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2023年10月1日日曜日

10月1日日曜日/Kアリーナに向かう列

◇ ラジオ・テレビ

 朝に目覚め、寝転がったまま、ラジオをつけると、志ん朝の「宿屋の富」が聴こえる。「志の輔ラジオ 落語DEデート」だが、聴いていてもゲストが誰だかわからず、ツイッターで確認してみると、美容家の江見知佳というひとで、確認したところでやっぱり誰だかわからない。起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「NHK短歌」は10月の1週目。カタカナ語をオブジェのように使うという川野里子先生の教え。昨夜の「さんまのお笑い向上委員会」は、「向上ゲスト」のマシンガンズに加え、太田プロの後輩である、タイムマシーン3号、古賀シュウが登場した。古賀シュウは太田プロではいちばん後輩だというのだが、どう見てもベテランだ。場を制するちからがすごい。流れを無視し、ものまねをやりまくる活躍。

 眠気がひどく、ポッドキャストを聴きながら少し眠る。起きあがり、ブログの更新をようやくひとつ。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を途中からつけた。14時台ゲストは氏田雄介という小説家。54文字の小説を書いているひとで、ツイッターで見たことがあるような記憶はあるが、本の帯を太田が書いているというのは知らなかった。平成元年生まれの爆笑問題ファン。

◇ みなとみらい

 夕方頃から外出。横浜東口、ポルタから日産ギャラリーに進もうとすると、エスカレーターに大行列ができている。なにかと思えば、日産ギャラリーにあるゆずの広告を写真に撮るひとが多いのでそうかとわかったが、どうやら今日は、新しくできたKアリーナでゆずのライブがあるのだ。何時開演かは知らないが、これからいつも、Kアリーナでライブがあるたびにこんなに混むんだろうか。ライブの客の列から離れ、ランドマーク方面に歩いていく。

 みなとみらい食堂に入り、遅めの昼食。トンテキ定食を食べる。840円。QRコードで注文するのがいやだけど、ここは日曜でも空いている。穴場。その後、予定よりも時間が空き、グランドセントラルタワーのサンマルクカフェに入り、ひと休み。アイスコーヒーとチョコクロを食べた。520円。しばらく読書をしてから帰る。帰りにまたゆずの客とぶつかることを心配していたが、遅い時間だったから、ライブはとっくに終わっていたのだろう。ちらほらと見かけるゆずのファンらしきひとたちは、ファンの世代は四十代くらいかと思っていたが、案外、若者も多いようだ。いや、勝手にゆずのファンだと決めつけているだけで、確認したわけじゃないんだけど。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」には、ホリエモンや前澤友作の友だちだという杉本宏之という起業家が初登場したほか、入江聖奈、秋元真夏、わかしんらが出演。まずはジャニーズ問題、続いて、旧統一教会問題では鈴木エイトも登場。今朝の「ワイドナショー」は、今田耕司、ベッキー、石原良純、コットン西村というメンバー。「私人逮捕」動画というのを知らなかったが、非常に不愉快なニュースだ。しかし、ここでは語られなかったが、たとえ警察であっても高圧的な態度であってはならないし、撮影してもいけないだろう。番組最後は、恒例企画の「徒歩0分グルメ」にランジャタイが登場した。国崎と一緒に出ていたシェフのすがたに、あれっと思っていたら、「カントリーズえざお」とテロップが出たのでびっくりしてしまった。なんというタイミングだろうか。国崎は店には入れず、代わりに、伊藤とシェフが料理を食べるという展開になる。えざおがたくさん映ってるんだ。スタジオでは、えざおが亡くなったこともきちんと伝えられた。

2023年6月7日水曜日

6月7日水曜日/どっちも茶化しにくい




◇ 生麦

 朝から外出。横浜駅に出て、吉野家に寄り、納豆牛小鉢定食を食べていく。437円。それから、京浜急行の生麦のほうに用があったのだが、ここもめったに訪れない土地だ。夕方には横浜駅に戻り、東口、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとスパチキを食べる。読書をして、夜遅くに帰宅する。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 図書館で借りていた、石戸諭「ニュースの未来」を読み終えた。2021年刊、光文社新書。図書館に返さねばならないが、たくさん付箋を貼った。アツさもあり、昂揚させられる本だった。古本で見つけたら、この本は手元に置いておきたいな。以下、いくつか引用。P122-123「ある社会事象を取材するにあたり、どうしても必要になってくるのが、人や物事を知りたいという好奇心であることは多くの人が賛同してくれると思います。僕はニュースの書き手というのは本質的に軽薄であり、不謹慎であることからは逃げられないと考えています。(略)「社会を良くしたい」という正義感、弱い人の立場を代弁したいという義憤だという人もいるでしょうが、その根源にあるのは、結局のところ「知りたい」という好奇心ではないかと思うのです。より正確に言えば、単なる「好奇心」ではない、「思慮深い好奇心」です。他人の不幸に土足で踏み込むことをよしとせず、相手が語ってもいいと思えるまでの関係を構築し、「知りたい」を伝えること。これがベースにあると仕事を重ねて気がついたのです。知りたいと思わずに、正義感や義憤で社会と関わりたいという人に向いているのは、政治家や社会運動家でしょう。なぜニュースでなければいけないのか、という問いには十分に答えられていません。」 P215「これも東(浩紀)さんが指摘していますが、SNSが普及した現代は、言葉への過信が異様なほどに高まっています。正しい言葉と意見表明ばかりが求められ、何を実践しているかより、瞬間的に同じ思いを共有するもの同士が「今、ここ」でつながり、消費される正しい言葉にこそ価値があると思われている。彼らが無条件に前提としているのは、言葉だけで問題を理解し、解決できるという価値観に他なりません。「言葉と現実は常にズレている」にもかかわらず、無邪気な前提で言葉が交わされ、やがて論争は対立する相手への罵倒へと変わっていきます。」 P273-274「佐藤(卓己)さんは、現代のメディアリテラシーの核心を「あいまい情報に耐える力である」と記しています。(略)佐藤さんの定義は、精神医学の世界でネガティブ・ケイパビリティと呼ばれているものに接近します。直訳すると「負の能力」ですが、これには解説が必要でしょう。精神科医で作家の帚木蓬生さんによる、そのものずばりの『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』では、このように定義されています。「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability 負の脳力もしくは陰性能力)とは、『どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力』をさします。あるいは、『性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力』を意味します」」

 録画していた昨夜の「午前0時の森」を観ると、スタジオに観覧客を入れている。水卜アナが登場し、今回はトークライブ形式の放送ということだが、つぎに登場したのは若林ではなく、山里亮太だった。若林は体調不良で欠席。「だが、情熱はある」というドラマは1話だけ観てやめてしまったのだが、山里という人物は、戦略家の面ばかりが前面に出るようで、どうも関心が湧かない。(「天才はあきらめた」という本は面白かったのだけど。)島田紳助がテレビから消え、直接的にその穴を埋めていたのは今田・東野だったが、案外、その位置に収まりつつあるのは山里亮太ではないだろうか。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、太田が第一声から「あのう、俺、思うんだけどさ、…あっちゃんと松本さんね。ケンカはよくないと思う。」と始め、そのあとにはすぐにゲンロンカフェの話題になり、今週はこの話をたっぷりしてくれるではと期待していたのだが、古舘伊知郎とのトークライブにも触れ、そしてまた、松本と中田の話に戻ってきた。結局、オープニングはこの話をたっぷりとしゃべったのだけど、ここで語られていた内容がじつに素晴らしい。太田「ふたりのケンカなんだからさ、ふたりのことはふたりでしか解決できないんだよ。こんなのさ、笑い話にしたいわけじゃない? どっちもそうだろ、きっと。これね、タブーみたいなことにしちゃうと、何年もそれが触れないみたいなことになって、つまんないよう。おれがこう言うと言葉に重みがあるだろう?(笑)」「わりと吉本の大御所なんかも怒ってるみたいな感じで、まあ、どっちがどうなんだかよくわかんないけど、あっちゃん総スカンみたいな感じになってんだけど、まあ、そんな怒らなくてもたいした話じゃないからさあ。結局さあ、このぴりついた空気ってのはさあ。ただ、ここまでそのぴりつかせた原因の一端は俺にもあんのかなあなんて、(笑)ちょっと思っちゃったりなんかして。」「あっちゃんが思うほど、…これ言うと松本さん周辺はどう思うかわかんないけど、ほかの審査員の言葉もたぶん効いてるし、もっと言えばだよ、いちばん審査員が気にしてんのは客のウケだよ。あれだって、俺がやったとしても、客がウケたとこに入れるもん、絶対に。そう考えると、決めてんのは客なんだよ、どう考えても。じゃないと、とんちんかんな審査だと思われるからあんなの。俺はねえ、あっちゃんがいちばん過大評価してんじゃないかと、松ちゃんのことをだよ。そう思うわけ。これ言うとまた角が立つけどね、俺も。」「ただ、あっちゃんが言ってたなかでひとつ思ったのは、ダウンタウンを超えるコンビを輩出してないってね、…俺もよく詳しく観てんな。何回か観ちゃったからね。たしかそういうふうに言ってたんだよね。それは失敗でしょうと、大会として。ただねえ、それは俺はちょっとあっちゃんとは違うのは、今の連中ね、「M-1」出てくる、「キングオブコント」とか出てくる連中、ぜんぜん超えてるよ。超えてるっていうのはダウンタウンをって意味じゃなくて、俺らの時代の漫才やコントっていうのを、まあ、技術から話術から間からなにから、ネタのあれからなにから、かなわないもん、だって。」「ただ、あっちゃんが言ってる意味っていうのは、おそらく「権威」だと思うんだよね。そういう意味ではダウンタウンを超えてないってのはたしかだろうと思うのね。ある種の権威的なものってのはさ、あるじゃん。そうすっと、あっちゃんは俺のこと好きって言ってたけど、本当はこいつは権威が欲しいの? って、俺はちょっとあれ観てね、なんとなく、思われちゃうよっていうふうに、思っちゃったんだよね。たださあ、権威なんて邪魔なだけだよ、お笑いにとって。」「なにが言いたいのかというとさ、まあ、要するに、俺はこれ言うとまた波紋呼んじゃうかもしんないけど、あっちゃんと松ちゃんて似てんじゃねえかなって気がする。(笑)気質がよ、気質が。やっぱりさ、カリスマとパーフェクトヒューマンだからさ。わりとそういう感じにそぶりを見せるじゃない。いちばんの、俺、似てんなと思うのは、どっちも茶化しにくい。(笑)このね、ぴりついた空気。茶化しにくいんだよ。そういう意味でいうと、なんていうのかなあ、ふたりともそれでお笑い界のことを考えてるっていうような感じじゃん。」「そういう意味でいうと、ジレンマがあるわけ。それは、松本さんが審査員するずーっと前から、要するに、お笑い界のもってるジレンマとして、お笑いのことを教えるか教えないかなんだよ。(略)俺はなんで審査員やらないってずーっと言ってるかっていうと、まず、俺はね、お笑いを学問にしたくないと思ってるわけ。でも、スクールができちゃったろ? もうがんがん、うちもやってるわなあ。社長は俺のことわかってるから、俺に講師をやれとはひとことも言わないわけ。俺は、でも、それすらね、どうなんだろうなあって思ってるわけ。つまり、笑いを分析して、こうやってこう突っ込んでこの間でどうのこうのってえのは、学問になっちゃってる。学問になっちゃった時点ですべてはつまんなくなんだよ。」「あっちゃんが言ってる問題は、じつは松本さんにかかるんじゃなくて、じつはお笑い界全体が、いわゆるああいうコンテストで若手を発掘するっていう環境になっちゃってることに、自分はっていうさ。あっちゃん言うのはさ、1個ぐらい爆笑問題さんにゆずってくれませんかっつうんだけど、俺、ゆずられる立場なの? って。(笑)それもさあ、俺、ちょっとショックでさ。(笑)」 オープニングのあとには、ゲストのランジャタイが登場。「武勇伝」を覚えてきている国崎に笑う。

