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2023年9月30日土曜日

9月30日土曜日/タモリも首を振る

◇ ラジオ・テレビ

 朝、ラジオを聴きながらブログの更新をしようとするが、だいぶ間が空いてしまうと調子がつかめない。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、今日は塙さんがお休みで、代打を蛍原徹が務めていた。毒蝮さんの「ミュージックプレゼント」は「ちゃきちゃき大放送」では今日が最後になるのか。ウィキペディアを見ると「えんがわ」に移るようで、玉さん、外山さんのコンビが、マムシさんとの相性はやっぱりベストだ。「常連さん」のコーナーには松尾貴史が登場。蛍原と松尾貴史の共演は、松尾貴史の記憶によると約20年ぶりになるようだ。大阪万博の話題で、松尾「ああ、ごめんなさい、吉本のひとには言いにくいですよね。(笑)」 蛍原「いやあ、それはまあ、なんでも言ってください。(笑)」

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ミュージックステーション」の3時間特番を、早送りしながらざっと観る。ランキング企画は「国民的憧れダンスソング」。神奈川県の高校のダンス部を、新しい学校のリーダーズがサプライズで訪問し、スタジオで「オトナブルー」をコラボした。高校生たちが一生懸命にやっていて、そのいなたいすがたに感動してしまう。そのあと、トークの時間では、出演者それぞれのやってみたいことを訊くコーナーがあり、BE:FIRST が「オトナブルー」を一緒に踊りたいと言い始め、出演者みんなで首振りダンスをやってみる。タモリはどうかなと思ったけど、タモリも首振りダンスをやってくれた。タモリ「さっき観てて、少し自分でもこころのなかでやってたんだ。」


◇ 読書

 夕方から外出し、まず、吉野家に寄り、親子丼を食べた。547円。読書をするため、ライフのマクドナルドに入り、今度はアイスコーヒーと月見パイを食べる。川勝正幸「ポップの現場から」を読み終えた。2013年刊、東京ニュース通信社。「テレビブロス」の連載、25年分からセレクトされたコラム集。刊行年からちょうど10年が経つが、亡くなってから1年後に出されたこの本を今まで読んでいなかったのだ。できることならば、コンプリート版を出してもらいたいとは思っていた。川勝正幸のこのコラムをいったいいつから読んでいたのかと思い出してみると、「テレビブロス」を初めて買ったのは石野卓球のインタビューを読みたかったからで、どの号かもはっきりと特定できるのだが、その号が1993年、それから毎号買うようになり、川勝正幸のコラムもリアルタイムで読み続けていた。だから、多くのコラムは再会するように読んだが、植草甚一のベスト本や、クレイジーケンバンドが初めて紹介された回なんかはよく覚えている。いや、この連載コラムからどれだけ多くのことを教わってきたことか。今、10年以上が経ち、その不在の大きさを痛感させられる。ナンシー関以降には多くのエピゴーネンが現れたが、川勝正幸にはエピゴーネンすらいないではないか。以下、いくつか引用を。

P27(スチャダラパーとAKIについて)「両方に共通しているのは、①大人から軽蔑されてる日本の高度経済成長以降のジャンク文化の中から獲得した独自の批評精神②怒りを笑いで包むことで伝達力を強靭にする技③爆笑問題の太田君的な世間をナメた目、を持っていること。彼らとひと回り上の世代としてはちょっとズレると、いつ後ろから頭をガツンとやられかねない鋭さが怖うれしい限りなんである。」(1990年)

P37「ナンシーのテレビ/人物論デビュー以降、ブラウン管の隅をつつく文章は増えたが、その手の人々とナンシーとの差は大きい。彼女には、ブラウン管の隅をつつく以前に人を見る目があり、それと同時にそういうことに気づいてしまう自分を「何言ってんだか。私は」とテレるはにかみがあるのだ。」(1991年)

P73「映画、音楽、小説、芸術……についてその魅力を文章で表現することは、はなから負け戦を覚悟しなければならない。せめて引き分けに持ち込むためには、①文章そのものが面白い②作者も唸る楽しみ方が提示されている③身体に正直なことしか書かれていない、の三つが必要である。そのことを僕は'70年代に植草さんのエッセイで学び、いまだになかなか出来ないでいる。」

P165(辛島いづみのインタビュー)「あるとき先生に、「川勝君は運動はできないけど、勉強はよくできるし、先生の言うことも聞くし、真面目だね」ってものすごく褒められたそうなんです。でも川勝さんはそれを褒められたとは取らずに、傷ついたらしくて。」「「冗談じゃない」と思ったんでしょうね。で、高校に入った途端、授業を聞かずに本ばかり読むようになった。お母さんが、「あの子の唯一の反抗は、本を読むことだった」って(笑)。真面目とは言われたくない。でも、不良にはなれない。じゃあ、「非暴力、不服従」みたいな。ガンジーかよっていう(笑)。そういった部分で、「不良への憧れ」がすごく強かったんだと思います。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜にもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨年末に放送された「笑いの正体」の3回目を観そびれていた。この回は中居正広が体調不良で不在、劇団ひとりが進行役を務めていた。そのほか、スタジオには、千原ジュニア、アンガールズ田中、高橋ひかるが出演。3回目のテーマは「ツッコミ」。VTR中、インタビューを受けているのは、博多大吉、小峠英二、三村マサカズ、後藤輝基、近藤春菜、銀シャリ橋本、オズワルド伊藤といった面々。大吉からはダウンタウン浜田の衝撃が、それから、ツッコミが弱いと言われていた大吉は、おぎやはぎの漫才を観たことが転機になったと語る。ダウンタウン、おぎやはぎの影響力は、多くの漫才師の共通体験としてあるだろう。面白いのは、三村マサカズが、試行錯誤ののちに、いかりや長介を意識するようになっていったと語っていたところだ。最後に、「ツッコミの正体」とは、と訊かれた三村の答え。「ほんとはね、「間」と「声のトーン」、の2個で押していこうとしたんですけど、笑うお客さんがいて、笑いじゃないですか。だから、笑うひとの「機嫌」て大事だなって、それも思い始めちゃった。「機嫌」て、意外と大事なんですよね、うん。自分が機嫌悪くても笑いとれないし、お客さんが機嫌悪くても笑いなんて生まれないわけで。ひとり機嫌悪いひといると、空気ってものすごい悪くなるじゃないですか。機嫌って大事だなって。だからもう、ずっと機嫌よくやっていたい。」

 続けて、月曜に放送されたばかりの第4回も観た。第4回のテーマは「モノマネ進化論」。中居正広が司会のほか、スタジオには、劇団ひとり、アンガールズ田中、ヒコロヒーが出演。インタビューを受けているのは、コロッケ、松村邦洋、原口あきまさ、JP、キンタロー、博多華丸、ロバート秋山、せいや。番組終盤に「モノマネの可能性を広げる芸人たち」として、華丸、秋山、せいやを登場させたのだが、これはどうだろうか。ものまね史において「細かすぎて伝わらないモノマネ」はたしかに重要だが、その重要性についてはキンタローが語っていた。せいやは YouTube でものまねをやっているそうだが、しかし、せいやにはものまねの発明はあるだろうか。秋山がやっていることには発明がある。興味深いエピソードがいくつか。コロッケには上京前に、所ジョージ、タモリ、赤塚不二夫にものまねを観てもらった体験があり、所に「似てるけど、面白くないよね」と言われ、その言葉をきっかけに、やりそうでやらないものまねを始めた。松村邦洋は「カプリコーン」というショーパブで働いていたときに、栗田貫一がやってきて、「自分の声があってものまねやんなきゃだめだ」とアドバイスされたという。原口あきまさの「ニセモノはニセモノらしく」という言葉も、シンプルだが至言だ。

 聴きそびれていた先週の「田村淳のNewsCLUB」をタイムフリーで聴いた。この日は、文化放送メディアプラスホールから公開生放送。ニュース解説は古谷経衡、そのあとのゲストのコーナーには大竹まことが登場した。入れ違いに出演した古谷経衡を指し、「古谷って、だめだよねえあいつ。」と大竹。なんのことかというと、古谷が「ゴールデンラジオ!」で「君たちはどう生きるか」を観なくていいと言ったことについてなのだが、しかし、大竹自身の感想は訊かれても濁していた。大竹のリクエスト曲が2曲、ひとつは、ジョーン・バエズ「雨を汚したのは誰」という曲で、核実験に抗議しているプロテストソングなんだな。もう1曲は、映画「ひまわり」のテーマ曲だった。それにしても、「ゴールデンラジオ!」が17年で長いと思ったら、田村淳のこの番組も15年もやってるんだ。この番組は、裏番組だったTBSの久米宏の番組が終了してからよく聴くようになったのだった。

