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2022年4月18日月曜日

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋

 深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936年(昭和11年)生まれ。戦争の話が多くなるが、最後は、今、イチオシだという藤井風の曲を紹介した。

 午前中から都内に。まだ少し肌寒く、ジャンパーを着ていく。東横線、日吉から目黒線に乗り換え、せっかく座れたのに、寝ぼけて武蔵小山で降りてしまった。つぎの電車では座れなかった。南北線直通、飯田橋まで出て、まず、昼食。神楽坂下から裏通りに進み、一品香という店に入り、ランチメニューの発酵野菜豚角煮丼を食べた。サラダ、漬け物、杏仁豆腐がつき、680円。店に入ると、店のおばさんが店内でご飯を食べているところで、客は誰もいなかったが、自分が入ったあとにみるみる客が増えていった。箸袋には店名にふりがながあり、「いっぴんしゃん」と読むのだとわかった。


 それから、ブックオフに行ってみると、外の飾りつけに目を奪われるが、なんと、「閉店セール」と書いてある。5月15日で閉店してしまうのだ。ブックオフはもう少なくなるいっぽうなのだろうか。全品30パーセントオフだというので、じっくりとまわるが、棚はすでにだいぶすかすかになっていた。220円の単行本を1冊、110円の文庫本を2冊を、アプリのクーポンも使い、208円で買えた。すぐそばにあるベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。



◇ 読書

 夕方から雨降りになり、雨降りでなければもう少しブックオフに寄りたいと思っていたのだが、横浜まで戻ってくる。もう少し読書をしていきたく、しかし、外を歩くのもいやなので、旧ダイヤモンドのドトールに入り、アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べる。やなせたかし「ぼくは戦争は大きらい」を朝から読み始め、ドトールで読み終えた。2013年刊、小学館クリエイティブ。構成者の中野晴行によると、この本は 2013年の4月から6月にかけて行われたインタビューをまとめたもので、やなせ先生は 10月に亡くなる。この本は亡くなられたあとで出版されたものだ。やなせたかしは1919年(大正8年)2月生まれ。銀座で広告関係の仕事をするが、21歳のときに召集令状が届き、小倉の部隊に入隊し、戦地にも行っている。そして、26歳のときに上海で終戦を迎えている。九州の部隊には荒っぽい人間が多く、戦争が終わったときにはヤクザがいっぱいいたことがわかったということも語っているのだが、やなせたかしは要領がよかったようで、「あっという間に優秀な兵隊になってしまったから不思議です。」と不思議がっている。一度、20人ぐらいの兵隊で、150頭ぐらいの馬を南京まで届けに行ったことがあったそうだが、「南京大虐殺があったとか、なかったとか言ってますが、ぼくが行ったときの南京はごく平和なものでした。」「ぼく自身は、南京事件なんてなかったんだと信じています。」って、さらっとすごいことを言っている。あるいは、決戦のために福州に上陸した際には、まず、民家を接収して兵舎にしたというのだが、「住民とのトラブルが何も起きなかったのは、今にして思えば不思議です。」って、また不思議がっている。やなせ先生、性格的におおらかすぎて、いろいろ気がついてなかったんじゃないのか。

 ドトールを出て、有隣堂に少し寄っていく。21時近かったが、ようやく、こんな遅い時間でも本屋が開いているようになった。オピニオン誌の売り場を覗いてみると、以前ならば、「WiLL」と「Hanada」が並んで平積みされているのがおなじみの光景だったが、「WiLL」の隣りには「表現者クライテリオン」が平積みになっていた。少し前に、早朝の生島ヒロシのラジオ番組を聴いていると、田原総一朗、水道橋博士、藤井聡の鼎談を紹介していて、なんの媒体かを聴き逃してしまったが、表紙を見て、これのことかとわかった。この雑誌を手にとることも今までなかったが、藤井聡が編集長であることを初めて知った。編集長になって、すでに何年も経っているようだ。ほかの売り場もまんべんなく見てまわるが、文庫の売り場に、広瀬和生の本が講談社学術文庫になって平積みされているのには驚いた。「小三治の落語」という本だが、これはもともと、「なぜ「小三治」の落語は面白いのか?」というタイトルで、講談社+α文庫から出ていた本だ。そんなケースって、ほかにあるんだろうか。

