2022年3月31日木曜日

3月31日木曜日/水道橋・インテリ嫌い




◇ 新宿

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日も朝から都内に。東横線では座れず、立ったままで本を読むが、どうしても眠くなり、ちっとも読み進められない。新宿三丁目から丸ノ内線に乗り換え、西新宿まで出るが、西新宿駅の混雑がすさまじい。昼は東新宿のほうに移動し、ブックオフが近いので、せっかくだから真っ先に寄るが、なにも買うものなし。ブックオフに入り、なにも買わずに出るということもなかなかないのである。吉野家に入り、牛焼肉丼を食べる。602円。それから、ベローチェに入り、ひと休み。テーブルが濡れているのに気がつかずに、文庫本を置いてしまった。まるで傷んでいない本だったのに悔しい。スマホの充電をしながら、読書をする。

◇ 読書

 小林秀雄講義「学生との対話」を読んでいた。2017年刊、新潮文庫。親本は2014年刊。要は講演を文字起こしした本なのだが、白洲明子の許可を得て刊行されたもので、文責は国民文化研究会と新潮社にあるとまえがきに書いてある。もとにした講演は「新潮CD 小林秀雄講演」で聴けるとも親切に書いてあり、小林秀雄が話している声はなにかで聴いたことはあったと思うが、巻末の池田雅延の解説によると、小林秀雄の口調は意識して志ん生に学んだんだそうで、話し言葉もまたとても重視していた。そしてまた、講義のなかでは、インテリをくり返し批判している。まあ、おそらく、あたまでっかちの学生たちを挑発しようとする意味もあったのではと思うが、昭和49年のある講義はユリ・ゲラーの話から始まり、「世間には、不思議はいくらもあるのですが、現代のインテリは、不思議を不思議とする素直な心を失っています。テレビで不思議を見せられると、これに対し嘲笑的態度をとるか、スポーツでも見るような面白がる態度をとるか、どちらかでしょう。今の知識人の中で、一人くらいは、念力というようなものに対してどういう態度をとるのが正しいかを考える人がいてもいいでしょう。ところがいない。彼等にとって、理解出来ない声は、みんな不正常なのです。知識人は堕落していますね。」「本居宣長を読んでいると、彼は「物知り人」というものを実に嫌っている。ちょっとおかしいなと思うくらい嫌っている。嫌い抜いています。彼の言う「物知り人」とは、今日の言葉でいうとインテリです。僕もインテリというものが嫌いです。ジャーナリズムというものは、インテリの言葉しか載っていないんです。あんなところに日本の文化があると思ってはいけませんよ。左翼だとか、右翼だとか、保守だとか、革新だとか、日本を愛するのなら、どうしてあんなに徒党を組むのですか。日本を愛する会なんて、すぐこさえたがる。無意味です。何故かというと、日本というのは僕の心の中にある。諸君の心の中にみんなあるんです。会を作っても、それが育つわけはないからです。こんな古い歴史を持った国民が、自分の魂の中に日本を持ってない筈がないのです。インテリはそれを知らない、それに気がつかない人です。自分に都合のいいことだけ考えるのがインテリというものなのです。インテリには反省がないのです。反省がないということは、信ずる心、信ずる能力を失ったということなのです。」



◇ 水道橋

 それから、夕方には水道橋のほうまで移動することになり、東口から白山通りに出たあたりは、このすぐ近くでバイトをしていたことがあるから思い出の地なのだが、たまに通ることはあっても、改めて立ち止まることはなかった。白山通りを神保町方面に歩いていくと、変わらない店が数多くあることに気がつくが、その記憶はもう二十年ぐらい前になるんじゃないか。神保町にはしょっちゅうきているようでも、この方向で歩いてみないとよみがえらない感覚というのがあるようだ。神保町の交差点のココカラファインに寄り、栄養ドリンクを買い、コンビニでパンをひとつ買って食べた。尿意をもよおし、神保町には寄り道せず、駅のトイレに飛び込み、そのまま、半蔵門線に乗って帰る。

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・三沢あけみ)を観る。ツイッターを見ていたら、三遊亭天歌という落語家が落語界のパワハラを訴えるブログを更新しているのを目にした。なぜだか「おすすめ」に出てくるのだ。天歌というひとをぜんぜん知らなかったが、1982年生まれの二ツ目で、四代目円歌の弟子のようだ。快楽亭ブラ坊の例もあるし、こういうことは増えていくのか。しかし、ブログには具体的なことは書いてないのだから、それ以上の憶測をしてもしかたがない。

 パワハラつながりというわけではないが、タイムフリーで、先週木曜の「伊集院光とらじおと」の最終回をようやく聴いた。ばたばたしていたらなかなか聴けないもので、大事に聴きたいからという考えでもあったのだが、結局、タイムフリーぎりぎりで忙しなく聴くことになり、疲れて眠くもなるし、どうももったいない聴きかたになった。どうせ YouTube に残るだろうから、これはまた改めて聴きなおそう。エンディングでは、オファーはあちこちからもらっていること、しかし、1クールは空けるということなどを話していた。深夜に、ずるずるとだらしなく眠る。