2023年5月29日月曜日

5月29日月曜日/ブックの日と発砲事件

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」が3週分、「2代目MOROHA選手権」という企画では、ネコニスズのヤマゲンとザ・マミィの酒井が国崎と競うが、これは期待したほど面白くなかった。3週目の途中からは「顔-1グランプリ」という別の企画になり、この番組にキンタローがついに登場する。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・春日太一)を聴き、午後から外出。雨降りかと思えば、止んでいた。しかし、一応、傘はもって出る。昨日よりはやや涼しい。パーカーを着ていく。


◇ ブックの日

 毎月29日は「ブックの日」なので、ブックオフをまわる決まりになっている。まず、鶴ヶ峰に出るが、鶴ヶ峰に着いたら雨になった。先に昼食。華香楼に入り、ランチメニューのカシューナッツと鶏肉炒めを食べた。850円。この店は二度目。ブックオフでは、110円の文庫本を4冊、220円の単行本を1冊買う。そのあとは旭図書館にも寄っていく。借りていた本が読み終わらず、延長するつもりでいたが、予約が入っていたために延長できず、今日中に返却しなければならなくなった。代わりにまた、2冊借りていく。ブックオフを何軒もまわるのに、なにもここで荷物を増やさなくたっていいのだけど。




 相鉄バスに乗り、中山駅に移動する。鶴ヶ峰から中山までバスが出ていることを路線検索から知り、このルートでまわってみたくなった。図書館からバスターミナルまで戻ったのだが、図書館の前を通るから、図書館の前のバス停から乗ってもよかったんだ。移動中は、タイムフリーで、昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」(ゲスト・松尾貴史)を聴いた。2店目は中山のブックオフ。この店は価格設定が高い生意気な店舗だ。110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊買う。

 中山から横浜線に乗り、今度は町田に移動。つい先日、町田で発砲事件があったというニュースを見て驚いたのだが、その事件現場となったドトールをさっそく見物に行く。そのドトールは、横浜線沿いのバスターミナルがある建物の上階にあった。町田にはちょくちょくきているようで、いつもは小田急線を使うから、こちらのほうを通ることはあまりない。事件はつい3日前、暴力団関係者が死んだようだが、そんな事件があったというのに、付近にはなんの痕跡も見当たらず、いたって平常どおりに感じられた。ブックオフよりも東側に行くこともあまりないのだが、このバスターミナルはブックオフよりもやや東側に位置し、ブックオフのある通りを東側から入っていくことになる。めったに寄らないディスクユニオンもひさしぶりに覗いていく。





 町田のブックオフでは買うものが多くなり、110円の文庫本を5冊、220円の単行本を7冊買っていく。1冊、220円の値札がついていない本があったが、これも問題なく、220円にしてもらえた。ビニール袋も買い、自分で袋詰めさせてもらう。もう1店、最後は鶴間に寄り、110円の文庫本を2冊、新書を1冊、220円の文庫本を1冊買っていく。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は傑作選、「美の世界」をテーマにアーティストの特集をした。田川啓二、中山みどり、藤城清治、わたべ和美、与勇輝の過去の出演回の映像が流れる。

 続けて、放送されたばかりの「しゃべくり007」を観ると、タモリのものまねのジョニー志村が登場していた。早くもここのゲストに呼ばれるようなひとになったのかと思えば、メインのゲストは天才子役たちで、村方乃々佳、浅田芭路、永尾柚乃、小林優仁、白山乃愛という5名が登場した。「ブラッシュアップライフ」に出ていた永尾柚乃ちゃんがかわいい。ドリフが大好きだという永尾柚乃ちゃんのために、サプライズゲストで、加藤茶、高木ブーが登場する。白山乃愛という子のサプライズには陣内智則が登場した。もう五十近い陣内智則が、こんな年齢の子にハグをせがまれるというのはすごいな。

 Spotify のポッドキャストで「松尾潔の Brush up & Catch up」を聴くと、今日の放送では、亡くなったティナ・ターナーと、今日が誕生日の美空ひばりについて語っていた。その前の週では、ジャニーズについてまた話していた。聴きながら、深夜1時頃に眠る。

2023年4月6日木曜日

4月6日木曜日/新番組をあれこれと

◇ 生活

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ラジオを聴いたりなどしていたら午後になった。ツイッターから、畑正憲の訃報を知る。

 午後、ダイソーまで買いものに。ジャンパーを着て出たら、ジャンパーではもう暑いくらいだ。天気はいいが、風が強い。かつやにも寄り、タレカツとうま煮の合い盛り丼を食べた。759円。1時間ぐらいで帰ってくる。


◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をあれこれと。テレビ朝日の「バラバラ大作戦」の新番組がいくつか始まり、とりあえず、気になる番組はひととおり観てみようと録画しておいた。まず、火曜深夜放送、「140×875」というハナコの新番組から。ツイッターの文字数制限である140字でできることを表現していく番組ということだが、初回は、大御所ゲストの要望をもとに140字以内でコントを作るという企画。この大御所とは誰かと思えば、大和田伸也が登場し、これはまったく予想できない人選だった。大和田伸也がマジシャンを演じ、秋山と菊田がその助手、そして、ステージにあげられる客を岡部が演じるというコントだったが、なるほど、140字に収めないといけないので、必然的にセリフが少なくなるというわけだ。初回は面白かったが、最後に次回の予告が少し流れ、コットンきょん、和田まんじゅう、ジェラードンといった顔ぶれが登場し、一気に凡庸なお笑い番組の空気になってしまっているようだ。

 続いて、これも火曜深夜の新番組、「ジェシカ美術部」は、真空ジェシカがアートを学ぶという番組。初回はチョーヒカルというボディペイントアートのアーティストが登場した。企画構成には夢屋まさるの名があった。月曜深夜の「週刊ダウ通信」は、ダウ90000 のメンバーがそれぞれロケ企画に挑戦し、そのVTRをメンバー全員がスタジオで観るという形式の番組。

 観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」を3週分、3月21日、3月28日放送は2週にわたり、「R-1さん、もういいでしょう?」と題し、芸歴10年以上、出場資格を失った4人が、情熱と思いを伝え、来年こそは出場させてもらおうとする企画。登場したのは、街裏ぴんく、ギフト☆矢野、三福エンターテイメント、浜村凡平太という4人。審査員はマツモトクラブが務める。前編はまず、「ここが変だよR-1」として、「R-1」について討論をする。翌週、後編にはそれぞれがネタを披露した。考えてみれば、現実的に、芸歴10年以上のピン芸人のネタをテレビで観る機会はなかなかないわけで、この番組にしては意義のある企画だと思った。ランジャタイ国崎のピンネタ、「ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん」も観ることができた。4月4日放送は「もう中学生のおグッズ!」が復活し、「ランジャタイのがんばれ地上波!」のタイトルがぜんぜん出ないという放送だった。シソンヌ長谷川も出演し、9年前のシソンヌのネタをランジャタイが真似る。

 3月21日に放送された「劇団90001」というNHKの特番もようやく観る。劇団ひとりとダウ90000 が出演し、身近な出来事やニュースをコントにする番組。これはいいコンセプト。劇団ひとりとダウ90000の共演は今までなかったのか。トークの部分で、蓮見翔は「コントのスカパラみたいになりたくて」と語っていたが、メインボーカルを毎回替えるように、次回があるとすれば、今度は劇団ひとりではなく、別の芸人(俳優?)を迎えた番組になるのだろうか。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週木曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツは春休みで、清水ミチコと鈴木拓のコンビ。同日、先週木曜の「ラジオショー」は、藤森慎吾と箕輪はるかのコンビ。14時台のゲストには、中田敦彦がシンガポールからリモート出演した。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴いた。パートナーはヒコロヒー。古い音楽も好きなヒコロヒーが、坂本龍一をよく知らなかったというのは少々意外だ。CMの印象が強いというのは、ウィキペディアにあたってみると、1999年のリゲインのCMのことだろう。1989年生まれのヒコロヒーからすると、GEISHA GIRLS にしたって幼少期になるわけだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻頭グラビアには坂本龍一の追悼記事があり、能町みね子の連載コラムでは「タモリ俱楽部」の終了について書いているのだけど、ここで邪推していることと、あとのページにある記事の内容とがちぐはぐだ。「週刊新潮」にも「タモリ俱楽部」終了の記事があり、こちらでは安齋肇に取材している。そういえば、「文春」には黒岩の記事が載っているはずだが、電子版ではカットか。夜にブログの更新をもうひとつ。深夜2時頃に眠る。

