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2022年12月13日火曜日

12月13日火曜日/「ものまねグランプリ」

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか観て、それから、ブログの更新に手をつけるが、書きあげられず、少し眠りなおした。「ビバリー昼ズ」を途中からつけると、12時台は、光丘翔太という佐藤企画の演歌歌手がゲストだった。水谷千重子がプロデュースしているというのは知らなかったな。

 今日は外出せず、午後も録画していたテレビ番組をあれこれと。「徹子の部屋」を追っかけ再生で観てしまうと、今日は追悼特集だった。三遊亭円楽、佐野浅夫、仲本工事、野村昭子の過去の出演回の映像が流れる。

 昨夜の「キョコロヒー」は、「言ってみたいセリフ劇場」という企画に豊川孝弘というプロ棋士が登場した。羽生善治の同期というひとだが、対局中にダジャレを言ってみたいというこの棋士、ダジャレを連発するVTRを観て、ヒコロヒー「おじさんのダジャレめっちゃ好き」と。そういえば、井上順もそういうタイプだ。宇宙飛行士の山崎直子も登場し、宇宙のエピソードトークがスケールが違ってすごい。そして、来週はなんと、研ナオコが出演だって。

 土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」は北欧クリスマス特集。BGMにうっすらと「チキンライス」を流していたが、いったいどういうつもりなんだか。ゲストは、スウェーデン出身の LiLiCo。XXCLUB のコーナーは「エンドロールのつづき」というインド映画を紹介し、パン・ナリン監督にリモートインタビューをする。LiLiCo からのアドバイスがあり、それを踏まえてのインタビューだった。

