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2022年8月23日火曜日

8月23日火曜日/愛着のない街で


◇ 四ツ谷・小川町・渋谷

 どうもまだ疲れが残るが、今日も朝から都内に。まず、四ツ谷に用があり、一応、この街には通っていた時代があったのだが、ここのところ、四ツ谷に何度かやってくることになり、改めて思うのは、この四ツ谷の風景がまったく好きではないし、愛着もないということだ。周辺のこともなにも知らない。それから、小川町のほうに移動し、魚民に入り、ランチメニューのBIG唐揚げ定食を食べた。800円。そのあとは麹町に行くことになり、ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をする。帰りは渋谷経由で、まんだらけに寄り、階段の百均から、矢沢永吉が表紙の「ローリングストーン日本版」8月号を買った。エレベーターで上階に出ようと、店内を通っていくと、乳首の浮き出たタンクトップの外国人女性とすれ違った。ここはマンガの世界だ。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 東横線の急行に乗り、座らずに帰る。電車内で、都筑道夫「誘拐作戦」を読み終えた。2001年刊、創元推理文庫。1967年刊、桃源社版を底本とし、1962年刊の講談社版、1976年刊の中公文庫版を参照したと巻末に書いてある。都筑道夫という作家も今まで縁がなく、なにか読んでみたかったのだが、これは入り口ではなかったかもしれないな。ミステリーを読むのも得意でなく、おそらく、まるで読みこなせていない。文体、特に読点のリズムを楽しむという読みかたになった。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「徹子の部屋」は、松嶋尚美がゲスト。85歳の母を東京に呼び寄せ、孫と三世代、介護の生活を語る。「さんま御殿」は友だち特集。梅沢富美男と研ナオコ、かまいたち濱家と見取り図リリー、山里亮太とスーパー・ササダンゴ・マシンらが出演していた。日曜の「おかべろ」は、とろサーモン久保田と中山功太がゲストだった。同期のふたり、それぞれ、「M-1」と「R-1」のチャンピオン。久保田によると、モグライダーの代打だったようだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に「独居死しそうなアナタに贈る準備ゼロ「おひとりさま終活」」という記事があり、松村邦洋が登場していた。55歳独身となると、もうそんなことを考える時期なのか。まったく他人事ではないな。「サンデー毎日」には松尾潔の不定期連載があり、今回は、田中康夫とAORについて語っている。Netflix で「ゲットダウン」の続きを観て、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠った。

2021年12月31日金曜日

2021年の十大事件

 

 1位:ブログを1年以上休まずに続けられた!

 2位:メガネを変えた!(2月2日

 3位:(このブログには書いてないことが3位。)

 4位:毎日録画チェックをしていた「グッとラック!」が終了し、生活リズムが変わった!(3月26日

 5位:東京オリンピック開会式の開催中、その周辺を歩いていた!(7月23日

 6位:閉館間際の油壺マリンパークに行ってきた!(9月30日

 7位:小林信彦のサイン本に興奮した!(5月22日

 8位:横浜市長選で、田中康夫の生演説を聴いた!(8月19日

 9位:「浅草キッド」を観るために、Netflix の利用を始めた!(12月12日

 10位:コロナが収束した!

◆ 2021年に読んだ本・十選

 斎藤環「世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析」(2015/角川文庫)(2月21日

 遠野遥「破局」(2020/河出書房新社)(3月3日

 村上“ポンタ”秀一「自暴自伝」(2006/文春文庫PLUS)(3月20日

 小林信彦・荒木経惟「私説東京繁盛記」(2002/ちくま文庫)(5月2日

 後藤明生「小説 いかに読み、いかに書くか」(1983/講談社現代新書)(5月23日

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」(2021/新潮社)(7月10日

 北野武「浅草迄」(2020/河出書房新社)(9月25日

 村上春樹「村上春樹 雑文集」(2015/新潮文庫)(9月30日

 中島岳志「「リベラル保守」宣言」(2015/新潮文庫)(11月15日

 吉川潮「コント馬鹿 小説〈ゆーとぴあ〉ホープ」(2010/芸文社)(12月21日

(読んだ順)

