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2023年1月27日金曜日

1月27日金曜日/豊洲




◇ 豊洲

 午前中から都内に。まず、新橋に出て、午後には豊洲のほうに移動。昼食はららぽーと豊洲のフードコートで、宮武讃岐うどんという店のけんちんうどんを食べた。620円。外を歩くには寒いのだが、豊洲にくることもめったにないので、ららぽーとの裏の豊洲公園に出て、ぐるっとひとまわりして戻ってくる。それから、ららぽーとの別館にある有隣堂を覗き、そのまま地下に降りて、有楽町線に乗った。豊洲を訪れたのは、この日記を確認すると2年ぶりだ。2年前にも撮った豊洲駅のトマソンをまた撮影し、これはインスタにあげる。







◇ ラジオ・読書・テレビ・音楽

 横浜まで戻る電車内では、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。「週刊文春」のみうらじゅんの連載で松本明子について書かれていることを話題にしていた。先週号では、隣りのページのクドカンの連載で松本明子のエピソードが書かれていたことにも触れられる。

 横浜まで戻り、ベローチェに入り、ひと休み。ここで読書をしていく。県立図書館で借りた「別役実の風景」を読み終えた。2022年刊、論創社。別役実の関係者による追悼文集といえばいいのだろうか。編者の野田映史というひとは「季刊評論」の同人というひとだが、寄稿者には知らない名前も多かった。以前に引用したとおり、岩松了が語っていたことがとても面白かったのだが、その後に読んだものでは、角野卓造、岡室美奈子の文章を興味深く読んだ。しかし、どこを読んでも「空飛ぶ雲の上団五郎一座」については触れられていないのが妙だった。巻末の年譜にすら記載がないというのはなんなんだろうか。わからない。

 ツイッターから、鈴木邦男の訃報を目にする。ベローチェを出ると、雪がぱらつき始めていた。夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・北大路欣也)を観て、それから、「A-Studio+」(ゲスト・木村拓哉)も追っかけ再生で観てしまう。

 Spotify のニューリリースから、マット・キャブというアーティストの「骨まで愛して」のカバーを聴いた。マット・キャブというひとのことはぜんぜん知らなかったが、有名なんだろうか。リル・ヨッティの新アルバムを聴きながら眠る。深夜1時頃だったか。