2023年2月10日金曜日

2月10日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ テレビ・ラジオ

 深夜に目覚めてしまい、朝までにブログの更新をひとつ。早朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「オシャレしてると思われない芸人」。これは冒頭だけ観て消去した。「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」は「世界を笑わせたい」シリーズにランジャタイが登場した。キャメロン・ディアスが屁をこくネタで、外国人を笑わせる。家を出るまで、タイムフリーで、先週金曜の友近の「シン・ラジオ」をつけておく。数原龍友がゲスト。ちゃらんぽらん冨好さんは EXILEにもやたらと詳しい。ボーカルオーディションも受けてるんだ。ツイッターからは、バート・バカラックの訃報を知った。

◇ 市ヶ谷・川崎

 朝から都内に。外に出ると、雪がもうぱらついている。ニュースをあまりチェックしていなかったが、大雪警報が心配だ。こんな天気だと知っていたら、今日は出かけたくなかった。まず、有楽町のほうに出て、昼は市ヶ谷に移動した。なか卯に入り、かつ丼とはいからうどんのセットを食べた。650円。




 ここ数日、口内炎がひどく、クスリを買おうと市ヶ谷のスギ薬局に寄るが、チョコラBBが生産が遅れているだかの貼り紙があり、在庫がない。類似品はあるが、しかし、どうせならばどこかポイントがつく店のほうがいいかと思い、いったん保留にして、電車に乗る。

 秋葉原から京浜東北線に乗り換え、川崎に移動する。アゼリアのドラッグストアにいくつか寄ってみると、どこもチョコラBBは在庫切れ。類似品もあるのだが、市ヶ谷のスギ薬局で見つけたもののほうが安く、たかがポイントのために保留なんてせず、市ヶ谷で買ってしまえばよかったのだが、それより高いのを買うのも悔しいから決められない。みみっちさのために余計な苦労をする。銀柳街のドラッグストアもまわってみるが、結果は同じ。グーグルマップでドラッグストアを検索し、北口にクリエイトがあるとわかり、わざわざ行ってみると、やっぱり結果は同じなのだが、もうここで買ってしまうことにした。ラフェルサBB錠というのを買ったのだが、口内炎にも効くとは書いてあるものの、ラベルには「肌あれ・にきび」と大きく書いてあり、美容を気にしているみたいで少し恥ずかしかった。クリエイトのポイントが貯まっていたから安く買えた。

 モアーズのブックオフに寄り、110円の新書を1冊、220円の単行本を2冊買う。銀柳街に戻り、ドトールに入り、ひと休み。川崎にはドトールがいくつかあるが、ここのドトールがおそらくいちばん空いていると思った。水ももらい、ラフェルサBB錠をここでさっそく飲んでおく。今日はスマホの充電器もカバンに入れ忘れてきてしまった。つまらない失敗ばかりする。スマホはなるべく使わないようにして、少し仮眠し、それから読書をする。


◇ ライブ

 19時過ぎ、「タイタンシネマライブ」を観るため、ダイスのTOHOシネマズ川崎に向かった。劇場に入る前に1階のドラッグストアでパンを買い、チケットを引き換えてから、ロビーの椅子に座って食べた。川崎ではいつも上の階のスクリーンだったが、今回は下の階だった。広さが違うのかもよくわからない。開演前には「ウエストランドのぶちラジ!」の映像が流れる。19時半開演、出演順に、しびれグラムサム、春とヒコーキ、モグライダー、ダニエルズ、ネコニスズ、松尾アトム前派出所、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、キュウ、シティホテル3号室、宮下草薙、三四郎、ウエストランド、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題という15組。ウエストランド効果か、タイタン勢はちからがこもっていた組が多いと思った。ダニエルズは、あさひが女性を演じるコントがやっぱり面白い。ネコニスズ、まんじゅう大帝国も目の色が違っていたようだ。ゲスト陣では、モグライダーにはさほど期待していなかったが、マイケル・ジャクソンでジャンケンをするというネタがやたら可笑しく、爆笑させられた。めちゃくちゃになってしまうともしげを、コント55号的に芝が突っ込んでいく。テレビでも観た記憶があるネタだが、こんなに可笑しくなるのはなんなんだろうか。終盤の、三四郎、ウエストランドという流れもよかった。ウエストランドの受け入れられかたにも、待ってましたという感じがあった。爆笑問題は田中がネタを飛ばしまくり、ひどい出来だった。エンディングは、モグライダーはつぎの仕事のために不在だったが、宮下草薙、三四郎が順に登場し、全員残ったまま、ウエストランド、キュウも登場した。

◇ 読書・テレビ

 県立図書館で借りた、マキタスポーツ「雌伏三十年」を帰りの電車内で読み終えた。2022年刊、文藝春秋。初出は「文學界」だが、2015年から2016年にかけて掲載されたものを大幅に改稿したようで、単行本化までずいぶん時間がかかっている。いや、これだけのボリュームのものをよく書いたものだ。自伝的小説だと思って読み進めていったが、予想以上にフィクションの部分が多かった。表紙は娘さんが描いたマキタさんの似顔絵でもあり、読む前にはマキタさんの物語と同一視していたのだが、主人公はミュージシャンとして描かれていて、バンドの物語になっている。知っている実際のエピソードも多く散りばめられてはいるのだが、逆に、家族のこと、兄との関係などは知らず、どこまでが事実なのだろうかと思わされる。フィクションというかたちでなければ吐き出せないものもあったのだろう。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビをあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・残間里江子)を観て、それから、「ミュージックステーション」の2時間スペシャルをざっと早送りで観た。杏里が25年ぶりの出演。TikToker たちが選ぶ「今年はこれが流行る!昭和平成ソングベスト20」というランキング企画もあり、これはとても興味深く観た。1位は「ちょこっとLOVE」。杏里は「CAT'S EYE」を歌い、ローカルカンピオーネという TikToker がバックダンサーを務めた。深夜1時半頃に眠る。

2023年1月31日火曜日

1月31日火曜日/散髪・感動した

◇ ラジオ・テレビ・映画

 朝早くに起きあがり、まず、ブログの更新をしようとするが、集中力がない。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組を順番に聴いていく。先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングでは三谷幸喜と対談した話をしていたが、火曜にはそれに進展があり、元ハレルヤの大野泰広が三谷作品に出演している関係により、大野を経由して、塙さんが三谷幸喜とじかに連絡をとりあう。三谷幸喜が漫才の台本を書きかたを塙さんに教わろうとしているのだが、演者をナイツで考えていないという三谷を、ナイツのふたりはもっといい演者で考えてるんじゃないかと話していたが、まあ、プロの漫才師に対して遠慮しているのだろう。14時台は、エルシャラカーニがゲスト。清和はもともと、ザ・ニュースという大阪の事務所に所属していたというのは初めて知った。友池・中林が所属していた事務所だというのだが。そのほか、ナイツやオードリーも出演していた「漫才米騒動」の思い出や、錦鯉やウエストランドが出演していた「清和漫才協会」についても語られる。そして、先週水曜の放送も聴くと、三谷幸喜の漫才にさらに進展があり、三谷幸喜から早くも台本が届いたようだ。あれだけの仕事をしている人物が、いったい、どこにそんな時間と余力があるのだろう。三谷幸喜脚本によるナイツの漫才の実現に期待したいが。14時台は、金谷ヒデユキがゲスト。東京ボーイズの仲八郎先生にボーイズバラエティ協会に誘われていたのに、漫才協会に入ってしまって決まりが悪くなっているという。タブレット純、ポカスカジャンと一緒に呑んだ話をしていて、ボーイズバラエティ協会では、今はタブレット純が、漫才協会における塙さんのように勧誘をしているそうだ。

 録画していたテレビ番組もあれこれと。昨夜の「キョコロヒー」は、先週から齋藤京子が不在で、同じく日向坂の河田陽菜が代役を務める。といっても、日向坂のことはよく知らないんだけど。LINEの相手を文面だけを見て当てる企画があり、正解はランジャタイ伊藤だったが、国崎も登場した。以前、スカイツリーでのロケ企画に登場した「ソラマチの隆史」の再登場に笑う。本当は、齋藤京子との仲なおり企画のはずだったようだ。ヒコロヒーよりもランジャタイのほうがだいぶ先輩じゃないかと思うのだけど、ヒコロヒーはふたりを、国ちゃん、伊藤ちゃんと呼んでるんだな。

 午後は、録画している「徹子の部屋」を追っかけ再生で観てしまう。今週は 48年目突入ウイーク、2日目は、高橋英樹&真麻親子が登場した。40歳のころの高橋英樹がこの番組に出演したときの映像が流れ、幼い娘について語る父を、現在、父娘で観ているすがたに感動させられる。

 夕方から外出。吉野家に寄り、遅めの昼食。ねぎ塩牛カルビ丼を食べた。624円。会計時、握っていた五十円玉がすべり落ちてどこかに消えてしまった。手の下にカバンがあったから、カバンのなかに落ちたのだと思うが、すぐには探し出せず、財布から新たに小銭をとり出した。二俣川まで歩き、ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、QBハウスに。前回の散髪は9月。それ以来、4ヶ月以上空いた。自己最長に髪が伸びていると思い、珍しいので、散髪するビフォーアフターを、トイレに入って自撮りした。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「しゃべくり007」は2時間スペシャル。ゲストの希望で、レギュラーメンバーは歴史上の人物に扮装するという謎の趣向。ゲストにはまず、綾瀬はるかが登場。そのあとに、サプライズで木村拓哉が登場する。綾瀬はるかは別のスタジオで、チュートリアルのふたりと料理企画に挑戦する。木村拓哉は、この番組ではおなじみの企画「クイズ!私のこと覚えてますか?」に挑戦するのだが、同級生の女性との再会には感動させられた。仲のよかった同級生が、木村拓哉のようなすさまじい大スターになってしまう感覚というのはいかなるものだろうか。ドラマで共演した子役の子との再会も、その当時に、木村からかけられたという言葉が、それがもうドラマのようだ。

 今夜の「さんま御殿」は家族特集。林家三平・国分佐智子夫妻が出演していたのだが、画面には映っているものの、番組開始10分過ぎにようやくひとことだけ触れられ、ひとのトークに初めて口を挟んだのが17分過ぎ、さんまに初めて話をふられたのが20分過ぎ、テーマのトークを国分佐智子にふったのが37分過ぎ、そのあとは発言はなかった。

