ラベル 有吉弘行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 有吉弘行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年1月1日月曜日

1月1日月曜日/元日と地震

◇ テレビ

 朝から少し眠り、起きあがってからはまた録画していたテレビ番組の続き。昨夜の「紅白」の後半を観る。後半は Mrs.GREEN APPLE からスタート。「レコード大賞」とは別の曲だ。三山ひろしのけん玉企画は今年もあり、ここ数年の「紅白」はなんだか「かくし芸大会」も兼ねているかのようだ。けん玉は、タイムマシーン3号のふたりが、一番手、二番手だったが、三番目のパンサー尾形がいきなり失敗し、すぐにトップからやりなおしていた。歌のあいだには間に合わなかったが、ギネス世界記録はなんとか達成。伊藤蘭、46年ぶりの「紅白」は、キャンディーズのスペシャルメドレーだった。別スタジオから、かつての親衛隊たちを客席に入れて盛りあげていた。テレビ放送70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」というコーナーでは、ポケットビスケッツ、ブラックビスケッツが登場。ウッチャンナンチャンに挟まれる有吉。そのあとには黒柳徹子が登場し、「ザ・ベストテン」風になる。有吉と徹子さんの共演を「紅白」で観ることになるとは思わなかった。このコーナーでは、薬師丸ひろ子が「セーラー服と機関銃」を、寺尾聡が「ルビーの指環」を歌った。続いては初登場の Ado。Ado の名前の由来って、やっぱり、狂言のアドからなのだね。京都の能舞台からの中継で、本人はシルエットしか映らずにライブを行った。ここで、さっきの三山ひろしのけん玉の記録がじつは失敗していたという訂正が入る。続いてのエレファントカシマシの前には、ファンとして、新しい学校のリーダーズの SUZUKA が再登場した。SUZUKA の挙動のルーツが宮本浩次だったとは知らなかったな。そりゃあ面白いはずだよ。番組もいよいよ終盤にさしかかり、有吉は藤井フミヤとも共演し、「白い雲のように」を一緒に歌う。YOASOBI「アイドル」はアバンギャルディとのコラボから、出場している本物のアイドルたちが総登場する豪華版。しかし、あのちゃんや橋本環奈まで参加していたのに、新しい学校のリーダーズがここに登場しなかったのはなんでだ。トリは白組が福山雅治、そして、紅組は MISIA のスペシャルメドレー。これでおしまい。結局、「ブギウギ」の特集はやらなかったか。面白いところは多々あったものの、驚くようなところはない、わりとあっさり味の「紅白」だった。有吉のような笑いの質では「紅白」の場ではまじめにやるしかないというような司会だったな。

 録画しているテレビ番組はまだまだたくさんある。MXで、年越し3分前から放送された「志らく・伯山の言いたい放だい元日SP」を観る。志らく師匠のひとり語りから始まる。昨年出版した「師匠」という本をドラマ化したいとオープニングでは語り、談志役は志らく師自身、志らくの役は佐藤健、伯山は吉川潮役だって。「M-1」の審査員を降板されられたことについて、伯山が本音をばんばんぶつけてくれるから笑うんだけど、志らく師匠もすべてに明解な答えがある。

 年明けすぐの「あちこちオードリー」の新春スペシャルは伊集院光がゲスト、ラジオ風のセットで、編集なし、ノーカットの放送。伊集院はマネージャーに注意される共演タレントが2組いて、ひと組がハライチ、もうひと組がオードリー。なぜかというと、嬉しくて「かかっちゃう」から。2023年はどんな年だったかというと、やっと売れたという伊集院。TBSラジオの「伊集院光とらじおと」が終わったことで、スケジュールが空き、いろんなところに呼ばれるようになっていったのだ。番組終盤には、ゾフィーを解散した上田航平も登場。

◇ 地震

 6時間ぐらい、ぶっ通しでテレビを観ていたらさすがに疲れた。テレビを観ている最中に地震があり、どうってことのない揺れのようにうちでは感じたが、ラジオをつけると、アナウンサーがかなり取り乱したような声で津波警報を何度もくり返している。16時10分に発生したその地震は、石川県で震度7を観測する大きな地震だったようだ。3メートルの津波が到着しているというからただごとではなく、ラジオのニュースを消せなくなってしまった。ラジオをつけたまま、少し眠っていた。NHKのラジオをつけていると、緊急地震速報のけたたましい音がその後も何度も鳴らされる。余震があるたびに鳴らしているのか、こんな放送は聴いたことがない。被害の状況が気になるが、しかし、その後のアナウンサーの声の調子から察するに、少しは安心していい状況になったのだろうか。

