ラベル 福田和也 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 福田和也 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年11月25日金曜日

11月25日金曜日/「九八とゲイブル」


◇ 新宿・神保町

 今日も朝から都内に。早い時間に昼食になってしまい、新宿西口、よもだそばに入り、朝カレー定食を食べた。430円。ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をする。夕方には神保町に移動。地下鉄から外に出ると、すっかり日が暮れていた。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べておく。

 神保町にやってきたのは映画を観るため。神保町シアターを初めて利用する。このすぐ近くまではしょっちゅうきているのだけれども、今まで一度も入ったことがなかった。2階は吉本の劇場だが、こちらにも入ったことがなく、1階の窓口は、吉本のチケット売り場と隣り合わせになっている。お目当ては「辛口喜劇のススメ」という特集、タモリが出演する「九八とゲイブル」という映画を観ておきたかった。以前、「したまちコメディ映画祭」でも上映されたのだが、なにかで都合がつかず、そのときは観そこねてしまった。劇場のツイッターを確認していると、チケットが完売する心配はなさそうだったが、念のため、上映時間よりもだいぶ早くやってきて、無事に購入する。整理番号は23番だった。





 すずらん通りに出て、ドトールに入り、時間をつなぐ。昼食が早かったから、腹が減り、ジャーマンドックを食べる。しばらく読書をするが、東京堂に寄りたくなり、早めに店を出た。ついでに、ダイソーにも寄り、消耗品を買っておく。

◇ 映画

 19時を過ぎ、神保町シアターに戻る。「九八とゲイブル」は19時15分の回。ロビーは入場を待つ客でいっぱいになっている。壁に貼られた飾りつけを、さっき、客がまだ誰もいないときに写真に撮っておいたが、この上映後には貼り替えられるというので、先に撮っておいてよかった。整理番号23番だが、客席に入ってみると、観やすそうな席はおおむね埋まってしまい、最前列が空いていたので、最前列の真ん中に席に座った。客席は次第にいっぱいになっていったが、なんと、寒空はだかさんがいらっしゃるのには驚いた。小西康陽が名画座でよく見かけていた寒空はだかを誰なんだろうと気になっていたというのは話としては聞くものの、本当にいらっしゃるんだ。席を探しながら、すぐ目の前を横切っていったのだが、やがて、戻ってきて、自分の隣りの席に座ったのでさらに驚いた。寒空はだかさんと並んで観るタモリの映画というのはいい体験だ。はだかさんはガラケーをいじり、上映前にはカバンからスリッパを取り出し、それに履き替えた。

 さて、映画だが、まず、最前列に座ってしまったのはやや失敗だった。わりと新しめの劇場だから、最前列でも観やすく設計されているのではと勝手に思ってしまったが、最前列はスクリーンが近く、とても観にくかった。劇場を知らないからこんなはめになるが、はだかさんが隣りに座らなかったらもっと後悔していただろう。映画は1978年公開、原作は井上ひさし、監督は瀬川昌治。オープニングに「面白グループ」のクレジットがあり、ギャグの部分を担当している。浅草芸人の物語なのだが、愛川欽也がドサまわり先で出会ったタモリとコンビを組み、浅草の舞台に立つようになる。ここでタモリが当時のネタを多数披露しているのだが、しかし、主役はあくまでも愛川欽也で、愛川欽也にはラブシーンもあった。ピンク・レディーや山口百恵の曲が流れ、その時代かと意識させられるが、同時代のテレビよりも、おそらく、映画界のほうがはるかに古めかしいのではないだろうか。警察との追いかけっこになるクライマックス、愛川欽也とタモリがチャップリンの扮装をして逃げる場面があるが、そこでチャップリンらしい芸をやるわけでもなく、タモリは寺山修司のものまねや君が代の替え歌をやってみせる。終始、ギャグの感覚がちぐはぐに感じられる映画だった。ソフト化されないのは精神病院という設定がネックになっているせいか。三木のり平が出演しているのも楽しいのだが、財津一郎が可笑しかった。踊り子役のあき竹城は迫力のヌードを見せている。赤塚不二夫も少し出演。上映が終わっても、隣りの席のはだかさんは席を立たずにメモをとっていた。

