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2023年8月15日火曜日

8月15日火曜日/終戦記念日

◇ テレビ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「サンデージャポン」を火曜まで観ることができないというのもひさしぶりだ。どうもやることが多く、ばてている。トップは日大アメフト部薬物問題から。理事長である林真理子の経歴を紹介し、古い映像もいろいろと流された。林真理子と友人だという茂木健一郎を良原アナが取材する。林真理子、太田光代と話す機会があったという茂木健一郎のツイートが紹介されていた。それから、自民党のエッフェル塔写真だが、あの松川るいというひとは、今さら思い出したが、「劇場版センキョナンデス」に登場していたひとだ。あの映画のなかでは、わりと好印象をもったのだけどな。

 少し眠りなおし、午後、かつやに行ってくる。ロースカツ定食を食べた。627円。25周年感謝祭だとかで、今日まで150円引き。昼食どきのかつやはさすがに混んでいた。ついでに駅前まで、買いものをして、すぐに帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、これも聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、オープニングには春とヒコーキが登場。そのあとの「カレンダーリクエスト」という企画では、満島ひかりがゲストだった。いつもはNHKで裏番組をやってるんだけど、高校野球の中継のために今日は休みなんだ。「石橋貴明のGATE7」は、2週にわたり、伊集院光がゲスト。最初の週はラジコで聴きそこねてしまい、これは YouTube で違法のものを聴いた。野球の話をする番組なのだが、最初の週では貴明のほうが話を脱線させ、伊集院が野球の話に戻そうとする。一昨日の2週目では、伊集院がサバンナ・バナナズについて語っていた。

