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2023年12月1日金曜日

12月1日金曜日/「首」という怪作

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 昨夜はよく眠れた。朝、遅めに起きあがり、まず、ブログを更新しようとするが、書きあげられずに途中まで。ブログを書く時間がちっとも作れず、どういうわけだか、つねに時間のなさを感じている。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」では、菊地凛子の「別れのブルース」を聴けた。水曜に放送された「週刊ナイナイミュージック」は、初回のサザン以来、ライブ潜入取材の第2弾として、ユーミンの50周年記念コンサートをナイナイが取材する。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。畑正憲、水木一郎、佐藤蛾次郎、もんたよしのり、ダークダックス遠山一の過去の出演回の映像が流れる。楽天マガジンでは、「GQ」の「MEN OF THE YEAR」に選ばれた新しい学校のリーダーズとヒコロヒーのインタビューを読んだ。

 スレッズから、山田太一の訃報を目にして驚いた。89歳。今朝には出ていた訃報だが、午後まで知らなかった。スレッズはついに検索可能となり、いずれはそうなるとは予告もされていたとは思うが、これでもう、エゴサーチと無縁の世界は終わりか。しかし、それでも、ツイッターだけの空気に支配されるよりかは2大SNS時代のほうが望ましいだろう。

 午後から外出。平沼橋に出て、紅葉坂まで歩いていく。歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。磯山さやかが「爆笑問題の日曜サンデー」に出ていたのを聴きそこねてしまったが、そこで言っていたのか、小林稔侍のファンなんだそうで、それを知った高田先生が小林稔侍作品のベスト3を言わせる流れに笑う。


 紅葉坂まで歩いたのは図書館に寄りたかったからで、県立図書館、野毛山の中央図書館と順に寄っていく。そのあとは桜木町駅まで歩き、川村屋に入り、あじ天そばを食べた。510円。とり肉そばを食べたいのだが、とり肉そばはいつも人気で売り切れている。

◇ 映画

 横浜ブルク13 にて、ついに「首」を観る。17時40分の回。待ちに待った北野映画最新作であるから、ここはもう奮発して、IMAXで観ることにした。「首」はまず、初期作を別にすれば、オフィス北野のKマークが出ない初めての北野映画なのだが、それだけに、序盤のシーンに柳憂怜がいるのを見つけたのは嬉しくなった。キャスト的には過去の北野映画とつながっているかのようで、勝村政信と寺島進の共演にもやっぱり強い嬉しさがあったが、それと同時に、大杉漣の不在も感じずにはいられない。しかし、柳憂怜などは見せ場があるわけでもなく、その他大勢のように映っているだけで、画面は流れるように移動してしまうので、よく観ていないとわからない。ほかの俳優に対してもやはり、北野映画にはひんやりとした距離感がある。同じく、北野映画の常連俳優たち、日野陽仁、芦川誠、お宮の松の出演場面をきちんと観逃さなかった自分を褒めてやりたくなったが、エンドクレジットを見て、ああこんなひとも出ていたのかとわからなかったひともけっこういた。劇団ひとりに気がつけなかったのは悔しいところだ。この映画は一時はお蔵入りかとも言われ、公開をずいぶん待たされ、6年ぶりの新作公開となったが、原作小説は前作が公開された2年後には出版されていた。(この公開を待たされる期間に、たけしは小説を書きまくることになるという副産物もあった。)北野映画としては初めて、映画を観る前に原作小説を読んでいたのだが、その時点では配役はわからなかったが、秀吉のセリフにたけし本人の心情が表れているのではと感じられる箇所があった。そこに表れていたのは天下獲りのむなしさだ。戦国時代の天下獲りの物語を、芸能界で実際に天下を獲ってみせた人物が描いているという、こんな構造の作品はたけし以外には作り得ないものだ。ある面では黒澤明に挑んだようなスケールの、時代劇版「アウトレイジ」のような娯楽作品に見えつつ、極めてパーソナルな映画ともいえる。ただひたすら、天下獲りのむなしさを描いた映画のように感じられる。今年のベストワンというような性質の映画ではないんだけど、北野映画史的には重要といっていいのではないか。近年は「アウトレイジ」シリーズが北野映画のイメージとして広まっている感があるが、個人的には「アウトレイジ」シリーズよりも「首」のほうによっぽど血が騒ぐ。一筋縄ではいかない作品だろう。



