ラベル ブラッシュアップライフ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ブラッシュアップライフ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年12月31日日曜日

2023年の十大事件

 1位:財布を盗まれた!(12月21日

 2位:ひさしぶりにクレジットカードの審査に通った!(8月)

 3位:ジーパンを履かなくなった!(9月~)

 4位:(このブログには書いてないことが4位。)

 5位:長年愛用していたトートバッグをネズミに食い破られた!(12月26日

 6位:図書館をよく利用するようになった!(1月~)

 7位:ひさしぶりに会うひとが多かった!

 8位:Threads をすぐに始めた!(7月6日

 9位:狂言に通った!(1月~)

 10位:地球沸騰化!

◆ 2023年に読んだ本・十選

 近田春夫「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」(2021/リトル・モア)(2月19日

 柴崎祐二「シティポップとは何か」(2022/河出書房新社)(3月25日

 猿渡由紀「ウディ・アレン追放」(2021/文藝春秋)(5月16日

 オークラ「自意識とコメディの日々」(2021/太田出版)(6月10日

 東浩紀「ゆるく考える」(2021/河出文庫)(7月4日

 土井敏邦「ガザの悲劇は終わっていない パレスチナ・イスラエル社会に残した傷痕」(2009/岩波ブックレット)(10月22日

 大杉漣「現場者 300の顔をもつ男」(2018/文春文庫)(11月25日

 山本東次郎・近藤ようこ「中・高校生のための狂言入門」(2005/平凡社ライブラリー)(12月20日

 斎藤幸平「人新世の「資本論」」(2020/集英社新書)(12月26日

 津野海太郎「最後の読書」(2021/新潮文庫)(12月31日

(読んだ順)

今年は121冊の本を読んだ。→ 読書メーター

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シティポップとは何か [ 柴崎 祐二 ]
価格:2,695円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウディ・アレン追放 [ 猿渡 由紀 ]
価格:1,760円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

自意識とコメディの日々 [ オークラ ]
価格:1,760円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ゆるく考える (河出文庫)
価格:990円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

最後の読書 (新潮文庫) [ 津野 海太郎 ]
価格:693円(税込、送料無料)


◆ 2023年によく聴いた音楽・五選

 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(2020 ※シングル)

 大瀧詠一「大瀧詠一 NOVELTY SONG BOOK」(2023)

 GEZAN「あのち」(2023)

 リル・ヨッティ「Let's Start Here.」(2023)

 Fila Brazillia「Retrospective Redux 90 > 22」(2023)






◆ 2023年・ベストライブ

 コーネリアス @ 六本木ヒルズアリーナ「TOKYO M.A.P.S」(5月6日

 新しい学校のリーダーズ @ Spotify O-EAST「YATSUI FESTIVAL!」(6月17日

 T字路s @ 寿町健康福祉交流センター広場「寿町フリーコンサート」(8月12日

◆ 2023年・ベスト映画

 「福田村事件」(監督・森達也)(9月13日

 「首」(監督・北野武)(12月1日

◆ 2023年・ベストテレビ

 「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)

◆ 2023年・ベストラジオ

 「SAYONARAシティボーイズ」(文化放送)

 「伊集院光のタネ」(ニッポン放送)

◆ 2023年・ベストタレント

 バカリズム

◆ 2023年・ベスト漫才師

 ヘンダーソン

◆ 2023年・ベストご飯

 戸部・バーグのスタミナカレー

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

 

(注:有料部分にはなんにも書いてありません。)

Remaining:
codoc-icon
2023年の十大事件
¥100(Asking price)
Read by free price
This contents has fee price system you can price freely. Please price it after reading.