今年は112冊の本を読んだ。→ 読書メーター

◆ 2021年・ベスト映画

 「映画:フィッシュマンズ」(7月15日

 「ドライブ・マイ・カー」(9月1日

◆ 2021年・ベストアルバム

 クレイジーケンバンド「好きなんだよ」(9月8日

◆ 2021年・ベストテレビ

 「キョコロヒー」「紙とさまぁ~ず」

◆ 2021年・ベストタレント

 ヒコロヒー

◆ 2021年・ベストラジオ

 「ナイツ ザ・ラジオショー」「中川家 ザ・ラジオショー」

◆ 2021年・ベスト漫才師

 おぼん・こぼん

◆ 2021年・ベストご飯

 赤坂見附「中国茶房8」のランチ

 

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

2021年9月25日土曜日

9月25日土曜日/北野武「浅草迄」

◇ 貧乏暇なし

 早朝に目覚め、録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」を観ると、おなじみの鉄道企画で、ニッチな趣味を紹介する。古今亭駒治が「前鉄」として出演していた。駒治の鉄道落語は知っていたが、この趣味は知らなかった。「〇〇前」という名前の駅が、実際には、それのどのくらい前にあるのか、改札からの距離を測ってみるというもので、これは面白かった。

 朝から都内に。ワテラスの近くに用があり、新御茶ノ水駅を利用したが、改札を出ると、すぐにソラシティにつながっている。ソラシティでは、何年か前に「東京野球ブックフェア」が開催されたことがあり、そのときは御茶ノ水駅を利用したのだが、この改札を使えば荷物の運搬が楽だったのかと今さら気がついた。ソラシティとワテラスは、連絡通路でつながっている。



 今日はあっちこっちに移動する日で、昼食は田町のほうになり、適当に歩いて見つけた鉄火という店に入った。ランチメニューのレバーレア焼きビビンバ丼。サラダ、味噌汁、ウーロン茶がつき、780円。夕方頃、横浜駅まで戻り、後ろ寄りの車両にたまたま乗っていたため、北口から出ることにして、そのまま、ベイクォーターに向かった。読書をしていきたく、マクドナルドに入る。月見パイを食べたかったが、もう終わってしまっていた。残念。アイスコーヒーのみで、2時間ほど。

◇ 読書

 北野武「浅草迄」を読んだ。2020年刊、河出書房新社。小説が2本収録され、最後に書き下ろしの随想がつく。「足立区島根町」と「浅草迄」は、どちらも「文藝」に掲載されたもので、どちらも「文藝」掲載時に読んだと勘違いしていたが、表題作のほうは読んでいなかった。なるほど、「浅草迄」のタイトルのとおり、たけしが浅草に向かう以前の時代がこの小説では綴られている。足立区、浅草については、かたちを変えて、何度も何度もくり返し語られているが、そのあいだの時代がじつはいちばんの謎だ。ここで描かれている高校時代も興味深いが、そのあとの大学時代、さらには、大学に行かなくなり、新宿の文化に浸っていく時代のたけしにはとても関心がある。60年代の新宿の文化に浸り、それから、そこを抜け出し、浅草に向かってしまったという経緯に、ビートたけしの最大の特異性があると感じているからだ。改めてそういうわけかと納得したのは、明治大学の生田校舎に通っていたから、手前の新宿に入り浸るようになったという地理的な問題だ。「あのひと」に収録されている短編小説にも、その時代を描いたものがあるが、ここにはまた新事実(小説とはいえ、たぶん事実)が書かれている。ジャズ喫茶で知り合った友だちに、黒テントや花園神社に連れて行ってもらったという話が出てきて、たけしがその時代の演劇を観ていたことは、少なくとも自分は驚いたが、今まであまり語られていないことなのではないだろうか。そしてまた、すぱっとした結末の後味にも驚かされ、だから「浅草迄」なのかと、ちょっと興奮するくらいのたまらない小説だった。

 夜になると涼しくなった。夜に帰宅し、タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」 を聴いた。「常連さん」は田中康夫。市長選のあと、初めての出演だ。ラジオを聴きながら、23時過ぎには眠っていた。

2021年8月28日土曜日

8月28日土曜日/「ラフ&ミュージック」

◇ ラジオ・テレビ

 朝になるとようやく涼しくなるが、またすぐに、じわじわと暑くなってくる。昨夜、聴きながら眠ってしまった「問わず語りの神田伯山」を聴きなおすと、「タイタンシネマライブ」のエンディングトークで言っていたとおり、円楽が圓生を襲名したいと発言しているという話をしていた。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は能町みね子。横浜市長選に田中康夫が出ていたことに、ようやくこの番組で触れた。坪倉良和という候補が、我が家の坪倉の父だったとはぜんぜん知らなかった。