2022年3月30日水曜日

3月30日水曜日/岩本町・敬意がない



◇ 小伝馬町・岩本町

 朝、ラジオをつけっぱなしにしていて、パンサー向井の新番組「ふらっと」の冒頭を少し聴いていると、このラジオの放送後の時間を有効利用しようと思い、「ドライブ・マイ・カー」を観に行ったら眠ってしまったという話をしていた。今日も朝から都内に。横須賀線で眠りながら、新日本橋まで。小伝馬町のほうに歩き、昼食は岩本町、書泉ブックタワーの手前にインアウトという店を見つけ、ランチメニューのハンバーグカレーを食べた。650円。この店はメニューが豊富で、しかも安い。ベローチェに入り、ひと休み。神田須田町から新日本橋に戻り、帰りの電車で眠らずに読書をしようと思い、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べておく。横須賀線でひたすら読書をするが、しかし、読み終えたかった本は読み終わらなかった。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日本テレビの4時間音楽特番で「夜もヒッパレ」の復活企画が放送されるというので録画しているが、その企画以外はおおむね興味なし。どこで放送されるかわからないから、しかたなく4時間すべて録画するが、ところどころで録画を中断し、興味がないことを確認して、放送されたそばから消去していく。今日の「徹子の部屋」は、相川七瀬がゲスト。現在、大学に通っているそうで、お祭りを研究テーマにしているのだと。音楽特番には興味がないのに、お祭りを研究する相川七瀬には興味をもち、ついつい観てしまう。昨夜放送、「レベチな人、見つけた」の最終回も観ると、最終回はたけし特集なのかと思ったら、前半30分は通常放送で、後半30分がたけし特集。それも、12分間密着という、楽屋で話を聴くだけの横着な取材だ。この番組、開始時にもたけしが出演する必然性がまるでない番組だと思い、その後は一度も観なかったが、たけしへの敬意が最後まで足りない番組だと思った。

 映画ドットコムの記事によると、クリス・ロックのライブチケットが高騰しているようで、クリス・ロックへの同情の声が広まっているという。脱毛症を揶揄しているぞというような日本の反応とはぜんぜん違うのだ。コメディアンに対する態度がぜんぜん違う。そう思いながら、23時過ぎには眠る。

2022年3月29日火曜日

3月29日火曜日/ブックの日・収穫なし

◇ ブックの日

 朝から都内に。家を出る前にトイレに行きそびれたら、屁が止まらない。ツイッターからニュースを見ると、アカデミー賞はウィル・スミスの話題にさらわれてしまったようで、日本語のツイートだけを見ていると、クリス・ロック炎上、ウィル・スミス称賛という感じだが、アカデミー賞側はウィル・スミスの暴力を強く批判している。東海道線に乗り、まず、東京駅に出て、それから、昼には秋葉原に移動した。午前中に仕事を作ってしまったが、今日はブックの日なので、ブックオフをまわらなければならない。どうせブックオフをまわるのならば、ついでの用事を作ったほうが効率的なのではと思い、ここしばらくはそうしていたが、結局、まわれる店舗数は少なくなり、ブックの日はブックオフに専念するべきなのかもしれない。

 今月の1店目は秋葉原から。しかし、たいしたものはなく、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊見つけるのがせいいっぱい。それから昼食にしようとするが、秋葉原なら岡むら屋で食べられるかと思っていたのに、新橋店だけでなく、秋葉原もスンドゥブの店に替わっていた。マジか。店を探しながら上野方面に歩き、末広町で、かば金という店を見つける。炭火蒲焼き豚丼というのを食べた。味噌汁が付き、880円。




 ブックオフ、2店目は上野広小路。ここもたいしたものはなく、棚を眺めていたら、眠気で朦朧としてしまい、情報がまるであたまに入ってこない。同じ棚を何度も眺めていたような気がするが、なんとか選び出し、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買う。御徒町から山手線に乗り、五反田に移動する。3店目、五反田では、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を3冊買う。ここまで、たいした収穫もなく、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べる。ラジオを聴きながら、少し眠る。1時間半ほどで出て、大崎広小路駅から、池上線で蒲田に移動。4店目、蒲田もだめで、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊選ぶだけでも苦労する。蒲田から、京浜東北線で横浜まで戻り、最後はビブレのブックオフ。220円の単行本で、1冊だけいい本を見つけるが、あとはやっぱりだめ。220円の単行本を2冊、110円の文庫本を1冊買う。時間を見ると、平沼店にも寄れたが、昨日寄ったばかりなので迷っていると、ビブレから外に出ると小雨が降っていて、あきらめがついた。



 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・ラモス瑠偉)を観ながら、本の登録をする。ツイッターからニュースを見ると、新規感染者数が下がりきらないうちにまた増えていて、東京は 7846人になり、先週から倍増している。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」をようやく聴く。12時台は、ブッチャーブラザーズがゲスト。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。ウィル・スミスの話題から始まり、コメディアン側に立つ太田は、悪意のジョークではなく、好意のジョークである可能性もあるのではと考え、かわいそうだとする周囲の反応のほうに疑問をもつ。そこから話は日野皓正の一件にもつながり、あのときは、暴力そのものよりも、暴力を正当化する日野皓正を太田は否定したのだった。ラジオを聴きながら、深夜2時前には眠る。