2023年8月17日木曜日

8月17日木曜日/ぴんとこない映画だ





◇ 中目黒・黄金町

 今日も朝から都内に。今朝はどうも寝ぼけていて、なにも予定がないと錯覚していた。あわただしく家を出る。中目黒のほうに用があり、昼は適当に歩きまわり、割烹おおたるという店に入り、ランチメニューの肉野菜炒め定食を食べた。600円。安い。外からは店が2軒あるように見えたが、なかでつながっていた。東横線に乗り、早い時間に横浜に戻ってくる。京浜急行に乗り、今日も黄金町に。駅前のカフェサンポポラに初めて入ってみた。アイスコーヒーが 190円。安い。メールをする必要があり、つまらない失敗が多いせいで時間がつぶれていく。





 今日もシネマジャック&ベティに。昨日、スタンプカードが満点になり、しかし、有効期限が今日までだから、そのスタンプカードを使って1本観てしまわなけれならなかった。劇場のタイムテーブルを確認しながら、昨日、今日と、2本の映画を観るにはどうすればよいかとあたまをひねっていたのだ。今日は「ジェーンとシャルロット」という映画を、16時10分の回で観る。昨日はたいして観る気のない映画を観てしまったが、今日の映画のほうがどちらかといえば観てみたかった。シャルロット・ゲンズブールが監督を務めた、母であるジェーン・バーキンのドキュメンタリー。「週刊文春」のシネマチャートでも紹介されていて興味をもった。昨日観た「アフターサン」は父と娘の物語だったが、今日は母と娘の物語だ。しかし、シャルロット・ゲンズブールのことも、ジェーン・バーキンのことも、もともとよく知っているわけではなく、これはどうやら、知らずに観ても楽しめるような親切な映画ではない。セルジュ・ゲンズブールのこともわからない。2日連続で、ぴんとこない映画に時間を費やし、生活にまるで充実感がない。


 映画は18時前に終わり、劇場の外に出てもまだ明るい。イセザキモールを関内方面に進み、ブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買う。スマホのバッテリーが切れるのではとひやひやする。まだ時間が早いが、どこかでまた充電しようにもコーヒー代が惜しく、コンビニのイートインがあれば安く充電できると思い、コンビニを覗きながら桜木町のほうに歩いていく。しかし、どこかにあったというような記憶もなく、見つけられないまま、みなとみらいにたどりついた。ランドマークプラザの1階のセブンイレブンにイートインコーナーを見つけるが、17時で閉めていた。結局、どこにも寄れずに横浜東口まで歩いてしまい、そのまま帰る。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は戸田奈津子がゲスト。字幕の仕事は清水俊二から教わったんだ。現在、87歳。徹子さんはさらに少し歳上だが、この世代のひとがテレビに出る際に、この番組があることにどれだけ意義があるか。月曜の「しゃべくり007」をようやく観ると、こちらはAIがゲスト。旦那がHIROだって知らなかったかもしれないな。娘ちゃんが出ていた部分が面白かった。

 ポッドキャストを聴きながら少し眠り、深夜にコインランドリーに行ってくる。洗濯を待つあいだ、聴きそびれていた先週土曜の「SAYONARAシティボーイズ」を聴くと、大竹まことが「君たちはどう生きるか」を観た話をしていた。

2023年6月2日金曜日

6月2日金曜日/大雨・訃報



◇ 青山一丁目・新宿

 朝から都内に。雨降り。大雨警報が出るかという予報だが、家を出る段階では、まだそれほど強い降りではなかった。カバンには百均のレインコートとタオルを突っ込んでいく。電車はやや空いていた。まず、青山一丁目に出て、昼には東新宿のほうに移動。築地市場298 という店に入り、ランチメニューのジャージャー麺セットを食べた。から揚げがつき、800円。東新宿で、ついにざんざん降りに遭い、傘を差そうが、たちまちずぶ濡れになる。メガネもびしょびしょになり、視界が不良。ひどい悪天候のなか、ビニール傘が風でひっくり返らないように気をつけながら、靖国通りのブックオフまで行ってみると、こんなときにかぎって、なかなか買うものがある。110円の文庫本を3冊、220円の単行本を2冊買う。新宿三丁目まで戻り、たまらず、地下に避難し、西口まで歩いていく。西口のブックオフにも寄るが、こちらは買うものはほとんどなし。110円の文庫本を1冊だけ、アプリのクーポンを使い、10円で買っていく。南口のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしつつ、ツイッターを覗いてみたら、上岡龍太郎の訃報に驚いた。81歳。




 今日は本当なら夕方には横浜に戻り、横浜開港祭のステージを観るつもりでいたが、この悪天候なので、ツイッターから情報をチェックしてみたら、やっぱり中止になっていた。思いがけず、のんびりと過ごすことになる。代々木のブックオフにも寄り、半額の文庫本の棚から110円の本を2冊見つけ出し、アプリの100円引きクーポンを使うと、文庫本を2冊10円で買えてしまう。代々木から山手線に乗り、渋谷から東横線の特急で帰る。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・国枝慎吾)と、それから、「ミュージックステーション」。「億超えソング」という特集があり、なにかといえば、音楽配信の再生回数のことだ。1億回以上再生されている曲が全208曲あるんだそうで、そのなかでも、5億回を超えている曲は10曲のみ。そのうち、3曲が YOASOBI。BTSと Official髭男dism が2曲ずつ、あとは1曲ずつ、あいみょん、King Gnu、優里という名前が並んだ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、上岡龍太郎が亡くなったことにエンディングで触れていた。エンディング前にニュース速報で報じていたんだ。そういえば、立川藤志楼の真打披露口上には上岡龍太郎も並んでいた。高田先生、じつは上岡龍太郎とは仲がよかったのだ。

 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングも聴いてみると、室井佑月がお休みで、代わりに青木理がパートナーを務めている。放送直前に飛び込んできた上岡龍太郎の訃報について、やはり、大竹まことがたっぷりとしゃべっていた。5月19日に亡くなっていたのだが、大竹まことは5月15日にNHKの「ラジオ深夜便」に出演し、師というテーマで、上岡龍太郎について語ったのだという。「上岡さんのことを、向こうは弟子と思ってたかわからないんですけど、大阪では上岡さんに、とても…、私は、ま、勝手に師と仰いでいる。東京では、私のようなものを、たけしさんが、もう本当にいろんなことからかばってくれてるというかね。なかなかおもてに出ない話ですけど。大阪でも東京でも、私のようなものをね、今日までこういうとこでしゃべらしてくださるように、していただいたっていうので、とても感謝しているわけです。」 「ある日にね、これもNHKでちょっと話しましたけど、「大竹、芸人はなにしたらいいか知ってるか?」と、訊かれて、「なにするんですか?」って言ったら、「芸人はな、物事のな、核心をつかむ。核心をつかんだら、ウンコのまわりを飛びまわってるハエみたいに、ぶんぶん飛んでりゃいいんだ」って言うんだよ。(略)僕なりの解釈だけど、物事の芯をつかまなくちゃいけない。それは確かなんだ。芯をつかんだから、正義のなたをふるったり、そんなことをする必要はないんだ。芯つかんだら、そのまわりをハエみたいにぶんぶん飛んで、あちこちからいろんなことをね、いろんなことを言って、笑わせたりとか、いうような意味だと私は解釈してるんだけど。(略)しかも、今はその物語の核心をつかむのは、とっても難しい時代に入ってきてますね。しかも、もっと言えば、そのぶんぶん飛んでるっていうのはどういう意味かなあっていうと、ぶんぶん飛んで、茶化しとれと。それが仕事だと。それが私らの仕事だと。芯をつかんで切り込んだりなんかするんじゃなくて、芯つかんだら、もうあっちこっち…。まあねえ、それは芸人の根本だよね、昔からの芸人さんがやってるね。それは言葉変えて言ってくれたことだと思うけども。その教えは、あれですね、私のそれからにものすごく大きく影響してますね。」

 金曜はどういうわけか聴いているラジオ番組が多く、今日の「トーキョー・エフエムロヒー」は奇妙礼太郎がゲスト。ヒコロヒーとのコラボ曲が初オンエアされた。「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングだけ聴いて、深夜にコインランドリーに行こうと思っていたけど、聴きながら眠ってしまった。友近の「シン・ラジオ」の先週の回を聴きそびれていたが、これは聴きそこねる。

