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2023年5月19日金曜日

5月19日金曜日/中華街・小津安二郎展

◇ テレビ・ラジオ

 深夜にコインランドリーに行ってきて、夜明けとともに帰宅する。朝、2時間ぐらい眠り、録画していたテレビ番組をいくつか。ずっと録りためていたまま、まるで観ていなかった「私のバカせまい史」にようやく手をつけ始めている。昨年9月放送の2時間特番では、フジテレビがもっている「ものまね王座」のアーカイブがフル活用されていた。せいやがプレゼンする「ものまね番組ご本人登場史」というのがあり、初めての「ご本人登場」は、これは記憶のとおり、コロッケのものまねの際の美川憲一登場だった。清水アキラの「恋のメキシカン・ロック」では、橋幸夫が3回も登場しているというのがすごいのだが、それについて清水アキラに取材し、その清水アキラがスタジオにも登場したから盛りあがる。「恋のメキシカン・ロック」を披露しているところに、続けて、橋幸夫本人が登場するという2段重ねのサプライズがあった。続く、阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんがプレゼンする「クイズ番組第1問史」でも、フジテレビのアーカイブが大いに活かされる。「なるほど!ザ・ワールド」「クイズ!年の差なんて」「クイズ・ドレミファドン!」がフジテレビの3大クイズ番組なんだそうで、いずれもプロデューサーは王東順。しかし、70年代以前になると、映像はほとんど残っていないのだな。さらば森田がプレゼンする「芸人のあるあるネタパッケージ発明史」では、中山涙さんがVTRに登場し、「あるあるネタ」のルーツはたけしだと定めた。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつける。正午になり、この番組でも告知していた「ザ・東京漫才」のチケットを購入しようとすると、カンフェティの扱いかと思っていたら、GETTIIS とかいう別サイトの登録が必要になり、少々手間どった。無事に購入はできたのだが、システム手数料、コンビニ引き換え手数料で、330円も上乗せされるのは、そういうものだとわかってはいても腹立たしい。

◇ 中華街・山手

 午後から外出。雨降りの予報だが、外に出るとまだ降っていなかったから、傘をもたずに出た。横浜駅に着くと、京浜東北線がストップしている。川崎で停電が発生したとかで、横浜線直通は運行しているのかと思えば、電光掲示板からは大船行きが消え、桜木町止まりのみになった。関内まで行きたいのに、しょうがないから桜木町止まりに乗るが、桜木町に着いたら磯子行きが停まっていて、発車しそうだからこれに乗った。桜木町駅から歩かなければならないかと絶望的な気持ちになりかけたが、関内駅にたどりつけて助かった。しかし、雨が降り始めてしまう。まだ小降りだったから、傘を差さずに駅を出て、横浜スタジアムのまわりを歩き、中華街に進む。外国人の観光客たちは、あまり傘を差していないようだ。

 まず、昼食にしようと、中華街をぐるっとまわり、隆昌園という店に決める。この店に入るのは初めてかな。ランチメニューの玉ねぎと豚肉の細切り炒めを食べた。スープ、杏仁豆腐がつき、750円。しっかりと美味い。店内、端っこの席では、小学生の女の子がおとなしく宿題かなにかをやっていてかわいかった。雨は止まず、媽祖廟の先にドラッグストアを見つけ、ここでビニール傘を買った。朱雀門を出たところのまいばすけっとにも寄り、飲みものだけ買っていく。











 元町・中華街駅からアメリカ山公園にあがるエスカレーターに乗り、外に出る前に、カバンからパーカーを出して着ていく。半袖ではやや寒くなった。港の見える丘公園を抜け、神奈川近代文学館に。今回は「小津安二郎展」。生誕120年、没後60年という年である。800円のチケットを買い、入ってすぐのところ、いつも映像を流しているロビーにミニチュアセットがあり、ここだけ撮影可だった。小津風のローアングルで写真が撮れるという趣向。モニターには映画の予告編が流されていた。4本、計10分ほどのこの映像を観てから入場する。展示は三部に分かれていて、第一部「映画の世界へ」、第二部「小津安二郎の戦争」、第三部「芸術のことは自分に従う」と、題がついている。後半には神奈川県に関する展示もあった。小津作品についてはまったく詳しいわけでもなんでもないから、ここで初めて勉強することがとても多かった。特に、キャリアの真ん中に戦争があることの意味は、改めて、批評にあたるなどしてみたくなった。







