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2022年10月20日木曜日

10月20日木曜日/フレンチトースト

◇ ラジオ・テレビ

 深夜から眠らずにブログの更新をひとつ。それからやっと、2時間ぐらい眠る。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ナイツ ザ・ラジオショー」。タイムフリーで、聴きそびれていた先週木曜の「ラジオショー」も聴いた。ゲストは石塚英彦。ピン芸人時代のダジャレネタの話から、塙さんが林家三平からの影響かと訊いたら、石塚は林家三平のVHSのセルビデオをよく観ていたという。自分もその当時に買ったビデオとおそらく同じものだと思うが、このビデオが発売されたときにはけっこう話題になり、ワイドショーなんかでも取りあげられていた記憶がある。会見には、ファン代表として、山藤章二先生や高田文夫先生もいたような気がするが、たしか、YMOの3人もいたはずだ。没後十年だったのだろうか。石塚英彦の年齢だと、林家三平からはリアルタイムの影響があってもおかしくなさそうだが、ひとまわり以上歳下の自分と似たような体験を語るので、ちょっと妙な感じがした。

 午後、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、松平健がゲスト。2005年放送の「スーパーJチャンネル」から、「マツケンサンバ」ブレイク時の東京ドーム公演の映像を少し観ることができた。昨夜の「あちこちオードリー」は、友近と、平成ノブシコブシ吉村がゲスト。友近の出演を楽しみにしていたのだが、吉村の迷走ぶりが中心になる展開に笑う。「シン・ラジオ」で、ちゃらんぽらん冨好さんの感想を聴くのが楽しみだ。

◇ 二俣川

 夕方から外出。特に用もないのだが、二俣川まで、歩きながらラジオを聴く時間を作りたかった。これも聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、剛が、ウーバーイーツで頼んだ商品にソースがついていなかった話をえんえんとしゃべっていた。どうやら有名店のようなのだが、クレームの電話を入れたその対応のひどさを語りつつ、クレームを入れている自身の滑稽さもところどころ描写する。

 二俣川に着き、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、フレンチトーストを食べた。ついさっき、中川家剛の話を聴いていたばかりだったのがよくなかったか、若い男の店員の対応がどうも無感情でいらつかされる。フレンチトーストの置きかたも雑に感じたのだが、あれっと思ったのは、シロップがついていない。疑問に思った瞬間には、その店員はもうするすると厨房に帰っていってしまった。しかし、そもそも、シロップはつくものなのかもわからず、でも、普通はつくんじゃないかと思い、ちょうど、すぐそばに別の女性の店員がいたので、訊いてみようと手をあげるが、こちらをぜんぜん見てくれない。手をあげたまま、「すみません」と言ってみたが、まったくこちらを見ないで、厨房に帰っていってしまった。いや、すぐそばで手をあげていて、気がつかないわけないだろう。サイゼリヤって、そんなに融通が利かなかったっけ。わざわざ呼び出すことではないんだけどと思いながら、しかたがないから、呼び出しボタンを押すと、座席番号が表示されるモニターには自分の番号しかないのに、それにしてはやってくるのが遅い。ようやくやってきた男の店員に、「これ、シロップはつかないんですか?」と訊くと、つかないですと即答され、「わかりました。」とこちらもすぐに引き下がる。しかし、それでも疑いは消えない。本当につかないんだろうか。そういえば、以前も食べてるから、このブログに写真を載せているはずだ。そう思い、スマホから自分のブログを開き、「フレンチトースト」で検索してみると、その写真にはやっぱりシロップは写っていなかった。

◇ 雑誌

 読書をするつもりでいたのに、無駄なひとり相撲になった。サイゼリヤのフレンチトーストにシロップはつかない。それだけはもう忘れない。今日は昨日買った文芸誌をごっそりとカバンに入れてきた。まず、「文學界」11月号から目を通す。特集は「JAZZ×文学ふたたび」。村上春樹のインタビューから読み始める。「音楽でも文学でも、楽しむと同時に学ばなくちゃいけないことがすごくたくさんあると思いますし、学ぶにはやっぱり何度も繰り返して聴かないと入ってこない。(略)五回、十回と聴き直してやっと身体に沁みるというところがある。」「そして、そういう身体感覚というのは汎用できるんです。僕が音楽で身につけた感覚って、ものを書くときにちょっとした言葉のズレを見つける感覚と同じなんですよね。」「僕の文章の書き方というのは、ほとんど音楽から学んだことなんです。リズムが一番大事で、あとはインプロヴィゼーションとかハーモニー、コード、メロディ。すべて音楽から学んだことを流用してものを書いているという気がします。」 特集以外のページには、松尾スズキによる宮沢章夫追悼文が載っていた。

