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2024年5月24日金曜日

5月24日金曜日/またまた郵便局まで

◇ 音楽・テレビ・雑誌・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ゴミを出す。昨日の疲れがずいぶんひどく残っている。Spotify のニューリリースをチェックすると、クレイジーケンバンド「ハマのビート」が配信されていた。最高。明後日のライブで聴けるかな。リピートで聴きながら、日記の下書きだけして、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」では、仲野太賀の優三さんがついに出征する。

 一昨日の「水曜日のダウンタウン」はまず、「街中2拓クイズ」という企画。くっきー、チャンス大城、真空ジェシカ川北、あばれる君が街のなかでクイズを探す。後半は「ドッキリの仕掛人どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説」。ひょうろくがお見送り芸人しんいちに、ジャンボたかおがナダルに逆ドッキリを仕掛ける。ジャンボたかおの意外な大根ぶりが露わになる。この番組で仕掛け人がこんなに芝居が下手だったケースは今まで観たことがない。ナダルはナダルでヘタクソで、どっちが仕掛けているのかわからない展開になった。

 同じく、一昨日の「あちこちオードリー」は、岩崎う大、ビスケットブラザーズ、紅しょうががゲスト。う大は別の組み合わせのほうがよかったなと思いながら観ていたが、ビスブラ原田とう大は意外と仲がいいようだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の巻頭モノクログラビアには伊東四朗の特集。「FRIDAY」には、二階堂ふみと佐々木チワワの対談があった。佐々木チワワのマスクをしていない顔を初めて見た。「週刊テレビのウラ側」の欄を読むと、出川の「充電させてもらえませんか?」のロケでトラブルが続出しているようだ。知らなかったな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の今日のオープニングはやっぱり中尾彬の話になる。「ねじねじ」と言い始めたのは松村ではないかと高田先生。高田先生のことを「文夫さん」と呼ぶのは中尾彬だけだという。ものまねをやりまくる松村、磯山さやかも池波志乃のものまねをする流れに。この番組には火曜の東貴博の日に夫婦で出演したのが最後になった。2018年に出演したその音声も流される。

 午後から外出。今日は夏の陽気。今週もまた、二俣川の旭郵便局まで母を連れていく。すんなりと仕度ができていたから安心していたら、少しもたつき、電車を1本乗りそこねた。14時の約束だが、10分ほど遅れて到着する。3階の部屋まで昇るのに、この建物は階段しかない。部屋は冷房が効いていたが、扇風機も用意してくれた。先週の契約の続きで、オンラインで本社の女性と会話をして、契約の内容を確認する。どうも危なっかしかったけど、なんとかなった。最後に、担当のおじさんの上司というひともやってきて、あいさつをされた。1階に降りて、さらに窓口でも手続きがあり、今回も1時間ぐらいかかった。これで保険の契約はすべて完了。ひとつ片づき、ほっとした。

 外に出ると、少し涼しくなっていた。駅に戻る前に、母とジョナサンに入り、昼食にする。ふたりとも同じメニュー、日替わりランチのチキングリルとかぼちゃコロッケを食べる。799円が2品。二俣川駅に戻り、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を返す必要があったため、母にも一緒に寄ってもらう。改めて出なおさなければならないかとも思っていたが、母を連れたまま、なんとかすべての用をこなせた。

 夕方には帰宅し、疲れきって、すぐに横になった。少し眠ってから、夜になり、スーパーまで買いものに行って、帰ってきたらようやく落ち着く。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は昨日放送予定だった松平健の回が改めて放送された。1974年、ハタチのときのカメラテストの映像が流され、そこには勝新太郎の声も入っている。

 放送直後の「ネタパレ」もすぐに観てしまう。タイムマシーン3号、ハンジロウ、5GAPが出演。ハンジロウのカツアゲのネタは「THE SECOND」の1回戦で披露したネタよりもいいと思った。これを温存していたのか。番組後半の「30秒トークリレー」のコーナーには、クボケン、関太、しゅうごパークに加え、流れ星ちゅうえいも登場。

 深夜になってから、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴いた。12時台ゲストは桂竹丸。この番組の初期のレギュラーだった竹丸師匠。そうだった、「ビバリー」が始まった当初は、落語家が嫌われていた時代に「ビバリー」だけが落語家を使い続けていたんだった。それだけでなく、高田先生は落語会も仕掛ける。その時代の高田先生の孤軍奮闘ぶりを、竹丸師匠がきちんと語っていたのがよかった。

2023年11月28日火曜日

11月28日火曜日/配信動画を買った深夜

◇ 早稲田・新大久保・新宿

 朝から都内に。電車に乗る時間が長く、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は島崎和歌子がゲスト。この番組には初登場だとは意外だ。にぎやかな放送をエンディングまで聴く。車内で、座った姿勢でラジオを聴きながら、首を後ろの窓に寄りかからせていたら、咳き込んでしまい、なかなか治まらずに苦しかった。なんの加減でそうなるのか。

 早稲田のほうまで出て、昼は新大久保に移動する。ドン・キホーテがある通り、以前はネイキッドロフトがあったあたりで、ブクギョンチャジャンという店に入り、チャジャン麺というのを食べた。870円。たくあんがついたが、韓国にもたくあんはあるのか。

 時間をつぶす必要があり、またラジオを聴いた。昨日月曜の「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストは春日太一。新刊の橋本忍の本について、たっぷりと語っていた。月曜もエンディングまで聴き、続けて、「伊集院光のタネ」を聴く。先週金曜の回は、パートナーが安田美香、テーマは「明るいお葬式」。なかなかデリケートなテーマを扱う伊集院のうまさ。葬式のあとに現れたバッタが香典にとまった話に感動させられる。

