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2023年7月30日日曜日

7月30日日曜日/インクはどこで買う

◇ ラジオ・テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが気力がない。Spotify のポッドキャストで、昨日の「木梨の会」を聴くと、この日は福岡から放送している。華丸大吉の番組に出演するために福岡を訪れているようで、カンニング竹山、パラシュート部隊も出演していた。続けて、オンタイムのラジオに切り替え、「石橋貴明のGATE7」をつけておく。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」は、まずはビッグモーターの話題から。九島遼太という22歳の起業家が出演していたのだが、イチ経営者としてはここまで徹底しているのはすごいという側面があるなどと語り始める。そのあとには、旧統一教会の施設建設問題を鈴木エイトが独自取材する。多摩市の阿部市長からは番組にメッセージがあり、「いつも良原さん応援してます。爆笑問題のみなさんもがんばってください。」って。番組後半には「居酒屋サンミュージック」がオープンという小さいニュースもあり、取材の場にはブッチャーブラザーズも映っていたのに、ひとこともしゃべらせないとは惜しい。それはともかく、今までは「番組ツイッター」と告知していたところは、もちろん、「番組X」と言うようになるんだな。「ワイドナショー」も観ると、こちらは、田村淳、野沢直子、バカリズム、石原良純というメンバー。石原良純がバラエティに初めて出たのが「夢で逢えたら」というこの話は「アンタウォッチマン」でもしてたかな。野沢直子によると、「夢で逢えたら」の同窓会を毎年やるのだけど、ダウンタウンには声をかけない。当時のマネージャーたちは参加、南原はときどきくるが、内村については「まあ、ああいう性格じゃないですか。」

 パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定が狂ってばかりで、神奈川県になっていることがめったにないから困る。今日もなぜか広島になっている。スマホのラジコは神奈川県の番組が聴けるのだが、音が小さいのがいやで、なるべくならば、パソコンのほうで聴きたい。しかし、広島でもNHKは東京と同じのようで、「ヴォイスミツシマ」という満島ひかりの番組が放送されていて、これをつけておいた。子どものころの芸能活動の話をしていたのがなかなか面白かった。聴きながら眠ってしまい、目が覚めると、松村邦洋の「DJ日本史」が始まっていた。この番組もあんまり聴いたことがなかった。起きあがるのもめんどうで、しばらくはラジオをつけたまま、だらだらと過ごしていた。

◇ 二俣川

 夕方から外出。この暑いなかを出かけたくはないのだが、プリンターのインクを切らしてしまったので買う必要があった。まず、吉野家に寄り、牛麦とろ丼を食べる。602円。土用の丑の日は「う」のつくものを食べればいいというから、だとすると、牛でもいいような気がするけどな。チェーン店の牛丼屋はこぞって鰻を売っているが、牛でいいということにしたらどうか。



 二俣川まで歩き、ジョイナステラスのくまざわ書店を覗いていく。それから、西友のビックカメラに寄り、プリンターのインクを探すが、エコリカの安いインクが売っていない。リサイクルのインクは 500円ぐらい違うので、悩んだが、高い値段で買うのは悔しい。昨日のうちに横浜駅の近くで買っておけばよかったのだが、今から横浜駅まで行っても電車賃がかかって馬鹿みたいだ。なんとかして二俣川周辺で買いたく、念のため、ドン・キホーテのヤマダ電機にも行ってみるが、こちらにはなぜかプリンターのインクがまったく売られていなかった。プリンターは売っているのに、インクをなぜ売らないのだ。迷っているうちに時間も無駄になってしまう。

 ドトールに入り、いったん、ひと休み。ここでネットの通販も調べてみると、ビックカメラの通販で買えば、明日には届くのだが、送料が500円ぐらいかかり、これでは元も子もない。結局、最終的にはヨドバシドットコムで購入してしまうことにしたが、到着は火曜になり、だったら、火曜に店で買っても同じということになるかもしれない。なんだかうまくいかないな。

