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2024年8月8日木曜日

8月8日木曜日/初めてのゲンロンカフェ

◇ テレビ・雑誌

 今朝は涼しい。よく眠れた。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨日の「徹子の部屋」(ゲスト・熊谷真実)と、昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ミルクボーイ&花澤香菜)を観る。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」に、「27時間テレビ」の裏側で粗品の逆バンジートラブルがあったという小さい記事が載っていた。エンディングでちらっと触れていたのはこのことだったのか。空気を読んだ東野幸治がえらい。

 昼間、シャワーを浴びていたら、そういえば、末広亭の余一会の自由席の販売が正午からだったと思い出し、シャンプーしている最中だったが、急いで洗い流してそばに置いてあったスマホから予約をする。12時2分だったが、この発売はあまり知られてもいなかったのか、すんなりと購入できた。手数料をろくに確かめもせず、急いで買ってしまう。その後、風呂場に大量の洗剤が置いてあることが気になり、母が買っているものだが、使いかけで放ってあるようなものはもう捨ててしまおうと思い、どぼどぼと排水溝に流していたら、目がしょぼしょぼしてきた。「混ぜるな危険」というのはこれか。こんなことで死んでは情けないから、ほどほどにして風呂場から避難する。

◇ 五反田

 午後から外出。横浜から東急線を乗り継ぎ、五反田まで。五反田からこのルートで帰ってくることはあっても、このルートで五反田に向かうことはあまりない。めったに行かない北口のほうにたまには出てみようと思い、小諸そばに入り、山かけ丼セットを食べた。660円。南口に移動し、ブックオフに向かうと、ブックオフの隣りにも小諸そばがあった。わざわざ北口で小諸そばに入り、無駄なことをした気になった。ブックオフは1階の棚が少し変化していた。110円の文庫本を2冊、220円の新書を1冊買う。まだ少し時間があり、大崎広小路駅に近いほうのベローチェに入り、ひと休み。しかし、どうも落ち着かず、読書はほとんどできずに音楽を聴いていた。

 太田光のトークを観覧するため、ゲンロンカフェを初訪問。エレベーターで6階にあがるが、入場するには Peatix のアプリをインストールしなきゃならないんだと直前に気がついた。入場したのは 18時40分頃だったか、前回は配信で観ていた会場だが、画面で観るだけでは会場内の位置関係はわからない。ほぼ真四角の部屋の角にステージが組まれていて、対角の向かいにドリンクを提供するカウンターがある。そのあいだに椅子が並べられている。入り口から入ってすぐ右、カウンターの隅っこで入場の受付をしていた。椅子はステージに対して扇形に並べられ、真ん中の席はほぼ埋まっていたので、必然的に端のほうに席に座る。チケットは完売しているから、席は空けないほうがいいだろうと思い、いちばん右端の壁際の席に着いた。座ってみると、目の前にカメラ機材があり、ちょっと観にくいかもしれないとは思った。ほぼ舞台袖から観るような角度だ。会場の壁にはこれまでの登壇者たちのサインが書かれている。イラストのついたマンガ家のサインが目立ち、すぐ目の前には小林よしのりのサインがあった。ステージの向こうの壁は書棚になっていた。自分が座っているすぐ後ろにはガラスの窓があり、なかは配信用の副調整室のようだ。ステージ上、テーブルには登壇者のネームプレートが置かれている。真ん中には「芸人人語」の新刊も置いてある。ステージの後ろにはスクリーン。開演前は写真を撮ってもよさそうだったが、初めての場でマナーがわからないから、躊躇しているうちに始まる時間になってしまった。

