。高田先生もたぶんこれを聴いたんだろうな。そのあとには、木村拓哉の新ドラマ「風間公親」と、先日の「ネプリーグ」収録時の木村拓哉との会話についてたっぷりと語っていた。

 瀬谷のブックオフまで歩き、なかなかいいものを見つけ、110円の文庫本を4冊、新書を2冊、220円の雑誌を2冊買う。さらに瀬谷駅まで歩くと、今日はジャンパーではやっぱり暑い。





 さらに瀬谷駅の向こうまで歩き、瀬谷図書館を初めて訪れる。瀬谷を訪れることも、以前、瀬谷でバイトしていたことがあったからその時期には頻繁に訪れていたのだが、最近は、ブックオフのついでに瀬谷まで歩いてみるくらいで、ブックオフからも遠いのだから、別に歩かなくてもいいのだが、ここの図書館を利用するとなると、歩く理由ができる。まず、雑誌のコーナーを眺めてみると、「ミュージック・マガジン」を置いているのが嬉しい。市立図書館では、よそでは置いているのを見たことがないと思うんだけど、バックナンバーが借りられるので、昨年12月号の坂本龍一特集をさっそく借りることにする。そのあと、棚を端から順にじっくりと見ていたら、椅子に座っていた爺さんの妙な行動が目に入る。なにをしたんだと思い、注意して見ていると、床につばを吐いているのだ。最初はよだれを垂らしてしまっただけかと思ったが、マスクを外してもういっぺんつばを床に吐いたので、わざとやっているのだとわかった。信じられないことをするジジイだ。カーペットの床につばを吐き、靴で踏み、こすって染みこませている。それを見た瞬間にあたまにきてしまい、この場でそれを目撃しているのは自分しかいなかったから、一瞬、躊躇したが、これは黙っていてはいけないと思い、近づいて注意してやった。「お前なにやってんだこのやろう」と、自分でも思いがけないような強い言葉が出たが、ジジイは「気をつけます」とか言っていたけど、つばを吐いたあとに気をつけたからどうなるというんだ。ふざけたジジイだよ。せっかく、なんの本を借りようかと棚を眺めていたのに、なんだかもう気がそれてしまった。そのジジイはどうしたかというと、まだ帰らずにうろうろしている。自分の服についた汚れかなにかを、つばをつけてこすってるのも目にしたのだが、その手で本を触ってるんだから汚えジジイだ。ひととおり棚を見て、借りる本をカウンターにもっていき、手続きをする際に、一応、図書館員のおばさんにもジジイのことを報告した。すると、そのおばさんと隣りにいた男性の図書館員が一緒に、上の階にすかさずあがっていったが、どのジジイか教えなくてよかったのかなとも思ったが、それも大きなお世話かなと思い、自分は図書館を出たのだが、もしかすると、この図書館では知られる常習犯だったのかもしれない。

◇ 雑誌・ラジオ・テレビ

 瀬谷駅前に戻り、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーといちご大福パイを食べた。ブックオフで買った本と図書館で借りた本を広げ、まずは、ブックオフで買ってきた「ミュージック・マガジン」から読んだ。図書館で借りただけでなく、ブックオフでも「ミュージック・マガジン」を買ったのだ。今年の1月号、昨年のベストアルバム特集で、これも図書館で借りられたから、先に知っていれば買わなくてもよかったのだけど、発売時にも少し立ち読みしたが、Spotify でアルバムを確認しながら読みたかった。図書館で借りた坂本龍一特集は、この時期に発売されたトリビュートアルバムにしぼった特集で、本人への取材もなく、まるで物足りない。わざわざ借りて読むほどのものでもなかった。

