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2022年2月16日水曜日

2月16日水曜日/渋谷・伊勢佐木町に


◇ 渋谷・表参道

 3時間ほど眠り、早朝に目覚めるが、うっかり眠りなおしてしまい、まるで時間がなくなった。のどのかゆみが続き、風邪薬を飲んでおく。今日も朝から都内に。横浜から東横線で渋谷に出て、ミヤシタパーク前の地上に出ると、前方から、ズボンをひざまでずり降ろした男がよたよたと横断歩道を歩いてくる。なんだこの男はと思って見ていると、信号は点滅していたが、その男は横断歩道を渡りきると、すぐ目の前で前のめりに倒れてしまった。怪しんで見ていたので、つい後ずさりしてしまう。横断歩道だから、信号待ちのひとがすぐに増えていくが、その瞬間にはそばにいるのは自分だけだった。倒れた男は、ズボンがずり落ちているさまは上着に隠れて見えなくなっていた。信号待ちをしていたスケボーの兄ちゃんが、倒れている男に気がつき、様子を見ていて、少しするとからだを抱えあげてやった。感心な若者だと思うと同時に、ただ見ていた自分を反省したくなった。倒れた男は、よく見ると老人のようだった。

 明治通りを原宿方面に進み、旧渋谷川遊歩道路を歩いた。それから、表参道まで行くことになり、ふと、山陽堂書店にひさしぶりに寄ってみた。たまに目の前を通ることはあっても、下手をすると、二十年以上は店内には入ってなかったかもしれない。こじんまりとした店内に、きれいに本が並べてある。3階がギャラリーになっていることも記憶になかった。青山通りを渋谷方面に戻り、中村書店も覗いていくが、なにも買わない。正午を過ぎ、宮益坂の大衆酒場たつろーという店に入り、ランチメニューの牛スジカレーを食べた。890円。大盛り無料だったが、メニューには七分盛りもあり、よっぽど多いのではと思い、普通盛りにしてもらったが、特に多いということはなく、だったら大盛りでもよかった。




 渋谷駅の地下を通り抜け、センター街に出て、まんだらけに寄っていく。階段の百均から、ハライチ岩井のエッセイを見つけた。しかし、眠気がひどく、とりあえず、渋谷を抜け出したくなる。東横線の各停に乗り、横浜までぐったりと眠りながら戻ってくる。さて、どうしようかと迷いながら、とりあえず、有隣堂に寄り、それから、地上に出て、ビブレのブックオフにも寄る。まるで買うものなしかと、あきらめかけたところで、110円の文庫本でいいものを見つけた。この1冊だけ、アプリのクーポンを使い、10円で買っていく。


◇ 日ノ出町・伊勢佐木町

 夜に映画を観るつもりで、横浜から、京浜急行で日ノ出町に移動する。映画まではまだまだ時間があり、カラオケに行ってしまおうと思い立った。今年に入って初めてなだけでなく、かなりひさしぶりだ。野毛のカラオケ館で、ひとりカラオケ、1時間半。この機にカラオケ館のアプリをインストールし、会員料金で利用する。ドリンクがやってきてから歌い始めようと思っていると、待てど暮らせどドリンクがこない。あまりにも遅いのでフロントに電話を入れると、20分経ってからようやくやってきた。部屋にコンセントがあり、スマホの充電もしておこうとすると、どういうわけか電気が通っていない。どういうことなんだ。ひさしぶりのカラオケはやはり体力的にきびしいのか、4曲目でもう息切れする。普段は大声を出すことのない生活だ。体力維持のために、ひとりカラオケを習慣にすべきかもしれない。

 イセザキモールに出て、こちらでも有隣堂を覗き、それから、ベローチェに入り、ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。注文するときに、もう声が出ない。ここでようやく、スマホの充電をする。部屋から見つけた、「ユリイカ」2004年8月号を今日はカバンに入れてきた。「文学賞AtoZ」という特集が今さらながら気になり、読んでおきたくなった。どういう特集なのか、今まで確かめもしなかったが、島田雅彦、豊崎由美、大森望が選考委員となり、「Z文学賞」というのを選ぶ座談会が掲載されている。こんな賞の存在は、これを開いてみるまでぜんぜん知らなかった。この1回だけで終わってしまったのだろうか。ベローチェには3時間も長居し、それでもまだ映画の時間にはならず、ブックオフに寄り、上階からゆっくりとまわっていく。いつもは見ない児童書の棚から、岩波少年文庫の「ドン・キホーテ」を110円で見つける。そのほか、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を3冊買っていく。これでようやく時間になり、イセザキモールを黄金町方面に歩き、まいばすけっとに寄り、パンをひとつ買い、寒いなか、歩きながら食べた。


◇ 映画

 シネマジャック&ベティで、「声もなく」という映画を観た。21時20分の回。3列目の席に座った。映画はいつも、事前にほとんど情報を入れずに観るのだが、映画が始まってからだいぶ経ったあたりで、主人公がぜんぜんしゃべらないことに気がつき、それで「声もなく」というわけかとわかった。この映画をなぜ観ようと思ったのかも忘れてしまったが、宣伝がそうなっているのか、もっと繊細な映画を想像していたが、乱暴なところもあり、「ソナチネ」のような気分があると思った。主人公の俳優は「バーニング 劇場版」で観ているはずだが、雰囲気がだいぶ違っていた。「イカゲーム」に出ていた俳優も登場した。


 黄金町から京浜急行で帰り、深夜0時前に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。放送されたばかりの「あちこちオードリー」は、今週も若林が不在で、板倉が代役を務める。ゲストは、狩野英孝と銀シャリ。「水曜日のダウンタウン」は、チョウチンアンコウの罠を人間に仕掛けるドッキリがくだらなくて笑ったが、輪ゴムで顔を変形させ、その人物が誰かを当てるクイズはちょっと痛々しかった。ハッピーサプライズにウレションしてしまうドッキリでは、フワちゃんの対応が優しい。Netflix で「全裸監督」も続けて観ているが、シーズン2では、村西とおるのろくでもなさも描かれている。6話まで観たが、このあとはどうなるだろう。深夜3時頃に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...