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2023年8月20日日曜日

8月20日日曜日/冷やし麺を食べた

◇ 生活・テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。1階に置いてあったポータブルエアコンを、下では使わないから2階に運んでしまおうと思い、置き場所を作るために掃除をした。ものを少し動かすだけでも、買っていたことを忘れていたレコードを見つけたりなどもしたのだが、ネズミが通った痕跡、つまり、やつの食べカスや糞が散乱しているのを見つけ、悲鳴が出そうになる。ネズミの通り道がどうやらあるようだ。じつに不衛生なもので、掃除機をかけ、さらに雑巾掛けもせざるをえなくなった。ポータブルエアコンなんてものは本来は簡単に使えるものなのに、日頃の掃除を怠っているから大仕事になる。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」には堀江貴文が出演。この番組にはしょっちゅう出ているような気がしていたけど、今年に入ってからは初登場なんだ。まずはビッグモーターの問題から扱うが、クルマを運転しない人間からすると、この問題にはあまり関心がない。自動車生活ジャーナリストの加藤久美子というひとが解説に登場するのだが、このひとの息子は天才少年としてよくテレビに出ているんだそうだ。そのあとは、DJ SODA の性被害事件。ホリエモンによると、触ったやつから連絡がきているという社長がいるそうで、その社長というのは、山口県で四千万円の給付金が降り込まれた男を再生させようとしているというからなんだか怪しい話だ。DJ SODA の服装に問題があるという意見に対しては、太田が「海水浴場でビキニ着てるひとをさ、触っていいわけじゃないじゃん。もっといきゃあ、混浴風呂でも触っちゃだめだからね。」と発言していたのがじつに明解だった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台は佐野史郎がゲスト。7月に出演する予定だったが、佐野史郎が入院したためになしになり、改めて今日の出演というわけだ。この番組は13年ぶりの出演。「ゴジラ」と「ウルトラマン」の新作の話をふられると、さっそくオタク話が止まらない。プロフィール紹介のBGMはゲストの好きな曲をかけるのだが、佐野史郎が選んだのははっぴいえんどの実況録音盤。今度はそこから音楽の話が止まらなくなった。16歳のときに島根から夜行列車に乗り、「中津川フォークジャンボリー」を観に行ったという。「なんか、そういうとこに行っちゃうんだよねえ。」という佐野史郎は、ユーミン、シュガーベイブ、坂本龍一なんかも少ないキャパの会場で観ているんだ。出世作の冬彦さんについて、太田「冬彦さん的な突飛な演技をするっていうひともあんまり今…」 佐野「当時、僕は変なひとのつもりで演じてないからね。だって、彼には彼の言い分があるし、別にパソコンばっかりやってたって変じゃないし、今だって当たり前…、そんなこと言ったら全員冬彦さんになっちゃいますよ、今の時代。なにひとつ、お母さんのこと思って一生懸命やってたんだしさあ、っていう、まあ、スタンスでやってたんで、変なひとを演じようと思ってたわけじゃない。」

 夕方頃、駅前まで出て、日高屋に入り、黒酢しょうゆ冷やし麺を食べた。600円。そのあとにはライフのマクドナルドに入り、しばらく読書をしていく。買いものして、夜に帰宅。

◇ テレビ・ラジオ

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。「まつも to なかい」は追っかけ再生で観てしまう。松本の娘が中居のことを知らなかったという話から、中居は「知らないひとと話したことがないっていう感覚もある」と、なかなかすごいことを言う。中居「自分のことを知らないと思って接したことがないのね。テレビに出ている中居で接してる感じかな、どんなひとでも。だから、あなたのこと知らないんですけどって言われたときに、どうやって話せばいいのかわからない。」と言うと、松本もそれに同調した。ゲストは宇多田ヒカル。松本とは15年ぶりの共演だそうだ。松本が藤圭子のカバーアルバムを出してほしいというと、宇多田「母親に演歌歌っちゃだめって言われてましたし」「歌いかた、こぶしが逆だからって。」「カラオケ行ったら歌っちゃうんですけどね。「面影平野」っていう歌が好きで、あれ歌うの好きで、あれはカラオケ行って歌っちゃいます。」 音楽の作りかたについて語られていたこともとても面白かった。宇多田「いちばん最初のとこから言うと、なにもしてないとき? 音楽作ろうとか、音楽作ってるっていう状態じゃないとこがいちばん大事で、わたし、けっこうそこ時間かけちゃうんですけど、インプットの時期? みたいなのが、何年もあったり、人生で蓄積してきたもの、そこまで。いろんな、生きてて、普通に見たものとか、感じたこととか、聞いたこととか、今日のこういうお話とか、いろんなものが入ってくるじゃないですか。それで、たぶん、一回それが消化っていうか、解体されて、細かい…、たとえば、日記と詩とかでぜんぜん違うのは、日記は記述で、詩は描写だから、その、細かいディテールはほんとかどうかは関係なくなってくるじゃないですか。たとえば、こういうとこに座って、こういう色のスーツ着てたとか、テーブルがこうとかっていうディテールみたいのはあんまり関係なくて、それがぜんぶばらばらに粒子みたいに解体されて、じゃあ、ピアノに座って、なんかこう、探ってるうち、そこで自分と対話が始まって、そのときになんかこう、ブロックが再構築されてって、それがアウトプットになってくみたいな。」 それを松本が「すべらない話」と似ているといって、宇多田ヒカルも同じだと思いますというのだけど、そうだろうかな。テロップも「「作詞」と『すべらない話』の共通点」と出していたが、いや、宇多田ヒカルは作詞の話をしていたんだろうか。新曲「Gold ~また逢う日まで~」の披露もあり、この番組は音楽をきちんと聴かせてくれるからいい。番組後半では、海外でウケそうな芸人を宇多田ヒカルに紹介する。ビコーン!、もりやすバンバンビガロ、Enishi という3組が登場した。今回のゲストは宇多田ヒカルひとりだけだったが、番組の最後に、会いたいひとを訊かれた宇多田は、なんと、前川清の名をあげた。


 タイムフリーで、昨夜の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴くと、「剣さん、イイネ!」のコーナーに H ZETTRIO が登場していた。横山剣さん、H ZETTRIO について語るなかで、新しい学校のリーダーズにも触れた。ラジオを聴きながら、夜にもブログをふたつ更新する。なかなか眠れず、深夜1時頃にようやく眠る。

2023年7月18日火曜日

7月18日火曜日/つけ麺を食べた

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、夜が明けてからコインランドリーに行ってくる。1時間ほどで戻り、早朝からまた少し眠りなおした。起きあがり、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。しかし、部屋が暑くて、テレビを観る根気がない。

 夕方に外出する。駅前まで出て、日高屋に入り、とんこつつけ麺を食べた。640円。それから、ドトールに入り、しばらく読書をしていく。年森瑛「エヌエー」を読んだ。2022年刊、文藝春秋。文學界新人賞を受賞したデビュー作。芥川賞候補にもなった作品。わずか100ページ強の本だからすいすい読めるかと思ったが、意外と時間がかかった。SNSとLGBTという現在的なテーマ。女子高生たちの会話、教室の感じなどがより今っぽかった。著者は1994年生まれ。読む前は男性かと思い込んでいたが、女性かもしれない名前だな。


