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2022年4月5日火曜日

4月5日火曜日/名作落語本を語る会




◇ 渋谷・竹橋・中野

 今日は朝から都内に。渋谷から高田馬場に移動し、早稲田通りで昼食にするが、出頃な店を見つけられず、松屋に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。630円。今日は暖かくなるのかと思ったら、意外と肌寒い。その後、いったん、竹橋のほうまで行くことになり、午前中には小雨も降っていたが、午後にはすっかり天気がよくなった。

 神田駅まで歩き、中央線に乗り、中野に移動する。中野にはつい先日もきたばかり。古本屋には寄らず、中野サンプラザの先のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べた。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。今週からいよいよ、黒沢かずこが火曜の新レギュラーに。東貴博は、黒沢がアシスタントになることは「ビバリー」にとっては衝撃だと語り、「吉本の壁を越えてきた」という話をする。「伝説の一日」に出演していた黒沢は、そこで藤原副社長に会ったそうで、「高田先生の番組に行かしていただくことになりましたって言ったら、めっちゃ握手求められてきて、この時期に。握手となんかグーパンチみたいな感じの、なんかすげえハンズアップみたいな。「えっ、ビバリー?」って訊かれて、「ビバリーです!」「やったあ!」みたいな。副社長がめっちゃ喜んでました。」 エンディングまで聴くと、黒沢はこのあとの「ナイツ ザ・ラジオショー」にも呼ばれ、そうなると、これも続けて聴くしかない。先週火曜、山根千佳の最終回も聴きそびれていて、義理堅いもので、タイムフリー切れ前にこれも聴かざるをえない。先週はなにがそんなに忙しかったのか、ずいぶん聴きそびれてしまい、先週火曜の「ラジオショー」のオープニングも続けて聴いた。この日はナイツが春休みで、「相席スタートのザ・ラジオショー」だった。(なぜか「の」が入る。) 先週月曜の「メイプル超合金のザ・ラジオショー」はついに聴きそこねてしまった。



◇ トークイベント

 2時間ほどでベローチェを出て、ブックファーストの地下にあるヨークフーズに寄り、シュークリームひとつだけ買おうとするが、セルフレジに行列ができていて、余計な時間を食ってしまった。ドラッグストアにも寄り、栄養ドリンクを買って飲んでおく。中野駅の南口から線路沿いに東に進み、ギャラリー街道で開催される「名作落語本を読み、語る会」に。19時20分開始。10分前に到着する。志ら玉さん、寸志さん、稲田和浩さんの3人で名作落語本について語る会。今回で3回目だが、3回とも無事に出席する。ツイッターはニュース以外はほとんど見ていないのだが、運がいいことに、この会を告知する寸志さんのツイートが「おすすめ」に出てきて、たまたま知ることができた。受付時に志ら玉さんに声をかけてもらった。こういう時期だから打ち上げがないことはわかってはいたのだが、せっかくひさしぶりに会うことができても、それ以上の会話をすることはなかった。狭い会場で、お客さんは10人ほどでいっぱいになる。マスクをしているから見覚えのあるひともわからず、連続してきている客はほかにもいただろうか。稲田さんを中央に3人が並び、トークが始まる。3回目に題材とする本は、前回に予告されたとおり、米朝の「落語と私」。今日までに読みなおそうと思っていたが、計画がうまくいかず、半分までしか読み返せなかった。しかし、新たに付箋を貼った箇所がちょうど語られ、意味のある予習をしてきたとは思った。文春文庫版は1986年刊。親本はポプラ社から1975年に出ている。中高生向けの入門書なのだが、この会のトークはまるで初心者向けではなく、プロが気になる箇所が多く語られた。改めて読みなおして気になったのは、まさに、プロ以外が読んでどうするのかと思うような実演に関する部分だ。そして、この本の最後を締めくくるのは「末路哀れは覚悟の前やで」という言葉である。米朝50歳の著書であり、全国区を意識して書かれているということも、指摘されなければ気がつかなかった。最後に、次回の本はなんにするかという話になり、楽しみな書名が挙がったが、開催はまた1年ぐらい先になるだろうか。21時頃に終了。