 雨に濡れながら、夜遅くに帰宅する。録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・藤あや子)を観て、それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時代のゲストはドランクドラゴンだったが、この番組でさんざん代役を務めてきた鈴木拓が、このタイミングでコロナになってしまい、塚地がひとりで出演した。

◇ 雑誌・ポッドキャスト

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、週刊誌にはそろそろ参院選の記事が出始めている。「週刊ポスト」によると、元吉本興業伝説のマネージャー、大谷由里子が国民民主から出馬するらしい。自民からはものまね芸人の松山三四六が出馬。「週刊プレイボーイ」を読むと、こちらには藤子A先生追悼企画として、ゆでたまごがインタビューされている。単にコンビのマンガ家という共通点だけでなく、「まんが道」からは多大なる影響を受けているようた。テリーマンがドロンパのオマージュだとは知らなかった。「週刊現代」の「わが人生最高の10冊」には志らく師匠が登場。「サイゾー」を読むと、「悪いひとたち」という特集で、「ばいきんまん」をテーマに、飯田一史と藤田直哉が対談しているのが面白かった。

 note をずっと放ったらかしにしていたが、今日、ふと思いつき、記事のいくつかをこちらのブログに移してしまうことにした。(記事という呼びかたも好きではないが、)「2019年をふりかえる〈上〉」「2019年をふりかえる〈下〉」というふたつの記事をコピペする。ほかのひとが読んだときにどう思うかは知ったこっちゃないのだが、自分の記憶をたどるには、こういうものをこしらえておくとたいへん便利である。

 眠る前にはまた、Spotify でポッドキャストを聴いた。「大沢悠里と毒蝮三太夫のGG放談」の第2回では、ふたりが戦争体験を語っている。大沢悠里は 1941年(昭和16年)生まれ、毒蝮三太夫は 1936年(昭和11年)生まれ。悠里さんが「今、世界の国のリーダーが戦争を知らないんだよ。」と指摘していた。世界のリーダーたちが戦後生まれになっている。

2022年3月10日木曜日

3月10日木曜日/ツイートを見てみると

◇ 大手町・品川

 深夜からそのまま眠らずにいられるかと思っていたら、ラジオを聴きながら、やっぱり少し眠ってしまった。朝の時間というものは、途端に余裕がなくなるものだ。朝から都内に。霞が関から大手町に移動し、大手町ビルヂングの地下、庄屋という店に入り、鶏テキ定食を食べた。880円。夕方には品川にたどりつき、やけに腹が減ったものだから、マルエツを見つけ、飲みものとパンを買い、歩きながら食べた。それから、アレア品川のドトールに入り、さっきパンを食べたばかりだが、もうひとつ食べたくなり、ブレンドと、ブリオッシュショコラを食べた。スマホの充電をしながら、1時間ぐらい、読書をしていく。

◇ テレビ・ラジオ・ポッドキャスト

 品川から東海道線に乗り、夜に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、新内眞衣とファーストサマーウイカがゲスト。「キョコロヒー」は、謎解き企画に登坂淳一が登場する。「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・上白石萌歌)は今週から放送日が水曜の深夜に移り、毎週録画に設定してあるから気がついたのだが、先週の放送で告知はされていたんだろうか。録画しているバラエティ番組がどういうわけか水曜の夜に集中していて、これでさらに増えることになった。

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴き始めると、柴田理恵と喜入アナがしゃべっている。伊集院は発熱のためにお休み。残り少ない放送がこんなことで削られるとは。Spotify でポッドキャストを聴き始めたら、眠ってしまい、4時間ほど眠り、深夜に目覚め、ポッドキャストをまた聴きなおした。火曜日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストがブッチャーブラザーズだった。以前、別の場でも語られていたが、宮沢章夫がブッチャーブラザーズにコントを書いていたそうで、竹中直人、宮沢章夫と、4人で集まってネタを作っていた時代もあったというから、考えてみれば、シティボーイズとはすぐ近い距離にいたのだ。聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、間寛平がゲスト。新喜劇GMに就任し、今後の新喜劇についての真剣な話にもなった。