2023年1月19日木曜日

1月19日木曜日/過去に意味はない


◇ 新木場・東陽町

 早朝に目覚めるが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。まず、東京駅に出て、昼は新木場のほうまで行くことになり、昼食はタッツァという店に入り、スタミナポーク定食を食べた。790円。夕方は東陽町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りた「別役実の風景」を読み進めている。2022年刊、論創社。別役実の関係者による追悼文集のような本だが、寄稿者には知らない名前も多く、平田オリザ、岩松了といった知る名前が出てくると安心する。編者は野田映史。以下、気になった箇所の引用を。東日本大震災のときに話題になった「雨ニモマケズ」について、別役実の発言を平田オリザが書いていた。(孫引きになりますが、)P56「私もあの詩は好きだし、あの詩が三月十一日以降、多くの人に読み継がれているのはいいことだと思う。ただ、あの詩で本当に大事なところは、『雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ』頑張っていこうというところではないのではないか。本当に大事なのは、『日照リノ時ハ涙ヲ流シ、寒サノ夏ハオロオロ歩キ』の方なのではないか」「頑張ろうと励ますことも、たしかに大事かもしれないが、本当に大事なのは、きちんと嘆き悲しむことだ。そこからしか真の復興はあり得ない」 そして、岩松了が語っていることにも衝撃を受ける。P59「(略)別役さんが台本を書き始められた一九六〇年代ぐらいまでに流れていた戯曲の流れに対して、別役さんといえどもアンチな気持ちはあったと思うんです。それは何かと言うと、人のおこないを歴史的に考えて、過去が結実したものとして現在があるという考えかた――それに対して決然と異を唱えたのが、ぼくは別役さんだと思っているんです。」「あるとき、そういうことをふと感じたときに、そういえば、ぼくもそういうつもりで書いている。要するに、人の過去には、それが過去である限りにおいて、意味はないということ。それ以前の戯曲は、過去に意味があって現在があるという考えかたがあり、それがいろんな意味で演劇を文学とは別のものとして考えられない根拠になったと思うんですね。それを近代劇と言えばいいのか、自然主義と呼べばいいのか、わからないんですけど。」「つまり、人を見るときに、その人の歴史を踏まえた現在を見るのではなく、現在だけを見る姿勢――それは別役さんひとりが考えたわけではなくて、やっぱり歴史上そういうことがあったんだとぼくは思い始めたんですね。それは小説の世界でもあったんじゃないかと思うし。要するに、過去に意味があって、その上に現在が乗っかっているという考えかたにおさらばした。」 P66-67「ただ、想像ですけれども、別役さんはとりあえず意味をなくしたかったというか。結局、不条理ということとつながってくるのかもしれないですけど。結局、世の中のことをわかった人は、未だかつてひとりもいないわけですよね。つまり、このことがありながら、わかったように書くことに対する敵意が、別役さんにはあるわけですよね。で、それをずっと敷衍させていくと、意味のないコントとか、そういうかたちになっていくんじゃないのかなと思うわけです。」「それはぼくがまさに初期において、最初に書くときの発想なんですね。そこに強さを感じるというのかな。結局、意味を追っかけたときに弱くなっていくものがあって、ただ、初期の頃はぎりぎりその意味を追いかけている印象があって、しかも、ちょっと暴力的で……ということを考えたときに、別役さんの軽妙な喜劇みたいなものが最初からそうだったのかというと、そうではなくて、つまり、こういうものがあって、結局、世の中のことをわかった人間がいるのかという怒りの感情があって、そこに辿り着いてるような気が、ぼくはするんですね。」「だから、「ん? うん」とか「ちょっと、それ取って」といった本当に意味のない日常会話のなかで進んでいくことが、わからなさに対峙できる方法なんだと思った節がある。追いかけていく手法では、結局、現実に負けていくんじゃないかとぼくは思ったんです。それはさっき言った前近代的なものに近い。なぜなら、結局、意味を求めていることになるから。それをやっていくと、絶対に現実に遅れていくし、さっきの理屈で言うと、世の中のことをわかったやつがいるはずがないということを信じてないわけでしょう。わかるはずだという前提で書いているから。そうすると、こっちとしては遅れてるような気がしちゃうわけですよ。そして、意味のない日常会話と言いましたけど、これが実は、演劇において「肉体」を見ることに直結している。言葉と人物との関係ですよね。不条理劇というのは、実は「肉体」を描こうとした運動でもあったわけです。演劇において「頭脳」から発したものに信を置くという悪癖を排除しようとしたわけです。」


 東陽町から東西線になり、大手町から半蔵門線に乗り換えようとしたら、だいぶ歩かされてなかなかめんどうだった。乗り換えるなら九段下のほうがよかったか。渋谷からは東横線の各停に乗り、ラジオを聴きながらのんびり帰る。昨夜の「ザ・東京漫才」の話が聴きたくて、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングと「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを続けて聴いた。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は田中健がゲスト。妻の誕生日に温水洗浄便座をプレゼントをしたら「わたしはこういうの使わないの」と言われたという、プレゼントに失敗した話をしていたのだが、妻は誰だっけと思い、ウィキペディアにあたってみたら、古手川祐子とはとっくに離婚していて、現在は加賀千景という女優と結婚していた。この加賀千景というひとは加賀まりこの姪のようだ。しかし、温水洗浄便座が出たばかりのころだと言っていたから、じゃあ、ウォシュレットを使わないのは古手川祐子というわけか。どうでもいいことを突き止めてしまったが、そして、田中健といえばもちろんケーナの話にもなり、この番組のテーマ曲を演奏もしたのだが、田中健のケーナを作っているのが平泉成だというのでさらに驚いた。