 新宿に移動し、花園神社のそばのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、金の計算をする。いつまで経っても楽にならない。SNSの徘徊をするのみ、読書はできなかった。新宿三丁目始発の副都心線、東横線直通の各停に乗り、横浜まで戻ってくる。帰りの電車内で、ようやく読書をする。

◇ テレビ・雑誌・配信

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」には、福来スズ子に弟子入り志願する田舎の子、富田望生が登場した。可笑しさもあり、かわいらしさもある役どころ。観終わって、録画が停まると、ちょうど放送中の「うたコン」が「ブギウギ」特集をやっていた。これは録画をしそこねてしまった。オンタイムで途中から観ると、新納慎也が「東京の屋根の下」を、神野美伽が「ラッパと娘」を歌っていた。新納慎也は「ブギウギ」に出演していたが、神野美伽はどういう人選なのだろう。

 昨夜の「バカリヅカ」は、よみうりランドでロケをする企画。園内の撮影許可はとれているが、アトラクションの撮影許可が手違いでとれていないといって、遊園地の乗りものに乗ってるテイでロケをする。「週刊ダウ通信」も2週分まとめて。先週の放送は前週に予告されていたとおり、Aマッソをゲストに迎え、お酒の力を借りて蓮見に本音をぶつける企画だったが、収拾がつかなくなったためにお蔵入りだって。マジか。ガチャで出た質問に答えるゆるいトーク企画になっていた。昨夜の放送はアルコ&ピース平子が登場し、イベント会場に飾る写真を平子がプロデュースする。

 今日の「徹子の部屋」は春風亭一之輔さんがゲスト。徹子さんとは、2015年の「浅草芸能大賞」で一緒に受賞しているという縁があるんだ。その年は徹子さんが大賞を、一之輔さんは新人賞をとっている。奨励賞は市川染五郎、今の松本幸四郎だ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「SPA!」の岩崎う大の連載を読み、う大にNSCにいた時代があったことを初めて知った。グランジの佐藤大とコンビを組んでいたというのだが、う大はその後、WAGEに戻るという順序になる。ウィキペディアにあたってみると、そのことも書いてあったのだが、ハイデハイデがWAGEの所属だったことを今さら知って驚いた。ハイデハイデは森ハヤシのコンビだったんだ。ハイデハイデは「ブレイクもの!」という番組で観ていたコンビだが、その後、戸倉上山田で開催された学生落語のコンテストに一緒に出場しているという思い出がある。といっても、こっちは落語、向こうはお笑い部門だが、そのときに優勝したのはプチ王子というコンビで、そのひとりがハイデハイデと兼任していたと記憶しているのだが、プチ王子については検索しても情報が見つけられない。あれも森ハヤシだったんだろうか。戸倉上山田のコンテストは、その翌年には岩崎う大が出場しているはずで、その年には一之輔さんも出場している。

 テレビはほどほどで切りあげ、深夜に近くなってから配信動画を観始める。ゲンロンカフェに太田光が出演した回の視聴期限が今月いっぱいで、観よう観ようと思っているうちに残り3日になってしまった。しかし、これはやっぱり観ないわけにはいかない。シラスに登録するところから始めて、ついに購入するが、なにしろ、ぜんぶで7時間もある動画だ。万が一、観る時間が作れなくなるともったいないから、まずは本編だけを購入した。冒頭、途中までは無料公開の動画をすでに観ていたが、話の流れをつかむために、あたまから観る。聞き手を務めるのは石戸諭。太田が、たけしの登場により、欽ちゃんや谷村新司が好きだった今までの自分を疑い始めたという重要な話をしていたところで、石戸諭がじつに軽いあいづちを打つ。石戸諭の書くものは好きなんだけど、どうも変なところで笑いすぎるひとだ。トークは「笑って人類!」を中心にして、さまざまな方向に広がっていく。お笑いを始めた当時の空気が語られ、爆笑問題もまた、ラジカルの影響を受けて、コントからスタートしたということになるか。コントと漫才、あるいは、物語への執着、太田のお笑い論、芸論ともいえる話。2時間弱あたりからは政治の話題になり、憲法の話にもなった。2時間10分あたりで、会場は休憩に入った。光代社長も控え室にいて、仕事をしているようだ。このイベントが行われたのは5月31日。休憩後はその当時の統一教会に関する炎上について、太田はネットよりも、雑誌や識者たちの決めつけにムカついたという話をしていた。コロナ禍の「サンジャポ」をふり返り、「サンジャポ」からまた宗教の話にもなる。石戸諭は「サンジャポ」の面接に呼ばれたことがあるという、太田も知らなかった話も出てきた。それにしても、石戸諭が変なところで笑うのは、ビールを飲みながらやっているせいもあるだろうか。4時間を過ぎたところで、会場は23時になった。サイン会を予告していたため、会場はサイン会になり、配信は中断された。30分ほどの中断ののち、画面が復活すると、石戸諭の横には東浩紀が座っていた。太田が休憩から戻り、東浩紀が加わった3人でのトークが始まったばかりというところで、4時間40分の本編は終わり。この先が気になってしかたがないが、寝不足になるし、さすがにここでやめておく。早朝4時頃に眠る。

