ラベル 山崎ケイ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 山崎ケイ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年5月17日火曜日

5月17日火曜日/この部屋

◇ 大森・渋谷

 今日も朝から都内に。京浜東北線に乗り、混雑していたが、途中から座れ、ラジオを聴きながらうとうとしていたが、どうやら遅延していたようだ。大森で降りねばならなかったのだが、着いたと思い、あわてて降りたら、じつはまだ蒲田だった。ひとの流れに押され、改札を出てしまってから気がついた。あんまり利用したことのない南口だったのがまずかった。東急線の改札が見えて、そこでようやく変だとわかったのだから間が抜けている。降りてくる客の波に逆流するように改札内に戻り、改めて大森に向かった。馬鹿なことで電車賃を無駄に使った。

 午前中に渋谷に移動し、東急ハンズの手前にある鳥道酒場に入り、ランチメニューの鶏唐揚げ定食を食べた。500円。まんだらけに寄れるかと思ったが、開店は正午からだった。松濤のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ラジオを聴き、少し仮眠をするが、眠気がまるでとれない。読書も少し。それから、神山町の商店街を歩いたが、商店街中に「奥渋」というのぼりがずらりと並んでいる。商店街の真ん中には、PL教団の教会があった。



◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 今日は眠気がずっと続き、首の凝りもひどい。あまり寄り道もせず、夕方には帰宅した。録画していた今日の「徹子の部屋」は傑作選で、「人気スター歌手初登場」という特集だった。和田アキ子、森山良子、美川憲一、坂本冬美の過去の映像が流れた。美川憲一の初登場は再ブレイク時にあたる1990年で、当時44歳だったとは驚く。「僕」と言っていて、まだ、現在のような過剰さはない。「ものまね王座」のご本人登場の裏話をしゃべっているのだが、つくづく、あれはテレビバラエティ史に残る名場面だ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博と黒沢かずこは上島竜兵の話をするだろうかと思うと、先週は東の母も亡くなっていたそうで、その話になった。通夜に欽ちゃんが現れ、お焼香のあいだもずっとしゃべっていたり、東の喪主挨拶にも突っ込み、さんざん盛りあげたようだ。明治座の公演の告知もあり、黒沢によると、ナイナイ矢部の息子が喬太郎師匠のファンなんだそうで、これは知らなかった。黒沢が番組に加わったことで、今までとは違う情報も入ってくる。

 今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、14時台は爆笑問題がゲスト。ケイさんはオープニングから爆笑問題への愛を語る。土屋さんも、ケイさんも、学生のころからの「カーボーイ」リスナーなのだ。そのあとに別の話をしていたら、太田が早くも乱入した。談志、たけし、とんねるずと続く、東京の乱入の系譜というのがどうやらある。ゲストコーナーでは、笑組や浅草キッドとの関係、あるいは、コントらぶこーるやホームランらと営業に行っていた時代の話が珍しく、興味深く聴いた。先週の水曜以前は別世界のようで、「爆笑問題カーボーイ」も聴きそびれていた。ようやく聴いてみると、先週は生放送で、ロバート秋山がゲストだったのだ。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「サンデー毎日」の山田美保子の連載コラムでは、上島竜兵の訃報を伝えたワイドショーの違和感について書かれていた。自身もワイドショーに出演することのある山田美保子だから、内部事情もきちんと認識したうえでの批判だ。それから、水道橋博士の不定期連載は園子温について。「地位を射止めたい者と、その地位への人事権を握る者との〝コミュニケーション〟は、どこまでがギブアンドテイクで、どこからがセクハラなのか?」という認識は、マジだとすると、かなりまずいのではないか。近しい人間の悪事が明るみになったときに、困惑し、できれば擁護したいと考えるのは当然の感情ではあるとは思うが、博士の思考法はシャレをマジと誤認していくようなところがある。シャレをマジに、つまり、冗談を現実化させていくのが博士(および、浅草キッド)の面白さで、れいわから出馬かというネットニュースも出ているようだが、これなんかはまさに、冗談みたいなことを実際にやってしまおうとしている。しかし、シャレはシャレであって、論理的ではないだろう。