 火曜深夜の「ランジャタイのがんばれ地上波!」は「年始ブチギレ王決定戦」という企画。きしたかの高野、口笛なるお、赤もみじ村田大樹、ネコニスズヤマゲンが出演した。先週土曜の「白黒アンジャッシュ」は、人力舎の若手が競う「白黒-1グランプリ」。しかし、この番組も「がんばれ地上波」も、アイドルに審査員をやらせているのが余計だ。誰かスタッフに、アイドルと仕事をしたい人間がいるだけじゃないのか。

 楽天マガジンで読んだ「週刊文春」、宮藤官九郎の連載では、清水ミチコの武道館ライブで会った松本明子のことが書かれていた。松本明子に、クヒオ大佐の本名が「スズキマツオ」だと教わるが、あとで調べたら違っていたという話。深夜、ツイッターを覗いてみたら、「週刊朝日」が休刊とのニュースを目にした。早朝に出ていたニュースだが、深夜0時を過ぎてから知った。歴史ある週刊誌がついに休刊するような状況か。

2022年12月7日水曜日

12月7日水曜日/「THE MANZAI」など

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・読書

 朝、ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。寒い。午前中は、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「午前0時の森」では、年間テレビ出演本数ランキングの発表があり、春日も出演した。エム・データ調べでは、春日が1位に。エム・データでは再放送もカウントされるため、生放送が多いと不利になるようだ。ニホンモニター調べでは、春日は3位。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・大川栄策)を聴きながら少し眠る。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。今朝は漫才協会の理事会があったそうで、球児好児師匠が漫才で使う一斗缶のフタが多すぎるので捨てたほうがいいんじゃないかという会議があったという。14時台は、AMEMIYA がゲスト。AMEMIYA の口調がもうずっと面白い。ラジオを聴きながら楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の「熱闘スタジアム」は「「オレたちひょうきん族」を語ろう」というテーマ。三宅恵介、渡辺正行、山田邦子という3人の座談会。

 ブログをもうひとつ更新して、午後も録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、松本明子がゲスト。実家じまいの話を中心に、父のエッチな本はみうらじゅんさんに引き取ってもらったという話をここでもしていたが、徹子さん、みうらじゅんを認識してるんだろうか。

 今日は外出せず、部屋で読書。土屋惠一郎「世阿弥 風姿花伝」を読み終えた。2015年刊。NHK「100分de名著ブックス」の1冊。2014年に放送された番組のテキストを底本としている。この番組、何度か録画したことはあるのだが、録画したままで、一度も観たことがない。この「風姿花伝」の回も録画すらしていないのだが、それはそれとして、単に「風姿花伝」をわかりやすく解説している本として読んだ。芸能に興味を持ち続けてきたわりには、「風姿花伝」のことはつい最近までまるであたまになかったのだが、どういうわけか、ごく最近になって、「風姿花伝」が話題にされている場面に立て続けに出くわし、にわかに、知らなければまずいのではと思い始めるようになった。今が学ぶべきときなのだろう。

 夜もまた、録画していたテレビ番組を。日曜に放送された「THE MANZAI」を観た。トップのタカアンドトシの漫才のあと、最高顧問の開会宣言、たけしのコントをきっちりやってくれるのが嬉しい。以降、途中まで観ようかと思っていたが、3時間すべて、一気に観てしまった。出演順に、アンタッチャブル、フットボールアワー、霜降り明星、ナイツ、ミルクボーイ、千鳥、華丸大吉、サンドウィッチマン、パンクブーブー、銀シャリ、マヂカルラブリー、錦鯉、からし蓮根(プレマスターズ枠)、テンダラー、かまいたち、海原やすよ・ともこ、おぎやはぎ、笑い飯、NON STYLE、ミキ、中川家、爆笑問題。いつもこの番組だけは出演しているウーマンラッシュアワーがいないことが気になったが、Spotify で、村本大輔のポッドキャストをチェックしてみると、その反響を受け、こちらでたっぷりと語っていた。今回の「THE MANZAI」は、村本のほうからお断りしたとのこと。爆笑問題、ナイツ、ウーマンラッシュアワーは、情報の正確さを確認するため、事前に時事ネタのチェックが入るというのは知らない話だった。少し眠り、深夜、朝までにブログの更新をもうひとつ。