 ラジオを中断し、録画していたバラリンピックの開会式をようやく観る。番組表では、NHK総合はあいだにニュースが入ることになっていたので、Eテレの手話付きの放送を録画しておいた。パラリンピックならば、むしろこちらでいいだろう。ショーが始まると、はるな愛がいきなり映る。知らずに観ていたら驚きはあったかもしれない。NHKの解説では、はるな愛だという紹介はしていなかった。オリンピックの開会式とは違い、こちらは子どもっぽくなく、日本的な文化を過剰に押し出すようなところもない。選手入場のプラカードもマンガの吹き出しではなかった。放送の手話の担当者は、20分ずつくらいで交代していた。さすがに、3時間近い放送を、ひとりで手話をやり続けることはないか。手話の表現力というのはすごいもので、観ていると、かなりの運動量だと思った。こちらも1時間ほどで中断し、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は石戸諭。そのあとは、林真理子がゲストに登場し、「小説8050」の話をしていた。この小説には、「グッとラック!」に出演していた高橋弁護士が取材協力しているそうである。聴きそびれていた月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」もようやく聴いた。桂宮治がゲスト。「笑点」の新レギュラーは宮治だと思い、塙が電話をかけてきたという話。そういえば、本当は宮治がなるはずだったが、一夜にして三平に変わったという話を某師匠がしゃべっていたのを聴いたことがあるが、事実はどうなのだろうか。中田翔の移籍の話から、塙さんが、伸衛門、遊雀の話をふろうとするのにも笑った。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日もひどい暑さ。かつやの前を通ると、新しいフェア丼が始まっていて、思わず入ってしまった。塩カツ丼を食べる。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄り、西友のイタリアントマトに入り、しばらく読書をした。西友で買いものをして、夜に帰ってくる。日が落ちてもまだまだ暑く、帰宅するまでに汗をかいた。


◇ 対談

 アマゾンプライムで配信された、松本人志と庵野秀明の対談をようやく観た。1時間程度のものかと思っていたら、前後編に分かれていて、40分ずつもある。まず、前編。そういえば、監督は品川祐だった。松本と庵野は初対面。松本が 1963年生まれ、庵野が 1960年生まれ。世代が近く、特撮モノやテレビアニメの共通体験があるのだ。松本が「赤塚不二夫さんも確実に影響受けてますねえ」と、赤塚不二夫からの影響をはっきりと口にしたことは今まであっただろうか。「ウルトラマン」よりも「ウルトラセブン」派だという松本は、実相寺昭雄、金城哲夫のタッグについても言及する。しかし、こういう話になると、庵野秀明のほうが知識が正確だし、かなわない。「全員集合」はどうかというと、庵野は裏番組の「キカイダー」と「キューティーハニー」を観ていたのだという。松本が「エヴァンゲリオン」の映画をすべて映画館で観ているというのも意外だった。しかし、そのくらいでなければこの対談は受けないか。松本が枝雀について触れているところも気になったが、これは枝雀の著書を確認する必要があると思った。後編も続けて観ると、こちらでは、松本が谷崎潤一郎「春琴抄」の話をしていて、これにも驚いた。

◇ テレビ

 深夜0時近くから、録画していた「ラフ&ミュージック」を観始めた。5時間近い放送をまともに観るのはさすがにかったるく、ざっと早まわしで観ていくが、爆笑問題の出演を最初から予告していて、最後の最後まで引っぱっていた。爆笑問題の出演は、結局、いちばん最後になるが、しかし、爆笑問題と松本人志の共演は、単に珍しいと思うだけの視聴者が大半で、この共演は、たとえば、東京03と島田紳助が共演するくらいの事件なのだと理解している視聴者は少ないのではないだろうか。漫才は昨日の「タイタンシネマライブ」のネタとも重複し、昨日からネタのクオリティを心配していたが、案の定、がちゃがちゃの漫才になった。こういう漫才にはなんだか見覚えがあると思ったが、にゃん子・金魚の漫才みたいなのだ。いつにも増して変なテンションだったが、もしかすると、昨日からもうすでにおかしかったということだろうか。松本「ここの奥さんが俺のツイッターをフォローしてんのよ。意味もわからなくて。なんか、遠まわしに威嚇されてんのかな」 太田「威嚇したのはそっちでしょ」という一瞬のやりとりに興奮する。わずか4分弱の共演。そのほかでは、生電話のコーナーが面白かった。本田翼、山田孝之はともかく、蛍原徹、鶴瓶、ウッチャンに電話していくという流れ。深夜3時過ぎに眠ろうとするが、興奮してなかなか眠れなくなった。