 中野から、中央線、山手線を乗り継ぎ、渋谷からは東横線。各停に乗り、のんびりと帰ってくる。ダイソーで買いものをしなければと思っていたのに、完全に忘れてしまい、この時間ではもう無理だ。23時半頃に帰宅し、ポッドキャストを聴いたりなどして、深夜1時前に眠る。

2022年3月25日金曜日

3月25日金曜日/霞が関・稀有な落語本



◇ 霞が関・虎ノ門・茅場町

 早朝に目覚め、ツイッターを見ると、石井徹也氏(井上鐵二)が吉原から出禁を食らったというツイートをしていた。なにしてるんだ、このひとは。今日も朝から都内に。まず、霞ヶ関に出て、昼食は虎ノ門、おみっちゃんという店に入る。この店はこれで三度目。焼き鳥丼にしようとしたら、10分ぐらいかかるというので、和牛もつ煮込み定食にした。生玉子が無料。750円。そのあとは茅場町のほうまで行くことになり、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドのレギュラーと、チョコチャンクスコーンを食べた。ベローチェはそもそもコーヒーが安い店だったのだが、Sサイズがなくなり、そうなると、500円を超えるようになってしまう。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、磯山さやかが出演した「あちこちオードリー」の話もしていた。それから、Spotify で音楽を聴きながら、しばらくだらだらした。しかし、こんなことをやっていると、スマホがぜんぜん充電されない。2時間ぐらいでベローチェを出て、眠気を飛ばそうと思い、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べる。

◇ 読書

 茅場町から日比谷線、中目黒から東横線に乗り換え、横浜に戻ってくる。電車内で、頭木弘樹「落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ」を読み終えた。2020年刊、ちくま文庫。「望星」の連載をもとにした文庫オリジナル。落語の入門書のようで、刊行時には挑発的なタイトルのようにも受け取られたと思うが、この本はむしろ、すれっからしの落語ファンが読んだほうが面白い本だ。落語の面白さを根源的に考えなおしている。米朝の「落語と私」も思わせるが、あとがきまで読むと、米朝の落語観が基礎になっているのだとわかる。桂文我が解説を書いていることも大きな信頼度だ。(文我の解説は「稀有な落語本」と題している。) そして、この著者ならではなのは、カフカや「吾輩は猫である」とも共通するものとして、落語に文学の可能性を探っているところで、ここにも大いに刺激された。

 読書メーターに読み終わった本を登録するついでに、「ブックオフ大学」の感想をチェックしてみると、名前を出して褒めてくれている投稿をひさしぶりに見つけた。3月16日の投稿。嬉しい。

 夜遅くに帰宅する。録画していたテレビを観ながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「タモリステーション」で沈黙のタモリを直撃取材していた。タイムフリーで、聴きそびれていた月曜の「伊集院光とらじおと」を聴く。最終回ウィークは聴けるだけ聴こう。ニュース解説は青木理。11時台のゲストには、桐畑トール、ホームランなみち、だーりんず小田、母心というレポーター陣が集結した。深夜1時頃に眠る。

2021年10月12日火曜日

10月12日火曜日/秋がなくなった

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた土曜の「ゴッドタン」をようやく観る。おぎやはぎとナイツで「ジジイ芸人キレ悪検証テスト」。劇団ひとりの若手時代のリズムネタに挑戦し、続いて、怪奇 Yes!どんぐりRPGのネタに挑戦する。ギャグをやるメンバーが交代でセンターにくるというのは、これはジャドーズのスタイルと同じだ。TikTok でバズっている「千円ちょうだい」というのは知らなかったが、4人がこれをやると絶対につまらなくなるのがくだらなくて爆笑した。「ゴッドタン」をDVDに保存しようとしたら、まだ残量があるはずのDVDに録画できないとの表示が出る。また無意識にファイナライズしてしまっていたのか。なぜこういう無駄なことをするんだろう。

