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2022年9月30日金曜日

9月30日金曜日/昼食は大手町


◇ 大手町・東陽町

 早朝に起きあがり、ブログを更新しようとするが、眠くて無理だった。もう30分ぐらい眠りなおし、午前中から都内に。今日は暖かくなりそうだが、夜のことを考え、パーカーを着ていく。東京駅まで出て、昼食は大手町ワンのグリルやまだという店に入り、切り出し牛ハラミ丼を食べた。950円だと思ったのだが、会計してびっくり、税込み1045円だった。昼食に千円使うとは、罰当たりなことをした。

 夜には東陽町のほうまで行くことになり、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べる。スマホの充電をしながら、ツイッターを開くと、円楽の訃報がいきなり目に飛び込んできた。読書をするつもりだったが、あたまが動かなくなるというのか、しばらくぼんやりする。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。今日のゲストは、サバンナがコンビで登場。高橋が出演する「ザワつく!金曜日」の3人、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子からコメントのVTRもあった。コントもやってみせたが、徹子さんにもなかなか好感触のようで、こうして改めて観ると、ふたりともとても愛嬌のあるコンビだ。八木のギャグ、「パナキ」をやり始めた場面にははらはらもしたが、やりっぱなしでなく、明るく収めていた。

 深夜、Spotify で、ビョークの新アルバムを聴きながら、読みかけの本を読み終えたく、部屋で読書を続けた。小川淳也・中原一歩「本当に君は総理大臣になれないのか」を今朝から読み始め、一日がかりで読み終えた。2021年刊、講談社現代新書。小川淳也は先日のデモの演説でもユニークで、人間的に非常に信用できると思ったが、この本を読んでみると、なおいっそう、共感するところ大だ。時期的には「君はなぜ総理大臣になれないか」以後、「香川1区」以前。コロナについて多く語られていたり、あるいは、衆院選、代表選について、ここで語られていることの結果はすでに出ている。4章のうち、半分はノンフィクション作家の中原一歩が執筆、半分は小川淳也のインタビューで構成されているのだが、このインタビューの聞き手は「現代新書編集部」となっている。ところが、このインタビュアーのキャラクターがやけに強く、過剰に驚いたり、とぼけてみせたり、話をさえぎってみせたりなど、いったいなんだこりゃと思った。そんなに存在感を出したいのならば、個人名を出せと言いたくなる。(インタビューをまとめているのは中原一歩だろうか?)


2022年9月26日月曜日

9月26日月曜日/デモ・新宿




◇ 永田町・赤坂見附

 朝から都内に。永田町の近くまで行く用があり、せっかくだから、自民党本部の様子を見ておきたくなった。本部の前には機動隊のクルマが停まっている。地下鉄の出口の近くと、ローソンの前にも機動隊のクルマはあった。明日は国葬。昼食は赤坂見附に出て、中国茶房8に入り、ランチメニューの鶏肉炒飯マーボー豆腐セットを食べた。550円。

 トイレに寄りたくなり、赤坂見附の地下通路に降りていくと、前を歩いていた男が、歩きながらいきなりゲロを吐き始めた。そんなことってあるのか。スーツ姿のサラリーマン風の男だ。うめき声をあげたかと思うと、壁のほうに寄り、マスクをべちょべちょにして嘔吐している。大丈夫かなとも思うが、それよりも、近寄りたくない気持ちのほうが強く、追い抜いてトイレに入ると、ゲロの男もあとから入ってきた。洗面台でマスクを洗い始めるのだが、ワイシャツもゲロまみれだし、汚えのなんの。すたすたとまた歩いてどこかに行ってしまったが、体調はいったいどうなってるんだ。