 20時近くになると、地震のニュースもやや落ち着いてきたのか、ラジオ局によっては通常どおりの放送に戻っている。腹が減り、大晦日に買っておいた弁当を食べながら、録画していたテレビ番組をまた観る。「笑点」の正月特番はメンバーの口上で始まった。オープニングアニメが新しくなり、木久扇師匠が作画を手がけたものに変わった。このアニメの最中に地震速報が入っていた。演芸はマキタスポーツが登場。マキタさんが出ることを知らなかったから喜んだのだが、始まった途端に緊急地震速報が大きなアラーム音とともに流れていた。星野源の童謡のネタを始めたところで、番組は中断され、ニュースに切り替わってしまった。

 録画するはずだったNHKのタモリと鶴瓶の特番、フジテレビの「ドリフに大挑戦」も、地震のニュースのためにつぶれる。各局、ニュースを放送していたが、テレビ東京だけは「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」を放送しながら、L字の画面で情報を流すかたちにしていた。21時台の番組はどうなるかなと思っていると、NHK、TBS、フジテレビはニュースを続けていた。TBSはダウンタウンの「ドリーム東西ネタ合戦」が休止に。これは放送したくなかったんじゃないだろうか。フジテレビは有吉の特番を休止にする。

◇ 映画・テレビ・雑誌・ラジオ

 期せずして、テレビを観る必要がなくなり、ブログの更新をひとつ。アマゾンプライムで映画を1本。マルクス兄弟の「マルクス一番乗り」を観る。この映画を観るのはおそらく初めてだ。マルクス兄弟たちのコントも面白く、何度も笑うのだが、それ以上に、黒人たちの演奏と歌と踊りの場面が迫力の楽しさだった。この映画の評価の高さにも納得がいく。

 深夜になり、ラジオを聴きながら眠ってしまおうかと思っていたが、眠れずに起きあがる。録画していたテレビ番組はどれもこれも休止に。しかし、ツイッターから情報を追いかけてみると、フジテレビの有吉の特番は時間をずらして放送されたようだ。年末から観そびれていた番組を優先的に観ていく。12月21日に放送された「SONGS」の「紅白スペシャル」は、「紅白」の特集というよりも、これは大泉洋の特集だ。大泉洋と同じく、今回初出場の歌手からメッセージが届き、SEVENTEEN と新しい学校のリーダーズが登場した。

 読みそびれていた「週刊文春」新年特大号のキャンディーズ特集にようやく目を通す。松本の記事を読むために買ってあったが、この特集は楽天マガジンからもスクショを撮っておく。近田春夫、マキタスポーツとスージー鈴木、中森明夫による考察、そして、増田恵子、麻丘めぐみ、佐野史郎による回想。阿川佐和子の伊藤蘭インタビューでは「ブギウギ」の話もしていて、「同じNHKだから、紅白でお母さんと娘のコラボを期待している人もいると思う! ご予定は?」と訊くと、「どうなんでしょう。今、撮影がギリギリらしくて、出られないんじゃないかと思いますけどね。」と答えていた。

 タイムフリーで、今日元日の午後に放送された「志の輔ラジオ 落語DEデート」の特番も聴いた。レギュラー回とは違い、ゲストなし、誰ともデートせずに二席を放送する。まずは可笑の「三方一両損」、二席目は志ん生の「富久」。「富久」は 40分もあるため、通常の放送では流せないのだ。