2022年3月28日月曜日

3月28日月曜日/ジョークと平手打ち

◇ テレビ・ラジオ

 朝早くに目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、午前中に、観そびれていた「黄金の定食」を3週分まとめて観た。この番組、カメラワークもなんだか面白い。テレビを観ながら、オンライン将棋を1局指すが、待ったをくり返しても、どうやっても負ける。「黄金の定食」に集中力をもっていかれてしまう。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。高田先生、さんまがゲスト出演する桂雀々の会を観るため、さんぽ会のメンバーで日曜に大阪を訪れたという話をしていて、その場に現れた早坂好恵の近況が聴けた。12時台は、神田伯山がゲスト。

 タイムフリーで、先週に最終回を迎えた「伊集院光とらじおと」をまだ聴いていて、水曜のゲスト、ハリウッドザコシショウの部分を聴いた。誰が好きでお笑いを始めたのかと訊かれたザコシショウ、最初はたけしが好きだったそうだが、それから、竹中直人の「東京イエローページ」に影響を受けたのだという。これは聴いてみなければわからなかったが、なるほど、そう言われてみれば、この芸風の謎が理解できる。

 アカデミー賞の結果が気になり、ツイッターから情報を追いかけていたが、作品賞は「コーダ あいのうた」に決まった。「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞を受賞した。ウィル・スミスが司会のクリス・ロックを平手打ちにするというハプニングがあり、ジョークのやりとりかと思ったが、どうやら、本当の怒りのようだ。さっそく、動画を探して確認してみると、妻の脱毛症をいじられたことに激怒したということだが、殴った直後もまだ本気なのかはわからず、そのあとにクリス・ロックに罵声を浴びせるウィル・スミスの顔つきでようやくわかる。クリス・ロックは、それでもなんとか笑いに収めようとしている。こうなると、クリス・ロックが悪者のようになってしまうが、クリス・ロックがこういう芸風であることは、当然、この場では誰もが認識しているはずで、きわどいジョークを期待されて司会を依頼されているのだろうから、クリス・ロックひとりを責めるのは変だろう。なにせ、翻訳で意味だけをわかっても、ジョークのように微妙なニュアンスで成り立っているものは、単純には判断できるものではない。平手打ちの前後の流れもわからない。

 夕方から外出。録画残量を空ける攻防に追われ、すっかり遅い時間になってしまった。横浜から京浜急行に乗り、日ノ出町に出る。イセザキモールまで歩き、和記食坊に入り、豚肉とキクラゲの玉子炒めを食べた。680円。それから、ドン・キホーテに寄り、ネズミの忌避剤というのを買っていく。




◇ 映画

 横浜シネマリンで、アピチャッポン・ウィーラセタクンの「MEMORIA メモリア」を観た。18時10分の回。月曜サービスデー、1100円。アピチャッポンの映画はまだそれほど理解できている気がしないが、不思議と退屈しない。むしろ、心地好い退屈というべきか、わからなさにこそ惹きつけられるのだが、観ているうちに神経が過敏になっていくような映画であり、音に耳をこらすことになるため、これは劇場で観ておきたかった。しかし、終盤にまったく思いがけない展開があり、アピチャッポンがますますわからなくなった。


 映画を観たあと、ブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買う。そのまま、横浜駅まで歩いてしまうことにして、平沼のブックオフにも寄り、220円の単行本を1冊買った。夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・平野レミ&和田明日香)を観た。楽天マガジンで「週刊ポスト」を読むと、巻頭グラビアページには「中島知子と行く!別府温泉湯けむり旅」という記事があり、巻末グラビアには児島美ゆきの70歳古希ヌードというのがあり、電子版ではおおむね隠されているのだが、俺、なんでこんなの読んでるんだろうという気にさせられる。深夜1時頃に眠る。

2022年3月27日日曜日

3月27日日曜日/夜はテレビばかり



◇ 新橋

 今日も朝から都内に。まず、新御茶ノ水のほうに用があり、昼は新橋にたどりつき、どこで昼食にしようかと少し歩きまわり、男のオムライスという店に決める。トロトロソフトオムライス(720円)というのを注文しようとすると、注文はQRコードからできますと言われ、つまり、QRコードから注文してくださいということなのだが、できますと言われても、こちらができるとはかぎらない。QRコードの読み取りというのを未だにやったことがなく、やりかたがわからず、このままオムライスを食べられないんじゃないかといらいらするが、口頭で注文できるというので、トロトロソフトオムライスと店員に伝える。ハナからそうしろと言いたい。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。予定よりもだいぶ時間が空き、新橋から東海道線に乗り、川崎に寄ることに。

◇ 川崎

 まず、モアーズのブックオフに。アプリの20パーセント引きクーポンがあり、期限が今日までなので使ってしまおうと思ったが、クーポンの画面を進めてみると、児童書が対象であることがわかった。そういう大事なことは最初の画面に書いておくもんだ。使えると思って、ちょっと多めにカゴに入れてしまった。220円の単行本を5冊、110円の文庫本を6冊。しかたなく、100円引きクーポンだけ使う。近代書房の向かいのベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。アイスコーヒーのレギュラーを注文すると、「普通のサイズですね」と店員のお姉さんに言いなおされる。つい先日、別の店舗でも言いなおされ、決まりになっているのかわからないが、間違いが起こりやすいから確認しているのならば、Sサイズ、Mサイズに戻せばいいじゃないか。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、「伊集院光とらじおと」の最終回の週の続きを聴き、水曜までたどりついた。1時間ほどでベローチェを出て、近代書房の外の均一棚も覗いていくが、なにも買うものなし。