 早い時間に眠ってしまい、目が覚めたら深夜1時20分頃。「爆笑問題カーボーイ」を途中からつけるが、聴きながらまた眠ってしまう。深夜3時過ぎに目覚め、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。「ミュンヘンへの夜行列車」を観た。「バルカン超特急」と同じ脚本家。

2023年1月19日木曜日

1月19日木曜日/過去に意味はない


◇ 新木場・東陽町

 早朝に目覚めるが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。まず、東京駅に出て、昼は新木場のほうまで行くことになり、昼食はタッツァという店に入り、スタミナポーク定食を食べた。790円。夕方は東陽町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りた「別役実の風景」を読み進めている。2022年刊、論創社。別役実の関係者による追悼文集のような本だが、寄稿者には知らない名前も多く、平田オリザ、岩松了といった知る名前が出てくると安心する。編者は野田映史。以下、気になった箇所の引用を。東日本大震災のときに話題になった「雨ニモマケズ」について、別役実の発言を平田オリザが書いていた。(孫引きになりますが、)P56「私もあの詩は好きだし、あの詩が三月十一日以降、多くの人に読み継がれているのはいいことだと思う。ただ、あの詩で本当に大事なところは、『雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ』頑張っていこうというところではないのではないか。本当に大事なのは、『日照リノ時ハ涙ヲ流シ、寒サノ夏ハオロオロ歩キ』の方なのではないか」「頑張ろうと励ますことも、たしかに大事かもしれないが、本当に大事なのは、きちんと嘆き悲しむことだ。そこからしか真の復興はあり得ない」 そして、岩松了が語っていることにも衝撃を受ける。P59「(略)別役さんが台本を書き始められた一九六〇年代ぐらいまでに流れていた戯曲の流れに対して、別役さんといえどもアンチな気持ちはあったと思うんです。それは何かと言うと、人のおこないを歴史的に考えて、過去が結実したものとして現在があるという考えかた――それに対して決然と異を唱えたのが、ぼくは別役さんだと思っているんです。」「あるとき、そういうことをふと感じたときに、そういえば、ぼくもそういうつもりで書いている。要するに、人の過去には、それが過去である限りにおいて、意味はないということ。それ以前の戯曲は、過去に意味があって現在があるという考えかたがあり、それがいろんな意味で演劇を文学とは別のものとして考えられない根拠になったと思うんですね。それを近代劇と言えばいいのか、自然主義と呼べばいいのか、わからないんですけど。」「つまり、人を見るときに、その人の歴史を踏まえた現在を見るのではなく、現在だけを見る姿勢――それは別役さんひとりが考えたわけではなくて、やっぱり歴史上そういうことがあったんだとぼくは思い始めたんですね。それは小説の世界でもあったんじゃないかと思うし。要するに、過去に意味があって、その上に現在が乗っかっているという考えかたにおさらばした。」 P66-67「ただ、想像ですけれども、別役さんはとりあえず意味をなくしたかったというか。結局、不条理ということとつながってくるのかもしれないですけど。結局、世の中のことをわかった人は、未だかつてひとりもいないわけですよね。つまり、このことがありながら、わかったように書くことに対する敵意が、別役さんにはあるわけですよね。で、それをずっと敷衍させていくと、意味のないコントとか、そういうかたちになっていくんじゃないのかなと思うわけです。」「それはぼくがまさに初期において、最初に書くときの発想なんですね。そこに強さを感じるというのかな。結局、意味を追っかけたときに弱くなっていくものがあって、ただ、初期の頃はぎりぎりその意味を追いかけている印象があって、しかも、ちょっと暴力的で……ということを考えたときに、別役さんの軽妙な喜劇みたいなものが最初からそうだったのかというと、そうではなくて、つまり、こういうものがあって、結局、世の中のことをわかった人間がいるのかという怒りの感情があって、そこに辿り着いてるような気が、ぼくはするんですね。」「だから、「ん? うん」とか「ちょっと、それ取って」といった本当に意味のない日常会話のなかで進んでいくことが、わからなさに対峙できる方法なんだと思った節がある。追いかけていく手法では、結局、現実に負けていくんじゃないかとぼくは思ったんです。それはさっき言った前近代的なものに近い。なぜなら、結局、意味を求めていることになるから。それをやっていくと、絶対に現実に遅れていくし、さっきの理屈で言うと、世の中のことをわかったやつがいるはずがないということを信じてないわけでしょう。わかるはずだという前提で書いているから。そうすると、こっちとしては遅れてるような気がしちゃうわけですよ。そして、意味のない日常会話と言いましたけど、これが実は、演劇において「肉体」を見ることに直結している。言葉と人物との関係ですよね。不条理劇というのは、実は「肉体」を描こうとした運動でもあったわけです。演劇において「頭脳」から発したものに信を置くという悪癖を排除しようとしたわけです。」


 東陽町から東西線になり、大手町から半蔵門線に乗り換えようとしたら、だいぶ歩かされてなかなかめんどうだった。乗り換えるなら九段下のほうがよかったか。渋谷からは東横線の各停に乗り、ラジオを聴きながらのんびり帰る。昨夜の「ザ・東京漫才」の話が聴きたくて、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングと「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを続けて聴いた。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は田中健がゲスト。妻の誕生日に温水洗浄便座をプレゼントをしたら「わたしはこういうの使わないの」と言われたという、プレゼントに失敗した話をしていたのだが、妻は誰だっけと思い、ウィキペディアにあたってみたら、古手川祐子とはとっくに離婚していて、現在は加賀千景という女優と結婚していた。この加賀千景というひとは加賀まりこの姪のようだ。しかし、温水洗浄便座が出たばかりのころだと言っていたから、じゃあ、ウォシュレットを使わないのは古手川祐子というわけか。どうでもいいことを突き止めてしまったが、そして、田中健といえばもちろんケーナの話にもなり、この番組のテーマ曲を演奏もしたのだが、田中健のケーナを作っているのが平泉成だというのでさらに驚いた。

 火曜深夜の「ランジャタイのがんばれ地上波!」は「年始ブチギレ王決定戦」という企画。きしたかの高野、口笛なるお、赤もみじ村田大樹、ネコニスズヤマゲンが出演した。先週土曜の「白黒アンジャッシュ」は、人力舎の若手が競う「白黒-1グランプリ」。しかし、この番組も「がんばれ地上波」も、アイドルに審査員をやらせているのが余計だ。誰かスタッフに、アイドルと仕事をしたい人間がいるだけじゃないのか。

 楽天マガジンで読んだ「週刊文春」、宮藤官九郎の連載では、清水ミチコの武道館ライブで会った松本明子のことが書かれていた。松本明子に、クヒオ大佐の本名が「スズキマツオ」だと教わるが、あとで調べたら違っていたという話。深夜、ツイッターを覗いてみたら、「週刊朝日」が休刊とのニュースを目にした。早朝に出ていたニュースだが、深夜0時を過ぎてから知った。歴史ある週刊誌がついに休刊するような状況か。

2022年12月23日金曜日

12月23日金曜日/テレビに追われて

◇ テレビ・ラジオ

 何時間眠れているのかよくわからず、朝、ブログの更新をひとつ。どうも時間がなく、ばたばたしているが、午前中はテレビを少し観て、それから、昼は「ビバリー昼ズ」を途中まで聴いた。オープニングのあとには、村方乃々佳ちゃんからメッセージが届く。正午過ぎに駅前まで。寒い。風が強い。銀行に寄り、そのあとにはかつやに寄り、味噌たまカツ丼を食べた。割引券を使い、715円から100円引き。1時間もせずに帰宅する。午後には叔父が来宅。

 夕方からようやくひと息つき、録画していたテレビ番組をあれこれと。年末年始は録画残量の確保をしなければならず、消去するものは消去を、保存するものはどんどんダビングしていく必要がある。まずは今日の「徹子の部屋」から。ゲストは前川清。日曜の「週刊さんまとマツコ」は、2週にわたり、「ミカワガールズ」の特集。美川憲一が登場し、MCは川島明が務めた。

 テレビ朝日の「バラバラ大作戦」の番組をまとめて観ていく。火曜の「ランジャタイのがんばれ地上波」は、「バラバラ大選挙」で投票してもらうためのPR映像を撮る企画。トンツカタン森本、あぁ~しらき、西野七瀬が出演。昨夜の「ぺこぱポジティブNEWS」は「年忘れ大暴露ポジティブ会」というトークの企画。トム・ブラウン、インディアンスが出演。「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」は2週分をまとめて。ちょうど2週連続で「世界を笑わせたい!」という企画。コウメ太夫、もう中学生が登場し、それぞれのネタの英語バージョンを考え、外国人に観てもらう。しかし、この番組はお笑いの文脈と関係なく、ロケ企画をやっているほうが面白いような気がするな。

 放送中の「ミュージックステーション」の6時間特番も、追っかけ再生でざっと早まわしで観ていく。ホームページにタイムテーブルが出ていたのが便利で、小沢健二のところだけ観ようかと思っていたが、そのあとの KinKi Kids、それから、広瀬香美、工藤静香、後藤真希と続く、80年代、90年代のヒットソングメドレーも楽しく観てしまった。「エルピス」の主題歌を演奏する Mirage Collective も、これは保存だ。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。ラジオを聴きながら2時間ぐらい眠り、深夜に目覚め、ダビングのセットをしてからまた眠りなおした。

2022年11月26日土曜日

11月26日土曜日/気になる賞レース

◇ テレビ・音楽・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「ミュージックステーション」を観ると、宮本浩次が体調不良のために欠席し、その代打に1曲、エレカシの「俺たちの明日」をスカパラと 10-FEET の TAKUMA のコラボで演奏した。10-FEET ってバンドはよく知らないんだけれども。そのあとには、Saucy Dog の石原慎也をボーカルに迎えたスカパラの新曲もあり、しかし、Saucy Dog もよく知らない。それよりも、桑田佳祐を観たくて録画しておいたのだ。新曲2曲を披露。そのほか、「広瀬香美が嫉妬した冬ソング」という特集もけっこう面白かった。

 Spotify では、桑田佳祐のベストアルバム「いつも何処かで」の配信が始まっていた。2枚組、2時間41分もあるから、なかなかいっぺんには聴けないが。


 昨夜の「ネタパレ」も観て、それから、午前中はラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけておく。「常連さん」は松尾貴史。10時台には、毒蝮さんの中継コーナーがあり、来年90歳になるというかたが登場し、戦争体験を語っていた。