 夜は放送中の「ものまねグランプリ」を追っかけ再生で観てしまう。年末恒例の「ザ・トーナメント」だが、フジテレビ同様、こちらも形式が把握しづらく、満足な説明もなしに、当たり前のようにやっている。10月の放送で出場者を卒業したコロッケが、今回からさっそく審査員になった。フジテレビで優勝したビューティーこくぶがこちらにも出場し、優勝したことにも触れられていたのだが、もちろん、つい先週金曜に放送されたばかりのその放送前に収録したんだと思うが、オンエア順は決まっているから言ってしまってもいいということなのか。トーナメントはAブロックからEブロックに分かれ、各ブロック、5組ずつがまず対戦する。とはいえ、各組、即席のチームにされているものもあれば、ひとりの出場でもほかの演者とのコラボ企画にされていたり、バランスが悪く、あまりにもルールがいい加減だから対戦としては面白くない。ものまね四天王がブレイクしたかつての「ものまね王座」のように、ルールはシンプルなほうがいいのに。◆Aブロックは、河口こうへい、アニメものまね軍団(奇跡・喉押さえマン・はたのあいか・uiui先輩)、ビューティーこくぶ、ジャニーズ歌まね三銃士、歌まね三姉妹(まねものがかり・針谷紀久子・中垣みな)という5組。河口こうへいは漫才師8組のものまねをするのだが、相方役がそのつど入れ替わり、あまり上手くないひとが出てくる。ビューティーこくぶがここでさっそく登場するが、日本テレビは初登場なのか。クリスマスソングメドレーを披露し、ビューティーこくぶがAブロックを制した。審査は7名の審査員が、1票ずつ投票する方式。ビューティーこくぶが5票、河口こうへいが2票を集める。コロッケは、河口こうへいと迷ったが、ビューティーこくぶだけがひとりで戦ったからとビューティーを評価した。この番組の根底をひっくり返すような評価なのだが、さんざん出場してきたコロッケがそれを言うのはなんなんだろう。コラボ企画は出場者の意向ではなく、番組側の意向でそうしているものだと思っていたが、出場者はそれを拒絶することもできるということなのか。◆Bブロックは、nanami &鎮目政宏、いぬ、ななみなな&砂月凛々香&坂本彩、KINZ&K-ing、松浦航大という5組。KINZ&K-ing はチャゲアスひとつしかないのだが、松浦航大は、審査員に黒沢薫がいる前で、ゴスペラーズのものまねを披露した。審査は、松浦航大、KINZ&K-ing が3票ずつで同点、関根勤だけがいぬに投票したが、決選投票となり、関根勤が松浦航大に投票し、松浦航大が勝ちあがる。◆Cブロックは、JP、ガリベンズ矢野、ホリ、ラパルフェ、神奈月という5組。お笑い度の高いブロックになったが、JPは松本人志が動画配信を観ているという設定で、いろんな効果音ものまねをする。効果音のものまねはケント・フリック以来だ。ガリベンズ矢野は、ひろゆき、伊集院光、西野亮廣の討論をやるというので面白そうだと思ったが、ガリベンズ矢野がものまねするのはひろゆきだけで、伊集院と西野は別の演者がものまねする。これもコラボでつまらなくしているケース。ホリは木村拓哉を中心に、17名のものまねで織田信長の生涯をたどる。神奈月も、きつねダンスに乗せて、複数のものまね。信長まつりのファンのものまねとか、いい加減なネタも入ってるのがくだらない。審査は、神奈月が4票、ホリが2票、JPが1票を集め、神奈月が勝ちあがる。◆「泰造が見せたいぞう」というショートネタのコーナーもあり、素人みたいなひとも出てくるが、古賀シュウのような常連出演者も登場する。小出真保&とくこの高橋尚子と増田明美のものまねが絶品。いぬが本戦に出場しているのに、同じく「KOC」ファイナリスト、や団の本間キッドはサンシャイン池崎のものまねでここに登場した。◆Dブロックは、青山しゅん、レッツゴーよしまさ、Mr.シャチホコ、よよよちゃん、みっちゃん&シンディーという5組。みっちゃんというひとは桑田佳祐のものまねで有名な素人のようだが、即席ユニットとはいえ、出場枠をもらえているのが不思議だ。よよよちゃんはシティポップメドレーだったが、よよよちゃんが歌うのは竹内まりやのみ、そのあとには、松原みき、大瀧詠一のものまねをするひとが登場したが、大瀧詠一を歌ったサミーコイワというひとは下手くそで、ただのおじさんのカラオケみたいな感じだった。よよよちゃんを無駄使いしている。期待のレッツゴーよしまさは「ドリフ大爆笑」のいかりや長介のものまねを軸に、美川憲一、志村けん、加藤茶のしゃべりのものまねから、小林幸子の歌まねにつなげてみせた。審査は、レッツゴーよしまさが4票、シャチホコが3票を集め、レッツゴーよしまさが勝ちあがる。◆Eブロックは、ハリウッドザコシショウ、武内駿輔、やしろ優&キンタロー、山寺宏一、ホリプロものまね軍団(イジリー岡田・ハリウリサ・たむたむ)という5組。このブロックも変なバランスなのだが、やしろ優&キンタローという謎のタッグは、今回の即席チームのなかでは唯一の成功。いわゆる化学反応というやつで、それぞれの面白さがタッグを組むことで増幅する。むしろ、こうでなければ、即席チームにする意味はない。やしろ優は、古田新太、加藤一二三、関根勤を、キンタローは、北大路欣也、市川右團治、コロッケを披露する、この人選だけでも絶妙。すごく面白かった。ここまででいちばん爆笑した。審査は、やしろ優&キンタローが3票、ホリプロ軍団が2票、武内駿輔、ハリウッドザコシショウが各1票を集め、やしろ優&キンタローが勝ちあがる。◆「トルネードそっくりSHOW!」のコーナーを挟み、いよいよ決勝戦。敗者復活枠がひとつあり、1回戦敗退者による投票で、ハリウッドザコシショウが勝ち残った。出場者たちに愛されている。決勝戦は登場順に、松浦航大、ビューテーこくぶ、ハリウッドザコシショウ、神奈月、レッツゴーよしまさ、やしろ優&キンタロー。松浦航大は平井堅のものまね。ビューティーこくぶは氷川きよし「限界突破×サバイバー」を歌い、これには審査員のコロッケも感心した表情をする。1回戦でレトロゲームものまねを披露したハリウッドザコシショウは、今度はなにをやるのかと思えば、スタジオにいるものまね芸人の誇張ものまねをやってみせ、これも大盛りあがり。神奈月は1回戦と同じく、またきつねダンスをやってみせたのにも笑った。レッツゴーよしまさは志村けんから細川たかし、そして、尾崎豊を挟み、また志村けん、加藤茶と続けたが、ネタの選択、演出は、まだ素人っぽいのかもしれない。ラスト、やしろ優&キンタローは得意ネタを連発。やしろ優は、倖田來未、芦田愛菜を、キンタローは、前田敦子、北京五輪の子どもトランぺッターを披露し、これにもまた爆笑。3時間特番の最後は、キンタローの子どもトランぺッターで終わった。結果的にかもしれないが、フジテレビとは違い、番組終盤に向かい、笑いにふりきれていったのがとてもよかった。ハリウリサによる「結果発表」の発声から、結果は、松浦航大が4票を集め、松浦航大が優勝した。しかし、関根勤、松村邦洋はやしろ優&キンタローに、コロッケはビューティーこくぶに投票し、ものまねのプロ3人が松浦航大には入れていなかった。コロッケは、審査員になっても感極まって泣きそうになっていた。