◇ テレビ

 川崎から東海道線でさっさと帰り、夕方、まだ明るいうちに帰宅する。帰り道、ジャンパーを着ていると、ちょっと暑いくらいだ。録画残量を空けるために、今日も一進一退の攻防戦になるが、どうダビングしたら残量がうまく作れるか、必死で計算する。まず、「TVタックル」から観ると、今週は「意外な転職・転身人生を徹底調査」という特集。冒頭でたけし、「私はあれですね、大学はレーザー光線やってたんだけど、あのう、教職課程とってて、俺は高校の物理、数学まで教えられるのに、学生運動参加して、捕まっちゃって、学校辞めて、気がついたらコメディアンになってたっていう、よくわかんない(笑)。だから、転職したんじゃなくて、浅草に弾き飛ばされたってか、死に場所みたいな感じだから、動けなかったのかなあと思うけど。」 

 続けて、今朝の「ワイドナショー」を観ると、冒頭で、松本が4月から隔週出演になるという告知をしていた。キッチンカーを始めた、8.6秒バズーカはまやねんが出演したりなど。「サンデージャポン」は、ウクライナのニュースを観るのに気が重く、観るのがあとまわしになってしまう。新しいニュースが起こると、謎の人物がいろいろとメディアに登場するもので、小原ブラスというひとがこの番組では立て続けにVTR出演していたが、今週はスタジオに登場した。壇蜜がいい質問をしていて、ロシア国内では生活のなかでのメディアは通常営業なのかというと、小原ブラスによると、じつは、プーチンのものまねタレントもいるし、プーチンをいじるような番組もあるのだという。成田悠輔という36歳の経済学者(?)がリモート出演していたが、ホリエモン、ひろゆき、箕輪厚介に一目置かれているという、その紹介だけでもう、うさんくさい人物という気にさせられる。どういうわけか、片目がマル、片目が四角のふざけたメガネをかけていて、誰にもいじられないもんだから、リモートの映像の加減でそう見えるだけかと、何度も確かめてしまった。しかし、いじらないのが正しい判断で、ウクライナのニュースを扱うとわかっていて、そのメガネを選ぶ神経を疑う。スタジオでは「新・冷戦時代」というテーマになり、岸博幸も登場し、杉村太蔵がアツい意見をぶつける。そのあとには、若い世代に「あなたにとって戦争とは?」と街頭インタビューをするVTRがあったが、これは、TBSドキュメンタリー映画祭の作品でも再現された、寺山修司の「日の丸」の模倣だろう。今週はウクライナ侵攻に関連する話題で1時間以上を費やすという放送になったが、終盤には、今回で番組を卒業する山本アナの結婚報告があり、名場面集が流れた。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーはミキ、大喜利の助っ人には八方が登場。今朝の「ボクらの時代」は未公開集で、ゆりやんレトリィバァ、野田クリスタル、粗品の回の未公開トークがあったが、無観客が大好きという点で、野田とゆりやんが意気投合していた。昨夜の「お笑い向上委員会」は、チャンス大城が活躍。先日の「ダウンタウンDX」でも語られていた、ゆきおとこと冷蔵庫マンの不仲エピソードがここでも語られる。汗かきジジイという名前をひさしぶりに聴いたが、大学生のとき(四半世紀前?)にライブで観たことがあるが、まだ現役なのだろうか。第7世代ブームが、気がつけば、地下芸人ブームに取って代わられているというのが最近の潮流だが、オダウエダも地下芸人として扱われ、吉本の場合ははたして地下芸人ということになるのか、厳密な定義なんてものはないにせよ、どうも疑問ではある。

 テレビばかりだらだらと観ていて、こんなことを続けていると、生活にメリハリがなくなる。夜は夜で、まあまあ寒くなった。深夜0時過ぎに眠る。

2022年3月26日土曜日

3月26日土曜日/神保町・付き人の本

◇ 神保町

 熟睡できず、4時間ぐらい眠り、早朝に目覚める。今朝は暖かい。録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」は、調理する音を高性能マイクで収録し、その音を聴いて、なんの料理を作っているのかを当てるクイズの企画。ケンドーコバヤシ、Licaxxx が出演。「ネタパレ」には、ダウ90000 が再登場。前回出演時にはまだよくわからなかったが、今回のコントは、台本の緻密さ、展開のスピードにちょっとびっくりしてしまった。ツイッターから、青山真治の訃報を目にし、声を出して驚いた。昨日の夕方にはネットニュースが出ていたようだが、今朝まで知らなかった。57歳、食道癌。

 今日も朝から都内に。東横線で眠っていたら、気がつくと中目黒に着いていて、すかさず立ちあがるが、扉が閉まったあとだ。降りそこねてしまい、車両の端っこまでとぼとぼ移動するが、しかし、落ち着いてよく考えたら、中目黒ではなく、今日は渋谷で乗り換えるのだった。むしろ、降りそこねて助かった。神保町から九段下のほうに移動し、昼にはまた、神保町まで戻ってきた。ボーイズで食べようかと思っていたが、行ってみると、土日は休みだった。先に古本屋をまわることにして、靖国通り沿いに、アットワンダーから順に覗いていくと、古書センター1階のワゴンに、おおっと驚くような本が、ぽんといちばん上になにげなく乗せてある。200円なら買わないわけがない。交差点までやってきたあたりで、雨がぱらつき始め、すかさずココカラファインに入り、ビニール傘を探すが見当たらない。しかし、雨はすぐに止み、ビニール傘を買っていたらかえって後悔するところだった。すずらん通りに入り、東京堂書店、それから、三省堂の三省堂古書館も覗いていくが、なにも買わなかった。志らく師匠が表紙の「東京かわら版」が目に留まり、少し立ち読みする。コロナ以降はもう、「東京かわら版」も買わなくなってしまった。