2023年5月23日火曜日

5月23日火曜日/聴いたのかわからない

◇ 東京

 朝から都内に。雨降り。また寒くなり、パーカーを着ていく。横浜から東海道線に乗り換えると、25分の遅延になっている。車内ではラジオを聴いていたからアナウンスを聴いていなかったのだが、ツイッターを覗くと、トレンドに「武蔵小杉」があり、なにかと思えば、信号トラブルにより東海道線が貨物線に誤進入したとかで、着くはずのない武蔵小杉に到着したということだ。これはなかなか珍しい事故なんじゃないか。25分遅れだが、電車は動いているからたいして問題はない。昼食は麹町の銀菜。ランチメニューの豚肉と木耳玉子炒めを食べた。858円。写真は撮りそこねた。そのあとは東京駅のほうに出て、八重洲のベローチェに入り、ひと休み。疲れてしまい、スマホの充電をしながら、ずっと音楽を聴いていた。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、黒島結菜というよく知らない女優さんがゲスト。お父さんが 52歳だというので、どんだけ若いんだと思ったら、26歳だというんで驚いてしまったが、別に不自然なことはない。憧れの女優は高峰秀子なんだそうで、1983年放送、高峰秀子が出演した回の映像がかなりたっぷりと流された。これには観入ってしまったな。

 今日の「さんま御殿」は「ライバル路線が大激突」というテーマで、鉄道路線ごとにああだこうだとやりあう。ナレーションがなんで小日向文世なんだろうと思ったら、小日向文世は「ぶらり途中下車の旅」のナレーションをやっているのだね。さんまは「いいとも」に遅刻しそうになったときに、山手線に一度だけ乗ったことがあるという。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」の表紙の真ん中には「休刊まで、あと2号!」の文字がある。表紙が「ブラック・アングル」になっていて、これも初めてのことのようなのだが、そこに、東海林さだおやサザエさん、西原理恵子やナンシー関など、「週刊朝日」の誌面を彩ってきたイラストが大集合している。中身を読んでいくと、「週刊図書館」の欄には「次世代に遺したい一冊」という特集があり、執筆陣がおすすめの本を一冊ずつ紹介していた。もうひとつ、「「週刊図書館」の72年を振り返る」という斎藤美奈子と永江朗の対談もあり、どちらも次週に続く。

 そのほか、「ニューズウィーク日本版」には、ジャニーズの性加害問題について、デーブ・スペクターのインタビューがあり。「SPA!」の「エッジな人々」には岩崎う大が登場。インタビュアーはおぐらりゅうじ。つぎのページには岩崎う大の新連載が始まる。お笑いについて書いていくエッセイになるんだろうか。小学生のころ、通学路の新聞販売所に志村けんにそっくりなお兄さんがいて、本物かどうかという質問をはぐらかしていたという思い出を書いているのだが、唐突に、談志師匠の言葉が引用されている。

 先週の「爆笑問題カーボーイ」を聴き忘れていて、タイムフリーぎりぎりで聴いた。オンタイムで少しだけ聴いていたから聴いたような気になっていたのだけど、まず、田中の「FLASH」の記事についてしゃべっていて、これは記憶している。それから、太田夫妻が自宅から歩いていったという駒沢公園の餃子フェスの話。客が若者ばかりで、楽しんでいる様子に感極まってしまったという太田。そのあとには、ドラマ「だが、情熱はある」と「日曜の夜ぐらいは…」について熱く語っていた。

 少し前に部屋着をハーフパンツにしていたが、今夜は寒く、スウェットの長ズボンにまた替えた。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。聴きながら眠ってしまうから、聴いたかどうかいつもわからなくなってしまうのだ。

2022年4月16日土曜日

4月16日土曜日/「キングオブコントの会」など

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。どうも元気がなく、起きあがれず、寝っ転がったまま、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴き始めたら、わりと簡単に元気になり、起きあがって仕事をする。1曲目にかかったビリー・スチュワートの「SUMMERTIME」が強烈で、Spotify ですぐに確認した。チェス・レコードというのも初めて知り、勉強になる番組だ。番組後半には、剣さんが五木寛之について語っているのも珍しくて面白かった。「雨の日には車をみがいて」という本についてだが、五木寛之はカーマニアなのだ。五木寛之と会ったというのは媒体はなんだろうか。五木寛之も剣さんのクルマの本を読んだそうだ。そして、フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」のオリジナル・ラブのカバーをかけた。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。桂子師匠のツイッターが乗っ取られたというのを知らなかったが、確認してみると、アカウント名が変更され、ツイートの大部分は削除されてしまったようだ。「常連さん」のコーナーで、能町みね子もその話題をするが、そこまでの状況を誰も把握していないようだった。あとで、水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いてみると、桂子師匠のツイッター乗っ取りの話をここですでにしている。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

◇ テレビ

 今日は夜にスーパーに買いものに行った以外の外出はせず、例のごとく、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに海老名香葉子が登場した。子ども記者たちに戦争体験を語っていたのがとてもよかった。

 昨夜の「ネタパレ」は、ダイヤモンドの動かない漫才が面白かった。ふたりそろって直立不動のまま、動きのボケの描写をずっとしゃべる。この手は盲点だ。じつは野沢は骨折していたそうで、そのための苦肉の策だったのだろうか。そのあとにやった「骨折ショートコント」も面白かった。

 昨夜から始まった新番組「ゴリエと申します。」も録画しておいたが、われわれの世代からすると、欽ちゃんが復活したときのようなニュアンスに似ていないだろうか。50歳目前のゴリだが、ウィキペディアにあたってみると、「欽ちゃん走るッ!」のときがちょうど、欽ちゃん50歳なのだ。タイプもスケールも違うが、動きのコメディアンという点では共通しているとも考えられる。1997年生まれ、25歳の丸山礼がゴリエの大ファンで、娘という設定で出演しているのだが、初回はコントなし。