12月31日日曜日/今年も終わり

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜からずっと眠らず、読書をしていたら急に胸が痛くなってきた。限界だろうか。外は雨降り。午前中に少し眠る。ブログをひとつ更新してから、昨夜に放送された「日本レコード大賞」の録画を観た。わざわざ録画して観るのは初めてだ。新国立劇場から中継、司会の安住紳一郎と川口春奈が登場し、司会があいさつをしたあとは、受賞アーティストたちがステージにいきなり勢ぞろいする。4時間半の放送をぜんぶ観るつもりはなく、あとはざっと早送り。優秀作品賞にノミネートされた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」と、特別国際音楽賞を受賞した YOASOBI「アイドル」の香港からのライブ中継、それと、imase の「NIGHT DANCER」を観た。大賞は Mrs. GREEN APPLE の「ケセラセラ」。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけると、今日は山本恵里伽アナと外山惠理アナがそろって出演している。年末恒例の「列島年の瀬中継」を2年ぶりに開催。各系列局のアナウンサーと中継をつないでいく。

 いつの間にか、雨は止んでいた。昼下がりに外出。二俣川まで歩きながら、タイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。先週からのしっちゃかめっちゃかな生活で、聴き逃した回があるような気がしていたが、確認してみたらどうやらまだ一度も欠かさずに聴けているようだ。

 二俣川の相州蕎麦にて、ミニカツカレーセットを食べる。790円。ここ数年はいつもここで年越しそば。ミニカツカレーセットが通常よりも50円安かったので、これにしてしまった。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りている、津野海太郎「最後の読書」をなんとか年内に読み終えた。2021年刊、新潮文庫。親本は2018年刊。前著の「百歳までの読書術」もとても面白く、考えてみると、あの本にはけっこう影響されているような気がしていて、自分の今までの読書を肯定してもらえたような感覚があった。津野海太郎の読書観にしっかりと触れたのは「百歳までの読書術」が初めてだったが、この「最後の読書」はその続きのような本。どこがどうということもなく、書かれていることの端々にいい考えがあるというのかな。そういう本のほうが、うそがなくていい。文庫解説は鈴木敏夫。鈴木敏夫と対談していた「SWITCHインタビュー」も、そういえば、録画したまままだ観てないんだった。

 帰り道にも、タイムフリーで、水曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。帰宅前にスーパーを何店かまわるが、食パンがどこも売り切れだ。三ツ境のイオンフードスタイルまで遠征すると、ここは元日も営業するようだから品物は豊富に残っていた。正月は外出しないで済むよう、食料を多めに買っておく。

◇ テレビ・映画

 夜になってから帰宅する。母は叔父の家に連れて行かれてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブラッシュアップライフ」の残り、第9話、第10話を年内に観てしまう。今年のあたまに録画してあったものを、年末になってようやく観ていた。最終回の浅野忠信の使いかたに唸る。浅野忠信のような俳優をたったあれだけの笑いのために登場させるとはすごい。だけど、浅野忠信のような重みのある俳優だからこそ笑いになるのだ。大事件を回避し、ごく日常的な場面でドラマを閉じていく。58年後の日常を描くラストにも感動させられた。

 今年もあと2時間ほどになるというのに、明日の番組を録画するための残量の確保に追われていた。こんなつまらないことで今年も終わっていくのか。「紅白歌合戦」を追っかけ再生で観始める。出演者たちがつないでいくグランドオープニング、大泉洋が司会をしようとするコントがあり、宙からゴンドラのようなもので本当の司会陣が登場した。紋付袴、和装の有吉弘行。「歌合戦」のトップバッターは新しい学校のリーダーズ。赤いセーラー服で登場し、「オトナブルー」を披露する。JO1、鈴木雅之「め組のひと」と続き、それから審査員たちの紹介になった。バカリズムを有吉が紹介する「紅白」だなんて、いったい誰が予想できただろうか。「紅白」も早送りしながら観ていくが、大阪新世界からの中継では、オール阪神巨人とココリコ遠藤が登場した。「笑ってはいけない」がなくなったから遠藤は出られるんだ。中継とはいえ、巨人と有吉の会話があったことにも注視したい。新世界からは天童よしみが歌った。