 19時から7分ぐらい過ぎていただろうか、スタッフが配信を始める説明をして、太田光、石戸諭が、観客が入ってきたのと同じ後ろの入り口から現れ、客席のあいだを通ってステージにあがった。太田が上手の席、自分が座っている席に近い側に着く。太田光はゲンロンカフェには二度目の登壇となる。前回は配信を買い、それがとても面白かったから、今回は会場で観てみたいという気になった。今回は「迷い続けて、人間 ―太田光の思考と感情」と題し、聞き手は前回と同じく石戸諭が務める。石戸がフワちゃんのネタをさっそくふったが、太田はそれには乗らなかった。今回は「芸人人語」の3冊目の単行本が発売されたタイミング。本に書かれていることから、まずは太田自身の炎上をふり返り、旧統一教会問題について改めて語られる。宗教が信者を不幸にしていると断定することは暴力、あるいは、カルトとそうでないものの線引きの難しさ。わけのわからないものを信じるひとを笑えない、というのは、お笑いも同じだと思うからという考えかたは太田ならではのものだろう。SNSの炎上については、人間はつねに愚かだが、それでも必ず学んでいくのではないかという見解を示す。東京も昔は汚く、野蛮だったが、きれいになり、公共マナーが身についたじゃないか、だから、SNSもいつかはそうなるのではと語る。太田の楽観が印象に残る話だった。その後、話題がバラエティ論になっていくと、石戸諭の知識が浅く、もどかしく感じられる。石戸は時事ネタを扱う爆笑問題を異端だと言うのだけど、ビートたけし一色だったあの時代においては、ダウンタウンのほうが異端として現れたのだ。

 開始から2時間ぐらいして休憩になった。ここで一度、トイレに行っておく。席を離れたついでに、太田のサイン会があるというので入り口で本を買った。のどがからからになり、カウンターでコーラも買った。500円。一気に飲む。そのうち、太田のサイン会が始まり、列に並ぶ。列はステージから入り口の外まで伸びた。このイベントは配信もあるから再開せねばならず、サイン会の時間が短縮されるよう、宛名は入れずに太田がサインを入れるだけになっていた。太田さんとなにか言葉を交わしたいなと思い、考えながら並んでいたのだけど、順番が近づくとやっぱり緊張してくる。自分のひとつ前に並んでいた男が太田さんに話しかけ、このひとはラジオリスナーが聞けばすぐにわかる常連投稿者だった。そのあとだったことでさらに気後れしてしまい、結局、サインをいただいたあとに「ありがとうございます」とだけしか言えなかったが、太田さんもこっちを見て「ありがとうございます」と返してくれた。だけど、これだけでもなんだかすごく嬉しい気になった。

 後半の話題はキャンセルカルチャー。東京オリンピックのときの小林賢太郎について、太田が詳細に分析し、語っていく。それから、ジャニーズについて、ウディ・アレンについて語っていくのだが、芸能の話題になると石戸の知識が及ばない。時間は22時半頃だったか、ここでなんと、東浩紀が登場する。今日はけっこう早い段階で、東浩紀は新潟にいるという情報が石戸から知らされていたのだが、東浩紀は新潟から帰ってきていた。これには驚いたし、観客にとっては最高の大サービスだ。太田と東浩紀の再会に期待しないわけがない。太田の「笑って人類!」をまだ読んでいない東浩紀だったが、48時間以内に読むとこの場で宣言してみせた。そして、話題は戦争について。未来に対して楽観的な太田と悲観的な東の対比、あるいは、これは芸人と学者の違いでもあった。23時を過ぎると、終電のアナウンスがされる。登壇者たちには寿司がふるまわれた。しかし、この時間になると、石戸と東は酔っぱらいすぎていた。太田がイクラの軍艦巻きを食べようとして、ひと知れず、崩してぼろぼろになっていたが、石戸も東もそれには気がつかない。話題はまたテレビ論になっていく。太田は東浩紀にテレビに出ることを薦めるが、東はテレビを拒絶する。テレビマンたちを馬鹿だと言い切る東を、太田はここからかなりしつこく説得していった。そのうち、東浩紀はじつはさんまに影響を受けていると言い始める。成田悠輔や斎藤幸平のことも馬鹿にしている東だったが、最終的には、太田からの依頼ならばテレビに出ると断言した。東浩紀がついに「サンデージャポン」に出るんだろうか。太田からは、大衆芸能だから大衆を相手にするということについても語られ、初めて聴く話ではないが、赤ちゃんを前にすると誰もが赤ちゃんを笑わせようとする、赤ちゃんの前では誰もがコメディアンになるという太田の話には改めて感動させられる。ここで、石戸諭に光代社長から電話がかかってきた。以前、太田邸を訪れた石戸は、タイタンの次期社長になれと光代社長に言われたことがあるという。終盤になると、3人が代わる代わるトイレに立つ。最後は質疑応答。このイベントは観客の質もとても高い。3人の会話は深夜2時半まで続いた。7時間だった前回を超える7時間半。太田の楽観、東の悲観の対比は最後まで続いた。太田の楽観はどこからくるのか。太田のように、匿名の人物に人間を感じとれる感性はじつは珍しいと石戸は指摘した。

