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2023年8月7日月曜日

8月7日月曜日/鳥に飢えている

◇ 田町・泉岳寺

 朝から都内に。鼻水がひどく、のどが渇くから水をたくさん飲んでいたらトイレに行きたくなってしかたがない。電車の乗り換えのたびにトイレに入った。泉岳寺まで出て、昼食は田町、鉄火という店に入り、レバーレア焼きビビンバ丼というのを食べた。890円。この店は二度目。午後はベローチェに入り、ひと休み。暑さのせいなのか、スマホのバッテリーがずいぶん早く減り、スマホの充電をしたかった。ラジオを聴きながら、しばらくぐったりと眠る。読書はあまりできず、インスタに出てきた YOASOBI と新しい学校のリーダーズのコラボ動画をくり返し観てしまっていた。これはアメリカのフェスなのか。ものすごく、今の日本のカルチャーだ。新しい学校のリーダーズのアカウントが、ライブの動画をばんばん拡散していて、面白くていくらでも観てしまう。


 帰りもまた泉岳寺まで歩き、京浜急行で横浜に戻ってきた。ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。電車内で、読書の調子がようやく出てくる。田中小実昌「世界酔いどれ紀行 ふらふら」を読み終えた。2000年刊、光文社知恵の森文庫。これは文庫オリジナルなのかな。未発表のものも含めた紀行文が集められている。田中小実昌は2000年2月に亡くなり、それから間もなくしてこの本が出ている。何度も手にしていた本だが、今ごろになって読もうという気になり、すいすいと読んでしまった。酒も飲まないし、海外旅行にも行かないから、なかなかこういう本を読もうという態勢にならなかったんだな。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は千昌夫がゲスト。飼っている鳥たちと一緒に出演し、鳥を肩に乗せて「北国の春」を歌った。鳥と一緒に「徹子の部屋」に出演するのは初めてではないはずだが、エックスではトレンド入りしていて、みんな、ツイッターの鳥が消え、鳥に飢えてるんだろうか。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、大橋未歩が出演し、東野も含めた「やりすぎコージー」のメンバーがそろったかたちだ。ほか、ヒロミと乙武洋匡も出演。乙武洋匡の義足プロジェクトのVTRが、選挙に出馬したためにお蔵入りになっていたのだね。土曜に放送された「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」のコーナーに原晋が登場していた。

 テレビを観ながら楽天マガジンで雑誌を読むと、「週刊現代」の「人生の相棒」の欄にたけしが登場していた。これもエックスを覗いていたら知ってしまったんだよな。愛犬のゴンとフクの2匹を連れているたけしの写真が載っている。撮影場所は自宅の庭だろうか。すごいところに住んでそうだ。

 タイムフリーで、土曜の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、この回は淳が海外に行くために事前収録だった。扱うニュースもB級ニュースばかり。ニュース解説は古谷経衡。そのあとのゲストコーナーには、かつて裏番組を担当していたバービーが登場した。

2022年7月17日日曜日

7月17日日曜日/ある松本人志論

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日は「サンデージャポン」は世界陸上の放送があるために休止。大きいニュースが多いのに、なにやってるんだと言いたくなる。うちのレコーダーは2番組同時録画中のときは追っかけ再生はできないのだが、今日は「ワイドナショー」しか録画していないから、追っかけ再生で観てしまう。今週は松本人志は不在、ヒロミ、田村淳、神田愛花、ふぉ~ゆ~辰巳雄大、アインシュタイン河合ゆずるというメンバーだった。冒頭にはまず、この番組で以前に取材している国枝慎吾のニュースを扱い、つぎには、オズワルド伊藤とイワクラの熱愛報道を扱う。そして、CM明けにようやく、安倍晋三銃撃事件を扱った。神田愛花は事件現場を訪れてみたそうだが、それはともかく、神田愛花の統一教会の認識がどうも危なっかしい。続いて、参院選の話題を扱うが、生稲晃子とともに、水道橋博士の当選にも触れられる。この番組では乙武洋匡に密着していた。どうやら、赤坂で演説を聴いた日にちょうど密着していたようだ。