 いつも、閉館時間を気にしながらということが多くなってしまうが、今日は時間を気にせず、のんびりと展示を眺めることができた。しかし、じつはこのあとに用がある。山手駅に出ようと、グーグルマップを確認しながら、知らない道を進んでいく。本牧通りに出て、ひとつ裏の暗渠を歩き、山手駅のほうに曲がる。この通りを歩けば、古本屋の自然林にいつも寄るのだが、気がつかずに通りすぎてしまった。今日は閉めていたのかな。山手から根岸線に乗り、洋光台の叔父宅を訪問し、夜遅くに帰ってくる。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・橋本マナミ)を観て、それから、「Mステ」の2時間スペシャルをざっと早送りで観ていく。3年ぶりにスタジオに観覧客が戻った。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴けるところまで聴いて、深夜0時半過ぎに眠る。

2022年11月3日木曜日

11月3日木曜日/ラジオは歩きながら

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ポッドキャストを聴きながらもう少し眠りなおし、起きあがり、ブログの更新をしようとするが、途中でやめる。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は「みんなの説」スペシャル。「青ライダース細身ハゲがテレビ局にいたら小峠だと思って挨拶しちゃう説」から始まり、最後は「淡谷のり子を降ろしたイタコに清水アキラがものまねの新ネタを披露してもやっぱり8点説」。清水アキラの新ネタはピコ太郎。この絶妙なくだらなさ。「あちこちオードリー」は、さらば青春の光とAマッソがゲスト。高市早苗が首相になった途端に、女性芸人のMCが増えるという森田の予測。ぼる塾・あんりが世相を斬り出すという加納の予測にも唸る。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。「エルピス」の評判のよさを複数のラジオ番組から聴くが、ドラマはまるでチェックしておらず、大根仁演出、渡辺あや脚本だとは始まる前には知らなかった。しかし、今はバラエティ番組の録画だけでせいいっぱいだ。いずれ、配信されるようになったら観てみようか。

 午後、「ナイツ ザ・ラジオショー」を途中から聴こうとすると、今日は祝日で、ニッポン放送では別の特番をやっていた。文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に替えてみると、こちらでは大久保佳代子とヒコロヒーがしゃべっている。大竹まことは祝日はいつも休みだから、今日もそうだろうと思って聴いていると、今日は毎年恒例の対決企画で、大竹チームと吉田照美チームに分かれたネタ対決という趣向だとわかる。伊東四朗も審査員長として出演、お見送り芸人しんいち、チャンス大城も登場し、にぎやかだ。ちょうど聴き始めたところでは、阿佐ヶ谷姉妹と大久保佳代子の即席トリオがコントを披露し、アーサー・ビナードと水谷加奈たちの「電線音頭」と対決していた。

◇ 瀬谷

 15時過ぎから外出。わりとのんびりできる日が続いているので、出歩けるときに出歩いておこうと思い、瀬谷のブックオフまで歩きたくなった。歩きながらラジオもたくさん聴けるからちょうどいい。今日の「ゴールデンラジオ!」を冒頭から聴くと、大久保佳代子、ヒコロヒー、砂山アナというメンバーで始まり、大竹まこと、吉田照美、伊東四朗はあとから到着し、それからネタ対決が始まる。大竹まことは朝からバスに乗せられながら、文化放送にずっと出演していたようだ。一組目は、お見送り芸人しんいちとヒコロヒーの対決だった。伊東四朗の点はヒコロヒーのほうに入れられる。


 瀬谷のブックオフまで、いつも歩いていくルートではなく、気まぐれで、脇の公園を通り抜けてみたのだが、風景の写真を撮りたかったのに、どういうタイミングの悪さなのか、女子ふたり組がなにやってるんだかわからなかったが、行く先々で写真を撮っていて、どうやってもその子らが写ってしまうから撮りづらくてしかたがなかった。公園から団地を抜けて、ブックオフにたどりつく。110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊買っていく。

 瀬谷駅まで歩き、17時過ぎにようやく昼食。れんげ食堂に入り、パイコー麺を食べた。770円。天一書房に少し寄ってから、上階のマクドナルドに入り、ひと休み。ちょうど混んでいる時間だったようで、レジに行列ができていたが、店員がよっぽど優秀なのか、瞬く間に順番がまわってきたので驚かされた。


