ラベル 伊集院光 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 伊集院光 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年9月13日水曜日

9月13日水曜日/「福田村事件」の迫力

◇ ラジオ・テレビ

 ラジオをつけたままで眠っていたはずが、パソコンのバッテリーのプラグが抜けていて、ラジオが止まっていた。変な夢を見る。うちがすっかりリフォームされる夢を見ていた。その家はどうも子どものころに住んでいた家のようだった。ツイッターを覗くと、トレンドに伊集院光の名があり、なにかと思えば、伊集院光がニッポン放送の帯番組を始めるという情報が出ていた。早朝に情報が出たのか。夕方の帯番組、野球がない期間に半年限定ということだが、まあ、その後の展開もおそらくあるのだろう。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アンタウォッチマン!」はAマッソの特集。2015年に放送された「笑けずり」というNHKの番組は観ていなかったのだが、Aマッソはそこでサンドウィッチマンと共演しているんだ。VTRでは「笑けずり」に一緒に出演していたぺこぱの証言、そして、爆笑問題の証言もあった。特集のほか、番組最後には「徹座」の追悼公演の様子も伝えられる。

 午後から外出。あまりにも余裕がないのに、正気の沙汰ではないとは思うが、映画を観に行くことにする。いろいろと先手を打っていたつもりだったのだが、すべて裏目に出ている。京浜急行に乗り、黄金町まで。駅のすぐ近くのまいばすけっとに寄り、パンをひとつ買って食べておく。


◇ 映画

 シネマジャック&ベティにて、森達也監督の「福田村事件」を観る。15時10分の回。水曜サービスデー、1200円。サービスデーとはいえ、平日の昼間なのにほぼ満席だったんじゃないか。席に着くと、両側のひじ掛けのドリンクホルダーにペットボトルがあり、しかし、右側の席のひとはあとからやってきて、どうやら右側のペットボトルは忘れもののようだ。右側の席のひとに確認し、上映前にスタッフのひとに渡してくる。映画の前に余計な仕事をさせられた。さて、早く観たい観たいと思っていた「福田村事件」。森達也初の劇映画ということで、とても期待していた。映画は福田村事件という実際にあった事件を題材にしている。関東大震災後の混乱のなかで発生したこの事件のことは、この映画が作られるまで知らなかった。香川県からやってきていた行商団が、言葉に訛りがあることから朝鮮人と疑われ、自警団たちに殺されるまでに発展していく。その事件の手前には、朝鮮人差別とデマの流布があった。これがまず、きわめて現代的なテーマだ。制作資金はクラウドファンディングで集められた低予算映画ながら、意気に感じたのは俳優たちもそうで、驚くような魅力たっぷりなキャストが集結している。物語をぐいぐい引っぱっていくスター俳優たち、なかでも、田中麗奈がこのような問題作に出演するとはやや意外性があるじゃないか。「がんばっていきまっしょい」のころには、舟の上でまさかこんなことになるとは思いもよらなかった。ほかにも個性的が強いキャストがそろい、序盤から強烈な異物感を放っていたのが水道橋博士だ。あの絶妙に偉そうな感じ、役柄にハマり、さまざまな疑惑もオーバーラップする。映画賞もありえるんじゃないだろうかと思ったが、「東スポ映画賞」が続いていれば確実だったのではないか。そして、俳優たちの魅力に惹き込まされたそのドラマが、転がりだしていく迫力。能動的ではない観客でさえ引きずり込むちからがこの映画にはきっとある。なにが起きるかはわかってるのだけど。いや、わかってるからこそ怖くなるというほうが正しいか。しかし、正直に言えば、欠点もなくはないのだけど、そんなことは問題にならないくらいに魅力に満ちた映画だった。これほどどきどきさせられ、観終わってから呆然とするという映画体験もひさしぶりのこと。いやあ、すさまじい映画だった。


 映画の興奮を誰かにしゃべりたいくらいだったが、雲雀洞は閉まっていた。イセザキモールを関内方面に進み、17時半過ぎにようやく昼食。イセザキモールの裏通り、東北大飯店に入り、蒸し鶏の定食を食べた。660円。この店は二度目。カトレヤプラザのGUに寄り、黒のチノパンを買う必要があったのだが、値段が高く、代わりにシェフパンツというのを買ってみた。ブックオフにも寄るが、ビームせどりがいて、いいものは先におおむね取られてしまったようだ。せどりの先まわりをして、220円の新書を1冊だけ買う。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊買う。

◇ ポッドキャスト・ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、疲れてしまい、横になり、Spotify でポッドキャストを聴いた。「福田村事件」で検索してみたら、「植竹公和のアカシック・ラジオ」の最新回のゲストが水道橋博士だった。9月8日の配信。昨年の出馬から、選挙、当選、鬱病について、そして、後半では「福田村事件」の話をしている。「森達也塾プラス」というポッドキャストも見つけ、これも聴いてみた。森達也「エンタメにしなきゃいけない、映画は。やっぱり、なんといっても映画ってエンタメですから、最終的には。そんな啓蒙的な教条的な作品にする気はかけらもないです。だからまあ、エンタメとして、もちろんエンタメだけど、いろんなエンタメがありますから。刺さる映画にはしたいと思って作りました。」




 2時間ぐらい眠り、深夜に起きあがる。今夜は蒸し暑い。からだがまだ熱をもっている。録画していたテレビ番組をいくつか。「ニュース7」は、岸田首相の内閣改造の会見の中継から始まり、放送時間が延長されていた。「水曜日のダウンタウン」には、スーパー・ササダンゴ・マシンがプレゼンターとして登場し、前半は「正体バレたら即脱落マスクマン旅」という企画。現場の仕切りはケンドーコバヤシが務める。正体がバレなかった優勝者は誰なのかは明かされないままで終わった。後半は「久々に見た芸能人のキャラが3倍増しになっててもまぁそんなもんかと思っちゃう説」。囲碁将棋、パンサー尾形の食レポロケに同行する桑野信義の箸使いが3倍奇妙になり、あとから林家ペー・パー子も加わり、スタッフの顔を見ただけで誕生日がわかるという特殊能力を発揮する。そこからさらに、魚料理の漁獲時期、釣り人の誕生日、キジの剝製の捕獲日も当てていくという展開に笑わされた。

2023年9月2日土曜日

9月2日土曜日/醤油焼きそばを食べた

◇ テレビ・ラジオ・読書

 早朝に起きあがり、ラジオをつける。「木梨の会」を聴きながら、ブログを更新しようとするが、あたまがまわらなくてだめ。録画していたテレビ番組をあれこれと。テレビ神奈川で観ている「太田上田」は、先週から2週にわたり、清水ミチコがゲスト。そういえば、先週の「ボクらの時代」を観そびれていた。名取裕子、森山良子、清水ミチコという顔合わせ。森山良子の小木との初対面の話や、清水ミチコが30代のころにすべった話など。今朝の「ワルイコあつまれ」は「慎吾ママの部屋」に吉田羊が登場、楊貴妃を演じる。新番組「伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評」も録画しておいた。ラジオブース風のスタジオで、伊集院と佐久間がテレビ東京の番組についてしゃべる番組。後半には千原ジュニアも加わる。佐久間が初めてプロデュースした番組の司会が伊集院だったという関係。その「ナミダメ」という番組の映像も流れたが、この番組は一度も観たことがない。2001年から2002年に放送され、オセロ、オダギリジョーも出演していた。