◇ 雑誌・ラジオ

 楽天マガジンで読んだ「週刊ポスト」、たけしの連載では、勝村政信がカタールまで、大杉漣の写真をもってワールドカップの観戦に行っていたという話題に触れていた。ネットニュースにもなっていたようだが、これを読んで初めて知った。「漣さんが亡くなってからもう4年以上も経つんだけど、こういう形で久しぶりに思い出してさ。勝村はなかなか粋なことをするじゃないかって嬉しくなったよ。」

 「週刊プレイボーイ」には「M-1」の特集記事があり、ユウキロックが決勝進出者を分析、記事中には爆笑問題によるタイタン所属2組への激励も挟まれる。つぎのページは「「賞レースコンプレックス芸人」座談会」と題し、なすなかにしとみなみかわが登場する。取材者はインタビューマン山下。みなみかわ「吉本芸人もムカつくときがあって。吉本芸人て、めっちゃ面白いんですけど、たまにおもんないやつもちゃんといるんですよ。」 それは誰なんですかと訊かれると、みなみかわ「インディアンスのきむとかです。」

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、今日のゲストはなんと、てれびのスキマさんだった。「アメリカ横断ウルトラクイズ」の本を出したタイミングでの出演。スキマさん、ダウンタウン直撃世代だと言っていたが、「ひょうきん族」の時代は「加トケン」派だったというのは初めて知ったかもしれない。副業のライターから専業になったきっかけは、「タモリ学」を準備中に、樋口毅宏の「タモリ論」が先に出てしまったため、完成を急ぐ必要があったからと語っていた。大竹まことが「東大だよね?」と訊いていたけど、ラリー遠田と混同してるんじゃないだろうか。

2021年8月18日水曜日

8月18日水曜日/ラジオとテレビの一日

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ここ数日は忙しくしていて、少し間が空いてしまった。タイムフリーで、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」も、まずは先週の木曜、それから、金曜の中川家の日と順に聴いていく。木曜は、安田大サーカスの団長がゲストだった。「団長安田」というのが正式な芸名なようで、前からそうだったっけ。鬼越トマホークの YouTube に出たヒコロヒーが、松竹芸能の派閥についてしゃべっていたことに、でたらめだと怒っていたのが面白かった。松竹芸能には、どうもこの熱血漢の系譜がある。金曜まで聴いたら、つぎは「日曜サンデー」。中村獅童がゲストで、そういえば、爆笑問題とは日芸の先輩後輩だ。仕事の話になると、ついついまじめな口調になる獅童を、かっこつけていると太田がいちいち茶化すのが面白かった。