 「新潮」と「すばる」には、それぞれ新人賞の発表があり、「新潮」の選評から先に目を通してみると、大澤信亮、田中慎弥が、低調だということを書いていて、なんだかあまり盛りあがっていない。しかし、「すばる」のほうを読むと、今回はひさしぶりに選考委員全員が顔を合わせる選考会だったということもあり、こちらはけっこう盛りあがったようだ。「すばる」の各選評を読んでみると、受賞を逃した作品にも好意的な評価が多い。応募作品数は「新潮」が2630作、「すばる」が1130作と、倍以上の差があるのだが、にも関わらず、「すばる」のほうが優れた作品が多かったのだとすると、これは選考委員の顔ぶれの差だろうか。「新潮」は、大澤信亮、小山田浩子、鴻巣友季子、田中慎弥、又吉直樹。「すばる」は、奥泉光、金原ひとみ、川上未映子、岸本佐知子、堀江敏幸。

 「三田文學」には、慶応大で開催されたという松本隆のシンポジウムが活字化されていた。これを読みかけたところで、トイレに行きたくなり、中断してサイゼリヤを出た。このサイゼリヤはトイレが店の外にあり、いちいち出入りするのがめんどうだ。ジョイナステラスに移り、くまざわ書店を覗き、帰りもラジオを聴きながら歩いて帰った。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をもう少し。「アンタウォッチマン」を2週分続けて観た。先週の放送は野沢直子特集。今回からは、ある年にスポットを当て、「1991年の野沢直子を深掘り」と題していた。VTRには、テリー伊藤、清水ミチコ、渡辺直美が出演。野沢直子は初期の東京吉本唯一の女性芸人であり、芸人とはいうものの、最初はタレントというイメージだった。その当時、中学生だった自分も、野沢直子って吉本なんだと知ったときは意外に感じた記憶がある。テリー伊藤が証言する。「野沢は垢抜けていた。それまでのお笑い芸人のひとたちって、どっかやっぱり小屋の匂いがしたよね。彼女は吉本でしょ? でも、そんな匂いはしない。(略)所ジョージさんもそういうところあるでしょ?」「それまでってじつは山田邦子ちゃんでしたよ。山田邦子ちゃん的な雰囲気から、野沢直子的な。誰にでもわかるのと、ぶっ飛んでるっていう野沢直子と。それはやっぱり、たけしさんからとんねるずっていうのとちょっと似てきてるのかもわかんない。」  タレントだった野沢がコントをやるようになるのは「夢で逢えたら」からなのだが、ここで挫折を味わうというのが、デビューからの流れを追っていくと、そういうことかと理解できる。つまり、下積みがなく、いきなり売れっ子になったため、「夢で逢えたら」のメンバーと共演するなかで、自分には引き出しがなにもないということに気がつくのだ。そして、1991年に、野沢はすべてのレギュラー番組を降板し、渡米する。もう1本、一昨日の「アンタウォッチマン」はキャイ~ンの特集。「1998年のキャイ~ンを深掘り」と題し、1998年に亡くなったマネージャーとの物語にしていた。このマネージャーの存在はまったく知らなかった。VTRには、飯尾和樹、関根勤が出演。

 いくらテレビを観ても、録画がぜんぜん減らない。ダビングのセットをして、部屋で読書の続きをする。Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、パートナーにひさしぶりにヒコロヒーが登場していた。聴きながら眠る。深夜3時頃だったろうか。

2022年8月25日木曜日

8月25日木曜日/新宿・地蔵中毒 ほか

◇ 音楽

 昨夜に佐藤千亜妃を聴いて、その関連をどうたどったのか、泰葉がいつの間にか Spotify に入っていることに気がついた。現時点で、オリジナルアルバム4枚と、シングルでは「フライディ・チャイナタウン」が聴ける。ツイッターで検索してみると、5月末からサブスク解禁されていたようだが、特にニュースにもなっていない。そのついでに、泰葉の YouTube のチャンネルも確認してしまったが、2年前にもう、泰葉自身が、演奏、解説する動画をアップしていた。今のシティポップブームを泰葉も把握していて、そりゃそうだろうとも思うが、現在の泰葉に明るい話題が届いていることには、ちょっと安心もしたくなるじゃないか。

 



◇ 品川・新橋

 今日も朝から都内に。まず、品川のほうまで用があり、それから、昼には新橋に移動する。ニュー新橋ビルの地下に降り、美食小屋という店に入り、回鍋肉定食を食べた。500円。この店は二度目。安くていい店。正午過ぎという時間帯だったが、1階の飲食店は混んでいたのに、地下は意外とひっそりとしていた。