 「紅白」は中断し、テレビを消したら、外から除夜の鐘が聴こえた。うちでも聴こえるとは、今まで知らなかったな。年またぎはアマゾンプライムで映画を1本。レオ・マッケリー監督の「我が道を往く」を観ていた。

 年が明け、深夜にまた「紅白」の続きを観る。浅草寺からの中継には、とにかく明るい安村、ノブコブ吉村、アルコ&ピースが登場し、浅草の商店街を山内惠介が歌っているあいだに芸を見せるのだが、安村だけでなく、吉村とアルピー酒井もなぜか裸になる。水森かおりは今年はドミノ倒しとコラボしていた。演歌のひとたちはいろんなことをやらされている。前半のトリは大泉洋。1時間35分が経ち、ニュースに入ったところでまた中断する。

 録画残量を作るために、もう観るのをあきらめる番組を探し、いくつか消去していく。夜が明ける前に、眠気で朦朧としながら、ブログに新年のあいさつを書いた。ああ、こんなことでずるずると新年が始まってしまったな。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

最後の読書 (新潮文庫) [ 津野 海太郎 ]
価格:693円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

我が道を往く [ ビング・クロスビー ]
価格:1,320円(税込、送料無料) 

2023年12月30日土曜日

12月30日土曜日/年末はテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 寒くて眠ってられず、早朝に目覚めてしまう。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、眠りなおした。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけていたら、今日は浅草演芸ホールで「漫才大会」が開催されるのだ。それを知ったのは昨日だったかな。すっかり忘れていて、開催される可能性も考えていなかったから、なんにも情報を調べていなかった。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけていた。埋もれていた今年のニュースを扱うという企画。ニュース解説の古谷経衡がどんな話題をふられても語れる。そのあと、伊東四朗と吉田照美の「親父・熱愛」まで聴いていたら、伊東四朗がフワちゃんのイヤリングの大きさを心配していた。