 夜になってから帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。NHKの「ニュース7」を観ると、今日も災害のニュース。京アニ放火事件から4年というニュースもあった。「徹子の部屋」を2日分、昨日は、岩崎宏美、岩崎良美の姉妹がゲスト。今日のゲストは小谷実可子。しかし、どうもテレビを観ていると疲れる。観そびれていた「イワクラと吉住の番組」、6月27日の放送は、貫地谷しほりをゲストに迎え、トークをしていた。これは面白かったから、すぐに観ればよかった。

 夜にもブログの更新をもうひとつ。タイムフリーで、オンタイムでは聴きそこねていた「爆笑問題の日曜サンデー」(14時台ゲスト・古舘伊知郎)を聴く。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。オープニングでは、太田が植竹さんのポッドキャストの番組に出たことから、爆笑問題が「GAHAHAキング」に出演することになった経緯が語られていた。TBSの桂邦彦に六本木のホワイトに呼び出された記憶。ラジオを聴きながら眠る。

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2023年7月14日金曜日

7月14日金曜日/東のお笑いの大将

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。





◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。

2023年6月30日金曜日

6月30日金曜日/冷麺を食べる

◇ ラジオ・読書・ポッドキャスト

 朝から都内に。昼食は東銀座で、日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。午前中から雨降りになるが、午後には止む。汐留から新橋のほうに歩き、ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、今週の「爆笑問題カーボーイ」を話題にしていた。この回では太田が「愛のこむらがえり」からチェーホフについて語っていたが、柄本明に「かもめ」を提案したのは主演俳優の吉橋航也だったということが磯山さやかにより明らかにされる。

 読書もするが、眠気がひどく、なかなか進まなかった。ロアルド・ダール「あなたに似た人」1巻を読み終えた。田口俊樹の新訳版。2013年刊、ハヤカワ・ミステリ文庫。ロアルド・ダールはどうも今まで縁がなく、1冊も読んだことがなかった。訳者あとがきに書かれていたことにうなずいたのだけど、ダールは児童作家の印象が強く、その原作の映画はいくつか観ているが、こういう短編を書く作家なのかと今さらわかった。読んでみなければわからないことというのはもちろんあるので、しかし、ちょっと読みにくさも感じ、田村隆一訳ではどうなってるのかにも興味がある。

 ベローチェを出ると小雨が降っていて、新橋駅に着くまでの短い時間に、みるみる強い降りになっていった。雨に濡れながら、夜遅くに帰宅する。

 録画していたテレビ番組をいくつか。「ニュース7」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・やましたひでこ)を観た。「アメトーーク!」を録画したまま、ずいぶん観そびれていて、まずは6月8日放送の「霜降り同期芸人」を、それから、6月15日放送の「動画編集やってる芸人」も観ようとするが、眠気がひどくなり、これは中断する。

 パソコンのラジコの地域判定がずっと狂っていて、修正依頼申告を何度送ってもなおらず、広島県のまま、もう1週間以上は経つのではないか。こんなことは今までなかった。ラジコの問い合わせフォームから苦情を送る。スマホのラジオで聴いてもいいのだけど、家で聴くには煩わしいから、Spotify でポッドキャストを聴くことになる。「本屋プラグ」という和歌山の本屋さんのポッドキャストを見つけたのだが、今、ブックオフに関することで炎上が起きているんだそうで、ぜんぜん知らなかった。ポッドキャストでは「ブックオフ大学ぶらぶら学部」について語られていて、しかも、そこで引用されているのが自分の文章だったから驚いてしまった。しかし、自分のふざけた文章がかしこまって音読されるのはなかなか恥ずかしいものだ。ポッドキャストを聴きながら、23時頃には眠る。


2023年3月21日火曜日

3月21日火曜日/ノベルティソングたち

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」はVTRに勝俣州和が登場し、差し入れ術を伝授する。「午前0時の森」は蓄音機の特集。先週金曜の「A-Studio+」はずんの飯尾和樹がゲスト。「La.おかき」というコンビの時代に認識したひとだが、それ以前の「チャマーず」というコンビの時代はよく知らなかった。やす、ウド鈴木、出川哲朗が取材に応じ、さらには、さんまも登場。やすの大怪我のエピソードは、あるお笑いライブで別のひとがしゃべっていたのを聴いたことがあったから知っていたが、テレビで言えるような話だとは思っていなかったのでちょっと驚いた。

 今日の「徹子の部屋」は榊原郁恵がゲスト。渡辺徹が亡くなるまでの経緯が詳しく語られたのだが、悪い想像というのをまったくしていないまま、死に至ってしまったということか。死のイメージから遠いひとが亡くなるときというのはこういうものなのだろうか。

 午後、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、野球中継から始まった。どうやら延長していたようで、番組は45分遅れでスタート。ゲストの尾藤イサオもすぐに登場した。曲芸でアメリカをまわった話や、ビートルズの前座を務めた話など、内容の面白さはもちろん、それを語る尾藤イサオのくちぶりも面白い。「あしたのジョーRAP」がオンエアされたことも嬉しかった。

 夕方から外出。肌寒い。駅前まで出て、餃子の王将で食べようかと思っていたが、行ってみるとシャッターが閉まっていた。火曜定休なのか。代わりに日高屋に入り、中華そばと餃子を食べる。650円。ドトールに入り、しばらく読書をしていく。

◇ 読書・音楽・ラジオ

 ドトールで、綱島のブックオフで買った「アックス」をつまみ読みしていた。およそ1年ぐらい前の号で、「アックスマンガ新人賞」が発表されている。まず、林静一、南伸坊、久住昌之による選評を読む。大賞、佳作は該当なし、各審査員の個人賞が3作、そのうちの2作が掲載されていて、これも読んだ。「ガロ」から「アックス」になり、何年経つのかわからないが、「アックス」からは誰か知られるような作家は輩出しているのだろうか。ほかのページもぱらぱらと読んでみたが、まどの一哉がとても面白い。まどの一哉は「クイック・ジャパン」に連載していたころにその面白さを知ったが、大好きと言いたいけれども、そういえば、単行本は1冊ももっていない。古本では見かけない作家だ。

 夜に帰宅し、またいくつかテレビ番組を観て、それから、Spotify で音楽を漁っていた。今、図書館で借りている「シティポップとは何か」という本を読みかけていて、それで、読みながらシティポップを探してよく聴いていたのだが、その関連で、なぜここにたどりついたのか、Spotify にはないスラップスティックの楽曲をしばらく YouTube で聴いていた。リアルタイムでは「意地悪ばあさんのテーマ」を知っているが、声優たちのグループだということはその時代には知らなかった。CD化もボックスセットでしかされておらず、そうなると、世代的には触れる機会は今までなかったわけだ。


 スラップスティックには大瀧詠一が多く楽曲を提供していることからも興味をもったのだが、その流れで、Spotify で大瀧詠一を聴こうとしたら、なんと、「大瀧詠一 NOVELTY SONG BOOK」の配信が始まってるじゃないの。いやあ、この配信はとても嬉しい。ツイッターで検索してみると、CDは2枚組で、配信されているのは1枚目だけだとわかった。提供曲ばかりの2枚目にはとんねるずの楽曲が収録されていることもわかり、その「ゆうがたフレンド」という曲は1枚目にも収録されていて、こちらは大瀧詠一と鈴木慶一が歌っている。知らない曲だと思ったら、それもそのはずで、とんねるずとしては世に出していないまぼろしの曲なのだ。こういう曲があるということは、そういえば、「石橋、薪を焚べる」の松本隆がゲストの回にしゃべっていた。ツイッターによると「石橋貴明のGATE7」でこの曲をかけたようなので、それもタイムフリーで聴いてみると、この番組は野球について語る番組なのだが、冒頭、さらっとこの曲の話題に移り、その経緯が改めて語られていた。大瀧詠一に「みなさんのおかげです」のオープニング曲を作ってもらおうと、石田プロデューサーと3人で会って依頼したのだが、スタジオに行ってみると、ミュージシャンがそろっていて、作詞の糸井重里もいて、一発録りをする。しかし、曲がイメージと違ったため、諸事情によりまぼろしの曲となっていた。とんねるずが歌っているその楽曲は大瀧詠一が保管していたというわけだ。大瀧詠一が野球が大好きだったことにも触れつつ、その曲を紹介したのだが、ところが、曲がかかった途端にニュース速報が入ってしまい、ちゃんと聴かせてもらえず、これはひどい。TBSラジオのばかやろう、藤井聡太のニュースを速報で入れる必要がどこにあるんだ。