2022年9月29日木曜日

9月29日木曜日/ブックの日・むかむか

◇ ブックの日

 早朝に目覚め、ラジオをつけると、生島ヒロシの番組で認知症の話題を扱っていた。そのあとには紀藤正樹弁護士が電話出演。そういえば、この番組にはいつも出ているんだった。ブログの更新をひとつ。ぐだぐだと、やたらと時間がかかる。タイムフリーで、先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴いたら、ちゃらんぽらん冨好さんもレッツゴーよしまさに注目していた。昼は「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。

 午後から外出。毎月29日はブックの日なので、ブックオフをまわる決まりになっている。1店目はまず、鶴ヶ峰から。その前に、すき家に寄り、すき焼き牛丼を食べた。580円。鶴ヶ峰のブックオフでは、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。まず、2割引きになり、それから、アプリのクーポンにより、300円引きになる。少量だが、なかなかいいものが買えた。



 鶴ヶ峰から大和経由で、鶴間に移動する。2店目のブックオフでは、まるで買う本を見つけられず、気も散ってしまい、昨日の有田芳生のツイートを思い出し、またむかむかしていた。なんでそんなに腹立たしいのか。しつこく棚を眺め、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊選び出す。たいした本も見つからないのに、かなり時間を食った。

 鶴間から町田に移動し、3店目のブックオフ。町田はさすがに買うものあり、上階からしっかりまわり、110円の文庫本を7冊、220円の新書を1冊、単行本を2冊買う。ビームせどりの若い男がいて、上の棚から読み取っているその下の段の棚に首を突っ込み、高値がついている本を先に1冊抜いてやった。ざまあみろ。

 ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、コーヒーデニッシュを食べる。スマホの充電をしながら、ラジオを聴いた。そのあとに読書もするが、しかし、また有田芳生のツイートを思い出し、むかむかしていた。自分のことでもないのに、こんなに腹立たしくなるとはなんなんだろうか。「お笑いでなら逃げられると思っているんでしょう」という言い草にはどうしても耐えがたいものがあるのだ。お笑いで逃げることを禁じられてはたまらない。そんなことをされたら、もうこの世では生きていけない。

◇ テレビ・雑誌

 帰宅前に小雨が降り始める。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、ホラン千秋がゲスト。ホラン千秋の地味な弁当が話題になっているというのは知らなかった。そのあとは、徹子さんと理想の男のタイプを語り合った。昨夜の「あちこちオードリー」は、松本明子と横山由依がゲスト。松本明子と佐久間宣行は、「TVチャンピオン」のレポーターとADという関係だったのだな。それにしても、ひとつもまじめに語るところがないのは、さすがは松本明子だった。

 楽天マガジンで読んでいる「週刊新潮」の中山秀征の連載が面白い。今週は、先週に引き続き、「殿様のフェロモン」について語っている。それこそ、「あちこちオードリー」でも語られていたが、中山秀征はプロレスのつもりでいたら、今田耕司はUWFのスタイルだったという比喩は秀逸。そして、この番組が始まる5年前に、生涯の恩人から「お前たちはダウンタウン、ウッチャンナンチャンには敵わない」と言われたという、じつに気になるところで、この連載、次週に続く。

