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2024年4月5日金曜日

4月5日金曜日/日替わり定食は終わる

◇ 大手町・神保町

 朝から都内に。小雨。一応、傘をもって出るが、すぐに止んでしまった。横浜から横須賀線に乗ると、今、JR東日本では車内のモニターで TikTok の番組を流してるんだな。HIKAKIN、チョコレートプラネット、松丸亮吾らが出演している。新日本橋から小伝馬町、昼は大手町のほうに移動し、昼食にする。ガード下にある大手町とら八という店に入ってみるが、日替わり定食にしようとしたらもう終わったと言われ、じゃあ、牛すじカレーをお願いしたら、これも終わったと言われた。そういう大事なことはおもてに書いとけってえの。しょうがないから、別に食べたくもなかったにこみ豆腐定食を食べた。800円。それから、新大手町ビルのドトールに入り、ひと休み。タイムフリーで、放送直後の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングから一之輔さんが登場していた。

 夕方には小川町に移動し、小川町から神保町に歩いていく。三省堂の仮店舗が小川町にあって、こちらまではなかなかくる機会がなかったが、初めて寄ることができた。神保町では東京堂書店にも寄ると、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」が売られていて、少し立ち読みしていく。

◇ 読書・テレビ

 神保町から半蔵門線、渋谷から東横線の各停に乗り、読書をしながら横浜に戻ってきた。星川に寄り、駅からすぐのマクドナルドに入り、読書をしてから帰る。

 いがらしみきお「IMONを創る」を読み終えた。2023年刊、石原書房。初出は「EYE・COM」というアスキーの雑誌に 1989年から1991年まで連載されたもので、1992年に単行本化された本がおよそ30年ぶりに復刊された。あとがきによると、石原書房というのはこの本を出すためにわざわざ作られた個人出版社のようだ。乗代雄介が巻末に解説を書いているのだが、この本の復刊は乗代雄介の異常な熱意が発端となっている。「IMONを創る」なんていう本は、復刊されるまでその存在すら知らなかった。いや、とても面白く読んだけれども、乗代雄介は何気なくこの本に出会ったからこそ衝撃を受けたのだろう。そもそもはパソコン雑誌に書かれた面白いエッセイというものだと思うが、それが現在は哲学書のように読めてしまう。当時のパソコンをとりまく状況が世代的にわからないところも多いのだけど、TRONに対する「IMON」という言葉をいがらしみきおは作り、それはなにかといえば、人間の側のOSであり、人間の側のOSを創ろうというのがこの本のテーマ。それが冗談のように、ハッタリに満ちた語り口で語られていく。しかも、IMONの根幹を成すものは「(笑)」だというのだから、これは種明かしのようなもので、笑いによって語られていくことこそがおそらく重要ということにもなるだろう。仲間内のふざけたノリをそのまま誌面に出す、そういった部分も含めて表現される必然性がじつはあるはずで、現在の目で読むと予見的に見える部分だけを抜き出しても論理と衝突するのではないだろうか。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」では、石田ゆり子の演技に惹き込まれた。松山ケンイチもとてもよく、俳優陣の魅力がそれぞれあふれ出ている。今までの朝ドラを多く観ているわけではまったくないが、1週目からこんなに面白いことってあるんだろうか。

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2024年3月29日金曜日

3月29日金曜日/笑いと音楽を信頼する

◇ テレビ

 朝から大雨、風がうなるような激しい音を鳴らしていた。録画していた今朝の「ブギウギ」をさっそく観る。半年間観続け、ついに最終回。「ハッピー☆ブギ」のオープニングもなく、スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。羽鳥先生(草彅剛)は白髪になっていた。涙をこらえる茨田りつ子(菊地凛子)。指揮棒を振るのは服部隆之だ。最後は「東京ブギウギ」。しかし、15分はあっけないな。趣里のすごさをひたすら感じる半年間のドラマだった。