 深夜1時から、「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴き始めると、今日は生放送だった。オープニングはWBCの話題から、恒例の開花宣言の話題に。それはともかく、オープニングのあと、1曲目にかけた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」という曲が、なんだこれはと思うような曲で、一聴して惹きつけられてしまった。Spotify で確認すると、別に新譜ではなく、2020年の曲なのでなぜかけたんだろうと不思議に思う。「爆笑問題カーボーイ」を最後まで聴こうとしていたが、一瞬、眠ってしまった。起きあがり、深夜3時半頃にコインランドリーに行ってくる。両替機に調整中の貼り紙があり、小銭が足りず、しかたがないから自販機でペットボトルを1本買って百円玉を作った。


2023年2月14日火曜日

2月14日火曜日/レターパック その他

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 早朝に起きあがり、まず、ブログの更新をしようとするが、眠くなり、中断して、もう少し眠りなおした。目覚めて、ラジオを聴きながらブログの更新を仕上げる。これだけでもう午前中がつぶれてしまった。昼はラジオ。東貴博と黒沢かずこの「ビバリー昼ズ」は、欽ちゃんがゲスト。楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「週刊朝日」の一之輔さんの連載では、「笑点」の新メンバーになったことについて書いていた。情報を漏らさないよう、この原稿は2月3日金曜日の締め切りをオーバーし、2月5日日曜日、17時35分に送信したと書いてある。その発表があった放送も生放送ではないのに、よく情報が漏れなかったものだと思ったが、収録は前日、2月4日土曜日の昼にあったようだ。そのほか、巻末グラビアページには蝶花楼桃花の密着記事があり、このタイミングのこの記事、「週刊朝日」は完全に桃花が新レギュラーだと読んでいたんだろう。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は前田吟がゲスト。話題は、最近の再婚について。前田吟がハチ公前で待ち合わせてデートしたっていうのは可笑しいな。昨夜の「深夜0時の森」と「キョコロヒー」、それから、日曜の「おかべろ」は、ウエストランドとさや香がゲスト。石井は体調不良で欠席、新山ひとりの出演だった。観そびれていた先週の「ぺこぱポジティブNEWS」は、前週に引き続き、松陰寺が「バケツリスト」を叶える企画。コメンテーターの伊集院光と大西流星もバケツリストを公開し、伊集院のバケツリストもかなり気になる内容だった。やっぱり、昼のラジオをやりたいんだ。ツイッターを覗いてみると、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」の「交渉中」だった最後の1枠が伊集院光であることが発表されていた。

 夕方、駅前まで外出。レターパックプラスをひとつ出すため、郵便局に。日高屋に入り、中華そばと餃子を食べた。630円。スーパーで買いものして、1時間ほどで帰ってくる。

 夜、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。オープニングはオンタイムで聴いていたが、聴きながら眠ってしまった。そのあとには松村邦洋が登場していたのだ。エンディングまで、ずーっとものまねやりまくり。スシロー、かっぱ寿司、くら寿司のものまね(?)に笑う。これは聴き逃してはならなかった。Spotify のポッドキャストで「問わず語りの神田伯山」を聴くと、先週火曜に開催された「爆笑問題カーボーイ」のイベントを話題にしていた。伯山も映像出演したのだな。伯山は、伊集院に武道館で二人会をしようと提案する。深夜1時からは今日の「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。オープニングでは、「タイタンライブ」でネタを飛ばしまくった田中が責められる。今夜は深夜3時まで、ひさしぶりに最初から最後までオンタイムで聴いた。

 夜は調子が出て、ブログをもうふたつ更新する。Spotify のニューリリースから、Night Tempo と小泉今日子の新曲があり、聴きながら眠る。

2022年12月3日土曜日

12月3日土曜日/餃子を食べる・その他

◇ ラジオ・テレビ

 朝早く、いったん目覚めるが、ずるずると眠り、9時前に改めて起きあがる。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、オープニングでは、渡辺徹のお宅にお線香をあげに行った話をしていた。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに売野雅勇が登場し、「2億4千万の瞳」の歌詞を解説する。「子ども記者会見」は、プロゲーマーのときどというひとが登場した。昨夜の「タモリ俱楽部」は、身の丈に合った簡易トイレを探すという企画。高橋優、東京03の飯塚と角田が出演。

 午後、叔父が3週間ぶりに来宅する。叔父は夕方に帰り、そのあとに外出。駅前の日高屋まで出て、W餃子定食を食べた。710円。ドトールに入り、しばらく読書をしていくつもりでいたが、眠くなり、音楽を聴きながらまず仮眠をしたら、それだけで1時間ぐらい経ってしまった。

◇ マンガ・ラジオ・テレビ

 ドトールで、藤子・F・不二雄「カンビュセスの籤」を読み終えた。1987年刊、中央公論社からその当時に出ていた「愛蔵版」シリーズ、「藤子・F・不二雄SF全短篇」全3巻の1巻。この本は中学生のころから手元にあるはずで、通して読んだのは 30年以上ぶりになるだろうか。900ページ弱のぶ厚い本を、9月23日、F先生の命日からちびちび読んでいた。1巻は、巻末に筒井康隆の解説が載っていて、これを初めて読んだときには、筒井康隆をまだ知らなかった。70年代に描かれた作品が多いのだと思うが、(初出一覧は3巻に掲載されている。まあ、3巻を確認すりゃいいんだけど。)終盤はずいぶん暗い作品が続く。F先生も四十歳前後というころか。A先生と比べたときに、明るいF作品という単純な印象が一般的にあるが、根っこが楽観的ななのはA先生のほうだろう。

 夜に帰宅し、疲れてしまい、横になり、Spotify のポッドキャストで「問わず語りの神田伯山」を聴いた。先週の放送を聴きそびれていて、まず、先週の放送から聴くと、ナイツの番組で先に少し知ったが、この前週から続く、高嶋政伸と政宏を間違えた一件について語られていた。伯山に触れられていいるという高嶋政伸の該当の文章をついに突きとめていた。新潮社の「波」2021年8月号掲載の文章だそうで、ツイッターでは誰もそれについてツイートされていない。この文章が、伯山の話芸で読みあげられるのが面白く、伯山が村西とおるになってしまうところで笑う。続けて、昨夜の放送も聴くと、こちらでは「A-Studio+」に出演した話をしていた。放送前に、こんなに詳細にしゃべっちゃっていいのかなとも思うが、放送が楽しみだ。そして、高嶋政伸からは番組にメールが届く。

