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2022年10月30日日曜日

10月30日日曜日/「NHK新人お笑い大賞」

◇ テレビ・ラジオ・配信ドラマ

 ずいぶん前からネズミの被害がひどく、がさごそと物音がするので、早朝に目が覚めてしまう。もうどうしようもない。録画していた昨夜の「Nキャス」の続きを観て、野田佳彦の安倍晋三追悼演説を確認した。ダビングのセットをしてからもう少し眠りなおし、昼前に起きあがる。録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、まずは、昨夜に起きた梨泰院の事故の速報から始まった。現時点で、151人の死者が出ている大変な事故だ。「ワイドナショー」も観ると、松本が1ヶ月ぶりに出演のほか、石原良純、河合ゆずる、マキシマムザホルモン・ナヲというメンバー。仲本工事の訃報は先週の放送で報じられていたが、加藤茶、高木ブーのコメントが出たことで、今週も改めて扱われていた。「TVタックル」には、田嶋陽子が出演していたが、かなりひさしぶりの登場ではないだろうか。そのほか、田崎史郎、堀潤、優木まおみ、宮崎謙介らが出演。

 録画をざっと片づけてから、やっとラジオをつける。「爆笑問題の日曜サンデー」を途中から聴いた。14時台は、大久保佳代子がゲスト。そのあとには、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。「常連さん」には談笑師匠が登場。用意されていたニュースのなかには、談笑師匠に合わせたのだろうが、日本テレビが定例会見で「笑点」の後継者について触れたこと、それから、「全国若手落語家選手権」の話題も含まれていた。吉笑さんが優勝したからこの小さいニュースをわざわざ入れたのだろうが、審査員の「江戸の風」発言が炎上していることは談笑師匠も把握してないんじゃないか。(その審査員はどうやら和田尚久なのだが、和田尚久が無名なので、和田尚久は炎上していないという不思議な炎上になっている。)そして、用意されたニュースには入っていなかったが、落語協会のパワハラ問題についても談笑師匠は触れ、円歌、天歌の名前もきちんと出していた。

 ラジオを聴きながら少し眠り、のんきなもんだが、起きあがり、録画していたテレビをまた観る。今日夕方に放送された「NHK新人お笑い大賞」を、結果を知る前に観てしまいたかった。生放送。会場はイイノホール。司会はフットボールアワーと浅田春奈アナ。審査員は、西川きよし、渡辺正行、久本雅美、よゐこ濱口、中川家剛、2丁拳銃小堀、ふかわりょうという7名。出場者は8組、AブロックとBブロック、4組ずつに分かれ、勝ちあがった2組の最終決戦により、優勝者が決まるというのは例年どおり。まず、Aブロック。出演順に、フースーヤ、パーティーパーティー、スパイシーガーリック、紅しょうがという4組。4組ともあんまり面白くなかったのだが、強いて選ぶならば、スパイシーガーリックかなとは思った。パントマイムを利用したコントなのだが、エスカレーターの動きしかやらず、たいしたアイデアではない。漫才の力量では紅しょうがでもいいような気もしたが、ちょっと恥ずかしくなるような古臭いセンスをしている。審査員7名は、きよし、久本、濱口、ふかわがスパイシーガーリック、渡辺、剛がパーティーパーティー、小堀が紅しょうがを選び、4票獲得したスパイシーガーリックが勝ちあがった。続いて、Bブロック。出演順に、10億円、トンツカタン、隣人、オダウエダという4組。この顔ぶれを見ただけでもBブロックのほうが激戦になるだろうとは思った。10億円というコンビは「ツギクル芸人グランプリ」で初めて知り、初見ですぐに好きになったが、いや、ここで観てもやっぱりすごく面白いと確信する。オダウエダも好きなのだが、「THE W」のときと比べると、小道具のチープな可笑しみが失われていないだろうか。10億円に勝ってもらいたかったが、審査員7名は、きよし、久本、剛、ふかわが隣人、渡辺、濱口がトンツカタン、小堀が10億円を選び、こちらも4票獲得した隣人が勝ちあがる。この時点でもう、今年は興味の薄い結果になってしまった。決勝が始まる前にコメントをふられた小堀が「僕、10億円、ほんと好きやったんですけどね。残念やなと思ってます。」と、総評以外のことをここでわざわざ発言した。決勝は、スパイシーガーリック、隣人の順にネタを披露し、意外や、最後は審査員満票でスパイシーガーリックが優勝という結果になった。