◇ 読書

 ドトールで、図書館で借りた安西水丸「青の時代」を読んだ。2021年刊、クレヴィス。青林堂から 1980年に出された「青の時代」の復刻。1974年から1977年にかけての作品群が収録されているのだが、このなかには、90年代の「ガロ」に再掲されたときに読んでいるものもある。掲載誌はすべて「ガロ」なのだろうか。安西水丸が初めてマンガを発表したのは、嵐山光三郎の小説を漫画化したものだというのは知らなかった。巻末に収録されている安西水丸のインタビューによると、当時の「ガロの雰囲気という感じ」がしていた、つげ義春や林静一を意識したものだと明かしている。個人的には、安西水丸のマンガに触れたのは「VOW」に掲載されていた4コママンガのほうが先で、そちらは「普通の人」にもつながるギャグ系統の作品だ。安西水丸という名前を認識したのもそれが初めてだった。だから、この作品集のような抒情性は、初めて読んだときには意外に思ったような記憶がある。

 夜になってから帰宅。帰りも歩いてきたのだが、うちの近くまでくると、アスファルトがやっぱり熱い。日当たりの問題なんだろうかな。長年住んでいるが、こんなに熱をためこむ地域だとは、今まではまったく気にしたことがなかった。

◇ テレビ

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「笑点」は夏休み特別企画。2年前に、夏休みの自由研究で笑点メンバーにアンケートを送ったという女の子が登場した。当時は小学3年生だったが、小学5年生になり、今回はメンバーの通知表を発表した。

 今日の「まつも to なかい」は、藤井フミヤと奥田民生がゲスト。まず先に藤井フミヤが登場する。フミヤと中居は「時間ですよ」で共演していて、フミヤが中居に説教してたっていうのはいい話だ。そのあとに奥田民生が登場。フミヤと奥田民生は接点がなさそうだけれども、言われてみれば、共通の知り合いのミュージシャンは多いのだ。近藤真彦の名前が出て、年齢が気になって検索してみると、そうか、マッチよりもフミヤのほうが歳上なんだ。フミヤは1962年生まれ、マッチは1964年生まれ、民生は1965年生まれ。中居が奥田民生には女性の匂いがしないと決めつけるのだけど、いや、奥田民生の若いころはぜんぜんそんなことはないだろう。奥田民生が松本に提供した、ダウンタウンの「万力の国」というアルバムに収録されている「くつみがき」が流され、セカンドアルバムとテロップが出ていたけど、検索してみると、ウィキペディアにそう書いてあるんだな。8センチCDの「GOBU-GOBU」がミニアルバムという扱いになっている。番組後半には、フミヤ、民生も残ったまま、SUPER BEAVER が登場した。

 続けて、「ガキの使い」も追っかけ再生で観てしまう。「コロッケものまねベストテン」という企画。以前、桑田佳祐で同じ企画をやったが、しかし、コロッケでは趣旨がぜんぜん変わるし、こっちのほうが面白い。コロッケ本人が事前にメンバー全員のVTRを確認し、順位をつけたものが発表されていく。10位はEXITりんたろーの(コロッケの)長渕剛、9位はココリコ田中の(コロッケの)松山千春、8位は牧野ステテコの(コロッケの)武田鉄矢、7位は陣内智則の(コロッケの)野口五郎。ここまで発表され、残りは来週に続く。まがりなりにも芸能界で活躍しているひとたちなのに、芸のクオリティがここまでは本当にひどかった。

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2022年6月16日木曜日

6月16日木曜日/暑くならなかった

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観ると、前半は「しんどい先輩芸人から YouTube でコラボしたいと言われた時の断り方ムズい説」という企画。「しんどい先輩芸人」として登場するのは誰かと思えば、山田邦子だ。アントニー、ナダル、鬼越トマホーク、さらば青春の光にコラボをお願いし、いちばんいやがったひとは本当にコラボしなければならないという「ホントドッキリ」形式なのだが、山田邦子に対してこんなに失礼な企画もなく、人気番組ならではの増長しているスタッフのすがたが目に浮かぶようだが、鬼越トマホークは山田邦子に対する敬意がきちんとあり、快諾していたのがさすがだった。後半は「タイミングよく屁をかませばブーブークッションに引っかかったと思わせることも可能説」という企画。これは早まわしでざっと観て消去する。