2023年12月31日日曜日

12月31日日曜日/今年も終わり

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜からずっと眠らず、読書をしていたら急に胸が痛くなってきた。限界だろうか。外は雨降り。午前中に少し眠る。ブログをひとつ更新してから、昨夜に放送された「日本レコード大賞」の録画を観た。わざわざ録画して観るのは初めてだ。新国立劇場から中継、司会の安住紳一郎と川口春奈が登場し、司会があいさつをしたあとは、受賞アーティストたちがステージにいきなり勢ぞろいする。4時間半の放送をぜんぶ観るつもりはなく、あとはざっと早送り。優秀作品賞にノミネートされた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」と、特別国際音楽賞を受賞した YOASOBI「アイドル」の香港からのライブ中継、それと、imase の「NIGHT DANCER」を観た。大賞は Mrs. GREEN APPLE の「ケセラセラ」。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけると、今日は山本恵里伽アナと外山惠理アナがそろって出演している。年末恒例の「列島年の瀬中継」を2年ぶりに開催。各系列局のアナウンサーと中継をつないでいく。

 いつの間にか、雨は止んでいた。昼下がりに外出。二俣川まで歩きながら、タイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。先週からのしっちゃかめっちゃかな生活で、聴き逃した回があるような気がしていたが、確認してみたらどうやらまだ一度も欠かさずに聴けているようだ。

 二俣川の相州蕎麦にて、ミニカツカレーセットを食べる。790円。ここ数年はいつもここで年越しそば。ミニカツカレーセットが通常よりも50円安かったので、これにしてしまった。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りている、津野海太郎「最後の読書」をなんとか年内に読み終えた。2021年刊、新潮文庫。親本は2018年刊。前著の「百歳までの読書術」もとても面白く、考えてみると、あの本にはけっこう影響されているような気がしていて、自分の今までの読書を肯定してもらえたような感覚があった。津野海太郎の読書観にしっかりと触れたのは「百歳までの読書術」が初めてだったが、この「最後の読書」はその続きのような本。どこがどうということもなく、書かれていることの端々にいい考えがあるというのかな。そういう本のほうが、うそがなくていい。文庫解説は鈴木敏夫。鈴木敏夫と対談していた「SWITCHインタビュー」も、そういえば、録画したまままだ観てないんだった。

 帰り道にも、タイムフリーで、水曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。帰宅前にスーパーを何店かまわるが、食パンがどこも売り切れだ。三ツ境のイオンフードスタイルまで遠征すると、ここは元日も営業するようだから品物は豊富に残っていた。正月は外出しないで済むよう、食料を多めに買っておく。

◇ テレビ・映画

 夜になってから帰宅する。母は叔父の家に連れて行かれてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブラッシュアップライフ」の残り、第9話、第10話を年内に観てしまう。今年のあたまに録画してあったものを、年末になってようやく観ていた。最終回の浅野忠信の使いかたに唸る。浅野忠信のような俳優をたったあれだけの笑いのために登場させるとはすごい。だけど、浅野忠信のような重みのある俳優だからこそ笑いになるのだ。大事件を回避し、ごく日常的な場面でドラマを閉じていく。58年後の日常を描くラストにも感動させられた。

 今年もあと2時間ほどになるというのに、明日の番組を録画するための残量の確保に追われていた。こんなつまらないことで今年も終わっていくのか。「紅白歌合戦」を追っかけ再生で観始める。出演者たちがつないでいくグランドオープニング、大泉洋が司会をしようとするコントがあり、宙からゴンドラのようなもので本当の司会陣が登場した。紋付袴、和装の有吉弘行。「歌合戦」のトップバッターは新しい学校のリーダーズ。赤いセーラー服で登場し、「オトナブルー」を披露する。JO1、鈴木雅之「め組のひと」と続き、それから審査員たちの紹介になった。バカリズムを有吉が紹介する「紅白」だなんて、いったい誰が予想できただろうか。「紅白」も早送りしながら観ていくが、大阪新世界からの中継では、オール阪神巨人とココリコ遠藤が登場した。「笑ってはいけない」がなくなったから遠藤は出られるんだ。中継とはいえ、巨人と有吉の会話があったことにも注視したい。新世界からは天童よしみが歌った。

 「紅白」は中断し、テレビを消したら、外から除夜の鐘が聴こえた。うちでも聴こえるとは、今まで知らなかったな。年またぎはアマゾンプライムで映画を1本。レオ・マッケリー監督の「我が道を往く」を観ていた。