 録画していた「徹子の部屋」を、まず、観そびれていた昨日の放送は海老名香葉子がゲスト。もうすぐ、90歳だとは。お元気だな。そして、今日の放送は傑作選。「戦争と私」というテーマで、三波春夫、加藤治子、高峰秀子、三代目江戸家猫八の過去の出演回の映像が流された。◆ 三波春夫の回は1977年放送。三波「とにかく、百日間、この陣地をわれわれは死んでも守らなきゃあならないって、そういう命令なんですよ。ところがとんでもない、5日間でもうそれこそお手上げですよ。退却しなくちゃならない。そりゃひどかったですよ、その、砲弾の音というのはすさまじかったですね。戦友が悲鳴あげるわけですよね。「あっ!」っつったら、まったく、肩から首からすぽーんとね、きれいになくなっちゃうんですよ。爆風ですね。それが目の前ですからね。じつにびっくりですね。」「あれは何日だったかな、たしか、(8月)14日の朝だったと思いますけどね。(略)僕ら、ぜんぜん知らんわけですよ。終戦をやっと知ったのが9月の9日の夜でした。でえ、そんときにね、ロシア語が聴こえるわけですね。目の前にくるんですよ、斥候がね。(三波春夫はにこにこして)斥候隊がね。5、6人きたんでしょうかね、あれ。入り込んできちゃったんですよ。きやがったなと思ってね。ちょうど手榴弾もってましたからね。ひとつ、(投げるしぐさ)投げたわけですよ。投げたら、それがほんとに、その朝の戦闘開始の音でした。」 徹子「それは三波さんがお投げになった?」 三波「ええ、投げた。したら、(にこにこしながら)びゅーっ、という独特の手榴弾の音でね。それから14日の激戦の火ぶたがきられましたけどね。ええ、そんとき、最後までロシアの兵隊がね、「ママ―、ママ―」って母親の名前を呼んでました。ニッポンの兵隊も「お母さん」っつってね。僕の戦友はね、僕にしっかりしがみつきながらね、「お母さん、お母さん、痛いよ痛いよ」って言いながら死んでいきましたよ。」「(略)だからそんときにまあなんという、戦争そのものの真っただ中ですから、もうなにも考える日もありませんね。自分がとにかく生きなきゃいけないんだ、相手を殺さなきゃならない、ってことですからね。ところがまったく、(にこにこしながら)顔も知らなきゃ名前も知らないやつと戦うんだから、戦争なんてじつに愚かなものだと思いましたよ。で、僕は非常に射撃が上手かったせいですかね、僕が撃つ弾がよく当たるんですよ。そうしたら、今度はソ連のほうでは飛行機を1台出しましてね。あのトーチカにいるのはその、大変その頑強なやつがいるってんでね。僕に向かって爆弾を落としましてね。ほんとに、まんまるいタドンみたいなのがすーっとくるわけですよ。それを見た瞬間にもうだめだったんですがね。ばあーっと、そのまま。3時間ぐらいよく寝てましたね。もうぜんぶコンクリートあたまからかぶっちゃいましてね。」 徹子「怪我は?」 三波「ええ、怪我はね、わずか、ここにちょっと傷が残ってますがね。(略)部隊長も誰もいないんですよ、僕が目が覚めたら。もう北詰(三波春夫の本名)は死んだもんだと思って。みんな、逃げて行っちゃってるわけですよ。(略)そりゃもう、さびしいもなにも通りこしてね、もううつろですね。背中は寒い、足の裏は寒いね。かすかにね、大砲の音が、どーんと遠くね、祭りの花火の音みたいに聴こえるわけですよ。足の裏から聴こえるもんですね、音って。そう思いましたね。耳が「あっ、これは浪花節やれなくなったな」と思いましたよ。」 ◆ 高峰秀子の回は1989年放送。高峰「もう戦後は終わった終わったってね、戦後は終わったかもしれませんよ、でも、戦前なのよ、もうね。戦後が終われば「前」なのよ。だから、けっしてね、ひとごとじゃないとわたしは思うんだけど、そういうこと言うと、古いババアだなんて言われるからね、あんまり言いたくないけど、絶対に、戦後が終わりゃあ戦前なのよ。」 高峰秀子は敗戦の日に特攻隊の慰問に行っていた話をする。長谷川一夫、山田五十鈴らと、1時間ぐらいのショーをやっていたのだ。玉音放送があっても、雑音でなにもわからず、ぴんとこないという感じだったという。戦争が終わったのに、特攻隊員たちはどんどん飛んで行ってしまったという話をしていた。◆ 三代目江戸家猫八の回は1978年放送。猫八は広島で被爆した体験を語る。兵隊として、死体を片づける作業をしていて、爆心地から2キロぐらいのところにいたのだ。猫八「ボーイングB29がきたわけですよ、そしたらね、四十代のね、二等兵がね、一つ星が、あとでみんな駆り出されたひとたちですよ。おとっつぁんみたいなひとがね、入ってきて、「(敬礼して)兵長さん、また飛行機がまいりました」って言うんですよ。「落下傘が落ちました」って言うんですよ。それが原爆なんですよ。その日はお天気でしたよ、8月6日の8時15分、晴天ですよ。太陽がさんさんと降り注いでる。それよりもっと明るかったんですよ。つまり、白い光線ってよく言いますけど。ぱあーっと明るくなった。なんだろうと思ってわたしね、おもて飛び出した途端に、どおんと音がしたの。後ろから爆風が、ばあーっときて、2メートルぐらい吹き飛ばされましたよ。これはなんかねえ、なんかわかんないけど怖いなと思ってね。臆病ですからね。すぐ、防空壕入って出てこなかったんですよ。そしたら、おもてで作業してた班長の兵隊が、兵舎に戻ってきたんですよ。「岡田(猫八の本名)、たしか、なんか、外出の支度してうろうろしてたけど、どうしたかな、あいつは。」「あいつはずるいからな。どっか逃げちゃったんじゃねえかな。」って、うわさしてるところへ「はい、ここにおります」って出てったんですよ、防空壕から。「あっ、やっぱりこいつだ。このやろう、このなかに隠れてやがった」って。とにかく、外出の支度してっからおもて行けって。見てこいって。」「だから、街へ出たときに、真っ黒に焼けただれたお母さんが赤ん坊を抱いて、それでもうとにかく、まだ小さい子もいるでしょ、ほかに。だから子どもの名を呼ぶね、おじいちゃんが孫の名を呼ぶ、奥さんが旦那の名前を呼びながら右往左往してる。まあ…、地獄ですね。地獄ですよ。ぜんぶ黒いですから。真っ黒ですよ、焼けたのが。それで、川んなかに熱くて逃げたひとが、そのまんまのこういうかたちでお亡くなりになってましたよ。わたし、今思い出してもね、泣けてきますよ。そりゃあ、二十何万というひとでしょ。なんの罪もないひとでしょ。僕ら兵隊ですからね。そのあと片づけに行くとねえ、やけどでただれたひとが道端へずーっと寝かされてんですよ。なかには目の見えないかたもいらっしゃる。足音が聴こえると、「兵隊さん、助けて。水ちょうだい。水ください」って言うの。だけど、水あげらんないんですよ。「軍医殿、水をやってもよくありますか!?」「いかん!」水やったら、ほら、なくなっちゃうでしょ。だから「いかん!」って言うんですよ。でも、このかたたちは、どうにもならないってことわかりますからね。目で、僕は軍医殿に、軍医殿に飲ませろとは言えないでしょう。目だけ(うなずいてみせる)。これでしょ? あったかくなっちゃった水筒の水を、「兵隊さん、おいしかったですよ」ってねえ。そのまんまですよ。何人も、何人も、わたしの水筒の水を飲んで息をひきとりましたよ。だから、わたしは、今だから言えますけど、そのひとたちがね、手を握りしめて、今、言っていいか悪いかわかりませんけど、「兵隊さん、かたきをとってください」ってみんな亡くなりましたよ。まあとにかく、僕はその地獄を見てきましたよね。それからその死体をぜんぶ、トラックへ積んで、太田川の堤防へ積みあげてるんですよ。どうしようもないですよ、だって。それで、ガソリンをかけて、荼毘に伏したわけですよ。そんなことってありませんよね。ですからね、再び、戦争はやっちゃいけません。」