 インスタを開くと、木梨憲武の投稿から、とんねるずの武道館ライブが開催されることを知った。山は動いた。これはなんとしてでも行きたいじゃないか。ツイッターでも検索してみると、もちろん話題になり、大きく報道もされていた。

◇ 神保町・新宿

 昼から都内に。この時間には雨は止みかけ、強風のため、どうせ差せないから傘はもたずに出る。いったん、浜松町に出てから、水道橋に移動する。少し時間ができ、神保町のほうまでぶらぶらして戻ってきた。東京堂書店を覗き、矢口書店の外の棚から、300円の単行本を買っていく。

 その後は、いったん杉並区のほうまで行くことになり、新宿から帰ることになった。ひどい眠気で朦朧とする。昼食は食べそこね、夜になってからようやくまともな食事。新宿西口のすためしどんどんに入り、焼き牛めしを食べた。930円。あっちこっち移動することになったが、今日はブックの日でもあるのだ。新宿西口のブックオフに寄り、390円単行本を1冊。それから、地下を通り、新宿三丁目のほうに出て、靖国通りのブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。

 新宿三丁目から副都心線、東横線直通で横浜に戻ってくる。ひどい眠気が続き、電車内ではずっと眠っていた。閉店間際のビブレのブックオフにも寄るが、わずか15分程度の時間では300円分の本を選べず、なにも買えなかった。今月のブックの日は2店だけで終わる。

 イオンフードスタイルで買いものしてから戻ってくると、ビブレの前で、山本太郎が演説を始めていた。れいわ新選組の演説は水道橋博士が出馬したときに何度も観たが、しばらく眺めてみると、選挙期間中とは違い、オーディエンスからは鋭い質問がなかなか出ずに盛りあがりに欠けていた。質疑応答に制限時間を設け、そのゲーム性が以前に観たときには面白かったのだが、ここではつまらない質問を打ち切る理由にしているようで、山本太郎の対応がどうも冷たく感じてしまった。入り口をゲーム化するのはいいのだが、ゲームの先がなければまずいのではないか。

◇ テレビ

 人身事故があったようで、電車が停まっていて、帰宅は深夜になる。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林明子がゲスト。奇しくも、「不適切にもほどがある!」最終回の日に小林明子が「恋におちて」を歌うとはできすぎているではないか。

 そして、その「不適切にもほどがある!」最終回だ。ミュージカルで乗り切ってしまうところがやっぱりこのドラマの肝で、宮藤官九郎の笑いと音楽への愚直なまでの信頼を強く感じるドラマだった。笑いと音楽により、困難を乗り越えていく。「ブギウギ」もそのようなドラマだった。

2023年12月14日木曜日

12月14日木曜日/呼吸が苦しい

◇ 九段下・神保町

 朝から都内に。電車で座っていても呼吸が苦しくなり、今日は体力が心配だ。昼は九段下、焼肉匠苑という店に入り、牛焼肉丼を食べた。880円。混んでいる時間で、若い女性と相席になり、まるで落ち着かなかった。靖国通りを神保町に進みながら古本屋を覗いていく。ヴィンテージで、100円の映画のパンフを1冊買っていく。交差点からすずらん通りに入り、東京堂にも寄っていく。

 神保町から半蔵門線、渋谷から東横線に乗り、横浜に帰ってくる。武蔵小杉から座れたが、思いっきり寝過ごし、元町・中華街駅まで行ってしまった。ひどい体調だ。今日は読書はまったくできなかった。

◇ テレビ・映画

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」にはメッセンジャー黒田が登場。昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「芸能人の反省ノート」。マシンガンズ西堀、野呂佳代、ぱーてぃーちゃんといったメンバーが並んだ。火曜深夜に放送された「紙とさまぁ~ず」は仁村紗和という女優がゲスト。誰もが知ってる著名人がゲストと謳っているわりに、最近はぜんぜん知らないひとがよく登場する。そう思っていたら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「原色美女図鑑」のページに出ていたのがちょうどその仁村紗和だった。これからすぐ有名になるひとなのかな。