 「SPA!」を読むと、巻頭カラーページに上島竜兵の記事があり、水道橋博士のコメントが載っていた。「松竹新喜劇を率いた藤山寛美を尊敬していた志村けんさんは、'06年から舞台「志村魂」を続けていました。そこで竜さんに喜劇役者の道を示していたと思う。」

 「FLASH」にも上島竜兵の記事があり、「本誌は10名ほどに取材を申し込んだが、「気持ちの整理がついていない」との理由で、誰もがコメントを差し控えた。」とあるが、 CMの演出を担当したある映画監督からは、上島は主演映画をやりたがっていた、志村けんがやるはずだった「キネマの神様」の代役をやりたがっていたという証言を得ている。「上島さんが本当にやりたかった仕事は、個性的な俳優だったそうです。遠藤憲一さんみたいな独特な味のある役者に憧れているとも言っていましたね。コントで売れた人ですが、役者への思いが本物だとわかり、本気で実現させようかと考えていたんですが…」 

◇ 生活

 注文の本がまた見つからず、朝にも探していて、いったんあきらめてしまったが、その本は確実にあるはずだから、帰宅してから、部屋中をひっくり返して探していた。今までは意識していなかったが、コロナ以前は古本市にしょっちゅう参加していたから、そのたびに本の山を動かすことになり、それが自然と在庫のチェックにもなっていたのだ。長いあいだ、まったく手をつけていなかった本の山をどけてみると、山と山のあいだの空間に、ネズミの糞がごっそりと見つかり、悲鳴が出そうになった。ティッシュのクズも溜まっていて、おそらくゴミ箱から運び、ここで食っていたのだ。それを知らずに、ずっと放置していたとはおぞましい。この部屋にはまだ死角がたくさんあるから、これだけでは済まないのではないか。チラシ類など、保存のつもりで何気なく積み重ねてあったものが、気がつくと、かなり傷んでいるということを発見し、そのたびに悲しくもなるが、四十代後半にもなると、そろそろ執着してもいられない。いったいどれだけ、この部屋を散らかしたままにしているのか。

 全身ほこりまみれになり、深夜にシャワーを浴びた。いったん眠り、タイムフリーで、放送直後の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、今日の「ラジオショー」出演の話を楽しく語っていた。

2022年5月10日火曜日

5月10日火曜日/南砂町の古本屋


◇ 月島・亀戸・南砂町

 今日も朝から都内に。横浜から東横線に乗り、無事に座れて、少し眠れた。渋谷から半蔵門線、永田町から有楽町線に乗り換え、まず、月島に出る。それから、亀戸に移動し、ブックオフに寄った。お気に入り登録しておらず、アプリのクーポンはなし。110円の文庫本を2冊、220円の単行本を2冊買っていく。すぐ隣りのベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ベーコンマヨパンを食べた。スマホの充電をしながら、しばらく読書。亀戸のベローチェは、爺さん婆さんだらけでにぎやかだ。


 それから、南砂町のほうに移動し、古本屋を見かけたのが気になり、グーグルマップで検索してみると、たなべ書店という店が近い距離に2店舗ある。まず、駅に近いほうから行ってみると、大きな公園のすぐ脇にある店で、公園を通って近づいていくと、フェンスの向こうに、店の前面がびっしり本棚になっているのが見えた。外観からもう好みなのだが、店内に入ると、百均の新書の棚が1列、ウラオモテにこちらもびっしりと並べられている。通路が狭く、カバンを背中に背負いなおし、無理な姿勢をとりながら、下の段までじっくりと眺めていった。この新書から2冊、それから、奥の棚にあった「Imago」の笑い特集を買っていく。そして、少し歩いたところにはもうひとつの店舗があり、こちらが本店のようなのだが、こちらも店の横に本棚がびっしりと並び、気持ちがいい外観だ。陽当たりのよさが心配になるが、新書や函入りの全集などがある。さっきの店舗でやや眺め疲れてしまい、こちらの新書はきちんと見なかったが、正面にまわるとさらに雑多で、単行本やマンガ、絵ハガキなども並べてあり、雑誌なんかは床にじかに積んである。店内に入ってみると、さすが、本店のほうが品揃えがディープだった。アダルトものも扱っていて、そこになぜか、裸婦の油絵も置いてあり、それはちょっとニーズが違うんじゃないかと思ったが、さっきの店舗よりも広く、通路はやはり狭いから、あんまり隈なく眺めるということもできず、ざっとまわり、コロムビア・トップライトの本、ナポレオンズの本を安値で見つけ、この2冊を買っていく。ナポレオンズの本はボナ植木のサイン入りだった。