 ラジオを聴きながら、部屋の掃除もする。昼になり、気がつくと、今日はどうも暖かいようだ。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「ワルイコあつまれ」数週分をまとめて。11月18日放送の回では「昭和歌謡合唱団」のコーナーに矢野顕子が出ていた。「ラーメンたべたい」の歌詞を解説する。高校の国語の教科書にも載っているようだ。11月25日放送の回では「子ども記者会見」に野村萬斎が登場。12月9日放送の回の「子ども記者会見」には蜷川実花が登場していた。「花垣吾郎」のコーナーには、クロちゃんだけでなく、リチも登場した。これはやりすぎだな。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は年末スペシャル。オープニングアニメも特別仕様になっていた。まずは「子ども記者会見」に村上隆が登場。これがとても面白かった。それ自体が作品のような帽子をかぶったすがたで座っている村上は「ある時期から、コメントするっていうのを捨てようと思いまして。(略)わたくしはここに座っておりますということで、そういう意思表示でございますんで。」「コメントすればするほど、ネットで叩かれますんで。もう、日本でのコメントは極端に避けております。」 稲垣吾郎がそもそも現代アートとはなにかという質問をすると、村上はモナリザを例に挙げ、「時代時代で、そのときの気分をそのままできるだけダイレクトに表現したのが現代美術なんですけど、同時に、歴史のなかでどういう価値があるのかっていうことを考えてるのが現代アートなんですよ。みなさんが教育されたアートは、あるドイツの教育の逆にものすごい狭いところを教わっちゃったんで、自由という名の不自由をインプリントされちゃったんで、かわいそうだなあと思って見てます。」「もうちょっと歴史を勉強すると、美術館とか行って、みんなこう「うーん」って見てますよね。「うーん」て見てんのは、その絵一枚一枚の、いろいろ勉強してると「なるほど、この時代はこういう服着てたんだな」とか、「なんかこのひとたちタバコみんな吸ってる」とか、なんかそういうことが一個一個勉強してると入ってくるんですけど、日本の勉強だと「自由に見てください」っていうから、自由すぎて、「俺、嫌い」とか、「これ、汚い」とか、感想しかなくなっちゃうので、とても狭い意味とか価値しかないのが日本の美術の教育でみなさんが考えてる「芸術は自由」っていうことになっちゃってると思ってます。」 アートで生きていけると思ったのはいつかという質問には、村上は 40歳と答えた。ルイ・ヴィトンとのコラボをやったのが40歳。その反面、儲けられなかったとしても、芸術家は生きていけるとも語る。村上は、売れないころは魚の絵を描いていて、茶色い絵の具が安いから茶色い絵を描いていた。絵を描くのには勉強が必要かという質問には、村上「僕も絵が下手なんですよね。絵って何種類かありまして、たとえば、自分の描きたいイメージってのは誰でも描けると思います。誰でもね。今度、じゃあ、風景とか、たとえばひとの顔とか描くのはそれはトレーニングが必要です。今度、僕が描きたい、上手いとか下手とか言ってる絵って、マンガの絵なんですよ。マンガの絵って、みんな別になにも見てなかったり、すらすら描いてますよね。かっこいいキャラクターとかかわいいキャラクターとか、すぐ描けるじゃないですか。僕はああいう絵が描きたかったんですけど、描けませんでした。それでも、あのう、描きたいので、今、61なんですけど、まだ練習して。40歳ぐらいのときは少し上手くなりました。20年かかって。そういう意味で、毎日描けば上手くなると思います。」 香取慎吾が、今さらですが勉強したり学校に行ったりしたほうがいいと思いますかと質問すると、村上は、絵の上手いお爺さんの YouTube を観ていて、それが勉強になるという。そのお爺さんは、以前、この番組の「ヨネキンCH」のコーナーに出演していたひとだった。上手い絵は真似したほうがいいんですかという質問には、村上「えーと、目標によりますよね。僕、宮崎駿さんの絵、真似してました。」「オリジナルはなかなか出てこないと思うんですね。やっぱり、でも、たとえば、服とかでも、みなさん同じような服着てますけど、みなさん髪型違いますよね。みなさんこう、いろいろアクセサリーも違いますよね。同じフォーマットでも、ちょっとでも違ったその個性が出てくるので、真似してもそんなにオリジナルじゃないっていう感じではないと思います。真似するほうが早く上達するとは思いますね。」 絵にはルールや点数はあるのかという質問には、村上「点数はないんですけど、オリンピックのスポーツ選手とおんなじで、ちからがあるのとないのとでは、残酷なほど、決定的に、金メダルの作家は金メダル、メダルとれない作家はメダルとれないんです。残酷です、これ。じゃあ、それ、いつ決まるのかっていうと、アーティストが死んでから始まるんですよ、そのレースは。なぜかというと、始めてから終わるまで、それが芸術家のひとつのお話なんですね。このお話をみんなが評価したりしなかったりするので。生きてるあいだは、たとえば僕も、今、まだ売れてるといっても、死んだらある日あるとき突然評価されなくなっちゃったら、もう終わりなんですよ。」 その例として、村上隆はバスキアを挙げる。前澤友作が50億円で買ったために世界中で大ブームになり、今はピカソと同じくらいに重要な作家になってるんだって。村上「僕的にはもう、すべて、死後の世界の準備をしているつもりです。この世界では道化で。」 村上隆が最近いちばんびっくりしたことは「今の若手の芸術家さんたちは、ギャラリーでデビューしたいってまったく思わないです。(SNSにより)もう売れちゃってんですよ、世界中に。」 しかし、SNSは「飽きがくるのが早い」とも指摘する。村上「今、だから僕が戦ってんのは、飽きがこないように、どういうふうに見せかただったり、テーマを少しずつずらしていくのかっていうのを考えてます。」 ライバルはいるのかとの質問には、村上は奈良美智の名を挙げるが、ライバルというより同僚と答えた。村上「もう死んじゃったアーティストのかたたちが、何年後にこういうふうになるとか、過去をすごく学習してるので、今、生きてるその時点で、競り合ってるっていう気持ちはあんまりないです。」 やってみたいことはあるのかと訊かれると、本当はアニメーション監督がやりたいと答える。村上は「君たちはどう生きるか」に大変感動したと語り、「物語のようであって、物語ではなく、自分のあたまに明滅するそのイメージを、ひとに伝えるかたちをとるけれども、別にひとに伝えたいわけでもないような、自分が考えたものがきっちりと、ひとに伝えるような芸術のフォーマットになって完成している。あれはあのう、そうですね、冒険活劇とかを期待してたひとたちからすると、期待はずれだったようですけど、僕らのようなものづくりで、けっこう歳をとっちゃって、いろいろ挫折をしてるひとたちにとっては、大変感動的な作品でした。」 この回は「子ども記者会見」のコーナーだけで 30分弱、残りの時間には「社会の体操選手権」「ケミカルドラマ」「バブルランウェイ」「株式会社ジンタイ」「ワルイコソーラン」があった。