 ネットニュースで、志らく師匠がコロナに感染したことを知り、師匠のツイートをひさしぶりに追いかけてみると、「新ニッポンの話芸」の広瀬和生の発言を批判していた。「新ニッポンの話芸」のポッドキャストは Spotify でも聴けるので、一応、聴いておくかと思い、その回を聴いてみると、志らく一門で行われたという「S-1グランプリ」についてしゃべっている。広瀬氏が調子に乗ってしゃべっているのだが、馬ること声が似ていて、どっちがしゃべっているのかわかりにくい。まあ、広瀬和生というひとは、落語界の状況認識については信用できるが、センスが悪い面も多々ある。笑いがわかるひとだとは思わない。そのついでに、ツイッターで情報を漁っていたら、志ら松さんが廃業したことを「ごくらくらくご」のツイートで知った。変な知りかたをしてしまった。志らく一門の下の世代のひとたちとはほとんど関わりはないのだが、志ら松さんとは縁があり、志ら玉さんや志らべさんにかわいがられていたから、お会いすることが比較的多かった。二ツ目も目前だと思っていたのに、単純に残念がるのも失礼だとは思うが、もうちょっと志ら松さんの高座を観ておけばよかった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「私の読書日記」の執筆陣に橋本愛が加わっていた。紹介している本が自己啓発本ばかりなんだけど、大丈夫なんだろうか。Netflix で「トークサバイバー!」第3話を観て、早朝から眠りなおす。

2022年1月24日月曜日

1月24日月曜日/地下の入り口はどこか


◇ 新宿・市ヶ谷

 朝から都内に。大和から小田急線で新宿に向かうが、大和から立ちっぱなしになると、新百合ヶ丘のあたりで息苦しくなることが過去に何度かあったが、今日はついに顔から血の気が引き、たまらず、登戸でいったん降りた。ベンチで少し休み、つぎの急行に乗っていくが、さっきの急行よりも混んでいて、またすぐに気持ち悪くなり、下北沢でまた降りて休んだ。昼食は新宿西口で、しんぱち食堂に入り、鶏生姜焼き定食を食べた。825円。マクドナルドに入り、読書をしようとするが、眠くなり、ほとんど読めなかった。

 その後、市ヶ谷に移動し、駅から川を挟んで北側を歩くと、このあたりはまったく大日本印刷ばかりである。「外濠書店」という看板が目に留まり、気になり、ちょっと入ってみると、本が並べてあるスペースはあるが、実際の書店ではなく、なにかの企画なのだろうかと思うがわからない。すぐに出たが、外には「どのドア展」というポスターがあり、その展覧会がどれだったのかもわからない。あとで検索すればいいやと思い、あんまりきちんと見なかったが、検索してみても、なぜかまったく情報がない。今どき、そんなことがあるのだろうか。そして、市ヶ谷でまたマクドナルドに入り、ホットコーヒーと、カスタードパイを食べるが、疲れがひどく、腹がくだる。栄養ドリンクを飲もうと、ドラッグストアを検索してみると、マクドナルドのすぐ裏にクリエイトがあるとわかり、行ってみると、完全に調剤専門の店舗だった。そういうクリエイトもあるとは知らなかった。代わりに、近くにマルエツプチを見つけ、栄養ドリンクはそこで買うことができたが、看板を見ると、地下にダイソーがあるようで、そういえば買うものがあったことを思い出すが、しかし、入り口がわからない。マルエツプチの店頭で商品の整理をしていた店員さんに、地下の入り口はどこかと訊いてみると、道路の向こう側を指し、日高屋の先だとか言い始めるので、いったいどういうことかと驚いたが、どうやら、地下鉄の入り口を訊かれたのだと勘違いしたようだ。落ち着けばそんなわけがないとは思うが、一瞬、地下が道路の向かいまでつながっているのかと思った。ダイソーに降りる階段は、なんてことはない、マルエツプチの店内の奥にあった。シールはがし液を買いたかったが、見つからない。ダイソーの店員は忙しそうにしていて、訊きにくいので、セロテープだけ買った。