 

2021年8月23日月曜日

8月23日月曜日/「竜とそばかすの姫」など




◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。昼食は新宿西口で、くじゃく茶屋という店に入り、ランチメニューのかつ煮定食を食べた。ご飯、味噌汁、漬けもの、味つけ海苔、サラダ、ドリンク付き。850円。正午前だったが、まだ空いている店でランチを食べるというのはなかなか贅沢なもんだ。席にはカーテンがあり、閉めると、ちょっとした個室のようにもなった。それから、ブックオフに寄り、220円の本を4冊買った。代々木に歩き、ブックオフにもう1店。こちらでは110円の文庫本を1冊だけ買った。小田急線の南新宿駅から、新百合ヶ丘に移動。映画を観たいと思っていたが、金の余裕があるわけでもなし、ほかにやるべきことの時間を考えると、迷っていたが、決められないまま、とりあえず、ブックオフには寄ろうと思い、新百合ヶ丘で降りてしまった。ベローチェに入り、アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べる。


◇ 映画

 かなり迷っていたが、新百合ヶ丘まできてしまったのだから、やっぱり映画を観てから帰ることに決めた。イオンシネマ新百合ヶ丘で、「竜とそばかすの姫」を観ていく。イオンシネマは月曜は1100円。座席はソーシャルディスタンス仕様だったが、けっこう埋まっていた。券売機の画面は、後方の席がまず映るようになっていて、前方はまだまだ空いていた。それより前には誰もいない、F列をとったが、すぐ後ろには客がいて、もう1列前にしてもよかった。今どきのシネコンは、前方の席でもだいたい観やすくなっていると思う。細田守監督作には、好きなものもあるが、ぜんぜん興味がもてないものもあり、今作は観なくてもいいかと思っていたが、主演が中村佳穂だとニュース番組で知り、そこで初めて、観てみたくなった。結論からいうと、序盤はとても面白そうだったが、面白さが持続せず、好きな作品とはならなかった。現代的すぎて、疲弊させられるような感じすらしたが、観ながら考えることはとても多かった。考えさせられはしたが、楽しませてはもらえなかった映画だ。すずが暮らす現実の場面には情緒があったが、仮想世界の場面になると、画面の美しさに圧倒されたのは最初だけで、あとは退屈してしまった。中村佳穂だから、歌の場面をもっと期待していたが、歌をアニメで表現することの難しさのほうを感じた。優れた歌声があっても、歌っている際の身体表現が充分でないという感じがする。あの歌を歌う人物は、もっと魅力的に映らなければおかしい、というのは、たとえば、AI美空ひばりにも感じることだ。事前に情報を入れず、中村佳穂以外の出演者はぜんぜん知らなかったのだが、エンドロールを見ると、芸能人も多く出ていた。なすなかにし、鬼越トマホークが出ていたようだが、笑わせる場面を作らないのはもったいない。この出演者を選びながら、どうしてこんなにユーモアがないのかと思う映画だった。

 

 映画のあと、オーパのブックオフに寄り、ここでは3冊買った。ツイッターから新規感染者数の確認をすると、東京は 2447人、神奈川は 2579人となり、ついに神奈川が東京をうわまわった。20時半頃に帰宅し、帰宅してから気がついたが、どうやら、映画館の座席にペットボトルを置きっぱなしにしてきてしまった。こんなことは初めてだ。いよいよ注意力がだめなのか。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。あばれる君がゲスト。高田先生のテンポに食らいついていく、反射神経、胆力はさすがで、このひとが売れているのも納得する。聴きそこねていた一昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」の後半を聴くと、こちらは、Mr.マリックがゲスト。ふじいあきらがマリックのもとで勉強していたというのは知らなかった。マギー司郎とは、素人時代から、お互いに本名でコンテストに出ていたころから知る間柄だそうで、マギー司郎のテクニックはたしかであり、「お笑いスター誕生」ではこんなマジックをやっていたなど、マリックはマギー司郎のことをそこまでしっかりと知っていたのだ。

 NHKのサイトで、横浜市長選の得票数を改めて確認し、区ごとの得票数を見てみると、田中康夫が林文子に勝っている区がけっこうある。鶴見区、神奈川区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、瀬谷区では田中康夫は3位。青葉区なんかは、2位の小此木八郎にかなり迫っている。青葉区では、林文子は松沢成文にも負けていて、とにかく弱い。