 「TVタックル」も追っかけ再生で観るが、参院選の話題をやらずに拍子抜けする。収録はいつなのだろう。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。ニュースコーナーでは参院選の話題もあり、水道橋博士の名前も出たが、特に掘り下げて扱いはしないものの、しかし、太田の声はちょっと嬉しそうだった。今週はゲストもなし。

 今日は外出せず、午後も、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた先週の「笑点」では、ハナコと宮治のコラボがあり、「キングオブコント」で優勝した犬のコントに宮治も参加し、岡部と一緒に犬の役をやった。大喜利は前週に引き続き、月亭方正が助っ人。今日の放送では、おいでやすこがとたい平のコラボがあり、大喜利の助っ人は晴の輔。昨夜の「お笑い向上委員会」は「バック・トゥ・ザ・芸人」特集の3週目。三浦マイルド、中川パラダイス、かもめんたる槙尾が登場し、この3人、みんな 2013年賞レースの覇者なのだ。中島知子も先週から残留し、雛壇側で活躍していた。昨夜の「ゴッドタン」は「熱い下ネタをやりたい選手権」という企画。「ネタギリッシュNight」のゾフィーのコントがこの企画に発展した。ゾフィー上田脚本の無人島コントを、劇団ひとりと矢作が演じる。東京03飯塚と角田には当て書きし、出張先のコント。最後は、上田と劇団ひとりのコンビがスパイのコントを演じた。劇団ひとりの芝居の面白さを堪能する回だった。

◇ 読書 

 夜、部屋で読書をし、杉田俊介「人志とたけし ―芸能にとって「笑い」とはなにか」を読み終えた。2020年刊、晶文社。著者の年齢を把握していなかったが、このひと、1975年生まれで同い年(早生まれの一学年上)なのだ。タイトルのとおり、前半に松本人志論とビートたけし論、それから後半には、対談、鼎談が、3本収録されている。先にネットで発表されていた松本人志論は面白く読んだ記憶があり、ずっと読みたかった本なのだが、まず、松本人志論から読み始めていくと、不思議な気もするが、あれっと思うくらいに、変だなと思う記述がかなりある。最初に読んだときには、そうは思わなかったのだろうか。note にこの評論が公開されたのは、2019年の夏だとまえがきには書かれている。それから加筆修正されているのかわからないが、その note の記事にリンクを貼ったツイートをリツイートした記憶もあるし、松本人志を批判的に分析しているこの評論にかなりうなずいたはずなのだが、改めて読んでみると、どういうわけか、うなずけない部分がかなり多い。はたして、同じものを読んでいるのだろうか。あるいは、3年のあいだに、こちらの松本人志観が変わったのか。いや、自分の松本人志観以前に、松本人志本人は確実に少し変化をした。ちょうど、この評論が公開された2019年夏には、吉本興業の闇営業問題があり、その後、おそらく、松本人志はこの騒動を通じて変化をしている。今、松本人志が炎上することはかなり少なくなった。この本のまえがきには、「私の方法は、人志とたけしの映画作品の中に、彼らの芸能と笑いの秘密を精神分析のように読み取る、というものであり、芸能者としての松本人志、北野武を総合的に論じるためには方法的に弱い、という批判は当然ありうると思う。ご批判をいただきたい。」と、著者もあらかじめ書いてはいるのだが、ここで読み解かれているのは、じつは、「ワイドナショー」の発言でのべつ炎上している松本人志のネットでのイメージにすぎないのではないだろうか。松本人志の「芸能と笑いの秘密」がそこまで読み解かれているのだろうか。そして、ここで参照されている芸能論というのは、山口昌男であったり、柳田国男であったり、こういっては身もフタもないとは思うが、あまりにも視点がインテリすぎる。松本のおもな仕事であるテレビについても、若いころに観た印象を語るだけで、現在の松本の仕事をどこまで点検しているのかはよくわからない。続く、たけし論はとても面白かったのだが、これはほぼ映画論に徹しているからだろう。「人志とたけし」と並べてはいるが、別に、このふたりは映画作家として並べられる存在なわけではない。たけしは映画史から読み解けても、松本は映画史からは読み解けまい。そもそも、この著者は、映画史からは外れるようなB級コメディ映画なんかはどのくらい観ているんだろうかという疑問も湧く。しかし、後半に収録された対談・鼎談を読んでいくと、杉田の松本人志論の不満はかなり補われていた。九龍ジョー、マキタスポーツ&矢野利裕、西森路代という3本で、けっこうなボリュームだったが、それぞれ夢中になって読んだ。対談・鼎談では、たけしよりも松本の話題が多くなり、九龍氏、マキタさんも杉田の松本論には異論を示していて、九龍氏の松本評にもっともうなずく。総体的には面白い松本人志論といってもいいだろうか。北野映画がその評価をすでに揺るぎないものにしているのとは異なり、松本人志という人物の評価はこの先もまだまだ揺らいでいくはずだ。

