2021年11月30日火曜日

11月30日火曜日/「ザッツ・ア・プレンティー」


◇ 渋谷

 今日は朝から都内に。昼食は渋谷のセンター街で、米助という店に入り、甘辛揚げ定食を食べた。680円。食べたら急激に眠くなる。まんだらけに寄るが、先週も寄ったばかりで、なにも買うものなし。道玄坂を横切り、古書サンエーにも寄る。ここもたいがいなにも買わないのだが、一応、覗いていきたくはなる。渋谷駅の反対側に出て、新南口のベローチェに入り、アイスコーヒーと、あんぱんを食べた。読書をするが、眠気がひどくなり、あまり読めなかった。椅子から転げ落ちないように注意する。滞在時間、2時間ほど。疲れてしまい、このあとはまっすぐ帰った。

◇ テレビ

 夕方には帰宅し、録画していた、先週土曜に放送された「ドラフトコント2021」という特番を観た。かまいたち山内、オードリー春日、バイきんぐ小峠、千鳥大悟、又吉直樹という5名がリーダーになり、ドラフトでメンバーを選び、それぞれ5人ずつのチームでコントを披露するという企画。どんなもんかと思ったが、たいして面白い番組ではなかった。まず、ドラフトといっても、あらかじめ決められたメンバーを5チームに振り分けるにすぎず、ドラフト企画は「アメトーーク!」でもやっていたが、ドラフトにかぎれば、「アメトーーク!」は実際に番組を作るわけではないから、誰でも自由に選べる面白さがある。そして、なぜこの5名がリーダーなのかもわからない。そのくせ、コント作りのメイキングにやたらと時間を割いていた。観たいのはコントで、コントだけをぽんぽんと放送してくれるだけならばまだよかった。5組中、圧倒的にまとまりがよかったのはチーム又吉のコントだった。又吉、パンサー向井、空気階段もぐら、シソンヌじろう、丸山礼というメンバー。ピースのコントに感心したことはなく、期待せずに観ていたが、作家としてのキャリアがこの水準に高めたのか、セリフひとつとっても、じつに細やかな脚本だと思った。それぞれの配役もぴったりで、又吉は演出家としても見事なのではないだろうか。又吉の出番は稽古の過程で削られていったようだが、結果的に、これがいい効果を生んでいた。しかし、審査員たちにより優勝に選ばれたのは、チーム春日だった。こちらは空気階段かたまりが脚本を書いた。そのほかは、ジャンポケ斎藤、ノブコブ吉村、おいでやす小田というメンバーで、これも配役がうまく、それぞれの力量に遠慮なく頼ったという感じのコントだった。チーム小峠も面白く、小峠、大久保佳代子の表情の芝居に笑う。コメディアンを楽しむコントだった。チーム大悟は志村イズムの継承とあおりつつ、志村イズムをネタにしているメタコントだった。

◇ 読書

 昼に読み終えようとしていた本を、帰宅してから読み終えた。松岡弓子「ザッツ・ア・プレンティー」を、談志師匠の命日に合わせて読んでいたが、結局、10日以上かかった。400ページ以上ある本だ。長女の弓子さんが、2011年11月21日、父・談志が亡くなるまでの日々を綴った日記を本にしたものだが、日記は震災の日、3月11日から始まる。そして、すぐに日付が飛び、3月21日に緊急入院、3月22日に気道確保の手術をしている。最後の高座となった、3月6日、新百合ヶ丘での一門会を客席で観ているが、それからわずか半月後のことだ。この本にはとにかく、談志師匠の病状の細かい変化が、介護する娘の立場からびっしりと記録されていて、こうなると、ただ介護される父親のすがたであり、読みながら、うちの父親が死ぬまでの状況も思い出されてならなかった。家族と過ごす談志、特に、「ザ・ノンフィクション」でも映されていた、孫と触れ合う談志のすがたというのは今まで知らないものだった。客の立場からすると、弟子から見た談志のすがたというのは多く伝えられていて、それがわれわれの知る談志像だが、家族に見せる談志というのは、少なくとも、談志師匠自らも客には発信していないすがたであり、家族の前でもつねに談志だったといえ、やはり、われわれのような客が知る談志とは違うものだ。病状を公表することはなかったが、この本を読むと、声が出なくなってからも、それにしては近所を歩いていたり、意外と、なにがなんでも隠そうという感じではない。療養中は「刑事コロンボ」をよく観ていたようで、ある日は「ゆきゆきて、神軍」や「ホテル・ルワンダ」を観てもいて、談志師匠の好きなミュージカル映画などを観ているすがたは想像できたが、こういう激しい映画を観ていた時期もまだあったのだと知ることができた。亡くなる前の夏に、銀座の美弥にお弟子さんを集めて会ったというのは知られる話で、よく語られもしているが、この本を読むと、この日以前にも、美弥には何度か訪れていて、そのときには店にはキウイさんがいて、談吉さんが付いていたりもしている。あるいは、6月には平林さんがどじょうすくいを見せにきたり、「週刊プレイボーイ」の対談で知ったが、ダンカンがお見舞いにきて、談志師匠と会っていることもこの本には書いてあった。7月には桂三木男(現・三木助)が、8月には吉川潮がお見舞いにきている。9月には石原慎太郎から電話があり、石原慎太郎が一方的に話すかたちで、談志師匠は受話器を耳にあてていたという。亡くなってから、あっという間にこの本が出版されたことも不思議だったが、あらかじめ出版するために日記をつけていたわけではなく、談志師匠が日記を書けなくなったから、代わりに弓子さんが日記を書き始めたというのがそもそものようだ。長らく読む気がしなかった本だが、読んでみれば、氷解するものはいろいろとあった。

 パソコンのラジコの地域判定がまた狂っていて、大阪になってしまった。なぜなんだろう。しかたなく、聴きそびれていた番組を、スマホのラジコで聴く。夜、外はすさまじいどしゃぶりになった。ブログをひとつ更新して、深夜1時前に眠る。

2021年11月29日月曜日

11月29日月曜日/ブックの日・東戸塚


◇ ブックの日

 朝から外出。ようやく冬らしい寒さになるが、服装を用意していなくて、出かける直前に迷った。みなとみらいに用があり、昼食はガストに入り、日替わりランチのハンバーグトマトソース&コロッケを食べた。ライス、スープ付き、549円。今日は29日、ブックの日なので、午後はブックオフをまわる。まず、みなとみらいにいちばん近い平沼のブックオフに。店内を1周まわり、買うものがぜんぜん見つからないが、2周まわったら、220円の単行本にいいものが3冊も見つかった。なぜ1周目で3冊も見落とすのだろう。跨線橋をわたり、西口に移動し、つぎはビブレのブックオフに。ここは本当にいいものがなく、苦労した。110円の文庫本で、なんとか見つけたものが、レジにもっていってから値札が貼ってなかったとわかり、そういう場合はたいがいキャンセルにしてもらうが、ちょうど親切な店員さんにあたり、その場で110円にしてくれた。


 横浜から、京浜急行で日ノ出町に移動し、イセザキモールに向かう。疲れてしまい、ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、グランベリーチーズのパンを食べた。1時間ほど、読書を。ドトールを出るときには、すっかり日が暮れていた。ブックオフ、3店目。ここではいい本がすんなり見つかる。7冊買った。桜木町駅まで歩き、横浜に出て、今度は横須賀線に乗り、東戸塚に移動する。4店目は東戸塚オリンピック店に。ここでは5冊買う。寒さのせいか、やたらと腹が減り、1階のスーパーで、パンを買って食べた。東戸塚にはもう1店、駅に近いほうの店舗に最後に寄り、今月のブックの日は終了。ここでは4冊。最後にまた、いいものが買えた。今日は空振りなし。