 FMヨコハマ、IKURA さんの番組をひさしぶりにつけてみたら、横浜銀蝿の翔がゲストだった。続けて、そのあとの時間は「HONMOKU RED HOT STREET」。横山剣さんが、談志さんを観に行ったときにマクラだけで終わっちゃったことがあったと、ちょっとしゃべっていた。剣さんが談志を観に行っていたとは初めて聴いたかもしれないが、横浜の会だとすれば、もしかすると、同じ客席にいたこともあったのかもしれない。しかし、剣さんが客席にいたら目立つだろうなあ。

 深夜、ブログの更新をして、それから、録画していた「Nキャス」を観た。サッカーの話題から始まるが、ここ数日はラジオをつけるとサッカーの話題を耳にすることが多く、そこで聴いた話を、初めて映像で観て意味がわかったりする。そのあとには渡辺徹の訃報を伝える。三谷幸喜の舞台にも出演していて、その会見の映像が流れた。保育園の虐待事件など、ひどいニュースもいろいろありつつ、終盤には、三谷幸喜が菊池寛賞贈呈式に出席した様子を長めに扱っていた。三谷幸喜が菊池寛の扮装をして出席したのだが、このものまねが伝わるのかを心配した編集になっているのが妙だった。この番組のスタッフは、なぜか、菊池寛の風貌を誰も知らないと思っている。菊池寛賞の贈呈式なんだから、伝わるに決まってるじゃないか。

2022年11月10日木曜日

11月10日木曜日/物置の本を運ぶ

◇ 洋光台

 睡眠時間に失敗し、朝から3時間ぐらい眠る。午前中に出発し、洋光台まで。叔父宅の物置に荷物があり、その確認をすることになった。荷物というのは自分の荷物なのだが、引っ越した際に、どさくさにまぎれて、ここにずっと置かせてもらっていたのだった。その引っ越しというのがもう20年以上前のことなので、なにが置いてあるのかもさっぱりわからない。一応、すぐに必要なものがあれば運んで帰れるように、キャリーカートだけ、畳んだ状態でぶらさげてもっていく。先に昼食を済ませておくつもりだったが、もたついていたら時間がなくなってしまった。洋光台の駅前のピーコックストアで、カツサンドを買い、団地の広場のベンチに座って食べたが、風が強くてたまらない。髪の毛がたちまちぼさぼさになった。

 叔父宅に着き、さっそく、物置の荷物を確認すると、ふたつの物置にダンボール箱が計15箱あった。箱の中身は大半は本なのだが、物置のなかであっても、雨水かなにかわからないが、濡れてしまっている本がいくつも見つかり、これらは十代のころに買っていた本だが、当時は古本を売るという計算もなく、本を手放すという考えすらなく、純粋に、いつまでも手元に置いておきたいつもりで買った本ばかりだから、なぜ今まで放置してしまったのかと茫漠とした気にもなる。今や、わが部屋は床から本を積みあげ、本の扱いもだいぶ雑になったが、ていねいに保管していたころの本たちの変わり果てたすがたと再会することになった。どこにいったかわからなくなっていたサイン本も見つかったが、これもかなり傷んでいる。古本を売るようなことをやっていると、本に対してドライにもなってしまうのだが、若いころならば、この惨状にはとてもじゃないけど冷静ではいられなかっただろう。この箱をすべて、叔父は処分するつもりでいたようだから、その前に確認してよかった。本を処分するのは本当にいやなのだが、それでも、傷んでしまってどうしようもない本は、妥協して、ある程度は捨ててもらうことにした。そのほか、小学校や中学校のころに使っていたような文具類、絵の具や製図道具、将棋盤なども出てきたが、これらも処分してもらうことにする。小学校の卒業アルバムや卒業証書が出てきたのにもちょっと驚いたが、これはさすがに捨てるつもりはないものの、たいして愛着はなく、見つかっても、アルバムを開いてみる気にもならなかった。わが人生のなかで、この時代と現在がどうもつながっていない感じがする。しかし、なんにせよ、キャリーカートで運べるものはせいぜい2箱で、思い出の品よりも、結局、売りものになる本と、これからも読む可能性のある本を優先するという判断にした。あとは保留にして、箱に詰めなおすしかない。ぜんぶの箱を確認し、選りわけて、詰めなおすという作業をし、なんとか、日が暮れかけるまでに終わらせた。物置に戻した箱が11箱。つまり、ほぼ処分しないということだが、単純に考えて、運ぶのにあと6回はかかる。

 夕方には失礼し、洋光台の団地にも興味があったが、大荷物なのであんまりうろつくこともできず、団地の前を通るだけになったが、今度は昼間の明るい時間帯に歩いてみたいと思った。洋光台駅から根岸線で帰ってくるが、古本市もしばらくないから忘れていたが、キャリーカートを運んでいると、電車の乗り降りがいちばん大変なのだ。ダンボール箱をそのまま使えばいいと思い、いつも使っているクリアケースを置いてきたのだが、ダンボール箱だと、持ち手がないことに運ぼうとして初めて気がついた。キャリーカートの下から抱えあげなければならない。おまけに、物置に長年入れっぱなしになっていた箱だから、汚くって、これではどこの店にも寄りにくい。電車もやや混んでいて、申し訳ない気になった。最寄り駅まで戻ってきて、ここまでくればもういいかと思い、日高屋に入り、ようやくまともな食事をとる。W餃子定食を食べた。710円。

 うちが坂道の上にあるもんだから、キャリーカートを引きずるには帰宅直前がいちばんきつい。さんざん古本市に出ているから、わかっているはずなんだけど、どういうわけか忘れてしまっている。そして、うちの前まで運んでも、うちのなかに入れるのがまたひと苦労で、外に出しっぱなしにするわけにもいかないから、なんとか運び入れるところまではするのだが、いったん落ち着いたら、もう動くのがいやになった。

◇ テレビ

 ラジオを聴きながら早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・EXIT)と昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・川島明&MEGUMI)、それから、「紙とさまぁ~ず」を2週分(ゲスト・安藤サクラ)。「ぺこぱポジティブNEWS」のコメンテーターは錦鯉の渡辺隆。「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」では、ここ何週か、福生の街歩きロケをやっていて、これも面白かった。

 テレビを観ながら運んできた本の整理もするが、ときどき、ぱらぱらと中身を読み始めてしまい、ちっとも進まない。さすがにかつての自分の蔵書は、関心のある本ばかりだ。音楽を聴こうとすると、Spotify が料金未払いになっていたようで、プレミアムプランの利用が停止されてしまった。利用し始めてから初めてじゃないだろうか。しかし、曲間に広告が入るというだけで、おおむね不便なく使えそうな気がするのだけど。なんのために毎月料金を払っているのかわからなくなってきた。

2022年8月18日木曜日

8月18日木曜日/非政治化するラップ

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。パソコンのトラブルもあったため、一週間ぐらい空いてしまっただろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・とろサーモン&山崎怜奈)と「キョコロヒー」を観た。「キョコロヒー」は、弱めのエピソードをいい歌にしてもらうという企画で、登場したのはなんと、奇妙礼太郎だ。ヒコロヒーのクレジットカードの審査に落ちた話をいい歌にする。奇妙礼太郎は、この番組を初回から観ているそうで、「バラバラ大選挙」の投票もしたという。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、清水ミチコが夏休みで、黒沢かずこが代打のはずだったのがコロナになり、代打の代打で磯山さやかが登場した。午後は「徹子の部屋」(ゲスト・増田恵子)を追っかけ再生ですぐに観てしまう。

 夕方になってから、少し外出する。駅前の日高屋に入り、カタヤキソバと餃子を食べた。860円。ドトールで読書をするつもりでいたが、なぜか8月いっぱいは時短営業になるようで、18時閉店になっていた。しかたなく、ライフのマクドナルドまで。