 年が明け、深夜にまた「紅白」の続きを観る。浅草寺からの中継には、とにかく明るい安村、ノブコブ吉村、アルコ&ピースが登場し、浅草の商店街を山内惠介が歌っているあいだに芸を見せるのだが、安村だけでなく、吉村とアルピー酒井もなぜか裸になる。水森かおりは今年はドミノ倒しとコラボしていた。演歌のひとたちはいろんなことをやらされている。前半のトリは大泉洋。1時間35分が経ち、ニュースに入ったところでまた中断する。

 録画残量を作るために、もう観るのをあきらめる番組を探し、いくつか消去していく。夜が明ける前に、眠気で朦朧としながら、ブログに新年のあいさつを書いた。ああ、こんなことでずるずると新年が始まってしまったな。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

最後の読書 (新潮文庫) [ 津野 海太郎 ]
価格:693円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

我が道を往く [ ビング・クロスビー ]
価格:1,320円(税込、送料無料) 

2023年10月6日金曜日

10月6日金曜日/等々力渓谷


◇ 等々力

 朝から都内に。途中までは昨日と同じルート、自由が丘から大井町線に乗り換え、等々力まで。朝は寒いくらいだったが、駅を出ると日差しが強い。めったにくることがない等々力なので、以前から興味があった等々力渓谷を散策してみたくなった。しかし、タイミングが悪いもので、倒木の危険があるとかで封鎖しているエリアがとても多かった。等々力不動尊には入ることができ、そこから階段を下りていくと、公園の南端に出る。多摩川がすぐそばだろうと思っていたが、地図を改めて確認してみると意外と遠いことがわかった。南端から公園の西側にまわる。庭園などを覗き、それから、滝のあるところに出たかと思うと、そこから階段を登っていくと、もとの不動尊にまた戻ってきた。本当は、滝の向こうに進むと自然が豊かだったはずだが、そちらは封鎖されていて進めなかった。公園をいったん出て、北に進む。公園は環八により南北に分かれていて、その北側のエリアを、西側からまわりこんで入っていくと、ゴルフ橋というのがあった。橋の下には川が流れ、遊歩道のようになっているのが見えるのだが、下に降りる階段も封鎖されている。写真を撮っていると、通りがかった老夫婦がいつまで工事してるんだろうというような会話をしていた。長く封鎖されているのかな。ゴルフ橋を通り抜けると、そこはもう等々力駅のすぐ近くだった。

























 等々力からさらに、上野毛のブックオフまで歩く。等々力駅と上野毛駅の中間あたりにある店だが、以前、一度だけ行ったことがあるはずだ。着いてから思い出したが、ここは看板が青いブックオフだった。コミックが置いていないのも珍しい店舗。お気に入り登録なし。110円の文庫本を1冊、新書を1冊、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊買う。上野毛駅まで歩き、昼食にしたいと思っていたが、たいした店がなく、横浜に戻ってから食べることにする。

 横浜駅まで戻り、ムービルの金太郎に入り、鶏のロゼソース焼きスパというのを食べた。700円。ビブレのブックオフにも寄るが、しかし、たいしたものは見つからない。110円の文庫本を1冊だけ買う。ベローチェに入り、ひと休み。スマホを充電し、ラジオを聴きながら少し眠る。読書もするが、目が疲れてだめだ。いよいよ老眼がきつくなってきた。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観ると、なんと、片岡一郎さんが弁士の役で出演していた。ツイッターを見ていなかったから、出演していることを知らなかった。NHKの「ニュース7」では、「紅白」の司会が、有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波に決定したことが発表されていた。

 昨夜の「アメトーーク!」は「令和の好感度低い芸人」。お見送り芸人しんいち、とろサーモン久保田、東ブクロ、みなみかわ、インディアンスきむ、ナダル、ZAZYというメンバー。MC側にはバカリズムが座り、バカリズムによるそれぞれの分析がいちいち痛烈。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「紙の爆弾」に本多圭によるジャニーズの記事があり、この本多圭というひとは週刊誌を読んでいるとよく見る名前だが、いったい何者なんだろう。「週刊現代」の読書欄には中村文則のインタビューがあった。「いちばん会いたい人は?」との質問に「お笑いコンビのザ・たっちのお二人」と答えているが、いったいなぜ。