◇ 雑誌・読書・テレビ・ラジオ

 市ヶ谷駅から南北線に乗り、目黒線直通、日吉から東横線に乗り換え、横浜まで戻ってきた。有隣堂に寄り、「映画秘宝」を立ち読みする。年始恒例の「ベスト&トホホ」だが、去年はあまり映画館に行かなかったから、観たものはあまりない。あとは気になる回答者をつまみ読みしていくが、なんと、らく人さんがなぜかアンケートに答えていた。どういうツテがあったのだろう。そういえば、ブラック師匠の日本映画ベストテンはなくなってしまったんだっけか。去年の号になにが書かれていたか、まるで覚えていない。

 帰りの電車内では、内田百閒「私の「漱石」と「龍之介」」を読み終えた。1993年刊、ちくま文庫。親本が 1969年刊というのが意外な気がしたが、内田百閒の著作のなかから、夏目漱石と芥川龍之介に関する文章を集めたという、この企画が、まるで今もなお新鮮な感じがする。だからこそ、手にとったのだが、漱石、龍之介、百閒、それぞれが今でもポップに読めるというのはいったいなんなんだろうか。装丁もぜんぜん古臭くないのだけど、新装版とも書いてないから、最初の文庫化からこの装丁なんだろうか。手元にあるのは、2013年、13刷。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」では、今田の婚活という企画から、今田とやす子の夫婦漫才が始まり、フジモン、陣内はすかさず客にまわると、夫婦漫才を野次り、さんまは寄席の支配人になり、お詫びをするというその連携がすごい。さらにそこへ、落語家になって出ていくゆりやんにも爆笑した。その一連の流れは説明して説明しきれるものではないが、こんなことを毎週のように即興でやっているこの番組は、やっぱり、異様に面白い。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、陽性者だらけのこの番組では、高田先生だけはなぜか元気でいる。水曜の昇太師匠の代わりも高田先生が務めるようだ。12時台は、稲川淳二がゲスト。高田先生が元気かと思えば、稲川淳二もそれ以上のスピードで、軽快にしゃべりまくる。怪談ではない稲川淳二のトークが嬉しいが、後半には短い怪談も語り、最後には「喜んでいただけましたでしょうか?」という往年のフレーズも出た。続けて、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、ドランクドラゴンがナイツの代役を務めたが、第一声はリモートの土屋さんから始まった。聴きそびれていた先週木曜のオープニングも聴くと、この日はしずるが代役を務めている。ナイツはこの日から休みになったのだ。

 楽天マガジンで読んだ「週刊プレイボーイ」には、「まだ売れてない50代芸人集合!」という特集があり、コラアゲンはいごうまん、プリンプリン、冷蔵庫マンのインタビューが載っていた。ボキャブラブームで売れたプリンプリンが「まだ売れてない」という扱いはないだろうと思うが、漫才協会に入るまではコンビでの活動はほとんどしていない期間があったとは、「タイタンシネマライブ」で毎回観ているからわからなかった。「週刊ポスト」を読むと、たけしの連載では「笑点」の人事について語られていた。「なんで一番若い三平が外れなきゃいけないんだっての。」と、三平よりも「笑点」という番組にそもそも批判的。そのつぎのページには、「5年後の「笑点」メンバー大予想」という記事もあり、予想しているのは、ヨネスケ、堀井憲一郎、広瀬和生、細川貂々、雨宮萌果という面々だが、広瀬和生は、馬るこ、わさび、わん丈を有力候補として挙げ、テレビ的な感覚からはだいぶずれている。

 ツイッターからニュースを見ると、神奈川の新規感染者数は 5276人となり、過去最多を更新。コロナ以外では、宇都宮線の車内で、喫煙を注意した高校生が暴行を受け、重傷を負ったというニュースが気になった。まったく不快な事件だ。加害者の二十代の男を、まわりの乗客は誰も止めなかったという。眠る前に配信ドラマを観たかったが、疲れているのでやめた。ラジオを聴きながら、深夜0時前に眠る。

