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2022年1月20日木曜日

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」



◇ 赤坂

 早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集院光とらじおと」をつけていた。今日は柴田理恵が舞台出演中のため、松居直美が代打。ゲストの水中考古学の先生の話にも興味を惹かれる。午前中から外出し、赤坂まで出て、まず、昼食を。赤坂一鳥という店に入り、まかないチキンカレーを食べた。大盛り無料、生玉子、キャベツが付き、600円。安くて、旨い。感じのいいお店だった。満腹。



◇ ライブ

 夕方、うまく時間が作れればと思っていたが、間に合いそうだということになり、西新宿に移動する。「G-1グランプリ」1回戦初日を当日券で観てしまおうと、西新宿ナルゲキに。旧ハーモニックホールだが、ナルゲキになってからはまだ訪れたことはなかった。「G-1グランプリ」というのは、たしか、お笑いナタリーで知ったのだと思うが、元ツインカムの島根さだよしが発起人となって起ちあげた、芸歴15年以上を対象とした賞レースで、「G」というのは「ジカタ」の「G」(?)であるらしく、現在、おぼん・こぼんが決勝の司会をするということが発表されている。17時開演、15分前が開場で、到着したときには少し過ぎていたが、開場も遅れていた。外の駐車場で整理番号順に並び、10分前に入場開始となるが、その時点では、当日券は自分ひとりだけだった。自由席、500円。配布物はなにもなし。客席は空いていて、1列目は塞がれていた。5列目に座る。

 17時になり、開演すると、ひつじねいりというコンビが登場し、司会を担当する。彼らは芸歴9年だという。出場者はAブロックからEブロックに分けられ、計47組が出場した。観ながらメモをとるようなことはせず、休憩時間のたびにスマホにメモしていたが、それも詳細ではなく、覚えていることをだいたいメモするだけで、順番などはだいぶわからなくなってしまった。以下、ホームページも確認するが、本番で変更になっていた部分もあったと思う。大会初日、全組のトップは漫才協会のなにわプラッチックから始まった。◆Aブロックは10組。なにわプラッチック、ジャック豆田、ADマーフィー、あぁ〜しらき、桐野安生、モダンタイムス、ザ・ギース、ジンカーズ、きみがすきだよ、レンガホリオ。このうち、3組はまるで記憶がない。このなかに混じると、あぁ~しらきが華やかに感じられる。初めて観たジャック豆田がやけに可笑しかった。◆Bブロックは9組だったと思うが、ホームページには10組記載されていて、誰が出ていなかったのかがわからない。それぞれの事務所サイトの写真を見ても、コントで扮装などされてしまうと、なんの手がかりにもならない。アモーン、いち・もく・さん、カシスプリン、カレーナポリタン、ステゴンダ(牧野ステテコ&リクロジー)、キラーコンテンツ、こじらせハスキー、エンジンコータロー、カマグチ、アポロズ。この10組のうち、アポロズが記憶にないが、どうも自信はない。このなかでは、こじらせハスキーが華やかだった。◆Cブロックは9組。サイクロンZ、パーティ内山、孔雀団、馬鹿よ貴方は、エル・カブキ、チェリーボンボン、テラシマニアック、ダーヨシ。記憶のないのがひと組。エル・カブキが時間切れめいっぱいまで暴れまくっていて面白かった。エル上田は、いよいよ水道橋博士に似てきたと思う。パーティ内山というひとも、初めて観たが面白かった。◆Dブロックは9組。ハナイチゴ、はまこ・テラこ、ホットパンツしおり、本田兄妹、宮田陽・昇、マシンガンズ、妖怪客ふやし(モダンタイムス&あぁ~しらき)、松尾アトム前派出所、むらさきジュース、モリコウヘイ。このうち、2組は記憶なし。「おもしろ荘」に出ていたハナイチゴ、それから、初めて観たホットパンツしおりにも笑った。漫才協会勢、はまこ・テラコ、宮田陽・昇がここで登場するが、期待していた陽・昇は、どうも雰囲気に飲まれてしまったのか、本来の調子が出ない。そのあとのマシンガンズは、アドリブだらけの漫才で軽々と沸かせていた。妖怪客ふやしはこの大会用のユニットだと思うが、それぞれで登場するよりもどっしりとした存在感があった。モダンタイムスやあぁ~しらきにとってはここはホームで、漫才協会勢のアウェイ感とは、どうやら、はっきりとした差がある。◆Eブロックは10組。リニア、ババア流星群(マリア&牧野ステテコ&八幡カオル)、街裏ぴんく、や団、しゃもじ、ルンルンキンジョウ、ナオ・デストラーデ、ホンキートンク、スルメ、ゆっくんちゃん。ひと組は記憶なし。街裏ぴんくが面白かった。ホンキートンクにも期待していたが、いつもどおりの漫才だとは思ったが、どうもうわ滑りしている。初めて観たスルメがくだらなくて笑った。以上で全組終了だが、ネタと名前の記憶が一致しない組もいくつかあり、あとで動画を確認しないとわからない。