◇ 新宿・立会川・川崎

 今日も朝から都内に。予報では暑くなりそうなのでTシャツで出るが、朝はまだ肌寒い。鼻水がひどく、風邪薬を飲んでおく。鼻をかんでいたら三半規管がおかしくなったようで、めまいがする。今日もまず、小田急線で新宿に出て、昼食は西口で探し、山内農場という店に入り、ランチメニューの牛焼肉定食を食べた。800円。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクを買って1本飲んでおく。ブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊買う。






 夕方は八潮のほうまで移動することになり、それから、立会川まで歩き、京浜急行に乗り、川崎に移動した。近代書房の向かいのベローチェに入り、ひと休み。予報では暑くなるはずだったが、結局、ぜんぜん暑くならず、Tシャツでは肌寒い。古本屋に寄りたかったが、近代書房は今日は閉まっていた。朋翔堂にも足を延ばしてみると、なぜかこちらも申し合わせたように閉まっている。悔しいからブックスマッキーにも行ってみると、こちらは開いていたが、買うものはなにもなかった。モアーズのブックオフにも寄り、220円の単行本を3冊、110円の文庫本を2冊買っていく。


◇ 読書

 帰りの電車で、小山薫堂・安西水丸「夢の名画座で逢いましょう」を読み終えた。2012年刊、幻冬舎文庫。映画について対談している本だと思って読み始めたが、読んでからわかったが、WOWOW の番組をもとにした本なのだ。1回の放送で1作品を扱っていたのだろうか。放送上はどうなっていたのかわからないが、安西水丸がイラストを描き、小山薫堂がそれに詩のような文をつけている。そのあとに短い対談があるという構成だが、あんまり褒めてない映画もあって、正直だ。村上春樹の話が出た回があり、安西水丸によると、村上春樹はスピルバーグの映画では「ジョーズ」がいちばん好きなんだそうだ。

 夜遅くに帰宅し、冷凍パスタを食べながら、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・赤塚りえ子&井上麻矢)を観た。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、清水ミチコとナイツは、必ずといっていいほど、前日の「水曜日のダウンタウン」を話題にするが、山田邦子の企画から、うつみ宮土理も YouTube をやっているという話にもなった。Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚め、日記の手入れをしてから眠りなおした。

2022年3月17日木曜日

3月17日木曜日/1時間早かった


◇ 新日本橋・八重洲・新木場

 昨夜は地震があり、ろくに眠れないまま、朝から都内に。また少し肌寒くなり、セーターを着ていく。横須賀線に乗り、新日本橋まで。着いてから気がついたが、予定を勘違いしていて、1時間早く着いてしまった。眠くてしかたがなかったのに、もう1時間眠れたのか。革財布を拾うようなこともなく、とりあえず、ベローチェに入り、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグベーコンを食べた。440円。ここで少し仮眠する。早起きは三文の得とはいうが、眠っていたほうがよっぽど得だ。昼は八重洲にたどりつき、CELTSという店に入り、チキン南蛮を食べた。700円。それからまた、ベローチェに入り、ひと休み。あたまがどんよりする。夜にはどういうわけか、新木場まで行くはめになり、デイリーヤマザキで、コロッケパンを買って食べた。




