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2023年2月28日火曜日

2月28日火曜日/洗濯もするブックの日

◇ 生活

 コインランドリーを使う必要が生じ、人生で初めて利用する。早朝5時過ぎ、洗濯物をカバンに詰め、近所のコインランドリーまで。誰もいなければいいと思ったが、よかった、誰もいなくてほっとする。24時間営業で便利なのだが、不良の溜まり場みたいにならないのだろうか。当然、監視カメラはついているのだが、トラブルがあれば、すぐに誰かが飛んでくるのか。初めてのコインランドリー、まごつくのではと心配していたが、使いかたがわかりやすく掲示してある。洗濯機が3台並んでいて、いちばん右のものはサイズが大きい。左のふたつは同じサイズで、いちばん左のものに洗濯物を入れる。一度に洗濯できる量がまずわからなかったが、カバンいっぱいの洗濯物は問題なく洗濯機に収まった。もう少し多くてもいいくらいだ。つぎにコインを投入するのだが、いちばん左と真ん中の洗濯機では値段が違う。左は300円、真ん中は400円。よく見ると、左は洗剤を持参しなければならないタイプだった。洗剤が自動投入される真ん中を利用することにして、洗濯物を移した。値段もわからなかったのだが、たまたま小銭が足りたからよかった。あとはスタートボタンを押すだけ。時間をきちんと確認し忘れてしまったが、気がつくと、所要時間がカウントされていた。30分から始まったような気がする。所要時間すらもまったくわからず、次回からはなにか時間つぶしを考えよう。この時間に店内を観察してまわると、当然のことながら、両替機もあるから小銭を心配する必要もなかった。あと、わからないのはカゴだ。キャスター付きの大きなカゴがたくさん置いてあるが、これはどういうときに使うのか。洗濯が終了し、つぎは乾燥機を利用するが、使っていいのかなと思いながらも、ここでカゴを使って運んでみた。ほかの客がいないから、躊躇なく試せるのは助かる。乾燥機は10分100円。すると、一回の洗濯の費用は500円か。所要時間は40分。往復の時間を含めて、1時間弱と考えておこう。乾燥が終わり、カバンに仕舞うが、10分ではちょっと乾きが弱いか。外に出たら、ちょうど入れ違いにほかの客がやってきた。セブンイレブンに寄り、パンを買って帰る。そのちょっとの時間に、みるみる夜が明けてきた。

◇ ブックの日

 午前中、録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼前には外出する。毎月29日のブックの日が、2月は28日がブックの日になる。ブックの日には、ブックオフをまわらなければならない。まず、駅前の銀行に寄り、金を用意するが、キャッシュカードが劣化しているようで、ずいぶん反応しにくくなっていた。今日は混んでいる時間帯だったからあきらめたが、交換してもらわないとまずいな。窓口が閉まっている時間に、ATMで金が降ろせないようなことがあると死活問題だ。

 今月も、まずは鶴ヶ峰から。しかし、いきなり買うものがまるで見つけられず、調子が出ない。110円のコミック文庫を1冊見つけたところで、ぴたっと止まってしまった。雑誌の棚で、いったんはスルーした320円の雑誌を2冊買うことにするが、鶴ヶ峰店は2割引きになり、さらに300円引き、計300円ぴったりだから、買っておいても損はない。


 今日は暖かいけど、風が強いのがいやだ。鶴ヶ峰駅のほうまで戻り、昼食にする。華香楼という店に入り、ランチメニューの玉ねぎと豚肉炒めを食べた。ご飯、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がつき、850円。店の前をよく通るのに、今まで入ったことがなかったが、なかなかいいお店。

 鶴ヶ峰から鶴間に移動し、2店目。ここも買いたいものが見つけられず、眠気もひどくなり、立ったまま、気を失いそうになった。110円の文庫本を5冊、なんとか選び出す。鶴間から相模大野に移動し、3店目。相模大野はひさしぶりに寄った。ここはさほど苦労はしなかったが、単行本を2冊選んだらどちらも110円で、220円ではないんだ。レジで気がつき、500円に足りないから、また本を探しに棚に戻った。110円の文庫本を3冊と合わせて、550円。クーポンで300円引き。腹が減り、コンビニでパンを買うが、風が強く、道端では食べられず、相模大野駅は改札内にベンチがたくさんあり、そこで座って食べていく。