 すずらん通りを交差点方面に戻り、紅登記という店に入り、ランチセットの生姜焼きを食べた。スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がつき、サラダとコーヒーのサービスもあり、780円。それから、飯田橋まで歩き、ブックオフにも寄るが、しかし、ぜんぜんいい本がない。220円の単行本を1冊だけ買う。ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴きながら仮眠し、しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 帰りの電車内で、乾き亭げそ太郎「我が師・志村けん」を読み終えた。行きの電車で読み始め、行き帰りで一気に読んだ。2021年刊、集英社インターナショナル。志村けんの付き人による回想録だが、布川剛というひとが構成しているのだが、どうもあんまり面白い本になっていない。志村の死を知るまでの描写は細かく、いちばん迫ってくる部分だったが、付き人時代のエピソードは薄く、事実としては面白いにせよ、ふくらみがない。あの志村けんの間近にいるのに、この程度であるはずがないのだ。たけしの運転手だった秋山見学者に「たけしー・ドライバー」という好著があるが、この本は重松清(ライター名・田村章)が構成している。タレント本は構成者の腕によるところが大きい。

 雨の予報だったが、降られずに済んだ。夕方には帰宅し、録画残量を作るため、録りっぱなしだったずいぶん前のテレビ番組を観たりなど。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、「常連さん」には尾崎世界観が、11時台のゲストにはお見送り芸人しんいちが登場した。最終回を迎えた今週の「伊集院光とらじおと」も順番に聴いていくが、火曜は竹内アナが濃厚接触者になり、安田美香が代役を務めていた。竹内アナはリモート出演はしたのだが、最後の週までばたばたの放送だ。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら、たしか、深夜0時前には眠る。

2022年3月25日金曜日

3月25日金曜日/霞が関・稀有な落語本



◇ 霞が関・虎ノ門・茅場町

 早朝に目覚め、ツイッターを見ると、石井徹也氏(井上鐵二)が吉原から出禁を食らったというツイートをしていた。なにしてるんだ、このひとは。今日も朝から都内に。まず、霞ヶ関に出て、昼食は虎ノ門、おみっちゃんという店に入る。この店はこれで三度目。焼き鳥丼にしようとしたら、10分ぐらいかかるというので、和牛もつ煮込み定食にした。生玉子が無料。750円。そのあとは茅場町のほうまで行くことになり、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドのレギュラーと、チョコチャンクスコーンを食べた。ベローチェはそもそもコーヒーが安い店だったのだが、Sサイズがなくなり、そうなると、500円を超えるようになってしまう。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、磯山さやかが出演した「あちこちオードリー」の話もしていた。それから、Spotify で音楽を聴きながら、しばらくだらだらした。しかし、こんなことをやっていると、スマホがぜんぜん充電されない。2時間ぐらいでベローチェを出て、眠気を飛ばそうと思い、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べる。

◇ 読書

 茅場町から日比谷線、中目黒から東横線に乗り換え、横浜に戻ってくる。電車内で、頭木弘樹「落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ」を読み終えた。2020年刊、ちくま文庫。「望星」の連載をもとにした文庫オリジナル。落語の入門書のようで、刊行時には挑発的なタイトルのようにも受け取られたと思うが、この本はむしろ、すれっからしの落語ファンが読んだほうが面白い本だ。落語の面白さを根源的に考えなおしている。米朝の「落語と私」も思わせるが、あとがきまで読むと、米朝の落語観が基礎になっているのだとわかる。桂文我が解説を書いていることも大きな信頼度だ。(文我の解説は「稀有な落語本」と題している。) そして、この著者ならではなのは、カフカや「吾輩は猫である」とも共通するものとして、落語に文学の可能性を探っているところで、ここにも大いに刺激された。

 読書メーターに読み終わった本を登録するついでに、「ブックオフ大学」の感想をチェックしてみると、名前を出して褒めてくれている投稿をひさしぶりに見つけた。3月16日の投稿。嬉しい。

 夜遅くに帰宅する。録画していたテレビを観ながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「タモリステーション」で沈黙のタモリを直撃取材していた。タイムフリーで、聴きそびれていた月曜の「伊集院光とらじおと」を聴く。最終回ウィークは聴けるだけ聴こう。ニュース解説は青木理。11時台のゲストには、桐畑トール、ホームランなみち、だーりんず小田、母心というレポーター陣が集結した。深夜1時頃に眠る。

2022年3月24日木曜日

3月24日木曜日/記憶に残らない


◇ 有楽町・大手町

 メルカリで販売していた本が売れたが、アマゾンですでに売ってしまっていた本で、どこかにダブりがあるかもしれないが、探している時間がなく、早朝、取引キャンセル依頼のメッセージを送る。たまに売れたかと思えば、キャンセルにするしかないのだからいやになる。部屋が散らかり放題に散らかっていて、管理がまったくおろそかだ。朝から都内に。朝は肌寒いが、昼は暖かくなるだろうと思い、ジャンパーの下はTシャツを着た。まず、有楽町に出て、昼は大手町に移動し、新大手町ビルヂングの地下、霧笛屋という店で、生姜焼き定食を食べた。この店は二度目。ランチタイムにはコーヒーが付き、850円。それから、1階のドトールに入り、ひと休み。隣りの席に座っていたお爺さん、一心不乱になんのメモをとっているのかと思えば、数式をひたすら書いていて、そばには微分の本が置いてあった。