2023年4月29日土曜日

4月29日土曜日/ブックの日・ゴミ箱がない

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。「オールナイトフジコ」もまだ録画しているのだが、これはざっと早送りで確認するのみ。屋外の「生放送で何かしたい人」のコーナーに林家三平が現れた。番組最後には MOROHA のスタジオ生ライブがあった。そのほか、昨日の「徹子の部屋」は水谷八重子と波乃久里子がゲスト。「ネタパレ」には、天才ピアニスト、ラバーガール、ジェラードン、ヒコロヒーらが出演。タイムフリーで、ラジオ番組もいくつか。昨日の「ビバリー昼ズ」と「トーキョー・エフエムロヒー」を聴いた。

◇ ブックの日

 午後から外出。風が強い。今日は29日、毎月恒例のブックの日のため、ブックオフをまわらなければならない。今月もまず、鶴ヶ峰から。1店目では、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、220円の単行本を1冊買う。鶴ヶ峰店だけは、まずは2割引きになり、そこから、アプリのクーポンを使い、300円引きになる。

 鶴ヶ峰から横浜に移動し、ここで昼食に。東口の吉野家に入り、焦がしねぎ焼き鳥丼を食べた。547円。その勢いで、2店目は平沼のブックオフに。220円の単行本をすぐに1冊見つけるが、ほかはなにも見つけられず、と思ったが、雑誌の棚からいいものを発見した。千円するが、これは買っておく。跨線橋をわたり、3店目はビブレのブックオフに。ここも500円超えさせるのに苦労し、店内を2周以上、ぐるぐるとまわってしまい、とても時間を食った。ビームせどりのすがたが2名あり、めぼしいものはすでに獲られてしまったのか。なんとか選び出し、110円の文庫本を2冊、コミックを1冊、220円の単行本を1冊買う。店内は混んでいたうえ、暖房が強くて暑くなった。



 横浜駅に戻り、横須賀線に乗り、東戸塚に移動する。疲れてしまい、まず、ドトールに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、読書をするが、集中力がない。ドトールを出て、4店目はオリンピックのブックオフ。ここでは110円の新書からすいすいと5冊選び、珍しく、あっさりと500円を超えた。220円の単行本の棚には、なんと、松尾スズキの演劇ぶっく社の戯曲が12冊そろっていた。買うべきか迷ったが、持ち帰る重さを考え、これは買い控えてしまう。そのほか、110円の文庫本にもいい本が多く、6冊買う。計11冊の買いもの。ここではビニール袋も買った。最後、5店目は東戸塚駅東口のブックオフ。こちらも苦労なく、いい買いものをする。110円の文庫本を3冊、コミックを2冊、220円の単行本を1冊。ひさしぶりにカバンがぱんぱんになるまで古本を買った。

 帰りはバスに乗ろうと思い、西口に出る。カバンに入っているペットボトルのお茶が邪魔で、これを飲み干してしまいたく、東急ストアに寄り、お茶と一緒に食べるためにタイムセールの太巻を買った。バスターミナルのベンチで食べていたら、バスを1本見送ることになったが、つぎのバスは何時かというと、20分も待つことになるのでこれは失敗した。待ってられないと思い、結局、電車で帰ることにした。ペットボトルは無事に捨てられたが、ところが、太巻のパックがあり、駅で捨てるつもりでいたら、東戸塚駅にゴミ箱を見つけられず、横浜駅で捨てようかと思うと、横浜駅でもゴミ箱が見つけられない。しかたなく、太巻のパックがうちにやってくる。JRの駅には必ずゴミ箱はあるもんだと思っていたけど、撤去してしまったんだろうか。都内の駅にはまだあると思うんだけどな。

◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリー切れ前に、聴きそびれていた先週の「SAYONARAシティボーイズ」を聴いた。冒頭、60代で転職する男のコントは、斉木しげるの作だった。「ダイアリーショウ」ではきたろうの日記が読まれ、坂本龍一の死から、宮沢章夫、大江健三郎にも触れる。大竹まことが「戦場のメリークリスマス」の話で、「映画のなかでたけしが」って、呼び捨てにしたのでちょっとびっくりした。続けて、今日の放送も聴くと、今日は大竹まこと作のコントから始まる。「ダイアリーショウ」では大竹まことの日記が読まれ、大竹は今、村上春樹と太田光の新刊を読んでいるという。そこから、きたろう、斉木しげるも読んでいるという太田の小説を話題に。

2023年4月9日日曜日

4月9日日曜日/人間国宝の小走り

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。先月末に放送された神奈川県知事候補の政見放送を、今日、投票日当日になってようやく観た。候補は4名、登場順に、黒岩祐治、加藤健一郎、おおつあやか、岸牧子。それぞれ、制限時間6分。今どきの政見放送は、まるで「R-1」の1回戦のような惨状だ。無所属の加藤健一郎は、スパイによる電磁波がどうのこうのという話をしていた。おおつあやかというのがまたタチの悪い馬鹿で、NHKは古臭くてオワコンだとあいかわらず言うのだが、「政治家女子48党」なんというセンスのやつらがなにを言ってるのか。狂人と馬鹿に比べれば、という選択になるが、じつに虚しい選挙だ。黒岩のスキャンダルの記事は読んでいないが、屁でもないだろう。

 昨日、半分まで観た「ダウンタウンDX」2時間特番の後半を観る。後半は宮根誠司の初登場が目玉のほか、梅沢富美男、ウェンツ瑛士、黒谷友香、海原やすよともこ、見取り図、磯山さやか、ヒコロヒー、山之内すず、HiHi Jets 猪狩蒼弥というメンバー。しかし、金の話ばっかりしている番組だな。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」を。木曜は、天久聖一が ChatGPT でコントを作ったらどうなるかという話をしていた。パートナーはヒコロヒー。大竹まことがまじめな疑問を語り、天久聖一も珍しくまじめに答える。天久「これ、たぶん、2、3年すると、もっと完成したもの出してきそうな気がして。今のこの未完成なときに、一緒にコラボするみたいなほうが面白いものができるような気がして…」 大竹「完成形に近づくっていうことは、今、テレビでやってるコントなんかを、超えていくようなコントができるかもしれないってことですか?」 天久「超えると、ねえ、こっちが理解できないとただのほんとシュールなコント…」 大竹「いや、そうなんだけど、それなんだよ。今、現実のコントをやってる身としては、そこの壁があるわけじゃん、理解してもらえるかどうかの。だから、警官と泥棒みたいなコントがわかりやすく入っていくわけだよねえ。どう展開するかはみんなの腕にかかってはいるんだけど。」 天久「そうですね。あとやっぱりこう、笑ってる側、こちらの受けとめかたが変わってくると思いますね。なにを面白がるかみたいなのが、今はベタなとか定番な設定が、早くわからないと乗っていけないけど、なんか、観てるほうももっと変わったもの観たいっていうひとたちが増えたり、そういうひと向けの笑いって、そこからなんか新しいものが出てくるじゃないですか。だからこう、受け手側がもっと、面白がりかたを変えていくと、ほんと、ラジカル(ガジベリビンバ・システム)とかが登場したころって、そういう世間的な勢いもあったから、より不条理なものとか、そういうのを面白がる心の余裕があったわけで。だから、こういうAIの笑いとかも、なんていうんですかね、こういうのがどんどん普及することで、既存の笑いじゃ満足できないひとたちのグループが増えてく。」

 続けて、水曜のきたろうの回も聴くと、リスナーから、前日の「爆笑問題カーボーイ」で「SAYONARAシティボーイズ」についてしゃべっていたことが知らされていた。きたろうは「笑って人類!」を半分まで読んだようだ。奇しくも、ここでも笑いについて語られていた。大竹「俺も近ごろ考えてるのは、あれだよね、どれだけくだらない方向に、想像の翼が広がるかっていう話だよね。」 きたろう「意味のないことが面白いということだよね。」 大竹「それと、聴いてるひととかの、接点がほんとに難しいなあって。」 きたろう「それはもう、めっちゃ難しい。半分のひとはつまんない、そういうことに対して。半分のひとは面白いと思う。そんなに、10面白いってことはありえないからね、すべてのことにね。だから、その半分の面白がるひとたちをもっと面白がらせたいなあって気はあるよね。10は無理なんだよ、絶対に。」

 タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」も聴く。ニュース解説は速水健朗。速水健朗が畑正憲の話をしていたのが面白かった。田村淳も強く興味を示していた。そのあとはオンタイムのラジオに切り替え、「安住紳一郎の日曜天国」を途中からつける。ゲスト、通訳者の橋本美穂というひとが出演していた。

 正午前から外出。まず、近所の小学校に寄り、統一地方選挙の投票をしていく。市議会選、県議会選はろくに下調べできず、外のポスターを眺め、政党で選ぶということにする。知事選のほうは、黒岩のほかは狂人と馬鹿と普通のおばさん。黒岩の圧勝に決まっているだろうが、その黒岩にも情けない記事が出ている。誰を選んでも不愉快だ。


 平沼橋まで出るのに、二俣川で各停に乗り換えようとすると、向かいのホームに停まっていたのは東横線直通だった。二俣川で乗り換えずに、西谷で乗り換えればよかったのに、うっかり降りてしまったから、西谷でまた乗り換えなおすことになった。ほんと、東横線やJRとつながったせいで、ややこしくなり、めんどうになった。新幹線を利用しない人間は新横浜に用はない。不便になっただけだ。

◇ 狂言

 今月も横浜能楽堂に行くため、平沼橋から紅葉坂まで歩き、その前にまず、県立図書館に寄っていく。「文學界」3月号の矢野利裕さんのエッセイを読みたかった。ブックオフについて書いていると知ったからだが、矢野さんはブックオフでバイトした経験があり、分類コードによって「文学」が規定される違和感について書いている。しかし、新刊書店でも同じような苛立ちはあったんだよな。のんびりとソファーに座って読んでいたが、はっと気がついた。そういえば、チケットを引き換え忘れてるじゃないか。早めに到着していたからよかったようなもんだが、せっかくのんびりできると思ったら、なにかしら抜けている。トイレに行きたかったのもあって、ついつい急いで図書館まできてしまった。グーグルマップで検索し、いちばん近そうなセブンイレブンを探すと、いつも利用している店舗よりも、高島町のほうに続く坂道を降りていったところにある店舗のほうがよさそうだ。10分もかからずに着き、チケットを引き換える。そこからは掃部山公園を抜けていくと、能楽堂までの近道だった。「掃部山」は「かもんやま」と読むことを今さら知った。




 ばたばたしてしまったが、開演20分前には到着し、たいしてあせる必要はなかった。たまたま、図書館に寄るつもりで早めに着いていたのがよかった。今月も横浜能楽堂、普及公演の「横浜狂言堂」。手指の消毒と検温はまだ用意されていて、任意かもしれないが、みんな並んでやっていた。今年に入ってから毎月通うようになり、過去3回はすべて中正面の席で観たのだが、今回は、脇正面の通路よりも後ろ、凹んだ小部屋のようなところにある席になった。先月は当日券でも入れそうだと思ったくらいだったが、今月は人気があったようで、席が早く埋まっていた。当日券もなかったようで、断られているひとがいた。この人気の差がわからなかったのだが、いや、それもそのはず、プログラムを見てからわかったが、今日は人間国宝の山本東次郎が出るのだ。今年は毎月通おうと決めたので、なんにも調べずに予約したのだが、そんなことも知らずにチケットを買っている客は超少数派ではないだろうか。14時開演。過去3回は狂言が始まる前に前説的な話をする時間があったが、今回は構成が違っていて、いきなり狂言が始まる。前半は「素袍落」という演目。これが 45分ほどあり、休憩が 20分。後半は「猿座頭」という演目が 40分ほど。これがとても面白かった。4ヶ月目にして、初めて惹き込まれるように狂言を観た。冒頭、舞台に花が置かれるところから、そして、子どもの狂言師が演じる小猿のかわいらしさ。盲人が登場する話であることから、倫理的な問題も考えざるをえなかった。山本東次郎が出演したのはこの後半の「猿座頭」のみ。狂言を観る経験値はまだまだ浅いのだが、それでも、その芸の違いははっきりとわかるほどのもので、客席の空気もそれに呼応していたと感じる。「猿座頭」という演目は山本東次郎家では 60年ぶりに上演される、とても珍しい演目だったようだ。今回は話をする時間が最後にあり、過去の3回は若手が担当していたが、今回は山本東次郎がこれを務めた。演じ終えた山本東次郎は、すごいスピードの小走りで舞台に再登場した。客席との質疑応答もあり、最後に山本東次郎は舞を披露した。

◇ 野毛

 終演後、野毛山のほうに進み、中央図書館にも寄っていく。今回は県立図書館に先に寄ってしまったから、閉館まで時間に余裕があった。5階から順にじっくりとまわり、4冊借りていく。野毛坂をくだり、天保堂苅部書店にもひさしぶりに寄った。棚の新陳代謝がぜんぜんなさそうに見えるのだが、よく見ると、最近の本も少しはあるので、一応、入れ替わりはあるようだ。17時過ぎにようやく昼食。にぎわい座の裏、九彩苑という店の前を通ったら声をかけられてしまったので入ってみた。豚肉と野菜炒めを食べる。800円。そのあとは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。東口のドトールに入り、ひと休み。帰る前に、ちょっと落ち着きたかった。帰宅前に、ツイッターから黒岩の当選を確認した。




◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、まずはスポーツの話題から始まった。那須川天心がサンジャポジャーナリストの顔を知っていたが、「ワイドナショー」にも出演したことがあるのに、那須川天心は「サンジャポ」を観てるんだろうか。そのあとには、畑正憲と坂本龍一の訃報をまとめて扱っていて、同時期に亡くなったからといって、このふたりを並べてしまうのも乱暴だ。爆笑問題は坂本龍一には番組で一度だけ会っているようだ。しかし、坂本龍一が亡くなったときに、たけしが「Nキャス」から消え、松本が「ワイドナショー」から消えているというのは惜しい。

 今朝の「ワイドナショー」も観ると、国山ハセンが初登場のほか、田村淳、ヒロミ、大橋未歩というメンバー。トランプの話題から始まり、続いて、畑正憲の訃報を扱う。フジテレビだからさすがに映像が豊富だ。そして、坂本龍一の訃報も扱うが、こちらでは「HEY!HEY!HEY!」の GEISHA GIRLS の映像が出た。東野の説明で思い出したが、そうだ、坂本龍一が「ガキの使い」の観覧にきていたのがきっかけだったんだっけ。そのあとは、ヒロミが「ライディーン」がディスコでかかってたという話を始め、ディスコの思い出話になってしまったのが余計だった。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーに花房銀蝶という紙切り師が登場した。聞いたことのない名前だと思ったら、顔を見てわかった、このひと、芸人theブラストじゃないか。不思議に思い、検索してみると、芸人theブラストのときの名前は「つねむね」といい、つねむねのホームページがあるのだが、紙切り師として活動していることは書かれてあるのに、「花房銀蝶」という芸名は書かれていない。柳家松太郎に弟子入りしているということは書いてあり、そういえば、そんな噂をなにかで耳にしたことがあったような気がするが、しかし、柳家松太郎も「笑点」には出たことがないんじゃないだろうか。柳家松太郎というひとの経歴もよく知らなかったのだが、漫才協会のホームページを改めて確認してみると、柳家一兆に弟子入りし、花房蝶二から指導されたと書いてある。「花房」という名はここからきているのかとわかったが、この名前はどちらも知らなかった。松太郎もなぜ柳家なのかがわからなかったのだが、ちゃんとルーツがあるんだ。松太郎も、初舞台は「花房小蝶二」という名だと書いてある。となると、花房蝶二というひとが気になるが、花房蝶二を検索してみると、「ほぼ日」のインタビューで林家正楽がその名を出していて、正楽が小学生のときに初めて観た紙切り師が花房蝶二だったそうだ。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースのコーナーでは、坂本龍一の訃報を長めに扱っていた。14時台はなぎら健壱がゲスト。5年ぶりの出演だという。「半熟たまごっち!」という第一声、今朝の「サンジャポ」をきちんと予習してきていた。爆笑問題と共演していた「家族対抗ふるさとチャンピオン」の思い出話からめっちゃくちゃに面白かった。