 ちょうど一週間前に放送された「キングオブコントの会」も、3時間の放送を中断しながらようやく観る。審査員だった、松本人志、さまぁ~ず、バナナマンと、歴代王者たち、初代のバッファロー吾郎と、3代目のキングオブコメディ以外、12組がそろった。前回は王者以外もけっこう出ていたのだが、今回は王者ばかり。今野浩喜も出すわけにはいかないのだろうか。それに加えて、JPがものまねする松本に出演者があいさつに行くコーナーがコントの合間にあった。すでにウィキペディアにデータがまとめられているので便利だが、コント13本、各王者が1本ずつ脚本演出を担当している。(残りの1本は松本作。) すべて面白いかというとそうでもないのだが、4本目、ジャルジャルが担当した「脚本家とエグゼクティブプロデューサーの奴」がとりわけ面白く、これにはびっくりしながら笑わされた。出演が、ジャルジャルと岩崎う大3人だけというのもすっきりしている。この相性のよさにも驚かされたが、ジャルジャルの笑いに、う大がきれいに溶け込んでいた。現実とは違う層に存在しているかのような3人で、いずれも特異なコメディアンである。コントのあとには、そのコントについてスタジオでトークになるのだが、なぜかこのコントのときだけは、スタジオでのトークがなかった。6本目、かもめんたるが担当した「墓参り」もまた面白かった。墓に生えた大根を演じる岩崎う大の芝居に笑わされる。これはくだらないなあ。9本目、シソンヌが担当した「喫茶店」も作家性が強い。このコントにはエキストラも多く出演し、ドラマ的なカメラ割りで撮られている。山内、福徳、小峠という強い演者が脇役を務めているのがむしろ難点なくらいだった。11本目、ハナコが担当した「お座敷遊び」は、ハナコとバナナマンの2組のみが出演する。ハナコはほかのコントにあんまり出ていないなと思ったけど、裏番組の「新しいカギ」にも出ているからか。最後13本目は、松本が担当した「落ちる」というコントで、前回に比べると、いちだんと特殊な設定のコントをもってきた。初手からもう異常であり、そこから、松本特有の狂った論理により駒を進めていく。ここでもまた、う大が活躍していた。

◇ マンガ

 夜にマンガを1冊、しいやみつのり「赤塚不二夫先生との下落合呑べえ日記」を読んだ。2015年刊、小学館。しいやみつのりという名前は初めて知ったが、フジオプロの第3期チーフアシスタントだった人物だ。マンガとコラムにより構成された本で、なんの気なしに読んでみたが、タモリに関する記述に知らないことがあったので驚いた。しいやみつのりは1973年にフジオプロに入社し、タモリが現れた時代を間近で見ていたことになるが、フジテレビの「歌謡ヒットプラザ」という番組で、フジオプロからの中継があり、そのときにどうやらタモリが出演しているようなのだ。マンガには、地味なおじさんとして描かれている。ウィキペディアをあたると、「歌謡ヒットプラザ」は1975年7月から1976年3月まで放送。タモリのテレビ初出演は、1975年8月放送の「土曜ショー」(NET/現・テレビ朝日)とされていて、その番組を観ていた黒柳徹子から赤塚不二夫に電話があり、それが「徹子の部屋」(「13時ショー」)の出演につながったというのは伝説のように語られる話だが、それについても、この本のなかのコラムを読むと、「土曜ショー」で紹介されたのは赤塚不二夫が撮った「原始人、東京に現る」という自主映画であり、その映画のなかでタモリが牧師のネタをやっていたということだ。こちらが本当だとすると、タモリはその番組に出ていたのかはっきりしない。(映画の紹介以外で、出演していたという可能性もある。) てれびのスキマ氏の「タモリ学」もつい確認してしまうが、この本は2014年刊で、しいやみつのりの本はそのあとに出ている。「タモリ学」の連動企画だった「大タモリ年表」がまだネットで読めるが、そこでは「歌謡ヒットプラザ」には触れられていない。「タモリ学」は今年に文庫化されているのだが、はたして書き足されているのか。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。タイムフリー切れぎりぎりで、聴きそびれていたラジオ番組を聴こうとするが、聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚め、ダビングのセットをしてからまた聴きなおすが、聴き終わらないうちにまた眠ってしまった。

2022年4月1日金曜日

4月1日金曜日/ブッチャーブラザーズ

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をしようとするが、一気に書きあげられない。1月の日記がまだ書き終わらないというのに、4月になってしまった。今朝はまた寒い。ストーブをつける。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ダビングのセットをしてから、そのあいだにブログの続きを書く。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、怪奇!YesどんぐりRPG がゲスト。中川家を相手に、すべてふざけた受け答えをする3人。誰を観てお笑いをやろうと思ったかと訊かれ、アキトはダイマルラケット、サツマカワは田上よしえ、どんぐりは芋洗坂係長と答えた。どこまで本当なのかわからないことしか言わないのだが、「オンエアバトル」や「エンタの神様」に影響を受けた世代であることは間違いなさそうだ。11時半からは「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴き、今日の「中川家 ザ・ラジオショー」も家を出るまでつけておく。