 今日は一日中、鼻水がひどかった。寝不足のせいだろうか。今日はスレッズを始めてちょうど3ヶ月。投稿して、23時前にはもう眠る。

2022年5月15日日曜日

5月15日日曜日/笑いのひとの悩み

◇ テレビ・ラジオ

 午前中にブログの更新をふたつ。それから、録画していた番組を、まず、今朝の「ワイドナショー」から観た。今週は松本が出演のほか、大黒摩季、モト冬樹、ハライチ岩井という顔ぶれで、上島竜兵の訃報を扱う。ダウンタウンとダチョウ俱楽部の共演は「ひょうきん予備校」からになるのか。松本が言葉を詰まらせる場面があったが、さも、痛みをともなう笑いができなくなったことが原因であるかのように、それだけが理由とは思わないですけどと言いつつも、「BPOさん、どうお考えですかね?」と語気を強める。はたしてそうだろうか。モト冬樹はダチョウ俱楽部とは「ものまね王座」で共演し、どうやら親しい間柄だったようで、長年一緒にやってきたマネージャーのことも気遣っていた。

 「サンデージャポン」も観ると、こちらでは、昨日発表された、肥後、ジモンのコメントが読みあげられ、笑いにしている肥後のコメントにまた涙が出てくる。生放送ではない「ワイドナショー」には間に合わなかったのだろう。ダチョウ俱楽部は爆笑問題との関係ももちろん深い。1989年放送「お笑い秋の祭典」という番組から、戦国武将のコントをやっている若手時代のダチョウ俱楽部と、同じ番組で漫才をする爆笑問題の映像を流し、太田プロの2年違いの先輩後輩であることを最初に説明した。それから、日本テレビの「お笑いウルトラクイズ」の映像が流れたが、「サンジャポ」にはテリー伊藤がいるからだろう。訃報なのに、この映像には笑わされる。テリー伊藤は今週はスタジオ出演ではなく、VTRでインタビューに答えていた。TBSだから、1993年放送「つかみはOK!」の映像も流れ、西遊記のコントにはデーブ・スペクターが出演していた。妖術師を演じるデーブ・スペクターの手下を演じていたのは、佐藤あつしと松原桃太郎だ。上島は「サンジャポ」にも何度も登場していて、取材された名場面をたっぷりと流し、そして、「タイタンライブ」に出演した際の田中とキスする場面も見せた。上島の面白さをきちんと伝えるいいVTRだった。スタジオでのコメントでは、デーブは、お約束のギャグ以外のその場のアドリブも天才的だったと語る。太田はなにを語り出すのかといえば、南部さんとダチョウの方向性の違いについて、これはほぼおなじみのネタだが、きちんと笑いにし、しかし、そのあとには、若手時代にはほとんどしゃべっていなかったが、独立してからしゃべれるようになったというダチョウと爆笑問題の関係性が語られた。太田「芸人は先に死んだやつが負けですからね。」「どういじられてもしょうがないんですから。だから、それがいやでみんな生きてるんですから。」 

 午後、「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースコーナーで、こちらでも上島竜兵の訃報を伝える。ニュース解説の中村尚登さんからは、TBSの上司に連れられ、六本木のバナナパワーに出演していたダチョウ俱楽部を観たことがあるという思いがけない思い出話が語られた。太田も「サンジャポ」よりもこちらのほうがしっかりとダチョウについて語っていた。「ダチョウさんはとにかくね、われわれほんとに、南部さんがいたころから知ってるけど、後半はリアクション芸人みたいなね、からだ張ってっていうあれなんだけど、じつは、ダチョウ俱楽部っていうのは、間がいいんですよ、とにかく。間の芸人なんですよ。だからその、「聞いてないよ~っ!」とかいう、それが、あのひとたちの間じゃないと笑えない、だからこう、上島さんがさんざんやられて、「おいっ!」っていうときの、あの間なんだよね。あれをね、ほんとに練習するんですよ、ダチョウさんて、コントやるときに。まあ、やりすぎなぐらい練習してたのが、本番でわかるのね。間がぴったりすぎるから。それを逆に俺らは、間がよすぎるよって言ってたくらいで。だから、わりとその、からだを張って、とかって言われてるけど、じつは、ただからだを張ってもあの間にはならないんだよね。練習の鬼だったもんね。」「このひとたち、会議やって、稽古場で、ホワイトボードにこれどうかこれどうかって(ギャグを)100個ぐらい書いてな。それで選んで、実際に流行らせるって、なかなかね。流行語って、ぴょんと行ったのが流行るってのはあるけど、狙ってウケるってのはなかなかないんですよね。」