◇ 新宿

 夜は新宿に移動。国葬反対のデモの予定をあらかじめ調べておいたのだが、時間ができたので、新宿のデモに行ってみたいと考えた。しかし、スマホのバッテリーがピンチになり、新宿に移動する前に、赤坂見附のマクドナルドに寄り、1時間もいられなかったが、スマホの充電をしていった。月見パイを食べながら、少し読書もする。それから、丸ノ内線に乗り、新宿に移動するが、銀行にも寄る必要があり、そのあとにデモに向かうが、昼に食いすぎたせいか、トイレにも行きたくなった。デモは18時からだったが、15分ほど遅れて到着した。デモは新宿西口のすぐ駅前で行われていた。駅前はオーディエンスでごった返し、街宣車の上では福島みずほがしゃべっていた。「〇〇じゃないかー」というような意気込んでいるふうの言葉を、福島みずほは抑揚なく発し、語尾をだらしなく伸ばす。オーディエンスのなかにまぎれ込みながら演説を聴いていると、つぎに登場したのは小川淳也だ。今日、このデモを見物してみたいと思ったのは、小川淳也が登壇するという情報をツイッターから目にしていたからでもあった。小川淳也はしゃべり始めると、いきなり言葉に詰まり、オーディエンスからはしっかりしろという声も飛んだが、ゆっくりとした口調で、安倍元総理に哀悼の意を表した。これにはオーディエンスは困惑したような空気になったが、しかし、それとこれとは別だといって、力強い口調になり、国葬に反対する。やっぱり、小川淳也はとてもユニークな政治家であり、人間として信頼できると思った。このオーディエンスの輪の外側に向けて発信できる言葉と感覚をもっている。そもそも、そうでなければ、こんな街のなかで演説する意味なんて、本来はないはずじゃないか。対して、あとに登壇した女性は安倍批判をだらだらと語り続けた。マスコミのすがたももちろんたくさんあったが、最後まで残るわけではなく、デモをやっているという現象を伝えられればそれで仕事は終わりなのだろう。自分も 19時頃には離脱した。






◇ 読書・テレビ・ラジオ

 ブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。もう1店、代々木のブックオフにも寄り、110円の新書を1冊だけ買った。帰りの東横線では各停に乗り、読書しながら帰った。宮沢章夫「アップルの人」を読み終えた。2009年刊、新潮文庫。「MACPOWER」の連載コラムをまとめた本だが、「MACPOWER」での連載にもかかわらず、デジタルとはまったく関係のない原稿がいくつかあったため、それらを除いた原稿が、2006年に単行本(「レンダリングタワー」)にまとめられたんだそうで、その単行本刊行後の連載原稿と、未収録の原稿を含め、改題し、文庫化されたのがこの本だという説明があとがきにあった。1956年生まれの宮沢章夫の50歳前後の原稿というわけか。ブログが登場したあたりの時代の空気を思い出しもした。遊園地再生事業団のホームページに書かれていた宮沢章夫の日記もよく読んでいた。更新されると知らせてくれるあれはなんといったか、名称も忘れてしまったが、それをチェックして、いくつものブログやホームページを巡回していた。およそ、20年前のこと。

 スマホのバッテリーは帰宅前に切れてしまった。夜遅くに帰宅し、録画していた昨日の「ボクらの時代」を観ると、熊谷真実、松田美由紀、松田ゆう姫という姉妹親子の組み合わせ。熊谷真実と松田美由紀は、山下達郎のライブに姉妹で招待してもらい、一緒にカラオケに行ったことがあるという話をしていた。シュガー・ベイブの時代から知る間柄のようだ。

 昼に食いすぎたのがよっぽど効いたか、胃の調子が悪い。横になり、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、恒例の太田からの手紙と新刊が届いたそうで、高田先生、太田の炎上についても語る。「あいつもワイドショーやってるからいろいろ大変なんだよ。こっちやって、こっちやって、いろいろなこと言うとさ、どっちからも文句がつくんだから、ああいう教会の問題なんかでもさ。そうすっと、こっちの問題もあるし、アンチはアンチでまたあるしなあ。両方あるから。まとまっちゃうからさあ、怖いんだよ。」「彼はやっぱ、孤独でひとりでいくねえ、昔のね、遠藤周作だとか今東光とか、そういうひとりぼっちのね、宗教家の作家が好きだとかっていうけど、(笑)ほんとそう思うな。」 その話から、小朝が「六人の会」を作ったときの談志師匠の言葉、「雑魚は群れたがる」を引っぱり出す。12時台は、阿部サダヲがゲスト。ラジオを聴きながら眠る。

2022年6月6日月曜日

6月6日月曜日/反戦歌


◇ 中野坂上・新宿・代々木

 短い睡眠時間ながら、昨夜は涼しく、まるで汗をかかなかった。朝から都内に。雨降り。パーカーを着ていく。まず、中野坂上まで出て、それから、丸ノ内線で新宿に移動する。午前中に時間が空き、南口のベローチェに入り、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグ・ベーコンを食べた。480円。しばらく読書をしてから、ブックオフに寄っていく。まず、コミック売り場から110円のワイドコミックを1冊、下の階に降りて、110円の文庫本を5冊買う。