2021年11月23日火曜日

11月23日火曜日/「NHK新人落語大賞」など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から4時間ぐらい眠り、午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。初回から録画保存している「お笑い実力刃」をずっと観そびれていて、3ヶ月も溜まってしまい、8月放送のロケ職人の特集をようやく観るが、この回から興味を失ったのだった。なすなかにし、さらば森田、飯尾和樹、ジャングルポケット、ヒコロヒー、アルコ&ピースという顔ぶれがロケのテクニックを競う企画だが、やっぱり、これは興味の対象外。日曜の「おかべろ」は、ニューヨークがゲスト。去年の「M-1」の話をしていて、「キングオブコント」の話はまったくないが、関西での放送日はいつだったのだろうか。こういう話になると、ノンスタ石田の分析が面白い。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」では、山藤章二の「似顔絵塾」と「ブラック・アングル」が最終回。担当編集者の寄稿もあった。祝日の今日は「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みで、代わりに、13時からは「森山良子×清水ミチコのおちゃめなおしゃべりタイム♪」という1時間の特番を放送していた。聴きながら、2時間ぐらい眠る。

 昼に放送されていた「NHK新人落語大賞」を、録画ですぐに観た。昨年は放送日がわからずに観逃してしまい、がっかりしたが、今年は無事に録画した。司会は、林家たい平、南沢奈央。審査員は、桂文珍、柳家権太楼、片岡鶴太郎、堀井憲一郎、広瀬和生という5名。この賞にしては、例年に比べて、本気度の高い審査員をそろえてきた。本選出場者と演目は、出演順に、三遊亭好志朗「権助魚」、桂小鯛「親子酒」、笑福亭生寿「近日息子」、春風亭昇也「壺算」、林家つる子「お菊の皿」、桂二葉「天狗刺し」。東京勢3名のうち、昇也、つる子がどんな落語をやるかは知っていたが、好志朗は初めて観た。最近は若手の会にはしばらく行っていないから、東京の二ツ目にどんなひとがいるのか、ずいぶん疎くなってしまったが、この3名ははたして突出しているのだろうか。上方の3名はもちろん初めて観るだろうと思っていたが、観ている最中に、生寿というひとは「花詩歌タカラヅカ」に出ていたひとだと思い出した。にぎわい座の会で観ているはずで、どんな落語をやっていたかは印象にないが、今回の「近日息子」は面白く、ここまででは初めて声に出して笑った。続けて、昇也、つる子と観て、生寿さんのほうが点が高いかなと思いながら観ていたが、最後に登場した二葉がさらに面白かった。去年も出場したそうで、審査員によると去年よりも成長しているようだが、観逃しているのが悔しい。しかし、むしろ、なんの先入観もないぶん、次第に惹き込まれる驚きはあったかもしれない。女性落語家が続く順番になったが、つる子の熱演とは対照的に、二葉のちからの抜け具合が楽しく、演じる人物のかわいらしさになっていた。審査結果は、二葉には全員が10点を出し、二葉が優勝した。生寿には、文珍、鶴太郎、堀井が10点を出し、計48点で2位だった。権太楼が小鯛に10点を入れていたのは理由がわからないが、つる子には8点を入れていて、これは納得する。広瀬和生はつる子と小鯛に8点を入れるが、昇也に10点を入れていて、これにも首をひねる。鶴太郎にはどの程度の審美眼があるのか、コメントも無難なことしか言わず、はっきりしないが、点数だけ見ると、意外とまともな審査をしていると思った。

◇ 読書・テレビ

 今日は一日、立川談四楼「談志が死んだ」を読んでいた。昼に読み始め、中断しながら、夜に読み終えた。2015年刊、新潮文庫。親本は2012年12月に新潮社から出ているが、この本も、「ザッツ・ア・プレンティー」と同様、手にとる気にはなかなかなれず、没後十年を機に、読むなら今かという気にさせられた。しかし、この小説の第一章の初出は、2012年7月に出た「談四楼がやってきた!」というムックで、このムックは新刊で買っていたが、杉江松恋さんの解説を読むまではそのことを忘れていた。談四楼師匠の小説を読むのは初めてで、もちろん、題材への興味もあるが、実在の人物たちに対する、談四楼師匠の屈折を含んだ感情の揺れ動きにはらはらさせられた。

 夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、田原総一朗と渡辺宜嗣がゲスト。「朝生」初期の映像が流れ、菅直人を大島渚が怒鳴りつけている場面だったが、田原総一朗によると、元芸能人のレーガンを馬鹿にした菅直人に、大島渚が怒ったんだそうだ。田原総一朗、87歳のひとり暮らしの様子を映すVTRもあり、自宅で朝食を作り、仕事場の資料が積みあがったデスクの隙間で食べているすがたに、その散らかりぶりに黒柳徹子は共感を示す。田原とはどうやら親しいらしく、どういうわけか、このふたりは似たところがある。この番組では珍しく、ゲストの田原が黒柳徹子にずばずば質問をする。昔、つき合っていた男に、穴に落っこって死にそうな気がすると言われたことがあるというのはかなり可笑しい。それから、今日の「さんま御殿」を観ると、こちらは声優特集。声優のなかに栗田貫一もいるのが嬉しい。そのほか、アニメ好き代表として、ハライチ岩井、中川翔子も出演する。若手の声優も多数並ぶが、この番組、こういう特集でないときにも最近は声優がよく登場している印象があり、ものまね芸人にするのと同じように、アニメの役柄の声をさんまはやらせようとする。どういうわけか、さんまはアニメ好きなのだ。トークのために話題のアニメをチェックしている面があるとはいえ、好きでなければできないことだろう。

 ツイッターを見ていたら、「おげんさんといっしょ」が今日放送されていたことを知った。グッチ裕三が出ていたようで、これは観逃してはならなかった。つい先日のオールタイムリクエストは録画したが、なぜ今日の放送を事前に知ることができなかったのか。ツイッターのタイムラインを追いかけていないと、ときどきこういう悔しい思いをする。再放送を調べてもまだその予定はない。NHKのサイトから配信を観ることはできるのだが、手元に録画を保存したかった。けして、星野源のファンというわけではないのだが、番組のファンではあるかもしれない。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き、聴きながら、深夜2時前に眠る。

2021年4月5日月曜日

4月5日月曜日/雑誌を買っていた

◇ ラジオ

 昼間、「ラジオビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生が有吉の売れてない時代のことをしゃべっていた。昨日の「日曜サンデー」も聴いていたようで、SAKURAI が出していたクイズを気に入っていた。そして、12時台にはなんと、今田耕司がゲストで登場する。先週に予告されてから、今日の放送は楽しみでならなかった。ここ最近、今田は舞台の宣伝であちこちに出演しているのだ。高田文夫と今田耕司という顔合わせは記憶になかったが、探り合う様子もなく、すんなりと話が弾むのには驚いた。高田先生が今田東野の若手時代についてしゃべっているのが珍しい。そういえば、談春師匠の会で一緒に舞台にあげられたこともあったのだ。今田が「談春兄やん」という呼びかたをしているのも新鮮だった。今田はさすがの面白さで、ブリーフ4の話に続き、最後に話したたけしのエピソードのすさまじさに爆笑。45分、一瞬も耳が離せない放送だった。


 夕方、ヤマトの営業所まで。ヤフーの天気予報は晴れになっていたのに、小雨が降っている。かまわず、傘をもたずに出たが、ジャンパーにTシャツだけではかなり肌寒い。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、「キネマ旬報」の大島渚特集を少し立ち読みしていく。宮沢章夫の「戦場のメリークリスマス」論が載っていた。ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、やけに腹が減ってしまい、半熟卵のミラノ風ドリアを初めて食べた。食わず嫌いでなぜか今までは注文しなかったが、美味しかったから今後は選択肢に入れよう。ご飯ものではハヤシ&ターメリックライスをよく食べていたが、メニューから消えてしまったのだろうか。

◇ 雑誌

 今日は部屋から見つけた雑誌を読みなおしたくなり、カバンに入れてきた。今はなき「TITLE」と、もうひとつは「散歩の達人」のムック。ともに東京特集で、偶然にもどちらも2007年刊だった。古本売りになる以前に自分で買ったもので、そのときは新刊書店で働いていたから、気になる雑誌は片っぱしから買っていた。偶然のようだが、その時期に雑誌をよく買っていたというだけのことかもしれない。書店で働いてでもいないと、どんな雑誌が出ているかを隈なく把握するなどということはおそらく不可能だ。東京を特集する雑誌が 2007年に集中していたわけでもないと思うが、それらを部屋で見つけ、それがどうも、今の自分の関心に引っかかった。今もまた、東京を捉えなおすことに関心がある。