◇ 読書・ラジオ・テレビ・映画

 マクドナルドで、今村夏子「父と私の桜尾通り商店街」を読み終えた。今年文庫化。親本は2019年刊。250ページ程度のこの短編集、およそ1ヶ月前から読み始めていたが、あまりにも面白いので、大事に読みたくなった。1本目の「白いセーター」から惹き込まれたのだが、続く、「ルルちゃん」と「ひょうたんの精」の2作は、ちょっと衝撃を受けるくらいに面白かった。衝撃を受けたのは笑いの部分で、電車のなかで読んでいたのだが、声を殺して笑いながら読んでいた。そのあとの「せとのママの誕生日」にも笑った。笑いの部分でこれだけ驚かされる小説というのはなかなかなく、自分が十代のころならば、優れた笑いをやっている小説はまだ多く、ついでにいえば、マンガが笑いをリードしていた時代があったが、今ほど、お笑い芸人が強い時代になると、なかなかお笑いに匹敵する小説というのは目にすることがない。ときどき、笑えると評判の小説があっても、実際に読んでみるとまったくそんなことはないと思わされることも何度かあった。今村夏子の本は今までに3冊、初めて読んだ「こちらあみ子」からもうびっくりするくらいに面白かったのだが、あと2冊は「あひる」と、芥川賞を受賞した「むらさきのスカートの女」を読んでいる。この短編集で4冊目。作品数が少ないから、これで半分以上読んだことになるが、好みでいうと、重さのないこの短編集がいちばん好き。今村夏子の優れた笑いをもっとも味わえるのがこの短編集であり、お笑いに匹敵するどころか、お笑いのコントでもこれだけ笑えるものはめったにない。いちばん似ていると感じたのは「ごっつええ感じ」のコントなのだが、世代的にもダウンタウンの影響はあるのではないだろうか。(たしか、芥川賞受賞後のエッセイでは、「水曜日のダウンタウン」を観ていたことが書かれていた。)笑いを抜きにしても、「あひる」も「むらさきのスカートの女」もダウンタウン的と思える。

 夜になり、帰りも時間をかけて歩きながら、「ゴールデンラジオ!」の続きを聴いていく。タブレット純とチャンス大城の対決があり、これはタブレット純が勝利した。オンタイムで聴いていた箇所は飛ばし、15時台にはダチョウ俱楽部が登場。大竹まことと吉田照美のアツアツおでん対決があったが、それよりも、肥後が語る大竹まことの武勇伝のどれもこれもがすさまじい。シティボーイズとダチョウ俱楽部の縁も深い。ある番組で、審査員だった野坂昭如をぶん殴った話、あるいは、海外ロケで、逆バンジーで飛ばしたダンプ松本を怪我させて笑っていた現地のグループにぶち切れ、ロケが中止になった話、あるコメディ番組のお茶の間セットを壊した話などなど、爆笑したくなるのをこらえながら夜道を歩いて帰った。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。寺島しのぶが息子の眞秀くんと一緒に出演。歌舞伎は観ていないのに、歌舞伎俳優の子たちの成長はこの番組で確認していて、眞秀くんも幼いころに出演しているのを観ているが、10歳になり、すっかり大きくなっちゃった。眞秀くんの特技がボイパだというので、徹子さんも一緒にボイパを始め、セッションになった。

 タイムフリーで、昨夜の「ヒコロヒーのオールナイトニッポン0」を聴く。佐久間宣行が体調不良のため、ヒコロヒーが代打とは豪華だ。聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚めた。アマゾンプライムで映画を1本。前から観たいと思っていた「ワンダーウォール劇場版」をようやく観た。2020年公開だが、もとは、2018年にNHKで放送されたドラマであり、実在する京都大学の寮の寮生追い出し問題を題材にしている。以前からアマゾンプライムにあることはわかっていたのだが、「エルピス」のことを調べていたら、同じ渡辺あや脚本だとわかり、このタイミングで観ておきたくなった。1時間強の小品だが、これは快作だ。Spotify のニューリリースから、Sunaga.T.Experience と J.LAMOTTA.すずめの新アルバムを見つけ、聴きながら眠りなおそうとしていたような気がする。そのあとの記憶はない。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...