2023年3月10日金曜日

3月10日金曜日/なにも観逃さない


◇ 明治座

 今日も朝から都内に。まずは人形町、明治座まで。「立川流三人の会」の立ち見券が販売されるとの情報を知ったのは、たしか、「ビバリー昼ズ」だったか、(ほかに知りようがないと思う。)いったんはあきらめたチケットだが、買えるチャンスがあるとなれば、やはり、この会は観逃したくないという欲が出る。10時から販売開始、先着順ではなく、10時までに並んでいる客に整理券を抽選で配るというから急ぐ必要はない。のんびり、15分前に到着したときには、10名ほどの列ができていた。15分前を目安にやってきたひとが多いようで、自分が並び始めたあとにぞろぞろと増える。10時前になり、スタッフの女性が3人現れ、人数を数えたりなどしていたのだと思うが、それから、われわれに向けて立ち見席の説明をする。並んでいるひとのぶんは全員確保できるとわかり、まずはひと安心。S席も若干余っているようだが、値段が高いからこれは無理だ。時間になり、整理券が配られるが、抽選というのはどういうシステムかと思えば、なんてことはない、スタッフの女性が整理券をランダムに渡していくだけだった。自分の番号は21番。最後のひとは23番で、真ん中ほどに並んでいたのに、後ろのほうになってしまった。並んでいるのは高齢者ばかり。平日の朝に並ぶようなひとはそりゃそうか。番号順に購入が始まるが、待っているあいだに、スタッフの女性がまわってきて、購入する席を決めておく。とにかく買うことしかあたまになかったが、そういえば昼夜2回公演だから、どちらか選ぶ必要があった。仮に、3階の安い席が先に売れてしまい、1階だけ残った場合はどうしようかとも思ったが、3階が残っていてほっとする。いや、ここまできたら、1階席でも買うしかないとは思ったけれども。夜の公演、3階立ち見席を無事に確保。しかし、それからカウンターにたどりつくまでがけっこう待たされた。こういうふうにカウンターで直接購入するというのも、しばらくぶりの感覚だ。当たり前だが、直接購入は手数料がかからないから嬉しい。カウンターにたどりつき、なにか記入するのかなとも思ったが、名前と電話番号だけ訊かれ、登録情報があったからそれだけで済んだ。2500円を支払い、一度はあきらめていたプレミアチケットを無事に入手した。執念だ。今年はなにも観逃さない。

 ドトールのモーニングを食べられるかと思っていたが、チケットを買うだけで10時半になってしまった。モーニングには間に合わない。とりあえず、馬喰町駅のほうまで歩き、迷ったが、やっぱりドトールに入り、代わりにアイスコーヒーとジャーマンドックを食べた。500円。


◇ 品川・大森

 正午前にドトールを出て、馬喰町から横須賀線に乗り、品川に移動する。チケットを買うためだけに都内に出るのではあんまりだから、ちゃんと仕事も作った。用を片づけてから、遅めの昼食にする。港南口をぐるぐる歩きまわると、ランチタイムはもう終わってしまった店が多いようで、選択肢はあまりない。升屋という店に、14時半ラストオーダー直前に入り、ランチメニューのハンバーグステーキ定食を食べた。890円。すぐ近くのマクドナルドに入り、ひと休み。コンセントがあり、スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。月曜に休んだ高田先生だが、なにごともなく復帰した。オープニングでは、最後に太田の小説に触れる。

 帰る前に、京浜東北線で大森に移動し、西友のブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を1冊、それから、550円の中古CDもひさしぶりに1枚買った。帰りの電車内では、千葉雅也「勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版」を読み終えた。2020年刊、文春文庫。親本は2017年刊。千葉雅也の本を読むのは初めてだったが、勉強のノウハウ以前に、勉強とはなにかについてえんえんと書かれているのがとても面白かった。P14-15「深く勉強するというのは、ノリが悪くなることである。」「これから説明するのは、いままでに比べてノリが悪くなってしまう段階を通って「新しいノリ」に変身するという、時間がかかる「深い」勉強の方法です。」 P40「勉強とは結局、別のノリに引っ越すことですが、この勉強論で光を当てたいのは、以前のノリ1から新しいノリ2へと引っ越す途中での、二つのノリの「あいだ」です。そこにフォーカスするのが本書の特徴です。」 そして、第二章では、アイロニー、ユーモア、ナンセンスについて論じられている。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観た。今日のゲストは島田洋七。22年前に佐賀に移住しているのだな。「がばいばあちゃん」で知られる祖母の話、それから、1984年放送、34歳のときに出演した回の映像も流れた。番組終盤、洋七から唐突に、徹子さんに対してお礼が語られる。たけしと一緒に六本木の店に入ったら徹子さんに遭遇したそうで、そこは徹子さんもよく行く店だったそうなのだが、徹子さんが先に帰り、そのあと、洋七たちが会計をしようとしたら徹子さんがもう払っていたのだという。二十数年前の出来事。たけしが若手芸人の支払いを済ませてしまうエピソードはよく聴くが、たけしたちの支払いを黒柳徹子が済ませてしまうという話は初めて聴いた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「昭和40年男」の配信が始まっていた。ということは、「昭和50年男」の配信もあるだろうか。この2誌は特集によっては楽しみ。「OZ Magazine」の横浜特集にもざっと目を通す。

 Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴きながら眠る。大竹まこととヒコロヒーの会話は、導眠にいちばん適している心地好い声のふたりだ。深夜に目覚め、ブログの更新をしてからもう少し眠りなおした。

2023年1月28日土曜日

1月28日土曜日/ラジオは悼む

◇ ラジオ・テレビ・映画

 早朝に目覚め、ラジオをつけ、「木梨の会」を寝ながら聴いていた。ブログの更新をしなければと手をつけるが、途中までしか書けない。午前中は「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いた。今日はなぜか、11時までの短縮放送だった。「常連さん」は談笑師匠。午後は文化放送に切り替え、「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は木村草太。そのあとのゲストのコーナーには、「スマホ脳」の翻訳者、久山葉子が登場した。

 午後に近所の郵便ポストまで投函に行った以外は、今日は外出せず、録画しているテレビ番組を片づけていく。昨夜の「タモリ俱楽部」は「俺流顔面ストッキングコーデ」という企画。空気階段とモグライダーが、顔面に映えるストッキング選びをする。モグライダーはこの番組には初登場。進行役は大島由香里。木曜の「アメトーーク!」は「大阪NSC11期芸人」。中川家、陣内智則、ケンドーコバヤシ、ユウキロック、野々村友紀子、ハリウッドザコシショウというメンバー。スタジオには、たむらけんじのパネルも置かれた。ザコシショウがケンコバに憧れていたなど、今では見えにくい関係性が面白い。木曜深夜の「ぺこぱポジティブNEWS」では、松陰寺が、府中のコミュニティFMで放送されている「刑務所ラジオ」を取材する。スタジオにはゴルゴ松本が出演。ゴルゴ松本の「命の授業」というのは武田鉄矢と同じで、学術的には問題があるのだが、まあ、これはなぞかけみたいなものだ。

 Spotify で聴いている「大竹まこと ゴールデンラジオ!」、昨日金曜は藤井青銅がゲストだった。ラジオの話から始まるが、大竹まことがたけしの代打で「オールナイトニッポン」をやったときは、三木聡と一緒にトークのネタを考えていたのだな。新刊「国会話法の正体」が面白そう。「「日本の伝統」の正体」も面白かったが、こういう内容のものこそ、専門的な本とは別に、平易な文章で広く読者に届けることに意味があるだろう。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴くと、まず、チャーリー宮毛が高橋幸宏を追悼し、YMOの「Tighten Up」をかけていた。小野瀬雅生のコーナーではジェフ・ベックの曲をかける。横山剣さんはキャロルとサディスティック・ミカ・バンドの関係を語り、矢沢の日比谷野音のライブではサディスティック・ミカ・バンドがバッキングを務めたという、そのライブを興奮気味に語っていた。ここで選んだ曲はYMOの「中国女」だったが、最後にもう1曲、高橋幸宏が歌う童謡「シャボン玉」をかけた。番組のブログでオンエア楽曲を確認すると、「にほんのうた」というアルバムに収録されているようだが、これは Spotify にもなかった。

 先週日曜の「Daisy Holiday!」も、聴きながら眠ってしまったので、改めて聴きなおした。オンエアするのは高橋幸宏の曲ばかり。細野晴臣がYMOでいちばん思い入れのあるアルバムは「BGM」だというのも知らなかったことだが、幸宏の最高傑作と紹介し、「カムフラージュ」をかけていた。

 ラジオを聴きながら、ブログをようやく更新する。大量の写真をアップするのにとても時間を食った。メルカリでトラブルが発生し、その対応にも追われる。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。溝口健二の「西鶴一代女」を観た。溝口健二の作品を観るのは初めてじゃないだろうか。2時間超えの映画、中盤から眠くなり、終盤は朦朧としながら観ていた。深夜0時前には眠る。