◇ 読書

 マクドナルドで、大和田俊之・磯部涼・吉田雅史「ラップは何を映しているのか」を読み終えた。2017年刊、毎日新聞出版。あとがきを読むまで知らなかったが、梅山景央(九龍ジョー)による編集だった。「「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで」という副題がついているが、2016年末、トランプ当選直後にゲンロンカフェで行われたトークイベントが本書のもとになっている。今から5年半以上前になるから、すでに状況が変化している部分もあるだろうが、それにしてもとても面白いことが語られている。P29-32 磯部「「ラップ・ミュージック=政治的」という見方がいかにステレオタイプかということ」「BLMを通して広まった、怒れるアフリカ系というカウンター・カルチャー的なイメージとはまた違った姿が、現実には存在しているということ」「ラップ・ミュージックの非政治化とでも言える動きがある」 P38 大和田「やはり黒人コミュニティがどんどん内向化しているのではないか」といったあたりの話は、知らなかったし、とても興味深かった。大和田はつぎのようにも語る。P84「これは多分に僕自身の個人的な見方によりますが、ブルース、ソウル、それにジャズやヒップホップなどの黒人音楽とそのアメリカ社会での受容についてそれなりに概観してみると、黒人だけでなく、むしろ白人が黒人音楽に政治性を求めてきた歴史がどうしても目立つんですよ。彼ら彼女たちは例外なくリベラルで良心的であって、黒人文化の評価という意味ではその功績も計り知れないわけですが、それがどうしても行きすぎてしまう。すると、政治的な黒人音楽は評価するけど、政治的でない黒人音楽は評価しない、というようになる。つまり、彼らにとって「正しい」黒人音楽と「正しくない」黒人音楽という価値基準ができるわけで、それは彼らがリベラルな価値観をマイノリティのカルチャーに投影してしまうからです。そしてそれは、日本の多くの音楽評論家にも共有されていた価値観だと思います。」 あるいは、ケンドリック・ラマーについて語られている部分。P26-27 大和田「もちろん「Alright」はものすごく重要な曲で、BLMのアンセムとしても歴史に残るはずですが、実はあの曲、まったく闘争的な曲ではないんですよね。」 吉田「(略)結果的にBLMのアンセムとしては捉えられたけれど、直線的ではなくて非常に複雑な感情が歌われている。ケンドリックは、自分の中にいろんな視点を設定して、ラップの中でもそれら複数のキャラクターの視点でヴァースを分け合い、複数視点から一つのサブジェクトを照射して説得力を持たせるという面がありますね。」 磯部「内省的ですよね。実際、ケンドリックはBLMのデモについて、「行動もよいけれど、葛藤しろ」というような微妙な発言もしているようです。」

◇ ラジオ・配信ドラマ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリー切れ前に、先週木曜放送の「ランジャタイのオールナイトニッポンX」を聴いた。オープニング曲に「チキンライス」をかけたかと思うと、エンディングまでずっと「チキンライス」で押しまくる。地下ライブの主催者大戦国時代だという話や、街裏ぴんくや三浦マイルドなど、地下芸人の名前多めの放送だった。1時間だけだから、聴きやすくて助かった。

 深夜になり、Netflix で「ゲットダウン」というドラマを観始める。「ラップは何を映しているのか」ではこのドラマについても語られていて、このタイミングで観てしまいたくなった。2016年のドラマだが、前に読んだ「ネットフリックス大解剖」という本で知ったんだっけか、すでにマイリストに登録してあった。第1話は 93分という長さで、それでなかなか観始められなかったのだが、いや、これは面白い。音楽が流れ始めると、長さを感じなくなってしまう。ヒップホップと同時代にあったディスコカルチャーも描かれていて、ヒップホップの「正史」には描かれてこなかった歴史の在りかたを示唆しているというのが「ラップは何を映しているのか」で語られていたことだった。バズ・ラーマン監督作を観ることも今までなかったが、これは続けて観てみよう。

 深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。放送されたばかりの「アメトーーク!」をすぐに観てしまう。「ジーンズ大好き芸人」というテーマだが、蛍原が濃厚接触者になり、狩野英孝が代打MCを務める。とはいえ、草彅剛も出演し、ケンドーコバヤシもいるし、まわりが強力だ。火曜の「イワクラと吉住の番組」は、先週から、イワクラとオズワルド伊藤の熱愛を話題にしている。こんなに彼氏のことしゃべる番組ってあるかな。最後には、伊藤もVTR出演した。

 ツイッターを開くと、通知がやけに多く、ずいぶん前の「ハデジ」のツイートをのていさんがリツイートしてくれていた。なぜだろうと思ったら、ゆたかさんが「ナイツ ザ・ラジオショー」に出演するとツイートしていたのか。この情報は知らなかった。すごい。来週木曜、ついに出演か。メール送ろうかな。

2022年8月3日水曜日

8月3日水曜日/塩気が欲しい

◇ 生活

 Spotify で、クレイジーケンバンドの新アルバム「樹影」を朝から聴き始めた。ブログをひとつ更新して、「樹影」を聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオをつけ、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴き始めたら、冒頭、気象情報から始まり、わざわざお知らせするほど危険な暑さということだが、東京は今日は40度を超えるとか。録画していた「徹子の部屋」は、渡辺美佐子という女優がゲスト。89歳だというこの女優を認識していなかったが、ウィキペディアにあたると、旦那は大山勝美だ。出演作には観ているものもあった。黒柳徹子と同世代のゲストが登場するときはよく食べものの話になる。

 いったん、近所の郵便ポストまで投函に行くが、経験したことがないくらいに、からだからいくらでも汗が噴き出てくる。暑さで動けなくなり、「樹影」を聴きながら、また眠ってしまった。夕方からようやく気力が出てきて、駅前の日高屋まで出て、黒酢しょうゆ冷やし麺を食べた。550円。ライフのマクドナルドに寄り、しばらく読書をしていく。塩気のあるものが無性に欲しくなり、めったに食べないフライドポテトを食べた。

 ツイッターからニュースを見ると、たけしの新作映画がお蔵入りとのニュースを今朝に見たのだが、それに対して、たけしの反論がさっそく発信されていた。最初のニュースは「週刊新潮」(デイリー新潮)によるものだったが、反論を報じたのは「週刊ポスト」のネット記事だ。「週刊ポスト」の次回の連載で詳しく語られるだろうか。たけしの公式サイトも確認してみると、記事で語られていたのと同じことが書かれていた。