◇ 読書・テレビ・ラジオ

 ヤフーの乗り換え案内で、料金の安いルートを探し、新木場から有楽町線に乗り、新富町と築地は同じ駅の扱いになり、ここで日比谷線に乗り換えるが、いったん地上に出て、やたらと歩かされることになり、これは別の駅で乗り換えたほうがよかった。中目黒から東横線に乗り換え、横浜まで戻ってくる。電車内で、嵐山光三郎「口笛の歌が聴こえる」を読み終えた。2003年刊、新風舎文庫。親本は1985年。いずれ読まなければとずっと思っていて、だいぶ前から手元にあった本だが、この本、読むまでずっとエッセイだと思い込んでいた。嵐山光三郎の自伝的青春小説なのだ。おおっと思う人物の名が出てくるたびに付箋を貼りながら読み進めていたが、最後まで読むと、巻末にはご丁寧に人物索引が載っていた。唐十郎との関係は、これを読むまでぜんぜん知らなかった。唐十郎はこの文庫の解説も書いている。安西水丸とも古いつきあいで、最初は本名(?)で登場していて、途中でこれは安西水丸なのではと気がつく。嵐山本人だけが実名でなく、どれが嵐山なのかよくわからずに読んでいたが、あとがきを読むと、ふたりの登場人物が嵐山の分身ということだ。嵐山光三郎といえば、われわれの世代にとっては「いいとも増刊号」編集長であり、テレビに出ているひととして認識したのだが、今の時代からすると考えられないくらいに、あの時代は、なんだかわからないひとがたくさんテレビに出ていた。まさにその時代に最初の単行本は出ている。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、五木ひろしがゲスト。後半には村治佳織も登場する。昨夜の「あちこちオードリー」は、ニューヨークと井上咲楽がゲスト。番組30分過ぎたあたりで、緊急地震速報が入っていた。観そびれていた先週の「ゴッドタン」は「コンビ大喜利グランプリ」という企画。ラランド、真空ジェシカ、モグライダー、錦鯉が出演する。モグライダーは先日の「刺さルール」でも大喜利をやっていたが、ともしげの馬鹿な面白さは「刺さルール」ではまるで引き出されていなかった。タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」もようやく聴くと、海老蔵批判のツイートについて、名前は出さずにだが、喜利彦氏のことをしゃべっていたのにははらはらさせられる。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局指し、深夜0時前に眠る。

2021年11月24日水曜日

11月24日水曜日/安西水丸のマンガ

◇ 生活

 今日は遅めに目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。なんだか気が抜けてしまい、虚脱感に襲われる時間があった。録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観ると、この番組初の男性ゲストというので、誰かと思えば、秋元康だった。男性ゲストというだけでなく、タレント以外のゲストも初めてではないか。だったら、番組を褒めていた高田文夫先生もゲストに迎えてほしくなる。

 午後、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、チノパンを買っておく必要があり、ジョイナステラスの無印、ユニクロに寄るが、決められない。ドン・キホーテにも寄るが、こちらは品質的にまずい。ネットで事前に調べてもいたが、結局、GUで買うのがいちばんいいと思い、二俣川で用事が済むならやめようと思っていたが、映画を観たいとも思っていたので、横浜まで出ることにした。横浜に出て、まず先に、西口五番街の龍王にひさしぶりに入り、うま煮丼の大盛りを食べた。600円。そのあとにビブレに向かい、地下のGUに直行し、チノパンをすぐさま買った。GUはユニクロよりもだいぶ安く、ここではひとつも迷わない。隣りのタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていく。上階のブックオフにも寄るが、さっぱり買うものなく、あきらめかけたときにようやく、110円の文庫の棚からいい本を1冊見つけ、これだけ買っていく。