 最後は町田に移動。眠気でふらふらになり、まず、ベローチェに入り、ひと休み。スマホのバッテリーもピンチになり、充電をする。目がやたらとかゆくなるが、花粉症だろうか。ラジオを聴きながら、しばらく眠る。そのあとは読書。「100万回死んだねこ」という本を、朝に読み始めて、あっさり読み終えた。2021年刊、講談社。福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」というサイトをもとにした本。ツイッターでいくつか目にしたときに笑った記憶があったのだが、まとめて読むと意外と笑えなかった。図書館の性質上、軸足がまじめな本になっている。このようなタイトルの覚え違いの問い合わせは、自分も書店員だったからそのときに経験しているのだが、そこまで面白い間違いは記憶にないんだよな。この本にも、たいして面白くもない間違いがいくつも載っていた。

 ベローチェを出て、ブックオフに。今日は4店目で最後。110円の文庫本を2冊、コミックを1冊、220円の単行本を6冊買う。町田店はいつも1割引きだったのだが、会計時、それがなかったので店員に訊いてしまった。廃止になったのか。だったらもう、来月以降は町田を優先しなくてもいいかな。町田から藤沢行きの急行に乗れて、スムーズに帰ってくる。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、ダチョウ俱楽部がゲスト。ふたりになって初めての出演。日曜深夜の「おかべろ」を観ると、こちらもダチョウ俱楽部がゲスト。昨夜の「午前0時の森」のオープニングは、ChatGPT による台本で始まった。今回は通常の構成作家も外し、AIによる構成の生放送になる、というはずだったが、本番ではログインできなくなるというハプニングが発生する。場つなぎに、劇団ひとりがこの日の昼にあった笑瓶の葬儀のエピソードを語った。

 歩きすぎのせいか、どうも足がむかむかする。横になり、Spotify のポッドキャストで、「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」を聴く。笑瓶の話を聴きたかった。

2023年2月26日日曜日

2月26日日曜日/外出してもラジオ


◇ 神保町

 朝から都内に。昼食は神保町、ガチマヤという沖縄料理の店に初めて入り、ランチメニューの沖縄そば定食を食べた。850円。ふりかけご飯と、お菓子もついている。店内には、安室奈美恵の曲が流れていた。カレーの共栄堂の隣りの店。そのあとは、ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながら、少し眠った。

 先週日曜の昼に放送された「伊集院光のオールナイトニッポン」を、朝の電車で聴き始め、ベローチェで最後まで聴き終えた。「オールナイトニッポン55時間スペシャル」のラインナップで、最後までシークレットだったのがこの枠。番組は「オールナイトニッポン」のそもそもの思い出話から始まり、このあたりはよく語られる話だが、そのあとには「二部祭り」になり、伊集院がニッポン放送で番組をやっていた同時期に「オールナイトニッポン」の二部を担当していたパーソナリティたちがつぎつぎに登場した。20分頃から、まず、久保こーじ、石川よしひろが登場。以下、登場順に、加藤いづみ、北原ゆき、森若香織、渡瀬マキ、真璃子。浪人生だった北原ゆきは現在は放送作家なのか。加藤いづみからは一部を担当していたウンナンのエピソード、森若香織からはとんねるずのエピソードが出たりなど。エンディングには全員勢ぞろい、最後は川村カオリの「ZOO」が流れて終わった。「伊集院光のオールナイトニッポン」とはいうものの、この枠は同窓会的な特番の司会を伊集院が務めたという感じだった。懐かしいムードたっぷりだったが、しかし、今回登場したパーソナリティたちの番組はどれも聴いてなかったな。加藤いづみはのちに一部に昇格し、その時期には少しは聴いたことがあったかもしれない。なにしろ、「電気グルーヴのオールナイトニッポン」を熱心に聴いていたから、ほかのパーソナリティはすべて攻撃の対象のようなもので、それに毒されていた自分は、石川よしひろなんかを聴いてるやつなんて信じられなかったのである。

 ベローチェを出て、裏のアカシヤ書店に寄り、それから、白山通りに出る。タクトを覗き、交差点に戻り、古本屋を覗きながら靖国通りを歩き、ブックパワーRBまで。結局、古本はなにも買わず、裏通りを戻り、すずらん通りに。東京堂に寄り、1階、2階、3階と、すべてのフロアを見てまわった。