◇ 読書

 帰りの電車で、立川談志「談志名跡問答」を読み終えた。2012年刊、扶桑社。この本も「談志まつり」の日から読み始めていた。大半は「en-taxi」で連載されていた福田和也によるインタビュー(福田和也もかなりしゃべるのだが)、そのほか、「en-taxi」に掲載された対談やエッセイが集められている。雑誌掲載時におおむね読んでいるはずだが、談志師匠の最晩年の考えを再確認できる。著者名には、本当は、福田和也、石原慎太郎、立川談春の名も並べられているのだが、これはどうもバランスが悪い。どういう気の遣いかたなんだろうか。巻末には、石原慎太郎、福田和也の追悼文も収められている。石原慎太郎の追悼文は「正論」に掲載されたもので、雑誌掲載時にも読んだが、忘れている部分も多く、改めて素晴らしい追悼文だと思った。そのあとに福田和也の追悼文を読まなければならないのが情けない。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ジェジュン)を観て、ラジオを聴きながら深夜1時前に眠る。

2021年8月15日日曜日

8月15日日曜日/愛宕

◇ 貧乏暇なし

 深夜にいったん目覚め、眠りなおし、早朝6時過ぎにはもう起きた。昨夜も涼しく、うっかりすると眠りすぎてしまいそうだ。録画していた「ゴッドタン」の「ラジオ芸人サミット」を観て、それから、7時からはラジオをつけておく。「石橋貴明のGATE7」には、谷繁が出演していた。梱包を作ろうとするが、クリックポストに接続できず。うちのネット環境の問題かと思ったが、あまりにもつながらないので、ツイッターで検索してみると、どうやら、サイトのほうの障害のようで、これはあきらめるしかない。



 今日は朝から都内に。連日の雨降りで、半袖ではやや肌寒いくらいだった。火曜日に東陽町に行ったばかりだったが、東陽町なんて今までぜんぜん訪れたことがなかったのに、どういうわけか、続けてまたすぐに、別の用件で行くことになった。昼は新橋に移動し、ニュー新橋ビルの岡むら屋で、肉めしを食べた。百円引きの券が、ちょうど財布に入っていた。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。スマホを充電して、しばらく読書をしていく。

 虎ノ門から神谷町のほうにまわり、そのあと、どこかで郵便局に寄らなければと思っていたが、今日は日曜だ。ゆうゆう窓口が開いている郵便局を探すと、芝郵便局がいちばん近かった。愛宕のあたりを歩くのがかなりひさしぶりで、大学生のころに、先輩に連れられ、NHKの放送博物館に行ったことがあったが、それ以来だ。周辺はよく歩いているのに不思議なものだ。雨のなか、芝郵便局にたどりつき、昨日の3センチ以上の品を初めて定形外郵便で出してみようとしたが、510円だというから、安いといってもレターパックとあんまり変わらない。レターパックのほうが早く着くというので、結局、10円高いレターパックプラスにした。本当に510円だっけと疑問が湧き、スマホを出し、その場で日本郵便のホームページを確認してみると、たしかに510円だった。250グラム以内からが、350円になるのだった。再び、新橋まで歩き、どこかでもう少し読書をしていこうと、ベローチェに入り、ブレンドとクリームパンを食べた。ドリンク50円引き券が、ちょうど財布に入っていた。


◇ 読書

 福田和也「「作家の値打ち」の使い方」を読み終える。2000年刊。ブックオフで見つけて買っておいたが、今さらと思いながらも、読み始めてみたら、挑発的、刺激的で、めっぽう面白く、昨日から二日で一気に読んでしまった。「作家の値打ち」をいつ読んだのかは覚えていないが、刊行されたのはもう20年以上前になるのだ。しかし、あとがきに載せている読者の感想が、かなり高齢なことにはちょっと驚いた。当時25歳の自分よりも歳下の感想がまったくなく、若い読者は意外といなかったのだろうかと、今になって思うことになった。当時、福田和也は 40歳手前。坪内祐三との連載対談や「en-taxi」はこの本よりあとになる。今はどこでなにを書いているのか、まったく視界に入ってこないひとになった。

 新橋から、山手線で五反田に移動し、ブックオフに寄っていく。アプリの20パーセントオフセールが今日まで。110円の文庫本を5冊買った。大崎広小路駅から、東急線を乗り継ぎ、横浜まで戻り、有隣堂に少し寄る。ここ数日は本屋にぜんぜん寄っていなかった。ジョイナスの地下を通ったが、高島屋の地下もずいぶん変貌しているようだ。夜遅くに帰宅し、録画していた今朝の「サンジャポ」を観て、23時過ぎには眠った。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...