 録画していた「TVタックル」を観ると、ウクライナ情勢から経済の話題を扱い、成田悠輔がこの番組にも登場し、片目がマル、片目が四角のメガネをここでもやっぱりかけている。番組最後に上島竜兵にも触れ、東国原は「お笑いウルトラクイズ」での「人間カチカチ山クイズ」の思い出を語った。

 タイムフリーで、昨日放送された「伊東四朗・吉田照美 親父・熱愛」も聴くと、この番組ではニュースを扱うから、上島竜兵の訃報にも触れる。吉田照美は、上島と広川ひかるの結婚式の司会をやっているという縁があるのだ。伊東四朗「笑いのひとってのは、俺、なんとなくわかるんだよ。笑いのひとの悩みってのはね。でも、本人じゃないからまったく違うかもしれないけどね。なんとなく、うっすらわかるような気がするけど。」

 昼に放送された、ニッポン放送の「土田晃之 日曜日のへそ」も聴くと、冒頭に、遺体と面会した話をしている。夜には、放送されたばかりの「有吉弘行の SUNDAY NIGHT DREAMER」を、YouTube で探して聴いた。この番組を聴くこともまずないから、番組の形式がわからないのだが、この日の放送には、アルコ&ピース酒井と、宮下草薙の草薙も出演していた。土田は昼の番組という違いもあるかもしれないが、土田がかなり落ち着いて語っていたのとは違い、感情が行ったりきたりしているさまが生々しい。

 野沢直子のブログも読んだ。上島、ジモンとはテアトルエコーの養成所からの仲間であり、野沢もやはり「ひょうきん予備校」のレギュラーになり、そこでふたりと再会するのだ。野沢は「お笑いウルトラクイズ」でアシスタントを務めることも多かった。

 アマゾンプライムで映画を1本。これも上島竜兵が出演している「決算!忠臣蔵」を観た。2019年公開。同じ中村義洋監督でも、「怪物くん」とはまるでタイプの違う映画で、このアイデアを2時間の映画にするのは力業だが、俳優陣の芝居の応酬は観ていて楽しい。吉本興業製作で、岡村隆史を始め、西川きよし、桂文珍、板尾創路、木村祐一、村上ショージらも出演している。

 録画していたテレビ番組をほかにもいくつか。楽しみにしていた今日の「笑点」は、大喜利についに志らく師匠が出演し、演芸コーナーもなく、30分すべて大喜利。冒頭に、今までの因縁を説明するVTRがあり、「全身落語家読本」に書いてあることまで紹介されていた。