 今夜も風邪薬を飲み、早めに眠るが、眠ったり起きたりをくり返す。深夜に起きあがり、U-NEXT で映画を1本。ジャック・タチ監督の「パラ―ド」を観る。これも過去に観ているのだが、それが「したコメ」だったのか、それともどこかの特集上映だったのか記憶がはっきりしない。この映画にあふれるサーカス芸やボードビルへの愛情がたまらない。不思議とどこか北野映画と似たトーンを感じるのだが、ジャック・タチもまた芸人であるせいだろうか。

2023年12月11日月曜日

12月11日月曜日/生姜焼きを食べた

◇ 神保町

 朝から都内に。今日は寒くなりそう。ジャンパーを着ていく。昼は神保町、ひさしぶりにキッチングランに入り、生姜焼きを食べた。850円。やっぱり美味いな。この近くでバイトをしていた時代にはときどき食べにきていたけど、もう20年ほど前になるか。ひさしぶりに食べられてよかった。そのあとは、三崎町のベローチェに入り、ひと休み。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴いた。12時台ゲストはデーブ・スペクター。「らくご in 六本木」で一席やってもらったというのは知らなかったな。読書も少し。SNSを覗いてみると、村杉蝉之介の逮捕のニュースが出てきて、これにはびっくりした。詳細はまだわからないが、薬物所持か。

 市ヶ谷駅から南北線、目黒線直通の各停を待ち、座って帰る。途中の駅で、小さい女の子がひとりで乗ってきて、ふかふかのジャンパーを脱ぐと、クッションのようなかたちにしてシートに置き、そこに寄りかかるように眠り始めた。その子は田園調布で降りて行った。お姫さまだったな。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では、福来スズ子とその楽団が巡業先で「アイレ可愛や」を初披露した。楽屋に訊ねてきた学生さん、これからラブストーリーにもなっていくのかな。

 昨日の「サンデージャポン」は、磯山さやかが再登場のほか、藤田ニコル、成田悠輔、三木雄信といったメンバー。今回もまた、磯山さやかにものまねをふる太田にはらはらさせられる。トップは安倍派のキックバック裏金疑惑から、政治と金の問題だけで 40分以上やっていた。そのあとには、旧ジャニーズ新会社の話題を。福田淳新社長の会見の場にはサンジャポジャーナリストたちも駆けつけた。最後はやす子が麻布台ヒルズを取材。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」には「M-1」の特集記事があり、東京ダイナマイト松田とスピードワゴン小沢が対談し、準々決勝までの注目コンビについて語っている。オール巨人の連載コラムは、ランジャタイ国崎から「ガキの使い」の「七変化」のお礼にマッサージ機をプレゼントしてもらった話。ツイッターを覗いてみると、トレンドに志らく師匠の名があり、なにかと思えば、「M-1」審査員勇退とのニュースが出たようだ。

2023年9月19日火曜日

9月19日火曜日/神保町の交差点



◇ 飯田橋・神保町

 早朝に起きあがり、朝から都内に。飯田橋に用があり、昼前に神保町まで歩き、昼食にする。ボーイズに入り、しょうが焼きを食べた。900円。この店はやっぱり、しょうが焼きがいちばんうまい。ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒー。タイムフリーで、先週水曜深夜に放送された「神田伯山のオールナイトニッポン」をようやく聴いた。ニッポン放送に伯山を連れてくるというのがそれだけでも大胆なのだけれども、さすがは伯山、すさまじいボルテージ、すさまじい気迫。笑い屋シゲフジも連れてきていて、「人間の証明のテーマ」と「色彩のブルース」も流れる。「問わず語りの神田伯山」が「オールナイトニッポン」をジャックしたかのような、どちらにとっても痛快であるかのような番組だった。