 東戸塚から二俣川までは、路線検索をしてみると、以前も利用したが、バスで帰るのがいちばん安い。時刻を確認すると、ちょうど、発車の時刻の直前で、これを逃すとつぎのバスまでは20分ぐらい空いてしまう。乗ってしまったほうがいいと思い、西口のバスターミナルまで走り、なんとか間に合い、飛び乗った。パスモで入ろうとすると、このバスは乗車時に行き先を運転手に告げなければならないんだった。混んでいて、最初は座れなかったが、途中で空いて、座ることができた。終点の二俣川まで残った客は2名だけだった。

 バスの車内で読書はできず、スマホのラジコで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は、立川キウイさんがゲスト。新刊の宣伝での出演だが、高田先生の公開説教がきびしく、最初から最後まで、ずっと怒られっぱなしで、キウイさんがちょっと気の毒になった。二俣川の西友で買いものしてから、歩いて帰る。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「週刊さんまとマツコ」は、清水ミチコをゲストに、80年代、90年代のCM特集。MC役のノブコブ吉村も、さんまからの公開説教状態になる。「おかべろ」のゲストは「キングオブコント」ファイナリストが3組、ニューヨーク、蛙亭、ザ・マミィが出演し、ニューヨーク屋敷の態度に怒ったというほんこんもVTR出演した。今日の「しゃべくり007」は「ロックな女王」という括りで、寺田恵子、中村あゆみ、杏子、大黒摩季、相川七瀬がそろって登場した。後半はゲストが替わり、片岡愛之助が登場。まあ、すべてを律儀に観ることはなく、早まわしを多用しながらだが、テレビをあれこれ観ながら、この時間が、本の登録などをする時間になっている。もろもろ片づけ、今夜も Spotify で、「せんだみつおのナハナハラジオ」を聴きながら眠った。深夜2時頃だっただろうか。

2021年11月28日日曜日

11月28日日曜日/寂寞とした一日

◇ テレビ・ラジオ・読書

 朝、メールの返信をしてから、ブログの更新をひとつ。部屋がだいぶ寒くなってきた。録画していた昨夜の「Nキャス」と、続けて、今朝の「サンジャポ」も観る。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台は、加藤シゲアキがゲスト。小説の話ばかりになり、とても面白かった。加藤シゲアキの学生時代は、小説のベストセラーが多かったというのは言われてみればそうか。加藤シゲアキは1987年生まれ。「世界の中心で、愛を叫ぶ」(2001年)や「ハリー・ポッター」(1999年~2008年)、あるいは、綿矢りさと金原ひとみの芥川賞受賞(2004年)もその時代に重なるというわけだ。

 午後、近所の郵便ポストまで投函に行く以外には、今日は外出せず、部屋で読書をしていた。色川武大「離婚」を読み終える。2011年新装版、文春文庫。短編が4本収録されているが、読んでいくと、連作だとわかる。どれも初出は1978年。尾崎秀樹の解説を読むと、純文学的資質をもつ作家が直木賞を受賞することが多くなったという、その例に、色川武大、田中小実昌、山口瞳、向田邦子、村松友視の名をあげている。「離婚」が直木賞に選ばれた際の、選考委員のコメントもいくつか紹介されていた。

 夕方に放送されていた「THE MANZAI 2021 プレマスターズ」を録画で観た。出演順に、アインシュタイン、からし蓮根、蛙亭、ミキ、インディアンス、Aマッソ、祇園、ラランド、コウテイ、キュウ、トム・ブラウン、わらふぢなるお、ビスケットブラザーズ、ダイヤモンド。そのうち、からし蓮根、キュウ、わらふぢなるおが面白かった。祇園はネタは面白いのに、金色のスーツを着ているのがいやだ。奇抜なネタをやるわけではないのに、衣装を奇抜にするのが余計だ。続けて、「笑点」も観ると、演芸コーナーはいとし・こいしの 1998年放送の映像を流していた。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「ラジオ寄席」をようやく聴いた。談志没後十年特集を命日に放送していたのだ。一席目は「狸賽」。談志師匠だと「権兵衛狸」の印象が強いけど、「狸賽」を聴いたことはあっただろうか。動物の噺のマクラに松島トモ子の話をしている。二席目、「五貫裁き」は、これぞ立川談志という一席。

 Spotify のポッドキャストでは、「せんだみつおのナハナハラジオ」という番組を見つけた。娘のせんだるかとふたりでしゃべっている番組で、今年の4月から、月2回のペースで配信されている。FMハイホーという奈良の放送局で放送されているようだ。「ナハナハラジオ」を聴きながら、深夜2時頃に眠る。どうも寂寞とした一日だった。

2021年11月27日土曜日

11月27日土曜日/野球が延長していた

◇ ラジオ・テレビ

 胃の痛みが続いていて、早朝に目覚める。いよいよ、だいぶ寒くなってきた。ラジオをつけると、「木梨の会」の放送中に水谷豊から電話がかかってきてしまうハプニングがあり、改めてかけなおし、急遽、電話出演ということになった。

 朝っぱらから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「ぬきもちいい貝決定戦」という企画。きれいに身が抜ける巻き貝を決定する。飯尾和樹と、Licaxxx が再登場。「A-Studio」は、元まえだまえだの前田旺志郎がゲスト。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、番組後半に、速水健朗と放送作家の白武ときおの対談があり、YouTube制作について語っていた。YouTube はそれぞれの編集の文脈のなかでの面白さなので、YouTube で流行っているものを文脈抜きでテレビにもってきて失敗しているものがいちばん恥ずかしいと速水。白武ときおは、再生回数の価値が崩壊していて、再生数のランキングは参考にならないとも。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけておく。「常連さん」は田中康夫。11時台は、斉藤由貴がゲスト。午後は、ニッポン放送の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を出かけるまで聴いていた。こちらのゲストは髭男爵。ツイッターから、「THE W」の決勝進出者が発表になり、その確認もした。

 14時半頃から外出。まず、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、新刊チェックをする。ドン・キホーテのダイソーに寄り、消耗品の買いものを。上階のサイゼリヤに入り、ミートソースボロニア風を食べる。読書をするつもりだったが、眠気がひどくなり、音楽を聴きながらしばらく眠った。滞在時間、3時間ほど。

◇ テレビ・動画

 夜に帰宅し、またテレビを観る。観そびれている「お笑い実力刃」を順に観ていく。9月放送の回を2本続けて、まず、ニューヨークだけで1時間、もう1本は、陣内智則で1時間。この、ひと組だけで1時間というスタイルならば録画保存する価値はある。

 GYAO!で配信されている「M-1」の準々決勝の動画も観始めた。ワイルドカードの集計がたしか今日までだったと思っていたら、今日の15時にはもう終わっていた。集計は終わっても、動画はまだ観ることができる。とりあえず、気になるものを10組だけ。令和ロマン、わらふぢなるお、ヒコロヒーとみなみかわ、ダウ90000、ニッポンの社長、ななまがり、かもめんたる、鬼越トマホーク、ウエストランド、滝音を観た。ななまがりにいちばん笑う。ワイルドカードは投票ではなく、視聴回数で決まるのだから、そうなると、知名度がある組がどうしても勝ちあがるんじゃないだろうか。

 深夜0時過ぎ、録画していた「Nキャス」を観ようとしたら、野球が延長したようで、まだ放送が始まってもいないのでちょっと驚いた。いつ放送されるのかわからず、代わりに「お笑い向上委員会」を先に観てしまう。ニューヨーク屋敷の「地元の暴走族みたいな番組」という発言に爆笑。「Nキャス」は深夜0時20分から始まった。番組を休止にすることもなく、なんと、たけしもこの時間までちゃんと残っている。録画で冒頭だけ観て、中断して、深夜2時頃には眠った。