2022年8月9日火曜日

8月9日火曜日/お笑いの話題を中心に

◇ テレビ・雑誌

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」は、見取り図に加え、コロチキが登場する。さらに、なにがあったのかよくわからないが、なぜか翌週分を前倒ししてオンエアしていたようで、チャンス大城、とにかく明るい安村、ヤジマリーも登場した。「ゴッドタン」は「コンビ愛確かめ選手権」。ミキ、ザ・マミィ、ティモンディが出演。ルール無視のティモンディ高岸に笑う。「白黒アンジャッシュ」は真空ジェシカがゲスト。日曜の「おかべろ」は、テンダラーとプラス・マイナスがゲストだった。プラス・マイナスは兼光よりもじつは岩橋のほうが漫才にこだわりがあり、兼光に、声音、所作の細かい要求をしているのだという。

 「ボクらの時代」も2週分まとめて観る。先週は、内館牧子、泉ピン子、天童よしみという3人。やしきたかじんが天童よしみを「紅白」に出演させようと後押ししていたというのは知らなかった。関西では知られる話なのだろうか。一昨日の放送は、伊東四朗、佐藤B作、角野卓造という3人。15年前にも同じ3人で出演していて、その3人が再び顔をそろえた。3人とも共通して関係がある三谷幸喜の話にもなる。

 「徹子の部屋」も追っかけ再生で観てしまう。今日は傑作選、「スターが証言「戦争と私」」という特集だった。淡谷のり子、長谷川一夫、岸恵子、美輪明宏の過去の出演回の映像が流れる。12歳のときの横浜大空襲の体験を語る岸恵子が、いかにも悲劇を語るような調子ではなく、にこやかにも見えるような表情で、さばさばと語っていたのが余計に壮絶に感じられた。「まあ、戦争っていうのは必ず起きますよ。馬鹿なことがあって起きますけれどね。」

 のどに変な痛みがあり、風邪薬を飲んでおく。「ナイツ ザ・ラジオショー」を途中からつけると、14時台はインポッシブルがゲストだった。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊朝日」では、武田砂鉄の新連載が始まった。見開き2ページ。「cakes」の連載がこちらに移籍したかたちのようだ。ナンシー関の没後20年、生誕60周年企画の名作選もあり、武田砂鉄はこちらにもコラムを寄せている。「FLASH」の坂本冬美の連載では、野田秀樹との交友が語られていた。意外な交友関係に思えるが、仕事は一度もしたことがなく、寿司屋で会うだけの友だちなんだという。

 15時半過ぎから外出し、まず、吉野家に入り、牛麦とろ丼を食べた。602円。今日は50円引き券を忘れずに使った。駅前のドトールに入り、しばらく読書をしていく。店内はなぜか冷房が弱く、あたまがぼんやりする。

◇ 読書・テレビ

 ドトールで、水木しげる「トペトロとの50年」を読み終えた。2002年刊、中公文庫。親本は1995年刊。一昨日読んでいた「水木しげるのラバウル戦記」にも、ラバウルで出会ったトペトロという少年のことは書かれていたが、続けて読んだこちらの本は、復員後の生活と、その後、漫画家として成功してから、ラバウルに再び訪れたあとのトペトロとの交流までが書かれている。スケッチがたくさん残されているのだが、戦地の描写はユーモラスですらあるのに、「空しかった」という復員後の生活は、スケッチにもその気分が反映されている。以前に観た、ピーター・ジャクソン監督の「彼らは生きていた」にも、戦地と復員後の落差は捉えられていた。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「アンタウォッチマン」を2週分、先週はハライチ岩井特集、そして、昨日の放送は大宮セブンの特集。2週ともに共通するのは、どちらも逆襲のドラマであるところだ。大宮セブン特集にVTR出演したマヂカルラブリーのコメント、吉本の新宿本社を歩いていたら、ある社員に「大宮の匂いすると思ったらお前か。」と言われるくらいに「バカクソなめられてた」というエピソード。野田「でもその、ふざけんなよ、見とけよ、っていう気持ちはあっても、ちげえよとは思ってないんですよ。「大宮臭えな」って言われても、ちげえよとは思わないんですよ。臭えんだろうなとは思ってるんですよ。」 村上「言わないでよってことね。」 大宮セブンを外部から見ていたニューヨークのコメントも、容赦なく、ぜんぶ面白かった。