 ネタは終了するが、20時半過ぎにこの場で結果発表があるというので、15分ほど、席に着いたまま待った。通過者は、馬鹿よ貴方は 、ザ・ギース 、モダンタイムス 、ルンルンキンジョウ 、カレーナポリタン 、エル・カブキ 、や団 、しゃもじ 、きみがすきだよ 、アモーン 、ダーヨシ、妖怪客ふやし 、ハナイチゴ 、ホットパンツしおり 、あぁ〜しらき 、こじらせハスキー 、孔雀団 、ババア流星群 、パーティ内山 、本田兄妹 、チェリーボンボン 、ナオ・デストラーデ 、街裏ぴんく 、マシンガンズ 、スルメという25組。宮田陽・昇、ホンキートンクが、まさかの1回戦落ちになり、寄席では文句なしの活躍を見せるこの2組が落ちるという結果にはじわりとショックを受ける。たった3分の持ち時間では、地肩はどこまで関係あるだろうか。地肩がなくても乗りきれるのが3分という気もする。圧倒的な地肩の強さを感じたのは、唯一、マシンガンズだけだった。

 終演後、向かいのマクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーと、ベルギーショコラパイを食べた。読書をしたかったが、店内に流れる木村拓哉のラジオが耳障りで、読書に集中できなくなった。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 8638人に。神奈川は 3344人。

 西新宿駅から丸ノ内線に乗り、新宿三丁目から副都心線に乗り換え、東横線直通で横浜まで帰ってくる。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、フワちゃん、アンミカがゲスト。「ぺこぱポジティブNEWS」は、悩める後輩たちと飲み会をするという企画。Aマッソ加納、ママタルト、モンローズが出演。今日の「アメトーーク!」は「北海道芸人」。タカアンドトシ、錦鯉雅紀、ノブコブ吉村、とにかく明るい安村、トム・ブラウン、バービーが出演。最後に、神奈月の新庄も登場した。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴くと、ナイツの代役は鈴木拓が務めていた。Netflix で、夜も「全裸監督」の続きを観るが、第8話まで、これでシーズン1をすべて観終えた。昭和の終わりから平成という時代が描かれていて、これは現代史の勉強だ。エンドクレジットに九十九一の名を見つけるが、どこに出ていたのかわからなかった。深夜1時半頃に眠る。

2021年11月6日土曜日

11月6日土曜日/おぼん・こぼん現象

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、「木梨の会」を少し聴いていたら、ジミー入枝の歌が流れる。この番組はときどきしか聴いていないからわからないが、ジミー入枝は憲武ともどうやら交流があるようだ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、9時からは「ナイツはちゃきちゃき大放送」をつけていた。オープニングでは、塙さんが観てきた、昨夜に武道館で開催された「風街オデッセイ」の話をする。「常連さん」はえのきどいちろう。このコーナーは、新庄新監督の話題だけで終わってしまった。