2021年11月26日金曜日

11月26日金曜日/「地蔵中毒のコント菩薩」

◇ 生活

 朝早くに目覚め、ブログの更新をひとつ。昨日から、胃の痛みがずっと続いている。いったい、なにに対して緊張しているのか。録画していた昨日の「徹子の部屋」は追悼特集。千葉真一、瀬戸内寂聴、笑福亭仁鶴、船戸順、パルト小石の過去の出演回のダイジェスト。11時半からはラジオ。「ビバリー昼ズ」を出かけるまでつけておく。12時40分頃に家を出て、まず、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、渋谷に向かおうとするが、路線検索で確認していた時間が間違っていて、横浜駅を出発駅にして検索していた。二俣川から横浜駅に出て、それから東横線に乗るのに、これじゃあ、余裕がまるでない。


◇ 演劇

 渋谷に到着し、ユーロライブに直行する。「地蔵中毒のコント菩薩Vol.1 立ち漕ぎマリリン・モンロー」という公演を観るためであり、平日昼間の回は「ひるおび観れる生活」割引きということで、500円安くなり、3000円になるのでこの回を選んだ。C列の真ん中。最前列は入れてなかったので、実質、2列目。しかし、それにしても、客はあんまり入っていなかった。15時開演。劇団「地蔵中毒」が新たに始めるコント公演の1回目。ここ最近の本公演と同じく、この公演も、がじらさんの前説で始まった。看板女優の hocoten 扮するマリリン・モンローが自転車を立ち漕ぎするオープニングでは、野坂昭如の「マリリン・モンロー・ノー・リターン」に合わせて、出演者たちが組体操をする。そのあとは、コントのオムニバスというわけだが、長いものもあれば、ごく短いものもある。観ながら数えていて、ぜんぶで12本だと思ったが、思い出してみても数が合わない。普段の地蔵中毒の公演も、なかなか内容が記憶に残らないのだが、それよりも覚えやすいとはいえ、メモもとらずに記憶するのは、なかなか難易度が高い。11名の俳優が入れ替わり立ち替わり演じるが、テニスコートの神谷圭介が登場するコントはとりわけ安心して観ていられた。転換時に流れる、外道、想い出波止場、じゃがたらといった音楽のセンスもよかった。終演後にはアフタートークがあり、地蔵中毒からは大谷皿屋敷と小野カズマ、それから、日替わりゲストのななまがりが登場する。料金が安いからこの回を選んだのだが、ななまがりがゲストというのも決め手になった。公演中、ひときわ大きな笑い声が客席後方から聞こえていたが、どうやら、ななまがりのふたりだったようだ。ななまがりの笑いとは共振度は高そうだ。大谷皿屋敷は、ななまがりが落研出身というところにもシンパシーを寄せる。ななまがり初瀬の「面白いのに眠くなる」という感想には笑った。本当、まさにそのとおり。帰り際、客席に村松利史を目撃する。


 終演後に食事を。ひさしぶりに兆楽に入り、肉丼を食べた。800円。それから、まんだらけに寄り、階段の百均から1冊だけ買っていく。東急百貨店の丸善&ジュンク堂にも寄り、新刊も眺めていく。このあとはどこかで読書をしようというつもりでいたが、胃が痛くて、コーヒーを飲む気がせず、もう帰ることにする。東横線の急行で無事に座れ、眠って帰ることができた。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は岡村孝子がゲスト。初登場だそうで、白血病の話が中心になるが、スタジオで「夢をあきらめないで」を歌った。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をつぎつぎに聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」に、おぼん・こぼんのインタビュー記事が載っていた。ブログをもうひとつ更新して、ラジオを聴きながら、深夜に眠る。

2021年11月25日木曜日

11月25日木曜日/二子玉川・自由が丘


◇ 二子玉川・自由が丘

 今日は午前中から都内に。横浜から東横線、自由が丘から大井町線に乗り換え、めったに寄る機会のない二子玉川まで。昼食はすき家に入り、食べラー・メンマ牛丼を食べた。用は予定よりもずいぶん早く片づき、そうなると、近場のブックオフはないかと探すことになり、グーグルマップを見ながら、上野毛のブックオフを目指して歩いていく。のんびりと歩いていたら、30分以上はかかった。なかなかいい本があり、110円の本ばかりを7冊買っていく。まだまだ余力はあり、さらに30分以上を費やし、自由が丘まで歩いた。自由が丘にはコロナの前までは月に一度は通っていたのだが、よく利用していたピーコックストアがなくなってしまっていたのには驚いた。ブックオフにももちろん寄り、220円の単行本を1冊だけ買った。









 東横線で、横浜まで戻ってくる。東口のドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べた。しかし、ここのドトールは、地下の席に入ってしまうと電波が悪いのだった。スマホのチェックもスムーズにいかない。ツイッターから「M-1」の審査員が発表されたのを確認すると、4年連続、今年も同じメンバーだ。志らく師匠が麒麟川島に替わっていたらどうしようかと思ったけれども。1時間半ほど、読書をしていく。どうも、朝からずっと胃が痛い。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」の落とし穴放置ドッキリは、パンサー尾形の結末が気になり、ついつい観てしまったが、こういう企画は嫌い。正気ではいられないかを検証するという、そもそもの目的がひどい。「あちこちオードリー」は、小堺一機、関根勤がゲスト。欽ちゃんの教えが理論的であるというのが面白い。「ぺこぱポジティブNEWS」は、コメンテーターに滝沢カレンが出演した。純粋にコメントする滝沢カレンは、この番組にはぴったりなゲストだと思った。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」では、(「週刊文春」の連載をまとめた)桑田佳祐の新刊の書評をいとうせいこうが書いていた。「週刊新潮」の北方謙三の連載エッセイを読むと、北方謙三は犬の散歩をしながら、伯山の真似をして小声でしゃべっているらしい。

 Spotify で、エイミー・マンの新アルバムを聴きながら、ブログを一気にふたつ更新した。一時期、「マグノリア」のサントラをよく聴いていて、エイミー・マンをそれ以来に聴いたが、すぐに気に入った。深夜1時ぐらいに眠る。

2021年11月24日水曜日

11月24日水曜日/安西水丸のマンガ

◇ 生活

 今日は遅めに目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。なんだか気が抜けてしまい、虚脱感に襲われる時間があった。録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観ると、この番組初の男性ゲストというので、誰かと思えば、秋元康だった。男性ゲストというだけでなく、タレント以外のゲストも初めてではないか。だったら、番組を褒めていた高田文夫先生もゲストに迎えてほしくなる。

 午後、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、チノパンを買っておく必要があり、ジョイナステラスの無印、ユニクロに寄るが、決められない。ドン・キホーテにも寄るが、こちらは品質的にまずい。ネットで事前に調べてもいたが、結局、GUで買うのがいちばんいいと思い、二俣川で用事が済むならやめようと思っていたが、映画を観たいとも思っていたので、横浜まで出ることにした。横浜に出て、まず先に、西口五番街の龍王にひさしぶりに入り、うま煮丼の大盛りを食べた。600円。そのあとにビブレに向かい、地下のGUに直行し、チノパンをすぐさま買った。GUはユニクロよりもだいぶ安く、ここではひとつも迷わない。隣りのタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていく。上階のブックオフにも寄るが、さっぱり買うものなく、あきらめかけたときにようやく、110円の文庫の棚からいい本を1冊見つけ、これだけ買っていく。