 15時過ぎにようやく昼食。すき家に入り、スパイシートマチ牛丼というものを食べた。650円。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、桔梗信玄餅パイを食べる。しばらく読書をしていくが、隣りの席には女子中学生たちがいて、なかなか騒々しかった。子どものころに Spotify で MISIA をぜんぶ聴いたとしゃべっているのが聞こえ、時代のスピード感がすごい。



 南砂町から東西線に乗り、門前仲町に移動する。ブックオフに寄っていこうとすると、すぐ隣りが、変な名前でおなじみの高級パンの店になっていた。「サンジャポ」のパンも売っていたのかもしれない。220円の単行本を4冊、110円の新書を1冊買う。ゴールデンウイークにもらったクーポン券を使ってしまおうかと思ったが、利用可能店舗にここは含まれていなかった。東西線で茅場町に出て、日比谷線に乗り換え、中目黒から東横線に乗り、横浜に戻ってくる。

 古本を思いがけずたくさん買うことになり、荷物が重くなったから迷ったが、スケジュールを考えると今日片づけてしまったほうがいいと思い、星川にも寄っていく。コーナンで、ダンボール板だけ買えばいいかと思っていたが、しかし、また改めて寄りなおすというのもめんどうだと思い、がんばって、封筒、プチプチも一気に買ってしまった。

◇ 読書

 角川新書の「ゲームの企画書」1巻を朝に読み始め、帰りには読み終えた。2019年刊。著者名は「電ファミニコゲーマー編集部」となっていて、電ファミニコゲーマーというサイトがあるようなのだが、そこでの連載をまとめたもので、現在、3巻まで出ている。ゲームのクリエイターたちにインタビューをするという連載なのだが、1巻では「ゼビウス」「桃太郎電鉄」「不思議のダンジョン」「信長の野望」などの作り手が登場する。といっても、自分のゲーム体験は初期のゲームボーイ(まだスリムじゃなく、ぶ厚かった。)で止まっているくらいで、まるで疎い世界なのだが、だからこそ、この世界に疎いことにだんだん不安を感じるようになってきた。ここ数十年で本格的に変わってきたと思うが、ゲームやアニメを知らないと理解できないと思うことがものすごく増えてきたのだ。それでも、小学生のころにファミコンが登場した世代なので、うちの親の世代ぐらいからすると、ゲームのことはよく知ってるだろうという感じなのだが、この本に登場するゲームのなかでも、それなりにやったことがあるのは「ゼビウス」だけで、しかし、この本で語られているのはおもにアーケード版のことだ。だから、語られていることがいちいち新鮮ではあったが、ファミコンに参入するにも、「アーケード上がり」「パソコン上がり」という道筋の違いがあるということも、ファミコンで遊んでいた小学生の当時には意識したことがなかった。アーケードとパソコンでは遊ばせかたが違っていて、アーケードの場合は、上手いプレイヤーに筐体を占拠されては困るから難易度を上げていくという常識があるが、それは本質的な問題ではなく、パソコンのゲームならば、だらだら遊ばせていてもかまわないわけだ。寄席とホール落語、あるいは、劇場と単独ライブの違いにも似ているようで、ここは面白い部分だった。あるいは、「信長の野望」の光栄の創業者夫妻のインタビューでは、クリエイティブな話以上に、泥臭いビジネスの話が多く、これもなかなか興味深く読んだ。夫人のキャラクターが強烈。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・薬丸裕英)を観る。それから、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いたのだが、塙さんの娘が「おぼっちゃまくん」にハマったそうで、電子書籍で全巻購入したという話をしていた。マンガや本の話が続くのだけど、ナイツとケイさん、3人そろって、本は邪魔なものという認識を前提に話が進んでいくので、聴いていて非常にいらいらした。深夜0時過ぎに眠る。