 太田が退場し、さて、これで終わりかと思いきや、東浩紀と石戸諭のふたりで二次会が続く。話題は太田から離れたものにもなり、観客はだんだん帰っていく。自分もスマホを取り出し、始発の時間や空いてる店を調べていたが、トークはぜんぜん終わらない。配信は3時半まであり、その後は配信なし、会場の客のためにトークを続けていた。配信の書き込みが表示されるモニターが壁にあり、客にも見えるのだが、石戸は某氏の名を出されることに不快感を示していた。東浩紀はしつこくインテリ批判をする。ふたりともべろべろに酔っていて、とても人前で金を取れるような会話ではないとは思いつつも、始発まで続けてくれるのはありがたいし、打ち上げの場に一緒にいるみたいな空気が貴重だ。会場に足を運んでみて、やっぱりとてもよかった。トークは4時半頃に終わった。

2024年6月30日日曜日

6月30日日曜日/弘明寺と野田クリスタル

◇ 弘明寺

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「にちようチャップリン」はトリオコント師の特集。や団、青色1号、ゼンモンキー、インスタントジョンソンが出演。しかし、眠気がひどくてしかたがない。横になり、ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠りなおした。午後になり、あわただしく外出するが、小雨が降り始めていて、予報を確認するとこのあとはずっと雨降りになりそうだ。引き返し、傘をもっていく。

 横浜から京浜急行に乗り、弘明寺まで。ここに訪れるのはいったいいつぶりだろうか。六ッ川にブックオフがあったころは寄ることもあったが、もう何年も前に閉店してしまった。とはいえ、生まれ育ったのは弘明寺からふたつ隣りの駅なので、ここで降りることはめったにはなかったものの、弘明寺は子どものころからなじみのある駅名だった。その弘明寺にわざわざやってきたのは、弘明寺かんのん通り商店街のふるさと大使に野田クリスタルが就任するというネットの情報を目にしたからだ。その就任式が今日行われる。野田クリスタルが弘明寺の出身だとは今まで知らなかったのだが、単純なもので、そうとわかれば親近感が湧く。ひさしぶりに弘明寺に行ってみたいという気持ちも働き、就任式を見物してみたくなった。

 就任式は14時から行われる。到着したのは14時直前だった。商店街のどこで行われるのかもわからなかったが、進んでいくと、ひとでごった返している。商店街の真ん中にある小さな石の橋の上にステージが組まれていた。その手前にある補聴器のお店がどうやら控室になっているようで、野田クリスタルが出てくるのを、みんなスマホを手にして待ちかまえていた。しかし、背伸びをしてみても、ひとがいっぱいでろくに見えやしない。じきに野田は現れたようだが、ステージに向かっていくすがたはぜんぜん見えず、歓声を頼りにして、なんとなくそちらかと思うほうに腕を伸ばしてはスマホのカメラを向けた。