 熱心に読んだついでに、大きなお世話だが、変だなと思った記述をいくつか。P10「ジョーカーを擬した小梅太夫(!)のちょっとした人気。」 P128「たとえば元俳優であり、舞台・映画・テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍し、芸能についての素晴らしい評論(それ自体が芸能的な語りの実践のような評論)を書き続けてきた小沢昭一は」 P250「芸能と暴力といえば、僕が中高生のころは、とんねるずの影響がすごく強い時代だった。これはラリー遠田さんも強調しているけれど、彼らの笑いって、基本的にパワハラ的な笑いです。」 P286「たとえばれいわ新選組の山本太郎さんは、もともと北野武の番組のダンス甲子園で、「メロリンQ」という一発芸で出てきて、その後の俳優としての仕事はいまいちで、その流れの延長上で政治家になった。」

◇ 配信番組

 アマゾンプライムでドキュメンタリー番組をひとつ。宗教に関するものをなにか観たいと思い、探してみると、「カルト集団と過激な信仰」という番組の第5回で、「世界平和統一聖殿」が扱われている。あまりよくわからずに観始めてしまったが、よくよく確認してみると、どうやら、「世界平和統一聖殿」というのは「世界平和統一家庭連合」とはまた別の、統一教会から派生した団体のようだ。こっちのほうこそ銃を所持しているじゃないかとびっくりする。

 続けて、Netflix で、「ザ・ロンリー・アイランド バッシュ・ブラザーズを歌ってみた!」という番組を観た。わずか30分のコメディ番組。「リコリス・ピザ」に主演していたアラナ・ハイムのほかの作品はないかと検索していて見つけた。この番組にはハイム3姉妹で出演している。ザ・ロンリー・アイランドというのは、検索してわかったが、3人組のコメディグループの名前なんだそうで、「サタデーナイトライブ」で人気になったようだ。ヒップホップのミュージシャンでもあり、ヒットも飛ばしている。バッシュ・ブラザーズというのもなんなのかわからなかったが、大リーガーのカンセコとマグワイアのコンビが実際にバッシュ・ブラザーズと呼ばれていたんだそうで、日本だったらKKコンビを今の時代にネタにするようなもんだろか。深夜2時過ぎに眠る。

 

2022年7月5日火曜日

7月5日火曜日/乙武さん


◇ 神田・岩本町

 よく眠れないまま、早朝に目覚め、朝から都内に。昼食は神田駅周辺を適当に歩き、餃子酒場に入り、ランチメニューのニラレバ炒めを食べた。650円。それから、岩本町のほうまで移動し、夕方になると、雨がぽつぽつと降り始め、念のため、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買った。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかったからだが、ただでさえ寝不足だったのに、疲れて、あたまが痛くなってきた。こういうときは、あたまが痛くても読めそうな本を選び、少し読書をする。