 午後になり、雨のなか、西口を歩きまわり、ぶたぼーるという店に入り、生姜焼き定食を食べた。720円。もう1店、代々木のブックオフに寄ろうとするが、新宿から代々木までの短い距離を歩くだけでも、風が強く、傘が壊れてしまわないか怖かった。ブックオフでは、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。代々木から山手線に乗り、渋谷からは東横線の各停に乗り、横浜まで眠っていく。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 電車内で、大塚英志「更新期の文学」を読み終えた。今朝に読み始め、帰りの電車内で読み終えてしまいたく、終点まで乗り、折り返しながらなんとか読み終えられた。2005年刊、春秋社。初出は「早稲田文学」。うねうねと続いていくエッセイのような評論で、要約しようとするとなかなか難しいのだが、それがかえって気楽に読んでしまえた。2005年というとブログが盛んになったころで、SNSなどはまだ現れてもいないが、今の時代から俯瞰で見ると、じつに慧眼だと思うことが書いてある。文芸誌批判の部分もとても面白かった。

 夕方には帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・小倉智昭)を観る。テレビ番組をほかにもいくつか、土曜放送の「ワルイコあつまれ」は「昭和歌謡合唱団」の2回目があり、湯川れい子が登場し、子どもたちに「恋に落ちて」を合唱させた。「子ども記者会見」には、NHKアナウンサーの和久田麻由子が登場した。記憶していなかったが、去年の「紅白」の司会のひとりだったアナウンサーだ。

 同じく土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」には、フワちゃんが何度目かのゲスト出演をし、外国料理店を訪ねるロケをした。スタジオでは、鳥飼先生とフワちゃんが大学の構内で初めて出会った設定の英会話をするが、鳥飼先生に言葉使いを訂正されると、フワちゃん「今まで怒られたひといますかって言われたときに、今まで伊集院光って言ってたけど、鳥飼先生って言おう。」

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、NHKの「今度生まれたら」というドラマについて、高田先生が楽しそうに語っていた。このドラマはぜんぜん知らなかったが、内館牧子原作なんだ。12時台は、ますだおかだの増田英彦がゲスト。岡田の司会を初めてほめたのは高田先生だったそうで、ますだおかだの単独ライブで司会をする岡田を観てほめたのが最初だったのだと。「関東高田組」に対し、「関西高田組」を自称する増田だが、増田が浅草キッドの名を出すと、高田先生「今ね、浅草キッドとか言っちゃいけないんだよ。放送禁止なんだよ。」 リスナーからはヒコロヒーについての質問があり、高田先生がヒコロヒーに触れるのも初めてではないだろうか。「あの子はすごいね。出てきたね。あれ、どういうかたちで出てきた子なの?」「あれ、ひとりの芝居上手いよね、作んのがね。アイデアがね。」 増田は、先月、「ナイツ ザ・ラジオショー」にゲスト出演した際に、「ビバリー」のゲストだった竹丸師匠と初対面だったそうで、その縁で、寄席に出演するかもという流れにもなっているようだ。最後は、もうひと組の「関西高田組」、シンデレラエキスプレス渡辺が歌う「松竹の芸人(おとこ)」という曲がオンエアされた。

 土曜の「田村淳のNewsCLUB」も聴いた。ニュースのコーナーのゲストが山本太郎で、つまり、池袋のあの決起集会の前に、ここに出演していたというわけだ。水道橋博士にも触れている。さらに、そのあとのコーナーは小川淳也がゲストだった。リスナーからはゲストの偏りを指摘されたりもしているようだが、番組からは自民にもオファーはしているのだという。放送の裏側では、小川淳也と山本太郎は名刺交換をしたようだ。このコーナーではゲストのリクエスト曲をかけるのだが、小川淳也は、爆風スランプの「東の島にブタがいた Vol.3」をリクエストした。意外な選曲だと思ったが、総選挙のときにお世話になったという小泉今日子のコンサートに行ったそうで、アンコールでこの曲を歌い、この曲だけは録画を許可し、SNSでの拡散を促したという。この曲、知らなかったのだが、反戦歌なのだ。