 午前中から外出。レターパックを出すため、横浜東口の郵便局に寄り、それから、京浜急行に乗る。電車はそれなりに混んでいて、コロナの時代はいよいよ過去のようだ。都営線直通、大門でようやく座れて、少し眠ることができた。

◇ 浅草

 浅草にやってきたのはずいぶんひさしぶりで、昨年末以来ではないだろうか。浅草駅から雷門方面の出口に出ると、目の前に、いわもとQができていた。六区のアーケードに入ると、ダウンタウンのくら寿司の広告がぶらさがっている。浅草なのに、ダウンタウンにお出迎えされるというのも妙な感じだ。





 やっぱり、現在のおぼん・こぼん現象を目撃しておかなければまずいだろうと思い、いてもたってもいられず、なんとか都合をつけて、昼間から浅草東洋館にやってきた。今日は漫才協会のお客様感謝デーだとかで、通常は2500円のところが、2000円で入れる。タイムテーブルを見ると出演者もよく、観るなら今日がいいだろうと思った。11時40分頃に到着し、チケットを買い、エレベーターで上階にあがる。この時間はまだ、さすがに空いていた。なんとなく、いつも下手側前方に座ることが多く、今日もそのあたりに座った。

 12時開演。まず、第一部は、出演順に、新宿カウボーイ、ぽ〜くちょっぷ、なにわプラッチック、らくや・てんや、たぬきごはん、春風ふくた、仲入りを挟み、BOOMER、ふじいあきら、京太・ゆめ子、ねづっち、山口君と竹田君。仲入り時に、ロビーからきゃあきゃあ声が聞こえると思ったら、どうやら、誰かが楽屋入りするところだったようだ。もしかすると、おぼん師匠かこぼん師匠だったのか、客席からロビーに客が詰めかけ、ちょっとした撮影会になっていた。前半は、10分間観るのもちょっときついと思うコンビもいたが、後半はぐんと華やかな顔ぶれになった。BOOMER なんかは「タイタンシネマライブ」でさんざん観ている紙芝居のネタで、またかと思ったが、ここで観ると不思議と面白かった。ふじいあきらのマジックは鮮やかで楽しい。京太・ゆめ子師匠はかわいらしく可笑しかった。ねづっちさんはおなじみのなぞかけを最後にやったが、客席からお題をとると、「コロナのコロッケを食べたい」というやばいお題が出て、変な雰囲気になった。第一部の終わりごろから、気がつくと、客席後ろには立ち見がいた。まだ増えるだろうから、隣りの空席に置いていた荷物を床に置き、詰めて座りなおしておく。