◇ マンガ

 ドトールに入り、ひと休み。まず、「bounce」をぱらぱらと読みながら、Spotify で楽曲の確認をする。それから、マンガを1冊。板橋の古本屋で買った、安西水丸「普通の人」を読んだ。今年出た完全版、1993年に出た南風社版には村上春樹の解説があるようだが、これは1989年刊の JICC出版局版で、「宝島COMIC」と書いてある。村上春樹の解説は「村上春樹 雑文集」に収録されていて、それで読んだ。思い返してみると、安西水丸の名を初めて知ったのは中学生のころだったろうか。やはり、JICC出版局から出ていた、「宝島」の人気コーナーをまとめた「VOW」の単行本で、さまざまなマンガ家が4コママンガを描いているうちのひとりが安西水丸だった。だから、そもそもの安西水丸との出会いがマンガで、イラストレーターだとはわかっていなかった。しっかりと覚えているのは、安西水丸のそのマンガが面白かったからで、笑った記憶があるし、どういうマンガだったかも覚えている。てっきり、そのマンガが「普通の人」には載ってるんじゃないかと思って読んだが、そのマンガは収録されていなかった。「VOW」の単行本は、自分にとってはサブカルチャーの入り口になり、そういうひとがほかにいるのかはわからないが、ここにマンガを描いていたマンガ家を追いかけるように、のちには「ガロ」を読むようになった。安西水丸は「ガロ」にも叙情的なマンガを描いていたが、笑いにより記憶したという出会いは大きく、いい出会いかたをしたと思う。


◇ 映画

 ドトールを出て、ムービルで「SAYONARA AMERICA」を観た。細野晴臣のライブを記録したドキュメンタリー。特に優先的に観るつもりはなかった映画だが、ムービルでやっていると知ったら、急に観たくなってしまった。水曜サービスデー、1200円。19時55分の回。広い劇場で、窓口の女性は4席ぐらいを指し、そこ以外はすべて空いているという。G列をとったが、もっと前の席でもいいくらいだった。ここに記録されているのは、2019年にアメリカで開催されたライブで、もちろん、その後にコロナがあり、世の中が一変した現在の様子も映画には含まれている。ミニシアターではなく、がらがらの広い映画館でのんびり観ている時間がなんだかよかった。6月に観た「アメリカン・ユートピア」のことも思い浮かべる。上映時間は90分弱。



◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、昨夜に録画しそこねた「おげんさんといっしょ」を、NHKプラスの配信で観た。すぐに観ることができるのかと思っていたら、登録に手間がかかり、カップ麵を作ってしまったのに、なかなか食べられなくていらいらした。番組では「ハッチポッチステーション」と「クインテット」とのコラボ企画があり、これを観たくてしかたがなかった。「クインテット」という番組を観た記憶はないが、宮川彬良の番組で、なんとなくは知っていた。パペットたちに混じり、グッチ裕三だけは生身で登場する。星野源とグッチ裕三の共演がいちばんの観どころで、音楽家としてのグッチ裕三に対するリスペクトがしっかりとある。声をあてている正蔵師匠もはりきっていた。そのあとのコーナーでは、星野源が山本精一のアルバムを紹介していたのにも唸らされ、三浦大知のダンスなども素晴らしく、この番組は現代最高峰のバラエティショウだ。そう思いながら、深夜2時頃に眠る。

2021年11月23日火曜日

11月23日火曜日/「NHK新人落語大賞」など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から4時間ぐらい眠り、午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。初回から録画保存している「お笑い実力刃」をずっと観そびれていて、3ヶ月も溜まってしまい、8月放送のロケ職人の特集をようやく観るが、この回から興味を失ったのだった。なすなかにし、さらば森田、飯尾和樹、ジャングルポケット、ヒコロヒー、アルコ&ピースという顔ぶれがロケのテクニックを競う企画だが、やっぱり、これは興味の対象外。日曜の「おかべろ」は、ニューヨークがゲスト。去年の「M-1」の話をしていて、「キングオブコント」の話はまったくないが、関西での放送日はいつだったのだろうか。こういう話になると、ノンスタ石田の分析が面白い。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」では、山藤章二の「似顔絵塾」と「ブラック・アングル」が最終回。担当編集者の寄稿もあった。祝日の今日は「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みで、代わりに、13時からは「森山良子×清水ミチコのおちゃめなおしゃべりタイム♪」という1時間の特番を放送していた。聴きながら、2時間ぐらい眠る。

 昼に放送されていた「NHK新人落語大賞」を、録画ですぐに観た。昨年は放送日がわからずに観逃してしまい、がっかりしたが、今年は無事に録画した。司会は、林家たい平、南沢奈央。審査員は、桂文珍、柳家権太楼、片岡鶴太郎、堀井憲一郎、広瀬和生という5名。この賞にしては、例年に比べて、本気度の高い審査員をそろえてきた。本選出場者と演目は、出演順に、三遊亭好志朗「権助魚」、桂小鯛「親子酒」、笑福亭生寿「近日息子」、春風亭昇也「壺算」、林家つる子「お菊の皿」、桂二葉「天狗刺し」。東京勢3名のうち、昇也、つる子がどんな落語をやるかは知っていたが、好志朗は初めて観た。最近は若手の会にはしばらく行っていないから、東京の二ツ目にどんなひとがいるのか、ずいぶん疎くなってしまったが、この3名ははたして突出しているのだろうか。上方の3名はもちろん初めて観るだろうと思っていたが、観ている最中に、生寿というひとは「花詩歌タカラヅカ」に出ていたひとだと思い出した。にぎわい座の会で観ているはずで、どんな落語をやっていたかは印象にないが、今回の「近日息子」は面白く、ここまででは初めて声に出して笑った。続けて、昇也、つる子と観て、生寿さんのほうが点が高いかなと思いながら観ていたが、最後に登場した二葉がさらに面白かった。去年も出場したそうで、審査員によると去年よりも成長しているようだが、観逃しているのが悔しい。しかし、むしろ、なんの先入観もないぶん、次第に惹き込まれる驚きはあったかもしれない。女性落語家が続く順番になったが、つる子の熱演とは対照的に、二葉のちからの抜け具合が楽しく、演じる人物のかわいらしさになっていた。審査結果は、二葉には全員が10点を出し、二葉が優勝した。生寿には、文珍、鶴太郎、堀井が10点を出し、計48点で2位だった。権太楼が小鯛に10点を入れていたのは理由がわからないが、つる子には8点を入れていて、これは納得する。広瀬和生はつる子と小鯛に8点を入れるが、昇也に10点を入れていて、これにも首をひねる。鶴太郎にはどの程度の審美眼があるのか、コメントも無難なことしか言わず、はっきりしないが、点数だけ見ると、意外とまともな審査をしていると思った。

◇ 読書・テレビ

 今日は一日、立川談四楼「談志が死んだ」を読んでいた。昼に読み始め、中断しながら、夜に読み終えた。2015年刊、新潮文庫。親本は2012年12月に新潮社から出ているが、この本も、「ザッツ・ア・プレンティー」と同様、手にとる気にはなかなかなれず、没後十年を機に、読むなら今かという気にさせられた。しかし、この小説の第一章の初出は、2012年7月に出た「談四楼がやってきた!」というムックで、このムックは新刊で買っていたが、杉江松恋さんの解説を読むまではそのことを忘れていた。談四楼師匠の小説を読むのは初めてで、もちろん、題材への興味もあるが、実在の人物たちに対する、談四楼師匠の屈折を含んだ感情の揺れ動きにはらはらさせられた。

 夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、田原総一朗と渡辺宜嗣がゲスト。「朝生」初期の映像が流れ、菅直人を大島渚が怒鳴りつけている場面だったが、田原総一朗によると、元芸能人のレーガンを馬鹿にした菅直人に、大島渚が怒ったんだそうだ。田原総一朗、87歳のひとり暮らしの様子を映すVTRもあり、自宅で朝食を作り、仕事場の資料が積みあがったデスクの隙間で食べているすがたに、その散らかりぶりに黒柳徹子は共感を示す。田原とはどうやら親しいらしく、どういうわけか、このふたりは似たところがある。この番組では珍しく、ゲストの田原が黒柳徹子にずばずば質問をする。昔、つき合っていた男に、穴に落っこって死にそうな気がすると言われたことがあるというのはかなり可笑しい。それから、今日の「さんま御殿」を観ると、こちらは声優特集。声優のなかに栗田貫一もいるのが嬉しい。そのほか、アニメ好き代表として、ハライチ岩井、中川翔子も出演する。若手の声優も多数並ぶが、この番組、こういう特集でないときにも最近は声優がよく登場している印象があり、ものまね芸人にするのと同じように、アニメの役柄の声をさんまはやらせようとする。どういうわけか、さんまはアニメ好きなのだ。トークのために話題のアニメをチェックしている面があるとはいえ、好きでなければできないことだろう。

 ツイッターを見ていたら、「おげんさんといっしょ」が今日放送されていたことを知った。グッチ裕三が出ていたようで、これは観逃してはならなかった。つい先日のオールタイムリクエストは録画したが、なぜ今日の放送を事前に知ることができなかったのか。ツイッターのタイムラインを追いかけていないと、ときどきこういう悔しい思いをする。再放送を調べてもまだその予定はない。NHKのサイトから配信を観ることはできるのだが、手元に録画を保存したかった。けして、星野源のファンというわけではないのだが、番組のファンではあるかもしれない。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き、聴きながら、深夜2時前に眠る。

2021年11月22日月曜日

11月22日月曜日/雨の日はテレビ

◇ テレビ

 朝、ブログを更新しようとするが、眠くてだめ。ラジオを聴きながら、1時間ぐらい眠りなおし、録画していた土曜の「お笑い向上委員会」を観た。「キングオブコント」のファイナリスト、空気階段、マヂカルラブリー、蛙亭、そいつどいつが登場する。それから、改めてブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のゲストにはロケット団、「ナイツ ザ・ラジオショー」のゲストには柳亭小痴楽が登場し、今日は寄席の話が多い。

 雨降りで外出するのもいやになり、家にいるとテレビが多くなる。録画していた日曜の「週刊さんまとマツコ」は、コロッケ、ホリ、ミラクルひかるが出演し、SNSでバズるものまねの特集をやっていた。この番組、ほんと、SNSの話ばっかりしている。「笑点」の演芸コーナーは、サンドウィッチマン初出演の映像が流れた。漫才ではなくコントをやっていて、いつの映像かと思えば、2007年11月だというから、「M-1」で優勝した年のその直前に出演していたのだ。大喜利では、「笑点」を作った談志師匠の没後十年ということで、「落語とは人間の業の肯定である」という言葉を引き、「落語とは」のあとのフレーズを考えるという問題があった。

 頭痛がひどく、夕方、音楽を聴きながら、2時間ほど眠る。目覚めて、ブログの更新をもうひとつ。夜になり、スーパーまで買いものに行ってきた。この時間にはもう、小雨になる。しかし、タイミングが悪かったようで、タイムセールの品はなにも売れ残っておらず、悔しいので、別のスーパーまで遠征し、1時間ほどで帰宅する。

 アマゾンプライムで映画を観ようかと思い、観たい映画を探していたが、どれも決め手に欠ける。それよりも、観たいテレビが溜まっているので、夜もひたすらテレビ。録画していた日曜の「情熱大陸」は、柄本明の特集。東京乾電池の劇団員を集めて、「あのさあ、あのう、今みたいになっちゃうとだめなんだよな。感じてるかな? 遅いんだよ。」「だから、あのう、なんていえばいいんだろうなあ。なんか柔らかくなっちゃう。」「それがどこからくるのかわからないけど、やってくる。」と、ダメ出しをする場面で、「(観客は)敵だからね。」と三度くり返し、「それをこうやって味方にしようなんて思ったら、それがもう、どこかでやってくるからね。」 と、文字にするとよくわからないが、ここはとても面白かった。演出家としての柄本明から、後半は、俳優としての柄本明に焦点は移る。明治座の稽古風景、セリフを覚えるすがたを映している。そして、本番前、「人」という字を書いて飲むすがたを映している。

 少し前に放送された「ドキュメンタリー「解放区」」という番組が気になり、録画しておいた。こんな番組は今まで知らなかったが、TBSのドキュメンタリー番組で、ホームページで過去回を確認してみると、それ以前は、まあ、特に観ようとはしないだろうという内容だった。11月7日の放送は、村上春樹のドキュメンタリーだと思い、それで録画しておいたのだが、観てみると、「村上春樹ライブラリー」ができるまでのドキュメンタリーだった。村上春樹も音声で取材に答えていて、取材用にしゃべっているのだとは思うが、なんだか、ラジオでしゃべっているのと同じように聴こえる。この建築費を、柳井正が寄付していることは知らなかった。村上春樹とは早稲田の同級生になるようだ。続けて、「ドキュメンタリー「解放区」」をもう1本。つい昨日放送された回は、石破茂のドキュメンタリー。これはまるで、もうひとつの「君はなぜ総理大臣になれないのか」だ。移動中の車内で、安倍晋三について語る石破茂の、その口調が多くを物語る。とても面白かった。

2021年11月21日日曜日

11月21日日曜日/談志没後十年

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜はラジオを聴きながら眠り、何時に眠り、何時間眠れたかもわからない。さまざまなことが滞っているせいか、胃がどうも緊張状態にある。朝、ブログの更新をひとつ。それから、昨日読んでいた「ミュージック・マガジン」の昭和歌謡特集を見ながら、Spotify で楽曲のチェックをしていた。録画していた今朝の「サンデージャポン」をすぐに観ると、大谷翔平がMVPに選ばれた話題で、メジャーリーグ通として知られる向井万起男がVTRに登場した。田中の摘出した睾丸を診断したのが向井万起男だったとは知らなかった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴く。14時台のゲストは誰かと思えば、松岡ゆみこだった。11月21日、談志師匠の命日に合わせた出演。「海老名美どりです」という第一声から始まり、しゃべりっぱなしで、なかなかプロフィール紹介までたどりつかない。爆笑問題との親しさもよく知らなかったが、父親譲りのアクの強さで、最初から最後までずっと面白かった。ちょうど、ゆみこさんの「ザッツ・ア・プレンティー」を昨日から読み始めていて、談志師匠が亡くなった直後に出版された本だが、つい最近、ブックオフで買うことができた。亡くなるまでの介護の日々を綴った日記を本にしたもので、とてもじゃないがなかなか読む気になれなかったが、没後十年を機に読んでみようとようやく思えた。昨日から、ゆみこさんの言葉をえんえんと聴いている感覚がある。

 夕方に2時間ぐらい眠り、夜になり、昼に放送されていた「ザ・ノンフィクション」を録画で観た。談志師匠のドキュメンタリー。ある時期から、息子の慎太郎さんがつねにカメラをまわしていて、撮りためていたその膨大な映像を編集して番組にしたものだ。あるいは、談志師匠自ら、自撮り撮影しているものもある。記録することに対するこのすさまじい執着。森繫久彌とじゃれ合うすがたなども貴重だが、それ以上に、弱い談志のすがたがたくさん残されている。映像を観るよりもひと足先に「ザッツ・ア・プレンティー」を読み始めていたため、本に書かれていることを映像で確認するようなことになった。しかし、最後に竹原ピストルの歌が流れるのはなんともいやだった。談志夫妻にこんな曲はどうもそぐわない。この番組は14時から放送され、「日曜サンデー」にゆみこさんが出演していたちょうど真裏だった。14時24分が亡くなった時刻だそうで、ちょうどその時刻に、テレビではこの番組を、ラジオにはゆみこさんが出演していた。