2022年4月13日水曜日

4月13日水曜日/藤子A先生

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・読書

 早朝に目覚め、ダビングのセットをしてからブログの更新にとりかかるが、どうもすいすいとは書けない。午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「刺さルール」は、今週は響に密着。この番組は過去にブレイクした芸人に密着し、そのVTRからクイズが出題され、それをもとに大喜利をする。爆笑問題のふたりが大喜利に答え、伯山が司会を務めるという、誰も得意なことをやっていない番組だ。昨夜の「うたコン」も録画しておいたが、まず、石井竜也が「君がいるだけで」を歌う。今どき貴重な専属のバンドがいる形式の番組だが、米米のフラッシュ金子がバンマスを務めているのだ。丘みどり、純烈、八代亜紀と続き、つぎに登場した横山剣と野宮真貴がお目当て。野宮真貴はこの番組は初登場なのだ。エンドクレジットまで観ると、この番組、寺坂直毅が構成なんだと初めて知った。剣さんと野宮真貴のデュエット曲は、Spotify のニューリリースを見るとすでに配信されていた。剣さんの名前がなぜかクレジットされていなくて、チェックしそこねていた。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴き、それから、聴きそびれていた番組をタイムフリーで続けて聴いていく。先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、この放送中に藤子不二雄A先生の訃報が入っていた。そのあとには少し、藤子マンガの思い出も語られていた。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらでは冒頭から藤子A先生についてしゃべっている。中川家の単独ライブのポスターを藤子A先生が描いたことがあり、その際に会っているのだ。14時台は、次長課長がゲストで、「伝説の一日」の話ばかりになる。先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」のオープニングでも、藤子A先生の話をしていた。コアなマニアのような話が出るわけではないが、この世代への影響力は絶大だ。そのあとにはどうでもいいような話をしていたかと思うと、桜の話になり、不意にいい話になった。震災のあとは被災地には色がなくなり、すべてが茶色か黒の風景になっていたが、4月になるとピンク色が現れた。桜のピンクであり、それが希望になったという話だった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に藤子A先生の追悼記事があった。大沢在昌が語る藤子A先生が傑作。大沢在昌は藤子A先生よりも22歳下なのだが、40年来のつき合いになる大親友だったという関係で、「ただもう、性格は「大きな子供」という感じでね。一人称は「ボクちゃん」、口癖は「お金がない」。子供だから、お金を持たせると、あるだけ使っちゃうんだ。」「それで、奥さんとか、マネージャーをされてた亡くなったお姉さんから、一日2万円しかお金をもらえないようになった。」「お金を持ってないのに、きれいな女のコがいるクラブが大好き。だから、つねにおごってくれる人を探していた。」「あの人とつき合ったほとんどの人が、おごったことはあってもおごられたことはないんじゃないかな。クレジットカードも持っていなかったし。」 その藤子A先生が「たった一度、俺と小林薫さんに怒った夜」と見出しにあるのでなにかと思えば、金がないことを大沢在昌と小林薫がからかっていたら、「ボクちゃんだってお金あるよ!」と藤子A先生が言い出し、「明日、お金下ろして持ってくるから、8時に六本木のスターバックスに来て!」と言われたが、ふたりともそんな約束は忘れてしまい、別の店で飲んでいたら、「ずっとスタバで待ってたんだよ!!」って怒ったっていう、じつにしょうもない話に爆笑した。

 今日は外出せず、部屋で読書。藤子不二雄A「Aの人生」を読み終えた。2002年刊、講談社。自伝的な本なのかなと思って読み始めたが、もっと日常的なことも書いてある気楽なエッセイだった。しかし、そういうことこそ、知らなかったことがけっこうある。「はなまるマーケット」が好きでよく観ていたこと、テレビ東京の「土曜スペシャル」のグルメ特集が好きだったこと、新宿の仕事場まで小田急線で通っていたことなど。特に面白かったのは交遊録の部分で、中川家のラジオでは宮沢りえと一緒の写真を見せられたとしゃべっていたが、この本にも宮沢りえのことが多く書かれていた。宮沢りえの誕生会に呼ばれたときのことが興奮気味に書かれているのが可笑しい。井上陽水と一緒に「タモリのオールナイトニッポン」に乱入したときのことも書かれていて、この放送はリアルタイムで聴いた記憶がしっかりとある。このエッセイには詳しくは書かれていないが、「タモリのオールナイトニッポン」のレギュラー放送からはだいぶ経ってから復活した特番だった。藤子A先生が酔っばらっていてすごく面白かった記憶。横山隆一との交流もあまり知らなかったことで、横山隆一という名前は、藤子A先生よりも下の世代の漫画家からはなかなか出ない名前ではないだろうか。もちろん、トキワ荘の仲間たちや、F先生についても多くページが割かれているが、それとは別の交友関係の世界ももっていたのが藤子A先生だ。あとがきを読むと、編集者として小沢一郎の名前が出てくる。これは小沢昭一の息子。

 外出しない日は午後もテレビ。昨日放送の「クローズアップ現代」は、藤子不二雄A先生の追悼番組になった。桑子アナが司会、スタジオには親交のあった奥田瑛二が出演し、藤子A先生の潔癖さ、純でシャイな面を語った。作品よりも人間に焦点をあてた特集だったが、バーのママがスマホで撮ったプライベートの映像が流れ、ほかのお客さんにイラストを描いてあげていると、「先生、すごーい、プロみたい!」とママにいじられていた。

 今日の「徹子の部屋」は、YOASOBI がゲスト。詳しいプロフィールをこの番組で初めて把握した。先週から始まった新番組「イワクラと吉住の番組」も2週分まとめて観る。この番組はしばらく観てみよう。一昨日に放送された「有吉クイズ」は、この番組は今まで観たことがなかったが、有吉と蛭子さんが半年ぶりに再会という企画が気になり、録画しておいた。その半年前のこの企画で、ギャラクシー賞を受賞したのだ。認知症になる以前の蛭子さんと有吉の関係をそもそも知らないのだが、こんなに丁重に扱っているんだとちょっと驚いた。