 Spotify で、「竜とそばかすの姫」のサントラを聴きながら、23時過ぎには眠った。

2021年8月22日日曜日

8月22日日曜日/横浜市長が決まる

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めて、録画していた昨夜の「お笑い向上委員会」を観た。蛍原、フジモンが出ていたが、もちろん、解散発表よりも前の収録だろう。大竹しのぶが出ていたオリンピック閉会式の話、それから、もう中学生、あばれる君、ホリケンのラップバトルがあり、ぽんぽこの高木ひとみ〇、ジョイマン高木の活躍もあった。ある種、現実から少し遊離したところにいるような人物たちの世界で、さんま好みの笑いはどうもこういうところに発生する。

 日曜はいつも「サンジャポ」と「ワイドナショー」を録画しているが、今日はまず、「ワイドナショー」の雨上がり決死隊解散の話題を優先して観た。東野はあの配信の出演者であり、関係の深い松本の発言もどうしても気になる。この番組では、「解散報告会」の実際の映像も使用していた。局は違っても、吉本の関係があるからだろうか。それから、「サンジャポ」を観ると、爆笑問題はふたりとも、雨上がりの解散にはかなりドライな反応だった。太田は「ただの漫才師の解散」と言う。田中は、一緒に活動はしていなくても解散はしていない、ホンジャマカやTake2の例を挙げた。しかし、ふたりとも、あの2時間弱の配信はどのくらい観たのだろうか。テレビだけでなく、タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」も聴いたが、オープニングはやっぱり、雨上がり解散の話題になっていた。淳は、自分の相方が宮迫でも解散するという言いかたをしていた。

 13時からは「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台ゲストには、横山剣さんが登場した。カバーアルバムのプロモーションだが、この番組には二度目の登場だ。爆笑問題のふたりはクレイジーケンバンドのことはそんなに知らないんじゃないかと思うが、爆笑問題と IKURAさんとの関係性もあり、会話はずっと可笑しかった。剣さんの純粋さ、子どもっぽさ、適当さを、太田が指摘していた。

◇ 市長選

 15時前、近所の郵便ポストに投函に行くついでに、小学校で、市長選の投票も済ませてくる。そういえば、コロナ禍での選挙は初めてということになるのか。入り口で手指を消毒し、使い捨ての鉛筆を自分でとる。15時というきりのいい時間だったせいか、けっこう混んでいた。NHKの出口調査がきていたが、出口も混み合っていて、ほかのひとが訊かれている横をすいすい通り、すぐに帰宅した。

 夜にまた、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってきて、20時過ぎに、ツイッターからニュースを確認すると、山中竹春が当選との速報が出ていた。てっきり、小此木八郎が当選すると思っていたから、この結果には驚いた。48歳、いちばんの素人が勝ってしまった。菅首相推薦の小此木、現職の林文子が負け、現状の否定がはっきりと表れたという意味では愉快な結果になったが、山中竹春個人の能力は大丈夫なのだろうか。得票数は、開票速報を見るかぎりではほぼダブルスコアだ。田中康夫は4位で、3位の林文子にかなり迫っていた。

◇ 読書

 昨日から読み始めていた、橋本治「そして、みんなバカになった」を読み終えた。2020年刊、河出新書。橋本治の文章は、自分にはかなりわかりにくいところが多いのだが、これはインタビューを集めた本で、だいぶ読みやすかった。いちばん古いものは 2004年、いちばんあとのものでは 2017年のインタビューが収録されている。付箋を貼った箇所をいくつか引用。「だからパソコンを大人は覚えられないけど、子供がさっさと使っちゃうという、大人と子供が逆転した時代ってあるじゃないですか。すでに戦後はそうなるように運命付けられているんです。大人は知らない。知らない点においては、大人も子供も同じスタートラインに立っていて、知らないものをマスターするんだったら子供のほうが早いという。それでどんどん文化が低年齢化していくんです。」(2017年・P41) 「豊かになっていくというプロセスと、バカになっていくというプロセスはほぼ同じですよね。ただ、バブル以後、豊かになっていくというプロセスがなくなってしまったからバカになっていくという方面ばかりが目立つようになったんじゃないですか。」(2017年・P54) 「今の世の中というのは、いろいろと面倒だと思うんですよ。何かを言えば誰かが抗議の声をあげるものだから、それを避けようとして、すごく慎重に迂回して言う風潮になった。民主主義が進むと逆になにも言えなくなる。これは民主主義の最大の弊害だと思いますよ。建設的な意見は出てこなくて否定的な意見ばかりが出てくるという。」(2011年・P190)