◇ マンガ

 夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。ひさしぶりに一日二件更新できた。マクドナルドで読み終わらなかった本を、帰宅してから読み終える。今日は水木しげる「悪魔くん」を読んでいた。1991年刊、ちくま文庫。読んだことがあるかどうか、記憶がはっきりしなかったが、これはどうやら初めて読むようだ。そういえば、貸本時代の「悪魔くん」を太田出版の単行本で読んでいることを思い出したが、どうもそのイメージが強く、これはそれに比べるとずいぶん洗練されている。「悪魔くん」はいくつかのバージョンがあるのではと思っていたが、しかし、この本には初出を載せておらず、解説もない不親切な文庫で、自分でウィキペディアで確認するしかないのだが、このちくま文庫版は、60年代に「少年マガジン」で連載されていた作品だ。改めて確認するまでその知識がなかったが、そもそも、この「少年マガジン」版は単行本が1巻しか出ていないのだ。どう編集して一冊にまとめたものなのだろうと思いながら読んでいたが、いや、もともとがそのまんま一冊というわけか。「悪魔くん」はもっと大きな作品だというような思い込みがどうもあったようだ。しかも、太田出版の「悪魔くん」を読んでいたせいで、貸本時代の「悪魔くん」こそがホンモノの「悪魔くん」なんだと考えるような刷り込みもあったが、この「少年マガジン」版も、初めて読んでみるととても面白く、当時のアシスタント陣が気になるが、各コマがいちいちデザイン的に優れているし、それでいて、水木しげるらしいユーモアにもあふれている。「悪魔くん」という作品を有名にしたのは、おそらく、この「少年マガジン」版だろうから、貸本時代よりもこちらを重視する考えもあるのではないだろうか。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。この週はナイツが夏休みで、水曜の代役はロケット団だった。ロケット団と安藤なつ、それに加えて、14時台は一之輔さんがゲストに登場した。この楽屋話の空気、だらだらといくらでも聴いていたい放送だった。先週木曜は、ハリセンボンと狩野英孝という組み合わせ。吉本とマセキだが、じつは同期なのだ。

 録画していたテレビ番組もいくつか。観そびれていた土曜の「お笑い向上委員会」に火曜の「刺さルール」。今日放送の「水曜日のダウンタウン」と「あちこちオードリー」(ゲスト・スピードワゴン小沢&大沢あかね)もすぐに観てしまう。テレビを観ながら、ライフで買ってきたポテトチップスをひと袋食べた。ポテトチップスもめったに買うことはなく、ひと袋食べるなんて何年ぶりだろうか。今日は異様に塩気を欲している。

 深夜になってもまだ暑い。雷がごろごろ鳴っている。眠る前に、アマゾンプライムで「私立探偵 濱マイク」の続きを観た。第3話は萩生田宏治監督。岸田今日子がメリーさんを演じている。ライブハウスの場面にはレピッシュが登場する。

2022年7月28日木曜日

7月28日木曜日/論破という芸

◇ ブログ・テレビ・ラジオ・雑誌・読書・配信ドラマ

 早朝に目覚め、ブログの更新をしようとするが、事実関係があいまいではまずいと思い、その確認にやたらと時間を食うはめになった。6月4日の日記をずいぶん遅れて書いているのだが、結局、YouTube にその動画があがっているから、それと照らし合わせないわけにはいかない。日記だから、主観でいいとは思うものの、遅れて書いているせいで、そのときにはわかっていたはずの客観的事実も忘れてしまっていることがある。そのときにメモっておかないから馬鹿な手間をかけている。

 録画していたテレビ番組をいくつか。まずは、昨夜の「水曜日のダウンタウン」から観ていく。「お見送り芸人しんいちのR-1トロフィーもう誰も笑ってない説」では、ZAZYが仕掛け人となり、トロフィーの精巧なレプリカとすり換え、それを破壊するドッキリを決行する。これはとても手が込んでいて面白かった。ドッキリには笑えるものと笑えないものがあり、これは笑えてこれは笑えないというふうにあらかじめ区分けすることはなかなか難しいのだが、これは明確に嘘だから安心して笑えたというところか。

 「あちこちオードリー」は、品川庄司とみなみかわがゲスト。これはいい組み合わせだと思った。ともに問題児であり、紆余曲折あったひとの話は面白い。前のめりになって観てしまった。「紙とさまぁ~ず」は、木梨憲武がゲスト。ここでの回答を見ると、きわめて普通人という感じがする。それとも、変わった部分を見せようとしない気質と捉えるべきか。観そびれていた「イワクラと吉住の番組」は、先週、先々週と、2週にまたぎ、大久保佳代子がゲストだった。これもかなり面白い話をしていたような気がする。

 録画したままでずっと観そびれていた「マッドマックスTV」にもようやく手をつける。どうやら、月イチで放送されている番組で、5月から気がついて録画していたが、ウィキペディアにあたると、2年も前に始まっていた番組だった。なぜ今まで目に入らななかったのだろう。Abema と連動もしているようで、放送の形式がよくわからない。司会はニューヨークとさらば青春の光・森田。この司会陣になったのは昨年10月からのようだ。ひろゆきのディベート対決というのがメインの企画になっていて、5月の回では、福田麻貴(3時のヒロイン)、北村晴男弁護士、泉谷しげるとディベートをする。ひろゆきという存在の理解として、この使いかたはひとつの見識かもしれない。ひろゆきの「論破」というのはただの芸であり、逆に、芸としてはなかなかのもので、だから、テレビという見世物小屋のなかではハマるのだということをつねづね思っていたのだが、こういう番組を今まで認識していなかったとは不覚だ。この番組では呂布カルマとも対決したようだが、ひろゆきの論破芸は、フリースタイルバトルと同じものなのである。6月、7月の回も録画してあるが、これは順に観ていこう。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、ナイツが夏休みになり、清水ミチコと黒沢かずこという組み合わせの放送になった。タイムフリーで、昨日水曜の放送も聴くと、こちらはお見送り芸人しんいちがゲストだった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FRIDAY」に、水道橋博士の「参院選奮闘記」という記事があり、誰が書いてるのかといえば、選対スタッフも務めていた細田昌志によるレポートだ。B’zのコンサート会場で行った写真撮影会というのは、ツイッターで知った印象とはまるで違うのだが、どちらを信用すればいいのだろうか。「週刊文春」の「私の読書日記」は、今週は橋本愛の担当回だった。藤原正彦「国家の品格」を今ごろ読んだようで、この連載はなかなか目が離せない。

 またテレビに戻り、録画中の「徹子の部屋」を追っかけ再生で観てしまう。今日は追悼特集。柳生博、葛城ユキ、宝田明、藤子不二雄A、カルロス・マリン、梅沢武生の過去の出演回の映像が流れた。

 そのあと、1時間ぐらい昼寝してから外出する。なんの用があるわけでもないが、部屋にいてもつまらない。駅前まで出て、日高屋に入り、和風つけ麺と餃子を食べた。800円。それから、ドトールに入り、しばらく読書していく。村上春樹「回転木馬のデッド・ヒート」を読み終えた。2004年新装版、講談社文庫。単行本は1985年刊。世の中の村上春樹ファンのことはよく知らないが、代表作として挙がるような長編は自分はまったく読んでおらず、エッセイから好きになり、今は、短編を見つけたら、見つけた順に読んでいこうと思っている。見つけたらというのは、ブックオフの110円の棚で見つけたらという意味だ。

 夜に帰宅し、ラジオをつけると、ニッポン放送の野球特番に、伊集院光、松村邦洋、カンニング竹山、U字工事益子という豪華メンバーが出演していた。しかし、3時間のこの番組をずるずると聴いているわけにはいかない。ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数はついに4万人になった。

 朝から手をつけていたブログの更新は、夜までかかることになった。いったん眠り、深夜に起きあがる。部屋が暑い。

 アマゾンプライムで、「私立探偵濱マイク」の続きを観る。第2話の監督は前田良輔というひとだが、このひとだけ、ウィキペディアに項目がなく、どういう経歴のひとかわからないのだが、しかし、改めて観て、この第2話はとても面白かった。放送は2002年だが、90年代の空気を濃厚に感じるのだ。UAを主演にして、木村充揮、伊武雅刀、秋山道男、財津一郎というキャストを登場させる。このキャスティングの感覚が90年代っぽい。(90年代から見た 80年代ネタという距離感も。)スネークマンショーのネタがあったが、これは放送時には気がつけなかったかもしれない。「Super Special Thanks」として、桑原茂一の名もクレジットされていた。磯村屋が出てきたりなど、横浜のいい風景がずいぶん収められている。すぱっと終わるラストもいい。