 夜遅くにブログの更新をひとつ。今日はずっと家にいたのに、ひとつしか更新できなかった。終戦記念日に戦争に関する映画をなにか観たいとも思っていたのだが、その時間もなくなった。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2023年3月6日月曜日

3月6日月曜日/くるくるまわるカレー



◇ 日比谷・市ヶ谷

 今日も朝から都内に。風が冷たい。日比谷公園を通り抜け、昼には市ヶ谷に移動する。昼食はカレーの王様に入り、ゴロゴロチキンカレーを食べた。650円。店のひとに、荷物を置いてからこちらに取りにきてくださいというようなことを言われ、なぜそんなことをわざわざ言うのか不思議だったが、いざトレイをもつと、カレーが盛られた皿がトレイの上で滑ったのでひやっとする。傾けないようにもっても、皿がトレイの上でくるくるとまわる。無事に席までたどりつけるか、まさか、カレーの王様でこんな試練に遭うとは思わなかった。以前はこんなに危険な皿は使ってなかったと思うが、ひっくり返すひともいるだろうよ、これは。



◇ 読書・テレビ・ラジオ

 川の向こう側に渡り、マクドナルドに入り、ひと休み。眠気で朦朧としながら読書をする。市ヶ谷から南北線、日吉から東横線に乗り換えて帰ってきた。帰りの電車内でも読書を続ける。村上春樹「女のいない男たち」を読み終えた。2016年刊、文春文庫。親本は2014年刊。「ドライブ・マイ・カー」の原作が収録されている短篇集。映画を観たときから原作を読みたいと思っていたのだが、なかなか買えなかった。今は110円で、わりと簡単に買える。映画とは違って、原作は東京から出ない話なのだな。

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、林真理子がゲスト。日大理事長になってからは初めての出演になる。1994年放送、40歳のときに出演した回の映像も流れた。それはともかく、観ている最中に変な音がすることに気がつき、部屋にネズミでも出たのかと思ったが、巻き戻して再生してみると、きゅうっという音がテレビから聴こえている。ツイッターで検索すると、徹子さんの呼吸音だと書いてるひとがちらほらあったが、本当にそうかな。

 昨夜の「ガキの使い」は、笑福亭笑瓶名場面集を放送した。映像を編集して流すだけではなく、メンバーも喪服で登場する。しかし、上島竜兵のときにも感じたことだが、リアクション芸のようなものがリスペクトされるようになったのはいいことではあるとは思うのだが、こうしてまとめて観せられると、非常に殺伐としたものを感じる。ダウンタウンとの関係の深さは疑いようもないのだが、へらへらせずに、もっときちんと追悼してあげればいいのに。