 映画館の向かいのサンマルクカフェに入り、ブレンドとチョコクロを食べる。インスタに投稿。帰りの電車内では、スレッズに投稿した。映画を観終わり、2時間ぐらい経ってもまだ「首」の興奮が続いていて、「首」のことを考え続けてしまう。これは怪作としか言いようがない。

 深夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。NHKの「ニュース7」と、それから、「ミュージックステーション」をざっと早送りで観る。この番組は今や1時間の通常回のほうが珍しいくらいだ。Vaundy が初登場だったが、スタジオではなく、ライブ中の横浜アリーナから生中継での登場だった。GLIM SPANKY はユーミンの「真夏の夜の夢」のカバーを披露し、ユーミンがVTR出演した。ユーミンもこの番組には初登場だそうで、タモリとの初対面はおよそ50年前、その初対面のときかはわからないが、1985年の「週刊平凡」の対談記事の誌面が画面に出された。

2023年10月8日日曜日

10月8日日曜日/再び人間国宝

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「NHK短歌」は10月の2週目、ゲストは井上咲楽。伊集院光と佐久間宣行の「勝手にテレ東批評」は、昨日からレギュラー放送が始まる。1回目のゲストはノブコブ吉村。佐久間は女子アナを「お前」と呼ぶタイプの男。ここで語られていた的場浩司のパンの番組は実際に観たが、面白そうで面白くない番組だった。この「勝手にテレ東批評」ではその面白そうな部分が語られている。

 昨夜の「ぴったりにちようチャップリン」は「新しいお笑いのリーダーズ VS 伝統的お笑いのベテランズ」という特集。ツンツクツン万博、ななめ45°、徳原旅行、おしみん守谷(おしみんまる&守谷日和)が出演した。おしみん守谷がやっていた早口言葉のコントを観て、内村が「「お笑いスター誕生!!」でこういうひとたちいたなあ」と懐かしがっていたのは、おそらく、コントらぶこ~るのことだ。

 先週土曜の「さまぁ~ずのさまラジ」は伊集院光がゲストだったのに聴き逃してしまい、これは YouTube で探して聴いた。昨日の「木梨の会」は、Spotify のポッドキャストで聴く。誰が登場するかわからない番組で、この日は冒頭から、ますだおかだ岡田がひとりでしゃべり始める。


◇ 狂言

 昼から外出。電車のなかでツイッターを見ていたら、なんと、談春師匠がツイッターを始めていた。なぜ今さら。平沼橋まで乗り、紅葉坂まで歩いていく。まいばすけっとに寄り、パンをひとつ買って歩きながら食べる。

 月イチ恒例、横浜能楽堂の「横浜狂言堂」に。今回は早くからチケットを予約していた。スマホの画面にQRコードを出し、機械に読ませて入場する。ひさしぶりに中正面の席、いちばん後ろの通路脇をとった。今日は人間国宝の山本東次郎が出るからさすがに人気で、だから早く予約しておいたのだが、やはり完売なのだろう、いちばん後ろにはパイプ椅子の補助席も出している。14時開演。この「横浜狂言堂」は、いつも、最初に演者のひとりによるお話(解説)の時間があるのだが、山本東次郎は前回の出演時と同様、今回もその時間は最後になっていて、いきなり狂言が始まる。前半の演目は「縄綯」。これは山本東次郎は出ない。太郎冠者が山本則重、主人が山本則孝、何某が若松隆。休憩を挟み、後半はいよいよ山本東次郎が登場。演目は「月見座頭」。山本東次郎は盲人の役。最初に登場し、ひとりだけで演じる場面がたっぷりとあった。上京の男は山本則孝。あとの話でもあったが、狂言は親切な演じかたはしないし、物語があたまに入っていないとちょっと難しいところはあるな。そして、最後は山本東次郎のお話の時間。前回もそうだったが、すごいスピードの小走りで再登場する。山本東次郎は、なんと、先月にコロナにかかり、それでも、病後にすぐ舞台を務めるが、数日経つとまた体調がすぐれなくなったという。昨夜も微熱があったようだが、いや、観ることができたのはありがたいが、休んでもよかったんじゃないのか。さきほどの「月見座頭」では、座頭の杖がやや遠くに転がってしまった場面で、山本則孝が気を利かせて歌を長く歌ったそうなのだが、東次郎は素人ならばそれでいいけれどもと言い、やりながらむっとしたといって、客を笑わせた。今回も質疑応答があったが、質問は2名しかあがらず、あまり盛りあがらなかった。最後には舞があり、後見が4人出てくる。舞の説明をするのに言葉が出てこないところがあり、高齢だからとは思うものの、先にコロナの話を聴いてるからちょっと心配になったが、しかし、舞になると、さすが、キレがいい。山本東次郎がもっと若い時期に出会いたかったものだが、出会えただけ幸運か。上演時間はいつものこの会よりも長くなり、終演は16時を過ぎた。