◇ マンガ

 ドトールに入り、ひと休み。まず、「bounce」をぱらぱらと読みながら、Spotify で楽曲の確認をする。それから、マンガを1冊。板橋の古本屋で買った、安西水丸「普通の人」を読んだ。今年出た完全版、1993年に出た南風社版には村上春樹の解説があるようだが、これは1989年刊の JICC出版局版で、「宝島COMIC」と書いてある。村上春樹の解説は「村上春樹 雑文集」に収録されていて、それで読んだ。思い返してみると、安西水丸の名を初めて知ったのは中学生のころだったろうか。やはり、JICC出版局から出ていた、「宝島」の人気コーナーをまとめた「VOW」の単行本で、さまざまなマンガ家が4コママンガを描いているうちのひとりが安西水丸だった。だから、そもそもの安西水丸との出会いがマンガで、イラストレーターだとはわかっていなかった。しっかりと覚えているのは、安西水丸のそのマンガが面白かったからで、笑った記憶があるし、どういうマンガだったかも覚えている。てっきり、そのマンガが「普通の人」には載ってるんじゃないかと思って読んだが、そのマンガは収録されていなかった。「VOW」の単行本は、自分にとってはサブカルチャーの入り口になり、そういうひとがほかにいるのかはわからないが、ここにマンガを描いていたマンガ家を追いかけるように、のちには「ガロ」を読むようになった。安西水丸は「ガロ」にも叙情的なマンガを描いていたが、笑いにより記憶したという出会いは大きく、いい出会いかたをしたと思う。


◇ 映画

 ドトールを出て、ムービルで「SAYONARA AMERICA」を観た。細野晴臣のライブを記録したドキュメンタリー。特に優先的に観るつもりはなかった映画だが、ムービルでやっていると知ったら、急に観たくなってしまった。水曜サービスデー、1200円。19時55分の回。広い劇場で、窓口の女性は4席ぐらいを指し、そこ以外はすべて空いているという。G列をとったが、もっと前の席でもいいくらいだった。ここに記録されているのは、2019年にアメリカで開催されたライブで、もちろん、その後にコロナがあり、世の中が一変した現在の様子も映画には含まれている。ミニシアターではなく、がらがらの広い映画館でのんびり観ている時間がなんだかよかった。6月に観た「アメリカン・ユートピア」のことも思い浮かべる。上映時間は90分弱。



◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、昨夜に録画しそこねた「おげんさんといっしょ」を、NHKプラスの配信で観た。すぐに観ることができるのかと思っていたら、登録に手間がかかり、カップ麵を作ってしまったのに、なかなか食べられなくていらいらした。番組では「ハッチポッチステーション」と「クインテット」とのコラボ企画があり、これを観たくてしかたがなかった。「クインテット」という番組を観た記憶はないが、宮川彬良の番組で、なんとなくは知っていた。パペットたちに混じり、グッチ裕三だけは生身で登場する。星野源とグッチ裕三の共演がいちばんの観どころで、音楽家としてのグッチ裕三に対するリスペクトがしっかりとある。声をあてている正蔵師匠もはりきっていた。そのあとのコーナーでは、星野源が山本精一のアルバムを紹介していたのにも唸らされ、三浦大知のダンスなども素晴らしく、この番組は現代最高峰のバラエティショウだ。そう思いながら、深夜2時頃に眠る。

2021年11月16日火曜日

11月16日火曜日/板橋の古本屋



◇ 西台・板橋

 どうも胃が緊張しているようでよく眠れず、なんとか4時間ほど眠り、朝から都内に。まず、平和島に用があり、それから、高島平まで移動することになり、ずいぶん電車賃がかかってしまった。都営三田線の西台で下車し、昼食はすき家に入り、にんにくゴマだれ豚丼を食べた。隣りにはブックオフがあり、いい本がいくつかあったが、傷みが激しい。220円の本を2冊だけ買う。

 こちらのほうにくる機会もめったになく、沿線のブックオフに寄っていこうと、志村坂上で降りるつもりでいたが、座った途端に眠り、寝過ごしてしまった。疲れがひどく、戻るのもめんどうで、グーグルマップを見ながら、どうしようかとすぐに考えなおし、池袋には寄ろうと思い、新板橋駅から歩いてみようと考えた。しかし、板橋近辺もまったくなじみのない街だ。うっかり降りてしまったが、池袋まではかなり距離がある。ただ歩くだけではつまらないので、古本屋を検索してみると、これがなかなか、いくつかの店が固まっている。