 マクドナルドでは少し仮眠もし、たっぷりと長居してしまった。帰りも歩きながらラジオを聴く。タイムフリーで、今日放送の友近の「シン・ラジオ」を聴くと、冒頭で、東洋館に出演した話をしていた。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」には、待望のヒコロヒーが登場。コントもしっかり披露し、「村の生贄」という石破茂にも好評だったネタだが、こういう番組では、なんだかやっぱり、硬く感じられてはらはらした。日曜に放送された「ボクらの時代」もようやく観た。霜降り明星せいや、ヒコロヒー、オズワルド伊藤という顔合わせ。タイムフリーで、今日の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴くと、音楽プロデューサーの瀬尾一三というひとがゲストに登場していた。中島みゆきのプロデューサーだったというひとだが、このあたりのことは疎くて知らなかった。ラジオを聴きながら眠り、深夜に起きあがり、朝までにブログの更新をひとつ。

2023年4月11日火曜日

4月11日火曜日/閉館していたと知る

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「しゃべくり007」は2時間スペシャル。前半は栗山英樹がゲスト。長嶋一茂、荒木大輔も登場したが、これはざっと早送りで観てしまう。後半は、竹田真一、藤井貴彦、山里亮太がゲスト。朝の新番組のメンバーか。これも興味がなく、早送り。昨夜の「ネプリーグ」も2時間スペシャル。普段は観ていない番組だが、木村拓哉の「教場」チームと爆笑問題のタイタンチームの対決があるから録画しておいた。いきなり「プシュー!」をやってみせる木村拓哉。しかし、こんなゲームとクイズの番組、さすがにぜんぶ観てられないと思い、冒頭だけ観て消去した。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は柴田理恵がゲスト。途中で消して、ブログの更新をもうひとつ。

◇ 二俣川

 午後から外出。二俣川まで歩き、相州蕎麦に入り、カツカレーを食べた。700円。今まで気がついていなかったが、相鉄ライフは先月で閉館していたのか。二俣川なんかしょっちゅう寄っているのだけど、たまたま、ここしばらくはくることがなかったから知らずにいた。相州蕎麦とドトールは営業を続けている。




 ジョイナステラスのくまざわ書店があるフロアに行政サービスコーナーが移転し、市立図書館で借りた本を、今日はここに返しにこなければならなかった。もともとはライフにあった行政サービスコーナーだが、それがここに移転したことを調べておきながら、なぜ移転したのかまではまったく考えていなかった。ライフが営業をやめたからここに移ってきたというわけか。くまざわ書店もよく寄るのだから、ここに行政サービスコーナーがあるのはちょうどいい。帰りもまた歩くが、ラジオを聴きながら歩いていたら、眠気に襲われ、今にも倒れそうになるくらいにつらくなる。食べたあと、なにも休まずに歩いていたのがよくなかっただろうか。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夕方に帰宅し、いったん眠ろうかと思ったが、横になったら楽になり、横になったまま、ブログの更新をもうひとつ。そのあとは、録画していた「さんま御殿」をすぐに観る。出演者たちの座席の距離がついにコロナ前に戻ったようだ。「節約家 VS 浪費家」というテーマで、節約家側に一之輔さんが初登場。さんまとは初対面だろうか。松本明子も出演していたのが心強かったのだが、一之輔さん、どっしりとかまえていて、そんなに発言は多くなかったが、最後に話をふられ、それが「踊る!ヒット賞」に選ばれた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊朝日」の嵐山光三郎の連載エッセイは、先週に引き続き、タモリのことを書いている。「いいとも増刊号」編集長だったころのことを書いているのだが、嵐山光三郎は一度だけ「タモリ俱楽部」にも出演しているのか。坂本龍一の追悼記事もあり、大貫妙子、友部正人、大友良英がコメントを寄せている。そして、「ニューズウィーク日本版」は坂本龍一を表紙にした追悼特集。スクショだけ撮っておいて、これはまた改めてじっくりと読もう。

 タイムフリーで、聴かねばと思っていた先週木曜の「ハライチのターン!」をようやく聴いた。澤部が体調不良のためにお休み、代役が伊集院光だというのでこれは聴かなければならなかった。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。書けるときは書けるものだ。深夜0時半頃に眠る。