 タイムフリーで、昨日の友近の「シン・ラジオ」(ゲスト・YOU)を途中まで聴き、午後はオンタイムのラジオに切り替え、「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は堀潤。ゲストのコーナーには前明石市長の泉房穂が登場した。泉房穂がこういう番組に出て、自由にしゃべっているのを初めて聴いたが、こんな強烈なひとなんだ。

 ラジオを聴きながら少し眠る。昼になると、やはり、暑さに体力を奪われる。昼下がり、駅の近くまで出かけ、遅めの昼食。餃子の王将に入り、醤油焼きそばと餃子を食べた。709円。ライフのマクドナルドに入り、読書をしていく。図書館で借りた「SFマガジン」6月号の特集「藤子・F・不二雄のSF短編」を読みたかった。「ヒョンヒョロ」が再録されていて、これは少し前に読みなおしたばかりだったからここでは読まなかったが、初出は「SFマガジン」なんだな。そのあとの作品総解説は、ざっとつまみ読みすればいいかと思っていたが、読み始めたら、結局、すべて読んでしまった。総解説というからには、これが短編の全作品というわけか。読んだことのない作品もちらほらあった。そのほか、佐藤大と辻村深月の対談、NHKのドラマのプロデューサーである川崎直子インタビューも載っていた。

 夕方に帰宅し、ブログの更新をひとつ。夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。6月に放送された「藤子・F・不二雄のSFワールド探検」という番組を、録画したままで観そびれていた。NHKのドラマに出演した塚地武雅、加藤清史郎が、藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れる。南信長、ヤマザキマリも加わり、この4人でミュージアムをまわる。南信長というひとの顔は初めて見るかもしれないな。

 今日の「Nキャス」は、三谷幸喜の伊丹十三賞受賞の話題から始まった。番組では贈呈式に密着する。三谷が「ラヂオの時間」を撮ったときには、現場に伊丹十三がやってきたという。そのあとには、ジャニーズの性加害問題を扱う。「さんまのお笑い向上委員会」は、向上ゲストの囲碁将棋に加えて、トータルテンボス、クロスバー直撃渡邊センスが登場。「にちようチャップリン」は、内村が不在だった回に出演したメンバーが、内村がいる回に改めて出演するという回だった。いぬ、シンクロニシティ、おしみんまる、マルセイユが登場。

 ラジオを聴きながら、夜にもブログをふたつ更新する。深夜2時頃に眠る。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

S-Fマガジン 2023年 6月号 [雑誌]
価格:1,320円(税込、送料無料)

2023年8月15日火曜日

8月15日火曜日/終戦記念日

◇ テレビ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「サンデージャポン」を火曜まで観ることができないというのもひさしぶりだ。どうもやることが多く、ばてている。トップは日大アメフト部薬物問題から。理事長である林真理子の経歴を紹介し、古い映像もいろいろと流された。林真理子と友人だという茂木健一郎を良原アナが取材する。林真理子、太田光代と話す機会があったという茂木健一郎のツイートが紹介されていた。それから、自民党のエッフェル塔写真だが、あの松川るいというひとは、今さら思い出したが、「劇場版センキョナンデス」に登場していたひとだ。あの映画のなかでは、わりと好印象をもったのだけどな。

 少し眠りなおし、午後、かつやに行ってくる。ロースカツ定食を食べた。627円。25周年感謝祭だとかで、今日まで150円引き。昼食どきのかつやはさすがに混んでいた。ついでに駅前まで、買いものをして、すぐに帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、これも聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、オープニングには春とヒコーキが登場。そのあとの「カレンダーリクエスト」という企画では、満島ひかりがゲストだった。いつもはNHKで裏番組をやってるんだけど、高校野球の中継のために今日は休みなんだ。「石橋貴明のGATE7」は、2週にわたり、伊集院光がゲスト。最初の週はラジコで聴きそこねてしまい、これは YouTube で違法のものを聴いた。野球の話をする番組なのだが、最初の週では貴明のほうが話を脱線させ、伊集院が野球の話に戻そうとする。一昨日の2週目では、伊集院がサバンナ・バナナズについて語っていた。