 神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均から1冊だけ買っていく。店内は外国人の客も多い。センター街を抜けようとすると、ドン・キホーテで売っているのか「10円パン」と書かれた箱をもったひとをちらほら見かけた。流行ってるのかな。東横線の特急で横浜に戻り、ビブレのブックオフにも寄ろうかと思っていたが、アプリのクーポンを確認したらもう使用済みだったからやっぱりやめる。有隣堂を少し覗いてから帰る。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 帰りの電車内で、東浩紀「弱いつながり 検索ワードを探す旅」を読み終えた。2016年刊、幻冬舎文庫。親本は2014年刊。文庫解説は杉田俊介。長いあいだ、東浩紀にはあまり関心がなかったが、去年、「ゲンロン戦記」という本を読んだら共感するところだらけで、ほかの本も読んでみたくなった。この本も、こういっては図々しいが、なんだか今までの自分を肯定してもらったような気にさせられた。そういえば、もう十数年前のことだが、自分のブログを読んでいるというひとに会ったら、東浩紀の話をされて、その時点では読んだことがなかったから、なに言ってるんだかぜんぜんわからなかったということがあったが、ブログにこういうことを書くひとは東浩紀はもちろん読んでるでしょうという感じだったんだろうか。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」では、がらがらだった志摩スペイン村が人気になっているというニュースが気になった。YouTuber とコラボしたのがきっかけなんだって。笑福亭笑瓶、松本零士の訃報が続けて扱われる。笑瓶は、亡くなる6日前に「噂の!東京マガジン」の収録に参加していたのだ。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、この番組では「ルフィ強盗団」を連続して扱っている。小川泰平、秋山博康のコンビが今週も登場。そのあとには旧統一教会問題を扱い、元2世信者の小川さゆりさんを鈴木エイトが取材する。そのあとには、1年が経ったロシアのウクライナ侵攻を扱い、小原ブラスが出演した。この番組は、ロシアのことも旧統一教会のことも、名物コメンテーターを発掘しつつ、きちんと継続して扱っている。しかし、そういえば、笑瓶の訃報には触れられなかった。

 今日の「笑点」も観る。一之輔さんはレギュラーになって以降、ずっとオープニングに登場している。演芸コーナーにはポカスカジャンが登場。2人体制になってからは初めてじゃないか。50音ミュージックと、魚河岸のフラメンコ、いずれも初期のころからやっている鉄板ネタ。評判が気になり、ついついツイッターで検索してしまうと、2人だけになっていることに驚いているツイートが多数ありながらも、好評なツイートが多くてなによりだ。

 タイムフリーで、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」の番組をもうひとつ、先週日曜の夜に放送された「明石家さんまのオールナイトニッポン」を聴いた。時間的に、聴けるのはこれが最後の1本。「オールナイトニッポン」よりも「セイ!ヤング」を聴いていたというさんまは、落合恵子のクレヨンハウスに絵本を買いに行ったこともあるようだ。今回の番組は小西マサテルが作家に入っていて、さんまは小西の本を読んでいるが、本を読むのに1冊3ヶ月ぐらいかかるという。そして、今回の目玉、ゲストの鶴瓶が登場すると、若手時代からの先輩後輩エピソードには尽きることがない。2匹のけものが互いに甘噛みしあっているようなトークを展開する。鶴瓶は番組最後までは残らず、そのあとには、さんまから「オールナイトニッポン」の思い出が語られたが、このさんまのひとりしゃべりはじつに鋭いものだった。テレビのさんまでは、この話術はなかなか聴けないのである。

2023年1月2日月曜日

1月2日月曜日/正月はテレビ

◇ ラジオ・テレビ

 朝、目覚めると、つけっぱなしだったラジオから「パンサー向井の#ふらっと」が流れる。番組が始まったタイミングで起きあがる。ラジオはもう通常どおりなのか、TBSラジオだけでなく、ニッポン放送の垣花正の番組も始まっている。