2022年7月16日土曜日

7月16日土曜日/合いの手

◇ 生活

 朝、遅めに起きあがる。昨夜は涼しく、よく眠れた。つけっぱなしだったラジオからは「ナイツのちゃきちゃき大放送」が流れる。土屋さんがまたコロナに感染したようで、塙さんはリモート、スタジオには代役に狩野英孝が出演した。ラジオは中断し、ブログの更新をしようとするが、あたまが働かない。ラジオを聴く気力もない。

 食べものがなくなり、正午過ぎから外出する。雨降り。駅前の日高屋に入り、和風つけ麺と、餃子を食べた。ちょうど800円。それから、ドトールに入り、しばらく読書をしていく。一昨日買った「すばる」7月号に目を通すと、井上ひさしの未発表戯曲が掲載されていて、そういえば、「なんでも鑑定団」で発見されたというのはネットニュースで見たような記憶がある。しかし、一見さんには読みやすいページがなんにもない雑誌だ。


 雨は止んだ。夕方に帰宅する。今夜は六角橋商店街の「ドッキリヤミ市場」もあったが、またフリマはなく、開催発表も直前で、どうせまた雨だからと思い、今回は行かないことにした。8月はもともと開催がないから、フリマの再開は秋以降になるか。

◇ ラジオ・テレビ・映画

 タイムフリーで、今日放送の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、なんと、淳も体調不良で欠席だ。前の時間帯の「おかしば」コンビ(岡田圭右&柴田英嗣)が残留するが、柴田はつぎの仕事があるため、すぐに退席し、岡田がまるまる2時間代役を務めていた。ニュース解説には速水健朗が登場するが、初対面の速水相手に、岡田の合いの手はまったく漫才のテンポで、会話の空白を少しも作らない。ニュースの時間としてはそぐわないのだが、漫才師の能力により、誰もボケていなくとも時事漫才のようになる。「そうやなあ」「はいはいはい」「たしかにねえ」「ふんふん」「そうそうそう」「あるある」「そうやあ」「そこやねん」「なるほどなるほど」「そこかあ」「なかなかできんでえ」「ええ?」「ああそう?」「そやなあ」「へええ」「なるほどなるほどなあ」「ふんふんふん」「ふん」「はいはい」「ふーん」「そらそうやあほんとにねえ」「はあいはいはいはい」「あらっ」「ああそうですか」「はあなるほど」「ありましたねえ」「ようニュースで聴いたでえ」

 昨日の「金曜たまむすび」を聴くと、玉さんが西村賢太のお別れ会のスピーチの話をしていた。ネットニュースにもなっていたが、玉さんはべろべろになってしまい、用意した原稿は読まなかったそうで、生前、西村賢太とは一緒に飲むとひとの悪口になり、「当選した小さいひと」の悪口がいちばん盛りあがったといって会場を沸かせたという。これ以外にも博士のことをちくちくネタにしていてなによりだ。黙殺がやっぱりつらい。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」には、「国宝だって人間だ!」のコーナーに、奥村旭翠という琵琶奏者が登場していた。昨夜の「ネタパレ」を観ると、次長課長河本、チャンス大城、はんにゃ金田という珍しいユニットのコントあり。放送されたばかりの「Nキャス」も観てしまうと、統一教会の問題で、有田芳生が取材に答えている。安倍晋三、岸信介との関係もしっかりと扱っていた。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。是枝裕和監督の「真実」を観た。2019年公開。「万引き家族」のあとに撮った日仏共同制作の作品であり、カトリーヌ・ドヌーヴが主演のほか、キャストは外国人の俳優ばかり。普段の是枝作品に比べると、やけに楷書的に感じられ、いつもどおりの演出ができているのかなという感じがする。どうも野暮ったい映画だなと思い、あまり集中して観なかったが、子役の女の子はかわいくてよかった。子役の演出は、さすがは是枝監督だ。大物俳優たちには気を遣ったんだろうか。深夜2時半頃に眠る。

2022年7月2日土曜日

7月2日土曜日/政治の勉強

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、暑さで火照った手足と顔を洗って冷やすところから一日が始まる。日向を歩いていたんじゃあるまいし、睡眠をとると、からだが火照るのだから異常だ。まず、ブログの更新をひとつ。それから、文化放送の「ラジオのあさこ」をつけたまま、2時間ぐらい眠りなおし、TBSラジオの「ナイツのちゃきちゃき大放送」に切り換え、これもうとうとしながら聴いていた。午後はまた文化放送に戻り、「田村淳のNewsCLUB」を。

 今日は、れいわ新選組の池袋のイベントを見物に行こうかと迷っていたが、というのも、この日にラサール石井がれいわのイベントに参加すると予告していたからで、ラサール石井がどんな演説芸を見せるのかには興味があった。しかし、ツイッターを確認してみると、ラサール石井は参加しなくなったようなので観なくてもいいかという気になった。ラサールは今日は大阪の博士のイベントに参加するようだ。つまり、博士も池袋には参加しないというわけだ。

◇ 読書

 夕方に外出し、駅前の日高屋に入り、油そばと餃子を食べた。800円。ろくに仕事もせず、食ってばかりいていいのだろうか。それから、ドトールに入り、読書をする。

 中島岳志「自民党 価値とリスクのマトリクス」を読み終えた。2019年刊、スタンド・ブックス。初出は「論座」のウェブ。中島岳志が保守の立場から、自民党の有力議員9名を、それぞれの著書をじっくりと読むことにより、その言葉を分析していく。俎上に載せられているのは、安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。いや、この本はとても勉強になった。自分の理解が、今まではいかに漠然としたイメージでしかなかったか、反省し、認識が整理された。無闇に攻撃的ではない、このようなクールな分析が読みたかったのだ。具体的にはどのように分析しているかというと、政治家の仕事を「価値」と「リスク」に大別し、「価値」を横軸、「リスク」を縦軸とした図のなかに、この9名を位置づけていく。「価値」(横軸)の両極には「リベラル」と「パターナル」を置き、価値観の問題に対する権力の介入の強さを表している。つまり、介入が強ければパターナル、介入が少なければリベラル。「リスク」(縦軸)の両極は「リスクの社会化」と「リスクの個人化」を表し、リスクというのはお金の問題ということだが、さまざまなリスクに対し、それを社会全体で対応するのか、それとも、個人が対応する社会を志向するのか。後者はいわゆる、自己責任型の社会というやつだ。「リスクの社会化」は「大きな政府」、「リスクの個人化」は「小さな政府」でもあり、自民党の保守本流であった「大きな政府」路線が、「小さな政府」路線に舵をきっていった80年代から流れもきちんと解説されている。また、中島岳志は西部邁の弟子筋にあたるひとだが、たとえば、安倍晋三についてはこう書いている。P26「外交・安全保障については、当初から一貫して「日米基軸」を強調し、日米安保の強化を説いています。ちなみに安倍さんが大きな影響を受けたという西部邁さんは、一貫した日米安保反対論者でした。」 この本の刊行時にはまだ安倍政権だったが、岸田文雄についてはこの時点で、P123「岸田さんはその時どきの権力者に合わせ、巧みに衝突を避けてきた政治家です。はっきりしたヴィジョンを示さないことによって敵をつくらず、有力な地位を獲得してきた順応型で、よく言えば堅実、冷静。しかし、この国をどのような方向に導きたいのかよくわからず、何をしたいのかが極めて不明瞭な政治家です。」と分析している。あるいは、細かい分析があるいっぽうで、あとがきにはまた別のことも書かれていて、じつはこの箇所にもっとも、この著者は信頼できると思わされた。P218「一方で、文章化された言葉だけで政治家を選べばいいかというと、そうではないと思います。言葉は常に生き方や態度に裏打ちされたものでなくてはなりません。いくらリベラルな政策を提示していても、立場の弱い人に対してパターナルな態度をとるような政治家は信用に値しないでしょう。」「私の曾祖母は、小学生の私が「誰に投票したのか」と尋ねると、ひと言「男前」と答えました。彼女が言った「男前」とは「イケメン」のことではありません。政治家として信用ができる「顔つき」をしているのかを判断してきたと言っているのです。つまり、人生経験を踏まえた人間判断をしたと言うのです。」