 土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」もタイムフリーでようやく聴いた。14時台は、木梨憲武、ミッツ・マングローブがゲスト。木梨憲武の新譜は Spotify で一度だけ聴いて、もういいやと思い、それっきりだったが、マツコ・デラックスと3人による楽曲は、放送で改めて聴くと、マツコとミッツに引っぱられて、憲武もちからがこもっている。ミッツの女装の原点に、木梨憲武のコントでの女装があったというのは面白い話。憲武も、若いころには2丁目に通っていた時期があり、そこで吸収した芸があるというわけで、芸が循環している。13時前からはオンタイムのラジオに切り替え、「ナイツ ザ・ラジオショー」の前に「ビバリー昼ズ」のエンディングから聴くと、東貴博とナイツで、おぼん・こぼんの話になった。娘ふたりのコンビには、かつて「ビバリー」で、東が中継に行ったそうで、最初は「おぼん子・こぼん子」という名前だったというのは知らなかった。おぼん・こぼんのつぎはTake2だという話にもここで触れる。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「サンデー毎日」には、先週に引き続き、松尾潔による「永六輔の光跡」の後編が載った。先週の前編では、幼いころに母に連れられて観た永六輔の講演、そして、その講演のあとに、母が、江藤淳の著書に永六輔のサインをもらった記憶が綴られていたが、後編には永六輔との再会が綴られる。2008年に、EXILEの作詞作曲でレコード大賞を受賞した際に、「土曜ワイド」の中継ゲストに出ることになり、そのときに幼いころの記憶を伝え、それから改めて、スタジオにゲストとして招かれることになる。永六輔が早口に語った作詞をやめた理由に、松尾潔は控えめに同意しながら、「変わりゆく、変わらないもの」というアミリ・バラカの提唱した概念を引き、現状の説明を試みるが、永六輔はそれでもなお、現状の大衆音楽のありかたに疑義を呈した様子が描かれている。そして、永六輔と最後に会ったのは、デューク・エイセスの60周年記念シングルを松尾潔がプロデュースするという大役をゆだねられたときだった。「週刊朝日」の一之輔さんの連載エッセイは、10月1日が命日の志ん朝師匠の思い出を。一之輔さんは、志ん朝が亡くなった年の5月に一朝に入門しているのだ。素人時代に最後に聴いた落語は、その年の4月に池袋でトリをとっていた志ん朝の「火焔太鼓」だという。「サンデー毎日」では、中野翠も志ん朝について書いていた。

 これといって、外出する用はなく、午後に近所の郵便ポストまで投函に行くのみ。小雨。外に出ると、半袖ではだいぶ涼しい。昨日も天気予報を確認していたが、予報どおり、ようやく涼しくなってくれた。さすがにこのまま、冬に向かうだろうか。なんだか今年は、秋の期間がなくなってしまったかのようだ。

◇ テレビ・映画

 録画していた今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは桂吉弥。初出演だとは思わなかった。米朝の「徹子の部屋」出演時の映像も観ることができた。1990年の放送。米朝、65歳か。吉弥からは、米朝が「紅白」の審査員をやったときに、安室奈美恵がいちばんよかったと言っていたエピソードが語られた。お客さんいじりをしなかったという米朝に、黒柳徹子も共感を示す。吉弥を見ていると、五十歳だというが、同世代のほかの落語家に比べると、非常にまともな社会人に見える。きちんと世間のなかに生きているということだろう。東京の落語家のことしかわからないが、落語家風のバリヤーを張っているようなひともいっぽうでは多く、世間一般のおとなとはまとっている空気がどうも違う。

 アマゾンプライムで映画を1本。「DUNE/デューン 砂の惑星」の監督をしているドゥニ・ヴィルヌーヴの過去作を観たいと思い、「静かなる叫び」を観た。ウィキペディアにあたると、アマゾンプライムにあるなかではいちばん古い作品で、賞もたくさん獲っているし、77分という時間も観やすくてちょうどいい。モントリオールの大学で実際に起きた銃乱射事件を題材にしていて、その事件のことは知らなかったが、女性を標的にしたいわゆるフェミサイドという犯罪で、2009年の作品だが、むしろ、非常に現在的な題材だ。実際の事件は1989年に起きている。モノクロの映像で、描いている場面は暴力的だが、語り口は静謐で、起きた出来事を描きはするが、多くを語ってはいない。この監督の作品では「メッセージ」だけは劇場で観ていて、これで2本目だが、ほかの作品もまだ観てみたくなった。

 ツイッターを見て、小谷野敦のツイートから、綿野恵太という文筆家が小田嶋隆から執拗に批判されているということを知り、自分とはまったく関係がないのに、不愉快でたまらなくなった。小田嶋隆みたいな人間は大嫌いだ。23時頃には眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...