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2023年4月30日日曜日

4月30日日曜日/カツ丼・うちに帰る

◇ テレビ・ラジオ・読書

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」にて、とにかく明るい安村が「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演した映像をここで初めて確認した。

 録りためてあった「NHK短歌」をようやく観る。といっても、初回を録りそこねてしまい、録画していたのは2回目から。新司会者にヒコロヒーが就任。どうもテンションが危なっかしく感じられる。この回には大久保佳代子も出演。選者は歌人の山崎聡子というひとが務める。続けて、第3回の放送を観ると、尾崎世界観が司会をしている。第1週、第2週はヒコロヒーが、第3週、第4週は尾崎世界観が司会ということらしい。まあ、ヒコロヒーの日だけ観ればいいかなと思い、尾崎世界観の回は観ないで消去する。そして、今朝に放送された第5回を観ると、これ、初回の再放送だった。今月は5週あるから、いきなりイレギュラーで、最後の週は再放送になったのか。初回と2回目とではまた違う内容のことをやっていて、どうやら、週ごとに企画内容が違うんだな。この番組自体は古くからやっているのだと思うのだけど、この種の教養講座番組をきちんと観ることもなかなかないから、もう少し観てみないと調子がつかめない。

 タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、ニュース解説に御田寺圭というひとが出演していた。このひとをよく知らなかったのだが、ウィキペディアを見ると、白饅頭というのがこのひとかとわかった。白饅頭という名前はときどき見かけるが、リベラル批判という立場の論客のようだ。このタイミングはたまたまなのだが、田村淳の炎上をここで話題にする。ツイッターでは安倍晋三とのツーショット写真が拡散されているそうなのだが、だけど、淳が言うように、この番組では安倍晋三だけでなく、山本太郎とも小川淳也とも蓮舫とも志位和夫とも写真を撮っているのだ。淳は「僕、「桜を見る会」を断ってる人間ですからね。」とも言っていた。

 先週の「安住紳一郎の日曜天国」も、みうらじゅんがゲストの部分を、これはオンタイムでも少し聴いていたが、聴きなおしておきたかった。所沢で開催されている「みうらじゅんFES」は、改めて確認したら5月7日までか。行こうかどうしようか迷っていたが、あとはゴールデンウィークの混雑のなかしかないとなると躊躇してしまうなあ。

 13時からは「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。今日は外山さんの出演回。14時台ゲストは小倉一郎。聴きながら、少し眠ってしまった。

 夕方に外出。まず、かつやに寄り、カツ丼を食べた。ドトールで読書をするつもりでいたが、混んでいたので気が萎えた。うちに帰ってから読書すればいいかと思いなおし、買いものをして、1時間ぐらいで帰ってくる。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、今田耕司、立川志らく、バカリズム、眞鍋かをりというメンバー。とにかく明るい安村がスタジオに出演し、「ブリテンズ・ゴット・タレント」の裏話を語る。出演した芸人は安村だけでなく、市川こいくちという屁のパフォーマンスをする芸人も出演していたというのはここで初めて知った。そして、スタジオでも安村はネタを披露する。イギリスとのギャップに爆笑。そのあとのコーナーでは「スーパーマリオ」の映画の話題があり、赤ペン瀧川が解説に登場した。数週前の国山ハセンしかり、「グッとラック!」出演者がなぜかこの番組にはよく登場する。さらに、赤ペン瀧川によるゴールデンウィークのおすすめ映画の紹介があり、「聖闘士星矢」の紹介中に安村の名を出したら、安村が再びスタジオに戻ってきた。今週は重いニュースもなく、バラエティ度が高いメンバーで面白かった。

 今朝の「サンデージャポン」も観ると、こちらはまずは大谷翔平の話題から。大谷のあとは旧統一教会の話題を扱い、鈴木エイトが登場する。「TVタックル」も観ると、こちらも野球の話題で、大谷翔平と佐々木朗希を特集する。長嶋一茂、岡島秀樹のほか、眞鍋かをりがこの番組にも出ていた。「笑点」は演芸コーナーにねづっちが出演。大喜利では、一之輔さんの着物の色がついに決定し、初公開された。落ち着いた色の濃紺で、一之輔さんに似合っていてよかった。

 テレビ神奈川の放送を録画している「太田上田」も2週分、又吉直樹がゲストの前後編をまとめて観た。太田は小説を出し、上田は古田との対談本を出したというタイミング。太田と又吉から小説の話を聴きたかったが、上田がいるからそうはならない。普通のトークが聴きたいのに、視聴者からの悩み相談のコーナーが余計だった。

 夜になり、部屋で読書をする。埴谷雄高・北杜夫「さびしい文学者の時代」を読み終えた。2009年刊、中公文庫。親本は1982年刊、初出は同年の「海」。その当時の編集長だった宮田毬栄が解説を書いている。この解説によると、対談時の北杜夫は重症の鬱病だったようで、北杜夫を元気づけようとして、埴谷雄高が饒舌にしゃべりまくっている。酒を飲みながらの対談は、北杜夫の「輝ける碧き空の下で」を出発点に、躁鬱病の話から、最後はえんえんと宇宙の話をしている。