2023年1月12日木曜日

1月12日木曜日/鴨長明やばい

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログをひとつ更新してから、もう少し眠りなおした。ツイッターを覗いてみたら、「たまむすび」が3月で終了とのニュースが目に入り、しかし、記事を読んでみると、これは番組内で発表されたことではないんだ。午前中、駅前まで出る用があり、帰宅して、午後からラジオをつける。普段は聴いていない「たまむすび」を今日はオンタイムで聴いた。木曜は土屋礼央がパートナー。番組終了は本当で、土屋礼央も12月に知らされていたことのようだ。番組のトーンは軽かったのだが、赤江さんからは理由がきちんと説明され、子どもとの時間を増やしたいということが語られた。それには年齢的な問題もあり、ママ友との会話で「カックラキン大放送」が伝わらなかったというギャップを話していた。「たまむすび」はオープニングだけ聴いて、そのあとは、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、「たまむすび」の終了をこちらでも話題にしていた。パートナーはヒコロヒー。大竹「俺が気に入ってる番組がねえ、なんか終わるんだよなあ。」と、久米宏、荒川強啓、伊集院光の名を挙げていく。もちろん、裏番組で語られている理由は知らずにしゃべってはいるのだが。そして、ゲストのコーナーも続けて聴くと、こちらにはレッツゴーよしまさが登場。平成元年生まれ、ヒコロヒーと同い年なのだ。じつは、現在もアミューズメント企業の社員なのだという。今のイチオシのネタは田谷力三。新ネタでは、佐良直美をやろうかと研究中。好きな女性芸能人にも志村けんの影響があり、可愛かずみの名を挙げた。今日、この番組では、タブレット純とも初めて会ったようだ。続けて、聴きそびれていた先週木曜の「紳士交遊録」を聴くと、こちらでは天久聖一が、奇しくも、ものまねについてしゃべっていた。今年は空前のものまねブームがやってくると予言し、ご本人登場の逆で、ものまねがあとから登場するようになると予測していた。

 これも聴きそびれていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。14時台は、鬼越トマホークがゲスト。川田恋という思いがけない名前が出て驚いたが、鬼越トマホークは売れない時代にマセキに移籍しようかと揺れ動いたことがあったそうで、そのマセキを紹介してくれるというひとが川田恋であり、金ちゃんの父は演歌歌手なのだが、灘康次と仲がよく、川田恋は居酒屋金ちゃんに毎日のように飲みにきているんだそうである。なんという意外なつながりだろうか。

◇ テレビ

 テレビを観ようとしていたら、またお茶をこぼしてしまった。一昨日にやってしまったばかりなのに、早くも今年二度目。斜めになっているところにカップを置くとまたやってしまうと思い、注意深く、平らなところに置いたのだが、ストーブのコードに足を引っかけて、ストーブごと倒してしまった。油断をすると、思ったように足があがらない。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は橋爪功がゲスト。「東京家族」は、「本当は出るはずのひとが出れなくなっちゃって」というのは知らない話だった。仲本工事と高校の同級生だったというのも初めて知った。

 新番組の「ぽかぽか」は最初の週だけは毎日録画することにして、昨日は観るひまがなかった水曜の放送から。水曜レギュラーはゴリエと桂二葉。コントのキャラクターがレギュラーというのも変なのだが、二葉さんは大抜擢だ。水曜はそこに男性アナが加わる。この日はゲストが登場する前に「知っているひとは知っている今週のざわざわさん」というコーナーがあり、ウエストランドが登場した。続いて、「ぽいぽいトーク」には岸谷五朗が登場。岸谷がコントをやっていたことを神田愛花がちゃんと知っていた。ゲストのコーナーは時間がちょっと短くなっていた。そのあとには、ゴリエがMCのコーナー「月収ハウマッチング」。ウエストランドはここにも参加する。「ライオンちゃんと行く!肉食さんぽ」は今日もあり、この日は磯山さやかが登場した。つぎもゴリエのコーナー、「ゴリエの心ぽかぽかちょっとウケた話教えて!」というロケ企画。そのつぎには「まめきちまめこニートの日常」というアニメが入った。最後は「どぶろっくの一物」。

 そして、今日木曜の「ぽかぽか」は、レギュラーには島崎和歌子、女性アナは渡邊渚という「ワイドナショー」でときどき観るひとが出ていた。「ぽいぽいトーク」には、菜々緒、鈴木伸之が登場。そのあとには「3児の澤部!ベストファーザーへの道」というコーナーがあり、はなわがリモート出演した。つぎは「カツカツ飯」というコーナー。下積み時代を救ってくれた激安の店を、岡野陽一、クロちゃんが紹介する。続いて、この日も磯山さやかの「肉食さんぽ」があり、そのつぎもVTRで、「新家電プロレス」というコーナー。プロレスラーが最新家電を説明書なしで使いこなせるかに挑戦する。実況は清野茂樹、解説は勝俣州和。最後は「どぶろっくの一物」だが、この日はスタジオにどぶろっくが登場した。

◇ 読書

 部屋で読書も。中野孝次「すらすら読める方丈記」を読み終えた。2012年刊、講談社文庫。親本は2003年刊。漠然としか知らなかった「方丈記」になぜ興味をもったのかもよく覚えていないのだが、こういう勘は不思議とよく当たる。読むべきときに、読むべき本を読めるということである。「ゆく河の流れは絶えずして」という冒頭はあまりにも有名だが、しかし、「方丈記」について知っていたのはこの冒頭だけで、あとはまるで知らなかった。「方丈記」にはこのあとには災害の体験がえんえんと書かれているのだ。鴨長明にシンパシーを感じるのは、たとえば、つぎのような部分。P31「(略)鴨長明という人は京の大災害一つにしても、大方の貴族たちのように人の報告の聞き書ではなく、自分の足で出かけ自分の目で見て確かめ、実地に体験していることがわかるのである。おどろくべき好奇心だが、これはたんに好奇心が強いというより、物事をわが目でしかと見て知るのでなければ知ったことにならぬという生来の実証精神のなせるわざであろう。賀茂川の水の流れを見つめつづけた結果、「ゆく河の流れは絶えずして」という句に凝縮させたと同じで、観念で無常を説いたり、人の話で猛火を知ったふりなどは気質が許さなかったのだ。」 P37「長明さんはすべておのが目で確かめなければ気がすまず、自分でしっかり確かめたことしか記さないのである。」「(略)長明の筆は、実地に身をもって体験したことしか記さないからリアリティがある。これが文学の力である。この力がなければ『方丈記』が八百年ものあいだ人々に読みつがれてきたわけがないのだ。」 そして、後半には住居哲学が語られる。わずか一丈四方、つまり「方丈」の広さの家を住処にしたから「方丈記」なのだが、問題はそこに至るまでだ。鴨長明は和歌や音楽に熱中し、専門家並に打ち込んでいたそうなのだが、そのため、仕事はまるでおろそかにし、早い話が家を追い出されたというわけだ。あるいは、鴨長明の歌を認めていた後鳥羽院からは、長明のために新たな職を与える格別なはからいもあったが、長明はそれも断ってしまう。P112「つまり、その遁世は、この世の無常を感じて仏道専念のためという積極的なものでなく、このいやな世をこれ以上我慢して、苦しい思いを重ねるのはイヤだという、消極的な出家遁世であった。」 P180「『方丈記』が今も魅力があるのは、こういう中途半端な生き方、俗と聖とのあわい、脱俗出離しているが仏道専一ではない、音楽も文学も捨てきれず、しかし仏道にもひかれる、そういう生き方を、全面的に肯定する思想がここにあるからだ、とわたしは思う。」 P191「『方丈記』は無常をうたった文学でなく、数寄の文学なのだ。数寄心という、いままではなかったふしぎな心の動きに目をとめて、信仰とはまたちがうその魅力を描いたのである。」 「方丈記」は最後は謎めいた言葉によって終わる。終わりに近くなり、自己批判が始まるのだが、中野孝次はそれを、長明の演技だと解釈している。

2022年12月25日日曜日

12月25日日曜日/演歌とポップスの違い

◇ 東京・品川

 3時間ぐらい眠り、今日も朝から都内に。まず、東京駅に出て、それから、品川に移動。日曜だが、ランチのある店を探し、港南口のぶっちぎり酒場という店に入り、から揚げ&アジフライ定食を食べた。650円。品川で読書していこうかと思っていたが、眠くてしかたがない。京浜東北線に乗り、眠りながら横浜に戻ってくる。横浜東口のドトールに入り、ここでひと休み。しかし、読書はあまり進まなかった。