2022年2月13日日曜日

2月13日日曜日/興奮


◇ 東京

 早朝に目覚め、短い睡眠時間で、早い時間から外出する。耳が痛くなる寒さ。今日は日曜で、電車が空いているからまだよかった。横浜駅の NEWDAYS でパンを買い、東海道線に乗り、東京駅まで。ここ最近、珍しいところに行く機会が多いが、その意味では今日がいちばんなんじゃないか。めったに侵入できない場所にいる興奮はあったが、屋外にいる時間が長く、からだは冷えきり、マスクは鼻水で濡れてしまった。雨降りにもなり、ただでさえ寒いのに、たまらない。その場所は午前中に離れ、午後、天王洲アイルから帰ることになり、まず、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買った。腹が減ってしかたがなく、なによりも温まるものを食べたかった。朝霞刀削麺という店に入り、スペアリブ刀削麺セットを食べた。鶏肉四川風炒め丼、ザーサイ、杏仁豆腐が付き、980円。新馬場のほうまで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、あんぱんを食べた。スマホを充電し、ラジオを聴きながら、ぐったりと眠ってしまう。しかし、それでも、眠気が充分にとれない。読書もするが、集中力がない。



 新馬場駅から京浜急行、各停に乗り、眠りながら横浜まで。しかし、電車内も寒い。有隣堂に寄り、それから、ヨドバシカメラにも寄り、録画用のDVDを買いたかったが、在庫がすかすかで値段の高いものしか売れ残っていない。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」は、冒頭から、北京オリンピックのニュースをたっぷりと伝えていた。疑惑の判定が多発していることが気になる。今朝の「サンジャポ」「ワイドナショー」「TVタックル」も立て続けに観る。本当は、疲れているからテレビなんか観たくないのに、録画残量を作るために、これだけの量を観てしまわなければならなかった。今日は「R-1」の決勝進出者の発表があり、ツイッターから確認したが、特に期待する点はなかった。

 タイムフリーで、水曜放送の「ロケット団の定例ラジオ」を聴くと、後半に「漫協名鑑」というコーナーがあり、岸野猛、東城けん、高峰和才の話をしていたが、これ、収録日はいつだったんだろう。それから、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、14時台は、大島新がゲスト。爆笑問題と阿川佐和子の「スタ☆メン」の構成作家をやっていたとは知らなかった。太田も田中も、「なぜ君は総理大臣になれないのか」も「香川1区」も観ているようだ。小川淳也について、口調が政治家なのが不思議、杉村太蔵みたいだと太田。オリンピックの話題から、河瀨直美の問題についても太田が訊いてくれた。大島新は、経験上、NHKがいちばん編集室でストーリーを作るという。深夜0時頃に眠る。

2022年1月26日水曜日

1月26日水曜日/「香川1区」


◇ 渋谷・伊勢佐木町

 早朝に目覚め、聴きながら眠ってしまった「爆笑問題カーボーイ」を、タイムフリーで冒頭から聴きなおし。太田の自宅に、光代社長と飲んでいたとろサーモン久保田がやってきた話などをしていた。ツイッターを見ると、お笑いナタリーの記事で知ったが、「伊集院光とらじおと」の後任はパンサー向井の番組になるようだ。今日も朝から都内に。池上線の長原のほうまで用があり、初めて降りる駅かと思っていたら、降りてみると、ブックオフに一度来ていると思い出した。ブックオフで記憶している街は多い。それから、渋谷に移動することになり、ひさしぶりに後楽に入り、豚生姜焼き定食を食べた。750円。タイミングがよかったのか、空いていたからすっと入ったが、食べているあいだにみるみる混雑した。宮益坂のベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、あんぱんを食べた。スマホのバッテリーがだいぶ減ってしまい、充電をしたかった。少し読書をして、東横線の各停で、のんびりと横浜まで座って戻る。

 映画を観るつもりで、関内に移動し、イセザキモールの有隣堂を覗いていくと、小林信彦の「週刊文春」の連載の最後の単行本が出ていた。カトレヤプラザのダイソーに寄ると、シールはがし液がどの店舗にも見当たらないと思っていたが、スプレー式のものがここには置いてあり、しかたがないので、これを買っていく。ビン入りの液状のものはもう生産しなくなったのだろうか。イセザキモールを黄金町方面に歩き、雲雀洞に少し寄れるかと思っていたら、今日もシャッターが閉まっている。ツイッターを見ると、今日は早じまいしたようで、どうも間が悪い。馬燈書房の外の均一箱を覗いていくが、なにも買わなかった。