◇ 中野

 昼過ぎから都内に。横浜から東横線、山手線、中央線を乗り継ぎ、中野まで。まず、ファミリーマートを探し、チケットを引き換えようとするが、セブンイレブンの癖で、レジに直接行ってしまった。ファミリーマートはファミポートを利用するシステムだ。サンモールを横切り、飲み屋などが集まるエリアを抜け、早稲田通りに出て、古本案内処に寄っていく。この店を訪れるのは二度目だが、今回は買うものを見つけられなかった。いい本はあるが、値付けが手堅い。ブックオフにも寄るが、こちらでも今日はあまりいいものは見つけられず、110円の新書を2冊買っていく。氏神一番のサイン本を見つけたから、まあ、良しとしよう。





◇ ライブ

 中野駅のほうに戻り、サンモールの梅もとに入り、チキンカツカレーを食べた。490円。中野駅の南側に移動したときには、あたりはすっかり薄暗くなった。「ブッチャーブラザーズ40周年+1記念単独ライブ」を観るため、なかのZEROホールに。40周年のライブを本当は去年やるはずだったが、コロナで1年延期になった。だいぶ早く、開場時刻の18時半にもならないうちに着いてしまう。会場の小ホールの入り口の前にはひとが溜まっていて、有名人でもいたかもしれないが、薄暗くてわからない。いったん、大ホールがある建物の地下のトイレに行き、入場で混み合いそうだと思い、少し待ち、18時40分になってから入場した。入り口が混み合っているのは、当日引き換えが多いせいだった。チケットを引き換えるまで、席がどこかは知らなかったが、なんと、2列目の6番だ。1列目は空けていて、2列目の席は5番から始まり、通路から2番目の席だった。そんなに早くチケットを獲ったんだったか。どういうわけか、両隣りの席が空いていたが、通路側の席の客は開演からしばらく経ってからやってきた。開演は遅れ、19時になっても始まらず、10分経ったころに、BGMだった「マツケンサンバ」の音量がだんだん大きくなると、幕が上がり、それだけで拍手が起こった。まずは、ブッチャーブラザーズの歴史をラップした曲がかっこよく流れる。ラップはどうやらダースレイダーだ。センターマイクがあり、舞台両端からブッチャーブラザーズが登場。漫才から始まるのかと思いきや、なんと、流れるはずだった映像が流れなかったというトラブルが起きていたようだ。映像が復旧するまで、しゃべってつなぐという、いきなりハプニングから始まった。

 改めて開演し、40周年のライブが始まる。まず、おなじみの「ボケない漫才」。そして、そのまま、ステージ上に長机と衣装掛けが登場し、ソデには引っ込まずに、つぎのコントの衣装に着替えながらいろいろと思い出話などをする。そういえば、国立演芸場で観たとき(20周年!)もこのスタイルでやっていたはずだ。若手時代に共演したとんねるずやダウンタウン、それから、それ以前の東映時代の話では福本清三の名前が出たりなど。◆1本目のコントは「ハンバーガーショップ」。店員役のぶっちゃあがいるところに、労働者風のリッキーが現れ、注文した海老バーガーではなかったとクレームをつける。上の人間を出せと言うが、ぶっちゃあは自分が店長だと言う。ところが、リッキーには、ぶっちゃあがどうしても高校生に見える。不条理な世界に惹き込む手つき、逆転する展開も鮮やかだ。◆2本目は「賞と罰」。クイズ番組の設定で、舞台には、リッキーの司会者と、ぶっちゃあの解答者がいる。後ろのスクリーンの映像は2分割され、ふたりの顔が映されている。1問正解するごとに賞品が発表され、スクリーンに映されるが、その賞品は、ブラウン管のテレビ、業務用コピー機、三段ベッド、台風で折れた大木など、もらうと困るものばかり。しかし、不正解になると、すきやばし次郎の食事券や海外旅行が当たると気がつき、わざと不正解になろうとするが、司会者はどうしても商品を与えようとする。◆つぎはコントの合間の箸休め的なコーナーで、キャバレーの営業ネタを披露した。ぶっちゃあが超能力者になり、お客さんがスケッチブックに書いた数字を見ないで当てるのだが、数字の回数だけ、リッキーがぶっちゃあのあたまをスリッパで引っぱたくという仕掛け。数字が3桁になり、どうするのかというのが落ちになる。◆3本目のコントは「おい!豚次郎」。失業者のぶっちゃあがベンチに座っていると、シェフのかっこうをしたリッキーが現れ、ぶっちゃあを「豚次郎」だと思い込む。リッキーは「キッチン豚次郎」のシェフで、半豚人の豚次郎が逃げ出したとか、そんな内容のコントだった。このコントだけは、あとの着替えの時間にかもめんたる・岩崎う大の作だと明かされていた。台本協力として、ほかに、三拍子・高倉、わらふぢなるお・ふぢわら、西野大介、大森カンパニーの名が事前に発表されていたが、誰がどの台本かというクレジットはなかった。◆4本目は「花村さんを偲ぶ会」。老人に扮したぶっちゃあ、リッキーが、遊び仲間だった花村さんを偲びにやってくる。買ってきた缶ビールを飲もうとすると、1本だけカシスオレンジを買ってしまっていて、誰がカシスオレンジを飲むかで争う。◆5本目は「ふるさと」。サラリーマンになり、ふるさとに帰ってきたリッキーが、小学生のすがたのままでいる同級生のぶっちゃあに出会う。小学生から半豚人まで、コントならではの演技の幅を見せるぶっちゃあに笑わされる。◆5本のコントが終わり、最後は、映像と一緒に歌が流れた。ブッチャーブラザーズが今までに出会ったひとびとの似顔絵がつぎつぎに現れ、40年をしみじみとふり返るような歌かと思えば、歌っている内容はピンクサロンの営業のエピソードなど、とびきりくだらなくて爆笑させられた。いや、そのくだらなさが余計にしみじみさせるのだけれども。拍手に包まれ、ブッチャーブラザーズが再び登場し、50周年に向けたあいさつをする。そのあとに、30周年のときの、40周年に向けたあいさつの映像を流したのは洒落た演出だった。