 前のほうには椅子の席も用意してあったようだが、橋の上はすし詰め状態だ。もちろん、橋を渡りたい通行人のための通路は確保されていて、警備は万全になっている。子どもたちはいろんなところによじ登っていた。壇上の声はスピーカーがあるからよく聴こえはするものの、山中市長もきていたようだが、そのすがたはまったく見えなかった。しかし、音だけ聴いていてもつまらないから、ひとを掻き分け、正面に近い場所に移動すると、なんとかひとの隙間から野田が見える位置を確保することができた。就任式のあとには、女性の司会者が聞き手になってトークする時間があり、オーディエンスからの質問を受けつけると、野田の出身高校の生徒たちからも手があがった。中高生たちが野田の名前を入れたうちわを作ってきているのがかわいかった。地元に密着したイベントだが、ステージの後ろのパネルには吉本のマークがしっかりと入っていて、当然といえば当然だが、今回の催しには吉本も関わっているのか。横浜市と吉本とでなにか企んでいるかとも思ってしまうが、まあ、やりかた次第だろうとは思う。

 就任式は40分ぐらいで終わり、続いて、パレードが行われる。地下鉄の駅がある鎌倉街道側がスタート地点になっていて、野田はそちらに移動していくが、このひと混みのなかを追いかけていくのも大変だから、あまり動かずに、この橋の付近までやってくるのを待つことにした。通路の中央にはパレードの通り道が作られる。待っていると、15分ぐらいでパレードはここまでやってきた。先頭に野田が歩いている。両脇のオーディエンスたちに野田がグータッチで応じている。その後ろからは神輿が続き、さらにその後ろには野田クリスタルのお面をつけた一般参加者たちの群れが続く。このお面は配布されていたはずだが、ここに到着したときにはもう配布は終えていたようだった。パレードが橋を通りすぎていったら、今度は先まわりし、弘明寺観音のほうに進む。アーケードを抜けると、雨が少しぱらつき始めていた。パレードがアーケードの外に出ると、どこで入れ替わったのか、神輿のほうが前にいる。おそらくなにか、神輿の決まりごとのようなものがあったようだが、それを待っていた野田は、神輿の担ぎ手に加わり、威勢のいい掛け声とともにわっさわっさと揺れ動く。パレードの途中にも神輿には何度か加わっていたようだったが、最後にまた大きく盛りあがった瞬間だった。いや、ここにきてみるまではどんなイベントだろうかと思っていたが、野田が街のひとびとにじかに触れ合い、商店街が純粋に盛りあがっているさまをとても感じられた。タレントがちょっとあいさつして終わりというようなものではない、野田クリスタルのサービス精神に大いに好感をもった。1時間弱のパレードを終えると、野田は弘明寺観音の門の前であいさつし、門のなかに消えていった。

 昼食にしようと思い、せっかくだから商店街のどこかで食べようかと考え、商店街を端から端まで往復してみたが、どうも決められない。やや後ろめたさは感じながら、結局、弘明寺駅のえきめんやに入り、炭火焼鳥ハラミのぶっかけそばというのを食べた。680円。ついでに、せっかくだから南図書館にも寄るが、疲れてしまい、棚を眺める気力はあまりない。それでも2冊借りていく。

 弘明寺から京浜急行の各停に乗り、眠りながら帰ってくる。二俣川のドトールに寄り、少し読書をしてから夜遅くに帰宅する。そろそろ暑くなるからと思い、冷たいコーヒーが飲めるようにポットを買っておいたのだが、ちっとも暑くならず、今日はついにホットコーヒーを飲むはめになる。この時期にまた電気ケトルを使うとは思わなかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」を観ると、小林製薬の紅麹に関連する疑いがある死者数は170人に及んだという。番組後半の特集では、獣医の野村潤一郎をひさしぶりに観た。また別の特集では、TikTok トレンド大賞を受賞したというお爺さんが登場し、まったく知らなかったが、6000円のトマトジュースを紹介する「これ高いと思いますか?」というフレーズが真似され、それが流行ってしまったのだという。いったい、なにが流行るかわからないな。