◇ 代々木・新宿

 今度は新橋から山手線に乗り、代々木に移動しようとするが、ぐったりと眠ってしまい、代々木で降りそこねた。もうずっと眠ってしまいたくなり、1周近くまわり、東京駅まで眠ってから中央線に乗り換え、新宿からまた山手線に乗り、代々木にようやくたどりついた。1時間以上は乗っていたんだろうか。まず、ブックオフに寄る。110円の文庫本を2冊、新書を1冊、それと、新しめの文芸誌も見つけ、「すばる」と「三田文學」を各220円で買えた。新宿方面に歩き、南新宿のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかった。

 買ったばかりの「三田文學」夏季号をぱらぱらと読んでみると、目次にあった「浅草の笑い」という文字が目に留まり、なんと、岡進平、大上こうじが連載しているので驚いた。この連載に興味をもつものの誰がこれを自力で見つけられるだろうか。逆に、「三田文學」の読者はこの連載に興味をもつんだろうか。

 ベローチェでしばらく読書をし、それから、新宿西口のブックオフにも寄り、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買う。新宿駅の南側を通り、東口に進むと、ドン・キホーテがある。最近調べていてわかったが、どうやら、ドン・キホーテの場所が、かつてのムーランルージュだったようだ。靖国通りまで出て、マツモトキヨシに寄り、栄養ドリンクを買い、三平ストアにも寄り、エクレアを買って食べておく。このあとは演劇を観るために新宿までやってきたのだが、まだ少し時間があり、紀伊國屋を覗き、時間をつないだ。高橋源一郎の「ぼくらの戦争なんだぜ」という新刊が「ぼくらの民主主義なんだぜ」と並べて平積みされていたが、なんだかスギちゃんみたいだ。


◇ 演劇

 19時を過ぎ、地蔵中毒の公演を観るため、シアタートップスに。シアタートップスが復活してから初めて足を踏み入れることになるが、松竹の角座の時代はついに一度も入ることがなかった。さっき、ベローチェにいるあいだに地蔵中毒のツイッターを確認してみたら、どうやら今日は、ちょうどシアタートップスの1周年なんだそうだ。階段を4階まで昇る。受付が密にならないよう、階段で少し待たされてから、チケットの精算をする。3800円。自由席だということを忘れていたが、2列目に空席があり、右端に座った。第15回公演「『中待合室にお入り下さい』を待ちながら」。19時半、開演。高田馬場で初めて観た公演は何回目だったんだろうか、それ以降はほぼ観ているはずだが、そもそもは、がじらさんが出演しているからというのがきっかけだった。これはけして贔屓目ではなく、初期のころに比べて、がじらさんの活躍の場面は確実に増えていると感じる。おそらく、相対的に、がじらさんの経験値が高くなっているのだろう。今作では、武論尊先生や昇太師匠を演じ、落語のスキルも見せていた。ほかの俳優たちの経験値はどうなのだろうか。今回は、大人計画の顔田顔彦が客演。作・演出の大谷皿屋敷も出演した。物語は、並行するふたつの人間ドラマが描かれていたはずだが、大半はなにをやっているのかわからず、終盤になると急に緊迫し、大騒ぎになり、コーネリアスが流れて終わった。21時半過ぎに終演。

 靖国通りのブックオフにも行きたかったが、時間が遅いのでやめる。新宿三丁目から副都心線に乗ると、この駅始発の電車がちょうどやってきた。読書をしていたが、菊名を過ぎてから少し眠ったら、すうっと寝過ごしてしまい、みなとみらい駅まで乗ってから戻ってくる。

◇ 読書・テレビ

 電車内で、とり・みき「とりの眼ひとの眼」を読み終えた。1994年刊、ちくま文庫。おそらく、四半世紀以上ぶりの再読。この本は、たまたま最近、ブックオフで見つけたので読みなおしたくなったのだが、とり・みきの笑いを再確認してみたいという気もしていたのだ。エッセイも、マンガも。とり・みきは、十代、二十代と、間違いなく多大なる影響を受けた作家のひとり。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、勝俣州和がゲスト。昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、ユースケ・サンタマリアがゲスト。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、「事務所が痛みを伴う罰ゲームのために「特別な訓練」の講習を開催しても昨今の状況なら受け入れちゃう説」という企画が、この番組らしく、とても挑発的。吉本興業の藤原副社長まで登場し、手が込んでいるのだが、しかし、挑発する相手を間違えてるんじゃないだろうか。以前、佐久間宣行が話していたことで気がつかされたが、BPOというのはそもそも、問題を防止するための組織であり、取り締まる立場ではない。このあたりは「放送禁止歌」と同じような構造を感じる。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...