 「情熱大陸」も2回分まとめて、観そびれていた2週前の放送、森且行の回と、そして、昨夜放送の片桐はいりの回を観た。「ナイツのちゃきちゃき大放送」出演時の映像がけっこうたっぷりと使われていたが、そのときに、やくみつるからサインをお願いされた、片桐はいりが表紙の「演劇ぶっく」が届けられる場面があった。そこから、存在感と自意識について、すごく面白い話をしていた。野外劇の「嵐が丘」の様子をもっとやるのかと思っていたけど、これは短かった。

 タイムフリーで聴いた今日の「ビバリー昼ズ」は、サムネイルが違うのであれっと思ったが、冒頭から、松村が高田先生のものまねでしゃべり始める。高田先生が体調不良でお休み、松村邦洋と松本明子のコンビになったが、高田先生にも電話をつなぎ、元気そうではあった。コロナではないのか、すぐに復帰するようなことを言っているが、年齢が年齢だけに気にはなる。12時台は徳永ゆうきがゲスト。聴きながら眠り、深夜に目覚め、ブログをひとつ更新する。

2022年5月27日金曜日

5月27日金曜日/セミヌード訴訟

◇ テレビ・ラジオ・読書

 早朝から眠り、短い時間で起きあがる。珍しく、問い合わせのメールがあり、送料はいくらかという簡単に返信できる質問で助かったが、昨日の午後から一日放置してしまっていた。外は大雨。今日は外出する気なし。録画していた昨夜の「ダウンタウンDX」は「新世代スター」の特集。新しい学校のリーダーズ、Aぇ!group、フォーエイト48、ダウ90000、ヨネダ2000 というメンバーが出演したが、お笑い勢以外はまったく知らなかった。ヨネダ2000 はいちいち小ネタを用意していて、先日のランジャタイとも共通する果敢に攻める姿勢が素晴らしい。ダウ90000の紹介VTRには、いとうせいこうがコメント出演した。「そうなんだよ、言わなきゃいけないのは、変に個性的じゃないんですよ、役者が。むしろ、無個性を狙って演出しているなっていう。」

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」には「漫才新人大賞」で優勝した春組織が登場した。「ビバリー」はこうしてきちんとアフターケアをするのだが、「ナイツ ザ・ラジオショー」もおおむね聴いているが、春組織を優勝後に話題にしたことはあっただろうか。午後はそのまま、「中川家 ザ・ラジオショー」を聴く。なんと、TikTok を始めたというので、よくわからないものの、さっそく確認してみたくなった。

@nakagawake.official ガサ入れ 【切り抜き】#中川家 ♬ オリジナル楽曲 - 中川家【公式】

 ずっと売れ残っていた「ウンナンの桜吹雪は知っている」の単行本がなぜか売れて、どうやら、やけに値あがりしている。裁判をバラエティにしたテレビ番組を書籍化したものだが、ぱらぱらと見てみると、水道橋博士が渡辺美奈代を訴えるセミヌード訴訟という回があり、この番組は観ていたはずだがまるで記憶になかった。今はスラップ訴訟と闘っている博士だが、まさかそれで値あがりしているわけでもあるまい。


 午後もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、高橋真麻がゲスト。それから、「紙とさまぁ~ず」を2週分、吉岡里帆がゲストの前後編をまとめて観た。「好きな映画を聞かれて、何と答えれば「この人映画通だな」と思われますか?」という質問に、吉岡里帆はキアロスタミの「友だちのうちはどこ?」を挙げていたのだが、さまぁ~ずが知らないのはともかく、スタッフもひとりがかろうじて知っている程度だったのはそんなもんかという感じだ。今のテレビマンは、映画の知識はマストではないということなのか。いや、昔のテレビマンもどうだか知らないのだけど。