 

 続けて、談志没後十年にちなんだ番組をもう1本。MXでついさっき放送されたばかりの「復活!言いたい放だい」の録画を観る。「談志・陳平の言いたい放だい」を、志らく・伯山のコンビで復活させた。伯山は志らく師匠のご指名だったようだ。志らく師匠のひとりしゃべりから始まり、まずは過去の名場面集。途中で、野末陳平先生もゲストで登場し、お元気そうでなにより。そのあとは、談志の落語に焦点をしぼり、高座の映像のダイジェストを流し、スタジオでは芸論になった。志らく師匠が、談志は下手に演ろうとしていたというと、「下手に演る」とはどういうことか、伯山が志らくに訊ねる。伯山から見ると、談志の講談はちょっと違うと言い、「うーん、上手い下手じゃないんですよ。なんだろうな、あれたぶん、先代の馬琴先生、五代目の馬琴先生からとってんじゃないかなあって思うんですけど」「五代目の馬琴って、志ん生師匠みたいに、落語でいうと、崩してるんですよ、ちょっと。自分が腹に入れてるから。自分のからだに。だから、あれは楷書の修羅場ではないんですよ。草書の修羅場なんですね、うまく言うと。ただ、ネタに関しては、談志師匠の「慶安」だとか「青龍刀権次」だとかいろいろあるじゃないですか。ああいうのはね、「小猿」もそうですけど、ああ、お上手だなあ。今、講釈師でこれだけできるひといるかなあ、っていうようなものはありますけど、ぜんぶじゃないんですね。やっぱりその、談志師匠のレベルとはいえ、他ジャンルなんで、いやこれはね、師匠ね、そりゃあダメですよ、っていうのも、生意気にありますね。」 志らく「たぶんね、「三方ヶ原」やなんかはね、ノスタルジーと思い入れの部分が強いと思うんですよ。そこの部分が好きだから、これを、講釈を上手くやってくれって弟子に言ってるんじゃなくて、俺のこのノスタルジーの部分を愛せ、っていうことなんですよ。だからその、歌なんかでも、歌謡曲を歌えと。で、サザンオールスターズを歌おうがね、さだまさしを歌おうがかまわないんだけども、どんなに上手く歌っても談志はオッケー出さない。俺が好きな三橋美智也のような、ディック・ミネのような、岡晴夫の、それを愛してるという感じで歌ってくれれば、多少音程が外れたっていいんだと。それとね、たぶん、講談は似てる、おんなじ部分があると思う。」 伯山「あと、僕ね、つくづく感じるのは、講釈とか浪曲に対して、談志師匠は、けっこうノスタルジーが強いっていう。落語に関しては、まさに、さっきの「やかん」、あれはまあ、志らく師匠もおっしゃるようにイリュージョン落語というか、やっぱ「伝統を現代に」から始まり若いころから。でも、談志師匠も、落語に関しては革新の部分と、最後にはやっぱり、江戸の風が吹くかどうかが落語の勝負だって言ったりっていう、統一はされてないですよね。矛盾も孕んでいながら、それも、でも落語なんだよっておっしゃるような。」 そのあとは、談志が好きな映画について語り、最後は談志を離れ、ふたりで最近の話題についてしゃべった。2時間番組の後半は、2005年に放送された「芝浜」をノーカットでみっちりと流した。このインプロビゼーションでしゃべる「芝浜」が、伝説化している2007年の「芝浜」につながる。

 談志に浸る一日。テレビを観終えて、「ザッツ・ア・プレンティー」をもう少し読み進めてから、深夜1時過ぎに眠った。

2021年11月20日土曜日

11月20日土曜日/円覚寺の落語会

◇ 北鎌倉

 今日も午前中から外出するため、まとまった時間が作れず、ブログの更新が滞ってしかたがない。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけっぱなしにしておくと、「常連さん」のコーナーは今週は能町みね子で、ニュースにはぜんぜん触れず、「M-1」の話ばかりで終わってしまった。11時過ぎには、文化放送の「おかしば」を少し聴いた。10月から始まった、ますだおかだ岡田とアンタッチャブル柴田の番組だが、この番組はまだちゃんと聴いたことがなかった。

 出発は正午前になる。なにも考えずに昨日までと同じ服装で出てしまったが、今日はわりと暖かいようだ。横浜から、湘南新宿ラインの下りに乗り、北鎌倉まで。


◇ 落語会

 北鎌倉の円覚寺で行われている、北鎌倉お坊さんアカデミーの落語会をひさしぶりに訪れた。コロナを挟むと、なにもかもがひさしぶりという感じだが、北鎌倉の駅を降りると、観光客がとても多い。円覚寺の入り口で写真を撮ろうとすると、ひっきりなしにひとが通り、写らないように撮るのに苦労する。以前は、落語会の料金とは別に円覚寺の拝観料を払っていたが、入り口で落語会を観にきたと伝えると、拝観料なしで入場できるようになった。早くそうしてほしかった。まだ少し時間が早く、ベンチに座り、のんびりとスマホを見ておく。ここは境内の奥のほうに進むと、圏外になってしまうのだ。




 13時近くになり、佛日庵に向かう。円覚寺の境内にはお寺がいくつもあって、佛日庵はそのうちのひとつだ。佛日庵の門をくぐると、ちょうど、マキタさんが連れのひとと外に出てきて、おおっと思ったけど、そのままぐるっと、建物の裏のほうに歩いていった。受付はいつもは庭でやっていたが、今日は玄関のなかだった。3500円、当日精算。小さい女の子が検温をしてくれた。和やかな雰囲気の会である。本堂を横長に使うかたちの会場になっていて、高座から下手側、奥の席がまだ空いていて、そちらに座る。そういえば、始まってから気がついたが、いつもは高座の目の前は、床にじかに座る席になっていたが、今日はぜんぶ椅子席だ。

 13時半開演。まずは、プロデューサーの植竹公和さんが登場。この会はいつも植竹さんの前説で始まるが、ひさしぶりに聴く植竹さんの声はがさがさで弱々しく、いったいどうしちゃったんだろうと思った。そんな声だから、漫談のようなことを言っても反応が悪い。なかなか自己紹介をせず、この会に初めてきた客は、このひとは誰なのかと思っただろう。続いて、住職が登場し、お寺の説明などをする。住職の話は客も安心して聴く。この会は落語会になるまでが少々長い。今回は「三遊亭兼好の独演会」と題し、そこにマキタスポーツさんがゲストで入る。開口一番は、兼好の弟子の兼太郎。二ツ目のようだが、観るのは初めてかもしれない。噺に入る前に、こっそりと、座布団の前に時計を置いたように見えたが、そんなことをする落語家は初めて見た。噺は「五目講釈」。続いて、兼好が登場する。どうやら今日は、兼好のお客がほとんどのようだ。マキタさんとの共演はおそらく初めてで、マキタさんを自分の客に紹介する必要もあり、マクラではマキタさんの印象などをぺらぺらとしゃべっていた。兼好とマキタさんは同い年なのだ。しかし、兼好というひとは、笑い仮面をつねにかぶっているような感じがあり、本心がどうもつかめない。噺は「花筏」。仲入りを挟み、続いてはマキタさんだと思っていると、譜面立てを用意しているのでどうも変だ。なにかと思えば、歌手でもある住職の妻が登場し、1曲歌った。常連の客ばかりならともかく、今日は初めてのお客が多かったようで、落語会を観にきたのにいきなり住職の妻の歌を聴かされても困惑するしかない。まるで歓迎されない空気のなかで、歌うほうもつらいだろう。そして、いよいよマキタさん。マキタファンとしては、こういう会にどんなネタをもってくるだろうというのが興味になる。演芸的なネタと、単独ライブでやるようなネタとの配分はどうなるのか。普段から演芸場に出ているような芸人ではないので、その都度、ちからが入りすぎてしまうきらいがあるが、今日はだいぶ軽く、柔軟な感じがした。ギターのチューニングが狂ってしまったのをなおすところから、アドリブで笑いにしつつ、音楽ネタ(マキタさんの言葉でいう「オトネタ」)をたっぷりと。童謡を星野源っぽく歌うネタはひときわ反応がよく、個人的にもこのネタは好きだ。あのネタはやらないのかなと思うネタがいくつかあったが、もう終わりかというくらい、あっという間だった。そして、兼好がもう一席、「不動坊」を。最後は全員登場し、記念撮影タイムと、サイン色紙が当たるジャンケン大会があった。3時間弱で終演。しかし、客席がどうもノッてないというか、どういう会なのかわからない戸惑いのような空気がずっとあった。