 録画していた「徹子の部屋」を、まず、観そびれていた昨日の放送は海老名香葉子がゲスト。もうすぐ、90歳だとは。お元気だな。そして、今日の放送は傑作選。「戦争と私」というテーマで、三波春夫、加藤治子、高峰秀子、三代目江戸家猫八の過去の出演回の映像が流された。◆ 三波春夫の回は1977年放送。三波「とにかく、百日間、この陣地をわれわれは死んでも守らなきゃあならないって、そういう命令なんですよ。ところがとんでもない、5日間でもうそれこそお手上げですよ。退却しなくちゃならない。そりゃひどかったですよ、その、砲弾の音というのはすさまじかったですね。戦友が悲鳴あげるわけですよね。「あっ!」っつったら、まったく、肩から首からすぽーんとね、きれいになくなっちゃうんですよ。爆風ですね。それが目の前ですからね。じつにびっくりですね。」「あれは何日だったかな、たしか、(8月)14日の朝だったと思いますけどね。(略)僕ら、ぜんぜん知らんわけですよ。終戦をやっと知ったのが9月の9日の夜でした。でえ、そんときにね、ロシア語が聴こえるわけですね。目の前にくるんですよ、斥候がね。(三波春夫はにこにこして)斥候隊がね。5、6人きたんでしょうかね、あれ。入り込んできちゃったんですよ。きやがったなと思ってね。ちょうど手榴弾もってましたからね。ひとつ、(投げるしぐさ)投げたわけですよ。投げたら、それがほんとに、その朝の戦闘開始の音でした。」 徹子「それは三波さんがお投げになった?」 三波「ええ、投げた。したら、(にこにこしながら)びゅーっ、という独特の手榴弾の音でね。それから14日の激戦の火ぶたがきられましたけどね。ええ、そんとき、最後までロシアの兵隊がね、「ママ―、ママ―」って母親の名前を呼んでました。ニッポンの兵隊も「お母さん」っつってね。僕の戦友はね、僕にしっかりしがみつきながらね、「お母さん、お母さん、痛いよ痛いよ」って言いながら死んでいきましたよ。」「(略)だからそんときにまあなんという、戦争そのものの真っただ中ですから、もうなにも考える日もありませんね。自分がとにかく生きなきゃいけないんだ、相手を殺さなきゃならない、ってことですからね。ところがまったく、(にこにこしながら)顔も知らなきゃ名前も知らないやつと戦うんだから、戦争なんてじつに愚かなものだと思いましたよ。で、僕は非常に射撃が上手かったせいですかね、僕が撃つ弾がよく当たるんですよ。そうしたら、今度はソ連のほうでは飛行機を1台出しましてね。あのトーチカにいるのはその、大変その頑強なやつがいるってんでね。僕に向かって爆弾を落としましてね。ほんとに、まんまるいタドンみたいなのがすーっとくるわけですよ。それを見た瞬間にもうだめだったんですがね。ばあーっと、そのまま。3時間ぐらいよく寝てましたね。もうぜんぶコンクリートあたまからかぶっちゃいましてね。」 徹子「怪我は?」 三波「ええ、怪我はね、わずか、ここにちょっと傷が残ってますがね。(略)部隊長も誰もいないんですよ、僕が目が覚めたら。もう北詰(三波春夫の本名)は死んだもんだと思って。みんな、逃げて行っちゃってるわけですよ。(略)そりゃもう、さびしいもなにも通りこしてね、もううつろですね。背中は寒い、足の裏は寒いね。かすかにね、大砲の音が、どーんと遠くね、祭りの花火の音みたいに聴こえるわけですよ。足の裏から聴こえるもんですね、音って。そう思いましたね。耳が「あっ、これは浪花節やれなくなったな」と思いましたよ。」 ◆ 高峰秀子の回は1989年放送。高峰「もう戦後は終わった終わったってね、戦後は終わったかもしれませんよ、でも、戦前なのよ、もうね。戦後が終われば「前」なのよ。だから、けっしてね、ひとごとじゃないとわたしは思うんだけど、そういうこと言うと、古いババアだなんて言われるからね、あんまり言いたくないけど、絶対に、戦後が終わりゃあ戦前なのよ。」 高峰秀子は敗戦の日に特攻隊の慰問に行っていた話をする。長谷川一夫、山田五十鈴らと、1時間ぐらいのショーをやっていたのだ。玉音放送があっても、雑音でなにもわからず、ぴんとこないという感じだったという。戦争が終わったのに、特攻隊員たちはどんどん飛んで行ってしまったという話をしていた。◆ 三代目江戸家猫八の回は1978年放送。猫八は広島で被爆した体験を語る。兵隊として、死体を片づける作業をしていて、爆心地から2キロぐらいのところにいたのだ。猫八「ボーイングB29がきたわけですよ、そしたらね、四十代のね、二等兵がね、一つ星が、あとでみんな駆り出されたひとたちですよ。おとっつぁんみたいなひとがね、入ってきて、「(敬礼して)兵長さん、また飛行機がまいりました」って言うんですよ。「落下傘が落ちました」って言うんですよ。それが原爆なんですよ。その日はお天気でしたよ、8月6日の8時15分、晴天ですよ。太陽がさんさんと降り注いでる。それよりもっと明るかったんですよ。つまり、白い光線ってよく言いますけど。ぱあーっと明るくなった。なんだろうと思ってわたしね、おもて飛び出した途端に、どおんと音がしたの。後ろから爆風が、ばあーっときて、2メートルぐらい吹き飛ばされましたよ。これはなんかねえ、なんかわかんないけど怖いなと思ってね。臆病ですからね。すぐ、防空壕入って出てこなかったんですよ。そしたら、おもてで作業してた班長の兵隊が、兵舎に戻ってきたんですよ。「岡田(猫八の本名)、たしか、なんか、外出の支度してうろうろしてたけど、どうしたかな、あいつは。」「あいつはずるいからな。どっか逃げちゃったんじゃねえかな。」って、うわさしてるところへ「はい、ここにおります」って出てったんですよ、防空壕から。「あっ、やっぱりこいつだ。このやろう、このなかに隠れてやがった」って。とにかく、外出の支度してっからおもて行けって。見てこいって。」「だから、街へ出たときに、真っ黒に焼けただれたお母さんが赤ん坊を抱いて、それでもうとにかく、まだ小さい子もいるでしょ、ほかに。だから子どもの名を呼ぶね、おじいちゃんが孫の名を呼ぶ、奥さんが旦那の名前を呼びながら右往左往してる。まあ…、地獄ですね。地獄ですよ。ぜんぶ黒いですから。真っ黒ですよ、焼けたのが。それで、川んなかに熱くて逃げたひとが、そのまんまのこういうかたちでお亡くなりになってましたよ。わたし、今思い出してもね、泣けてきますよ。そりゃあ、二十何万というひとでしょ。なんの罪もないひとでしょ。僕ら兵隊ですからね。そのあと片づけに行くとねえ、やけどでただれたひとが道端へずーっと寝かされてんですよ。なかには目の見えないかたもいらっしゃる。足音が聴こえると、「兵隊さん、助けて。水ちょうだい。水ください」って言うの。だけど、水あげらんないんですよ。「軍医殿、水をやってもよくありますか!?」「いかん!」水やったら、ほら、なくなっちゃうでしょ。だから「いかん!」って言うんですよ。でも、このかたたちは、どうにもならないってことわかりますからね。目で、僕は軍医殿に、軍医殿に飲ませろとは言えないでしょう。目だけ(うなずいてみせる)。これでしょ? あったかくなっちゃった水筒の水を、「兵隊さん、おいしかったですよ」ってねえ。そのまんまですよ。何人も、何人も、わたしの水筒の水を飲んで息をひきとりましたよ。だから、わたしは、今だから言えますけど、そのひとたちがね、手を握りしめて、今、言っていいか悪いかわかりませんけど、「兵隊さん、かたきをとってください」ってみんな亡くなりましたよ。まあとにかく、僕はその地獄を見てきましたよね。それからその死体をぜんぶ、トラックへ積んで、太田川の堤防へ積みあげてるんですよ。どうしようもないですよ、だって。それで、ガソリンをかけて、荼毘に伏したわけですよ。そんなことってありませんよね。ですからね、再び、戦争はやっちゃいけません。」

 夜遅くにブログの更新をひとつ。今日はずっと家にいたのに、ひとつしか更新できなかった。終戦記念日に戦争に関する映画をなにか観たいとも思っていたのだが、その時間もなくなった。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2023年8月10日木曜日

8月10日木曜日/言葉とコンピューター


◇ 虎ノ門・渋谷

 朝から都内に。昼は神谷町から虎ノ門のほうに向かい、珉珉という店に入り、ランチメニューの餃子一人前定食を食べた。600円。そのあとには渋谷のほうに移動し、宮益坂のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。夏休みのナイツの代打に伊集院光が登場するというので楽しみにしていた。パートナーは箕輪はるか。伊集院から高田先生の話が出るのが珍しい。「俺ねえ、高田文夫さん、ラジオの師匠としてっていうか、勝手に…。高田文夫さんは、自分の育ててるひとがいっぱいいるから、僕はそこに入ってないから、高田文夫さんからしたら、お前のこと知らないって思うかもしんないけど、高田文夫先生のひとことですごい開眼したことがあって。ニッポン放送で、そうやって出てきましたっていうときに、高田文夫さんがゲストに僕を呼んでくれたことがあるんですよ。で、僕は緊張してるわけですよ。僕はその、高田さんの集まりにも、高田文夫先生じゃないひとから誘われて、浅草キッドとかから誘われて、あいさつ行こうかっていうのもちょっと遠ざけてたから。どう思われてんだろうなとか、あと、あれがたけしさんの前でたけしさんをいちばん盛りあげてた高田文夫なんだって思うと緊張すんじゃん。入ってきたら、今日のゲストこのかたですって、ガチャって入ってくるみたいな展開で、生放送で。そのとき、高田先生が言ったギャグが、「どうしたんだ、新巻鮭を2本ももって」って言ったの。普通にきたの。「シルクハットが似合ってるなあ」「だけど、裸はだめだぞ」って立て続けに言うのよ。それが超面白くて。だからそんときに、ラジオってそういうことなんだと思って。」 そして、14時台は志らく師匠がゲスト。これまたわくわくさせられる顔合わせだ。落語家としては伊集院のほうが入門は早いが、志らく師匠のほうが歳上、しかも、伊集院は落語家を辞めているというねじれた関係にある。伊集院が「呼び捨てでいいんだよな、呼び捨てで。立川志らくです。」と紹介すると、志らく「どうも、伊集院師匠、ご無沙汰してます。」 話はまず、若手時代に共演した際に伊集院が抱いていた誤解から始まり、それから、師弟関係について語られていった。伊集院「それこそ、それがわかるひとと話をしたいなってずっと飢えてたんですけどね、今、どんどんコンピューターがあたまよくなってるじゃないですか。ええと、それを使ってるひとたちも似たような感覚になってくと思うんですけどね。コンピューターってビッグデータだから、たとえば、いい言葉、褒め言葉をいっぱい知ってるから、褒め言葉をいっぱい言ってるっていうことは、これは誹謗中傷ではない。で、あと、貶し言葉も、あまた貶し言葉をぜんぶビッグデータで入れてるから、こういうことを言ってることは悪口であるってことをやるから、これは誹謗中傷だから表示できませんみたいなことをやってくれる世の中にもうほぼなってるけど、僕、談志師匠に唯一褒められたことがあって、前座のときに大勢ひとがいるなかで、俺を急に指差して「馬鹿のなかではましな馬鹿」って言ったんですよ。すっごい嬉しくて。ほんとに、大袈裟じゃなくて、帰り、ずーっと笑ってるぐらい。「こいつはそういう意味で言やあ馬鹿んなかではましな馬鹿だよ。太ってるぶんだけましだ。」って言って。その要するに、目につくからってことなんだけど。この褒め言葉をたぶんコンピューターは理解しないと思う。」「これを言うと、コンピューターはもっとあたまよくなってくから、それすらも理解するようになりますよって言うんですね。みんな言うんだけど、僕が思うのは、その手前に、たとえば、家でアレクサに話しかけるときに、一回聞きとれないと、こっち側が合わせて、「アレクサ、今日の、天気は、」って訊くじゃないですか。あれをやるってことは、こっち側が合わせていくことだから、おそらく、この褒め言葉は通じづらくなってるってところで、言葉なんてのは通じる言葉、通じなければ意味ないから、減らしていくじゃないですか。そうすっと、コンピューターがうわまわりしてあたまよくなるより先に、言葉の理解と言葉の使いかたのほうが、俺は死滅していくと思うんですよ。」 