 まず、新板橋駅のすぐ近く、板橋書店に寄ってみる。外には適当なダンボール箱に入れた均一本がいくつも並べてあり、手書きの貼り紙がべたべた貼られている。そのうちのひとつには、大正に創業だということが書いてあった。そこらじゅうを本が暴れまわっているようなたまらない店構えだが、店内にも入り、ひとまわりしてみるものの、買うものは見つけられなかった。店内にいるあいだに、ランドセルを背負った男の子が帰ってきた。

 埼京線をまたぎ、板橋駅の反対側に移動する。商店街を進むと、坂本書店という看板が見える。グーグルマップで確認した位置とは違い、あれっと思ったが、こちらはシャッターが閉まっていて、グーグルマップのとおりの位置に進むと、営業中の坂本書店はあった。手前の店は旧店舗かなにかだろう。こちらも店の前に均一本のダンボール箱が並ぶ。板橋書店も坂本書店も1冊50円という安さだが、それ相応に、いい本がまったく見当たらない。店内に入ると、こちらも本が見事に暴れまくっていて気持ちがいい。通路が2本あり、どちらも奥は行き止まりになっている。1本ずつ進み、両脇の棚を眺めていくが、狭くてしゃがむことができず、目の高さの棚しか確認できない。しかし、こういう棚は細かく見ていってもきりがない。棚だけでなく、床からも本が積みあがっている。なにかありそうな気配はするもので、2本目の通路の突きあたりにあった本の山のいちばん上に、安西水丸「普通の人」を見つけ、たったの280円なのでこれだけ買っていく。店主は偏屈そうなおじいさんで、通路を進むあいだ、見張られてるような気がしてふり向けなかった。

 少し南に進んだところにもう1店、ブックス橘屋にも寄っていく。ここは新古書店だったが、中古自転車の買い取りもやっているようで、店の前には自転車が何台も停めてあった。そういう店はほかにあるのだろうか。店内に入ると、店のおじさんは帳場に座りながら、自転車の部品かなにかをいじっている。あまり期待せずに店内を眺めるが、高田純次特集の「プリンツ21」があり、300円ならいいかと思い、これを買っていく。




◇ 池袋

 それから、グーグルマップを見ながら池袋まで歩いていく。近いような気がしていたが、北池袋と東池袋をどうも勘違いしていたようで、かなり歩くことになった。スマホのバッテリーが切れそうで、あまり頻繁に地図の確認もできず、イートインのあるコンビニがあれば入って充電したいと思っていたが、コンビニもないような細い道を進んでいく。池袋という街はどういうわけか苦手で、何度もきているのにまるで土地勘がつかめない。北側から池袋に歩いていくのも初めてで、なおさら、自分がどこにいるのかがよくわからなかった。池袋に到着したころには夕方になり、東池袋1丁目のベローチェに入り、ひと休みする。アイスコーヒーと、アンパンを食べた。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。そのあとにブックオフを目指すと、ようやく知る場所に出た。ブックオフでは買いたいものが多く、荷物の量を考え、少しセーブするほどだった。220円の単行本を5冊、110円の文庫本を1冊買っていく。池袋から副都心線に乗り、東横線直通で、横浜まで帰ってくる。


 帰宅は夜遅くなり、録画していた「さんま御殿」を観ると、「なにわ男子 vs 女芸人」という組み合わせ。タイムフリーで、ラジオ番組をいくつか聴き、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「爆笑問題カーボーイ」まで起きているつもりが、深夜0時過ぎには眠る。