2022年4月15日金曜日

4月15日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、録画していた昨夜の「アメトーーク!」を観る。「革ジャン大好き芸人」。興味のないテーマだから、ざっと早まわしで観て消去しようと思っていたが、ケンドーコバヤシの解説が面白くてついつい観てしまう。それから、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」をようやく聴くと、「ビバリー」で高田先生も話題にしていたが、伯山がコロナになり、アンジェリーナ1/3が代役を務めている。「問わず語りのアンジェリーナ1/3」という唐突さに笑わされた。この番組で名前はちょくちょく出ていたものの、どういうきっかけで出てきた名前なのかも覚えていないし、どこの誰なのかを改めて確認することもなかったが、Gacharic Spin というバンドのボーカルを担当するハタチの子なのだ。どんなもんかと思って聴いてみたら、これが 30分ずっと面白いのでびっくりする。ハタチでこんなにしゃべれるものだろうか。

◇ 信濃町・神田

 今日は朝から都内に。雨降り。また冬のような寒さになり、ジャンパーを着ていく。ここしばらく、朝の東横線はたいがい座れていたのに、今朝は大混雑になり、座れなかった。時間帯にもよるだろうとは思うが、コロナ以前にすっかり戻ったということだろうか。満員電車に息苦しくなり、渋谷に到着したときには気持ち悪くなる寸前だった。山手線、総武線を乗り継ぎ、信濃町に出て、それから、神田に移動。雨のなか、神田駅の周辺を歩きまわり、大衆中華酒場ふくろうという店に入り、ランチメニューの牛肉とニンニクの芽炒め定食を食べた。750円。スマホの充電をしておきたく、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。ツイッターを見ると、ここ数日のあいだに園子温の周囲からはさまざまな証言が出ているようだ。大島新監督の「園子温という生きもの」は劇場で観たが、大島新監督はこの映画の続編を撮るべきではないだろうか。


◇ ライブ

 神田から川崎に移動し、京浜東北線で眠っていく。時間がなかったが、せっかくだからモアーズのブックオフに寄り、10分程度でざっとまわり、220円の単行本を2冊買っていく。ダイスの1階のドラッグストアにも寄り、栄養ドリンクを買ってから、上階のTOHOシネマズ川崎にあがった。2ヶ月に一度の恒例、「タイタンシネマライブ」。ここしばらくはずっと海老名で観ていたが、都内に用事を作ってしまったため、今回はひさしぶりに川崎で予約した。川崎で観るのはひさしぶり。寒さですっかり腹が痛くなり、トイレに入っていたりして、あわただしく客席に着く。開演前には「田中裕二の野球部」の配信の映像が少し流され、大鶴肥満が佐々木朗希の完全試合を予想していた。19時半開演。出演順に、ダニエルズ、らこめでぃ(新人)、XXCLUB、シティホテル3号室、キュウ、脳みそ夫、まんじゅう大帝国、日本エレキテル連合、ウエストランド、お見送り芸人しんいち、インスタントジョンソン、とろサーモン、BOOMER、爆笑問題。今回面白かったのは、とろサーモン、ウエストランド、エレキテル。エレキテルの「終電ぺろぺろおじさん」のコントに笑ったが、どうもアングラ的な匂いがする。爆笑問題はいまひとつ。今回はプリンプリンが不在、BOOMERひと組だけになるとなんだか投げやりで、伊勢が談志師匠のものまねで漫才をするのは、これが初めてではないが、本当に嫌い。もうやらないでほしい。エンディングは、とろサーモンはすぐにつぎの仕事に向かうはずだったが、久保田が少しだけ登場した。それから、お見送り芸人しんいちとトーク、しんいちも残ったまま、インスタントジョンソンも登場。2時間弱で終演。

 寄り道せず、東海道線ですぐに帰る。電車内ではラジオ。火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、ケイさんは大学生のときに有楽町マリオンの映画館でバイトをしていたそうで、チケット売り場にいたら、舞台挨拶のたけしがお客さん用のエレベーターで入ってきて驚いたというエピソードをしゃべっていた。「Dolls」の舞台挨拶だとすると、その客席には自分もいたかもしれない。

 23時前に帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・芳根京子)を観て、ラジオを聴きながら、深夜1時頃には眠る。