 センター街を抜け、まんだらけに寄り、階段の百均から3冊買っていく。渋谷から移動し、学芸大学のブックオフにも寄った。110円の文庫を1冊、220円の単行本を3冊買う。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは板尾創路。10年ぶりの出演だそうだが、前回の出演は観逃しているかもしれない。父が川柳作家だったというのも初めて知るような気がする。長女が亡くなったことにも触れる。前回出演時に亡くなった話をしていて、そのときの映像も流された。次女はカナダに留学し、これも知らなかったが、今は家族でバンクーバーに住んでいるという。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」に三遊亭白鳥が登場していた。取材は岸川真。タイムフリーで、月曜の「ラジオショー」も聴き始めるが、聴きながら眠ってしまう。ひどい疲れ。深夜0時前だったか。

2023年6月22日木曜日

6月22日木曜日/肉野菜炒め定食

◇ テレビ

 ようやくまともな睡眠をとり、朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は「昭和はむちゃくちゃだった系の映像 全部ウソでもZ世代は気付かない説」という企画だけで1時間。山之内すずら、Z世代のタレントたちをだますのは、中尾彬、伊集院光、フジモン、ケンドーコバヤシというメンバー、千原ジュニアが進行役を務めるが、プレゼンター側にもドッキリ形式になっていて、いきなり見せられたVTRをもとにウソをつかなければならない。このVTRもわざわざ作っていて、とても手が込んでいる。即興のウソは、さすが、伊集院ひとりだけが圧倒的にうまかった。

◇ 大手町

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を途中から聴き、午後から都内に。今日はわりと涼しい。予報では雨になるようで、まだ降っていなかったが、傘をもっていく。東京駅に出て、まず、昼食。大手町ビルヂングのバンブーに入り、ランチメニューの肉野菜炒め定食を食べた。800円。そのあとは、フィナンシャルシティのドトールに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 ドトールで、片岡義男「ホームタウン東京 どこにもない故郷を探す」を読み終えた。2003年刊、ちくま文庫。この本は文庫オリジナルなんだろうか。見開き2ページに短いエッセイがあり、つぎの見開き2ページには写真が2点、その組み合わせがくり返されるという構成。あとがきによると、百点の写真が載っている。20年前の本だから、SNSの写真に慣れた今の眼で見ると、なかなかレトロにも感じられた。SNSがない時代の写真論なのはもちろん、この時代にはまだブログもようやく出現したくらいだったはずだ。

 ツイッターを覗いてみると、SOIL & PIMP SESSIONS のドラマーが大麻で逮捕されたというニュースを目にする。昨夜には報じられていたようだが、そんなことは知らずに、SOIL & PIMP SESSIONS が参加しているライムスターの新アルバムを今朝も聴いていたのだが、さすがに客演のアルバムは配信停止になるようなことはないのか。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。昨日からNHKの「ニュース7」を毎日録画してみることにしたが、この番組、30分で無駄がない。結局はこのシンプルなニュース番組がいちばんかもしれない。気がつくのが遅かった。

 昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ももいろクローバーZ)と、それから、火曜の「午前0時の森」も観る。「午前0時の森」はリニューアルされ、「おかえり、こっち側の集い」という新企画が始まった。キラキラしているひとの総称を「あっち側」として、その逆に位置する、若林と同じ「こっち側」の芸能人の悩みに寄り添うというもの。初回はまず、JPと GENERATIONS の中務裕太が登場した。精神科医の水島広子も出演し、このひと、政治家だったよなと思い、検索して確かめてしまったが、あれっと思うくらいに政治家のころとは雰囲気が変わり、顔つきも口調も違っている。しかし、この番組、これはこれで面白いとは思うものの、セットも変わり、まるっきり違う番組になってしまった。今までのこの番組が好きだった。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週金曜の「トーキョー・エフエムロヒー」は小手伸也がゲスト。ヒコロヒーとは映画で夫婦役を演じた。先週金曜の友近の「シン・ラジオ」は、友近が舞台のためにのどを痛めていて、低い声でしゃべり出す。この日は予告どおり、バッファロー吾郎A先生とずんのやすがゲスト。それに加え、急遽、水森かおりも出演し、声が出ない友近をみんなで助けていた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」で横尾忠則の新連載が始まっていた。「週刊朝日」の連載が、休刊にともない、こちらに移ったかたちか。深夜2時頃に眠る。

2023年4月11日火曜日

4月11日火曜日/閉館していたと知る

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「しゃべくり007」は2時間スペシャル。前半は栗山英樹がゲスト。長嶋一茂、荒木大輔も登場したが、これはざっと早送りで観てしまう。後半は、竹田真一、藤井貴彦、山里亮太がゲスト。朝の新番組のメンバーか。これも興味がなく、早送り。昨夜の「ネプリーグ」も2時間スペシャル。普段は観ていない番組だが、木村拓哉の「教場」チームと爆笑問題のタイタンチームの対決があるから録画しておいた。いきなり「プシュー!」をやってみせる木村拓哉。しかし、こんなゲームとクイズの番組、さすがにぜんぶ観てられないと思い、冒頭だけ観て消去した。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は柴田理恵がゲスト。途中で消して、ブログの更新をもうひとつ。

◇ 二俣川

 午後から外出。二俣川まで歩き、相州蕎麦に入り、カツカレーを食べた。700円。今まで気がついていなかったが、相鉄ライフは先月で閉館していたのか。二俣川なんかしょっちゅう寄っているのだけど、たまたま、ここしばらくはくることがなかったから知らずにいた。相州蕎麦とドトールは営業を続けている。