 今日も録画していたテレビ番組をあれこれと。今日はまず、昨日元日に放送された「ブラタモリ×家族に乾杯」から観始める。新年恒例のこの特番、今年は3年ぶりに都内から出て、江ノ島でのロケを行った。神奈川県民としては、なじみのある土地だから嬉しい。今さら知ったが、ここの神社は芸能の神様なのだな。コロナ後、ようやくそれぞれの番組本来のかたちに戻ってみると、どちらもつくづく面白い番組であり、つくづく面白い対比。「家族に乾杯」のウェットな世界はそれだけだと苦手なものでもあるのだが、鶴瓶が江ノ島のひとびとと交流しているあいだに、いっぽうではドライなタモリがゆうゆうと島の名所をめぐっている。タモリは女性アナウンサーとともに行動し、鶴瓶はひとり、面白い出会いを求め、島の坂道を歩きまわっていた。感動させられてしまうのは、その対比のせいだろうか。

◇ 生活

 それにしても、録画残量の確保に時間を奪われ、新年2日目からさっそくだめだ。こんなことをしている間に、またすぐに一年が過ぎてしまう。昨日はツイッターに年賀のDMをいただき、その返信から、今日はやりとりが続く。ブログの更新もひとつ。聴きそびれていた年末のラジオ番組をタイムフリーで聴きながら雑務も。

 夕方から外出。家を出た途端に雨がぽつぽつと降り始める。まず、スーパーで買いものをするつもりでいたが、行ってみると、明日3日まで休みとの貼り紙がしてあった。ほかのスーパーにも行ってみたが、どこも閉まっている。ダイソーは営業していて、ここでいくつかの買いものを、それから、ドラッグストアでは飲みものとプロテインバーを買い、セブンイレブンにも寄り、しかたなく、ここでパンを買っておく。雨はすぐに止んだ。かつやに寄り、味噌たまカツ丼を食べてから帰る。715円から、割引券を利用し、100円引き。


◇ テレビ

 帰宅してからもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日放送されていたテレビ東京の「新春!お笑い名人寄席」をすぐに観てしまう。新年恒例の演芸番組だが、これも毎年録画はしているものの、録画したままで観ないことになりがちで、去年も観たかどうか覚えていない。司会は東貴博。浅草演芸ホールからの中継で放送されるのだが、かつては生中継だったが、今は事前収録になっている。テツandトモからスタートし、U字工事、サンドウィッチマン、ナイツ、錦鯉、ぺこぱと、ここまでノンストップで演芸が続いた。そのあとはサンド軍とナイツ軍の対決形式になり、東京ホテイソン、ウエストランド、三四郎、わらふぢなるお、お見送り芸人しんいち、それから、コラボ企画がいくつかあり、マギー司郎&桜井日奈子、阿佐ヶ谷姉妹&おぼん・こぼんはともかくとして、ロケット団&成田悠輔のトリオ漫才が異色。そして、テレビ東京の秘蔵映像からなぜかケーシー高峰の名場面が流される時間があり、そのあとは小朝が司会の「美人大喜利」。蝶花楼桃花、藤田ニコル、渡邊美穂、野呂佳代、フワちゃんが並んだ。このメンバーは、ここまでにも浅草演芸ホールの客席に座り、笑っているすがたがときどき映されていたが、ここのコーナーの出演者だったのだ。それから、伯山の講談(「和田平助」を8分で)がきちんとあり、そのつぎはダチョウ俱楽部の時間。過去の名場面が流され、最新の温泉ロケには肥後とジモンのほか、三四郎、かねきよ(新宿カウボーイ)が登場した。そしてまた秘蔵映像から、今度は円楽の高座の映像が流されたが、亡くなる前の高座を流すのがどうもいやだ。秘蔵映像というなら、もっと元気なころの映像を出せばいいのに。この流れで、つぎは三平の高座になるが、円楽の思い出を語る場面が使われ、あとはどれだけカットされてしまったのか、三平の高座はものすごく短かった。演芸の最後は爆笑問題の漫才。楽屋裏での伯山との様子を映す映像も使われていた。番組最後にはサンド軍とナイツ軍の対決の結果が東貴博から発表され、MVPには安めぐみが選ばれた。