 タイムフリーで、昨夜の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴くと、スモーキーテツニが濃厚接触者になったということで、剣さんひとりの放送になっていた。「剣さん、イイネ!」のコーナーには、大江千里が出演した。(このコーナーはコメントだけの出演で、会話があるわけではない。) 大江千里のコメントのあと、1984年、ダックテイルズ時代に、大阪の「ヤングタウン」で大江千里と共演していると剣さんは語る。紳助竜介が司会で、西川のりおも出演し、そのときのダックテイルズのバックダンサーを大西ユカリが務めたそうだ。

2021年8月19日木曜日

8月19日木曜日/田中康夫の演説を聴く

◇ ラジオ・雑誌

 今朝もまず、ブログの更新をひとつ。それから、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」を聴いていく。今週はナイツが夏休みで、月曜の代打はニッチェ、火曜は中川家、水曜は三四郎が務めた。(パートナーは通常どおり) まずは、火曜の中川家の日から聴いておきたかった。オープニング、10分ぐらいしてから、雨上がり決死隊の解散に触れる。解散報道が流れたのはこの日の朝だ。礼二には、前日に蛍原から電話があったという。「ハリガネロックが解散したときよりショックやなあ」と剛。オープニングのあとにはもう、ゲストのU字工事が登場した。11時半からは「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。こちらもナイツはお休みで、代わりに、高田先生と清水ミチコのコンビ。昨日、クドカンの舞台の客席でちょうど一緒だったという話から、清水ミチコの伊丹十三賞受賞についてもしゃべる。普段のナイツの日に比べて、すさまじいテンポの掛け合いに何度も声を出して笑った。13時からの「ザ・ラジオショー」は、今日はハリセンボンがコンビで登場。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。読みそびれていた「週刊現代」の「熱討スタジアム」は、今週は「『ゆきゆきて、神軍』を語ろう」というテーマで、原一男、寺脇研、安田浩一が鼎談している。安田「撮影している原監督は、奥崎が相手を殴り始めても止めに入りませんが、取材者としてあえてそうしたのでしょうか。」  原「いえ、むしろ竦み上がってしまって、どうすればいいかわからない、という状態でした。」 奥崎が刑務官を怒鳴りつける場面では、奥崎に「原さん、いまの私の演技、どうでしたか?」と言われたという。

 午後から、まずはヤマトの営業所まで。風が強く、髪がすぐにぐちゃぐちゃになった。二俣川に出て、横浜に移動する。相鉄線の改札から、JR横浜タワーを通り抜け、鶴屋町のほうまで出る。建物内だけを通り、鶴屋町まで歩ける、このルートを通ってみたのは初めてだ。それから、東神奈川まで歩いていく。日陰が多く、風も強いため、歩いていても意外と暑くはなかった。



◇ 市長選

 田中康夫の演説をどこかで聴いておきたいと思い、ツイッターで調べていたら、今日、16時から東神奈川で行われるとわかった。明日は自由が利きそうになく、行くなら今日がいいだろうと思った。15時15分には東神奈川に着いてしまい、まだだいぶ早かったが、東神奈川に着くと、やはり市長選候補の、山中竹春のスタッフがビラを配っている。演説の声が聞こえ、どこにいるのかと思えば、イオンの前にぽつんと立っているひとがいる。しかし、このひとは山中竹春本人ではなく、このあと、15時半から演説があると告知をしているスタッフだった。先になにか食べておこうと、隆昌飯店という店に入り、中華風焼き鶏肉のセットを食べた。スープ、冷奴、漬けもの、杏仁豆腐がつき、700円。16時10分前になり、店を出ると、山中竹春が演説をまだやっていて、少し聴こうと思い、近づいたら終わってしまった。聴衆がまるで集まっていなかったが、一応、林文子、小此木八郎、山中竹春の三候補の戦いと言われているのではないのか。市長選はここまで盛りあがっていないのだろうか。