◇ 映画

 シネマジャック&ベティに向かうが、映画を観る前に、上映時間がやや長いと思い、なにか腹に入れておきたくなり、まいばすけっとに寄り、どら焼きを買って食べておく。大島新監督の「香川1区」を、17時50分の回で観た。今月の半ばからサービスデーが変更になり、木曜のメンズデーがなしになって、水曜は誰でも 1100円になった。まだ知られていないのか、たいして混んでおらず、4列目に座る。

 小川淳也議員を追いかけた「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編にあたる今作だが、長期間を追いかけた前作に対し、今作の撮影は衆院選のごくかぎられた期間だ。前作はまるで青春映画のように観たが、五十歳であるのに、今作も同じく、小川淳也のまっすぐな言動に惹きつけられる。たとえば、維新の候補に出馬断念を迫っていたという一件では、小川は批判もされるが、事務所をたまたま訪れた田崎史郎に猛烈に反論する場面はじつにエモーショナルで、ひとつの見せ場になっている。「香川1区」という映画であるから、対立候補の平井卓也にも取材をするが、平井は平然とインタビューに応じるかと思えば、あとから映画を理解したのだろう、その後の街頭演説では映画を強く批判する。PR映画と呼んだ平井に、大島新監督は反感を示すが、平井は無視をする。しかし、絶大なPR効果をもったことは事実だろう。じゃあ、誰を撮ってもPR効果が生まれるかというとそんなはずはなく、小川淳也が魅力的で、映画の主人公になり得る人物だったからにほかならない。平井が最初にインタビューに応じた場面には意外性があったが、なぜか自然と悪役になっていくのがドキュメンタリーの不思議で、その後も、平井の支援者たちには撮影を拒絶される場面が何度かあり、この映画のなかでは、平井卓也の周辺の人間の印象はすこぶるひどい。もうひとりの維新の候補の女性は、状況があまり理解できていない感じのひとだった。脇を固める小川淳也の家族がまた暖かく、小川の両親、特に、父から見た息子小川淳也、それから、当選直後の娘のスピーチで、子どものころから思っていたという、正直者が馬鹿を見るという現実がくつがえされたと語る場面には感動させられた。映画は衆院選と、その後の代表選に敗れたところまでもさらっと扱う。さわやかな後味。


 映画のあと、イセザキモールを関内方面に戻り、ブックオフに寄ると、寄った甲斐あり、いい本をほいほいと見つける。帰宅は夜遅くなり、録画していたテレビ番組をいくつか。「水曜日のダウンタウン」では、恒例の女子中高生の人気芸人ランキングがあり、今回は男子中高生のランキングもあり、その違いがとても面白い。後半の「不仲芸人対抗スピード解散選手権」にもひりひりさせられる。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、コロナの昇太師匠に代わり、高田先生が登場。12時台は、錦鯉がゲスト。ツイッターからニュースを観ると、東京の新規感染者数は1万4086人に。大阪は 9813人、神奈川は 4794人。深夜1時半過ぎに眠る。

2021年10月31日日曜日

10月31日日曜日/選挙と「NHK新人お笑い大賞」

◇ ラジオ

 徹夜になり、朝、タイムフリーで、「ロケット団の定例ラジオ」を聴いた。水曜に始まった新番組。昼の番組には、ナイツ、中川家、サンドウィッチマンをそろえ、そのうえ、ロケット団の番組まで始めるとは、ニッポン放送の編成はどれだけ漫才マニアなのか。野球中継がない時期だけの放送のようだが、これは毎週聴こう。そのあとは、オンタイムのラジオをつけておく。文化放送の新番組、「日曜のほとり」を初めて聴いてみた。阿川佐和子とふかわりょうという謎の組み合わせが、どうもちくはぐしている。

◇ 選挙

 午前中に外出。雨が降りそうで、傘をもっていく。まず、近所の小学校に寄り、衆院選の投票をする。校庭に入って驚くが、体育館の外まで行列ができている。投票するようになってから今まで、こんな光景は見たことがない。小選挙区の候補は3名、自民、維新、立憲民主という三択がつらい。比例区に「民主党」という略称がふたつあるという件は、ニュースでは見かけていたが、ここ最近は忙しくしていて、詳しくは知らなかった。まさか、改善されずにそのままだとは思わなかった。体育館を出ると、市長選のときと同じく、今日もNHKの出口調査がきていた。その横をすり抜け、校庭をあとにする。