 録画残量を空ける必要があるため、もう少しテレビを観る。今朝の「ボクらの時代」は、豊川悦司、寺島しのぶ、広末涼子という顔合わせ。どういう3人なのかというと、「あちらにいる鬼」という映画で共演しているというだけの間柄で、豊川悦司が演劇出身だということも広末涼子は知らないくらいだった。豊川「これはひとによって違うと思うけど、演劇と映像の芝居の質っていうものが自分のなかではまったく違うようで、とにかくこう、伝える伝えるって舞台のうえではそういうふうに教わってきたものが、映像だと、とにかく伝えるな伝えるなみたいなタイプの監督さんと一緒に仕事をしたから。もうそんな自分を出さないでとか、過剰にやらないでとかっていうことをいきなりリクエストされたから、すごく自分のなかでそこがね、カルチャーショックみたいにあって。」 寺島しのぶからその監督の名を訊かれると、豊川悦司からは「北野武さんとか」という答えがすぐに出る。

 アマゾンプライムで、配信が始まったばかりの「仮面ライダー BLACK SUN」を観始める。仮面ライダーに特別な興味はないのだが、西島秀俊が出ているからちょっと観てみたくなった。監督は白石和彌。仮面ライダーをあまり知らないからどうだろうかと思ったが、いや、観始めたらそんなことは問題なく、これはすこぶる挑戦的な作品だ。いきなり、ヘイトスピーチとデモが戦う場面があり、怪人を使って差別問題を描いていることに驚かされるが、ヘイトスピーチの先頭に立つ差別主義者を演じるのは今野浩喜で、ちょっとしたカリスマのように描かれている。この題材を、エンターテインメントのなかでここまで正面切って扱う作品は今まであっただろうか。しかし、特定の国のひとたちを怪人と重ね合わせることには危なっかしさを感じもし、となると、怪人を倒すであろう、仮面ライダーとはいったいどういう存在なのかということになるが、惜しいところで2話に続いた。ネタバレが怖いが、これは1話ずつ、じっくりと観ていきたい。とても迫力のあるドラマ。総理大臣をルー大柴に演じさせる配役にも唸る。

2021年10月31日日曜日

10月31日日曜日/選挙と「NHK新人お笑い大賞」

◇ ラジオ

 徹夜になり、朝、タイムフリーで、「ロケット団の定例ラジオ」を聴いた。水曜に始まった新番組。昼の番組には、ナイツ、中川家、サンドウィッチマンをそろえ、そのうえ、ロケット団の番組まで始めるとは、ニッポン放送の編成はどれだけ漫才マニアなのか。野球中継がない時期だけの放送のようだが、これは毎週聴こう。そのあとは、オンタイムのラジオをつけておく。文化放送の新番組、「日曜のほとり」を初めて聴いてみた。阿川佐和子とふかわりょうという謎の組み合わせが、どうもちくはぐしている。

◇ 選挙

 午前中に外出。雨が降りそうで、傘をもっていく。まず、近所の小学校に寄り、衆院選の投票をする。校庭に入って驚くが、体育館の外まで行列ができている。投票するようになってから今まで、こんな光景は見たことがない。小選挙区の候補は3名、自民、維新、立憲民主という三択がつらい。比例区に「民主党」という略称がふたつあるという件は、ニュースでは見かけていたが、ここ最近は忙しくしていて、詳しくは知らなかった。まさか、改善されずにそのままだとは思わなかった。体育館を出ると、市長選のときと同じく、今日もNHKの出口調査がきていた。その横をすり抜け、校庭をあとにする。