 21時前に終演。客席に有名人もいただろうけど、マスクもしてるし、誰も見つけられなかった。駅の手前のベローチェに寄ろうかと思っていたが、21時閉店で、ひと息つく間もなく帰る。中野から中央線、山手線を乗り継ぎ、渋谷からは東横線、各停で座って帰り、ライブの余韻を味わいながら、覚えているうちに詳細なメモを作っておく。

◇ テレビ・音楽

 帰宅は夜遅くなり、録画していた「バイキング」の最終回を観た。普段から観ていたわけではまったくないが、最終回は気になり、録画しておいた。昼にも追っかけ再生で途中まで観ていたが、終盤の1時間ぐらいは過去の傑作選になり、最後は、坂上忍の会見という形式で質疑応答をする、事前に収録されたVTRが流された。普段からこの番組を観ている視聴者はわかるのだろうが、その場にいた記者たちは、この番組によく出演していたコメンテーターたちだったのだろうか。芸能記者の中西正男が最後に鋭い質問をする。坂上忍が過去に起こした出来事と似た出来事を扱うことになったときにはどうしたかという質問だったが、しんどかったと、坂上忍は本音をついに漏らし、涙した。

 Spotify のニューリリースから、木梨憲武の「One Night Carnival」のカバーを聴いた。北島三郎的な祭りと気志團の融合とでもいうべきか、ヤンキーの解釈としてはとても正しいんじゃないか。ねぶたにしても、フェイクだからなおいい。深夜1時過ぎに眠る。

2021年9月23日木曜日

9月23日木曜日/バースデー

◇ 誕生日

 本日、誕生日。46歳になってしまった。若いころは、誕生日が嬉しくないひとというのが不思議だったが、自分もだんだんそうなっていくものだ。去年の誕生日にはなにをしていたのか、まったく思い出せなかったが、手帳を見てみたら、ヨコハマトリエンナーレに行っていたんだった。はるか昔のことのような気がする。朝早くに目覚め、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨夜の「はなつまみ」最終回を観た。今日は祝日。ラジオをつけると、TBSでは、11時から「石橋貴明のGATE7」の総集編をやっていた。11時半からはいつもどおり、「ビバリー昼ズ」をつけておく。放ったらかしにしているツイッターに、お祝いのDMが2件。誕生日は嬉しくないが、祝ってもらえるのは嬉しい。とてもありがたい。

◇ 放送ライブラリー

 午後から外出。夏の暑さが戻ってきたような陽気になった。横浜から、京浜東北線で関内に出るが、腹が減ってしまい、先にご飯にしようかとも迷ったが、それもあわただしく、デイリーヤマザキに寄り、ワッフルを買い、歩きながら食べておく。

 誕生日に家にいるのも面白くないので、放送ライブラリーにやってきた。なにを観ようかは事前にホームページから吟味し、今日は、たけしのドラマを2本観ることに決めていた。まずは「刑事ヨロシク」第1話。1982年5月放送。たけしの単独出演番組では、放送ライブラリーに収蔵されているなかではこれがいちばん放送日が古い。なにしろ、放送時は6歳なので、リアルタイムではもちろん知らず、DVDも発売されているが、「刑事ヨロシク」は今まで観たことがなかった。オープニングのかっこよさにはいきなり惹きつけられる。たけしと岸本加世子、そして、虚無僧のメンバーが「ライオンは起きている」に合わせて踊る。たけしは35歳。音楽やファッション、キャストを見ても、当時としては、かなりポップな感覚のドラマだったんじゃないだろうか。それから、もう1本は「ビートたけしの学問ノススメ」第1話を観た。1984年7月放送。「学問ノススメ」のほうはリアルタイムの記憶があり、「刑事ヨロシク」とは2年の違いだが、「学問ノススメ」にはたけし軍団も出演し、それを8歳のときに観て認識しているのだから、たけしの状況も大きく変わっている感じがする。どちらも久世光彦の演出で、「学問ノススメ」は面白かった記憶があったのだが、「刑事ヨロシク」と続けて観ると、「刑事ヨロシク」のほうが、だんぜんポップで面白い。「学問ノススメ」は脚本が水谷龍二であり、人情ドラマの雰囲気もある。久世作品をリアルタイムで観ていた世代ではないが、こうして改めて知ると、宮藤官九郎作品のルーツは久世光彦なんだとわかる。2本観て、利用時間2時間のうち、時間が少し余り、その時間で「刑事ヨロシク」のオープニングをもう一度観なおした。



◇ 中華街・みなとみらい

 放送ライブラリーのあとは、中華街で食べていくのが決まりになっている。適当に歩きまわり、品珍閣という店に決め、牛バラ醤油煮込みと炒飯のセットを食べた。690円。値段のわりに、ボリュームがすさまじく、完食するのにとても苦労した。45歳のころにはこのくらいは食べられたはずだが、46歳になるともうだめだ。関帝廟通りを関内方面に歩き、横浜スタジアムの近くのベローチェに入るつもりでいたが、満腹でなにも飲みたくなくなり、エネルギーを消費しなければだめだと思い、消化されるまで歩きたくなった。