 テレビの合間に読書もする。井上ひさし「ふかいことをおもしろく」を一気に読んだ。2011年刊、PHP研究所。わずか100ページ強、字も大きく、四十代も後半になると、こういう本はじつにありがたい。NHKの番組のインタビューを書籍化したもので、奥付には、堀尾正明の名がインタビュアーとしてクレジットされている。ひとつ知らなかったことで興味を惹かれたのは、浅草フランス座について語っているところで、井上ひさしが文芸部員になったときの応募者が二百人いたというのも知らなかったが(大半がストリッパーのヒモ狙いだったというオチがつく。)、採用されたのは井上ひさしのほかにもう1名いて、このひとがなんと、林真理子の叔父だというのだ。検索してみても情報が見つけられず、林真理子の本は読んだことがないのだが、どこかでなにか書いてないだろうか。

 今日放送された「問わず語りの神田伯山」を聴くと、冒頭でいきなり、TBSラジオが聴取率4位に転落したという話をしているのがすごいが、検索してみると本当だ。ネットニュースを確認できたが、では、1位はどこかというと、TOKYO FM が1位で、ニッポン放送と J-WAVE が同率2位だという。TOKYO FM ってどんな番組やってるんだろうと、この機に番組表を確認してみると、4月からヒコロヒーの番組が始まっていたことを今になって知った。金曜正午に放送されている「CURIOCITY」という番組で、ちょうど金曜だから、先週今週の放送をさっそく続けて聴いてみた。昼の番組なのにトークがやけに気だるいが、ゲストを招く番組のようで、先週は「キョコロヒー」にも出ているダンサーの TAKAHIRO が、今週はシシド・カフカが登場していた。

 ラジオを聴きながら、ブログをひとつ更新し、夜もまた、録画していたテレビ番組を観る。放送されたばかりの「ネタパレ」を観ると、ゲストの鷲見玲奈が、TOKYO COOL が大好きだそうで、全力じじぃ時代のネタも YouTube で観ているというからホンモノだ。「ニュースターパレード」にはアケガラスというコンビが登場したが、このコンビ名、落語ファンとしては考えさせられる。落語のタイトルがかっこよく感じるというヤンキーっぽいセンス。深夜2時頃に眠る。

2021年8月28日土曜日

8月28日土曜日/「ラフ&ミュージック」

◇ ラジオ・テレビ

 朝になるとようやく涼しくなるが、またすぐに、じわじわと暑くなってくる。昨夜、聴きながら眠ってしまった「問わず語りの神田伯山」を聴きなおすと、「タイタンシネマライブ」のエンディングトークで言っていたとおり、円楽が圓生を襲名したいと発言しているという話をしていた。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は能町みね子。横浜市長選に田中康夫が出ていたことに、ようやくこの番組で触れた。坪倉良和という候補が、我が家の坪倉の父だったとはぜんぜん知らなかった。

 ラジオを中断し、録画していたバラリンピックの開会式をようやく観る。番組表では、NHK総合はあいだにニュースが入ることになっていたので、Eテレの手話付きの放送を録画しておいた。パラリンピックならば、むしろこちらでいいだろう。ショーが始まると、はるな愛がいきなり映る。知らずに観ていたら驚きはあったかもしれない。NHKの解説では、はるな愛だという紹介はしていなかった。オリンピックの開会式とは違い、こちらは子どもっぽくなく、日本的な文化を過剰に押し出すようなところもない。選手入場のプラカードもマンガの吹き出しではなかった。放送の手話の担当者は、20分ずつくらいで交代していた。さすがに、3時間近い放送を、ひとりで手話をやり続けることはないか。手話の表現力というのはすごいもので、観ていると、かなりの運動量だと思った。こちらも1時間ほどで中断し、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は石戸諭。そのあとは、林真理子がゲストに登場し、「小説8050」の話をしていた。この小説には、「グッとラック!」に出演していた高橋弁護士が取材協力しているそうである。聴きそびれていた月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」もようやく聴いた。桂宮治がゲスト。「笑点」の新レギュラーは宮治だと思い、塙が電話をかけてきたという話。そういえば、本当は宮治がなるはずだったが、一夜にして三平に変わったという話を某師匠がしゃべっていたのを聴いたことがあるが、事実はどうなのだろうか。中田翔の移籍の話から、塙さんが、伸衛門、遊雀の話をふろうとするのにも笑った。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日もひどい暑さ。かつやの前を通ると、新しいフェア丼が始まっていて、思わず入ってしまった。塩カツ丼を食べる。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄り、西友のイタリアントマトに入り、しばらく読書をした。西友で買いものをして、夜に帰ってくる。日が落ちてもまだまだ暑く、帰宅するまでに汗をかいた。