 ジョイナステラスのくまざわ書店があるフロアに行政サービスコーナーが移転し、市立図書館で借りた本を、今日はここに返しにこなければならなかった。もともとはライフにあった行政サービスコーナーだが、それがここに移転したことを調べておきながら、なぜ移転したのかまではまったく考えていなかった。ライフが営業をやめたからここに移ってきたというわけか。くまざわ書店もよく寄るのだから、ここに行政サービスコーナーがあるのはちょうどいい。帰りもまた歩くが、ラジオを聴きながら歩いていたら、眠気に襲われ、今にも倒れそうになるくらいにつらくなる。食べたあと、なにも休まずに歩いていたのがよくなかっただろうか。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夕方に帰宅し、いったん眠ろうかと思ったが、横になったら楽になり、横になったまま、ブログの更新をもうひとつ。そのあとは、録画していた「さんま御殿」をすぐに観る。出演者たちの座席の距離がついにコロナ前に戻ったようだ。「節約家 VS 浪費家」というテーマで、節約家側に一之輔さんが初登場。さんまとは初対面だろうか。松本明子も出演していたのが心強かったのだが、一之輔さん、どっしりとかまえていて、そんなに発言は多くなかったが、最後に話をふられ、それが「踊る!ヒット賞」に選ばれた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊朝日」の嵐山光三郎の連載エッセイは、先週に引き続き、タモリのことを書いている。「いいとも増刊号」編集長だったころのことを書いているのだが、嵐山光三郎は一度だけ「タモリ俱楽部」にも出演しているのか。坂本龍一の追悼記事もあり、大貫妙子、友部正人、大友良英がコメントを寄せている。そして、「ニューズウィーク日本版」は坂本龍一を表紙にした追悼特集。スクショだけ撮っておいて、これはまた改めてじっくりと読もう。

 タイムフリーで、聴かねばと思っていた先週木曜の「ハライチのターン!」をようやく聴いた。澤部が体調不良のためにお休み、代役が伊集院光だというのでこれは聴かなければならなかった。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。書けるときは書けるものだ。深夜0時半頃に眠る。

2023年3月31日金曜日

3月31日金曜日/サービス精神がすごい


◇ 飯田橋・高円寺

 早朝に目覚めてしまい、ブログの更新をひとつ。しかし、これでは睡眠時間が短すぎる。朝から都内に。昼食は飯田橋、つい先日に入った天下一という店の上の階、ふくの鳥という店に今度は入ってみた。ランチタイムが始まる11時半を待ってから入り、カレーライスを食べた。味噌汁、サラダ、温泉玉子がつき、850円。おもてに出してあった写真よりもはるかにボリュームがあり、完食するのに苦労した。今日は寝不足で、胃が弱っているのかもしれない。

 午後は高円寺に移動。予定していたよりも早く到着することができ、めったにこない高円寺だから、古本屋をまわってみようと思い、グーグルマップで検索しながら訪ねてみるが、訪ねる店、訪ねる店、ことごとく閉まっていて、どうも間が悪い。サンカクヤマという店だけ開いていた。せっかくだからなにか買っていきたいと思い、外の棚から、岸川真の小説を買っていく。





 高円寺駅まで戻り、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとアップルパイを食べた。いちご大福パイの提供期間はもう終わってしまったのか、一度しか食べられなかった。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は中村芝翫がゲスト。金曜には珍しい大物ゲストだと思ったが、今、太田プロに所属してるのだね。エンディングまで聴いたら、中川家礼二も「立川流三人の会」にきていたと高田先生が話していた。クロストークはなし。そのあとには読書も。菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」を読み進めているのだが、切り取られているページがまた見つかった。こんな本はなかなか珍しいと思う。なんのために切り取っているのかよくわからないようなページなんだよ。



◇ トークライブ

 19時になり、高円寺パンディットに向かう。ここを訪れるのは2年ぶり、こしらさんと水道橋博士のイベント以来だ。今回は松村邦洋と福本ヒデのトークライブ。このイベントのことは「ビバリー昼ズ」で告知されていて知った。ドリンク代、500円を払って入場する。ドリンクはコーラをいただいた。狭い会場、30人程度の客席、正面の席は埋まっていて、壁際の横向きの席に着いた。最前列に陣取っているのは、どうやら、福本ヒデファンのおばさまたちだ。配信もあり、19時半開演。松村邦洋、福本ヒデが入場。ともに総理大臣のものまねをする同士という顔合わせだが、この珍しい顔合わせは福本ヒデの希望により実現したようだ。しかし、福本ヒデはものまね芸人というわけではなく、ニュースペーパーの公演のなかで、安倍晋三の役を演じているにすぎないため、メイクをしないと安倍晋三にはなれないようだ。対して、松村邦洋は、テーブルの上にはマネージャーが用意したらしいさまざまなカツラやキャップが並べられていたのだが、福本ヒデがそれらを使うように促すと、「のどで勝負」「仮装大賞じゃないんだから」と言って、なかなか使おうとしなかった。ここには松村のものまね芸人としての、意外なほどの矜持が見える。結局、使いはしたのだが、後半は、きっちりとメイクをした安倍晋三と、カツラをつけた小泉純一郎の対談になった。福本ヒデは会話をまじめなほうにもっていこうとするのだが、松村は「郵政解散」というワードが出ると、そこからピンク・レディー解散に話が飛び、たのきん解散、そこからマッチにつながり、「ヨコハマ・チーク」や「情熱☆熱風☽せれなーで」を小泉純一郎のままで歌う。さらには沖田浩之の歌まで歌い、ここまでいくと、小泉純一郎とはなにひとつ関係がない。これには涙が出るほど笑った。ほかにも、佐藤栄作の話をしていたかと思えば、佐藤B作の話になり、ABブラザーズから「A地点からB地点まで」と「恋のぼんちシート」を歌い出すに至るという展開もあった。福本ヒデ側が用意していた「桜を見る会」の写真をもとにトークをしていたのも面白かったのだが、松村のものまねはひたすらナンセンスに走る。記憶喪失のアントニオ猪木というネタにも爆笑。身をよじって笑っていると、福本ヒデがこちらを見て、プロレスを知らない若いひとも笑ってますよとぽろっと言っていた。自分のことを言っているのだと思ったが、別に若いひとじゃないし、それはいいのだが、なぜプロレスを知らないとわかるのか、その決めつけはなんなんだ。公演は2時間以上。途中、休憩を挟んだのだが、その時間に、松村の提案で、会場の全員で集合写真を撮ることになった。みんなで写真を撮るライブって、そんなのなかなかないだろう。松村邦洋のサービス精神がとにかくすさまじいライブだった。





(集合写真は、後日、高円寺パンディットのツイッターアカウントに投稿された。)



 高円寺駅に戻ると、さっきまでいたマクドナルドの看板がなくなっていたので驚いた。今日が営業最終日だったんだ。そんなことはまったく知らずに利用していた。

◇ ラジオ

 帰りの電車内では、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台はエド・はるみがゲスト。現在、博士号を取得しようと勉強しているんだそうで、すさまじいバイタリティと能力だ。笑いも忘れていないし、このひと、やっぱりちょっとすごいな。先週金曜の「あなたとハッピー」も聴く。一之輔さんが担当する金曜日に伊集院光がゲスト。この番組に登場は二度目か。ここのところ、伊集院がやけにニッポン放送に出るようになっているのが気になる。