◇ ツイッター・テレビ・配信ドラマ

 夜に帰宅し、テレビを少し観てから眠ってしまった。23時過ぎに目覚め、ラジオをつける。FMヨコハマの「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。深夜、ツイッターを見て、宮谷一彦が亡くなったことを知った。訃報は昨日出ていたようだが、ツイッターをあんまり追いかけていなかったから、知るのがずいぶん遅くなった。暑いときはツイッターも見ないし、テレビを観るのもいやになる。音楽を聴きながらぼんやりする時間が増えた。ツイッターからは、志らく師匠の独演会にランジャタイが出演したことも知った。アップされている写真も最高だし、その客席にいなかったことが悔しいが、いわきの会だからこれはあきらめがつく。

 深夜に、観そびれていた「ゴッドタン」の録画を3週分まとめて観た。恒例企画の「この若手知ってんのか!?」の前後編だが、最近は「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」なんかも観ているし、ここで初めて知るひとはあまりいなかった。嫌いな芸風だと思うものも少なくなかったが、パンプキンポテトフライとセンチネルは面白かった。もう1本は放送直後の「コンビ大喜利GP」。コロコロチキチキペッパーズ、Aマッソ、ハナコ、ドランクドラゴンが出演し、これは次週に続く。

 朝までに、アマゾンプライムでドラマを観ようと思い、「BRUTUS」で松本隆が紹介していた「マイ・ディア・ミスター」という韓国ドラマを観てみるが、しかし、第1話を観たかぎりでは、そこまで惹かれるものはなかった。第1話が90分弱、2話以降も70分から80分という長さとなると、なかなか気軽に続きを観るという気にもなれないなこれは。

2022年4月14日木曜日

4月14日木曜日/いいねの多い漫才

◇ ラジオ

 朝、タイムフリーで、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。ロケット団がゲストなのに聴きそびれていた。倉本さんにドラマのオファーがきたそうで、なんでも、脚本家の福原允則の指名だったようだ。「逃亡医F」というドラマか。映画「浅草キッド」をまだ観ていないという三浦さんの「浅草キッド」に対する思い入れの強さ。倉本さんはどうかというと、予告編は観たという。「ロケット団の定例ラジオ」もしばらく聴きそこねていて、放送時間が土曜の昼に移っていたことも知らなかった。そういえば、さまぁ~ずの新番組が始まっていたのだが、土曜の昼は、サンドウィッチマン、さまぁ~ず、ロケット団という楽しい流れになった。そうとわかり、さまぁ~ずの番組(「さまぁ~ずのさまラジ」)も聴いてみるが、先週はもう初回ではなく、初回は聴きそこねてしまった。

 午前中にブログをひとつ更新して、昼は「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。木曜には珍しく、12時台にゲストがあり、森山良子が登場した。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。14時台は、流れ星がゲスト。「G-1グランプリ」の話になり、優勝は磁石だが、準優勝は流れ星だったのだ。この結果のほかにも、公開されている動画のいいね数による賞金もあるという大会で、上位は決勝に残ったメンバーが占めるなか、そうではないエル・カブキがなぜか1位になっているのだという。不正疑惑も生じているようだが、どんなネタをやってるのかと思って観てみたら、いや、こんなネタ、バズって不思議じゃないだろう。毒づいているだけでなく、きちんとくだらない。一回戦のエル・カブキは会場で観ていたが、それ以上にネタのクオリティが高い。「思想の2700」は秀逸すぎる。

 

 ラジオを聴きながら梱包を片づけ、夕方近くに駅前まで出かけてくる。今日は雨降り。肌寒い。用を済ませ、ひさしぶりに日高屋に入り、中華そばと焼き鳥丼のセットを食べた。

◇ テレビ

 1時間ぐらいですぐに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、野々村真・俊惠夫妻がゲスト。そういえば、黒柳徹子とは「世界・ふしぎ発見!」で長らく共演している仲なのだ。コロナで重症になり、集中治療室に入るほどだったという壮絶な体験談にはついつい聴き入った。

 昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、細野晴臣がゲスト(前編)。さまぁ~ずのふたりに仇名をつけるとしたらという質問に、大竹には「東京ナーバス」、三村には「江戸前奴」という答え。ふたりそろうと「うすらバカンス」と名付けたが、これはヒコロヒーの名言とのこと。細野晴臣、ヒコロヒーまでチェックしているのか。「冬なのに、さまぁ~ず」にメロディをつけてくださいというお願いには、ちゃんとデータを添付してくるのがすごい。今回は屈指の面白い回だった。さまぁ~ずライブの音楽を頼もうとする三村にも笑う。

 先週土曜の「キングオブコントの会」も、まず、事前特番だけ観てしまう。去年の初回のコントを再放送していたが、松本作の「ありがとう」というコントが記憶よりも面白かった。

◇ 読書

 夜は部屋で読書。えびはら武司「藤子スタジオアシスタント日記」を読んだ。2015年刊、竹書房。初出は「本当にあった愉快な話」。しばらく前から手元にあった本だが、今が読むべきタイミングだろう。藤子A先生のエッセイを読んだばかりだったが、新たに知る話が多く、ここに描かれている昭和48年当時の藤子スタジオは、A先生のほうが忙しくしていて、F先生のほうはえびはら武司がひとりで手伝っていたのだという。F先生は「ドラえもん」を全6巻で完結させようと準備をしていた時期で、人気が出て継続に転じる経緯が描かれているが、復活のアイデアに「帰ってきたウルトラマン」がきっかけになったことなどは初めて知った。ジャイアンの本名「たけし」はえびはら武司からとっていること、しずちゃんにも名前を拝借した女性アシスタントがいたとか、あるいは、ドラえもんの誕生日は片倉陽二が「ドラえもん百科」のなかで設定したものだが、それもアシスタントの誕生日からとったもので、そのアシスタントはのちにエロマンガ家になる羽中ルイなのだ。また、F先生は、じつは井上陽水の音楽が嫌いだったというのには笑った。隣りに別の漫画家のアシスタント部屋があり、そこからしょっちゅう流れてきていやになったというのだが、A先生が井上陽水を聴き始めたのはそのあとで、それから親交をもち、井上陽水は映画「少年時代」の主題歌を手がけることになる。これを読むと、案外、F先生のほうは保守的で、A先生のほうが新しもの好きだったのかなという感じがする。

 ツイッターを見ると、石井徹也氏(井上鐵二)があいかわらず絶好調だ。夜にブログの更新をもうひとつ。タイムフリーで、聴きそびれていた一昨日の「爆笑問題カーボーイ」を途中まで聴き、深夜1時前に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...