◇ 対談

 アマゾンプライムで配信された、松本人志と庵野秀明の対談をようやく観た。1時間程度のものかと思っていたら、前後編に分かれていて、40分ずつもある。まず、前編。そういえば、監督は品川祐だった。松本と庵野は初対面。松本が 1963年生まれ、庵野が 1960年生まれ。世代が近く、特撮モノやテレビアニメの共通体験があるのだ。松本が「赤塚不二夫さんも確実に影響受けてますねえ」と、赤塚不二夫からの影響をはっきりと口にしたことは今まであっただろうか。「ウルトラマン」よりも「ウルトラセブン」派だという松本は、実相寺昭雄、金城哲夫のタッグについても言及する。しかし、こういう話になると、庵野秀明のほうが知識が正確だし、かなわない。「全員集合」はどうかというと、庵野は裏番組の「キカイダー」と「キューティーハニー」を観ていたのだという。松本が「エヴァンゲリオン」の映画をすべて映画館で観ているというのも意外だった。しかし、そのくらいでなければこの対談は受けないか。松本が枝雀について触れているところも気になったが、これは枝雀の著書を確認する必要があると思った。後編も続けて観ると、こちらでは、松本が谷崎潤一郎「春琴抄」の話をしていて、これにも驚いた。

◇ テレビ

 深夜0時近くから、録画していた「ラフ&ミュージック」を観始めた。5時間近い放送をまともに観るのはさすがにかったるく、ざっと早まわしで観ていくが、爆笑問題の出演を最初から予告していて、最後の最後まで引っぱっていた。爆笑問題の出演は、結局、いちばん最後になるが、しかし、爆笑問題と松本人志の共演は、単に珍しいと思うだけの視聴者が大半で、この共演は、たとえば、東京03と島田紳助が共演するくらいの事件なのだと理解している視聴者は少ないのではないだろうか。漫才は昨日の「タイタンシネマライブ」のネタとも重複し、昨日からネタのクオリティを心配していたが、案の定、がちゃがちゃの漫才になった。こういう漫才にはなんだか見覚えがあると思ったが、にゃん子・金魚の漫才みたいなのだ。いつにも増して変なテンションだったが、もしかすると、昨日からもうすでにおかしかったということだろうか。松本「ここの奥さんが俺のツイッターをフォローしてんのよ。意味もわからなくて。なんか、遠まわしに威嚇されてんのかな」 太田「威嚇したのはそっちでしょ」という一瞬のやりとりに興奮する。わずか4分弱の共演。そのほかでは、生電話のコーナーが面白かった。本田翼、山田孝之はともかく、蛍原徹、鶴瓶、ウッチャンに電話していくという流れ。深夜3時過ぎに眠ろうとするが、興奮してなかなか眠れなくなった。


 

2021年6月15日火曜日

6月15日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(7)

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は涼しく、気持ちよく眠れた。午前中に、録画していた昨夜の「さまぁ~ず論」を観た。ゲストは見取り図、今週は後編。三村に、MCのパンサー向井が、生き残っていかなきゃみたいな時期はあったのかと訊くと、三村は「本当のこというと、生き残っていかなきゃっていうギリの、底辺の話じゃなくて、天下獲ろうっていう上の話だからね。」と答えた。うっかりすると忘れてしまうが、バカルディの時代はたしかにそうで、ダウンタウン、ウンナンに続く存在として、ホンジャマカ、バカルディが期待されていた時代の空気があった。しかし、三村は「天下を獲れてないのよ。」と。「とんねるずさん、ダウンタウンさんとかとはちょっと違うなって、ひそかに思ってますよ。」 大竹「三村さん曰く、お笑いの歴史のね、いずれ年表みたいのが出たとしたら、俺らは載らないだろうっていうの。」  三村「そんな細かい年表なんかないから。」「こっから年表に載るにはって考えると、ピークはこの先にないと載れないのよ。」