 帰宅は深夜0時前になり、明日も朝早くから出かけるため、時間的な余裕がなにもない。どうやっても寝不足が続いてしまう。

2023年3月29日水曜日

3月29日水曜日/「立川流三人の会」

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していた昨夜の「午前0時の森」を観ると、今週はもちろん、水卜アナの結婚を話題にする。中村倫也からの手紙も読まれ、TAIGAさんからは花束の贈呈、山里亮太も登場した。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ナイツ ザ・ラジオショー」だが、今週の「ラジオショー」はナイツが春休みで、今日は伊集院光が代打を務める。となると、「ビバリー」のエンディングにも注目せざるをえない。昇太師匠と伊集院のクロストークというのはなかなか珍しいんじゃないだろうか。そして、「ラジオショー」は伊集院と安藤なつという顔合わせ。この関係性も面白いのだが、家を出なければならないので、これはまた改めてタイムフリーで聴こう。

◇ ブックの日

 午後から外出。今日は夜に予定があるのだが、ブックの日でもあるので、それも無駄にはできない。まず、いつもどおり、鶴ヶ峰のブックオフに。ブックの日のクーポンを使用するには500円以上の買いものをする必要があり、たった500円の本を選ぶのに苦労する日もあるのだが、今日はすんなりといい本を見つけられた。そのクーポンだけでなく、鶴ヶ峰店はブックの日には2割引きにもなるから利用しない手はないのだが、さらに、水曜は雑誌がなんと半額だった。文芸誌を2冊選び、これらがそれぞれ半額、それと、110円の文庫本と新書を各1冊、これが2割引きになり、さらにアプリのクーポンで300円引きとなる。これだけ買って、計300円弱。鶴ヶ峰店はすごい。


 鶴ヶ峰から横浜に移動し、先に昼食にする。五番街の龍王を覗いてみると、この店はよく行列ができているのだが、行列がなく、今がチャンスとばかりに入ってしまう。にんにく醤油のレバー丼を食べた。大盛り無料、600円。そして、ビブレのブックオフに。ここもすんなり、500円を超える。今日みたいに、あとの予定があるときは助かる。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊、ついでに、550円のCDも1枚。もう時間に余裕がなく、今月は2店だけしか寄れなかったが、しかし、思いのほか、いい買いものができた。





◇ 落語会

 横浜から東横線、中目黒から日比谷線に乗り換え、はるばる人形町まで。高田文夫プロデュースの公演「立川流三人の会」を観るため、明治座に。すぐに完売してしまい、一度はあきらめたチケットだったが、追加で販売された立見席の情報を運良く知ることができ、朝から並んでまで買ったのが今月10日のこと。そこまでしてチケットを買うこともひさしぶりだった。今日の公演は昼の部と夜の部があり、観るのは夜の部だが、昼の部も気になり、こうそわそわする公演もめったにないのだが、昼の部の情報もツイッターからチェックしつつ、夜の部のチケットをゆずるというツイートを目にして、リツイートしたりもしていた。開演30分前には到着。明治座だから幟が立つのだろうかと期待したが、さすがに今日は一日だけの公演だから幟はないのか。飾りつけもなんにもないのがやや寂しい。手指の消毒をして入場。入り口ではステッカーが配られ、これが唯一の記念の品。まず、3階席(建物は4階)まであがり、席を確認する。客席のいちばん後ろの通路の床にテープが貼られ、囲われているところが立見席。一応、正面の真ん中寄りの場所で、立見席のなかではいい席だ。しかし、開演までこんなところに突っ立っていても疲れてしまう。立見席とはいえ通路だから、カバンを置きっぱなしにするのもまずいかと思い、カバンをもって下の階に降りる。トイレを済ませ、開演が近くなるまでソファーベンチでくつろいでいた。

 18時開演。幕が開くと、舞台の上には桜が咲いているセットになっている。まず、高田先生が登場し、「中条きよしです。」「道端ジェシカです。」 と自己紹介する。そして、高田先生に呼び込まれるかたちで、志らく、談春、志の輔が順に登場した。出番順は決められておらず、それを決めるジャンケンが最初にあるという趣向。最初に談春が勝ち、談春はたしか二番手を選んだはずだ。志らく、志の輔のジャンケンは志の輔が負け、トリは志の輔かと誰もが思ったが、勝った志らく師が、なんと、トリを選んだ。主役を志の輔には譲りたくないということか。昼の部は談春がトリで「文七元結」をやったので、負けじと、志らく師も「文七元結」でトリをとると宣言した。最初に二番手を選んでいたはずの談春師は、高田先生たちがそれを聞いてなかったようで、早く決めろよと急かされるようにして、談春師は初めて選ぶように一番手を選んだ。一番手として、改めて高座に登場した談春師、思い出話を語り始め、これが止まらない。いちばんセンチメンタルなのは談春師だ。しっとりと「宮戸川」をやり、続いて、志の輔師が登場。談春師に誘発されたかたちで、志の輔師も家元の思い出を語る。昼の部では「親の顔」をやったようで、この位置ならば夜は古典を聴けるかと期待したら、「みどりの窓口」だった。家元に新作を褒められたエピソードからこの噺に入った。志の輔師の新作に対するこの執着はいったいなんなんだろうか。二席終わり、休憩に入ったときには19時半。予定よりも延びている。下の階のロビーに降り、座りたいのだが、席はあっという間にとられてしまい、反対側までぐるっとまわり、ようやく座れる席を見つけた。ロビーぐらい、立見席の人間に座らせてくれと思うよ。30分の休憩を終え、席に戻る。立見席はすべて売れているはずなのに、左隣りが空いたまま、この客は現れそうにないから、左側に少し移動し、のびのびとスペースを使わせてもらうことにする。後半はトリの一席のみ、志らく師匠が登場。宣言どおりに「文七元結」をやった。志らく師のここぞというときの勝負強さがさすがだった。志の輔師匠がトリだったら勝負は賭けなかったんじゃないか。志らく師の高座は45分ほど。結果的に、昼の部と夜の部が対のように、いいバランスの会になった。エンディングでは、また全員が勢ぞろい。志らく師の口調が馬生師匠にそっくりと談春師、志らく師がやっている最中、裏では談春師と志の輔師がそんなことをしゃべっていたようだ。志らく師には同時通訳が必要だと突っ込み、志の輔師には耳が聴こえないと突っ込む、この3人がそろい、いちばん楽しそうにしていたのは談春師だった。この「立川流三人の会」はこれが3回目。過去2回はチケットは買えず、観ることがかなわなかったが、過去2回のときは談志師匠はまだ元気だった。今日、楽屋にはそれぞれの弟子はたくさんきていたが、兄弟弟子はひとりもきていなかったという。


 終演後、大混雑のなかを下の階に降りていくと、あれっと思って、何度もちらちら見てしまったが、ロビーに三浦瑠麗のすがたを発見した。この会に三浦瑠麗とは意外な、しかも、大変なときではないのかと思ったが、三浦瑠麗はどういうわけかマスクもせずにいた。外に出たところで、広瀬和生も目撃する。外に出ると、まさかの雨降り。少し離れたまいばすけっとまで走り、ビニール傘を買った。帰る前にひと息つきたく、人形町のマクドナルドに寄っていく。スマホの充電もしたかった。アイスコーヒーにドジな店員がミルクをふたつつけ、3階の席まで上がってしまってから気がつき、取りに戻るのもめんどうだから、ガムシロップなしで飲む。1時間ほどして外に出ると、雨は止んでいた。なんという間の悪さ。

 帰宅は深夜0時を過ぎる。今日は家を出る前に録画残量を作ったつもりでいたのに、勘違いしていたようだ。「あちこちオードリー」が途中までしか録画されておらず、「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」の最終回はまるまる録りそこねてしまった。これは悔しいな。楽しい一日かと思えば、なにかしら失敗している。眠る前に、これはきちんと録画されていた「水曜日のダウンタウン」だけ観る。「隠れた友達が全く見つからず見つかるのは見ず知らずの子供ばかりだったら幼稚園児でもさすがに恐怖感じる説」というのはひどかった。幼稚園児をドッキリに仕掛けるのは絶対にやめるべきだ。どれだけギャラが出るのか知らないが、これを許可する親もひどい。深夜2時頃に眠る。