 クロネコDM便を出すため、ヤマトの営業所まで歩き、それから、二俣川を通り過ぎ、旭郵便局まで足を延ばし、ゆうゆう窓口で郵便物をひとつ出した。歩きながら、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いていた。10時台は、毒蝮さんが登場の週で、おぼん・こぼんの話題から、仲が悪かった漫才師たちについてしゃべっていた。

 二俣川駅に戻り、とりあえず、くまざわ書店に寄る。ドトールで読書をしていくつもりでいたが、混雑していて、もう帰ろうかと迷ったが、空席がないわけじゃない。すぐ帰るのもつまらないから、やっぱり、ここでのんびりしていく。アイスコーヒーと、クイニーアマンを食べる。しかし、まず、ツイッターを見始めてしまい、パルト小石の訃報がやはりショックで、検索して情報を追いかけていた。1時間半ほどして外に出ると、雨降りになっていた。

◇ テレビ

 15時頃には帰宅し、16時から、「NHK新人お笑い大賞」をオンタイムで観た。司会はフットボールアワー。審査員は、西川きよし、渡辺正行、清水ミチコ、ますだおかだ増田、笑い飯哲夫、YOU、大林素子という7名。出場は8組、AブロックとBブロックに分かれ、1組ずつが勝ちあがり、決勝戦となる。まず、Aブロックは、出演順に、素敵じゃないか、ハイツ友の会、トンツカタン、丸亀じゃんごという4組。本来は、隣人が勝ちあがっていたのだが、コロナになったため、丸亀じゃんごが繰り上げで出場することになった。トンツカタン以外は初めて観たが、丸亀じゃんごがまず、漫才師臭さのある風貌で、ミルクボーイも思わせるが、ストーリーで引っぱっていく漫才なのが珍しくて面白かった。Aブロックは丸亀じゃんごがいちばんいいと思ったが、審査員は1票も入らず、女性陣3名はトンツカタンに、男性陣は、西川きよし以外の3名はハイツ友の会に、西川きよしは素敵じゃないかに投票した。3票ずつになり、決戦投票で、きよしもハイツ友の会に入れ、ハイツ友の会が勝ちあがった。ハイツ友の会は女性コンビで、変ホ長調を思わせる、アマチュア口調の漫才だ。Bブロックは、出演順に、モンローズ、ニッポンの社長、チェリー大作戦、ミキという4組。Bブロックでは、チェリー大作戦のみを初めて観た。力量ではミキが圧倒的にトップだと思うが、ネタの真新しさがまったくない。審査員たちも、今さらミキでもないかという雰囲気があり、せっかく勝ちあがっているのに、それはそれでかわいそうだ。そうなると、2本目を期待したくなるのはニッポンの社長だと思ったが、審査員は満場一致でニッポンの社長。ハイツ友の会とニッポンの社長の決戦となり、ハイツ友の会は今度はコントをやった。スタイルを定めないというのもアマチュア的だが、漫才よりも、演技をしたほうが面白い感じがした。ニッポンの社長は、2本ともコントだった。「キングオブコント」のバッティングセンターのコントと同じく、決勝で見せたコントも一点突破型で、これはニッポンの社長の圧勝だろうと思ったが、審査員も、またまた全員一致で、ニッポンの社長が優勝した。審査員では、哲夫のコメントがいちばん分析的で面白かった。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」(ゲスト・ピーコ)を聴きながら、2時間ぐらい眠る。録画していた「サンデージャポン」を観ると、投票日当日の朝に、選挙の特集をけっこうしっかりとやっていた。太田光の選挙特番も録画しているが、今夜は観る余力なし。選挙のニュースをツイッターから追うと、石原伸晃がどうやら敗北確実だというので驚く。香川1区は、小川淳也が勝ち、平井卓也が負けたようだ。籠池夫人が敗北したようだが、出馬していることも知らなかった。そのほか、京王線に刃物をもった男が出たというニュースにもぎょっとする。深夜にブログの更新をし、ラジオを聴きながら眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...