◇ 参院選

 今日も、せっかく都内にいるのだから、誰か面白そうな演説はやってないかとツイッターを探してみると、乙武洋匡の演説が赤坂であることがわかった。ホリエモンも応援にくるという。岩本町のベローチェを出て、小伝馬町駅まで歩き、日比谷線、千代田線を乗り継ぎ、赤坂に駆けつける。18時からの予定になっていたが、あたまから観なくてもいいだろうと思い、遅れて着いたときには、18時45分になっていた。赤坂のどこだろうと思いながら、地上に出てみると、幸い、雨は小降りなままだ。声がするからそのほうに進むと、TBSの反対側、赤坂Bizタワーの脇に選挙カーを停め、その上で乙武洋匡がしゃべっていた。乙武の演説はちょうど始まったところだったようだが、堀江貴文の応援演説はもう終わってしまったようで、ほかにも、オンデーズの社長も登場したようだ。東京選挙区から無所属で出馬している乙武は、無所属でなにができるのかという問いへの答えから語り始めた。無所属だから聴いてもらえることもあるということ、政党に属した一年生議員では、むしろ、意見を通しにくいということ、乙武が嫌いだから反対するというようなひとはいないということなど。横には手話通訳のひとが立ち、複数名いるようで、ときどき交代していた。今まで、タレント候補の演説はいくつか聴いてきたが、乙武氏は、話芸に走らない誠実な語りぶりだと思った。(有名人ではあるが、芸能者ではない。) 語られている理念も素晴らしいのだが、どう実行するかという話もきちんと含まれている。そして、自身にはさまざまな実現不可能とされることを覆してきたという実績があること、その自信も語られていた。堀江やひろゆきなど、応援している顔ぶれに警戒もしたくなるが、演説を聴いてみると、率直に、乙武さんいいなと思った。最後にはオーディエンスから質問を受け付け、2名の質問と、子どもからのかわいらしい激励で終了した。聴いていた時間は50分ほどだったか。演説のあいだ、チラシ類をなぜか配っていないのが不思議だったが、チラシを抱えているスタッフの女性を見つけ、もらえますかと訊ねてみると、この敷地内では配れないという事情があるようで、道路のほうまで移動して、一枚もらった。無所属のせいか、スタッフたちも、今まで観たどの演説よりも雰囲気がやわらかいと思った。



 赤坂駅から千代田線で帰ろうとするが、間違えて逆方向に乗ってしまっていた。日比谷に着くまで気がつかず、二重橋前で引き返すが、明治神宮前から乗り換えるのに、今度はスマホに集中していて、降りそこねてしまう。なにやってるんだ。代々木公園駅から戻ってくる。電車内では読書をする気力もなく、ラジオを聴き始めるが、眠ってしまって、なんにも覚えていない。ビニール傘を買ったのに、雨には降られず、買う必要はなかったかなと思ったが、帰宅前に小雨になり、ようやく使う機会を得た。ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数が4月以来に5千人を超える。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。木梨憲武が出るので「うたコン」を録画しておいた。中井貴一も登場し、「ジグソーパズル」という曲を歌った。すべては観ないで早まわしするが、市村正親と高畑充希の「ミス・サイゴン」スペシャルメドレーはきちんと観た。

 疲れてしまい、ラジオを聴く気にはならず、Spotify からニューリリースをチェックする。クレイジーケンバンドの新シングル「夕だち」と、それから、リトル・テンポが先月に新アルバムを出しているのを見つけた。聴きながら少し眠り、深夜に目覚めた。今夜は涼しく、なんだかちょっと寒いくらいだ。「爆笑問題カーボーイ」を途中からつけ、聴きながら眠りなおす。

2022年6月26日日曜日

6月26日日曜日/れいわ新選組・渋谷


◇ 九段下・神保町・半蔵門

 朝、腕時計をつけようとすると、時間がでたらめを指している。よく見ると秒針が動いていない。まだ何年も使ってないと思うのだけど、こんなにすぐ壊れるかな。今日はスマホで時間を見るしかない。

 朝から都内に。九段下のほうまで用があり、昼は神保町まで歩き、ボーイズで食べようかと思っていたが、日曜は休みだった。水道橋方面に曲がり、しょうが焼きBaka という店に初めて入り、Bakaしょうが焼き定食を食べた。千円。値段に躊躇したものの、試しに一回食べてみようと思ったのだが、しかし、これだったらボーイズのしょうが焼きのほうがよっぽどいい。

 そのあとは半蔵門に移動し、麹町のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をした。田崎健太「全身芸人」を読み終えた。2018年刊、太田出版。「月刊実話ナックルズ」に連載されたインタビュー集で、初出時のタイトルは「絶滅芸人」だった。登場するのは、月亭可朝、松鶴家千とせ、毒蝮三太夫、世志凡太&浅香光代、こまどり姉妹という5組。そもそもが悪趣味な企画で、悲しい面をことさら強調するのはいやだなとは思うものの、引き出している話にはかなり面白いものもあった。特にこまどり姉妹は壮絶。この著者は芸に関心があるのかがどうもよくわからないのだが、笑いの芸人とは相性が悪いという気はする。