 そういえばと、「M-1」のワイルドカードを思い出し、ホームページを確認してみると、投票は今日の15時までだった。動画の視聴者数がそのまま得票数として数えられるというルールだが、投票はともかく、時間があるだけ、気になるものから観てしまおうと、Aマッソ、ランジャタイ、モグライダー、マッハスピード豪速球、ニッポンの社長、天才ピアニスト、たくろう、滝音、10億円の動画を観た。関西勢、天才ピアニスト、たくろう、滝音が面白かったが、大阪の会場の雰囲気のせいもあるだろうか。ランジャタイもけして悪い出来だとは思わなかったが、準決勝進出者たちはもっといい出来ということなのだろう。

 午後から外出。二俣川まで歩き、ジョイナステラスのくまざわ書店に少し寄ってから、西友の2階、ビックカメラで買いものを。駅の反対側に戻り、ドン・キホーテのサイゼリヤに入るが、すごく混んでいた。ソーセージピザを食べながら、しばらく読書をする。

 ツイッターを覗いてみると、「THE W」の決勝進出者が発表になっていた。しかし、あまり変わり映えのしない顔ぶれ。Aマッソ、天才ピアニストがともに残ったが、「M-1」準々決勝の動画を観るかぎりは、天才ピアニストのほうがずっといいように思える。

 夕方には帰宅し、滞っているブログの更新に手をつける。今日はやけに暖かく、部屋のなかでは半袖で平気だ。夜もまた、録画していたテレビ番組から、木曜に放送されたNHKの音楽特番「NHK MUSIC 桑田佳祐 LIVE SPECIAL クローズアップ佳祐 桑子じゃないよ、桑田だよ!!」を観た。最後は猪木オマージュ。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴くと、1曲目は泰葉の「フライディ・チャイナ・タウン」。「剣さん、イイネ!」のコーナーには、岸のりこというラテン歌手が登場した。芸歴50年のベテランだが、今まで知る機会がなかったな。剣さん、「へえ~」という、ひろゆき風の声を出し、「ひろゆかないってひともいるの知ってる?」「俺、あのひと好き、成田さん。成田悠輔さんって片っぽ丸メガネで片っぽ四角、イエール大学の。あのひと、最高! あのひと、今のロックンローラーだと思う。今の時代の。違って見える不良。かっこいいよね!」

 ラジオを聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚めた。「Nキャス」をいつも録画しているが、裏番組の都合で、今日は真ん中30分は録画できなかった。三谷幸喜が数週ぶりにスタジオに登場。自身の演出する公演で代役をやりまくっている三谷だが、シルビア・グラブの代役は、さすがに設定を男優に変えて演じたようだ。まずはワールドカップの話題から始まるが、三谷は子どものころ、木梨憲武と同じサッカースクールだったんだそうだ。三谷幸喜はとんねるずとは同学年なんだな。

2022年10月28日金曜日

10月28日金曜日/先週のラジオ番組から

◇ ポッドキャスト・ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をしながら、Spotify で見つけた矢沢永吉のポッドキャストを聴いた。これは TOKYO FM の「SCHOOL OF LOCK!」のなかのワンコーナーなんだろうか。聞き手は「トオヤマ」と名乗っているが、Spotify にはクレジットがなく、ウィキペディアにあたると、どうやらグランジの遠山だとわかった。矢沢のコーナーは月に一度放送されているようで、AuDee でも公開されているようだが、Spotify には、8月の放送のみが3分割されて配信されている。聴きながら眠りなおそうとしていたが、これが面白く、3本とも、しっかりと聴いてしまった。リスナーからの質問に矢沢が答えるという形式で、ビートルズ来日時にはなにをしていたかなど、興味深い質問があった。矢沢はスタバではなにを飲むのかなども。

 ラジオを聴きながら眠りなおしたら、これだけでもう昼になった。聴きそびれていたラジオが多く、今日はタイムフリーで、先週の番組ばかり聴くはめになる。先週金曜の「ビバリー昼ズ」は、やす子がゲスト。この番組を長年聴いているが、松村邦洋の父も自衛隊だったというは初めて知った。

 先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」は、ジャングルポケットの太田とおたけがゲスト。なにげなく聴いていたら、なかなか面白いコント論を話していた。おたけは中川家のコントが理想だと語る。ジャングルポケットのコントはじつは細かい部分まで台本どおりなんだそうで、遊びがいっさいないというのだが、3人のなかでは、斎藤がいちばんアドリブを入れないタイプであり、コントだけでなく、バラエティ番組でも台本に忠実に従うのだという。遊びを入れたいのはおたけなのだが、「キングオブコント」の決勝で披露したトイレのコントで、オンエアを改めて観た太田が、おたけが変なダンスをしていることを発見し、それから、ぎちぎちに決める方向に走っていったという話だった。中川家のふたりは、おたけの遊びを入れることで、新たなジャングルポケットが生まれる可能性を語る。この日は14時台のゲストが2組あり、後半にはチョコレートプラネットが登場した。なにがなんでも芸人になりたいというわけではなかったふたりがコンビを組んだというのが独特で、芸人としてはどうも捉えにくいのはそのせいか。出身も、熱海と京都という不思議な組み合わせ。

 先週金曜の友近の「シン・ラジオ」は、マツコ・デラックスがゲストで、これも面白かった。ちゃらんぽらん冨好さんとマツコのからみもほかの番組ではないものだ。冨好さんをつかまえて、「かわいい」と言うのもマツコ以外にいないだろう。

 月曜の「ビバリー昼ズ」も聴きそこねていたが、こちらはダンカンがゲスト。田中裕子と共演した映画の話。それから、来年はなんと、たけし軍団40周年の舞台もあるそうだ。「ダンカン、バカヤロウ!」のセリフは松村が作ったという話になっていたが、自分の記憶では、おそらく、ココリコ遠藤が「ガキの使い」で言い始めたのではなかったかと思っているのだが、この事実を調べるのは難しい。

 今日は、近所の郵便ポストまで品物を投函に行く以外の外出はなし。こういう日は録りためてあるテレビ番組を観る量が多くなる。今月5日から始まった新番組「ランジャタイのがんばれ地上波!」を観そびれていて、ようやくまとめて観たが、期待していたものとはどうも違った。初回はアシスタントオーディションという企画があり、そこに高橋英樹が登場した。これが2週続き、3回目の放送にはきしたかの高野が登場し、海老名SAでロケをするといって、歌舞伎町の回転わんこの店に連れていく。つぎに連れていかれたのは新宿の理容室で、要するに、高野を怒らせる企画だったのだが、だいぶお笑いマニア向けの番組であり、そこに留まっているという感じがする。ナレーションは、虹の黄昏の野沢ダイブ禁止。

 新番組をもうひとつ、今月6日から始まった「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」の初回も録画してあった。英会話の番組かのような宣伝を目にしたが、こちらはなかなか挑戦している番組で、アメリカのバラエティショー風の番組に、ハリウッドザコシショウをゲストに迎える。そして、ザコシショウのネタを英訳し、再び披露する。この番組は初回しか録画してなかったが、もう少し観てみたくなった。

 テレビ神奈川の「ニューヨークと蛙亭のキット、くる」も観そびれていて、油断をするとすぐに溜まってしまう。今月5日の放送ではフリー芸人を特集し、アマレス兄弟、モダンタイムスが登場した。まず、2組のネタがあり、2組一緒にトークという形式。モダンタイムスはSMA所属だったが、24時間配信のスパチャをやり始めたら、お前らのやってることは物乞いだと言われ、フリーに。12日、19日の放送は、二刀流芸人の特集。探偵との二刀流「塚田大先生」、ゲイバーママとの二刀流「ユーマ」、医者との二刀流「井たくま」、外資系IT企業との二刀流「戦慄のピーカブー」が登場。一昨日26日の放送は現役大学生芸人の特集。創価大学の「えだまめ」、早稲田の「惹女香花」、玉川大と慶応のコンビ「ガードレールマヨ」が登場した。

 放送されたばかりの「ネタパレ」もすぐに観てしまう。登場順に、ビスケットブラザーズ、ぱーてぃーちゃん、クロコップ、マヂカルラブリー&囲碁将棋のコラボ、や団、カベポスター、インポッシブルが出演。「キングオブコント」ファイナリストが3組出演し、や団は「キングオブコント」と同じコントだったが、別のネタであるにしても、ファイナリストはどの組も印象は変わらない。対して、ぱーてぃーちゃんは当初はまるで興味がないトリオだったが、きょんちぃが「座王」で強いという話もあり、(「座王」は観なかったが、)妙に気になるようにもなってきた。パリピやギャルの戯画化、というよりもむしろ、自然体に見える。社会の異物(をいじるネタ)ではなく、普通の若者のすがたをしている。この態度にはダウ90000との共時性も感じられないだろうか。カベポスターも面白く、番組最後に、ゲストの小芝風花はいちばん面白かった芸人にカベポスターを選んだ。前回は TOKYO COOL を選んでいて、シブい趣味のひとである。

 「タモリ俱楽部」もすぐに観ると、収録場所が岩波書店なことにまず驚くが、「広辞苑」の挿絵に迫るという企画だった。劇団ひとり、市川紗椰のほか、編集者と挿絵画家も出演する。「広辞苑」は初版から厚さが変わっていないというのは知らなかった。製本機械の都合で、8センチまでしか作れないのだ。「広辞苑」に載っている人物を当てるクイズがあり、ジョージ・ルーカス、タモリ、みうらじゅん、村上春樹のうち誰かというのだが、正解はみうらじゅんで、「マイブーム」の説明文に登場しているのだ。日本人の場合は故人でないと項目は立てられないというルールがあるそうなのだが、当然、タモリ、村上春樹はいずれは項目になるだろう。

2022年9月12日月曜日

9月12日月曜日/テレビに出すなとか


◇ 半蔵門・四ツ谷

 朝から都内に。まず、半蔵門に出て、昼には四ツ谷のほうに移動する。しんみち通りの三百宴やに入り、ランチメニューの豚肉ときくらげ炒め定食を食べた。味噌汁、サラダ、冷奴、ヤクルトがつき、700円。しんみち通りから入ったが、新宿通り側にも入り口があった。新宿通り側に出て、向かいのドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲みながら、読書を少し。午後、四ツ谷駅から南北線に乗り、目黒線直通、日吉から東横線に乗り換え、早い時間に横浜に戻ってきてしまう。電車内で読書をしようとしても眠くてだめ。疲れてしまって、気力も出ない。