 今朝の「サンデージャポン」には、菊池日菜というハタチの卓球選手が初登場のほか、澤円、藤田ニコル、藤森慎吾らが出演。まずは都知事選の話題だが、扱われるのは主要4候補のみ。神奈川県民だから投票はできないのだが、蓮舫よりも、小池百合子のほうが戦略だけにかぎればずっと上手いように見える。今さらスマイルをアピールしたって遅いだろう。蓮舫の阿佐ヶ谷の選挙演説の場には鈴木エイトがいて、鈴木エイトがつなぎ、蓮舫が「サンジャポ」のマイクに答えた。VTRには舛添要一が登場し、小池百合子と蓮舫の選挙事務所を訪問し、分析する。スタジオでは岸博幸が解説した。そのほか、宝島夫妻が殺害された事件、アメリカ大統領選の話題、バレーボールの話題など。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、今週は5週目なので外山惠理さんの担当回だった。爆笑問題が出演した「ビバリー」のイベントにはさすがに触れず、ナイツよりも意外と節度があるのか。14時台ゲストには玉袋筋太郎が登場。先週の予告から楽しみにしていたが、奇しくも、外山さんと「えんがわ」のコンビがそろった。「日曜サンデー」には3年ぶり、田中が脳梗塞で倒れたときの代打で登場して以来となる。太田「意外となんだかんだいって、困ったときはお互いさまだから。今はもう博士より俺のほうが仲いいんだから。(笑)」 プロフィール紹介もなしに、20分ぐらい会話が止まらない。プロフィール紹介のBGMは「一番星ブルース」だった。田中と一緒にタクシーに乗ったときに運転手にからみ、交番に連れていかれたというのは初めて聴く話だ。玉さんが言うには「早すぎたウエストランド」だって。弾みまくるトーク。リスナーからは「高田先生に、俺が主催するからキッドと爆笑の2組でネタライブをやったらどうだと言われたらどうしますか?」という質問があり、太田はこれを受け、浅草キッドの「タイタンライブ」の出演を提案する。「トリでどうですか?」とまで太田は心意気を見せるのだが、水道橋博士はどうせこの提案に応じることはないのだろう。

2024年6月20日木曜日

6月20日木曜日/酸素が足りないせいか

◇ 生活

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」を観ると、ついに石田ゆり子も亡くなってしまった。火曜に放送された「#バズ英語」は韓国カルチャーの特集。森迫永依がゲスト。「sped up」という言葉を初めて知った。コロッケが昔からやってるやつだ。「Balletcore」というトレンドも知らなかったな。

 午後から外出。横浜に出て、昼食にする。つけ麺を食べたくなり、ラーメン屋に入ることは少ないのだが、探し歩き、ムービルの先にあった松壱家という店に初めて入ってみた。950円のつけ麺を食べる。スープはぐつぐつ煮立った小さな鉄釜で出される店。

 横浜駅から歩き、市民病院まで、3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診。今日はわりと涼しいかと思っていたが、病院まで歩いたらさすがに汗をかいた。予約時間よりも、20分ほどの遅刻。1時間ほど待たされ、そのあいだにぐったりと眠ってしまった。診察自体はすぐに終わる。体内の酸素の数値が、いつもよりやや低い。処方箋をもって、近所の薬局に行くと、実習生がきてるんですけどというようなことを言われ、実習生の女の子からクスリの説明を受けた。毎度使っているクスリだから説明されなくてもよくわかってるのだが、どんなふうに聴いていればいいのかがよくわからなくなった。酸素が足りないせいか、どうもぼんやりしていて、返事をするにも声がうまく出ない。