◇ テレビ・ラジオ

 夕方、まだ明るいうちに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。まずは今朝の「ワイドナショー」から。今週は松本が出演のほか、バカリズム、神田愛花、西川貴教というメンバー。オープニングのあと、CM明けは「M-1」の話題から。ウエストランドが登場し、「M-1」とは別のネタを披露した。東野は「行列のできる相談所」の収録中に優勝を知った太田の様子を証言する。ウエストランドは「タイタンシネマライブ」で長らく観続けているから特別な親近感をもってはいるのだが、しかし、考えてみれば、漫才でしか観ていないから知らないことも多いのだ。井口の前歯が2列あるということも今まで知らなかった。CMをまたぎ、30分以上、たっぷりとこの話題を扱い、最後は東野から「THE SECOND」の告知もあった。そのあとはサッカーの話題になり、長友が出演した。長友を差しおいて、ウエストランドに時間を割く番組というわけだ。終盤には、今年のニュースをふり返るコーナーもあった。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、こちらには、堀内健、鈴木紗理奈、成田悠輔、アンジェリーナ1/3らが出演。こちらの番組でも今年のニュースをふり返り、まずは旧統一教会問題を扱い、鈴木エイトの自宅も公開される。そのあとには、ウクライナ侵攻の話題を扱った。中村逸郎が登場したが、このひとも今年からよくメディアに出るようになった人物だ。VTRにはボクダンさんも登場した。ウエストランドの優勝は番組ラストに扱っていた。「ワイドナショー」と時間がかぶるのを避けたからかな。

 今日の「TVタックル」を観ると、この番組でも冒頭で「M-1」の話題を扱っていた。ウエストランドの優勝を毒舌漫才と紹介し、優勝発表後のコメントは流れたのだが、テレビ朝日なのに、漫才の場面の映像は使わせてもらえないのか。たけしはどうも「M-1」の放送は観ていない感じだったが、観ていた大竹まことは男性ブランコを評価する。ほかの出演者もおそらく観ていないんだろうなあ。

 昨日土曜に放送された「ワルイコあつまれ」はクリスマススペシャル。「子ども記者会見」のコーナーには、氷川きよしが登場した。子どもたちからの質問にはNGなし。同世代のスター、稲垣吾郎、香取慎吾と一緒のせいもあったか、ここでの氷川きよしの語り口はあまり観たことのないものだった。演歌とポップスの違いを訊かれ、演歌は歌の主人公を演じる、ポップスは等身大の自分を歌うという違いがあると語ったが、ここでの語り口も等身大のよう。そのほか、「バブルランウェイ」のコーナーには稲垣潤一が登場。草彅剛が司会を務める「クイズ!人生最高の一問」という新企画では、幡野広志という写真家が出題者として登場し、これも面白かった。回答者は子どもたちと稲垣吾郎。幡野広志がトーチカを撮りにいく北海道旅行に番組は密着する。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、年末恒例の「珍プレー好プレー大賞」だった。これはほどよいところで切りあげ、昨日に途中まで聴いた「ナイツのちゃきちゃき大放送」の続きを先に聴く。11時台はウエストランドがゲスト。それからまた、「日曜サンデー」の続きを聴いていたら、聴きながら眠ってしまった。深夜に目覚め、TVer で「エルピス」の第9話を観ようとするが、眠くなり、やっぱり中断し、眠りなおした。今日はブログの更新もできなかった。

2022年12月15日木曜日

12月15日木曜日/くちひげ男の質問攻め

◇ 神田・神保町

 今日も朝から都内に。神田のほうに用があり、午前中にすき家に入り、朝定食の納豆・牛まぜのっけ朝食を食べた。390円。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ここで少し仮眠をしていく。

 ある仕事で会ったおじさん、といっても、歳上か歳下か微妙なおじさんで、くちひげを生やし、黒い眼をしている。少し話したら、ずっと質問攻めになった。最初は仕事に関することを質問されていたのだが、どこに住んでるんですかというところから、神奈川県ですと答えると、神奈川県のどこですか。横浜だというと、横浜のどこですか。そこからはあいまいに相鉄線のほうですとぼやかして答えると、鶴ヶ峰ですか。そのあたりですというと、鶴ヶ峰のつぎは二俣川ですか。そうですというと、二俣川のつぎはどこですか、希望が丘のつぎはどこですか、三ツ境のつぎはどこですか、瀬谷のつぎはどこですかと、ひと駅ずつ訊いてくるので、このまま終点まで行くつもりかと怖くなり、大和で話を切ろうとすると、終点はどこですか。海老名ですというと、横浜から海老名まで何分ですか、急行は停まりますか、駅はぜんぶでいくつですか。駅の数まではさすがにぱっと答えられない。俺に訊かずに相鉄線のホームページを見ろと言いたくなったが、いつまでも雑談しているほどひまではなく、その後のなりゆきで質問攻めからは解放された。あとになって、最初のほうの質問で間違えて嘘を教えてしまっていたことに気がついたが、そのくちひげ男と再会することはもうなかった。

 神保町に移動し、靖国通り沿いに古本屋を覗いていくが、なにも買うものなし。すずらん通りに入り、東京堂を覗いていく。新刊をざっと眺め、「本の雑誌」と「フリースタイル」をぱらぱらと立ち読み。パークタワーのまいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとフレンチクルーラーを買って食べた。神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に移動。まんだらけに寄っていくが、階段の百均の本箱は処分でもしたのか、ずいぶんすかすかになっていた。1冊だけ買っていく。兆楽の前を通ったが、「アメトーーク!」以降も意外と混んでいない感じだ。

◇ 読書・テレビ・雑誌・ラジオ

 星川に寄り、マクドナルドに入り、もうひと休み。ホットコーヒーと、新商品のビーフシチューパイを食べた。しばらく読書をする。清水幾太郎「私の文章作法」を読み終えた。2008年再版、中公文庫。親本は1971年刊。あとがきによると、もとは週刊誌の連載であり、記者にしゃべったものを整理してまとめたという手順を踏んでいる。その手順を知らずに読んでいたが、後半になると、脱線する部分が多くなるのはそのためだろうか。清水幾太郎の思想についてはまるで知らずに読んだが、デカルト批判や、幼稚園的民主主義批判の部分が面白かった。思ったとおりに書く、という文章訓がくり返し批判されているが、これのルーツについては、狐(山村修)による解説に突き止められている。

 コーナンで買いものしてから夜遅くに帰宅する。録画していた今日の「徹子の部屋」は真瀬樹里がゲスト。誰だっけと思ったが、そうだ、千葉真一と野際陽子の娘だ。放送時間帯が安定しない「紙とさまぁ~ず」もなんとかまだ観逃すことはなく、ひとりのゲストが2回分またぐので、だいたいいつも、2週分録画したところでまとめて観ている。この回は古市憲寿がゲスト。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「BRUTUS」は本の特集。BOOK STAND 若葉台には行ってみたいと思っているのだが、この店に寄るためだけに若葉台団地まで行くのはなかなか躊躇してしまう。同じ旭区に住んでいても、若葉台団地は近くて遠い場所。バスで行くことになるだろうが、わざわざ行ってみて、店が閉まっていたりでもしたらつまらないではないか。

 深夜、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、山田邦子がゲストだった。パートナーは大久保佳代子。このタイミングでの出演だから、やっぱり、「M-1」審査員の話題が中心になる。そういえば、大竹まことも審査員経験者だった。大竹からは「お笑いスター誕生!!」でガッツ石松に審査された思い出が出た。山田邦子との思い出も面白く、山田邦子の番組でコントをやっていた大竹は、桜金造と一緒に、笑福亭笑瓶を脱がせて客席に放り込んでいたという話など。それにしても、山田邦子のトークのテンポの早いこと。登場人物も、やすきよや坂上二郎など、さすがの歴史の厚みだ。

2022年12月8日木曜日

12月8日木曜日/クスリが倍

◇ テレビ

 早朝から眠り、遅めの時間に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観ると、最初はまず、「芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」。この番組ではおなじみの企画だが、面白さの基準を視聴者に仕込もうとしているようで、どうも傲慢に感じる。というのはつまり、松本人志がさんざんやってきたことの延長にあることであり、笑いの思想を広める運動という意味で、ごりごりにイデオロギッシュな企画じゃないか。近年のバラエティ番組の文脈からはみ出るものが選ばれることもいっさいない。番組後半はクロちゃん企画。これは嫌いなので、早送り。