 NHKのBSで放送されていた「藤子・F・不二雄短編ドラマ」の地上波放送をすべて録画するつもりでいたのに、放送日を忘れていて、「どことなくなんとなく」は録りそこねてしまった。よくよく確認してみれば、地上波放送は二度あったようで、それなのに録りそこねている。また再放送されることを期待したいが、永山絢斗が出演する「箱舟はいっぱい」は地上波放送がなく、どうせコンプリートはできないからと思い、ちょっと気が抜けていた。これがあるから不祥事は困る。今月の再放送では「イヤなイヤなイヤな奴」前後編のみを録画することができた。脚本演出は「流血鬼」と同じ、有働佳史。増田貴久がこの役というのが想像がつかなかったが、思いのほか、とてもハマっていた。このドラマ、俳優の風貌を原作に近づけているのが見事で、竹中直人の船長の顔つきはまさに原作そのもの。竹中直人のコント的な演技は、「ガロ」的な作品よりも、藤子作品のような手塚系のマンガのほうがじつは相性がよいのではないか。

 これもずっと観そびれていた「ブラッシュアップライフ」の続きをようやく。今年のあたまに放送されたドラマを録画して、観そびれているうちに、この年末には一挙再放送もされてしまったが、これはなんとか年内に観てしまいたいものだ。第3話まで観ていたが、それ以降、ものすごく時間が空き、4話から8話までを続けて観た。いや、観てしまえばやはりとても面白いのだが、大事に観ようと思っていたから、むしろこんなに時間が空くことになる。四度目の人生を生きる安藤サクラは、1本のドラマのなかで四種類の職業を演じてみせることになり、この演技の幅は並ではないわけだ。第6話で、すぱっと死なせてしまう手際はお笑いの呼吸だ。事務的な対応をするバカリズムの芝居が可笑しい。しかし、第8話では、死の扱いが一転してシリアスに描かれている。喜劇的な死と悲劇的な死の両方がこのドラマにはある。

 深夜に、SNSから坂田利夫の訃報を目にした。82歳、老衰。

2023年5月24日水曜日

5月24日水曜日/中津川弦さん

◇ 汐留

 今日も朝から都内に。天気はよくなりそうだが、朝はまだ肌寒い。今日もパーカーを着ていく。混雑する電車内で、ラジオを聴きながら目を閉じて立っていたら、どうやらカバンの肩のベルトがずり落ちてしまっていたようで、それを肩にかけるようにいきなりなおされ、一瞬、なにが起きたのかと驚いた。なおしたのは隣りに立っていたお爺さんで、けっこう強いちからでなおされたので、邪魔だよという意味かと思えば、顔はにこにこしていて、善意でなおしてくれたようなのだが、いきなりやられるとびっくりする。お爺さんにとっても想定していた反応とは違ったのか、にこにこしていた顔は困惑顔に変わっていった。