2022年3月16日水曜日

3月16日水曜日/伊勢佐木町・夜の地震

◇ テレビ

 ようやくたっぷり眠れた。やや遅めに起きあがり、録画していた月曜放送の「しゃべくり007」を観た。キングコングの初登場を楽しみにしていたが、前半のゲスト、川崎宗則の子どもたちがかわいくて、早まわしするつもりが、しっかりと観てしまった。昨夜の「刺さルール」は新企画。赤プルに密着取材し、そのVTRを観ながら、いつもとは違うクイズ形式の大喜利をする。田中が回答者にまわるのが珍しい。土曜の「お笑い向上委員会」もようやく観ると、モグライダー、オダウエダ、天才ピアニストが初登場。この3組では、意外や、基本に忠実な天才ピアニストがいちばん手堅く笑いをさらっていく。

 午後から外出。風が強く、外に出ると、髪がすぐにぼさぼさになる。京浜急行に乗り、黄金町に出て、めしきんぐにひさしぶりに入り、きんぐスタミナカリーを食べた。880円。ろくに動かないうちに、満腹になってしまった。




◇ 映画

 シネマジャック&ベティのスタンプカードがあとひとつで満点になるのだが、有効期限が近いため、なにか観なければと思い、劇場のホームページを見て、さんざん吟味した結果、「MORE モア」という映画を観ることにした。水曜サービスデー、1100円。14時40分の回。知らない映画だったが、席は意外と埋まっていて、2列目の席に座る。ミムジー・ファーマーという女優の主演作を2作同時上映ということだが、この女優の名前を見るのも初めてだし、どういう映画かということは公式サイトを手がかりにするしかなかったのだが、こちらの作品は、1969年公開、同時代には「イージー・ライダー」があり、カウンターカルチャーの教養として、観ておいて損はないだろうとは思うものの、わからないことはかなり多い。冒頭とラストにははっとさせられ、十代のころに観ていれば刺激を得たかもしれないとは思うものの、退屈して眠くなる場面もあった。満点になったスタンプカードで、同時上映のもう1本、「渚の果てにこの愛を」も観てしまおうと思っていたが、吸収できるだけの素養が自分にないとなると、別の映画のほうがいいんじゃないかと迷う。

 

◇ 伊勢佐木町

 映画を観たあとは、イセザキモールに進み、馬燈書房の外の均一棚を覗いていくが、なにも買わない。続けて、雲雀洞にも寄るつもりでいると、店の前にひとだかりができている。なにかと思えば、どうやら、ドラマか映画の撮影をやっているようだ。あんまりじっくりと、立ち止まって眺めるようなことはしなかったが、路上に屋台のようなものを作り、エキストラやスタッフの人数もかなり多いようだった。雲雀洞はシャッターが閉まっている。撮影のために店を閉めたのかと思ったが、雲雀さんのツイッターを見てみると、ついさっきまでは開けていたようで、古本祭りの撤収のために早く閉めたようだ。近くにきたときは寄ろうとはしているのに、どういうわけか、ことごとく、タイミングが合わない。

 イセザキモールを関内方面に進み、ブックオフに寄っていく。なかなかいいものあり、110円の文庫新書を4冊、220円の単行本を3冊買う。それから、カトレヤプラザのGUにも寄り、買いものを。有隣堂も覗いてから、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、ラジオを聴く。昨日火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、相席ケイさんが「浅草キッド」のプロモーションでもらったグッズを捨てようか迷っているという話をしていて、すると、土屋さんが、出演者だということもあるが、そういうことは公の場で言うもんじゃないと良識的なことを言っていた。