 録画していたテレビ番組もいくつか。「紙とさまぁ~ず」は、泉里香がゲスト。この番組、なんと、あと4回で終了のようだ。12回で終了というのはもともとの予定だったようだが、終わらせるにはもったいない番組だ。毎週観ている番組のなかでも、特に楽しみにする番組になっていただけに、なんとか延命できないものだろうか。この番組のことは、てれびのスキマさんも「週刊文春」のテレビ評でとりあげていた。そのほか、「さまぁ~ず論」(ゲスト・ナイツ)、「ボクらの時代」(稲川淳二・テリー伊藤・笑福亭鶴光)、「アド街ック天国」の八景島の回も観た。

 今日は外出らしい外出はせず、朝と夜と、二度、近所のスーパーまで行ってきたのみ。午前中、郵便ポストで出すものがあり、そのついでに買いものをして、すぐに帰ってきたが、帰宅後にすぐ、ゲリラ豪雨になった。間一髪。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 5386人に。神奈川は 2021人。千葉は 1692人、埼玉は 1451人。大阪もついに二千人超え、2296人。兵庫は 1088人、愛知は 1227人、福岡は 1253人。千人超えの県もだんだん増えている。

 楽天マガジンで、「週刊ポスト」のたけしの連載を読むと、「Nキャス」で開会式をボロクソにけなしたあと、劇団ひとりに会ったそうで、「「別にお前のこと言ってるんじゃなくて、全体的にだよ」みたいにフォローしといたけどね」と。開会式のあのタップのシーンが「座頭市」に似ていることは、たけしもやっぱり思ったようで、しかし、そんなたけしも、MISIA の「君が代」は褒めている。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。昨日は雨上がり決死隊の配信があったが、その直前の収録だったのが惜しい。オープニングの中盤から、太田が「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」について話し始め、そこから、話はメンタリストDaigo の発言につながり、熱がこもっていった。ドン・キホーテというのはまさに誰の得にもならない人物であり、テリー・ギリアムにとっては、映画がドン・キホーテであり、自身がサンチョ・パンサなのだと。つまり、無駄なものに引きずりまわされているという構図であると解釈する。「誰が得するんだよ」という今どきのツッコミに対する嫌悪感も示され、損得ではなく、無駄なものを肯定する話だった。

 アマゾンプライムで、短い時間でなにかドラマを観たくなり、適当に探し、「モーツァルト・イン・ジャングル」というドラマを観始めたら、これが当たり。シモネタにえげつない部分はあるが、笑いのセンスがいい。とりあえず、2話まで。これは続けて観てみよう。深夜1時頃に眠る。

2021年5月17日月曜日

5月17日月曜日/澤田隆治先生




◇ 新川崎・川崎

 朝早くから外出。気温があがると思い、Tシャツで出る。実際、外に出るとやや生暖かいが、小雨に加え、風が強い。髪がたちまちぼさぼさになった。傘をもって出たが、まったく差さずに雨はじきに止んでしまう。横須賀線の新川崎まで用があり、初めて降りる駅だったが、そのあとは平間駅まで歩き、南武線で川崎に出る。昼食はマイカリー食堂で、ロースかつカレーを食べた。ベローチェでひと休み。DMの返信などに時間をとられ、読書がぜんぜん進まない。ベローチェの向かいに近代書房があるが、川崎に寄れるときはなぜか月曜にあたることが多く、近代書房は必ず定休日だ。モアーズのブックオフにだけ寄っていく。6冊買い、100円引きのアプリのクーポンを使った。京浜東北線でのんびり、読書しながら帰ってくる。