◇ テレビ・ラジオ・ツイッター

 夕方には帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・太田裕美)を観た。それから、昨夜の「おかべろ」は、古田新太がゲスト。後半には、間寛平、村上ショージが加わり、60歳で引退するというネットの噂を古田新太に確認すると、60歳で仕事をしぼり、好きな舞台の仕事だけにしたいという話だった。間寛平も引退を真剣に考えていて、あと1年くらいで辞めると語る。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、落語協会の真打披露パーティーに出席した話をしていた。高田先生の中学の後輩でもある市弥改め小燕枝を、「ロマンポルノの二枚目みたいな顔」と表現する。そのあとには「大ピンチずかん」という絵本を紹介していたが、この本は話題なのか、なにかで観たなと思ったら、「Nキャス」でも紹介していた絵本だ。高田先生のアンテナは絵本にまで及ぶ。12時台は、新沼謙治がゲスト。楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「週刊現代」の書評欄に、新刊を出した清水ミチコのインタビューが載っていた。いちばん好きな映画が「ゴッドファーザー」だということも、いちばん気になる作家が吉村昭だということも今まで知らなかった。清水ミチコが出演しているものはかなり追いかけていると思うけど、そういえば、自身のことを語る場面はあまりないのかもしれない。「徹子の部屋」に出ても、ネタばかりやっている。

 聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、14時台は、ショウショウがゲストだった。宮崎駿と庵野秀明のものまね、岸田首相のものまねが秀逸。誰もやっていないものまねをこのクオリティでやってみせる芸人が、なぜもっと広く知られていないのか。それから、Spotify のポッドキャストで、「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」の過去回を聴いてみたら、8月14日の放送にランジャタイが出ていた。もうすぐ配信が終わりそうなので、これは今のうちに聴いておかなければならない。

 ツイッターを見ると、「太田光をテレビに出すな」というハッシュタグが昨日からトレンド入りしているようだ。「サンデージャポン」での発言を切り取った動画が拡散されているようで、昨日の放送は観ているが、そこまで問題になるような発言があったとは思わず、録画もしていたけど、気にせずに消去してしまった。残してあれば、今一度確認したかった。検索してみると、さすがにまともな知識人はツイートしてないようだが、なにはともあれ、テレビを観ない人間のテレビ批判は論外である。あるツイートでは、太田(爆笑問題名義)が「Hanada」に連載していることについて、裏をとるために目次を探したがなかなか見つからないようになっているとかなんとか、妙なことを書いていて、そんな無駄なことをする雑誌がどこにあるんだと思うが、穿った見方もここまできたかと呆れはててしまう。「Hanada」に連載していることに対するアンサーは、すでに前週の放送で語られていた

2022年8月18日木曜日

8月18日木曜日/非政治化するラップ

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。パソコンのトラブルもあったため、一週間ぐらい空いてしまっただろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・とろサーモン&山崎怜奈)と「キョコロヒー」を観た。「キョコロヒー」は、弱めのエピソードをいい歌にしてもらうという企画で、登場したのはなんと、奇妙礼太郎だ。ヒコロヒーのクレジットカードの審査に落ちた話をいい歌にする。奇妙礼太郎は、この番組を初回から観ているそうで、「バラバラ大選挙」の投票もしたという。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、清水ミチコが夏休みで、黒沢かずこが代打のはずだったのがコロナになり、代打の代打で磯山さやかが登場した。午後は「徹子の部屋」(ゲスト・増田恵子)を追っかけ再生ですぐに観てしまう。

 夕方になってから、少し外出する。駅前の日高屋に入り、カタヤキソバと餃子を食べた。860円。ドトールで読書をするつもりでいたが、なぜか8月いっぱいは時短営業になるようで、18時閉店になっていた。しかたなく、ライフのマクドナルドまで。



◇ 読書

 マクドナルドで、大和田俊之・磯部涼・吉田雅史「ラップは何を映しているのか」を読み終えた。2017年刊、毎日新聞出版。あとがきを読むまで知らなかったが、梅山景央(九龍ジョー)による編集だった。「「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで」という副題がついているが、2016年末、トランプ当選直後にゲンロンカフェで行われたトークイベントが本書のもとになっている。今から5年半以上前になるから、すでに状況が変化している部分もあるだろうが、それにしてもとても面白いことが語られている。P29-32 磯部「「ラップ・ミュージック=政治的」という見方がいかにステレオタイプかということ」「BLMを通して広まった、怒れるアフリカ系というカウンター・カルチャー的なイメージとはまた違った姿が、現実には存在しているということ」「ラップ・ミュージックの非政治化とでも言える動きがある」 P38 大和田「やはり黒人コミュニティがどんどん内向化しているのではないか」といったあたりの話は、知らなかったし、とても興味深かった。大和田はつぎのようにも語る。P84「これは多分に僕自身の個人的な見方によりますが、ブルース、ソウル、それにジャズやヒップホップなどの黒人音楽とそのアメリカ社会での受容についてそれなりに概観してみると、黒人だけでなく、むしろ白人が黒人音楽に政治性を求めてきた歴史がどうしても目立つんですよ。彼ら彼女たちは例外なくリベラルで良心的であって、黒人文化の評価という意味ではその功績も計り知れないわけですが、それがどうしても行きすぎてしまう。すると、政治的な黒人音楽は評価するけど、政治的でない黒人音楽は評価しない、というようになる。つまり、彼らにとって「正しい」黒人音楽と「正しくない」黒人音楽という価値基準ができるわけで、それは彼らがリベラルな価値観をマイノリティのカルチャーに投影してしまうからです。そしてそれは、日本の多くの音楽評論家にも共有されていた価値観だと思います。」 あるいは、ケンドリック・ラマーについて語られている部分。P26-27 大和田「もちろん「Alright」はものすごく重要な曲で、BLMのアンセムとしても歴史に残るはずですが、実はあの曲、まったく闘争的な曲ではないんですよね。」 吉田「(略)結果的にBLMのアンセムとしては捉えられたけれど、直線的ではなくて非常に複雑な感情が歌われている。ケンドリックは、自分の中にいろんな視点を設定して、ラップの中でもそれら複数のキャラクターの視点でヴァースを分け合い、複数視点から一つのサブジェクトを照射して説得力を持たせるという面がありますね。」 磯部「内省的ですよね。実際、ケンドリックはBLMのデモについて、「行動もよいけれど、葛藤しろ」というような微妙な発言もしているようです。」

◇ ラジオ・配信ドラマ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリー切れ前に、先週木曜放送の「ランジャタイのオールナイトニッポンX」を聴いた。オープニング曲に「チキンライス」をかけたかと思うと、エンディングまでずっと「チキンライス」で押しまくる。地下ライブの主催者大戦国時代だという話や、街裏ぴんくや三浦マイルドなど、地下芸人の名前多めの放送だった。1時間だけだから、聴きやすくて助かった。

 深夜になり、Netflix で「ゲットダウン」というドラマを観始める。「ラップは何を映しているのか」ではこのドラマについても語られていて、このタイミングで観てしまいたくなった。2016年のドラマだが、前に読んだ「ネットフリックス大解剖」という本で知ったんだっけか、すでにマイリストに登録してあった。第1話は 93分という長さで、それでなかなか観始められなかったのだが、いや、これは面白い。音楽が流れ始めると、長さを感じなくなってしまう。ヒップホップと同時代にあったディスコカルチャーも描かれていて、ヒップホップの「正史」には描かれてこなかった歴史の在りかたを示唆しているというのが「ラップは何を映しているのか」で語られていたことだった。バズ・ラーマン監督作を観ることも今までなかったが、これは続けて観てみよう。

 深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。放送されたばかりの「アメトーーク!」をすぐに観てしまう。「ジーンズ大好き芸人」というテーマだが、蛍原が濃厚接触者になり、狩野英孝が代打MCを務める。とはいえ、草彅剛も出演し、ケンドーコバヤシもいるし、まわりが強力だ。火曜の「イワクラと吉住の番組」は、先週から、イワクラとオズワルド伊藤の熱愛を話題にしている。こんなに彼氏のことしゃべる番組ってあるかな。最後には、伊藤もVTR出演した。

 ツイッターを開くと、通知がやけに多く、ずいぶん前の「ハデジ」のツイートをのていさんがリツイートしてくれていた。なぜだろうと思ったら、ゆたかさんが「ナイツ ザ・ラジオショー」に出演するとツイートしていたのか。この情報は知らなかった。すごい。来週木曜、ついに出演か。メール送ろうかな。

2022年7月2日土曜日

7月2日土曜日/政治の勉強

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、暑さで火照った手足と顔を洗って冷やすところから一日が始まる。日向を歩いていたんじゃあるまいし、睡眠をとると、からだが火照るのだから異常だ。まず、ブログの更新をひとつ。それから、文化放送の「ラジオのあさこ」をつけたまま、2時間ぐらい眠りなおし、TBSラジオの「ナイツのちゃきちゃき大放送」に切り換え、これもうとうとしながら聴いていた。午後はまた文化放送に戻り、「田村淳のNewsCLUB」を。

 今日は、れいわ新選組の池袋のイベントを見物に行こうかと迷っていたが、というのも、この日にラサール石井がれいわのイベントに参加すると予告していたからで、ラサール石井がどんな演説芸を見せるのかには興味があった。しかし、ツイッターを確認してみると、ラサール石井は参加しなくなったようなので観なくてもいいかという気になった。ラサールは今日は大阪の博士のイベントに参加するようだ。つまり、博士も池袋には参加しないというわけだ。