2021年9月30日木曜日

9月30日木曜日/三浦半島のブックオフ

◇ 油壺

 グーグルマップから事前に確認もしていたが、歩いて行けそうな範囲で、「カメハメハ大王の渚」というのが気になり、そこを目指してみる。油壺マリンパークを離れ、バスで通ってきた道を少し戻り、海の家の看板が出ているところから細い道に入っていく。すると、すぐそこは東大の実験所の入り口になっていた。実験所には進まず、細い坂道を下っていく。三浦市による「新井城址」の解説の看板があり、グーグルマップから新井城というのがあるのは確認していたが、しかし、そこにはどうやって行けるのかがわからない。侵入できないところにあるのだろうか。さらに進むと、油壺湾の解説、石碑も建っていて、木々のあいだから、たしかに油壺湾が見え、遠くにはヨットがたくさん停まっている。坂道をずんずん下っていくと、いよいよ海が見える。その先にも東大の敷地があり、立入禁止になっていて、油壷はほとんど東大に占領されているようだ。海岸に出ると、「カメハメハ大王の渚」(海の家の名称?)というのがあったが、想像よりもだいぶみすぼらしかった。コロナ禍の夏は、おそらく、海水浴場は稼働していなかっただろう。海上亭というお店も、坂道の入り口に看板は出ていたが、営業している気配はない。海岸を少し歩きまわり、写真を撮り、気が済んだので坂道を戻る。



























 油壺マリンパークまで戻ってくるが、バスの時間まではもう少しあり、グーグルマップから、マリンパーク沿いに細い道があるのを見つけ、こちらから新井城に行けそうな気がして、そちらに進んでみた。来園者用の駐車場があり、その脇を進んでいくと、突き当たりに細い坂道がある。「ファンタジアム」の建物沿いにその坂道はあり、進んでいいのかなという感じもする道だが、下りきると海岸に出て、なんてことはない、さっきの「カメハメハ大王の渚」とつながっていた。海岸沿いに歩いてくればすぐだったのに、わざわざ遠まわりをして、汗だくになった。新井城はどこにあるのか、さっぱりわからない。いったい、朝からどれだけ写真を撮っただろうか、スマホのバッテリーが早くもピンチになってきた。







◇ YRP野比・北久里浜・堀ノ内・横須賀中央

 12時59分発のバスで、油壺マリンパークを離れ、三崎口駅に戻ってきた。このまますぐ帰るだけではもったいないので、めったに行かない土地に行く場合は、ついでにブックオフをまわる決まりになっている。三浦半島にはブックオフが3店、三浦市には1店もなく、3店が横須賀市にあり、京浜急行沿いにどうやってまわろうかと事前に計画を練っていた。まずは、横須賀佐原店を目指すことにしたが、地図を見ると、駅からはかなり遠く、YRP野比、京急久里浜、北久里浜の3駅からはだいたい同じくらいの距離に見える。YRP野比から北久里浜までは県道が通っていて、ブックオフはおよそこの中間にあり、かなりの距離だが、ここを歩いてしまうのがわかりやすくていい。三崎口からYRP野比に移動する。この駅で降りるのはおそらく初めてだ。スマホのバッテリーをなんとかしたく、ローソンが駅前にあり、コンセントのあるイートインがあればと寄ってみるが、イートインはない。グーグルマップを見るとマクドナルドがあり、駅からは少し離れていて、方向も違うのだが、行ってみると、スーパーの隅っこに申し訳程度にあるようなマクドナルドで、ここにもコンセントは見当たらない。これから知らない土地を時間をかけて歩くというのに、充電が切れては不安だが、しかたがないので、どこか途中で充電できる可能性を考えて、ブックオフを目指し始める。すぐにローソンストア100があり、ここにもイートインはなかったが、だいぶ疲れてもきたので、アイスチョコモナカを買って食べた。食べながら歩いていたら、雨が降り始めた。傘をもってきたのが、ここで役に立った。もうしばらく歩いていたら、ファミリーマートがあり、念のため、寄ってみると、コンセントのあるイートインがあった。助かった。アイスコーヒーとパンをひとつ買い、ここでスマホを充電していく。さっき、アイスチョコモナカを食べたのは余計だった。昼食も食べそびれている。滞在時間、1時間半ほど。あんまり長居するつもりはなかったのだが、スマホが充電されるまで時間がかかった。