◇ ラジオ・YouTube

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングで、澤田隆治先生の訃報に触れられていたが、高田先生は「俺はあんまり好きじゃなかったけどな」と言っていた。澤田隆治というひとは高田先生にとっても怖いひとだったのだろう。12時台ゲストは、森三中黒沢かずこがついに登場した。高田先生に質問攻めになり、カウンセリングのような放送になった。そこで語られた高田先生のテレビ論。「テレビは四十までのもんだよ。」「作るほうも出るほうもね。四十までわあわあやって、そんとき才能あるときにわあーって作ってさ。あとはさ、だめだよ、それで売れなかったら。」「年寄りが出てきて作るもんじゃないじゃない。だって、芸をちゃんと見せるもんじゃないんだからさ。若いひとがばあーって動きまわってりゃいいんだからさ。大通りみたいなもんだから、わあーって動いてりゃいいんだから。古典芸能なんかはじっくり極めてくから、落語でも講談でもね、きっちりきっちり芸でやってきゃいいけど、テレビってメディアは大通りだからさ。」 

 「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、オープニングはやっぱり澤田先生の話になるが、相手が平野ノラでは話が通じない。年末恒例の「漫才大会」で、「漫才の殿堂」を表彰するコーナーがあったが、ある年からいきなりなくなった、その経緯について語られていた。「漫才大会」というイベントのなかでは不評だったのかもしれないが、個人的には、岸野師匠と澤田先生のトークはとても興味深いものだったし、春日三球もあそこぐらいでしか観る機会はなく、意義のある企画だと思っていた。ナイツも、じかに知っている師匠は大事にしているが、歴史的な感覚は欠けているのかもしれない。

 YouTube で、観そびれていた「電波少年W」の澤田隆治先生がゲストの回を観る。2月に放送されたもので、「電波少年」のチャンネルでは期間限定の公開だったが、澤田先生のチャンネルでも公開されていて、こちらはフルサイズ、しかも、挿入される「てなもんや三度笠」の映像もそのまま観ることができる。松本明子、松村邦洋、土屋敏男と一緒に、てれびのスキマさんも出演していた。全員が同じスタジオにはいないような雰囲気だったが、どのようなかたちで収録しているのか。結果的に貴重な放送になり、澤田先生から面白い話がたくさん出ていたが、松本明子、松村邦洋の知識がまばらで頼りない。「THE MANZAI」を観たときに「負けたと思ったね」というのはすごい証言だが、ほかではしゃべっていることなのかどうか。

 澤田先生には二度お会いする機会があり、一度目というのが信じがたい縁であったが、二度目は澤田先生が新刊を出された際に、八重洲ブックセンターでサイン会があり、それに伺いごあいさつをした。覚えていただいているかわからなかったが、説明したら、わかってくださった。そのサイン会の前には講演があり、高齢で、目を悪くされているという話だったが、手元で本を読むために、本に焦点が合うようにしたコンタクトレンズを入れていると語られていた。あいさつしても、顔なんか見えてなかったのかもしれない。「花王名人劇場」の10周年記念に放送をまとめた「笑人間」という1000ページを超えるぶ厚い本があるが、この本には「上巻」と書いてあり、調べてみてもどうやらこの本は上巻しか存在しない。そのことを澤田先生に直接訊ねてみたら、「今、下巻を作っている」というので仰天した。平成元年に上巻が出た本の下巻である。


◇ 読書

 大村崑「崑ちゃん」を今日は朝から読み始め、帰宅してから、深夜に読み終えた。たまたま手元にあった本で、澤田先生の話が出てくるだろうと思って読んでみたら、どういうわけか、ぜんぜん出てこないのであてが外れる。とはいえ、「やりくりアパート」の時代の話はある。予想を超える面白い本で、しみじみしたところがなく、陽気なトーンに貫かれているという点では、以前に読んだ小松政夫の著書とも共通している。楽しそうなタイトル、楽しそうな表紙なのに、田岡一雄との付き合いがさらっと書いてあったりして、2016年刊だから、吉本の闇営業騒動のあとだったら、こんな記述は削られるに違いないだろう。キャバレーのボーイをしていた時代の写真が載っていて、先日の「アメトーーク!」では「キャバクラボーイ芸人」があったばかりだが、大村崑もまた、この時代はなかなか悪そうな顔をしている。渥美清、トニー谷、米朝らとの交流の話もすこぶる面白かった。深夜1時前に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...