 昼食は新橋駅前ビル。立呑処へそという店に入り、日替わりランチのカリオストロパスタというのを食べた。600円。この店は何度か入ったことがある。そのあとは、汐留周辺をうろうろし、日本テレビの上階のデッキ、宮崎駿のからくり時計の下のベンチで休んでいたら、ちょうど13時になり、からくり時計が動くのを見ることができた。初めて見たわけではないが、動き始めたら、その場を離れるのがもったいなくなる。






◇ お笑いライブ

 夕方には代々木に移動。ブックオフに寄り、時間があまりなかったが、220円の単行本を1冊だけ、短い時間で選んで買っていく。新宿まで歩き、花園神社近くのベローチェに。しばらく会っていなかった友だちと待ち合わせ。1時間ぐらい雑談してから、早めにベローチェを出て、歌舞伎町を抜けていく。目的地はハイジア。地下のハイジアV-1にて開催される、中津川弦さんの芸能生活20周年記念の独演会を観るため、古い友だちが集まった。18時半開場だが、それよりもだいぶ早く到着し、地下に降りていくと、中津川弦さん、おカヨ坊さんが、劇場の外に出て客を迎えていた。整理番号順に入場し、席を確保してからトイレに行ったのだが、この建物はトイレに入るのに専用のコインが必要というめんどうなシステムで、劇場の入り口でそのコインを借りるのだけど、トイレに行く人間しか触っていないコインだと思うといやだな。

 19時開演。さて、ゲストもなく、中津川さんたったひとり、いったいどんなライブになるんだろうとなかなか想像がつかなかったが、ライブは三部構成になっていた。まずは時事漫談から始まる。これは普段からやっているようなスタイル。中津川さんがすごいのは、この時事ネタの話題選びが絶妙なのだ。時代からズレた笑いをやっているようでいて、流行は完璧に捉えているのだから可笑しい。ここが多くのベテランの師匠たちとはまったく違うところ。なにしろ、そのあとには伏線回収ネタに挑戦するといって、「ブラッシュアップライフ」のパロディを始める。スベリ死にをした弦さんが何度も生まれ変わるというネタだった。第二部は、テレビのオーディションを受ける弦さんのひとりコントから始まる。そのあとには、客席からもらったお題の即興コントを演じるコーナーがあり、このとき、客席に浦口直樹と佐藤かんじがいるのがわかった。最後に披露したのは、川越市を題材にした「小江戸川物語」という大作。明治時代の川越にタイムスリップするというドラマで、これは中津川さんなりの創作落語だと思った。1時間20分。飽きさせないライブだった。20周年の集大成というよりも、かなり新しいことにチャレンジしていた。エンディングにはおカヨ坊さんも登場。配信もあるようで、撮影はあのナカバさんだ。






 古い友だちがひさしぶりに集まり、ライブの感想をちょっとは話したい気もしたが、時間も遅いし、それぞれ帰っていった。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・桂小すみ)を聴き、深夜1時頃に眠る。

2023年3月28日火曜日

3月28日火曜日/千鳥ヶ淵は花見の名所

◇ テレビ

 早朝から少し眠り、昨夜から観始めた「ブラッシュアップライフ」の第2話を朝に観た。主人公は1989年生まれの設定。言わば、やりなおしの人生がその時代のあるあるになっていて、これが絶妙なのだが、バカリズムは自身よりもひとまわり以上も歳下の、しかも女子のその時代の体験をなぜよくわかっているんだろう。夢眠ねむは何歳なんだろうかというのも気になり、ウィキペディアを見てみたら、生年非公表だった。

◇ 千鳥ヶ淵・神保町

 午後から都内に。神保町のほうに用があるのだが、時間があったので、半蔵門で降りて、千鳥ヶ淵を歩いていきたくなった。千鳥ヶ淵は昨年の国葬のとき以来になるか、あのときには参列者しか通れなかった千鳥ヶ淵緑道を初めて歩いた。つい最近まで気にしたこともなかったのだが、ここは花見の名所で、今は「さくらまつり」というのをやっている。やっているもなにも、桜は自然に咲いているだけなのだが、天気もよく、花見客がうじゃうじゃいた。緑道を九段下まで、写真を撮りながら歩いていると、簡単に時間が経った。