 夕方、天王洲アイルから新馬場まで歩き、京浜急行の各停に乗り、のんびりと日ノ出町まで。少し時間があったので、イセザキモールのマクドナルドに入り、ホットコーヒーと、チーズバーガーを食べた。

◇ 映画

 シネマジャック&ベティのスタンプカードが満点になり、その有効期限が明日までなのだが、こういうときにかぎって、どうしても観たいという映画がない。それでも、せっかくだから使ってしまおうと思い、ブランドン・クローネンバーグ監督の「ポゼッサー」という映画を、21時ちょうどの回で観ることにした。デヴィッド・クローネンバーグの息子の映画だが、しかし、なんだかちっとも興味がもてず、画面が暗く、なにを映しているのかさっぱりわからない。眠ってはいなかったと思うのだけど、なにも記憶に残らなかった。

 黄金町から京浜急行に乗り、深夜0時前に帰宅する。録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・荻野目洋子)を観て、タイムフリーで、聴きそびれていた火曜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。毎年おなじみの横山雄二との開花宣言対決に勝つため、先日の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」でも触れられていたが、ニッポン放送の和田アキ子にまで手紙を書いてお願いしたという徹底ぶりだ。昨日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、春風亭柳好がゲスト。昇太師匠と、仲のいい兄弟弟子のトーク。柳好さんは「のど自慢」の観覧マニアだそうで、江戸家まねき猫とふたりで出場しようとしたが、アマチュアではないから断られたそうだ。ラジオを聴きながら、梱包をひとつ片づけ、深夜1時前には眠った。

2022年3月23日水曜日

3月23日水曜日/「江戸東京落語まつり」

◇ テレビ

 明け方近くから眠り、3時間ぐらいで起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、流れ星が登場し、ギャグの作者がちゅうえいか瀧上かを当てる「ちゅうえいギャグクイズ」になる流れに笑う。天才ピアニストも持ちネタが豊富だ。先週木曜の「ダウンタウンDX」もようやく観る。こちらは「地下芸人の実態SP」。ハリウッドザコシショウ、チャンス大城、ぺこぱ、オズワルド、モグライダー、ランジャタイ、真空ジェシカが出演。今のお笑い界の潮流を表している地下芸人特集だ。オズワルド伊藤がしゃべった話を、すぐさま、同じ話をそのまま堂々としゃべるランジャタイ国崎がすごかった。番組終盤からのランジャタイの肝の強さがすさまじい。芸と狂気、肝の強さ、そのどれもがすさまじい。

◇ 落語会

 録画残量を作る必要があり、ダビングをして、それが終わるまでは家を出られず、午前中には出発するが、だいぶもたついた。昼から都内に。セブンイレブンに寄り、チケットを引き替えてから電車に乗る。電車はけっこう混んでいた。横浜駅の乗り換えがうまくいき、時間を挽回し、東海道線では座れた。東京駅に出て、地下通路を通り、よみうり大手町ホールまで。三遊亭円楽プロデュース「江戸東京落語まつり」の初日の初回の公演を観る。東京駅からは意外と時間がかかり、1本遅かったら本当にぎりぎりになるところだった。13時開演、15分前に到着し、エスカレーターで上階にあがる。まず、手指の消毒と検温。さらにもう1階あがり、チケットの半券を自分でもぎり、プログラムも自分でとっていく。この会場は過去にきたことはあっただろうか。席は 14列目。会場では真ん中あたりの席になるが、座ってみると、高座が遠いと感じる。寄席の最後列の席よりも遠い。席に着いたときにはもう開演10分前。前座なし、一番手には兼好が登場し、「時そば」をやった。しかし、いきなり眠くなってしまい、続く、小遊三、小朝は、演目がわからないくらいに朦朧としてしまった。小朝は見台と膝隠しを置き、照明も暗くして演じていたが、なんだったんだろうか。平日昼間ならではの客席の重さというか気だるさというか、とはいえ、これが初回というプログラムなのだからしかたがない。客席は高齢者がかなり多かったと思うが、左隣りの席の中年男が、落語の最中に扇子をぱたぱたあおいでいるのにはうんざりさせられた。年寄り手前ぐらいの年格好の男だったが、無駄に大股を開いて座り、そこからもう鈍さを感じさせる。こういう男はたいがい笑うところもピントがずれていて、さらには、カバンをがさごそとまさぐりだしたかと思えば、オペラグラスを取り出し、高座を眺め始めたので、手のつけようのない田舎っぺだと思った。右隣りの席は最初は空いていたが、兼好が終わってから入ってきて、こちらもやっぱり中年男だった。自分も含めて、中年男のひとり客が並んでいるという構図がいやだ。6000円という高額のチケットを買うこともひさしぶりだったが、このような大規模な落語会は、東京では「大銀座落語祭」以来だと思い、観逃しては後悔するのではと思ったが、前半がまるで楽しめず、高額なチケット代をまるっきり無駄にしている。15分の仲入りのあとは、志らく師匠が登場。志らく師匠が出るから目撃しておきたいという気もあったのだが、「親子酒」で、さすがに笑わせるものの、志らく師匠にしては並のウケだろう。6000円払って、志らく師匠の並のウケだけではあんまりだが、トリの文珍が見事に面白く、志らく師匠は客との駆け引きをまるでしないが、文珍は客との駆け引きをていねいにやっていく。現代的なことをしゃべっても、小朝のようなひとりよがりの現代性とは違い、庶民的な感覚とまるでズレがない。時間をかけてしゃべっていくので、なんの噺をやっているのかと思ったが、「壺算」とわかったときには余計に愉快になった。まあ、小朝が大きなネタをやっていたようだから、トリで軽くというバランスがいい。文珍のセンスのよさを改めて感じた会だったが、しかし、会の規模のわりには不満は少なくない。15時35分頃に終演。退場は、密を避けるために、列ごとに案内される。驚いたのは、ロビーに出ても演目を貼り出していないことだ。いや、演目を貼り出すというのもここ十数年程度に定着したことだが、今や、ホール落語でそれをやらないのはかなり珍しい。眠ってしまったからすっかりあてにしていたのに、小遊三、小朝の演目は、あとで検索して調べるしかない。