 能楽堂の外に出ると、小雨が降っている。いつもどおり、図書館をまわるが、17時には閉まるからのんびりはしていられない。県立図書館に寄り、2冊借りる。中央図書館にも寄り、5冊返し、また5冊借りた。


 桜木町駅まで歩き、駅前の川村屋にひさしぶりに入った。とり肉そばを食べたかったが、売り切れていて、天ぷらそばにする。460円。ぜんぜん知らなかったのだが、今年の3月に閉店し、9月に再オープンしていたということを少し前に週刊誌の記事で知った。この周辺にはしょっちゅうきているくせに、この店の前は意外と通らないのだ。動く歩道を通り、ランドマークプラザに進むと、館内の広場ではジャズのライブをやっていた。昨日今日と「ジャズ・プロムナード」もやっていたんだけど、なかなか見物する時間は作れないもんだな。クイーンズタワーのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をし、読書をする。図書館でまた新たに7冊も借りてしまったのだから、どんどん読まねばならない。



◇ テレビ・ニュース

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、やっぱり、ジャニーズのNGリストが話題の中心だ。会見の司会を務めた松本和也アナが金曜にコメントを出していたこともここで初めて知った。そのリストに掲載されていた鈴木エイトと、そして、やはり会見に出席していた山田美保子がスタジオに出演。同じく、会見の場にいた石戸諭もVTRでコメントをした。太田が「前回の会見では、エイトさん、別にそんなに手厳しい質問したわけじゃないですよね?」と訊くと、エイト「長ったらしく話したわけでもないし、別に、人権のところを侵害するような話をしたわけではないので、ちょっと見当がつかないですよね、これだけじゃ。」 と、皮肉がこもっている。ジャニーズのあとは、加藤久美子の独自取材によるビッグモーターの社名変更計画を扱う。この番組は加藤久美子を「クミコ」と呼び始め、「エヴァ」風の次回予告をする悪ノリぶり。続いては、鈴木エイトがまた登場し、旧統一教会に訴えられたことについて。そのあとには鈴木宗男がロシアを訪問した話題を扱い、中村逸郎がスタジオで解説した。スタジオゲストには、王林がこの番組には初登場。王林がハマっているというツンツクツン万博の「ピッツァマン」の映像が少し流れた。

 今朝の「ワイドナショー」は、ハシヤスメ・アツコが初登場のほか、田村淳、アンガールズ田中、乙武洋匡というメンバー。ハシヤスメ・アツコは事務所がホリプロに変わったんだそうで、バラエティ番組でよく見かけるのはそのせいか。もちろん、こちらの番組でもジャニーズの問題を扱う。なぜこの問題を今まで報じられなかったのか、田村淳が自身の YouTube で検証したというのだけど、いや、バラエティ番組でそのことを触れなかったのは誰も不自然には思うまい。報道の問題なんだよ。NGリストの問題はCMをまたいだあとに扱い、井ノ原が取材陣をなだめて拍手が起きたという場面も、SNSからそのことは知っていたが、その映像はここで初めて観た。芸能レポーターの長谷川まさ子もその会見の場にいたそうで、指名候補リストのほうに駒井千佳子が入っていたことについても触れられる。淳はラジオでも言っていたが、鈴木エイトに質問をぶつけてもらいたかったとこの番組でも言っていた。

 NHKの「ニュース7」を観ると、ハマスのイスラエル攻撃がすさまじいことになっている。深夜1時半頃に眠る。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...