2023年4月9日日曜日

4月9日日曜日/人間国宝の小走り

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。先月末に放送された神奈川県知事候補の政見放送を、今日、投票日当日になってようやく観た。候補は4名、登場順に、黒岩祐治、加藤健一郎、おおつあやか、岸牧子。それぞれ、制限時間6分。今どきの政見放送は、まるで「R-1」の1回戦のような惨状だ。無所属の加藤健一郎は、スパイによる電磁波がどうのこうのという話をしていた。おおつあやかというのがまたタチの悪い馬鹿で、NHKは古臭くてオワコンだとあいかわらず言うのだが、「政治家女子48党」なんというセンスのやつらがなにを言ってるのか。狂人と馬鹿に比べれば、という選択になるが、じつに虚しい選挙だ。黒岩のスキャンダルの記事は読んでいないが、屁でもないだろう。

 昨日、半分まで観た「ダウンタウンDX」2時間特番の後半を観る。後半は宮根誠司の初登場が目玉のほか、梅沢富美男、ウェンツ瑛士、黒谷友香、海原やすよともこ、見取り図、磯山さやか、ヒコロヒー、山之内すず、HiHi Jets 猪狩蒼弥というメンバー。しかし、金の話ばっかりしている番組だな。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」を。木曜は、天久聖一が ChatGPT でコントを作ったらどうなるかという話をしていた。パートナーはヒコロヒー。大竹まことがまじめな疑問を語り、天久聖一も珍しくまじめに答える。天久「これ、たぶん、2、3年すると、もっと完成したもの出してきそうな気がして。今のこの未完成なときに、一緒にコラボするみたいなほうが面白いものができるような気がして…」 大竹「完成形に近づくっていうことは、今、テレビでやってるコントなんかを、超えていくようなコントができるかもしれないってことですか?」 天久「超えると、ねえ、こっちが理解できないとただのほんとシュールなコント…」 大竹「いや、そうなんだけど、それなんだよ。今、現実のコントをやってる身としては、そこの壁があるわけじゃん、理解してもらえるかどうかの。だから、警官と泥棒みたいなコントがわかりやすく入っていくわけだよねえ。どう展開するかはみんなの腕にかかってはいるんだけど。」 天久「そうですね。あとやっぱりこう、笑ってる側、こちらの受けとめかたが変わってくると思いますね。なにを面白がるかみたいなのが、今はベタなとか定番な設定が、早くわからないと乗っていけないけど、なんか、観てるほうももっと変わったもの観たいっていうひとたちが増えたり、そういうひと向けの笑いって、そこからなんか新しいものが出てくるじゃないですか。だからこう、受け手側がもっと、面白がりかたを変えていくと、ほんと、ラジカル(ガジベリビンバ・システム)とかが登場したころって、そういう世間的な勢いもあったから、より不条理なものとか、そういうのを面白がる心の余裕があったわけで。だから、こういうAIの笑いとかも、なんていうんですかね、こういうのがどんどん普及することで、既存の笑いじゃ満足できないひとたちのグループが増えてく。」

 続けて、水曜のきたろうの回も聴くと、リスナーから、前日の「爆笑問題カーボーイ」で「SAYONARAシティボーイズ」についてしゃべっていたことが知らされていた。きたろうは「笑って人類!」を半分まで読んだようだ。奇しくも、ここでも笑いについて語られていた。大竹「俺も近ごろ考えてるのは、あれだよね、どれだけくだらない方向に、想像の翼が広がるかっていう話だよね。」 きたろう「意味のないことが面白いということだよね。」 大竹「それと、聴いてるひととかの、接点がほんとに難しいなあって。」 きたろう「それはもう、めっちゃ難しい。半分のひとはつまんない、そういうことに対して。半分のひとは面白いと思う。そんなに、10面白いってことはありえないからね、すべてのことにね。だから、その半分の面白がるひとたちをもっと面白がらせたいなあって気はあるよね。10は無理なんだよ、絶対に。」

 タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」も聴く。ニュース解説は速水健朗。速水健朗が畑正憲の話をしていたのが面白かった。田村淳も強く興味を示していた。そのあとはオンタイムのラジオに切り替え、「安住紳一郎の日曜天国」を途中からつける。ゲスト、通訳者の橋本美穂というひとが出演していた。