◇ 大船・藤沢

 円覚寺を出て、すぐに北鎌倉駅の改札を通る。狭いホームにびっしりとひとがいて、混み合っている場所を避け、前のほうまで進んだら、ちょうどグリーン車が停まる位置だった。急いで前の車両に移動し、飛び乗る。混雑の横須賀線で、大船に移動した。まず、どこかで食事にしようとぶらぶらするが、いい匂いは漂ってくるのに、入りやすい店がない。17時前になり、日が暮れる時間になると、酒を出すような店は遠慮してしまう。さんざん歩きまわり、大船B級グルメタウンというのを見つけ、ここで食べることに決めた。パンチョ、金沢ミルカツカレー、豚になれという3店が一緒の店舗になっている。店員は3店共通のようだ。「豚になれ」なんという店は知らなかったが、ここの豚丼を食べた。680円。ご飯がべちょべちょで旨くなかった。それから、ブックオフに寄る。大船店に寄るのはかなりひさしぶりだと思うが、あまりいいものはなかった。220円の単行本を1冊と、雑誌の棚から、松本隆と昭和歌謡特集の「ミュージック・マガジン」を買っていく。


 大船から藤沢に移動する。まず、南口に出て、ぽんぽん船の様子を見ようと、フジサワ名店ビルに寄ってみると、ぽんぽん船はどうやらついに閉店してしまったようだ。しかし、よく最近まで持ち堪えていたものだと思うが、ぽんぽん船はあとはどこが残っているだろう。ガード下をくぐり、北口に出ようとすると、出口がわからない。そのまま、ビックカメラの地下につながっていて、ビックカメラ内から1階に出るが、1階は1階で、歩道橋で空にフタをされているような状態になっている。いったん、2階に上がり、歩道橋を通ったほうが現在地がわかりやすい。藤沢でもブックオフに寄るが、ここもまた、買うものを見つけるのに苦労する。しかし、2周まわると、不思議となにかしらいい本は見つかるものだ。1周目でなぜ見落とすのかは永遠の謎である。





 マクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーにしたが、店内は暖房が効いていて、アイスコーヒーのほうがよかった。大船で買ったばかりの「ミュージック・マガジン」8月号をじっくりと読む。松本隆インタビュー、横山剣インタビュー、そして、80年代昭和歌謡ベスト100。滞在時間、2時間半ほど。藤沢から小田急線、大和経由で帰ってきた。

 帰宅は夜遅くなり、録画している「Nキャス」を追っかけ再生で観る。「お笑い向上委員会」と録画時間がかぶると思っていたが、フジテレビは野球が延長したようで、映画の「トップガン」を放送していた。パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定がまた狂っていて、滋賀になっている。なんでこんなに頻繁に狂うんだ。滋賀の番組を聴いてもしかたがないので、スマホのラジコを使い、聴きそびれていた番組を聴く。先週の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は、ロケット団がゲストだった。しかし、聴きながら眠ってしまい、目覚めてまた聴きなおすが、また眠ってしまい、気がつくと朝になっていた。

2021年11月19日金曜日

11月19日金曜日/タモリの本 その他

◇ 横浜

 早朝に目覚めると、昨日に比べて、明らかに元気が回復した。元気がないときは、これが永久に続くような気がしてしまうが、通りすぎてしまえばなんてことはない。朝から外出。みなとみらいに用があり、昼食は横浜駅東口のポルタにしようと、正午前に入っていくと、各飲食店にはもう行列ができている。こんなに混雑するとは知らなかった。先日入ったばかりの浪花ろばた八角にまた入ることにして、行列はなかったのですんなり入れるのかと思うと、自分の番から外に待たされたが、すぐに席に案内され、ちゃんこ定食を食べた。790円。午後、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休みする。アイスコーヒーと、三角チョコパイを食べた。ツイッターから、川柳川柳の訃報を目にする。


◇ 読書

 マクドナルドで、片田直久「タモリ伝」を読み終えた。コアマガジンのコア新書。2014年4月初版になっているが、発売は4月だろうか。カバーソデには「3月末日、「森田一義アワー 笑っていいとも!」に自ら終止符を打ったタモリ。」という一文がある。この時期にはタモリ関連の書籍や雑誌がいくつも作られ、そのうちの一冊だが、読みそびれていたが、最近になってようやくブックオフで買うことができた。その当時に発売されたものはおおむね目を通していたから、今さら新たに知ることもないかと思いながらも、この本はこの本でとても面白かった。先行するいくつかの本と違うのは、この著者は多くの資料にあたると同時に、関係者に取材もしている。あとがきによると、50人近い関係者に取材を申し込んだそうだが、すべて実現とは至らなかったようだ。資料から引かれている証言でも、永六輔の番組がタモリの芸を初めて放送すると、それを小三治が聴いていて、局に電話をかけてきたというのはまったく初めて知る話だった。

 マクドナルドを出て、そごうの紀伊國屋に寄り、あまり寄ることもないので、じっくりと棚を見てまわった。ポルタから地上に出て、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊だけ買う。跨線橋をわたり、西口に移動し、ビブレのブックオフにも寄る。しかし、こちらではなにも買うものなし。あまりにも買うものがなく、ひさしぶりにCDの棚まで物色した。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは水森亜土と田村セツコ。思わず、ウィキペディアにあたってしまったが、水森亜土はなんと 81歳。水森亜土の年齢に驚いたが、田村セツコを調べると、83歳でさらに歳上だった。ついでに確認すると、黒柳徹子は 88歳だ。3人で、女の子みたいに、あんみつの話を楽しそうにしているのはいい場面だった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、正午過ぎに川柳師匠の訃報を伝えていた。聴きそびれていた昨日木曜の「ビバリー昼ズ」も聴くと、ナイツと清水ミチコで、たつみ諒「私が見た未来」の話をしていたのだが、ナイツがふたりとも復刊の意味をわかっておらず、話がぎくしゃくしていた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」には「「中島みゆきのオールナイトニッポン」を語ろう」という座談会があり、悪名高き、あの宮本幸一が登場している。初めて顔写真を見た。