 横浜スタジアムを過ぎてから、また、海のほうに進み、万国橋をわたり、ワールドポーターズに向かった。ワールドポーターズの斜め向かいにはだだっ広い敷地があり、工事をしていたが、いったいなにが建つのだろうか。ロープウェイが通って以降、こちらまでやってくるのも初めてで、ロープウェイがどこにたどりついているのかも初めてわかった。ロープウェイの駅は、ワールドポーターズとくっついていた。






 今日は祝日で、みなとみらいはなかなかのにぎわいになっている。コスモワールドの横を通り、クイーンズスクエアの広場に入っていくと、雪竹太郎が大道芸をやっていた。ちょうど、終わったところのようで、芸を観ることはできなかったが、去年から野毛大道芸もヨコハマ大道芸もなく、大道芸人たちはどうしているのかと思っていた。雪竹太郎のすがたを確認できただけでも嬉しくなる。建物に入ると、屋内の広場でもピアノのライブをやっていて、だんだんと、かつての祝日の雰囲気をとりもどしている感じはする。横浜美術館の前を通り、新高島のほうに歩いていくころには、胃の調子もだいぶ落ち着いてきたが、ちっとものどは乾かず、時間的にも、今から店に入ったところで長居はできないと思い、もうどこにも寄らずに、横浜駅まで歩き、帰ることにした。


 夜に帰宅し、暑さでまいってしまったか、疲れてしかたがない。横になり、タイムフリーで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。祝日はいつも、大竹まことはお休み。大久保佳代子とヒコロヒーふたりの放送になり、普段の回もぜんぶ聴くことはめったにないのに、これは面白く、最初から最後まで聴いた。

 ツイッターから、戸倉上山田の学生落語選手権の映像が YouTube にあがっていることを知り、懐かしく思い、さっそく観てみたくなった。1999年の映像で、談志師匠が登場した前夜祭を撮影している。懐かしいといっても、その場にいたわけではないのだが、この前年には自分は参加していて、この年は後輩たちが出ていた。この前夜祭の様子は録音を聴かせてもらったのだが、WAGEが出ていたとは知らなかった。いや、もしかしたら、忘れていただけかもしれないが、YouTube の映像では、岩崎う大しか認識できない。小島よしおら、その後に活躍したメンバーとはこのときは違ったのだろうか。この場にはおそらく、一之輔さんや中津川弦さんもいるはずだ。この年の記念写真が載った週刊誌をのちに見たが、自分が出た前年は、誰が出ていたのかもまったくわからない。

 今日は、ホームラン勘太郎の訃報にも驚いた。ツイッターから、毎日新聞の記事で初めて知ったが、一昨日にはすでに明らかになっていたようだ。23時頃には眠る。

 

2021年5月20日木曜日

5月20日木曜日/外出しない日

◇ テレビ・読書・映画

 今日は外出せず、録画しているテレビ番組を片っぱしから観ていた。昨夜の「お笑い実力刃」は、1時間、友近の特集。ハリセンボン春菜とのコント、ヒール講談、ずん飯尾とのコント、最後は水谷千重子と稲垣潤一のデュエットと、盛りだくさんだった。「はなつまみ」のゲストは木村昴。たてかべ和也のエピソードがとてもよく、感動させられる。ミニミニ羽賀研二だった過去にも驚いた。「キョコロヒー」には岩崎う大が登場した。

 昨日の「徹子の部屋」は田村正和追悼。田村正和の1993年出演時の発言、「パパはニュースキャスター」や「パパとなっちゃん」のことを訊かれ、「僕はまあ、喜劇ってのはあんまり好きじゃないんですけどもね。でもやはり、やりたいもんばっかしやってたんじゃしょうがないし、開きなおってやってるっていうところありますけど。」「テレビ界ってのは、すごく視聴率を気にしますね。僕の場合は、喜劇をやったほうが視聴率はとれるようなことは、プロデューサーのみなさんはおっしゃってますからね。どうしても企画がそういうふうにいってしまうんですけども、本人は、喜劇はあんまり好きじゃないし、観るのも、どういう映画を観るかっていうとやはり、喜劇よりも、そういったものが好きですけどね。シリアスなもの、それからラブストーリー、そういうものが好きですね。」

 伊東豊雄・中沢新一「建築の大転換」を読み終えた。2015年刊、ちくま文庫。少し前に隈研吾の本を読んでから建築に興味が向かい、建築の専門書では難しくて読めそうにないが、この本は公開の対談がもとになっているから読みやすい。伊東豊雄という建築家は今まで知らなかった。新国立競技場の話題から始まっているから、むしろ、今こそタイムリーで、次第に夢中になって読む。人間と自然の関係の話がくり返し語られ、そこは特に刺激的だった。中沢新一の「雪片曲線論」という本は若いころに読もうとしたことはあったが、難しくてぜんぜん歯が立たなかった。その本に収められている「建築のエチカ」という文章がこの本の最後に載っていて、この流れで読むと、なんとか理解できたような気にはなる。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。明日で見放題が終了する「田園に死す」を観た。寺山修司の映画作品は今まで観たことがなかった。「愛のコリーダ」と同様、今さら衝撃を受けたりはしないのだが、リアルタイムではこの映画はどのような衝撃で受け入れられたのか。このイメージはどこからやってきたものなのか、リアルタイムでなければうまく把握できないこともおそらくあるだろう。だからこそ、寺山修司に触れるタイミングが自分にはわからなかった。深夜4時前に眠る。