 ファミリーマートを出ると、ブックオフにはすぐにたどりつく。しかし、新陳代謝の悪そうな棚で、いい本があっても、汚れたものが多い。110円の文庫本ばかり、9冊買う。スマホの充電もできたので、北久里浜までの道のりは、ラジオを聴きながら歩いた。ブックオフから10分ぐらい歩くと、馬鹿に目立つ新古書店があり、せっかくだからここにも寄ってみると、まあ、わかってはいたが、たいして古本があるわけではなく、マンガとエロDVDが充実しているような店で、そのほか、カードゲーム、駄菓子、パチスロなどもあり、ちょっとしたアミューズメント施設になっている。




 北久里浜駅にたどりついたときには17時を過ぎ、横須賀佐原のブックオフから45分歩いたことになる。あたりは、すっかり暗くなっていた。北久里浜から、今度は堀ノ内に移動する。堀ノ内のブックオフは、なぜか駅のすぐそばのように勘違いをしていたが、意外と駅から遠かった。横須賀佐原と比べて、近いような錯覚をしていたのか。雑誌など、いいものがごっそりとあり、古い落語ファンの蔵書が処分されたのではと思うが、しかし、ここも汚れている本が多い。7冊買っていく。ここでいよいよ、カバンに本が入らなくなった。今日は寒くなるかもしれないと思い、カバンにパーカーを入れてきたが、ちっとも寒くならず、まったく必要がなかった。むしろ暑いくらいだが、カバンに本を詰めるため、しかたなく、パーカーを着る。

 堀ノ内から横須賀中央までは、歩くつもりで計画を立てていたが、疲れてしまい、堀ノ内駅まで戻った。なぜか、いくらでも歩けるつもりで計画を立てている。横須賀中央には、18時半頃に到着する。今日最後のブックオフでは、110円の本を3冊買った。すっかり遅くなってしまったが、19時前にようやくまともな食事となり、すき家に入り、豚丼を食べた。アイスチョコモナカとパンを食べたので、あまり腹は減っていなかった。






 横須賀中央から、あとは横浜に戻るのみ。京浜急行の快速に乗り、座って帰ることができた。電車内で、「村上春樹 雑文集」を読み終える。2015年刊、新潮文庫。親本は2011年刊。安西水丸と和田誠の解説対談が巻末に収録されているが、文庫化されるまでに安西水丸が亡くなり、今は和田誠も亡くなってしまった。村上春樹の小説は「ノルウェイの森」すら読んだことがなく、熱心な読者でもなんでもないのだが、村上春樹のエッセイは好きだと断言してもいいくらいだ。「音楽にせよ小説にせよ、いちばん基礎にあるものはリズムだ。自然で心地よい、そして確実なリズムがそこになければ、人は文章を読み進んではくれないだろう。僕はリズムというものの大切さを音楽から(主にジャズから)学んだ。それからそのリズムにあわせたメロディー、つまり的確な言葉の配列がやってくる。それが滑らかで美しいものであれば、もちろん言うことはない。そしてハーモニー、それらの言葉を支える内的な心の響き。その次に僕のもっとも好きな部分がやってくる――即興演奏だ。」

 疲れて、音楽も聴いていたのだが、横須賀の歌というと、まっさきに思い浮かぶのは山口百恵の「横須賀ストーリー」だが、「I CAME FROM 横須賀」という名曲があることをほんの数日前に知った。この曲も宇崎竜童と阿木燿子のコンビによる作だ。京浜急行の駅名を織り込んである詞がたまらない。子どものころは京浜急行沿線に住んでいたのに、なぜ今まで知る機会がなかったのだろう。

 20時半頃に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけは聴いておく。昨夜の「水曜日のダウンタウン」の話をするだろうと思い、どうしても聴いておきたかった。へとへとに疲れて、22時頃には眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...