 夜、ラジオを聴きながら、オンラインの将棋を1局。90分かけて、6級に勝つが、こんなに時間を喰うようになってくると、気軽に始めるわけにもいかなくなる。楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」の広瀬和生の連載が、ナツノカモさんのことを書いているのにはちょっと驚いた。深夜になり、アマゾンプライムで映画を1本。「戦場のメリークリスマス」を観たくなった。ずいぶん昔に一度観て、あまりよくわからなかった記憶があるが、観なおすと、俳優たちの演技に強烈に惹きつけられる。たけしで始まり、たけしで終わる映画だった。深夜3時頃に眠る。

2021年2月28日日曜日

2月28日日曜日/ブックの日と横浜



◇ 昼食

 午後から外出。横浜西口で食べて行こうかと通りがかると、五番街のところにランチの看板ができていた。どうも最近にとりつけられたのでは思われる。龍王はちょくちょく利用している店だが、酒を呑まない自分にはほかの店は用がないと思っていた。ランチがあるならば、ちょっと寄ってみようかと思う。試しにまず、やはり店の前にランチの大きな看板を出していた、とん太という店に入り、チャーシュー丼を食べた。横浜駅周辺でなにか食べていこうとすると、意外に選択肢が少ないと感じていたので、こういう店が増えるのはとても嬉しい。

◇ ブックの日

 2月はブックの日はないのかと思っていたが、ブックオフのアプリを見ると、今月は28日がブックの日だという。「29」を「ブック」と読ませるのも苦しいのに、「28」で「ブック」ではいよいよ意味がわからない。ブックの日だとわかれば、まわらないわけにはいかない。早く知っていれば予定もたてたのだが、無駄に電車賃を使ってもしかたなく、横浜周辺で済まそうと思い、まずはビブレの店舗に。しかし、あまり買うものはなく、なんとか500円以上にして、クーポンを使う。1階からジーンズメイトがあるほうに出ると、ダイエーだった建物がついにとり壊されていて、景色が変貌していた。


 跨線橋をわたり、2店目は平沼に。ここも買うものがなく、ぎりぎり500円以上に。3店目、伊勢佐木町で今日は終わりにしようと思い、伊勢佐木町まで歩く。このくらいの距離は、ラジオを聴きながら歩いてしまえばすぐである。

 いったん、イセザキモールに着くが、そういえば、財布に細かい金がないことを思い出し、テンポよく買いものしたいので、関内の地下鉄の切符売り場までわざわざ行って、崩すためにパスモにチャージした。マリナード地下街を歩くのもひさしぶりのような気がした。イセザキモールに戻ってくると、角の崎陽軒に見覚えのある人物が入っていくのが目に入る。広瀬和生じゃないか。たぶんそうだと思い、出てくるのを待ち、やっぱりそうだと思う。近くで落語会があったのだろうか。

 ブックオフの前に、ドトールでひと休み。ブレンドと一緒に、抹茶デニッシュを食べた。読書を2時間ほど。太田光・山極寿一「「言葉」が暴走する時代の処世術」を読み終えた。集英社新書。2019年刊。言葉の暴走というのは気になるテーマだった。山極寿一のことはほとんど知らなかったが、学者ならではの話がやはり面白い。「2001年宇宙の旅」という映画は、骨歯角器文化という間違った学説を背景に作られているという。猿人が骨を手にして道具を使うことを覚える、それが武器となり、人間は猿人の時代から戦ってきたんだとする考えはまさにアメリカ的なものだ。狩猟採集民は攻撃性が高いという考えは1960年頃の説で、今はむしろ、平和主義者であることがわかっているという。狩猟は経済行為だが、人間同士の戦いは和解が目的なのだと。

 ブックオフは閉店まで1時間ぐらい残しておけばいいだろうという考えだったが、思いのほか、ここでは買うものがあった。じっくり物色していたら時間が足りなくなる。千円以上の買いものをする。またラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、21時過ぎに帰宅する。買った本を登録しながら、録画しておいたテレビを観る。「サンジャポ」と「ワイドナショー」、どぶろっくが演芸コーナーに出ていた「笑点」、「モヤさま」の横浜特集。中華街の保昌のカレーが名物なのは知っていたが、たこ焼きは知らなかった。勉強になった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...