 「週刊ポスト」のたけしの連載では、太田の選挙特番について語っていた。「TBSも先読みしたのか『ニュースキャスター』の撮影に行ったら、「太田さんのことは何も喋らないでください」ってクギを刺されちゃった(笑)。スタッフも随分堪えたみたいで、オイラが「ご愁傷様でした」って言ったらウケるどころか、みんな俯いちゃってさ。NHKの大河『いだてん』の現場で「どうも、ピエールたけしです」って言った時の冷めた反応を思い出したよ。まァ、ちょっと真面目な話をすると、太田は爪痕を残そうとしすぎちゃったね。オイラも芸人だから、こういう政治やなんかの番組に呼ばれた時に、ほかのコメンテーターとは違う〝芸人らしさ〟を見せたくなる気持ちはよく分かるんだよ。だけど、「選挙特番」はそういう仕組みの番組じゃない。ひたすら当選したか、落選したかを報じて、万歳三唱、ダルマに目を入れる場面ばかりが流れる番組なんでさ。そもそも政治家との中継も「皆様のお陰です」くらいしか話す時間がないし、ギャグやら尖った発言やらを挟み込む〝余地〟がないんだよ。だから太田みたいに一発かまそうとすると悪目立ちして、視聴者には〝無礼〟に見えちゃう。もし太田が批判を気にして当たり障りのないコメントばかりしていてもネットじゃ〝日和った〟なんて言われてただろうから、つくづく芸人にとっちゃ旨味のない番組なんだよな。」

 「クウネル」には、本と映画の特集があり、これも目をとおす。松浦弥太郎が登場していて、「本は何度も会う友達。だから少しでいいのです。」という見出しに思わず笑ってしまった。というのも、「ブックオフ大学」のなかで松浦弥太郎の名前を出してネタにしたからなのだが、これじゃあ、本当にネタにしたとおりだ。

 Spotify のニューリリースをチェックすると、「配信向けのピチカート・ファイヴその3 野宮の巻」が出ていた。高浪慶太郎、小西康陽ときて、なぜ、野宮真貴だけ「野宮」なのかと思ったが、「野宮の巻」と音読してみて、ああそうかと一瞬遅れて気がついた。聴きながら、深夜1時頃に眠る。

2021年11月18日木曜日

11月18日木曜日/寒くなる

◇ 浜松町

 深夜、1時間おきぐらいに目が覚めてしまうが、午前中から外出するため、なんとかして、朝まで睡眠をとる。昨日から急に変な寒さになったようで、ワクチン接種と重なったため、どのくらいの寒さなのかがうまく判断がつかない。冬服の準備がなく、今までと同じく、Tシャツの上にジャンパーを着るだけのかっこうで出た。元気なし。頭痛がひどく、風邪薬を飲んでおく。電車内では、ひたすら眠る。まず、笹塚の近くに用があり、最後は浜松町に。昼食は食べそびれ、夜になり、浜松町の富士そばに入り、カレーかつ丼を食べた。580円。


 浜松町から京浜東北線で座って帰れるかと思ったが、混んでいて座れない。疲れがひどく、これはたまらない。品川でも空かないので、品川から横須賀線に乗り換えた。横須賀線も座れはしないが、東海道線ほどは混んでいない。そう思っていたら、武蔵小杉からは座れた。ちょっと眠っただけで、だいぶ楽になる。読書はまったくできない。横浜駅西口、ヨドバシカメラに寄り、プリンターのインクだけ買っていく。

 夜遅くに帰宅し、パソコンのラジコを使おうとしたら、地域判定がまた狂っている。なぜこうも頻繁に狂うのか。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴きながら、23時頃には眠った。

2021年11月17日水曜日

11月17日水曜日/ワクチンと日暮里寄席

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それからまた、少し眠りなおす。タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を半分まで聴いた。月曜の「ビバリー」で高田先生がしゃべっていたことへのアンサーから、向田邦子が三島由紀夫について書いたエッセイの話になった。オープニングから40分、太田少年が、60年代から70年代にかけての文化状況からどのような影響を受けてきたかが語られる、すこぶる面白い話だった。



◇ ワクチン

 正午前から外出。11時半には出発しなければと思っていたが、スマホが見つからず、部屋中を探しまわっていたら少し遅くなった。まず、ヤマトの営業所に寄り、それから、二度目のワクチン接種のため、みなとみらいまで。初回同様、横浜駅東口から歩いていく。日産ギャラリーを抜け、新高島から海に向かい、パシフィコの裏から女神橋を渡っていく。13時の予約だったが、ハンマーヘッドには 20分遅れて到着した。早足で向かっているところに、潮風にも吹かれ、髪がぼさぼさになってしまった。接種会場の入り口には、13時15分、13時30分の案内の札が立っていて、13時の札はもうない。係のひとに、遅れてきたことを告げると、すぐになかに案内された。前回とおおむね同じだったと思うが、まず、受付があり、それから、予診票の記入となる。前回は別のテーブルで記入したが、今回は係のひとの目の前で記入した。混雑もしなくなったから、やりかたを変えたのか。つぎは問診があり、若い兄ちゃんが普段着みたいなかっこうでいるから、医者だかなんだかわからない。それから、接種となり、前回は男の医者と若い女性の看護師だったが、今回はベテランっぽい女性で、看護師ではなく、女医さんなのではと思った。白衣を着ていて、少しセクシーなしゃべりかたをする。前回は、注射のあとに男の医者に書類を返されたが、今回はこの女性がすべて済ませる。奥にいた男のほうが若くて、助手っぽかった。最後に15分待機する時間があり、13時44分に終了。


 また、みなとみらいを歩き、横浜駅まで戻り、東口のポルタで昼食にする。浪花ろばた八角に入り、ランチメニューの親子丼を食べた。550円。この店に入るのは初めて。

 このあとも予定があり、横浜から京浜急行に乗る。品川から山手線に乗り換えようとすると、遅延しているようで、ホームが大混雑していている。路線検索しなおすと、上野東京ラインというのがあるとわかり、初めて利用してみたが、品川から乗り換えなし、日暮里まで座れ、ずっと眠れたのでこっちのほうがよっぽどいい。

 日暮里にたどりつき、どこかでスマホを充電したいと思っていたが、検索してみても、充電できそうな店が見つからず、無駄に探しまわってもしかたがないので、あきらめて、モスバーガーに入った。ブレンドと、ひんやりドルチェセットというのを食べる。2時間ほど、読書をする。


◇ 落語

 18時過ぎ、「立川流日暮里寄席」を観るため、日暮里サニーホールに。談志師匠没後十年の追善興行だというので、これは予約をしないわけにはいかなかった。没後十年だというのに、今年は「談志まつり」もなく、たった十年でずいぶん寂しい状況になっているという気がしている。日暮里はいつぶりだろうかと、ツイッターを検索してみると、去年の3月に左談次師匠の追善興行できていた。立川流の会に行くことも減ってしまい、会場にいる前座さんも知らない顔ばかりで、どこの一門かもわからない。客席に入ると、最初はがらがらで、この顔づけで完売しないのかと思ったが、開演時刻になったらさすがにいっぱいになった。

 18時15分開演。出演順に、半四楼(前座)「ぞろぞろ」、談之助「持参金」、龍志「野ざらし」、談四楼「人情八百屋」、仲入り、ぜん馬「三方一両損」、里う馬「鼠穴」。落語協会脱会以前の直弟子はとうとうこの5人だけになった。声が悪くなってしまったぜん馬師匠だが、今さらながら、ぜん馬師匠の落語に惹かれていて、吸い込まれるように聴いた。なぜもっと早く気がつけないんだろうか。寄席の時代の立川談志の魅力が、この5人の弟子の落語のなかに残されている。里う馬師匠の手つきと口元の表情は談志師匠そっくりだ。こういった立川流も、そう遠くない未来には失われてしまうのか。自分が追いかけたのは 90年代以降の立川談志だが、それだけでもだめなのだ。21時過ぎに終演。

 落語会の最中から、からだがややだるくなり、外に出るとぞくぞくする。寒さのせいなのか、ワクチン接種のせいなのかがわからない。1回目の接種のときにはなんともなかったので、明日も予定を入れてしまったが、少し不安になる。日暮里から山手線、品川からは京浜急行に乗り、23時過ぎに帰宅した。タイムフリーで、「爆笑問題カーボーイ」の残りを聴きながら眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...