 今日はひたすらテレビ。これも今日放送された「さんまのまんま」新春スペシャルを観る。最初のゲストは堂安律。続いて、草彅剛が登場。この番組には31年ぶりの出演、さんまとの共演は7年ぶりになるそうで、そういえば、さんまが「ワルイコあつまれ」に出演したときには草彅はいなかったんだ。ここにあとから、柄本佑、浜辺美波、池松壮亮が加わる。この3人は「シン・仮面ライダー」のプロモーションなんだな。続いては YOASOBI が登場。そこにあとから加わったのは、ヤクルトの高津臣吾監督と村上宗隆だ。さらに、出川哲朗とロッチ中岡のコンビが加わり、さらに今田耕司も登場した。新年恒例、今田耕司の「おすすめ芸人コーナー」は、今年はなんと、高津臣吾、村上宗隆と一緒に観るということになる。出演芸人は、オーサカクレオパトラ、かけおち、cacao、ソマオ・ミートボールという4組。cacao だけは初めて観たが、バットを武器にしようとするコントを野球選手の前でやるのはまずいんじゃないか。かけおちのネタを観て、さんま「今どきの、要するに「M-1」とか観てても、若手の漫才観てても、ああいうバージョンが多いよね。ひとりがしゃべって、ひとりがぜんぶ落としていったりするような感じは、流行りやのかなあと思て。」

◇ 読書・映画

 夜は部屋で読書。今年1冊目の読書は、年またぎで読んでいた浜口庫之助「ハマクラの音楽いろいろ」となった。2016年刊、立東舎文庫。親本は1991年刊。浜口庫之助の自伝的エッセイ。亡くなった翌年に出た本なのだが、そうか、平成までご存命だったんだな。なにしろ、多くのヒット曲は自分にとっては親の世代の曲ばかり。本人をテレビで観たような記憶もないが、しかし、「人生いろいろ」(1987)のヒットだけはリアルタイムで知っている。妻の浜口眞弓(渚まゆみ)によるあとがきには、浜口庫之助が「音楽について書いた最初で最後の本」と書いてあるが、亡くなる前に少しずつ書きためていた原稿をまとめて本にしたようで、音楽以外のことも多く書かれている。それこそ、二度目の結婚である27歳下の妻のこと、娘のことが後半は中心で、音楽について書いた本という感じの本ではないのだが、そのぶん、音楽的なことは輪島裕介による文庫解説に補足されている。

 深夜、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。山中貞雄監督「人情紙風船」を観た。これもようやく観たという映画で、たしか、細野晴臣、山下達郎もフェイバリットにあげていたはずだ。天才と呼ばれる山中貞雄のたった3本の残された映画のうちのひとつ。アマゾンプライムのおかげで、この3本をすべて観ることができた。

2022年1月14日金曜日

1月14日金曜日/虎ノ門ヒルズ



◇ 溜池山王・虎ノ門

 早朝に目覚めるが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。電車内で、ツイッターから海部俊樹の訃報を知った。溜池山王で昼食になり、適当に歩きまわり、小さいビルの3階にある酒楽という店に入り、ランチメニューの、わさびソースのチキンステーキ定食を食べた。750円。そのあとはドトールに入り、少し読書。それから、虎ノ門のほうに移動し、虎ノ門ヒルズ駅から帰ろうとするが、トイレに入りたかったのに、駅にトイレがない。この大都会で、トイレがない駅があるとはどうかしている。しかたがないから、虎ノ門ヒルズまでわざわざ行くしかないが、一度、外にでなければならず、風が強くていやになる。トイレを済ませ、地下から行けるルートはないかと館内の地図を見るが、1階から行けるルートは短いものの、結局は外に出るはめになる。自動ドアが開くと、外から風が吹き込み、水しぶきが顔に当たった。雨かと思ったが、近くの噴水の水が飛んできていただけだった。噴水というのかなんなのか、水を流して清涼感を出しているのか知らないが、この設計、ちょっとヘタクソなんじゃないのか。地下に降りるエレベーターがすぐにあり、下に降りると、虎ノ門ヒルズ駅と虎ノ門駅をつなぐ地下通路に出た。日比谷線に乗り、中目黒から東横線に乗り換え、横浜まで戻ってくる。電車内で眠り、東口のドトールに入り、ブレンドと、味わいまろやかグランベリーチーズのパンを食べた。金の計算をして、それから、読書をもう少しして、有隣堂に寄ってから帰った。

 ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4051人に。沖縄は 1596人、福岡は 800人、広島は 997人、大阪は 2826人、兵庫は 929人、京都は 671人、愛知は 1317人、千葉は 916人、神奈川は 1155人。神奈川もついに千人超え。今朝は、日本のリーダーだった海部俊樹の訃報があったが、昼過ぎには、サムライ日本のリーダーの訃報があった。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・林真理子)を観て、それから、「笑う大晦日」を少しずつ観ているが、リアクション芸人の三大厄払いみたいな企画をやるのならば、「笑ってはいけない」のままで別によかったんじゃないのか。バイきんぐのコントはゲストとのコラボ企画になっていて、グラビア撮影という設定のコントだったが、磯山さやか、山田まりや、大林素子、神取忍、フィフィ、デーブ・スペクター、デーブ大久保がつぎつぎに登場する。じつに古臭い脚本で、「失礼なコントでしたね」と言う千鳥の大悟はまともなバランス感覚だ。

 正月恒例の「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯」もようやく観るが、今年はNHKの局内をぶらぶらする。NHKの玄関で、たけしにばったり会ったというタモリと鶴瓶だったが、そうであれば、たけしがここに出演しないのが惜しい。タモリが「十年以上前に会ったっきりだよ。」と言っていたけど、「いいとも」最終回は 2014年だ。

 Spotify のニューリリースから、藤井風「きらり」のリミックス版を聴いてみたら、今さらかもしれないが、ジブリにこんな曲あったなと思って検索してみると、やっぱりたくさん指摘されていて、それどころか、ウィキペディアによると、本人も気がついたがそのまま採用したという経緯があったようだ。その曲はトトロの曲だった。眠る前に、Netflix かアマゾンプライムで、配信ドラマをなにか観ようかと探していたが、どうも決められない。明日も朝早く、睡眠不足は避けたいのであきらめ、真空ジェシカのポッドキャストを聴きながら、深夜0時過ぎに眠った。

2021年7月13日火曜日

7月13日火曜日/金の計算をする

◇ 貧乏暇なし

 早朝に目覚め、TBSラジオの、生島ヒロシ、森本毅郎の番組をつけっぱなしにしていると、菅内閣の支持率が低くなっているというニュースをくり返している。暑くなってきたせいか、疲れがぜんぜんとれず、起きあがるのもつらい。今日は朝から、小田急線の愛甲石田まで。午後は本厚木に移動し、マイカリー食堂で、欧風カツカレーを食べた。550円。アミューあつぎのブックオフに寄るが、あまりいいものはなく、2冊だけ買っていく。ベローチェでひと休みするが、どうも読書が進まなくなってしまった。金の心配があり、金の計算ばかりしている。有隣堂を少し覗き、それから、銀行に寄り、もう帰ろうかと駅に向かいかけていたが、もうひとつ銀行に寄る必要があることを思い出し、また別の銀行のATMに寄ってから、ようやく帰る。


◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、先週木曜の「TOKYO SPEAKEASY」を聴いた。この番組、AuDee でも聴けると思い、しばらく聴いていなかったが、この日は古舘伊知郎と水道橋博士という顔合わせなので聴いておきたくなった。YouTube を観る時間もなかなか作れず、追いかけていないとなかなかわかりにくい話も多いのだが、相沢さんが作った年表の間違いを指摘した古舘伊知郎が、逆に、その記憶の違いを相沢さんに正され、しかもその心理状態まで分析され、うならされていたのがすごい。最後のオナニーの話は、古舘がしゃべり始めてすぐに博士はわかったようだが、自分もこの話をするのだとすぐにわかった。たしか、「第4学区」でその話をしていて爆笑した記憶があるが、記憶の捏造の話を聴いたあとでは、その記憶も正確なのかわからなくなってくる。

 夜に放送していた「チマタの噺」を追っかけ再生で観る。先週に引き続き、小堺一機がゲストの後編で、先週の予告の映像にも出ていて楽しみにしていたが、今週は、小堺一機の気になるひととして、高平哲郎がVTRに登場した。途中まで、鶴瓶が高平哲郎のことを知らないふうな様子で、そんな馬鹿なと思いながら観ていたが、鶴瓶の勘違いで、あの高平哲郎だとは思わずに話を聞いていただけだった。小堺は「ぎんざNOW」のころに、高平哲郎のインタビュー本を読み、線まで引いていたという。高平とは「いただきます」で出会い、二十代の小堺に、笑いに関する本や映画を教え、英才教育をしてくれたという恩師なのだ。談志師匠の会に呼ばれて、スタンダップコメディをやったエピソードもあり、それも初めて聴くものだった。談志師匠がソデで聴いていて、笑っていないのが見えていたが、終わったあとに「オチに向かってねえのがいいな」と褒めてくれたという。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。オープニングは、亡くなった映画カメラマンの前田米造の思い出話。前田米造というひとを知らなかったが、森田芳光作品を多く手がけたカメラマンであり、太田が監督した「バカヤロー!4」のカメラマンでもあるのだ。コロナ禍での死という話から、ロッキング・オンのフェスが中止になった件について触れ、かつて、干されていた時期に、音楽番組に使ってくれたのが渋谷陽一とNHKの石川というプロデューサーだったという話にもなった。そのプロデューサーが演芸班に移り、「新人演芸大賞」を担当したのがきっかけで爆笑問題が出場したというのはまったく知らない話だった。