 神保町もよくきているようで、わりとひさしぶりな気もする。ベローチェを出て、御茶ノ水側のアットワンダーの別店舗を覗いていく。三省堂の建物はすっかりなくなってしまった。すずらん通りに入り、東京堂にも寄る。古本屋を覗きながら、すずらん通りの端まで歩いていくと、向かい側、さくら通りの入り口の脇には駐車場ができていた。交差点から靖国通りを進む。アットワンダーの外の棚から、キリングセンスのサイン本を見つけ、これはもちろん買わざるをえない。










 神保町から半蔵門線で渋谷に出て、東横線、渋谷始発の各停に乗り、読書しながら帰る。二俣川、ジョイナステラスの行政サービスセンターに寄り、昨日返しそこねた図書館の本の返却する。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、手芸家の洋輔というひとがゲスト。誰かと思えば、キャシー中島と勝野洋の息子だった。「さんま御殿」も追っかけ再生。「人間関係に悩んでる有名人SP」というテーマ。初登場の家入レオが、仲がいいという福田麻貴と一緒に出演していたのだが、本気といじりの違いがわからないという家入レオは、福田麻貴がいじられていると悲しいんだという。別所哲也は、スマートスピーカーが反応しないと、ひとに話が伝わっているか不安になるという話をした。すると、さんまの声も機械が反応しないんだそうで、雑音と認識されるらしい。

 7月からNHKで放送されている「お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ」を、録画したままでまったく観ていなかった。お笑いが好きな雑貨店の店主を小池栄子が演じ、小池栄子が観るネタ番組や動画が劇中に挿入される。しかし、ようやく手をつけてみると、ドラマパートがぜんぜん面白くない。これは観ていられないと思い、早送りして、ネタ部分だけをざっと観てしまうが、この構造がネタ部分のトーンもしらじらしくしていて、ネタ部分も観ていてつまらなくなった。1話から9話まで確認し、残すは今夜の最終回。

 タイムフリーで、先週土曜の「SAYONARAシティボーイズ」を聴くと、きたろうが岡部耕大というひとが亡くなったという話をしていて、この名前を知らなかったが興味をもった。早めに眠ろうとするが、よく眠れず、深夜に何度も目覚める。ミニ冷蔵庫に入れてあった飲みものをひとくち飲もうとすると、ぜんぜん冷えていない。メルカリで買った中古品だが、ついに壊れてしまったか。まだ1年程度しか使っていないのではと、購入履歴を確認したら、記憶していたよりも値段が高かった。そんなにしたかな。そのわりには、容量が小さく、使い勝手が悪かった。すぐに眠りなおすつもりが、眠れなくなる。

2023年8月24日木曜日

8月24日木曜日/返却する必要があった

◇ 神田・星川

 朝から都内に。昼食は神田駅の近く、テング酒場に入り、日替わりランチの豚肉の味噌炒め&鶏の唐揚げというのを食べた。750円。そのあとには神保町のほうに移動したのだが、せっかく神保町にいるのに、今日は図書館の本を返却する必要があるため、早めに横浜に戻らなければならなかった。半蔵門線に乗り、渋谷からは東横線。座らずに急行に乗るのもつらいと思い、各停を待ち、座っていく。少しだけあった時間の余裕はここで使いきった。星川で下車、保土ヶ谷図書館に閉館20分前に飛び込み、3冊返却し、1冊だけまた選んで借りていく。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 マクドナルドに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかったのだが、読みかけの本も読み終えてしまいたかった。図書館で借りている、東浩紀・大山顕「ショッピングモールから考える」を読み終えた。2016年刊、幻冬舎新書。ゲンロンカフェで行われた3回の対談をもとに、まずは、2015年に電子書籍として発行されものを、新たに座談会を加え、増補版としたのがこの本。放談の面白さで、すいすいと読んだ。商店街に対し、ショッピングモールを批判的に捉えることへの疑問から、ショッピングモールの新しい公共性を考える。テーマパークとの共通性は、以前に読んだ隈研吾の本で語られていたことともつながる視点だと思った。