 夜、ブログの更新をようやくひとつ。やけに時間がかかってしまった。パンを食べたら、腹が痛くなり、ポッドキャストを聴きながら、深夜1時前に眠る。

2022年8月13日土曜日

8月13日土曜日/「まんが道」の再放送

◇ パソコン

 昨夜からパソコンが充電されず、原因がわからない。電源タップを交換し、ひとつのコンセントから電力をとっているから、電力が弱くなっているのではと思い、時間が経てば、充電器に電気が溜まるのかしらと考えていたが、朝を待っても状態は変わらない。今まで使っていた電源タップが熱で溶けていたことがわかり、怖いから、パソコンをつながないときはタップのスイッチを切っていたのもなにか関係しているだろうか。なんにしても、今日は台風だから外出しないつもりでいたのに、このまま一日、パソコンが使えないのは困る。家での作業はすべて止まってしまうし、ブログも更新できない。壊れるにしても、間が悪すぎる。なんとかならないかとスマホで検索し、調べてみるものの、ヨドバシカメラの相談窓口を利用するのがいちばん手っ取り早いとは思うのだが、台風の日にヨドバシカメラまで行くのはいやだ。明日になんとかするというのがいちばん楽なのだが、今日一日、パソコンは使わずに済ませられるだろうか。パソコンに悩まされながら、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠る。

◇ テレビ

 今日はどうしようもないから、録画していたテレビ番組を観ていくしかない。昨夜の「タモリ倶楽部」には大塚愛が出演し、「世界のたこ焼きパーティー」という企画。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、恒例の「夏ドラマ辛口放談」に、XXCLUB の大島育宙が初参加していた。(ドラマ考察の YouTube をやっている。) 大島のほかは、吉田潮、木村隆志、梅田恵子というメンバー。常連だったこじらせハスキーの橋爪ヨウコはいなくなってしまった。「ワルイコあつまれ」も観ると、「慎吾ママの部屋」のコーナーでは、宮澤エマが紫式部を演じていた。演技をする印象があまりないなと思ったが、そういえば、「鎌倉殿の13人」にも出ていたんだった。途中で観るのをやめたから忘れてしまっていた。ウィキペディアを見ると、香取慎吾とは、やはり、三谷幸喜の「誰かが、見ている」で共演しているのだが、これも1話だけしか観てないから忘れていた。

 水曜木曜の深夜に一挙再放送されていた「まんが道」を1話から順に観ていく。この2日間で全15話が放送される予定だったが、地震のニュースがあったために、9話までしか放送されなかった。続きの放送はいつになるのだろうか。このドラマはリアルタイムでも観ているのだが、ウィキペディアにあたってみると、1986年11月から「銀河テレビ小説」の枠で放送されている。ということは、小学5年生のときに観ていたのか。そのときに、原作は読んでいたのかどうか。中央公論社のぶ厚い愛蔵版が手元にあるのだが、何十年ぶりに取り出してみると、1986年10月初版になっているからドラマに合わせて発売されたのだろうか。しかし、手元にあるのは、1987年7月6版だから、明確にドラマの放送よりもあとに入手したものだとわかる。じゃあ、ドラマの翌年に読んだのかというと、よくよく記憶をたどってみると、初めて読んだときはどうも友だちに借りたような気もして、こうなるともう正確なことはわかりようがないのだが、原作との違いを感じながらドラマを観ていたような気もなんとなくしている。

 改めて観ると、子どものころには気がつかなかったキャストにも目が向く。喜劇人好きとしては、玉川良一が銭湯で浪曲を唸る場面だとか、桜井センリと犬塚弘が共演している場面などには心躍らされてしまうではないか。犬塚弘は「あばれはっちゃく」の教頭先生で知っていたが、桜井センリは当時は知らなかったんじゃないだろうか。編集者を演じるケーシー高峰は認識していたような気がする。そして、なんといっても、このドラマはイッセー尾形がすごくいい。満賀道雄の新聞社の上司にあたる人物を演じているのだが、原作でもこの変木さんというひとがもっとも印象に残っているし、満賀道雄が変木さんからさまざまな心得を教わるのと同じように、「まんが道」を読みながら、小学生だった自分も変木さんの影響を受けていたのだとすら思える。イッセー尾形は「意地悪ばあさん」のお巡りさんでもあったから、すでに親近感をもって観ていたのではとも思うが、いや、改めて観ると、一挙手一投足がすべて面白い。イッセー尾形の芝居に強く惹きつけられる。イッセー尾形だけでなく、この新聞社のひとたちのキャストは絶妙で、この新聞社のひとたちはこんなにいいひとたちだったんだというのは、小学生のころにはどこまで理解できていただろうか。子どものころには、当然、漫画家を目指す若者たちのストーリーに夢中になっていたはずだが、四十代のおとなの目で観ると、新聞社のだめな新人社員の物語に、わが身をふり返るようなところもあって、心打たれてしまう。木原光知子と小倉一郎の優しさに感動する。

◇ 読書

 「まんが道」は観始めたら止まらなくなり、結局、9話まで、録画したぶんはすべて観てしまった。23時からは「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。

 「まんが道」もさすがにぶっとおしで観ていたわけではなく、休みながら、その合間には読書もしていた。北杜夫「私はなぜにしてカンヅメに大失敗したか」を昼に読み始め、深夜に読み終えた。2012年刊、実業之日本社文庫。親本は1991年刊。それに、1992年発表、未収録の1篇が加えられた短篇集だ。北杜夫はどうも今まで縁がなく、1冊も読んだことがなかったのだが、初めて読むのがこの本でよかったのだろうか。しかし、今さらながら、すごくシンパシーを感じる部分があった。解説は坪内祐三。「私小説であるよりもこれは余談小説」「この種の余談小説を、読者を飽きさせずに描ける(語って行ける)作家は少ない。」 あるいは、作中にある「こんな妖しげなエッセイだか私小説」という言葉を引き、「そのような「妖しげなエッセイだか私小説」だかを書くことの出来る(た)最後の一人が北杜夫だ。」と評価する。坪内は、マーク・トウェイン以来のアメリカ文学の影響も指摘し、ほら話の系譜として、ともに純文学作家にしてユーモア作家であり、青山にゆかりがあるという共通点ももつ、小林信彦の名も挙げている。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...