 クロネコDM便を出すため、ヤマトの営業所まで歩き、それから、二俣川を通り過ぎ、旭郵便局まで足を延ばし、ゆうゆう窓口で郵便物をひとつ出した。歩きながら、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いていた。10時台は、毒蝮さんが登場の週で、おぼん・こぼんの話題から、仲が悪かった漫才師たちについてしゃべっていた。

 二俣川駅に戻り、とりあえず、くまざわ書店に寄る。ドトールで読書をしていくつもりでいたが、混雑していて、もう帰ろうかと迷ったが、空席がないわけじゃない。すぐ帰るのもつまらないから、やっぱり、ここでのんびりしていく。アイスコーヒーと、クイニーアマンを食べる。しかし、まず、ツイッターを見始めてしまい、パルト小石の訃報がやはりショックで、検索して情報を追いかけていた。1時間半ほどして外に出ると、雨降りになっていた。

◇ テレビ

 15時頃には帰宅し、16時から、「NHK新人お笑い大賞」をオンタイムで観た。司会はフットボールアワー。審査員は、西川きよし、渡辺正行、清水ミチコ、ますだおかだ増田、笑い飯哲夫、YOU、大林素子という7名。出場は8組、AブロックとBブロックに分かれ、1組ずつが勝ちあがり、決勝戦となる。まず、Aブロックは、出演順に、素敵じゃないか、ハイツ友の会、トンツカタン、丸亀じゃんごという4組。本来は、隣人が勝ちあがっていたのだが、コロナになったため、丸亀じゃんごが繰り上げで出場することになった。トンツカタン以外は初めて観たが、丸亀じゃんごがまず、漫才師臭さのある風貌で、ミルクボーイも思わせるが、ストーリーで引っぱっていく漫才なのが珍しくて面白かった。Aブロックは丸亀じゃんごがいちばんいいと思ったが、審査員は1票も入らず、女性陣3名はトンツカタンに、男性陣は、西川きよし以外の3名はハイツ友の会に、西川きよしは素敵じゃないかに投票した。3票ずつになり、決戦投票で、きよしもハイツ友の会に入れ、ハイツ友の会が勝ちあがった。ハイツ友の会は女性コンビで、変ホ長調を思わせる、アマチュア口調の漫才だ。Bブロックは、出演順に、モンローズ、ニッポンの社長、チェリー大作戦、ミキという4組。Bブロックでは、チェリー大作戦のみを初めて観た。力量ではミキが圧倒的にトップだと思うが、ネタの真新しさがまったくない。審査員たちも、今さらミキでもないかという雰囲気があり、せっかく勝ちあがっているのに、それはそれでかわいそうだ。そうなると、2本目を期待したくなるのはニッポンの社長だと思ったが、審査員は満場一致でニッポンの社長。ハイツ友の会とニッポンの社長の決戦となり、ハイツ友の会は今度はコントをやった。スタイルを定めないというのもアマチュア的だが、漫才よりも、演技をしたほうが面白い感じがした。ニッポンの社長は、2本ともコントだった。「キングオブコント」のバッティングセンターのコントと同じく、決勝で見せたコントも一点突破型で、これはニッポンの社長の圧勝だろうと思ったが、審査員も、またまた全員一致で、ニッポンの社長が優勝した。審査員では、哲夫のコメントがいちばん分析的で面白かった。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」(ゲスト・ピーコ)を聴きながら、2時間ぐらい眠る。録画していた「サンデージャポン」を観ると、投票日当日の朝に、選挙の特集をけっこうしっかりとやっていた。太田光の選挙特番も録画しているが、今夜は観る余力なし。選挙のニュースをツイッターから追うと、石原伸晃がどうやら敗北確実だというので驚く。香川1区は、小川淳也が勝ち、平井卓也が負けたようだ。籠池夫人が敗北したようだが、出馬していることも知らなかった。そのほか、京王線に刃物をもった男が出たというニュースにもぎょっとする。深夜にブログの更新をし、ラジオを聴きながら眠った。