◇ 読書

 夕方に外出し、駅前の日高屋に入り、油そばと餃子を食べた。800円。ろくに仕事もせず、食ってばかりいていいのだろうか。それから、ドトールに入り、読書をする。

 中島岳志「自民党 価値とリスクのマトリクス」を読み終えた。2019年刊、スタンド・ブックス。初出は「論座」のウェブ。中島岳志が保守の立場から、自民党の有力議員9名を、それぞれの著書をじっくりと読むことにより、その言葉を分析していく。俎上に載せられているのは、安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。いや、この本はとても勉強になった。自分の理解が、今まではいかに漠然としたイメージでしかなかったか、反省し、認識が整理された。無闇に攻撃的ではない、このようなクールな分析が読みたかったのだ。具体的にはどのように分析しているかというと、政治家の仕事を「価値」と「リスク」に大別し、「価値」を横軸、「リスク」を縦軸とした図のなかに、この9名を位置づけていく。「価値」(横軸)の両極には「リベラル」と「パターナル」を置き、価値観の問題に対する権力の介入の強さを表している。つまり、介入が強ければパターナル、介入が少なければリベラル。「リスク」(縦軸)の両極は「リスクの社会化」と「リスクの個人化」を表し、リスクというのはお金の問題ということだが、さまざまなリスクに対し、それを社会全体で対応するのか、それとも、個人が対応する社会を志向するのか。後者はいわゆる、自己責任型の社会というやつだ。「リスクの社会化」は「大きな政府」、「リスクの個人化」は「小さな政府」でもあり、自民党の保守本流であった「大きな政府」路線が、「小さな政府」路線に舵をきっていった80年代から流れもきちんと解説されている。また、中島岳志は西部邁の弟子筋にあたるひとだが、たとえば、安倍晋三についてはこう書いている。P26「外交・安全保障については、当初から一貫して「日米基軸」を強調し、日米安保の強化を説いています。ちなみに安倍さんが大きな影響を受けたという西部邁さんは、一貫した日米安保反対論者でした。」 この本の刊行時にはまだ安倍政権だったが、岸田文雄についてはこの時点で、P123「岸田さんはその時どきの権力者に合わせ、巧みに衝突を避けてきた政治家です。はっきりしたヴィジョンを示さないことによって敵をつくらず、有力な地位を獲得してきた順応型で、よく言えば堅実、冷静。しかし、この国をどのような方向に導きたいのかよくわからず、何をしたいのかが極めて不明瞭な政治家です。」と分析している。あるいは、細かい分析があるいっぽうで、あとがきにはまた別のことも書かれていて、じつはこの箇所にもっとも、この著者は信頼できると思わされた。P218「一方で、文章化された言葉だけで政治家を選べばいいかというと、そうではないと思います。言葉は常に生き方や態度に裏打ちされたものでなくてはなりません。いくらリベラルな政策を提示していても、立場の弱い人に対してパターナルな態度をとるような政治家は信用に値しないでしょう。」「私の曾祖母は、小学生の私が「誰に投票したのか」と尋ねると、ひと言「男前」と答えました。彼女が言った「男前」とは「イケメン」のことではありません。政治家として信用ができる「顔つき」をしているのかを判断してきたと言っているのです。つまり、人生経験を踏まえた人間判断をしたと言うのです。」

◇ ツイッター・テレビ・配信ドラマ

 夜に帰宅し、テレビを少し観てから眠ってしまった。23時過ぎに目覚め、ラジオをつける。FMヨコハマの「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。深夜、ツイッターを見て、宮谷一彦が亡くなったことを知った。訃報は昨日出ていたようだが、ツイッターをあんまり追いかけていなかったから、知るのがずいぶん遅くなった。暑いときはツイッターも見ないし、テレビを観るのもいやになる。音楽を聴きながらぼんやりする時間が増えた。ツイッターからは、志らく師匠の独演会にランジャタイが出演したことも知った。アップされている写真も最高だし、その客席にいなかったことが悔しいが、いわきの会だからこれはあきらめがつく。

 深夜に、観そびれていた「ゴッドタン」の録画を3週分まとめて観た。恒例企画の「この若手知ってんのか!?」の前後編だが、最近は「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」なんかも観ているし、ここで初めて知るひとはあまりいなかった。嫌いな芸風だと思うものも少なくなかったが、パンプキンポテトフライとセンチネルは面白かった。もう1本は放送直後の「コンビ大喜利GP」。コロコロチキチキペッパーズ、Aマッソ、ハナコ、ドランクドラゴンが出演し、これは次週に続く。

 朝までに、アマゾンプライムでドラマを観ようと思い、「BRUTUS」で松本隆が紹介していた「マイ・ディア・ミスター」という韓国ドラマを観てみるが、しかし、第1話を観たかぎりでは、そこまで惹かれるものはなかった。第1話が90分弱、2話以降も70分から80分という長さとなると、なかなか気軽に続きを観るという気にもなれないなこれは。

2022年6月12日日曜日

6月12日日曜日/ラジオを聴く日曜日

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、よく眠れず、どうもまた、胃が痛くなる症状が出る。録画していた昨夜の「Nキャス」で、「ハードロック兄妹」と紹介されていた子たちの動画が面白かった。ギターを弾く三宅音太朗くん10歳と、ベースを弾く音寧ちゃん8歳。演奏テクニックもすごいのだとは思うが、ミュージシャンだというお父さんが「顔で弾く」と教えているその成果がすごい。


 10時からはラジオ。「安住紳一郎の日曜天国」のゲストが、今週は山下達郎だというので、これはオンタイムで聴いた。この番組、普段はそれほどしっかり聴いているわけではないが、たまに聴くと、中澤有美子さんの笑い声がとても気持ちがいい。山下達郎は 11時台に登場。なぜこの番組に出ることになったのかもわからないのだが、探り合う感じもなく、すんなりと会話に入っていく。山下達郎に関するさまざまな伝説について、真偽を確認すると、「盛りすぎですよ」と本人は語る。三亀松に弟子入りするはずだったという伝説について、それから、落語の話にもなり、現役の落語家では、喬太郎、志の輔の名前が出た。TBSラジオの出演は 10年ぶり、つまり、「大沢悠里のゆうゆうワイド」以来だったようだが、安住「大沢悠里さんと懇意にされてたことは知ってるんですけど、一応、大沢悠里さんから、私、担当を引き継いだと自負してますんで。」

 録画していた今朝の「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を続けて観て、それから、午後はまたラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台は、千秋がゲスト。田中と山口もえの結婚に至る経緯をいろいろと知っている千秋の暴露が面白かった。ドラミちゃんの声優を担当している千秋だが、ドラえもんのオーディションを受けるように薦めたのは田中だったそうだ。(ドラミちゃんのオーディションはなかったが、このときの主要5役のオーディションがきっかけになり、あとで抜擢された。)

 15時前、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。14時前にすさまじいどしゃぶりになり、こりゃかなわないなと思っていたら、15時前にはぴたっと止んでくれた。それ以外には外出せず、部屋で読書をするが、今日は読む本が定まらず、いくつかの本をつまみ読み。

 夜にもまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「週刊さんまとマツコ」は、名古屋のローカルスターとして知られているという、女装家のしおりさんの特集。昨夜に放送された、ランジャタイが大活躍の「さんまのお笑い向上委員会」も観た。今日は「山下達郎のサンデー・ソングブック」も聴きたくなり、タイムフリーで聴きながら、ブログの更新をひとつ。

 夜、Netflix で映画を1本。「ユーロビジョン歌合戦」という、ウィル・フェレル主演のコメディ映画を観た。ユーロビジョンというのがなんだかわからなかったから、ウィキペディアにあたってみると、「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」という大きな音楽コンテストがあるようで、ヨーロッパではよく知られているようだ。映画を観ていたら眠くなり、深夜2時頃に眠った。

2022年3月23日水曜日

3月23日水曜日/「江戸東京落語まつり」

◇ テレビ

 明け方近くから眠り、3時間ぐらいで起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、流れ星が登場し、ギャグの作者がちゅうえいか瀧上かを当てる「ちゅうえいギャグクイズ」になる流れに笑う。天才ピアニストも持ちネタが豊富だ。先週木曜の「ダウンタウンDX」もようやく観る。こちらは「地下芸人の実態SP」。ハリウッドザコシショウ、チャンス大城、ぺこぱ、オズワルド、モグライダー、ランジャタイ、真空ジェシカが出演。今のお笑い界の潮流を表している地下芸人特集だ。オズワルド伊藤がしゃべった話を、すぐさま、同じ話をそのまま堂々としゃべるランジャタイ国崎がすごかった。番組終盤からのランジャタイの肝の強さがすさまじい。芸と狂気、肝の強さ、そのどれもがすさまじい。

◇ 落語会

 録画残量を作る必要があり、ダビングをして、それが終わるまでは家を出られず、午前中には出発するが、だいぶもたついた。昼から都内に。セブンイレブンに寄り、チケットを引き替えてから電車に乗る。電車はけっこう混んでいた。横浜駅の乗り換えがうまくいき、時間を挽回し、東海道線では座れた。東京駅に出て、地下通路を通り、よみうり大手町ホールまで。三遊亭円楽プロデュース「江戸東京落語まつり」の初日の初回の公演を観る。東京駅からは意外と時間がかかり、1本遅かったら本当にぎりぎりになるところだった。13時開演、15分前に到着し、エスカレーターで上階にあがる。まず、手指の消毒と検温。さらにもう1階あがり、チケットの半券を自分でもぎり、プログラムも自分でとっていく。この会場は過去にきたことはあっただろうか。席は 14列目。会場では真ん中あたりの席になるが、座ってみると、高座が遠いと感じる。寄席の最後列の席よりも遠い。席に着いたときにはもう開演10分前。前座なし、一番手には兼好が登場し、「時そば」をやった。しかし、いきなり眠くなってしまい、続く、小遊三、小朝は、演目がわからないくらいに朦朧としてしまった。小朝は見台と膝隠しを置き、照明も暗くして演じていたが、なんだったんだろうか。平日昼間ならではの客席の重さというか気だるさというか、とはいえ、これが初回というプログラムなのだからしかたがない。客席は高齢者がかなり多かったと思うが、左隣りの席の中年男が、落語の最中に扇子をぱたぱたあおいでいるのにはうんざりさせられた。年寄り手前ぐらいの年格好の男だったが、無駄に大股を開いて座り、そこからもう鈍さを感じさせる。こういう男はたいがい笑うところもピントがずれていて、さらには、カバンをがさごそとまさぐりだしたかと思えば、オペラグラスを取り出し、高座を眺め始めたので、手のつけようのない田舎っぺだと思った。右隣りの席は最初は空いていたが、兼好が終わってから入ってきて、こちらもやっぱり中年男だった。自分も含めて、中年男のひとり客が並んでいるという構図がいやだ。6000円という高額のチケットを買うこともひさしぶりだったが、このような大規模な落語会は、東京では「大銀座落語祭」以来だと思い、観逃しては後悔するのではと思ったが、前半がまるで楽しめず、高額なチケット代をまるっきり無駄にしている。15分の仲入りのあとは、志らく師匠が登場。志らく師匠が出るから目撃しておきたいという気もあったのだが、「親子酒」で、さすがに笑わせるものの、志らく師匠にしては並のウケだろう。6000円払って、志らく師匠の並のウケだけではあんまりだが、トリの文珍が見事に面白く、志らく師匠は客との駆け引きをまるでしないが、文珍は客との駆け引きをていねいにやっていく。現代的なことをしゃべっても、小朝のようなひとりよがりの現代性とは違い、庶民的な感覚とまるでズレがない。時間をかけてしゃべっていくので、なんの噺をやっているのかと思ったが、「壺算」とわかったときには余計に愉快になった。まあ、小朝が大きなネタをやっていたようだから、トリで軽くというバランスがいい。文珍のセンスのよさを改めて感じた会だったが、しかし、会の規模のわりには不満は少なくない。15時35分頃に終演。退場は、密を避けるために、列ごとに案内される。驚いたのは、ロビーに出ても演目を貼り出していないことだ。いや、演目を貼り出すというのもここ十数年程度に定着したことだが、今や、ホール落語でそれをやらないのはかなり珍しい。眠ってしまったからすっかりあてにしていたのに、小遊三、小朝の演目は、あとで検索して調べるしかない。