 テレビ神奈川の新番組「翔くん豪ちゃん翔和へGO!」もようやく観る。なんと、横浜銀蝿の翔と吉田豪の15分番組。先月から始まっていて、この番組が始まることは知っていたのだけど、うっかりしていて、録画しそびれていた。初めて録画した回は、木根尚登がゲストだった。どういう人選なのだろうか。しかし、この番組、検索してみると、YouTube に公式動画も公開されている。2回目の放送には横山剣さんが出ていて、ああ、これは放送で録画しておきたかった。ツイッターをきちんとチェックしていれば、観逃すことはなかっただろうに。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、ラジオ番組もいくつか。先週金曜の友近の「シン・ラジオ」の続きを聴くと、この日はちゃらんぽらん冨好が出ずっぱり。高校野球にからめて、モグライダーやミラクルひかるの母校まで記憶している冨好さん、好きなものに対する好奇心が強いのだ。歌謡曲の話が多くなる番組だが、松本隆のスポーツ紙の連載もチェックしていて、「コツに頼らない」という格言を引く。西城秀樹の曲がかかると「TVジョッキー」の思い出話になった。昭和54年、「奇人変人」のコーナーに、冨好さんは、とんねるず、竹中直人とともに出演し、そのときのゲストが、西城秀樹、郷ひろみ、岩崎宏美だった。西城秀樹のものまねを本人の前でやったら、直接アドバイスをもらったという話だった。

 聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、チャンス大城がゲストだった。このひとも過去のエピソードをじつによく覚えていて、ディテールを描写する。奇人変人さが前面に出ているひとではあるが、その芸の力量は見事だ。先週水曜のオープニングでは、末広亭の木札について話していたことが面白かった。末広亭はめくりではなく、木札に芸人の名前が書かれていて、両面に書かれているため、2組の芸人の名が一枚の木札の裏表にある。ナイツが末広亭に初めて出たのは南原清隆の落語会のゲストだったんだそうで、そのため、ナイツは南原清隆と一緒の木札だったのだ。現在は、ナイツは神田松鯉先生の裏側になっているという。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の聴きそびれていた回も聴いた。2週前の木曜日、ヒコロヒーがパートナーの日に、松本明子がゲストで登場していた。ヒコロヒーとは四国出身という共通点。トークは家じまいの話が中心になり、その詳細をよく知らなかったが、両親が保存していたビデオなんかは、きちんと費用をかけて、業者に依頼し、DVDにわざわざダビングしたのだ。松本明子が出演していた番組はすべて録画してあったそうで、そういえば、大竹まこととは「いたずら隊」というのをやっていたなあ。父親の残した大量のエロ本はみうらじゅんに引き取ってもらったという。この話を聴くまでは、実家をただ処分したという話かと思っていたから、こういう話にはほっとする。2週前の金曜日は、キングコング梶原(カジサック)がゲストだった。2007年の「M-1」の決勝戦、サンドウィッチマンが優勝した年だが、審査員だった大竹まことは、ただひとり、キングコングに投票している。その理由をここでもまた改めて語る。サンドウィッチマンの圧勝のような印象のある年だが、じつはキングコングも好成績で、個人的にも、あのときのキングコングの漫才は優勝してもおかしくなかったと思い続けているのだが、共感してくれるひとにはまだ誰にも会ったことがない。

 ツイッターのトレンドにあがっていて知ったのだが、谷頭和希が東洋経済オンラインで「ブックオフで生きてきた」という連載を始めていた。初回が8月6日に公開されていて、これは毎回対談になるのだろうか、初回には、三宅香帆という28歳の書評家が登場している。マガジン航の連載では「ブックオフ大学」について書いていたが、今度は「ブックオフ大学」についてはなんにも触れていない。コンセプトだけ盗みやがってという気がしないでもないのだが、谷頭和希というやつはどうやら早稲田の宮沢章夫の教え子だから、なんとかして「ブックオフ大学」が宮沢さんに届く可能性だけを期待したいものだが。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をつける。先週に予告していたとおり、今週は先週に録音された放送だった。聴きながら眠る。

