◇ テレビ・ラジオ
早朝に目覚めてしまい、ブログの更新をひとつ。SNSから、キダ・タローの訃報を知る。昨夜遅くに出ていた訃報を朝になるまで知らなかった。関東の人間にとっては、関西人にとってのキダ・タローとはまた違うニュアンスがあって、関東の視聴者だった自分はキダ・タローをいつどこで認識したのかというと、テレビ東京の「全日本そっくり大賞」の審査員だったような気がする。山田邦子と谷隼人が司会、審査員には、キダ・タロー、なぎら健壱、桜金造、京本政樹らが並んでいた。あの番組はテリー伊藤が演出だったのだろう。
録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」はスタジオに今田耕司がひさしぶりに登場、そのほか、ゆうちゃみ、せいや、ヒコロヒーが並ぶ。今回は「怪しい高額報酬バイト引き受けたが最後 どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説」という大作が放送される。アントニー、東ブクロ、永野が仕掛け人となり、はまやねん、ひょうろく、本多スイミングスクールが仕掛けられる。まるで、薬物の運び屋、臓器売買、人身売買かと思わされるように、それぞれ手が込んだ演出がされているのもさることながら、終盤になり、本多スイミングスクールがたどりついた港に、同時進行で仕掛けられていた本間キッドが合流する場面などはこの番組ならではの迫力だ。
今朝の「虎に翼」に登場した寅子のお見合い相手の写真がななまがり森下そっくり。案の定、エックスでも話題になっていたようだ。この俳優、誰だかわからないが、この写真出演だけで終わりなんだろうか。お見合いを断られた寅子は仲野太賀とくっついた。素晴らしい筋書き。今日の「徹子の部屋」は川栄李奈が初出演。2児の母だというと、徹子さんがとてもびっくりしていた。
午後はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」を途中からつけた。14時台ゲストはガクテンソク。今週は「THE SECOND」のファイナリストたちが出演している。ガクテンソクは予選でマシンガンズと2年連続で対戦し、去年の雪辱を今年に晴らしたかたちだ。1対1のタイマン形式はいじり合いのライブ感が醍醐味で、先行のマシンガンズはネタの大半をガクテンソクをいじる時間に費やしたが、それをガクテンソクがいじり返し、それが大いにウケたということだったようだ。「M-1」と「THE SECOND」の違いについて、「M-1」に出ている世代はネタを仕上げがちだが、「THE SECOND」はネタ時間が長いから仕上げたネタでは苦しいという話をしていた。
◇ みなとみらい
午後から外出。パーカーを着て出たら、外に出てみると日差しがけっこう強い。横浜に出て、東口のポルタ、八角に入り、ミニカレーセットを食べた。810円。日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出ると、歩道橋がグランモールまでつながったからとても楽だ。MMテラスの前までくると、建物の外が白い壁で囲われている。サンマルクカフェがいつの間にか閉店してしまったようだ。ここのサンマルクカフェは、一時期、ずいぶんよく利用していた記憶があるが、なぜだったのかが思い出せない。壁には、コメダ珈琲の求人募集の貼り紙がしてあった。
クイーンズスクエアのベローチェに入り、ひと休み。読書をするが、眠くなり、タイムフリーで「伊集院光のちょいタネ」を聴いた。今週のテーマは「方言あれこれ」。パートナーは熊谷実帆アナが初登場。秋田出身の熊谷アナに合わせ、初日の月曜に読まれたメールは秋田の方言ばかりだった。
ランドマークプラザのくまざわ書店に寄り、上階に新しくできた「OTABISHO」という能楽堂のショップも少し覗いてから、ランドマークホールに向かう。
◇ 狂言
ランドマークホールで行われるのは、横浜能楽堂が主催の「ランドマーク狂言」という公演。横浜能楽堂が休館中のため、そのあいだは市内のあちこちでこのような公演が行われていくということらしい。19時開演、15分前に入場。スマホからQRコードを出し、入り口で読んでもらう。自由席なのを忘れていてのんびりしていたら、前方の席はおおむね埋まってしまっていた。やや後ろの席に座るが、後方の席には関係者らしき背広姿の人間が多い。今日は二千円という破格の公演だが、上演時間は1時間程度という短さだ。19時に開演すると、まずは野村万之丞が登場し、ミニレクチャーの時間があった。これは普及公演の「横浜狂言堂」でも行われていた。休憩を挟み、後半に狂言を1本、「蝸牛」が演じられる。シテは野村万蔵、アドは河野佑紀、小アドは野村拳之介。しかし、額縁舞台で観る狂言はどうも感じが出ない。後方の席からでは、はるか遠くの出来事のようだ。
みなとみらいを歩き、わざわざ遠まわりして、平沼のブックオフに寄ってから帰る。しかし、たいした本はなく、110円の文庫本を1冊だけ、クーポンを使い、10円をポイント払いで買っていく
◇ 読書・テレビ
帰りの電車内で、図書館で借りている伊集院光「名著の話 芭蕉も僕も盛っている」を読み終えた。2023年刊、KADOKAWA。伊集院が「100分 de 名著」で出会った本について、その解説者と再会して語り合うという企画の第2弾。今回は、松尾芭蕉「おくのほそ道」、デフォー「ペストの記憶」、コッローディ「ピノッキオの冒険」という3冊が選ばれている。読む前はこの3人の作家のなかでは芭蕉に関心があったが、ここで初めて詳しく知ったデフォー、コッローディの人物がとても面白い。日記を書くものとしては、デフォーの形式リアリズムには共感したくなる。公的なことも私的なことも「全部入り」にして書いた、その混沌とした書きかたを夏目漱石は批判していたそうだが、その「ごった煮状態がこの本の面白さだ」と、伊集院はそこに独特の迫力を感じている。あるいは、書き手としては売れるためならばなんでもしたという、今ならば、炎上系YouTuber のような作家でもあった。コッローディもめちゃくちゃなひとで、もともとは児童向け教科書の書き手だったが、ギャンブル依存症のために破産し、そこに童話の連載依頼があって書かれたのが「ピノッキオの冒険」だった。だから、「ピノッキオの冒険」にはやけくそなテンションの面白さがあるというわけだ。ところが、借金返済のために書いていたのが完済してしまうと、もう続ける必要がなくなったから、ピノッキオを強引に死なせて物語を終わらせようとしたという。
夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「アメトーーク!」は「バイク芸人」。地下駐車場からスタートし、草彅剛が冒頭から登場した。そういえば、「古着大好き芸人」のときに出演できなかったんだっけ。ケンドーコバヤシ、くっきー、チュートリアル福田、スピードワゴン井戸田、ダイアンユースケ、ハナコ岡部というメンバー。冒頭だけ観てやめようかと思っていたが、意外と興味が出て、ずるずると観てしまう。
観そびれていた「だれか to なかい」の4月21日の放送はタカアンドトシとダイアンがゲストだった。まずはタカアンドトシが登場。タカトシと中居は「いいとも」で共演していたんだ。あとからダイアンが登場。ダイアンとタカトシは同学年なのだが、タカトシは結成がずいぶん早かったんだな。ムロツヨシが言うには、役者の世界の上下関係は年齢だっていうんだけど本当かいな。番組終盤になり、この4人に会いたいというゲストがさらに登場する。誰かと思えば、初恋タローだって。さらにもうひとり、ライス関町も登場。たいして驚くような話もなく、この回は保存はしなくていい。