 コーナンで買いものしてから、夜に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は伊藤英明がゲスト。昨夜の「あちこちオードリー」は、SixTONES の高地優吾、みなみかわ、カカロニという不思議な組み合わせ。楽天マガジンで雑誌のチェックををすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」にはキンタローが登場。「私の読書日記」は吉川浩満の担当。この欄は吉川浩満のときがいちばん面白い。飯田一史「「若者の読書離れ」というウソ」という本に興味が湧く。

 アマゾンマーケットプレイスに購入者からメールがあり、追跡番号ではお届け済みになってるけど、届いてないから返金してくれって。不躾なひとがいるもんだな。本当に届いてないのだとすると郵便局の配達の問題なのに、しかたがないから、日本郵便のホームページから問い合わせのメールをする。微々たる利益のためにこの手間かと思うとじつに情けない。深夜1時前に眠る。

2023年5月20日土曜日

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町

 朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをやっている店が少ないから、食べるところに困る。店を探しながら、先に本屋にも寄りたくなった。すずらん通りに入り、東京堂書店を覗いていくと、外に出してある「週間ベスト」の総合1位が、大石トロンボさんの「新古書ファイター慎吾」だった。10位には夏葉社の「孤独先生」も入っている。




 靖国通りを渡り、神保町の交差点に戻ろうとすると、「古本市場」というのぼりがあり、なにかと思うと、建物には「@ワンダー」の看板がある。こんなところにアットワンダーの新店舗ができたのか、それとも、一時的な店舗なのか。今まで知らなかったが、いったい、いつからあるのか。ここはもともとなんだったんだっけ。パチンコ屋かなにかだったような気もするが、なかに入ってみると、これがけっこう広いんだ。今日は金も時間もなく、腹が減っていて気力もなかったが、また改めて、棚をじっくりと眺めに寄りたい。



 交差点からまたすずらん通りに戻り、店を決められずにもう1周してしまった。御茶ノ水駅方面に少し進み、やっとのことで、キッチンカロリーに決める。この店に入るのもそうとうひさしぶりな気がする。カロリー焼き。820円。美味い。空腹は満たされたが、しかし、それでも古本屋をまわる気力はなく、なるべく早く帰りたくもあった。神保町から半蔵門線、渋谷からは東横線に乗り、ラジオを聴きながら眠って帰る。

◇ 賞レース

 夕方に帰宅し、まずは録画していた「THE SECOND」の事前特番から観ようと思うが、30分特番が2回あったうちの初回を録りそこねてしまった。2回目では、組み合わせ抽選会のダイジェストを放送していた。そのほか、10分特番もあったのだが、これも4回のうちの2回は録りそこねている。なんでこんなに忘れてしまったんだろうか。10分特番では、各回、1回戦の各対戦をひと組づつクローズアップする。第3試合、テンダラーとギャロップの対戦と、第4試合、超新塾と囲碁将棋の対戦は録画されていた。そして、昨夜の最終日は東野幸治が各組を解説する。それから、今日夕方に放送されていた1時間特番を観ると、これは予想通り、ほかの事前特番と重複する部分が多く、保存はこの番組だけで足りるというものだと思った。この1時間特番の最後の10分弱は生放送になり、司会の宮司愛海アナが、スピードワゴン、三四郎の楽屋を尋ねるのだが、さすが、「M-1」とは違って、各組に個別の楽屋が与えられているようだ。

 本戦は放送終了後に録画を観るとして、それまで休息をとっておきたかったのだが、ラジオを聴きながら眠ってしまおうとすると、どういうわけか眠れない。あたまが痛かったのに、なぜ眠れなくなるのか不思議なのだが、その後もしばらくラジオを聴いていたが、もう眠るのはあきらめ、TVer で、事前特番の録画をしそこねた回を観てしまうことにした。30分特番の初回では、準決勝で敗退したなかから、スーパーマラドーナ、なすなかにし、インポッシブルの漫才をまるまる放送していた。ダイジェストでない6分の漫才の長さを、決勝を観る前にここで感じることができた。スーパーマラドーナはタイムオーバーになったのか。しかし、持ち時間が6分の漫才を、30分番組のなかで放送するとなると、放送されるものはかぎられてしまう。なぜこの3組を選んだんだろう。ましてや、有料配信もあるとなれば、ちょっと不公平な気もする。