2023年2月26日日曜日

2月26日日曜日/外出してもラジオ


◇ 神保町

 朝から都内に。昼食は神保町、ガチマヤという沖縄料理の店に初めて入り、ランチメニューの沖縄そば定食を食べた。850円。ふりかけご飯と、お菓子もついている。店内には、安室奈美恵の曲が流れていた。カレーの共栄堂の隣りの店。そのあとは、ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながら、少し眠った。

 先週日曜の昼に放送された「伊集院光のオールナイトニッポン」を、朝の電車で聴き始め、ベローチェで最後まで聴き終えた。「オールナイトニッポン55時間スペシャル」のラインナップで、最後までシークレットだったのがこの枠。番組は「オールナイトニッポン」のそもそもの思い出話から始まり、このあたりはよく語られる話だが、そのあとには「二部祭り」になり、伊集院がニッポン放送で番組をやっていた同時期に「オールナイトニッポン」の二部を担当していたパーソナリティたちがつぎつぎに登場した。20分頃から、まず、久保こーじ、石川よしひろが登場。以下、登場順に、加藤いづみ、北原ゆき、森若香織、渡瀬マキ、真璃子。浪人生だった北原ゆきは現在は放送作家なのか。加藤いづみからは一部を担当していたウンナンのエピソード、森若香織からはとんねるずのエピソードが出たりなど。エンディングには全員勢ぞろい、最後は川村カオリの「ZOO」が流れて終わった。「伊集院光のオールナイトニッポン」とはいうものの、この枠は同窓会的な特番の司会を伊集院が務めたという感じだった。懐かしいムードたっぷりだったが、しかし、今回登場したパーソナリティたちの番組はどれも聴いてなかったな。加藤いづみはのちに一部に昇格し、その時期には少しは聴いたことがあったかもしれない。なにしろ、「電気グルーヴのオールナイトニッポン」を熱心に聴いていたから、ほかのパーソナリティはすべて攻撃の対象のようなもので、それに毒されていた自分は、石川よしひろなんかを聴いてるやつなんて信じられなかったのである。

 ベローチェを出て、裏のアカシヤ書店に寄り、それから、白山通りに出る。タクトを覗き、交差点に戻り、古本屋を覗きながら靖国通りを歩き、ブックパワーRBまで。結局、古本はなにも買わず、裏通りを戻り、すずらん通りに。東京堂に寄り、1階、2階、3階と、すべてのフロアを見てまわった。


 神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均から1冊だけ買っていく。店内は外国人の客も多い。センター街を抜けようとすると、ドン・キホーテで売っているのか「10円パン」と書かれた箱をもったひとをちらほら見かけた。流行ってるのかな。東横線の特急で横浜に戻り、ビブレのブックオフにも寄ろうかと思っていたが、アプリのクーポンを確認したらもう使用済みだったからやっぱりやめる。有隣堂を少し覗いてから帰る。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 帰りの電車内で、東浩紀「弱いつながり 検索ワードを探す旅」を読み終えた。2016年刊、幻冬舎文庫。親本は2014年刊。文庫解説は杉田俊介。長いあいだ、東浩紀にはあまり関心がなかったが、去年、「ゲンロン戦記」という本を読んだら共感するところだらけで、ほかの本も読んでみたくなった。この本も、こういっては図々しいが、なんだか今までの自分を肯定してもらったような気にさせられた。そういえば、もう十数年前のことだが、自分のブログを読んでいるというひとに会ったら、東浩紀の話をされて、その時点では読んだことがなかったから、なに言ってるんだかぜんぜんわからなかったということがあったが、ブログにこういうことを書くひとは東浩紀はもちろん読んでるでしょうという感じだったんだろうか。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」では、がらがらだった志摩スペイン村が人気になっているというニュースが気になった。YouTuber とコラボしたのがきっかけなんだって。笑福亭笑瓶、松本零士の訃報が続けて扱われる。笑瓶は、亡くなる6日前に「噂の!東京マガジン」の収録に参加していたのだ。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、この番組では「ルフィ強盗団」を連続して扱っている。小川泰平、秋山博康のコンビが今週も登場。そのあとには旧統一教会問題を扱い、元2世信者の小川さゆりさんを鈴木エイトが取材する。そのあとには、1年が経ったロシアのウクライナ侵攻を扱い、小原ブラスが出演した。この番組は、ロシアのことも旧統一教会のことも、名物コメンテーターを発掘しつつ、きちんと継続して扱っている。しかし、そういえば、笑瓶の訃報には触れられなかった。

 今日の「笑点」も観る。一之輔さんはレギュラーになって以降、ずっとオープニングに登場している。演芸コーナーにはポカスカジャンが登場。2人体制になってからは初めてじゃないか。50音ミュージックと、魚河岸のフラメンコ、いずれも初期のころからやっている鉄板ネタ。評判が気になり、ついついツイッターで検索してしまうと、2人だけになっていることに驚いているツイートが多数ありながらも、好評なツイートが多くてなによりだ。

 タイムフリーで、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」の番組をもうひとつ、先週日曜の夜に放送された「明石家さんまのオールナイトニッポン」を聴いた。時間的に、聴けるのはこれが最後の1本。「オールナイトニッポン」よりも「セイ!ヤング」を聴いていたというさんまは、落合恵子のクレヨンハウスに絵本を買いに行ったこともあるようだ。今回の番組は小西マサテルが作家に入っていて、さんまは小西の本を読んでいるが、本を読むのに1冊3ヶ月ぐらいかかるという。そして、今回の目玉、ゲストの鶴瓶が登場すると、若手時代からの先輩後輩エピソードには尽きることがない。2匹のけものが互いに甘噛みしあっているようなトークを展開する。鶴瓶は番組最後までは残らず、そのあとには、さんまから「オールナイトニッポン」の思い出が語られたが、このさんまのひとりしゃべりはじつに鋭いものだった。テレビのさんまでは、この話術はなかなか聴けないのである。

2023年2月14日火曜日

2月14日火曜日/レターパック その他

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 早朝に起きあがり、まず、ブログの更新をしようとするが、眠くなり、中断して、もう少し眠りなおした。目覚めて、ラジオを聴きながらブログの更新を仕上げる。これだけでもう午前中がつぶれてしまった。昼はラジオ。東貴博と黒沢かずこの「ビバリー昼ズ」は、欽ちゃんがゲスト。楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「週刊朝日」の一之輔さんの連載では、「笑点」の新メンバーになったことについて書いていた。情報を漏らさないよう、この原稿は2月3日金曜日の締め切りをオーバーし、2月5日日曜日、17時35分に送信したと書いてある。その発表があった放送も生放送ではないのに、よく情報が漏れなかったものだと思ったが、収録は前日、2月4日土曜日の昼にあったようだ。そのほか、巻末グラビアページには蝶花楼桃花の密着記事があり、このタイミングのこの記事、「週刊朝日」は完全に桃花が新レギュラーだと読んでいたんだろう。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は前田吟がゲスト。話題は、最近の再婚について。前田吟がハチ公前で待ち合わせてデートしたっていうのは可笑しいな。昨夜の「深夜0時の森」と「キョコロヒー」、それから、日曜の「おかべろ」は、ウエストランドとさや香がゲスト。石井は体調不良で欠席、新山ひとりの出演だった。観そびれていた先週の「ぺこぱポジティブNEWS」は、前週に引き続き、松陰寺が「バケツリスト」を叶える企画。コメンテーターの伊集院光と大西流星もバケツリストを公開し、伊集院のバケツリストもかなり気になる内容だった。やっぱり、昼のラジオをやりたいんだ。ツイッターを覗いてみると、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」の「交渉中」だった最後の1枠が伊集院光であることが発表されていた。