2021年5月15日土曜日

5月15日土曜日/テレビ・ラジオ・マンガ

◇ テレビ・ラジオ

 朝早くから、録画してあったテレビ番組をいくつも観ていた。昨夜の「ミュージックステーション」では、東京事変のファンだというフワちゃんが、東京事変の衣装ベスト3を選出する企画があった。平井堅の新曲も、ダンサーも含め、負けず劣らず、面白い衣装だった。「タモリ俱楽部」では「熱々メンチカツ手割り問題」が浮上する。メンチカツを撮影する際に、美味しく見えるように手で割ってみせるという、その手が熱いというのは、これはやった人間でないと想像もつかない。「ネタパレ」の「ニュースターパレード」のコーナーでは、TOKYO COOL がまたMVPに選ばれた。ちょっと売れ始めているのか。TOKYO COOL の前すすむとは、バカリズムは、昔、よく一緒に遊んでいたそうで、「ここで今、こうやってネタ見てると、泣けてきますよね。」と、その心情を垣間見せた。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、番組後半に速水健朗と齋藤孝の対談があり、テレビの気になる言葉について語っていた。校閲というものがテレビ局にもあるんだということを初めて知った。そりゃそうかとも思うが、それにしては妙なテロップが多いとも思う。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけっぱなしにしていた。「常連さん」は能町みね子。11時台ゲストは庄司智春。東京NSC1期生、前説時代の話などが面白い。13時からは文化放送の「田村淳のNewsCLUB」を聴く。ニュース解説は、御田寺圭という初めて目にする名前だったが、「白饅頭」という名でわかった。そのあとのゲストには、大杉潤という、ビジネス書を年間300冊読んで、ブログに書評を載せているというひとが登場した。この番組には知らないひとがよく出てくる。つまり、ネットの有名人でも、自分のツイッターのタイムラインではなかなか目にしない顔ぶれということなのだが。しかし、ツイッターもそう熱心には見なくなった。東野幸治が炎上していたというのも後追いで知ったが、炎上について、東野はラジオでしゃべったようだ。知らないことばかりだが、高橋洋一は番組共演者であり、共演者への助け舟ということであれば理解はできると思った。「マスゴミ」などの言葉も、高橋洋一がよく使うワードということらしく、むしろ、高橋洋一を茶化しながら擁護したということだろうから、東野のツイートは、第一に男気、第二にユーモアと解釈できる。東野のバランス感覚はやっぱりたしかなものだと思わざるをえないが、そのユーモアの部分が伝わらないというのは、SNSのどうしようもなく大きな欠陥だ。

 夕方、ヤマトの営業所まで。Tシャツで出ようとしていたが、外に出るとやや涼しく、引き返してパーカーを着ていった。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤに入る。混んでいて、待っているひとがいたが、ほかに行く店もなく、空席があるのが見えるので、おとなしく待っていたら、すぐに順番はまわってきた。片づけられていないテーブルもあり、いかにも少ない人員でまわしているような感じだ。ミートソースボロニア風とドリンクバーを注文する。読書を、20時閉店まで。1時間半しかいられなかった。

◇ 再びテレビ・ラジオ・マンガ

 夜に帰宅し、今日はテレビをよく観る日で、水曜に放送された「お笑い実力刃」を観た。今回は、アンタッチャブル、サンドウィッチマンが推薦する隠れ実力派6組が登場。アンタッチャブルは、天竺鼠、かもめんたる、ラバーガールを、サンドウィッチマンは、なすなかにし、しずる、Hi-Hi を推薦した。しずるのコントがだんとつで素晴らしく、共感ではない笑いを、たしかな演技で成立させている。天竺鼠なんかは同業者がやたらと評価するが、仲間意識を別とすれば、やろうとしていることを同業者は汲み取れるからだろうか。しかし、ごく普通の観客に伝えるだけの力量が、天竺鼠にはまるでなく、それでも、まわりも未熟な若手時代ならば、あたまひとつ抜けたりもしたのだろう。今週は乃木坂の秋元真夏がゲストで登場し、だんだん平凡な番組になっていきそうだと心配していたが、次週は友近だというのでこれは期待できる。

 ひさしぶりにマンガを手にとり、岩崎う大「マイデリケートゾーン」を読んだ。かもめんたるの岩崎う大のマンガ作品だが、これは書き下ろしなんだろうか。短編集だが、変態的な性欲をテーマにしたものがほとんどで、シモネタというような軽いものでもなく、この作品群は、着地点が笑いではない。かもめんたるのコントを観ても、そういえば、着地点は笑いではない気がする。結果として、滑稽なさまを演じているにすぎないというべきか。収録作のひとつ、「エロ本を捨てる日」は、残酷なまでの悲劇、惨劇が、喜劇になっているという点で、根本敬の世界に近いとすら感じる。性欲以外をテーマにした「僕たちのヤァ君」という一編もすこぶる面白く、からだを鍛えた一家が脇役になってしまうという悲劇(であり、喜劇)が描かれている。「マイデリケートゾーン」とはよくつけたタイトルだと、読んでみるとわかる。

 昨夜の「問わず語りの神田伯山」をタイムフリーで聴くと、伯山にドラマのオファーがあったが、濡れ場があったからカミさんに断わられたという話から、名作映画の濡れ場について語りまくっていた。ちょうど、「愛のコリーダ」は観たいと思っていたから、いいタイミングでいい放送が聴けた。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...