 九段下から、さらに神保町まで歩き、昼食にする。さくら通り、馬さん餃子酒場という店に入り、ホイコーロー定食を食べた。750円。用を片づけ、夕方、水道橋のベローチェに入り、ひと休み。読書。水道橋から渋谷に出て、帰りも東横線に乗る。

◇ 読書・ラジオ

 帰りの電車で、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」を読み終えた。朝に読み始め、薄い本だから、行きと帰りで読み終えられた。谷崎潤一郎は今までちゃんと読んだことがなかったのだが、かわいい話だった。文庫解説は磯田光一。2012年改版、新潮文庫。底本は、1967年刊、「谷崎潤一郎全集」と書いてあるが、この作品がいつ発表されたかということをなぜどこにも書いてくれないんだろうか。

 夜遅くに帰宅し、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。オープニングは早坂営業に出演した話が中心。「笑って人類!」の書評を石戸諭が書いてくれたというので、ネットで読めないかと探してみたら、代わりに、幻冬舎plus で、石戸諭による太田のインタビューが公開されているのを見つけた。これはまた改めてきちんと読もう。

 「THE SECOND」という大会もそれなりに気になっていて、ツイッターから情報を追いかけてみると、32組から16組に絞られる対戦があったようだが、これ、配信だけなのか。大会のシステムをあんまり把握していなかったが、いったいどこからテレビで放送されるんだろうか。ホームページに載っている結果を見ると、びっくりするような勝敗がいくつも出ている。なんと、ジャルジャルが超新塾に負けたのか。なすなかにしやプラス・マイナスが敗れているのも惜しいじゃないか。

2023年3月27日月曜日

3月27日月曜日/足りる


◇ 飯田橋・日本橋

 朝から都内に。昼食は飯田橋、天下一という店に入り、ランチメニューの肉増し野菜炒めランチを食べた。830円。ひさしぶりに相席を経験し、ほかの客がテーブルのすぐ向かいに座る。うっかりしていたが、財布に所持金が千円しかないのに店に入ってしまった。足りてよかったけれども、ひやひやした。ドラッグストアに寄り、あまった小銭で飲みものを買った。

 夕方は神田のほうに移動し、日本橋を歩いた。所持金がないから、銀行にも寄らねばならなかった。このあたりは桜がきれいな場所がいくつもある。東京駅まで歩き、東海道線で帰ってくる。



◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。オープニングでは、劇団スティックの公演を観た話、それから、水卜アナの結婚についてもしゃべっていたが、高田先生は「午前0時の森」も観ているようだ。12時台はお宮の松がゲスト。子だくさんエピソードが中心だったが、舞台俳優としての話もする。高田先生のことを「先生」ではなく「師匠」と呼んでいて、高田先生をどう認識しているのかがどうも怪しい。高田先生には所ジョージの番組で初めてネタを観てもらったという話をしていて、高田先生は覚えていなかったが、この番組はしっかりと記憶している。まだ「北京ゲンジ」という名になる前で、「佐藤勝とソルティスロープ」というコンビ名だったはずだ。

 聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、「仮装大賞」マニアのナカバさんが劇団スティックの手伝いをしているそうで、その話を多くしていた。何年前になるか、ナカバさんとはあるライブの打ち上げでお会いしたことがあって、その場のみんなで一緒に撮った写真があるはずだ。14時台は寺田寛明がゲスト。

 早い時間に眠り、深夜に目覚め、録画していたテレビ番組をあれこれと。大評判のドラマ「ブラッシュアップライフ」を、録画はしているのだがずっと手をつけられずにいたのだが、第1話をようやく観る。会話だけで、まったくゆるむことなく引っぱる手腕。釘づけになってしまった。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...