 夕方、駅前まで外出。レターパックプラスをひとつ出すため、郵便局に。日高屋に入り、中華そばと餃子を食べた。630円。スーパーで買いものして、1時間ほどで帰ってくる。

 夜、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。オープニングはオンタイムで聴いていたが、聴きながら眠ってしまった。そのあとには松村邦洋が登場していたのだ。エンディングまで、ずーっとものまねやりまくり。スシロー、かっぱ寿司、くら寿司のものまね(?)に笑う。これは聴き逃してはならなかった。Spotify のポッドキャストで「問わず語りの神田伯山」を聴くと、先週火曜に開催された「爆笑問題カーボーイ」のイベントを話題にしていた。伯山も映像出演したのだな。伯山は、伊集院に武道館で二人会をしようと提案する。深夜1時からは今日の「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。オープニングでは、「タイタンライブ」でネタを飛ばしまくった田中が責められる。今夜は深夜3時まで、ひさしぶりに最初から最後までオンタイムで聴いた。

 夜は調子が出て、ブログをもうふたつ更新する。Spotify のニューリリースから、Night Tempo と小泉今日子の新曲があり、聴きながら眠る。

2022年12月31日土曜日

12月31日土曜日/大晦日

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 深夜から眠れず、早朝、ラジオをつけると、「木梨の会」に香取慎吾が出演していた。2時間ぐらい眠ってから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜、途中まで観た「アメトーーク!」の残りを。「アメトーーク大賞」の最後には、江頭と出川のカースタントのVTRがあり、そして、グランプリには有吉弘行が選ばれた。そこにはいずれも上島竜兵のすがたが見え隠れする。

 録画したままで観ていなかった「M-1」の「アナザーストーリー」を、今年の放送を先に観たついでに、過去のものも観てしまう。2年前、2020年の「アナザーストーリー」はマヂカルラブリーが優勝した年だが、錦鯉、ウエストランドという、のちのチャンピオンがそろって決勝進出しているほか、ニューヨーク、見取り図、おいでやすこがという売れっ子たちも輩出している。2年経って、それぞれの未来を知ってから観るのもまた面白いもので、錦鯉も、この年はファイナルステージに残ったわけでもないのに、この時点からかなり多く扱われていて、それだけドラマがあるコンビということか。マヂカルラブリーのふたりは、野田は2003年、村上は2004年にそれぞれ初出場した映像から残されていて、それだけの歴史の厚みがもはや「M-1」にはあるのだ。2020年という年は、野田は先に「R-1」で優勝していて、「R-1」のトロフィーも映していたのだが、お見送り芸人しんいちがもっているトロフィーとはかたちが違うということにも改めて気がついた。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週の「爆笑問題の日曜サンデー」には伊集院光が登場していて、これは聴き逃すわけにはいかない。月曜に放送された今年最後の「ビバリー昼ズ」も、一度聴いたのだが、聴きながら眠ってしまったので、これも聴きなおす必要があった。オープニングでは、高田先生が「エルピス」を絶賛していた。12時台はヨネスケがゲスト。主演映画、河崎実監督「突撃!隣のUFO」の話題から始まる。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで、読みそびれていた「週刊文春」のラジオ特集もようやく読めた。高田文夫先生のインタビューがあり、構成はおなじみの岸川真。「ビートたけしのオールナイトニッポン」を始めるときに「ぬかるみの世界」を参考にしたという話は初めて知るかもしれない。そのほか、大沢悠里と毒蝮三太夫の対談、藤井青銅が語る伊集院光など。

◇ 二俣川

 昼過ぎに外出。二俣川まで歩き、相州蕎麦に入り、特製肉つけ麺を食べた。830円。大晦日だからケチなものはやめようと思い、やや高いメニューを選んだが、年越しそばにするにはもうちょっとシンプルなそばのほうがよかったか。つゆがピリ辛で、ひとくち目でむせてしまった。年越しにピリ辛はやっぱり変だ。


 ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、二俣川ライフに戻り、ドトールに入り、ひと休み。大晦日は営業時間も違うだろうから、閉店時刻を確認してから入った。読書をするつもりでいたが、しかし、読み始めてすぐに眠くなる。今年最後に一冊読み終えてしまいたかったが、これは年またぎでいいか。

◇ ラジオ

 夜に帰宅し、テレビの録画残量の確認をしてから、夜もタイムフリーでラジオ番組を聴いていた。先週日曜に放送された「志の輔ラジオ 落語DEデート」は、山田邦子がゲストだった。人形町の末広で、子どものころに先代の三平や正楽を観ていたんだそうで、これは山田邦子の著書のなかでも語られていた。渡辺徹の話にもなり、志の輔師匠ともつながりがあったとは知らなかったが、文学座の舞台で富山公演があるときには志の輔に電話がかかってきたという。落語は、談志師匠の「芝浜」。1966年5月、東宝演芸場での録音、30歳のときの音源が放送される。山田邦子「あたしね、やっぱりかっこよかったですよ、談志さんはね。ジーパンなんか履いちゃって。学生のときに、渋谷の駅で立ってるとこ見て。「うわあ、談志見た! いいことあんなあ」って思って。好きだったのに、デビューしたら、なんかねえ、ちょっと意地悪で。まあでも、あんまりほら、へらへらするかたじゃないから。普通にあいさつしてたんだけど。たけしさんとは仲よくって。そしたらあるとき、クイズ番組で、「俺ね、お前に謝りたいんだよ」って。「お前のこと、勘違いしてて。悪かったなあ」って。「俺、お前のこと好きだよ」って言ってくれて。嬉しかったんだけど、「あっ、嫌いだったんだ!」と思って。(笑)ちょっとねえ、さかのぼって、なにがあったんだろうっていうのは思ったけど。でも、ちゃんとそういうこと言ってくださるひとでした。かっこいい。好きでした。」

 続けて、27日火曜に放送された特番「さようなら六代目三遊亭円楽」も聴いた。パーソナリティは伊集院光。冒頭に、わかりきっていることだが、円楽との師弟関係を改めて説明するところから始まった。円楽が出演したTBSラジオや系列局の名場面、あるいは未公開音源を流しながら、合間に伊集院がコメントを挟んでいくという構成。わりと近年の音源ばかりではあったが、伊集院と対談した番組では、円生襲名について、たっぷりと、具体的なことが語られていた。そのあとには好楽が出演し、好楽と伊集院の関係も面白いのだが、ここでの会話も円生襲名の話が多くなった。最後には事務所が保管する高座の音源から、あえて珍品を選び、「代書屋 天野幸夫伝」を放送した。

 そして、オンタイムのラジオ番組に、やや早い時間からFMヨコハマをつけ、IKURAさんの番組から聴き始め、23時からは「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。以前は、クレイジーケンバンドのカウントダウンライブに毎年のように行っていたものだが、コロナを挟み、今はやっているのかも知らない。ラジオを聴きながら、寝っ転がったまま、だらしなく年を越し、そのあとは元日の日記に続く。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...