2020年12月14日月曜日

12月14日月曜日/「THE W」

◇ 古本屋

 今日は一日都内に。代々木上原の近くで解散となり、下北沢まで歩ける距離なので、ついでに寄っていこうということにした。グーグルマップで道を調べ、茶沢通りというのを歩いていくと自動的に下北沢にたどりつく。いくつかの古本屋の均一棚を見てまわり、ほん吉で、山上たつひこ「イボグリくん」と、伊東四朗一座旗揚げ解散公演の公演パンフレットを買った。

 下北沢から小田急線に乗り、豪徳寺に移動する。下北沢に行くことはちょくちょくあるが、演劇なんかを観てしまうと、帰りにどこかで途中下車しようということにはなかなかならない。だいたい、いつもは井の頭線に乗り、渋谷経由で帰るのだ。今日は代々木上原で解散だったので小田急線沿線に寄り道しようという発想になったが、考えてみれば、下北沢まで歩くのだったら、井の頭線で帰ったほうが安く済む。考えないおかげで、豪徳寺に躊躇なく寄り道することになった。

 今年はブックオフの話をすることが何度かあったが、豪徳寺のブックオフには行っておきたいと思っていた。もうすぐ閉店するという。グーグルマップで検索すると、豪徳寺には古本屋がいくつかあり、ついでのついでになるが、ここまできたら寄っておかなければという気になる。豪徳寺駅で降りたのは初めてではないだろうか。こじんまりとしたいい雰囲気の町。駅の南側の商店街を進み、わきみちにちょっと入ったところに玄華堂という店があった。じつにしっかりしたたたずまいの本寸法の古本屋。こういう店は棚を眺めているだけで楽しいが、自分みたいなもんにはスキがなさすぎてなかなか買えるものがない。もう一店、靖文堂という店は商店街のなかにあった。残念ながら開いてなかったが、選挙ポスターや各種催し物のチラシがガラス扉にべたべた貼ってあり、つきあいのよさそうなご主人を想像させる。

 お目当てのブックオフは駅の北側に。外に、閉店セールの貼り紙がある。棚もだいぶすかすかになっていて、もっと早くきていればとも思ったが、110円の新書から、吉上恭太「ときには積ん読の日々」などを。110円ではないが、やはり新書の棚から、出たばかりのバービーの新刊も買っていく。会計のときにあれっと思ったが、新書はどうやら値札の半額だったようだ。だったらもっと買えばよかった。新書の棚には夏葉社の「漱石全集を買った日」もあったが、一度会計を済ませてから、引き返して買うようなまねは美学に反するのでそのまま帰った。



◇ 女芸人

 帰宅してから、録画してあった「THE W」を観る。ツイッターも見ないで、結果を知らないようにして帰ってきた。放送開始前まではツイッターを見ていたが、奇しくも今日は、浅香光代の訃報もあった。

 「女芸人」という言いかたはそもそもどこから出てきたのか。古臭い価値観の言葉のようで、しかし、頻繁に目にするようになったのは比較的近年という感じがする。吉本の楽屋言葉のような気がして、どうもなじめない。「THE W」という大会にも当初から不満を感じていたが、しかし、歴代の優勝者だけを見てみればじつに申し分のない成果で、積極的支持こそはしないが、現状では意義のある大会だとは思うようになった。

 決勝進出者が10組。まずは、Aブロック、Bブロック、各5組ずつの対戦になるが、どういう抽選をしたのか、Bブロックのほうに強豪が集中してしまっている。関西では違うのかもしれないが、Aブロックはほぼ無名。オダウエダのコントのくだらなさに笑ったが、古めかしい漫才の紅しょうがが最終決戦に進出した。Bブロックは注目のAマッソから始まったが、プロジェクションマッピングを使った漫才を見せ、これは悪手だと思った。続く、ゆりやんレトリィバァが圧倒的にくだらなく、勝負はすぐについてしまった。Aマッソは演芸ではないし、笑いでもなかった。しかし、つぎの吉住がさらによかった。吉住は最終決戦に進み、優勝する。最後の銀行強盗のコントは「NHK新人お笑い大賞」でも観たが、なぜかこちらのほうがよかった。観ていて、感情を揺さぶられたのは吉住のコントだけだった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...