2021年3月13日土曜日

3月13日土曜日/古びていく

◇ 雨降り

 よく眠れないまま、早朝に目覚めてしまう。今日もまた、三ツ境からバスに乗り、旭区の山奥まで行ってきた。あいにくの雨降りで、ダイソーで買っておいたレインコートが役に立つ。一昨日と同じく、帰りはまた三ツ境のロッテリアに寄り、テリヤキチキンバーガーを食べながら、読書をした。

 岡村靖幸の対談集「あの娘と、遅刻と、勉強と」を読み終える。2015年刊。2011年から「テレビブロス」で連載していた対談だが、サブカルチャーの話題はあっという間に古びていくものだと思った。逆にいえば、連載時にはそれだけ鮮度のある話題が多かったのかもしれない。連載時に読んだ記憶はあまりなく、「テレビブロス」はもう読まなくなっていた。いっぽうでは、2011年なんてついこないだだという感覚もある。

 夜に帰宅し、疲れていて、すぐに眠った。しかし、妙な夢を見て、何度も目覚めて睡眠がこまぎれになる。深夜に、録画しておいたテレビを観た。「伯山カレンの反省だ!!」を観ると、鶴瓶がゲストで、この番組は次回で最終回だと。

2021年1月10日日曜日

1月10日日曜日/「ただいま、ジャクリーン」

◇ 売れない

 最初の緊急事態宣言のときには売り上げが伸びてしまったのでちょっと期待していたのだが、今度はそういう気配はまだない。みんな、それほどステイホームというわけではないのか。年末はいいペースで売れていたのだが、年明けはどうも思うように売れない。正月にのんびりしすぎたのもよくなかった。感染者数のグラフは、2週間前の結果が現在だと、北村義浩教授はつねに言っているが、古本を売るのも似たようなもので、現在の売り上げは過去の仕事量の結果だ。金の心配がずっと解消されないのは、過去にとり返しのつかないことをしているからだ。

 夕方、ヤマトの営業所まで。駅前のドトールで読書をしてから帰る。

◇ テレビと映画

 夜は録画していたテレビを観る。「さんまのお笑い向上委員会」の新春特番。これも昨日観た「さんタク」と同じく、さんまが正月に海外に行けなくなった副産物だ。毎年恒例の「ブラタモリ」と「家族に乾杯」のコラボ番組も、今年はタモリと鶴瓶がスタジオでトークする番組になった。変化し続けるたけしは別として、さんま、タモリ、鶴瓶は、まるで変わらない存在感をテレビのなかでキープし続けている。

 一昨日の「タモリ俱楽部」は、太神楽のイチオシ第7世代を決定するという企画。今はもう、染之助染太郎をリアルタイムでは知らない世代が太神楽師になっている。芸の映像を観ることはあっても、バラエティ番組で活躍していたことを若い世代は理解できるだろうか。MCの三四郎にしても、〈お染ブラザーズ〉として「いいとも」レギュラーだったことは知らないのだろう。

 昨日の「週刊フジテレビ批評」には、遠藤龍之介社長が出演して、原田曜平と対談をしていた。もっとましな対談相手はいなかったのか。

 アマゾンプライムで短篇映画を1本。大九明子監督の「ただいま、ジャクリーン」という作品を検索していて見つけたが、これがやっぱりとてもよかった。腹話術人形の物語という題材がまずいい。主人公の少年がある男と出会うことで物語が展開していく、この男を演じているのがいっこく堂で、短い場面だが、画面に映るいっこく堂には、実在の腹話術師だと知らなくてもそう思えるような雰囲気がある。「ピノキオ」が好きな子という設定がうまい。養護施設の名が「チャップリンの家」という、これにもきちんと意味がある。好ましいところだらけのかわいらしい小品。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...