 正午前から外出。まず、近所の小学校に寄り、統一地方選挙の投票をしていく。市議会選、県議会選はろくに下調べできず、外のポスターを眺め、政党で選ぶということにする。知事選のほうは、黒岩のほかは狂人と馬鹿と普通のおばさん。黒岩の圧勝に決まっているだろうが、その黒岩にも情けない記事が出ている。誰を選んでも不愉快だ。


 平沼橋まで出るのに、二俣川で各停に乗り換えようとすると、向かいのホームに停まっていたのは東横線直通だった。二俣川で乗り換えずに、西谷で乗り換えればよかったのに、うっかり降りてしまったから、西谷でまた乗り換えなおすことになった。ほんと、東横線やJRとつながったせいで、ややこしくなり、めんどうになった。新幹線を利用しない人間は新横浜に用はない。不便になっただけだ。

◇ 狂言

 今月も横浜能楽堂に行くため、平沼橋から紅葉坂まで歩き、その前にまず、県立図書館に寄っていく。「文學界」3月号の矢野利裕さんのエッセイを読みたかった。ブックオフについて書いていると知ったからだが、矢野さんはブックオフでバイトした経験があり、分類コードによって「文学」が規定される違和感について書いている。しかし、新刊書店でも同じような苛立ちはあったんだよな。のんびりとソファーに座って読んでいたが、はっと気がついた。そういえば、チケットを引き換え忘れてるじゃないか。早めに到着していたからよかったようなもんだが、せっかくのんびりできると思ったら、なにかしら抜けている。トイレに行きたかったのもあって、ついつい急いで図書館まできてしまった。グーグルマップで検索し、いちばん近そうなセブンイレブンを探すと、いつも利用している店舗よりも、高島町のほうに続く坂道を降りていったところにある店舗のほうがよさそうだ。10分もかからずに着き、チケットを引き換える。そこからは掃部山公園を抜けていくと、能楽堂までの近道だった。「掃部山」は「かもんやま」と読むことを今さら知った。




 ばたばたしてしまったが、開演20分前には到着し、たいしてあせる必要はなかった。たまたま、図書館に寄るつもりで早めに着いていたのがよかった。今月も横浜能楽堂、普及公演の「横浜狂言堂」。手指の消毒と検温はまだ用意されていて、任意かもしれないが、みんな並んでやっていた。今年に入ってから毎月通うようになり、過去3回はすべて中正面の席で観たのだが、今回は、脇正面の通路よりも後ろ、凹んだ小部屋のようなところにある席になった。先月は当日券でも入れそうだと思ったくらいだったが、今月は人気があったようで、席が早く埋まっていた。当日券もなかったようで、断られているひとがいた。この人気の差がわからなかったのだが、いや、それもそのはず、プログラムを見てからわかったが、今日は人間国宝の山本東次郎が出るのだ。今年は毎月通おうと決めたので、なんにも調べずに予約したのだが、そんなことも知らずにチケットを買っている客は超少数派ではないだろうか。14時開演。過去3回は狂言が始まる前に前説的な話をする時間があったが、今回は構成が違っていて、いきなり狂言が始まる。前半は「素袍落」という演目。これが 45分ほどあり、休憩が 20分。後半は「猿座頭」という演目が 40分ほど。これがとても面白かった。4ヶ月目にして、初めて惹き込まれるように狂言を観た。冒頭、舞台に花が置かれるところから、そして、子どもの狂言師が演じる小猿のかわいらしさ。盲人が登場する話であることから、倫理的な問題も考えざるをえなかった。山本東次郎が出演したのはこの後半の「猿座頭」のみ。狂言を観る経験値はまだまだ浅いのだが、それでも、その芸の違いははっきりとわかるほどのもので、客席の空気もそれに呼応していたと感じる。「猿座頭」という演目は山本東次郎家では 60年ぶりに上演される、とても珍しい演目だったようだ。今回は話をする時間が最後にあり、過去の3回は若手が担当していたが、今回は山本東次郎がこれを務めた。演じ終えた山本東次郎は、すごいスピードの小走りで舞台に再登場した。客席との質疑応答もあり、最後に山本東次郎は舞を披露した。