 昼食は大手町ビルヂングで、とんかつまるやに入り、ロースかつ定食を食べた。700円。ランチタイムにはいつも混んでいる店だが、この時間は空いていた。先に食べておかなかったのも失敗で、落語会の最中、のどがかさかさになり、咳が出そうでならなかった。脳に酸素がまわっていなかったのではとも思うが、食べたほうが眠くなるのか、食べないほうが眠くなるのかは、未だに判断がつかないところである。八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、チョコチャンクスコーンを食べた。読書をする気も湧かず、気候の影響もあるのか、ここ数日はずっと疲れている感じ。普段は開きもしない YouTube で、志らく師匠のランジャタイ評を観たりなどしていた。


 帰りの電車内で、ツイッターを検索し、小遊三「蜘蛛駕籠」、小朝「男の花道」と判明する。しかし、ツイートしているひとはとても少なく、いったいどういう客層なんだろう。ツイッターからは、木下ほうかの女優への性加害を告発する文春オンラインの記事にも驚いた。榊英雄という監督のことは名前も知らず、なんの驚きもなかったが、木下ほうかには驚く。これは完全に俳優生命を絶たれるだろう。文春オンラインでは、ほかには、天竺鼠瀬下の不倫報道もあった。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ビリーバンバン)を観た。ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、ラジオを聴きながら、早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していた「水曜日のダウンタウン」を観ると、「リアルに「へぇ」と言わせるの難しい説」という企画で、ナイツ塙さんが仕掛け人になり、なんと、大空遊平師匠が登場していた。「あちこちオードリー」も観ると、こちらは、ナイツと磯山さやかがゲスト。完全に「ビバリー」のリスナーのためのような組み合わせで、オードリー、佐久間プロデューサーも含めて、ニッポン放送色の濃い回だった。テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」の「この人の1週間」の欄に、宝田明が登場していた。3月6日から12日の一週間が記録されているのだが、3月14日には亡くなっている。亡くなったことには、なぜかどこにも触れられていなかった。

2022年2月20日日曜日

2月20日日曜日/ダビングに忙しい

◇ テレビ

 眠ったり起きたりしていて、何時間眠れたのかわからない。朝、録画残量が足りず、ダビングをしておく必要があるため、テレビを観るのはあとまわしにして、先にまず、ブログをふたつ続けて更新する。それからようやく、録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、冒頭から北京オリンピックの話題をたっぷりと扱い、番組が始まり、36分経ってからようやく、コメンテーターの齋藤孝と菊間千乃が紹介された。うっかりしていたが、松鶴家千とせの訃報があったのに、今週にかぎって、その時間は裏番組を録画してしまい、こちらの録画は中断していた。VTR明けのたけしのコメントだけは録画されていた。千とせは自分(たけし)の師匠だということになってしまっているが、本当はきよしの師匠であり、千代若千代菊門下に入った際に兄弟子というかたちにはなるが、「ツービートで俺が売れたら、松鶴家千とせさんが名付け親になっちゃってて、ちょっと困ったことあった。」と笑って語っていた。「きよしさんのお師匠さん格にあたるかたで?」と安住が訊きなおすと、「きよしさんはね、師匠が3人も4人もいるのよ。」 

 続いて、今朝の「ワイドナショー」を、松本、東野がコロナになり、代役が気になって優先的に観たが、東野の代役は河合郁人、松本の席にはヒロミが座っていた。さすがにまた、JPと原口あきまさというわけにはいかないのかと思いきや、もともと、別の企画のために松本がJPを呼んでいたようで、JPも現場にいて出演した。ほか、泉谷しげる、シソンヌ長谷川、村重杏奈が出演。「サンデージャポン」のほうには、霜降りせいや、カズレーザー、蛙亭らが出演。北京オリンピックの話題を伝える、サンジャポジャーナリストの須田さんというひとが毎回可笑しい。そのあとには、アンジャッシュ渡部復帰の話題を扱っていた。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけっぱなしにしておく。14時台は、中村雅俊がゲスト。ラジオを聴きながら、少し眠る。朝から鼻水が止まらず、また風邪薬を飲んでおいた。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「お笑い向上委員会」には、ランジャタイが初登場。「ゴッドタン」は「事務所対抗ゴシップニュース」という企画。鬼越トマホーク、さらば青春の光、ウエストランド、ラブレターズが出演。「笑点」も放送直後にすぐに観る。演芸コーナーはおぼん・こぼん、大喜利は円楽の代役に小朝が出演。今夜の北京オリンピックの閉会式を録画するために、がんばって残量を空けているのだが、開会式もまだ観てないのに、いったいいつ観るというのだろう。

◇ 映画

 Netflix で映画を1本。「ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり」という映画を観た。去年、アマゾンプライムで観た「エイス・グレード」という映画が面白く、その監督のボー・バーナムはコメディアンでもあり、まだ若いひとなんだということをそのときに調べて、気になっていた。そのボー・バーナムの映画を Netflix で見つけ、これは観ておきたくなった。コロナ禍の巣ごもりのなかで撮られたもののようで、出演はボー・バーナムひとり。どうやらすべてひとりで作っているのか。そもそも、映画なのか音楽番組なのかもよくわからないのだが、ボー・バーナムが歌をたくさん披露している。歌ネタというか、マジ歌というか、字幕で理解するわけだが、歌詞に笑ってしまうことたびたびだった。この撮影時にはちょうど三十歳だろうか。日本では第七世代の笑いとも共振する部分はあるかもしれない。しかし、ボー・バーナムのほうがずっと知的で、テクニックももっている。この若いコメディアンを、これからも追いかけたくなった。Spotify には、この映画と同名のアルバムもあった。


 タイムフリーで、昨夜の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いたら、剣さんもコロナになり、ライブが中止になっていたのだな。ラジオを聴きながら、梱包を片づけ、ブログの更新をもうふたつ。それから、アマゾンプライムで、一昨日に途中まで観ていた「ブルース・ブラザース」の続きを観たが、しかし、こういう映画は一気に観ないとやっぱり興をそがれる。自分で中断しておいて、そがれるってこともないが、面白いのがわかっているだけに、わざわざ時間を使って、ちょっともったいない観方をしてしまった。さらに、うつぶせの姿勢で観ていたら、なにかのはずみで咳き込んでしまい、ちょっとのあいだ、呼吸ができなくなった。急いで吸引薬を吸い込んだが、なかなかないことなので怖かった。明日は早起きする必要があるのに、ダビングのセットをするために深夜まで眠れず、それからようやく、「ランジャタイのオールナイトニッポン」のポッドキャストを聴きながら眠った。

2022年2月19日土曜日

2月19日土曜日/泉岳寺にて




◇ 泉岳寺

 早朝に目覚め、ラジオをつけると、「木梨の会」にしずるが出演していた。この番組は聴いたり聴かなかったりで、どういう流れでそうなったのか、しずる村上の姉がとんねるずのファンだそうで、姉と一緒にしずるも生出演ということになったようだ。とんねるずとは今まで共演はなく、村上もかなりのとんねるずファンだったようだが、吉本だからあまり語られることはなかったのかもしれない。そういえば、しずるにはダウンタウンの影響があまり見えない。

 今日は朝から都内に。京浜急行に乗り、泉岳寺まで出て、コンビニでコロッケパンを買い、歩きながら食べた。今月は珍しいところを訪問する機会がやけに多く、今日も身分証の提示が必要な場所だ。そのあとは大手町に移動するが、屋外にいると寒くてしかたがなく、午後には、雨がぱらつき始める。不要なビニール傘をもらうことができたので助かった。昼食は遅くなり、八重洲地下街のアルプスで、タイムサービスのチキンカレーを食べた。300円に加え、トッピングで、80円のから揚げも乗せてもらった。それから、地上に出て、ベローチェに入り、ブレンドと、あんぱんを食べた。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。


◇ 読書・雑誌・ラジオ

 東京駅から東海道線に乗り、電車内で、東浩紀「ゲンロン戦記」を読み終えた。2020年刊、中公新書ラクレ。東浩紀がゲンロンという会社を経営してきた10年を語った本で、聞き手・構成を石戸諭が務めている。東浩紀というひとは、ツイッターでのふるまいから、好きでなかった時期もあったが、この本を読んでみたら、共感する部分がとても多かった。「観光」というテーマには、特に、はっとさせられた。ここ数年、観光客(観客)の視点に立つということは自分にとってもテーマだと考えていたからだが、それを肯定してもらえたような気にはなるものの、しかし、自分が考え始めるよりも、とっくの前に東浩紀は語っていたのかと思うと愕然とさせられもする。「ゲンロンカフェ」に関する葛藤は、「ひとつき十冊」について考えていたこととも重なった。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、土屋さんが復帰し、オープニングの漫才もひさしぶりに復活した。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「DVD&動画配信でーた」を読んで、配信映画、配信ドラマをチェックするのがお決まりになってきた。今、いちばん楽しみにしている月刊誌かもしれない。ブログの更新をして、それから、聴きそびれていた先週土曜放送の「ランジャタイのオールナイトニッポン0」も聴いた。タイムフリー切れぎりぎりに聴くのはまずいと思いながらも、やっぱり、聴きながら眠ってしまった。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...