 昼食は大手町ビルヂングで、とんかつまるやに入り、ロースかつ定食を食べた。700円。ランチタイムにはいつも混んでいる店だが、この時間は空いていた。先に食べておかなかったのも失敗で、落語会の最中、のどがかさかさになり、咳が出そうでならなかった。脳に酸素がまわっていなかったのではとも思うが、食べたほうが眠くなるのか、食べないほうが眠くなるのかは、未だに判断がつかないところである。八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、チョコチャンクスコーンを食べた。読書をする気も湧かず、気候の影響もあるのか、ここ数日はずっと疲れている感じ。普段は開きもしない YouTube で、志らく師匠のランジャタイ評を観たりなどしていた。


 帰りの電車内で、ツイッターを検索し、小遊三「蜘蛛駕籠」、小朝「男の花道」と判明する。しかし、ツイートしているひとはとても少なく、いったいどういう客層なんだろう。ツイッターからは、木下ほうかの女優への性加害を告発する文春オンラインの記事にも驚いた。榊英雄という監督のことは名前も知らず、なんの驚きもなかったが、木下ほうかには驚く。これは完全に俳優生命を絶たれるだろう。文春オンラインでは、ほかには、天竺鼠瀬下の不倫報道もあった。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ビリーバンバン)を観た。ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、ラジオを聴きながら、早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していた「水曜日のダウンタウン」を観ると、「リアルに「へぇ」と言わせるの難しい説」という企画で、ナイツ塙さんが仕掛け人になり、なんと、大空遊平師匠が登場していた。「あちこちオードリー」も観ると、こちらは、ナイツと磯山さやかがゲスト。完全に「ビバリー」のリスナーのためのような組み合わせで、オードリー、佐久間プロデューサーも含めて、ニッポン放送色の濃い回だった。テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」の「この人の1週間」の欄に、宝田明が登場していた。3月6日から12日の一週間が記録されているのだが、3月14日には亡くなっている。亡くなったことには、なぜかどこにも触れられていなかった。

2022年3月22日火曜日

3月22日火曜日/雪混じりの雨


◇ 霞が関

 昨夜、眠る前にダビングをしておく必要があったのに、忘れていて、眠ってしまった。早朝に目覚め、家を出る前にダビングをする。今日も朝から都内に。雨降り。寒い。疲れがひどく、だいぶ無感情になってきた。スケジュールを考えないと、ちょっと限界だ。有楽町から霞が関に移動し、昼食は某所食堂にて、牛すじカレーを食べた。460円。雨は雪混じりになる。夕方、天王洲アイルから帰ることになり、雨は小降りになり、傘を差さなくても平気なほどにはなるが、しかし、肌寒い。新馬場のベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、カレーパンを食べた。甘いパンが売り切れていたが、昼もカレーだったのを忘れていて、カレーパンを食べてしまった。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、途中にニュースが入り、この放送中に大きな停電があったようで、横浜市のうちの地域も含まれていた。うちは震災のときも計画停電にはまったく引っかからなかったくらいで、なんらかの理由で停電にできない地区なのではと思っているが、それでも少しは心配になる。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 新馬場から、京浜急行の各停に乗り、読書をしながら帰る。西村京太郎「十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」」を読み終えた。2017年刊、集英社新書。西村京太郎の経歴に関心をもつことが今までなかったが、十四歳で、陸軍幼年学校に入学しているのだ。「子供が純粋で損得など考えないというのは嘘である。これから、どうするのが一番トクかを考えるのだ。どうせ十九歳になれば、兵隊になるのだが、階級は、一番下の初年兵(二等兵)である。やたらに、殴られると聞いていた。それなら、早くから兵隊になった方がトクに違いない。」 西村京太郎は昭和20年4月に入学するが、もちろん、その時点では8月に敗戦を迎えることは誰にもわからない。西村京太郎は1930年生まれ、小林信彦(1932年生)よりも2歳上で、同じ東京生まれだが、この2歳の差はなかなか大きい。前半の体験の部分は大いに関心をもって読んだが、後半は戦法の分析になり、ここはかなりわからなかった。