◇ 野毛

 終演後、野毛山のほうに進み、中央図書館にも寄っていく。今回は県立図書館に先に寄ってしまったから、閉館まで時間に余裕があった。5階から順にじっくりとまわり、4冊借りていく。野毛坂をくだり、天保堂苅部書店にもひさしぶりに寄った。棚の新陳代謝がぜんぜんなさそうに見えるのだが、よく見ると、最近の本も少しはあるので、一応、入れ替わりはあるようだ。17時過ぎにようやく昼食。にぎわい座の裏、九彩苑という店の前を通ったら声をかけられてしまったので入ってみた。豚肉と野菜炒めを食べる。800円。そのあとは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。東口のドトールに入り、ひと休み。帰る前に、ちょっと落ち着きたかった。帰宅前に、ツイッターから黒岩の当選を確認した。




◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、まずはスポーツの話題から始まった。那須川天心がサンジャポジャーナリストの顔を知っていたが、「ワイドナショー」にも出演したことがあるのに、那須川天心は「サンジャポ」を観てるんだろうか。そのあとには、畑正憲と坂本龍一の訃報をまとめて扱っていて、同時期に亡くなったからといって、このふたりを並べてしまうのも乱暴だ。爆笑問題は坂本龍一には番組で一度だけ会っているようだ。しかし、坂本龍一が亡くなったときに、たけしが「Nキャス」から消え、松本が「ワイドナショー」から消えているというのは惜しい。

 今朝の「ワイドナショー」も観ると、国山ハセンが初登場のほか、田村淳、ヒロミ、大橋未歩というメンバー。トランプの話題から始まり、続いて、畑正憲の訃報を扱う。フジテレビだからさすがに映像が豊富だ。そして、坂本龍一の訃報も扱うが、こちらでは「HEY!HEY!HEY!」の GEISHA GIRLS の映像が出た。東野の説明で思い出したが、そうだ、坂本龍一が「ガキの使い」の観覧にきていたのがきっかけだったんだっけ。そのあとは、ヒロミが「ライディーン」がディスコでかかってたという話を始め、ディスコの思い出話になってしまったのが余計だった。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーに花房銀蝶という紙切り師が登場した。聞いたことのない名前だと思ったら、顔を見てわかった、このひと、芸人theブラストじゃないか。不思議に思い、検索してみると、芸人theブラストのときの名前は「つねむね」といい、つねむねのホームページがあるのだが、紙切り師として活動していることは書かれてあるのに、「花房銀蝶」という芸名は書かれていない。柳家松太郎に弟子入りしているということは書いてあり、そういえば、そんな噂をなにかで耳にしたことがあったような気がするが、しかし、柳家松太郎も「笑点」には出たことがないんじゃないだろうか。柳家松太郎というひとの経歴もよく知らなかったのだが、漫才協会のホームページを改めて確認してみると、柳家一兆に弟子入りし、花房蝶二から指導されたと書いてある。「花房」という名はここからきているのかとわかったが、この名前はどちらも知らなかった。松太郎もなぜ柳家なのかがわからなかったのだが、ちゃんとルーツがあるんだ。松太郎も、初舞台は「花房小蝶二」という名だと書いてある。となると、花房蝶二というひとが気になるが、花房蝶二を検索してみると、「ほぼ日」のインタビューで林家正楽がその名を出していて、正楽が小学生のときに初めて観た紙切り師が花房蝶二だったそうだ。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースのコーナーでは、坂本龍一の訃報を長めに扱っていた。14時台はなぎら健壱がゲスト。5年ぶりの出演だという。「半熟たまごっち!」という第一声、今朝の「サンジャポ」をきちんと予習してきていた。爆笑問題と共演していた「家族対抗ふるさとチャンピオン」の思い出話からめっちゃくちゃに面白かった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...