 第二部は、出演順に、舎弟、笑組、うすくら屋、ドルフィンソング、芸人THEブラスト、はたけんじ、仲入りを挟み、カントリーズ、ホンキートンク、ぴろき、おぼん・こぼん、球児・好児。まず、舎弟、ドルフィンソングという若手2組が気になったが、意外といやな漫才ではなかった。舎弟はちょっと尖ったところがある。ドルフィンソングは旧北野のTAP所属のコンビで、イケメン風だが、ネタはきちんとしていた。漫才人生の終着駅のように漫才協会にたどりつくコンビも多いが、この2組はそうではないところが気になる。笑組さんはお互いに感謝をし合うという観たことのないネタで、すごく面白かった。新ネタだろうか。客席の笑いもここまでではいちばん大きかった。はたけんじを観るのはひさしぶりだったが、芸人臭さがたまらない。はたけんじが第一人者である、三波春夫、加藤茶のものまね、かつてレコードを出したという「演歌・ペッパー警部」も歌い、その合間の漫談も面白い。カントリーズも好きなコンビだが、短いネタをつなぐかたちで、がちゃがちゃな漫才になっていて、つい最近まで「M-1」で勝ち残っていたから、そのためにフォームをずいぶん改造したんじゃないだろうか。新生ホンキートンクを観るのも初めてだった。旧コンビと同じネタをやっているのかわからないが、金翁の孫は、トシがやっていた役割を見事にこなしている。ネタが少々古びている感じはしたが、きれいな漫才で、好きなところはたくさんある。そして、期待のおぼん・こぼんだが、どれだけ盛りあがるかと期待したが、さすがにオンエアから1ヶ月も経っているから、だいぶ落ち着いたのかもしれない。タップダンスから始まるステージは、オンエア直後だったら観客は熱狂しただろう。しかし、今回の件の前後で、芸にはどれだけの違いがあるだろうかという気もした。おぼん師匠がやけに大声で突っ込む場面があり、また仲が悪くならないかと、そこだけははらはらする。トリは球児・好児。球児師匠はからだがかなり動けなくなっているのか、大丈夫かなという感じだったが、好児師匠が陽気に突っ込みまくるのがじつに遠慮がない。それに対して、球児師匠がぼやくように応戦するのがやたら可笑しかった。意外や、今日いちばん笑わされたのは、おぼん・こぼんではなく、球児・好児だった。球児がパワフルに動きまわるかつての漫才をもちろん知っているから、好児のほうが強く見える今のスタイルが新鮮で、老いとともにこういうふうになっていくのかと、感慨があった。ネタはおなじみの国定忠治だが、球児師匠は、漫才の最中にめくりにつかまって休んでいる場面もあったほどで、立っているだけでも本当は疲れるのではないか。なのに、好児師匠は球児師匠のあたまを、缶のフタで思いっきりひっぱたく。おぼん・こぼん然り、球児・好児然り、漫才師の歴史をリアルタイムで追いかけられていることに興奮もした。今日は本当は昭和こいるも出演者だったのだが、休演になっていたのが惜しい。

 16時半過ぎに終演し、浅草から稲荷町方面に歩き、ブックオフに寄った。しかし、わざわざ寄ったのに、たいして買うものはない。110円文庫本を1冊だけ。これだけではつまらないので、そのまま、上野まで歩いてしまう。どこかで食べていこうと、店を探しながら歩き、外に看板が出ていたレモネードという店に入ってみた。エレベーターで3階にあがると、ミリタリーグッズの店があり、その店の一角にカウンターがあるだけの店だった。タコスの店のようだが、外の看板にあったニンニクカレーを食べる。600円。屋台のような店で、スプーンはプラスチックの使い捨てのものだ。水も出してもらえず、お願いしたら紙コップで出してくれた。注文してから辛口だと知ったが、食べられない辛さではなく、美味しかった。



 上野でもブックオフに寄り、こちらでは110円文庫本を5冊買う。御徒町のベローチェに入り、ひと休みする。食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。コンセントがあり、スマホの充電ができた。滞在時間、1時間ほど。御徒町から山手線、品川から京浜急行に乗り換え、横浜まで帰ってくる。横浜西口のドン・キホーテに寄り、安い靴を1足買ってから帰った。

 帰宅は夜遅くなり、眠るまで読書をする。松倉久幸「起きたことは笑うしかない!」を今日一日で読み終えた。読むなら、浅草に行くときがいいだろうと思っていた。2019年刊、朝日新書。東洋興業の松倉会長だが、この時点で83歳。「江戸まちたいとう芸楽祭」などですがたを見ると、とにかく笑い声が印象に残る会長だが、意外とロジックをもっているのだとこの本を読むとわかる。フランス座の芸人たち、それから、志ん生、馬生、志ん朝についても語られている。「タイガー&ドラゴン」撮影時に、雑談が面白かったという宮藤官九郎。踊り子たちと楽屋の風呂に入っていたという永井荷風の描写も面白い。フランス座の命名者は永井荷風なのだ。深夜0時前に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...