 そして、23時10分を過ぎるのを待ち、放送が終わるのを待ってから、「THE SECOND」を観始める。録画の都合で、録画が終わらなければ観ることができなかったのだ。冒頭にいきなり、司会の東野幸治、宮司アナと一緒に、松本人志も登場。アンバサダーという立場もよくわからないのだが、松本も司会の席に一緒に着くのだな。結局、「M-1」の色を完全に受け継いでいる。オープニング映像も「M-1」と似ていた。「M-1」と違うのは、番組をゆっくりとあたためていかないところだ。◆1回戦の第1試合がさっそく始まり、金属バットの紹介VTRが流れ、番組開始12分過ぎには最初の漫才が始まった。金属バットは姿勢がふらふらしている。TKOをいじる場面で大きな笑いが起こった。審査はスタジオの観客によって行われるのだが、観客たちは松本と東野の反応を気にしているようだ。続いて後攻、マシンガンズが登場。マシンガンズはここに出てきただけで嬉しくなってしまうなあ。ばたばたしていて、手をぱちぱち打つのがちょっと耳障りなのだが、わかりやすく伝える術、遊びも自在で、そこはベテランのスキルだ。そして、最初の結果が発表される。松本人志は今まで、プロがプロを笑わせる(審査する)ということにこだわってきたひとだが、観客審査というのは、これまでの松本が進めてきたものとは大きく違うところだろう。100名の観客は、1点、2点、3点の3段階の得点をそれぞれにつける。配点分布も明らかにされ、金属バットは、1点から順に、2名、27名、71名の計269点。マシンガンズは、1名、27名、72名の計271点。2点差でマシンガンズが勝った。採点した観客にコメントを求めるのもすごい。顔こそ出されないが、これはいい加減に採点できない。しかし、まだ様子のわからない大会だ。◆第2試合は、先攻はスピードワゴン。紹介VTRでは「M-1」の映像も使われていた。たしかな力量で客の気をそらせない。観応えのある漫才だったが、だけど、笑いという面では少々弱いかと思った。後攻は三四郎。これがとてもお笑いマニア向けのネタ。ウエストランドの優勝ネタも踏まえている。なにより、笑わせてやろうという気迫がこもっていて、ここまででいちばん声を出して笑った。この2組は、さすがにあとのトークも面白い。結果は、スピードワゴンは、1名、41名、58名の計257点。思ったより低い。三四郎は、4名、14名、82名の計278点。三四郎が勝った。東野が「ウケたらええってもんやないからね」と釘を刺すが、しかし、この大会、このルールならば、ウケたら勝てる大会になりそうだ。◆第3試合、先攻はギャロップ。関西をホームにするギャロップは、個人的にはいちばんの未知数だった。心地好いリズムの漫才。言葉の密度も濃い。カツラネタ一本鎗だが、展開がブラックマヨネーズに似ているとも思った。後攻はテンダラー。ここも優勝候補だろうと思っていた。紹介VTRでは、同じフジテレビの「THE MANZAI」がなぜか触れられないのが不思議だった。テンダラーの漫才も観客を惹きつけて離さない。普段の漫才そのもので戦える、プロ中のプロの漫才師である。ところが結果は、ギャロップは、0名、23名、77名の計277点。テンダラーは、1名、26名、73名の計272点。5点差でギャロップが勝ち、これはまさかの結果だった。