◇ 渋谷

 半蔵門線に乗り、渋谷に移動し、センター街を通り抜けようとすると、こんなところに乙武洋匡の選挙事務所がある。本物かと疑うようなこじんまりした事務所だ。まんだらけに寄り、階段の百均から単行本を2冊買う。それから、ツルハドラッグに寄り、栄養ドリンクとアイスチョコモナカを買って食べた。今季初アイス。道玄坂を横切り、古書サンエーにも寄ろうとしたが、こちらはシャッターが閉まっていた。


 マークシティを通り抜け、ハチ公口に出る。17時半から、れいわ新選組の「れいわ甲子園」というイベントを見物したかった。れいわのイベントを観るのは、池袋、新宿に続き、これで三度目だ。新宿は少ししか観ることができなかったが、それぞれ、違うスタイルのイベントを仕掛けていて、この日は「れいわ甲子園」といって、なにが「甲子園」なのかというと、ブラスバンドの演奏とチアガールが登場し、高校野球の甲子園の応援みたいにして候補者を盛りあげるという演出なのだが、これは、山本太郎が「ダンス甲子園」から世に出たということにも引っかけているのだろうか。今回は始まってすぐからオーディエンスに混じり、かなり前のほうで観ることができた。登場した候補者は、登壇順に、大島九州男、蓮池透、高井たかし、長谷川ういこ、天畠大輔、水道橋博士という6名。このうち、蓮池透、天畠大輔は池袋の決起集会には参加しておらず、ここで初めて観た。蓮池透はこのなかでは有名人のほうだが、話はあまり上手くはなかった。重度の障害者である天畠大輔は、介助者とともに車椅子で登壇する。「あかさたな話法」というものを初めて知ったが、この特別なコミュニケーション法により、通訳者でもある介助者を通して演説をするさまはなかなか衝撃的だ。そして、水道橋博士だが、桃太郎印の鉢巻きをしめたすがたで登場し、そのすがたにまず、かつての水道橋博士からすると大いに違和感があるのだが、ひろゆきのそっくりさんも一緒に登壇させ、まるでよくわからないやりとりをする。なにか狙いがあってのことだとは思うものの、その意図がさっぱりわからない。そっくりさんを引っぱり出しておきながら、博士はまったく面白いことを言おうとしないのだから、出されたほうは迷惑だ。パフォーマンスとしては目も当てられないくらいにひどく、観ていて、こんなに恥ずかしくなる街頭演説もなかった。そっくりさんのほうは恥ずかしさを自覚していたようだが、博士はこんなにも笑いに鈍感になってしまったか。しゃべっていることも、扇動的ではあるが、中身はなにもなく、虚ろな目をして抽象的な美辞麗句を並べたてているだけで、いよいよ悲しくなってくる。そして、6名の候補者のあとには講談師が登場した。あとで検索してみると、神田伊織というひとだとわかった。山本太郎一代記のようなことを語り、19時前、山本太郎がさっそうと登場する。山本太郎は登場すると、そのまま、滑らかに演説に入っていった。博士とは違って、話術がしっかりしている。音楽の生演奏もつき、さながら、山本太郎のワンマンショーだ。最後にはまた、質疑応答の時間が設けられるが、池袋のときにやっていた10秒のカウントダウンの演出はここではやらなかった。山本太郎ひとりの質疑応答から、ほかの候補者にも答えてもらおうと、再び、壇上に出てきてもらおうとするが、高井たかしと長谷川ういこはすぐに再登場したのに、博士がなぜかなかなか現れない。大島九州男と蓮池透はもういなかったのだと思うが、天畠さんはしかたがないとして、博士はなにをもたもたしていたのか。やっと出てきても、疲れきっているのかわからないが、終始、心ここにあらずといった表情だった。20時過ぎまで見物し、そのあとはまた写真撮影などがあるようだったが、それは参加せずにその場を離れた。















 帰りの東横線は菊名でようやく座れたが、寝過ごしてしまい、馬車道まで乗り、戻ってきた。夜遅くに帰宅し、明日も朝から外出するのに、録画残量を空けるためにテレビを観なければならなかった。「関ジャム」が山下達郎特集をやっていて、先週は録画したものの、2週にまたがっているとは知らずに今日の放送は録画しそこねていた。悔しい。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...