 気候もよくなってきたので、ベローチェを出て、横浜駅まで歩いてしまう。平沼のブックオフにも寄り、店内を1周まわり、なにも買うものはないかとあきらめかけたが、もう1周まわってみると、これは見落としてはまずいという本を発見する。伊勢佐木町でもいい本が買えたとは思ったが、今日はもう、この1冊だけで充分なくらいだ。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・押尾コータロー)と、観そびれていた「日曜日の初耳学」を観た。こちらは、林修による今田耕司インタビュー。それから、タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、コロナで休養中の伊集院の話題に始まり、そのあとには、太田がアンバサダーを務める「TBSドキュメンタリー映画祭」の話をしていた。「解放区」でも放送された石破茂の番組について。ラジオを聴きながら、梱包を始めようかとしていたら、地震が発生する。23時40分頃、大きめの揺れが長く続き、本の山が盛大に崩れた。テレビのニュースをつけると、東北で震度6、津波警報も出ている。とりあえず、「爆笑問題カーボーイ」を聴き続けながら、崩れた本をなおさないことには部屋に居場所がない。それからようやく、本の梱包をするが、発送する本が傷まなかったのが幸いだ。届け先がたまたますべて西日本だったことにもほっとするが、ひと段落し、ラジオをつけてみると、TBSラジオでは、「山里亮太の不毛な議論」は休止になったようで、荻上チキが地震情報を伝えていた。ラジオをつけたまま、深夜1時過ぎに眠ろうとするが、なかなか眠れなくなった。

2021年4月2日金曜日

4月2日金曜日/子役

◇ 読書

 夕方、ヤマトの営業所まで。昨日は夜になると少し肌寒くなり、今日はジャンパーを着ていった。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤで読書をしていく。いつもはシナモンプチフォッカだが、飽きてしまい、アイスケーキのカプチーノを食べた。

 月曜にブックオフで買った「文藝春秋」を読む。去年の9月号。ひとつ前の芥川賞の選評を読みたくて買った。受賞者の、高山羽根子、遠野遥のインタビューも載っている。遠野遥の受け答えはやっぱりかなり可笑しく、この可笑しさにはもちろん自覚的であろうと思う。コロナの自粛生活中に観た「グエムル 漢江の怪物」のギャグのような場面について話したあとに、「小説も笑えるやつがいいですよね」と言っている。「シリアスな小説でも、ずっとシリアスだと「これ、好きじゃない」となってしまう。ある程度まとまった分量があるなら、一~二箇所は笑えるところがあってほしいです。そうじゃないと読んでいて面白くない。」 インタビュアーが「破局」の主人公の周囲とのズレに笑ってしまったというと、「笑ってもらえるのは嬉しいです。笑わせようとして書くと、わざとらしくなり、全然笑えなくなってしまうので、非常に難しいと思います。笑わせようとしてないのに笑えるのが最高ですね。」と答えている。小説を書き始めたときに夏目漱石の文体を手本にしたというが、漱石の文体がまさに、文体そのものに笑いが備わっている。漱石のその文体は落語からやってきたものだ。

◇ ラジオ

 夜に帰宅する。ツイッターから、田中邦衛の訃報、有吉と夏目三久の結婚を知った。「問わず語りの神田伯山」を聴いたら、「オールスター感謝祭」のミニマラソンで、三遊亭遊子がずいぶん活躍したようだ。あの番組も、もう何年もまともに観ていない。タイムフリーでもいくつかラジオを聴いた。今週の「ナイツ ザ・ラジオショー」はナイツが春休みで、月曜を三四郎が務めたほかは、各曜日の女性パートナー3名の組み合わせを入れ替えた3日間になった。火曜は山崎ケイ&安藤なつ、水曜は安藤なつ&ハリセンボン、木曜は箕輪はるか&山崎ケイ。ケイさんとはるかがともに早稲田卒とは知らなかった。昼間にまったりとした女子トークが続く3日間で、ナイツに換わるわけにはいかないが、これはこれでポッドキャストとかでつねに聴けたらいいのにと思った。水曜の「伊集院光とらじおと」は、K-PRO代表の児島気奈がゲストだった。西新宿に劇場をオープンしたというのはすごい。若手芸人という存在を「ボキャブラ天国」で意識するようになったと、誰か別のひとも同じことを言っていたような気がするが誰だったか。

◇ 映画

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本、根岸吉太郎監督の「サイドカーに犬」を観た。2007年公開。長嶋有の原作はずいぶん昔に読んで、とてもよかった記憶があるが、映画もとてもよかった。子役の女の子の感情を抑えた演技がすごいと思い、現在はどうしているのかとウィキペディアにあたってみれば、なんと、映画監督になっているのでびっくりする。現在、23歳。これは予想できない。松本花奈というこのひとは「情熱大陸」にも出たことがあるようで、有名なんだろうか。深夜4時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...