 病院までの行き帰りは歩きながらラジオを聴いた。タイムフリーで、先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、剛が中森明菜のライブの抽選に当たった話をしている。しかし、酸素が足りないのにこんなに歩いていていいんだろうか。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとエクレアを買って食べておく。ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊と、めったにチェックしないDVDの棚を見て、550円のDVDを1枚買う。「サボテン・ブラザース」を見つけ、配信でもなさそうだから買っておきたくなった。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 横浜から二俣川に移動し、ドトールに入り、読書をしていく。図書館で借りている、橋本治「熱血シュークリーム」をようやく読み終えた。2019年刊、毎日新聞出版。1982年に北栄社から出版された「熱血シュークリーム」上巻に、あちこちに書かれた原稿を加えた橋本治の少年マンガ論。中条省平による解説も収録されている。上巻とはいうものの、「熱血シュークリーム」の下巻は予告はされていたが出版されなかったのだ。加えられた原稿もおもに80年代に書かれている。30代の橋本治による、ちばてつや論、大友克洋論、その他のマンガ論。最後は望月峯太郎「バタアシ金魚」で終わり、表紙にも「バタアシ金魚」の絵が使われている。橋本治の本はそれなりに読んではいるものの、どれを読んでもなにを言ってるのかよくわからないのだが、この本もやっぱりわからない。この時代にはおそらく、このようなマンガ語りそのものが新しかったのだ。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は香西かおりがゲスト。1993年放送、30歳のときに出演した回の映像が流されたが、演歌界も落語家なんかと一緒で、それから30年以上経とうがいつまでも若手のような感じがある。香西かおりの YouTube で、吉幾三、山本譲二、堀内孝雄と鍋を食べている動画も流された。

 昨日の「NHKニュース7」を観そびれていたが、都知事選の共同記者会見というのをやっていたのだな。小池百合子、蓮舫、石丸伸二、田母神俊雄の4人がそろう。今日の「ニュース7」でも都知事選のニュースを扱っていた。過去最多の56人が立候補。掲示板が足りないぶんはクリアファイルで自分で貼ってくれってことにしたようだ。ついでに政見放送も枠を決めてしまえばいいんじゃないだろうか。枠から漏れた連中は YouTube で勝手にやってくれってことにすれば。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春WOMAN」は90年代特集。野宮真貴と小室哲哉の対談、桜沢エリカのインタビュー、岡村靖幸と鈴木おさむの対談などを読んだ。太田光のインタビューは連載なのか、ここでも話題は90年代だが、この時代はそのまま、爆笑問題の歴史と重なる。ダウンタウン一色ではない90年代史。とんねるずとテリー伊藤、そして、高田文夫。

2024年5月29日水曜日

5月29日水曜日/ブックの日は蒲田から

◇ 雑色・蒲田・糀谷・鶴見

 朝から都内に。どうも疲れがとれず、あたまがしゃきっとしない。電車内では、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」をタイムフリーで聴いた。太田が事務所に届いていた2冊の本の話をする。Aマッソ加納の小説について語ったあと、もう1冊、玉袋筋太郎「美しく枯れる」について語り始めた。爆笑問題がふたりそろって、玉袋の本を茶化しながらも弱っている玉袋にエールを送っているかのようだった。笑いながらも感動してしまったな。そのあとには太田の「芸人人語」の新刊、高田先生のこれから出る本の話にもなった。

 京浜急行の雑色に用があり、昼は蒲田のほうに歩く。東口を適当に歩き、華香楼という店に入り、ランチメニューのきくらげ・豚肉・たまごの炒めセットを食べた。750円。

 今日はブックの日なのだが、アプリのクーポンが150円引きになってからはモチベーションがだいぶ下がってしまっている。無理のない範囲でまわろうと、まずは蒲田のブックオフに寄っていく。先客にビームせどりの女。連中こそ、ブックの日にせどりをしたところでなんの旨みがあるのかと思う。110円の文庫本を3冊買い、蒲田から糀谷に歩いていく。