テンダラーはネタを温存してしまった面があるか。◆第4試合、先攻は超新塾。予選では、ジャルジャル、COWCOW を倒してきた超新塾が、いったいどんなネタをやっているのかと思っていたが、途中までは昔と変わらず、後半にはアイクぬわらが活躍するのだが、だけど、なんか宴会芸みたいなんだよな。後攻は囲碁将棋。金属バットと囲碁将棋にはまだ「M-1」の空気感がある。囲碁将棋の漫才は、なんだか、あたまでっかちにも感じてしまうのだがどうだろうか。この勝敗も予測しづらかったが、結果は、超新塾は、1名、43名、56名の計255点。囲碁将棋は、2名、20名、78名の計276点。囲碁将棋が勝った。◆さて、準決勝。第1試合は、三四郎が後攻を選び、先攻はマシンガンズ。エゴサーチしたツイッターをさっそくネタにする。ヤフー知恵袋のネタはよくやっているネタだと思うが、出たとこ勝負みたいなネタだ。後攻の三四郎は「THE SECOND」をいじってきた。対戦方式だから、ディスり合いの勝負みたいな要素もある。ここまで、三四郎がこのルールをいちばん利用していて、戦いかたがいちばん上手いかのように見えたが。結果は、マシンガンズは、1名、14名、85名の計284点。三四郎は、3名、38名、59名の計256点。なんと、マシンガンズが決勝に進出した。◆第2試合は、ギャロップが後攻を選び、先攻は囲碁将棋。この勝負はどちらもおのれのペースを貫く。ギャロップはここでハゲネタ以外のネタをもってきた。十年先、二十年先もこのスタイルでやっているだろう、歳を重ねたのちのすがたも見える漫才だと思った。対して、囲碁将棋は五十代になってもこのような漫才をやっているだろうか。結果は、囲碁将棋は、0名、16名、84名の計284点。ギャロップは、2名、12名、86名の計284点。ここでついに同点が出た。同点の場合はどうなるのかというと、3点が多いほうが勝ちというルールにより、ギャロップの勝利となった。◆いよいよ決勝戦。ギャロップが後攻を選び、先攻はマシンガンズ。ネタがないというのはどこまで本当なんだか、漫才というよりも、スタンダップコミックのユニゾンという感じかな。後攻のギャロップは安定の漫才。スリリングなマシンガンズとは好対照だが、しかし、芸のレベルではだんぜんギャロップだろう。ギャロップの漫才では大きな笑いもあり、これは決まったと思った。結果は、マシンガンズは、5名、44名、51名の計246点。ギャロップは、1名、22名、77名の計276点。初代王者はギャロップに決まった。新しい大会は初代王者によって大会の格が決まるようなところがあるから、テンダラーが優勝すればいちばん納まりがいいのではと始まる前は思っていたが、不思議なことに、この4時間のあいだに、ギャロップに風格を感じるようになっていった。それよりも、番組の格調を損ねていたのは松本と東野だ。今田とはやっぱりベクトルが違うんだな。最後の点数もすんなりと発表してくれたほうがよかった。感動とは別の着地を目指すのならばいいのだけど、単に感動を削ぐかたちで終わった。賞金と副賞の贈呈に港浩一社長も登場。企画統括、中嶋優一。作家、高須光聖、山内正之、長谷川優、堀由史、藤井直樹、佐藤篤志。総合演出、日置祐貴。深夜3時に観終わり、ツイッターを解禁する。評判をざっと眺めてから、3時半頃に眠る。