2022年6月27日月曜日

6月27日月曜日/政見放送

◇ 溜池山王

 今日も朝から都内に。昼食は溜池山王のすき家に入り、ダブルニンニク牛丼を食べた。600円。それから、ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲むが、この店舗は「S」というサイズはなく、レギュラーサイズを注文する。読書をするつもりだったが、水道橋博士の情報を追いかけ始めてしまい、まるで読書に集中できなくなった。昨日の演説について、ツイッターになにか書こうかと思い悩んでいたが、博士のことを書いたとして、れいわを批判したい連中に拡散されてしまうことになると不本意だ。自分ははっきりと野党支持であり、れいわの積極的支持者ではないものの、どちらかといえば応援したいと考えている。なおかつ、30年来の浅草キッドファンという立場から今回の選挙を見ている。れいわ嫌いでもなければ、芸人が政治に関わることに否定的な考えもないのだが、ならば、当然、水道橋博士を支持するのだろうというと、そんなことはないから思い悩むということになる。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「ワイドナショー」をまだ観ていなかった。実家じまいが話題の松本明子が出演。それから、活動自粛から復帰した天竺鼠瀬下も登場する。神妙な態度をとおす瀬下だったが、瀬下が考えたギャグをシソンヌ長谷川がやってみせることになり、エンディングでは、松本までがギャグをやることになる流れに笑った。スキャンダルからの復帰には笑いがいちばんの特効薬であり、そのいちばんの環境を吉本が抱えていることは強い。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、松本明子の「ワイドナショー」での「実家じまい漫談」を話題にしていた。12時台は、堀内健がゲスト。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載コラムは、近藤真彦「情熱・熱風・せれなーで」を紹介しつつ、マッチとの不思議な縁について書かれていた。クールスR.C.の佐藤秀光が経営していたライブハウスに、クールスR.C.と海援隊が同じ事務所だったことから、武田鉄矢が「金八」の生徒を連れてしばしば遊びにきていたのだという。そして、ダックテイルズ時代には、芸能人大運動会のかけっこで対決したことがあり、そのときの結果は、マッチが1位、剣さんが2位、布川敏和が3位、島崎俊郎が4位だったのだと。マッチとは、近年はクルマのレースで一緒になる機会があるようだ。

 早めに眠ってしまい、深夜に目覚めた。この夜には、れいわ新選組の政見放送がNHKで放送され、録画をさっそく確認する。まず、山本太郎ひとりのスピーチがあり、後半に比例の候補者たちが登場する。山本太郎が司会になり、水道橋博士、高井たかし、長谷川ういこ、辻恵、キムテヨン、大島九州男、天畠大輔が順に紹介された。博士は1分程度のスピーチをし、「NHKはぶっ壊さない」 という言葉で締めた。こんなしょうもないネタを力強く言ってしまう感覚にぞっとする。おまけに得意顔である。芸人的な軽さはどこにもないスピーチだった。奇しくも、れいわのあとには維新の政見放送が続けてあり、これも録画されていたが、こちらは松井一郎と吉村洋文が出演し、比例の候補者は登場せず、ふたりの会話形式だけで通していた。これは賢いやりかたかもしれない。山本太郎のように、無観客の状態で流暢にスピーチをするというのは、誰にでもできることではないのである。