 最寄り駅まで戻ってくると、ゴミ箱がついに撤去されてしまっていて、以前から予告はされていたが、これは不便だ。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「徹子の部屋」を、昨日今日の放送をまとめて2本、昨日の放送は宝田明追悼、今日の放送は反町隆史がゲスト。日曜の「笑点」もようやく観ると、演芸コーナーはミルクボーイ、大喜利の助っ人には市馬会長が登場。それから、タイムフリーで、先週金曜に放送された「村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽」を聴いた。いったん眠り、深夜に目覚めて、ブログの更新をひとつ。「村上RADIO」は月曜にも放送があり、これも聴いてみると、2月の再放送だった。バブルガム・ミュージックの特集。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、眠りなおす。

2022年3月21日月曜日

3月21日月曜日/銀座・目やにか皮膚か

◇ 東京・銀座・新橋

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。もう1時間ほど眠りなおすが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。東海道線に乗り、東京駅まで出る用があり、昼頃、トイレに入ったときに鏡を見ると、右目のまぶたの下に目やにがこびりついている。驚いて、洗い落とそうとするが、なかなか落ちず、目やにに見えたけれども、皮膚から垢が出ているのか、それとも、別のなにかなのか、赤くなっていて、箇所が箇所だけに怖い。朝、家を出る前には鏡を見ているから、その段階でこうなっていたら気がつきそうなものだが、いつからこうなっていたのだろうか。なにか重大な体調不良のサインかもしれず、怖いから自撮りしておき、指でつまむようにして、皮膚のカスのようなものは取り除いた。



 地下通路を通り、国際フォーラムに抜け、有楽町駅まで歩いた。有楽町で昼食にしようかと、交通会館の地下なども覗いてみるが決められない。有楽町の駅前では、若い兄ちゃんがボールを使ったパフォーマンスをやっていた。銀座側に進み、泰明小学校の前を通り、そういえば、談志師匠が通っていた美弥というバーがこのあたりだったはずだと思い、確認したくなり、グーグルマップで検索した。店はもう閉店してしまったが、それでも検索には引っかかる。当然、美弥には入ったことはないが、美弥の上階にある中華屋には一度だけ入ったことがあり、それもひとに連れられて入ったので、場所をはっきりとは覚えていなかった。線路沿いに新橋駅まで歩くが、新橋には昨日もきたばかりだ。なんの面白みもないなと思いながら、あてもなく、新橋駅前ビルに入り、地下にカリカルという店を見つけ、欧風カレーを食べた。920円。食券制、カウンターだけの店だが、カレーポットで出すような、なかなか本格的なカレーだった。まだ時間が早いのだが、どうも気力が落ちていて、寄り道する気も起きず、新橋から東海道線に乗り、横浜まで戻ってきた。祝日は混雑していて面白くない。夕方には帰宅する。



◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「サンデージャポン」を観ると、小浜桃奈という18歳のタレントが、ウクライナ情勢について語るホリエモンの分析をにこにこして聴いていて、なんとも珍妙に感じられた。なにも考えずにただ笑顔にしているのか、それとも、共感の笑顔なのか。なんにしても、にこにこするような話題ではまったくない。「ワイドナショー」は先週は休みだったんだっけ。昨日の放送は「R-1」から2週経ち、お見送り芸人しんいちが出演。あとからZAZYも登場する。「TVタックル」を観ると、この番組でもついにウクライナ情勢を扱っていた。スタジオには、ひろゆき、海野素央、中村逸郎など。中村逸郎は「ワイドナショー」にも出演していた。

 今日の夕方にNHKで放送された「笑いの正体」という番組、「漫才を解き明かす」というテーマで、松本人志、水道橋博士、フットボールアワー後藤、ナイツ塙、かまいたち、粗品、野田クリスタルにインタビューし、スタジオパートには、中居正広、劇団ひとり、ケンドーコバヤシ、松嶋尚美が登場するという豪華さだ。40分、集中して観ていたらあっという間だったが、「笑いの正体」とか言いつつ、あまりにもダウンタウンを中心にした内容であり、これはこれで興味はあるものの、なにか肩透かしを食ったような気になる。構成は高須光聖。水道橋博士はツービートからの影響を語り、これで少しはバランスをとってみせたということかもしれないが、博士にもダウンタウンの衝撃を語らせている。ならば、松本のインタビューをもっと掘り下げてくれればいいのだけど、紳助竜介からの影響などは今さら驚くような話ではないし、じゃあ、紳助竜介は誰から影響を受けたんだということにもなると思うが、そこは追究してくれない。重要かと思えるのは、松本の根本は「日本語遊び」にあると語っているところと、ダウンタウンはハイヒールやトミーズに比べると、じつは売れるのが遅く、京都花月で鍛えられたという証言か。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、4月から火曜レギュラーになる黒沢かずこが、オープニングのあとに登場した。高田先生の話を聴くだけで知恵熱が出るという黒沢に笑う。12時台は、山内惠介がゲスト。こちらは高田先生とトークが弾みまくるのだが、まだ三十代だというのにはやはり少しびっくりする。今日は祝日で、「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みだった。聴くもの観るものが多すぎるので、むしろ、ほっとする。ラジオを聴きながら眠ってしまおうと思っていたが、眠気が飛んでしまい、深夜1時からは「深夜の馬鹿力」をオンタイムで聴いた。伊集院、コロナから復帰。ラジオを聴きながら、深夜2時前に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...