 昨夜の「あちこちオードリー」は笑い飯がゲスト。東日本大震災の日は「黄金伝説」の収録で一緒だったそうで、交通が麻痺したその日、榊原郁恵がクルマで送ってくれることになり、笑い飯、若林の4人で同乗して帰ったというエピソードが語られた。

◇ 二俣川

 正午過ぎから外出。叔父と待ち合わせ、母を二俣川の病院まで送り届ける。自分だけ先に帰ることにして、病院を離れ、まずは昼食。ドン・キホーテの2階、atariya にひさしぶりに入り、カレーライス焼き豚入りを食べた。550円。ドン・キホーテの裏に出て、友書房にもひさしぶりに寄った。ぜんぜん入れ替わってないような棚もあるが、奥のほうには新しめの文庫本もあった。都筑道夫の文庫本を1冊だけ、150円で買っていく。



 15時過ぎには帰宅するが、そのあと、叔父と母が帰ってくるまでにずいぶん時間がかかった。検査の結果を教わり、2週間分のクスリをもらってきたというのだが、確認してみると、錠剤の数が倍、28個あることに気がつく。さっそく、叔父が薬局に電話すると、うちまで引き取りにきてくれるというのだが、うちは掃除の最中という都合があり、きてもらいたくないからこちらから返しに行く提案をする。向こうは担当者がいないのか、はっきりとした確認ができず、折り返しの電話を待つ状態になった。クスリの数を確認してもらい、半分は持ち帰らなければならないので、叔父ひとりで返しに行ってもらうわけにもいかず、叔父がこれからまた一緒に薬局まで返しに行こうというのだが、今からまた出るのもめんどうで、なにより、薬局のミスなのに、こちらがそこまでする必要はないだろうと思ったが、うちにやってきてくれるというものを断っているのがそもそも変だ。叔父があいだに入って連絡していることも話をややこしくしている気がして、連絡先を自分の電話にしてもらい、叔父には帰ってもらった。そのあと、薬局からすぐに電話があり、土曜に改めて返しに行くことで、これはあっさり解決した。

◇ ラジオ・音楽

 夜になり、ようやく落ち着き、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・中井貴一)を観た。それから、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、今日は放送4000回記念だった。パートナーははるな愛。ゲストコーナーには伊集院光が登場した。伊集院は3000回記念のときもゲストだったようだ。老いについて、大竹まこととかなり真剣な会話をしていた。

 Spotify で、どこをどうたどって見つけたのか、たまたま発見した韓国の250というアーティストのアルバムを聴いてみたら、これがとても面白い。今の時代のポンチャック。深夜0時頃に眠る。

2022年11月11日金曜日

11月11日金曜日/吉野家で食べてくる

◇ ニュース・テレビ

 早朝から、ポッドキャストを聴きながら、2時間ぐらい眠る。森本毅郎のラジオをつけたら、なんと、村田兆治宅で火災とのニュース。意識不明の男性が運ばれ、村田兆治の可能性があるとのこと。その後、ツイッターから、村田兆治死亡のニュースを知り、思わず声が出た。なんということだろうか。

 午前中、本の整理をしながら、録画していたテレビ番組をいくつか。水曜深夜に放送されていた「霜降り明星のゴールデン80's」。BSフジの番組だが、地上波でも何度か放送されている。この回では、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯、歴代「スケバン刑事」の3人が登場した。この3人がそろってトークするのは、意外や、初めてなんだそうで、この3人が 1985年デビューの同期だというのも知らなかった。昨夜放送された「SONGS」は、藤井フミヤの特集。もちろん、NHKの映像がたくさん流されたのだが、解散時の映像を観ると、チェッカーズ、かっこいいんだよなあ。「涙のリクエスト」「NANA」「I Love you, SAYONARA」というチェッカーズのメドレーを歌うフミヤは、還暦とは思えない動きのキレだ。美空ひばりとの関係は知らないものだったが、美空ひばりと一緒に渋谷で映画を観たり、ベスパの後ろに美空ひばりを乗せて六本木を走ったとかいう話をしていた。VTRには、仲のいい、木梨憲武、ヒロミが出演。

 昼前にいったん外出。今日もまた、午後に叔父がやってくるため、その前にしっかりと食べておきたく、吉野家まで行って、牛すき丼を食べてすぐに帰ってきた。624円。


 午後にやってきた叔父は、夕方に帰っていった。ラジオを聴きながら、また2時間ぐらい眠ったあと、夜も録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、松岡昌宏がゲスト。21歳、31歳のときに出演した回の映像が流れ、それを観た松岡は、爪痕を残そうとしていたとふり返る。昨日のEXITがまさにそうだったが、若いころの松岡はじつにはしたない。しかし、ジャニーズでは最多出演なんだそうで、そういえば、大竹まこと、梅沢富美男と3人で、それぞれの名前から1字とり、「松竹梅」というトリオで出ていた時期がしばらくあったが、そうか、この時間に大竹まことがラジオをやっているからやらなくなったのか。すると、大竹まことはラジオを始めてからは「徹子の部屋」には出てないんだったかな。

 昨夜の「アメトーーク!」は「ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1グランプリ」。おなじみの企画だが、今回は、サンタモニカ、ガクヅケ、COWCOW、ぺこぱ、品川庄司、永野が出演した。この企画、永野だけはいつも面白いのだけど、ほかはどうも新鮮さがない。番組が加齢していく過渡期というような感じがするのだが、ここを乗り越えていくのかどうか。

◇ ラジオ・雑誌

 タイムフリーで、ラジオ番組もいくつか。今日の「ビバリー昼ズ」は12時台にゲストあり、「お笑い有楽城」で優勝したさんぽというコンビが登場した。まったく知らないコンビだったが、トークが快活で、堂々としている。ビクターミュージックアーツ所属。元太田プロだそうで、片方は納言安部の元相方。

 金曜は聴くラジオがずいぶん増えてしまい、昼には「ビバリー」と「中川家 ザ・ラジオショー」のほか、ヒコロヒーの「トーキョー・エフエムロヒー」と、友近の「シン・ラジオ」があり、夜には「問わず語りの神田伯山」もある。これらをタイムフリーで、聴けるときに聴くという聴きかただが、このうち、いちばん気軽に聴いていられるのは友近の「シン・ラジオ」で、3時間もあるから、いろんなことをしながらだらだらと聴いていられる。ブログを更新したいときには友近を聴き、疲れてきたら、ヒコロヒーを聴きながら眠ってしまう。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊新潮」の「なぜ「喜納昌吉」は沖縄から嫌われるのか」という記事を興味深く読んだ。執筆者は篠原章。音楽評論家でもある篠原だが、ここでは喜納昌吉が「結果を残してきた政治家」であることを指摘し、「この点はほとんど評価されていない」と書く。「調べてみると、昌吉は利権や党派益・組織益を優先した政治家の行動に対して「否」を突きつけてきたことがわかる。(略)昌吉のこうしたラディカルな姿勢は、政党や労働組合には脅威となり、沖縄の政治から昌吉が排除される最大の要因となった。」「また、喜納昌吉は普天間基地の辺野古移設に反対する運動の核となっている「オール沖縄」を批判してきた。オール沖縄は、自民党沖縄県連幹部だった翁長雄志前沖縄県知事が、自民党の一部と社会民主党や共産党などを糾合して組織した運動体だ。翁長は政治家たちをオール沖縄に誘うに当たって、「基地に反対すればカネになる」と説得したという。昌吉はこれに憤慨し、オール沖縄への参加を拒むと同時に、オール沖縄に参加して党派益や組織益を守ろうとする政党や労働組合とも訣別した。」「権威や権力と闘うヒッピー的、革新的な主張の持ち主という印象が強い昌吉だから、保守層から敵視されるならわかるが、排除しているのは、おもに「オール沖縄」を始めとする革新勢力や彼らを支援するメディア関係者だ。」

 そのほか、「週刊新潮」は中山秀征の連載もいつも面白いのだが、今週は、16歳のときに「欽ちゃんの週刊欽曜日」のオーディションを受けたという話が語られていた。風見しんごが多忙のために番組を卒業することになり、新メンバーのオーディションがあったのだという。ところが、風見しんごの出演継続が決まり、オーディションはなかったことにされたのだと。こんな話はぜんぜん知らなかった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...