2023年4月20日木曜日

4月20日木曜日/銀座で

◇ 三田・神保町・汐留・銀座

 今日も朝から都内に。朝の相鉄線は、東急とつながってからずいぶん混雑するようになった気がする。まず、三田のほうに出て、昼は神保町に移動し、すずらん通りの紅燈記という店に入り、ランチメニューの五目肉野菜炒めを食べた。780円。午後には新橋のほうに移動する。ベローチェに入り、ひと休み。スマホを充電しながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。聴きそびれていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。この日は「ビバリー」に続き、清水ミチコがゲストに登場。ナイツとの初対面がいつだったかという話になり、土屋さんの記憶では、2008年の「めちゃイケ」の「笑わず嫌い王」だろうということだった。




 汐留のシティセンターを抜け、旧新橋停車場に出てみると、鉄道歴史展示室で「山手線展」というのをやっていて、無料なので入ってみたが、17時前、ちょうど閉館する時間だった。ざっとまわっただけで出てくる。

 銀座の劇場で、あるかたのご厚意により、ある演劇のゲネプロを観させていただく。コロナ前から毎回観させていただいていて、まともに買えば、かなりの高額チケットなのに、こんなにありがたいことはないのだ。およそ3時間たっぷり。終演後にツイッターを検索してみると、有名人もけっこうきていたようだが、会場では誰も見つけられなかった。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。火曜の「午前0時の森」と、それから、昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ホラン千秋&コロコロチキチキペッパーズ)も。ラジオを聴きながら、深夜0時前には眠る。

2023年3月28日火曜日

3月28日火曜日/千鳥ヶ淵は花見の名所

◇ テレビ

 早朝から少し眠り、昨夜から観始めた「ブラッシュアップライフ」の第2話を朝に観た。主人公は1989年生まれの設定。言わば、やりなおしの人生がその時代のあるあるになっていて、これが絶妙なのだが、バカリズムは自身よりもひとまわり以上も歳下の、しかも女子のその時代の体験をなぜよくわかっているんだろう。夢眠ねむは何歳なんだろうかというのも気になり、ウィキペディアを見てみたら、生年非公表だった。

◇ 千鳥ヶ淵・神保町

 午後から都内に。神保町のほうに用があるのだが、時間があったので、半蔵門で降りて、千鳥ヶ淵を歩いていきたくなった。千鳥ヶ淵は昨年の国葬のとき以来になるか、あのときには参列者しか通れなかった千鳥ヶ淵緑道を初めて歩いた。つい最近まで気にしたこともなかったのだが、ここは花見の名所で、今は「さくらまつり」というのをやっている。やっているもなにも、桜は自然に咲いているだけなのだが、天気もよく、花見客がうじゃうじゃいた。緑道を九段下まで、写真を撮りながら歩いていると、簡単に時間が経った。












 九段下から、さらに神保町まで歩き、昼食にする。さくら通り、馬さん餃子酒場という店に入り、ホイコーロー定食を食べた。750円。用を片づけ、夕方、水道橋のベローチェに入り、ひと休み。読書。水道橋から渋谷に出て、帰りも東横線に乗る。

◇ 読書・ラジオ

 帰りの電車で、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」を読み終えた。朝に読み始め、薄い本だから、行きと帰りで読み終えられた。谷崎潤一郎は今までちゃんと読んだことがなかったのだが、かわいい話だった。文庫解説は磯田光一。2012年改版、新潮文庫。底本は、1967年刊、「谷崎潤一郎全集」と書いてあるが、この作品がいつ発表されたかということをなぜどこにも書いてくれないんだろうか。

 夜遅くに帰宅し、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。オープニングは早坂営業に出演した話が中心。「笑って人類!」の書評を石戸諭が書いてくれたというので、ネットで読めないかと探してみたら、代わりに、幻冬舎plus で、石戸諭による太田のインタビューが公開されているのを見つけた。これはまた改めてきちんと読もう。

 「THE SECOND」という大会もそれなりに気になっていて、ツイッターから情報を追いかけてみると、32組から16組に絞られる対戦があったようだが、これ、配信だけなのか。大会のシステムをあんまり把握していなかったが、いったいどこからテレビで放送されるんだろうか。ホームページに載っている結果を見ると、びっくりするような勝敗がいくつも出ている。なんと、ジャルジャルが超新塾に負けたのか。なすなかにしやプラス・マイナスが敗れているのも惜しいじゃないか。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...