 しかし、16時になっても田中康夫は現れず、駅の反対側にも行ってみたが、こちらにもいない。ツイッターをこまめに見て情報を得ていたが、7分が過ぎたあたりで、田中康夫の事務所がツイートをしていて、イオン前で演説予定だと場所は判明した。風が強いので、イオンのなかで待機する。階段のガラス窓から、ちょうどいい具合に外が見えていたが、待っているのも疲れるものだ。16時半を過ぎ、ようやく田中康夫の選挙カーが現れ、それを確認してから、イオンの外に出ると、田中康夫本人が出て、チラシを配っている。聴衆が集まっている、その輪の外のほうにどんどん配りに行ってしまうのを追いかけて、本人から一枚いただいた。さっきの山中竹春と同じ場所で、山中の直後に演説する予定だったが、こういうのはお互いにすり合わせなどはないものか。山中は選挙カーの上に乗って演説をしていたが、田中康夫はそもそもクルマがそういう構造ではなく、クルマの前で、壇もなにもなく、ただ立って演説を始めた。エンジ色のポロシャツ、マスクをして、コード付きのハンドマイクを握っている。聴衆に若い父母が多いと判断したのか、中学給食の問題から語り始めた。それから、保留児童の問題を語る。田中康夫は扇動的なところがまったくない口調で、穏やかに、理路整然と語っていく。意気込みだけの演説ではないのが、まずよかった。こんな選挙演説は見たことがないと思うような演説だが、普通は、なにかを伝えようとすれば、このような口調になるはずだ。おそらく、ほかのどの候補者よりも、田中康夫は話が上手い。最初に配られたチラシには「12の取り組み」が書かれていて、すべてには触れられなかったが、それを順々に説明していった。旧市庁舎売却の件は今まで知らず、これは特に関心をもった。上瀬谷跡地をレスキュー拠点にするなど、面白い提案があり、カジノとコロナというウケがいい話だけではなく、そのほかの問題点を多く示してもらえただけでも、この演説を聴いた価値はあった。カジノについても、空気を読むような話ではなく、地域経済に利益をもたらさないという観点から否定している。横浜市民として、感銘を受ける話がいくつもあったが、しかし、同時に、こんなに冷静な演説をしていて勝てるのだろうかという気もした。拍手が起きそうになっても、馴れ合いに思われることを避け、拒否するような態度を示す。演説中、田中康夫の目の前を、そこが通り道だからしかたないのだが、自転車が何台も横切っていった。振り向くことはせずに聴いていたが、自分の後ろにはどのくらいの聴衆がいただろうか。演説は1時間ほど続いた。まるで退屈することのない、いい演説だった。最後にまた、知り合いに配ってくださいといってチラシを配ってまわり、スタッフのひとから、もう数枚もらった。






 歩道橋に登り、東神奈川駅に向かうと、乗降客がだいぶ多い時間になっていた。駅の東側に出て、横浜駅まではまた歩いて戻る。ポートサイド地区を抜け、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休みしてから帰る。ツイッターから新規感染者数の確認をすると、東京は 5534人に。神奈川は 2340人。埼玉もついに二千人を超え、2170人に。




◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していた昨夜の「お笑い実力刃」を観た。「ものまね実力刃SP」と題し、ミラクルひかる、原口あきまさ、ホリという3名が出演。それぞれのネタに加え、3人での即興コントという企画もあった。ものまねは、顔から入るのか、声から入るのかという視聴者からの質問に、ミラクルひかるがクセから入ると答えていたのは面白かった。そのほか、いわゆる「お笑い芸人」と「ものまね芸人」の違いについてのトークも興味深く、しかし、「芸人=お笑い芸人」だと、プロたちもそう思っているのは奇妙だ。昨夜の「あちこちオードリー」は、キャイ~ンと坂下千里子がゲスト。坂下千里子ってひとも、ほぼ同世代だけど、ぜんぜん老けないひとだ。キャイ~ンが「生ダラ」のお笑いコンテストで注目を集めたというのは知らない話だった。南原をいじりまくる天野にも笑った。そして次週は、ついに古舘伊知郎がこの番組に登場する。深夜0時半頃に眠る。

2021年7月6日火曜日

7月6日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(12)