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、劇団ひとりがゲスト。「元気が出るテレビ」の「お笑い甲子園」でのデビューから、「本能のハイキック」「リチャードホール」「ゴッドタン」と、こうして話を聴いていくと、目立ったブレイクがあったわけではなく、数珠つなぎに仕事が仕事を呼び寄せていったという感じがある。「陰日向に咲く」も、幻冬舎の編集者がライブを見て、流行りのネタ本を提案されたが、書いてみたら小説っぽかったからというので、小説の企画に切り換えたという。この切り換えも見事だ。小説が監督業につながっていくわけだが、後半は土屋も出演する「浅草キッド」の話になり、聴けば聴くほど、これは観たくなる。


◇ 読書・テレビ・ラジオ

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、相州そばに寄り、特製肉つけ麺を食べた。780円。西友のイタリアントマトに入り、読書をしていく。小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを、暇ができた日に一章ずつ読み進めている。第七章はクレイジー・キャッツ(この本ではこの表記)。80年代以降の植木等、「スーダラ伝説」の再ブレイクについても書き足されていて、これは新潮文庫版と見比べなければならない。帰宅してから見比べてみると、なべおさみについての箇所が「決定版」ではごっそりカットされているのだ。「決定版」では、なべおさみは索引に名前すらない。

 録画していた今日の「徹子の部屋」は、小林亜星追悼になっていた。これを観るまで気がつかなかったが、「この木なんの木」は作詞が伊藤アキラなのだ。この曲は、作詞家、作曲家を、立て続けに亡くしてしまった。日曜の「笑点」を観ると、演芸コーナーに球児好児が出ていた。「ゲロゲーロ」のネタは、球児師匠がひっくり返る箇所があるが(もちろん、ひっくりカエルのシャレ)、球児師匠はもうひっくり返れない。代わりに、好児師匠がひっくり返るように変えられていて、好児師匠はお元気だ。

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「伊集院光とらじおと」は、林真理子がゲスト。「小説8050」という新刊が話題の中心になるが、伊集院にここまで熱っぽく語られると興味も湧く。それから、林真理子は雑誌の連載コラムなんかでも最近はずいぶん直されると言い、コンプライアンスの話にもなった。今朝の「らじおと」も、オープニングはあまり聴かないのだが、珍しく聴いてみたら、今朝は小林亜星追悼から始まっていた。今日のゲストは予告どおり、円楽が登場する。昨日の放送後に収録したもので、45分たっぷり放送した。二人会の話が中心だが、密度の濃い落語論が語られていた。伊集院が談志師匠のエピソードを話していたが、しかし、これは話が不正確だと思う。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FLASH」の巻末の「寄港めし」というページに伯山が登場していた。浅草の蕎麦屋を紹介しながらインタビューに答え、こちらでも談志師匠の話をしている。

 続けて、昨夜の「深夜の馬鹿力」も聴く。当然、二人会の話を期待してだが、なんと、つい先週に、にぎわい座の円楽の会にまた出ていたと知り、これは悔しくてたまらない。ツイッターで検索してみても、伊集院ファンでもこれはさすがにノーチェックだろう。しかし、「タイタンシネマライブ」と同じ日だったから、一か八かで観に行くということはなかったとは思うが、それにしても、にぎわい座に毎月通っていた時期もあるのだから、そのモチベーションがあれば、二度の出演のどちらかは観ていておかしくない。思うように落語会に行けないというのはつまらないものだ。二人会の話はたっぷりと、1時間45分過ぎにようやくコーナーに入ったが、エンディングにまた二人会の話に戻った。円楽の二席について、「一文笛」という噺を初めて聴いた驚きを、筋を説明しながらえんえんと語っていたが、ほかの部分でも、落語ファンなら知っているようなことに対しても、素朴な驚きをもって語っているというところが多々あり、考えてみると、十代で落語家になり、その後に離れたという距離感は独特だ。落語ファンの段階がなく、いきなり落語家として落語とつきあい、しかし、落語家の感覚にも伊集院はなりきらなかった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をつける。ぼんやり聴いていたら、いつから二人会の話になったのかわからず、いい加減なもので、じきに眠ってしまった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...