 2店目は糀谷のブックオフ。120円の文庫本を1冊、230円の単行本を1冊買う。ここの価格設定はなぜか通常より10円高く、こんな店舗は糀谷のほかに知らない。糀谷から京浜急行に乗り、京急鶴見に移動する。眠くてたまらない。ベローチェに入り、ひと休み。少し眠ってから読書をする。

 ベローチェで、清水ミチコ「カニカマ人生論」を一気に読んだ。2022年刊、幻冬舎。200ページ以上ある本を中断せずに一気に読んでしまうのは、自分としてはとても珍しい。飽きるポイントがまったくなかった。内容はミチコさんの自伝的エッセイ。子ども時代のこと、家族のこと、友だちのこと、先生のこと。思春期になると桃井かおりや矢野顕子のファンになり、タモリの追っかけを始める。のちにはバイト時代の縁から芸能の世界に入っていくのだが、この本は半分以上は芸能界に入る前のことが書かれていて、そも部分がまたとても楽しかった。さくらももこにも似たものがあるだろうか。子ども時代のことなどは、切ないようなことを書いていても、可笑しさとかわいらしさがある。ときどき脱線して、最近の話をして戻っていったり、まじめなことを語るようなところがあっても、そのまじめに語る調子が可笑しい。この本にもこういうエピソードがある。ミチコさんは小学生のころ、育ての母だったひとに、学校であったあたまにきたことをああだったこうだったとぶつけていたら、あなたがカンカンに怒っているときは可笑しいといって母は笑ってしまったという。小学生のミチコさんは、私が怒ると面白いのかと妙に納得したという。

 立ち食いそばの「ういーん」の前を通ると、なかががらんとしている。閉店してしまったのか。ツイッターを検索してみると、正確な情報はわからないが、4月にはもうこの状態だったようだ。この店に入ったことは、結局、一度だけだったかな。鶴見の西口に移動し、今日3店目のブックオフ。220円の文庫本を3冊買っていく。

 二俣川のドン・キホーテに買いものに寄り、ついうっかり、いつものくせでビニール袋を買わなかったが、古本も買っていたからカバンに余裕がないのだった。苦心して、買ったものすべてをなんとかカバンに収めると、パズルを攻略した気分になる。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観ると、優三さん(仲野太賀)が死んでしまって重苦しい展開になるのかと思いきや、岡部たかしが情けない本音を家族にぶちまける展開が可笑しい。そこからもうひとつコメディがあり、この父もあっさりと死なせてしまった。このドラマは死の扱いかたがすごい。

 今日の「徹子の部屋」のゲストは洞口依子。17年ぶりの出演。29年前、1995年に放送された初出演のときの映像が流れ、この時は30歳、さすがにきれいだ。20年前、2004年に出演した回の映像では、癌になったことを語っていた。

 昨夜の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に中村獅童が登場。昨日は「徹子の部屋」にも出ていて、この番組にも出ていたんだな。そういえば、中村獅童と香取慎吾は、三谷幸喜の「HR」で共演していたんだった。獅童の息子たちの初舞台の稽古に密着した映像が流れる。

 少し眠り、深夜になってからコインランドリーに行くと、いつも使っている400円の洗濯機に調整中の札が貼りつけてある。なんという間の悪さだ。出なおすのもめんどうだから、倍額、800円の大きい洗濯機を使うことにする。だったら、もっと多めに洗濯物をもってきてもよかった。悔しいから乾燥機は使用せず、すると、当たり前だけども、水を吸ったままの洗濯物は重いのだ。帰ろうとするときには、もう夜が明けかけていた。

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6月26日日曜日/れいわ新選組・渋谷

◇ 九段下・神保町・半蔵門  朝、腕時計をつけようとすると、時間がでたらめを指している。よく見ると秒針が動いていない。まだ何年も使ってないと思うのだけど、こんなにすぐ壊れるかな。今日はスマホで時間を見るしかない。  朝から都内に。九段下のほうまで用があり、昼は神保町まで歩き、ボー...