◇ 雑誌・テレビ

 朝っぱらから、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「週刊朝日」の亀和田武の「マガジンの虎」で、上白石萌音が表紙の「ミュージック・マガジン」をとりあげていたが、「昭和歌謡という言葉を耳にするようになって、もう10年以上はたつ。」というのは話が大雑把すぎるんじゃないか。クレイジーケンバンドを追いかけていたからわかるが、20年は経とうとしているはずだ。(たとえば、「クイック・ジャパン」で、初めてクレイジーケンバンドが特集された号は 2001年刊。) 「SPA!」の渋谷直角の連載マンガは、主人公が「ルー大柴のお笑いダイナマイトショー」に出演し、キャイ~ンに出会った話が描かれていた。いつも不思議に思うが、このマンガはどこまでが事実なのだろうか。「伊集院光とらじおと」を途中からつけると、ゲストが本谷有希子で、これは聴く。ツイッターでニュースをチェックすると、なんと、田中康夫が横浜市長選に出馬の意向と。

 録画していた今日の「徹子の部屋」を観ると、また追悼特集で、今回は、なかにし礼、鈴木登紀子、綿引勝彦、小野清子の4名をとりあげていて、なかにし礼と綿引勝彦のところだけを観た。綿引勝彦が亡くなっていたというのがどうも記憶になかったが、確認してみると、昨年末に亡くなっていたのだ。すると、昨年は、「天までとどけ」の母と父が立て続けに亡くなったということか。続けて、日曜に放送された「週刊さんまとマツコ」も観た。たつき諒の「私が見た未来」というマンガに予言が描かれているというので、都市伝説のスペシャリストだという YouTuber が出演し、予言の解釈をしていた。富士山の噴火が今年の8月なのではないかと予測していたが、とかくコンプライアンスのうるさい世の中だというのに、どういうわけかこういうものは未だに平気で放送される。いや、規制を望む気もないのだが、なにか変な気がする。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日も雨降りで、家を出るときには止んでいたが、一応、傘はもっていく。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄ってから、ドトールに。クイニーアマンを食べたかったが、売り切れていたので、アイスコーヒーのみ。小銭を使わずに済んだ。しばらく読書をして、ライフに寄り、買いものしてから帰る。ライフでトイレに入り、ふと鏡を見ると、白髪が目立っていてぎょっとする。ずっと、実年齢よりも若く見られる人生だが、ずいぶん老けたと思う瞬間はやっぱりある。1年後は、いったいどんな顔になっているか。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」をまだ読んでいて、いよいよ後半に進んだ。後半は「日本の喜劇人2」となっているが、これは、新潮文庫版では「喜劇人に花束を」というタイトルで出ているもので、「日本の喜劇人」は何度か読みなおしたが、「喜劇人に花束を」は一度読んだっきり。そもそも、これが「日本の喜劇人2」だったとは、今回初めてわかり、いったいいつの段階でそうなったのか。そもそも、単行本刊行時には「植木等と藤山寛美」というタイトルだったものに、伊東四朗の章を加え、文庫化したのが「喜劇人に花束を」なのだが、植木等、藤山寛美、伊東四朗というこの組み合わせも妙で、「日本の喜劇人」とはまったく別の本としか思っていなかった。しかし、「2」だというから、まずは第一部、植木等の章を読む。最後に、八十歳で死去の一文が加えられていたが、「喜劇人に花束を」からはおおむね変更はなさそうだ。読みなおしてみると、やっぱり、「日本の喜劇人」とは感触の違う読みものだと思った。評論的な面よりも、より観察者であり、証言者であり、ドキュメンタリー的になっている。「テレビの黄金時代」に書かれていたこととも、かなり重複しているんじゃないだろうか。改めて勉強になったのは、「ニッポン無責任時代」が公開された1962年は、アンチヒーローの当たり年であったということ。座頭市シリーズがあり、「椿三十郎」があり、前年には「用心棒」があった。それに加えて、1964、65年になると、高度経済成長からは落ちこぼれた無数の大衆が、東映のやくざ映画やクレイジー映画を愛好していたというわけだ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「うたコン」を観た。加山雄三特集だというので、ひさしぶりに録画しておいた。谷原章介の司会を改めて観ると、中身の見えないひとである。中身が見えないのか、あるいは、中身を見せないのか。「バナナサンド」の特番も、所ジョージがゲストなので録画しておいたが、こちらはまったく観るべきところのない2時間だった。タイムフリーでラジオも。昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、コウメ太夫がゲスト。梅沢富美男劇団在籍時に、歌を出さないかという話もあったくらいに、じつは歌が上手いらしい。ダンスの能力も高く、つねに自信なさげな佇まいでいるひとだが、潜在能力はまだまだこんなものではないんじゃないのか。深夜1時からはオンタイムのラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...