 日曜の早朝に放送された「はい!テレビ朝日です」は、「ハマのドン 最後の闘い」を特集するのだと思い、録画しておいたのだが、民教協の3人の審査委員、星野博美、森達也、崔洋一のコメントのあと、なんと、この20分番組のなかで、ダイジェスト版を放送してしまうのだった。テレビ朝日では2月に放送されたドキュメンタリーで、観逃してしまったのだが、本当は1時間弱あるのだ。横浜の人間としては観ておきたかったのだけれども、完全版の地上波再放送はないのだろうか。

 夜には、録画していた「水曜日のダウンタウン」を放送直後に観た。去年の3月にも放送された「30-1グランプリ」の第2回目。これは楽しみにしていて、結果を知ってしまう前にすぐに観たかった。30秒のショートネタの映像で面白さを競うコンテストで、スタジオでの審査は、松本、ケンドーコバヤシ、麒麟川島、バイきんぐ小峠、バカリズムという5人が務め、並の賞レースよりもよっぽど豪華だ。658組のエントリーから 40組にしぼられたという本戦は、5ブロックに分かれ、それぞれから勝ち残った5組が決勝を争う。◆Aブロックは出演順に、天才ピアニスト、SAKURAI、フタリシズカ、スタミナパン、にたりひょん吉、ラブレターズ、そいつどいつ、ぶったま。天才ピアニストが面白いと思ったが、バカリズム以外の4人はぶったまに投票し、バカリズムだけがそいつどいつに投票した。そいつどいつのほうが繊細な感じがしたのでという理由。◆Bブロックは、チョコレートプラネット、ドンココ、みなみかわ、わらふぢなるお、レインボー、金の国、もう中学生、ななまがり。ななまがりがいちばん面白く、そのとおり、ななまがりが勝ち抜いた。4名がななまがり、川島だけがみなみかわに投票。◆Cブロックは、大自然、キンタロー、オダウエダ、ジェラードン、戦慄のピーカブー、牧野ステテコ、や団、永野。オダウエダが面白いと思ったが、ここは票が割れて、バカリズムはキンタロー、小峠は大自然、ほか3名はジェラードン。◆Dブロックは、いぬ、ネルソンズ、本多スイミングスクール、ダブルアート、おたまじゃくし、マジメニマフィン、サスペンダーズ、ゆりやんレトリィバァ。ネルソンズが面白かったけど、松本、小峠はいぬに投票、ほか3名はサスペンダーズ。◆Eブロックは、ニッポンの社長、うるとらブギーズ、ワンドール、怪奇!YesどんぐりRPG、滝音、パンプキンポテトフライ、ビスケットブラザーズ、チャンス大城。ここはニッポンの社長だと思ったが、松本、バカリズムはビスケットブラザーズ、ほか3名はニッポンの社長。◆決勝は、ぶったま、ななまがり、ジェラードン、サスペンダーズ、ニッポンの社長。ニッポンの社長がやっぱり面白かったが、票は割れて、川島ひとりがななまがり、松本、バカリズムはジェラードン、ケンコバ、小峠はニッポンの社長に投票。同点決勝で、川島が再投票することになり、優勝はジェラードンに決まった。ニッポンの社長の2連覇よりも、このほうがいい結果だろう。ジェラードンがなぜか西本とかみちぃのふたりだけだったのが不思議で、検索してみると、海野は体調不良のために休養中なのだとわかったが、優勝したから、最後にそのことにも触れていた。優勝していなかったら、なんの説明もないままだったのか。

 メールをチェックすると、横浜にぎわい座からメールがあり、抽選に申し込んでいたチケットが無事に当選したという知らせだった。20周年を迎えるにぎわい座だが、なにしろ、開館当初から通っているので、最近はめっきりと行く回数が減ってしまったが、記念公演はなにか観ておきたいと思っていた。

 ツイッターを見ると、よこたとくおの訃報があり、これにはびっくりした。藤子A先生が亡くなった翌日に亡くなったのか。深夜2時半頃に眠る。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...