2022年1月10日月曜日

1月10日月曜日/「イカゲーム」など

◇ ラジオ

 早朝から眠り、9時過ぎに目覚める。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の月曜日は、今日が新年1回目。オープニングは、新年恒例の年賀状大賞。高田先生宅に届いた年賀状から、面白いものを紹介する。12時台は、イッセー尾形がゲスト。こちらも新年恒例、高田先生、松本明子と一緒に演じるラジオドラマが今年も楽しい。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらは生放送ではなく、年末の収録だった。しかも、成人の日の短縮版となり、1時間半の放送。オープニングのトークもいつもより短く、普段は音楽をかけない番組だが、今日は20年前のヒット曲をかける。オンタイムのラジオは中断し、タイムフリーで、先週月曜の「伊集院光とらじおと」を聴いた。ザ・マミィがゲスト。嫉妬する若手を訊かれると、酒井はかが屋を、林田はダウ90000を挙げた。

 今日も外出する用はなし。午後、近所の郵便ポストまで投函に行き、夜にはスーパーまで買いものに行くが、それだけで、あとはずっと部屋にこもっていた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 871人。沖縄の 779人、広島の 672人、大阪の 499人といった数字も気になる。

◇ テレビ

 録画していたテレビ番組をいろいろと観る一日。年末にNHKで放送された「このドキュメンタリーがヤバい!」という番組を観たが、この番組は前年にも放送されていたようだ。前年は観そこねてしまった。設楽統、ヒコロヒー、長濱ねる、大島新が出演。斉藤和義の名を番組表で目にしたが、このひとは同姓同名の「BRUTUS」編集者だった。しかし、紹介されるドキュメンタリーは自局の番組にかぎられ、面白そうな番組をさんざん紹介しておきながら、紹介した番組はNHKオンデマンドで観ることができるというのはちょっと引っかかるじゃないか。地上波で再放送してくれれば親切なのに。

 テレビ東京で、土曜の昼に放送されていた「ものまねコロッケ全部見せますスペシャル!」という番組も観た。小堺一機と、モーニング娘の石田亜佑美が司会を務める。冒頭からいきなり、コロッケのステージを10分以上放送するのがまず見事で、藤沢一賀という専属司会者も登場し、普段のステージを再現している。コロッケのステージをしっかり見せようという、芸に対する敬意がきちんとある番組だと思った。そのあとはバラエティ番組らしく、コロッケ、小堺、みかんのコラボで「徹子の部屋」を再現したり、荒牧陽子とのコラボ、あるいは、美川憲一本人と一緒に「さそり座の女」を歌うコーナーもあった。コロッケの代表作である、ロボット五木ひろしのフルバージョンも披露されたが、改めて驚かされたのは、この芸は、あらかじめ作ってある音に合わせて演じているのではなく、音効がその場で、コロッケに合わせて音をつけているのだという。最後は、北島三郎の「まつり」のヒップホップバージョンを披露したが、これにしても、コロッケの芸はダンスの領域だろう。

◇ 配信ドラマ

 Netflix で、「イカゲーム」全9話を最終話まで観了する。なんだか、長いマンガを全巻読破したような感覚をひさしぶりに味わった。1日1話というわけにはいかなかったけど、ずっと面白く、興味が途切れることはなかった。しかし、最後になにか深みをもたせようとしているのにはちょっとしらける感もあり、単に面白いだけのままで逃げきってもらいたかった。観終わったところでようやく、ウィキペディアを初めて見ると、「バトル・ロワイヤル」や、あるいは、「カイジ」や「LIAR GAME」といったマンガから具体的にヒントを得ているようだ。日本の場合は、こういうアイデアは、マンガやバラエティ番組に注がれていく。

◇ ラジオ

 深夜に、先週月曜深夜に放送された「ヨネダ2000のオールナイトニッポン0」を、タイムフリー切れぎりぎりでなんとか聴いた。思い出してよかった。意外と素顔を見せる放送で、新しい地図に会えたことを喜んでいたりなど、案外、普通の子たちだ。漫才で「どすこい」しか言ってなかった子のほうがよくしゃべる。ファンタスティック原田からメールが届いていた。最後まで聴き、夜明け前にブログの更新をひとつ。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...