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2022年11月7日月曜日

11月7日月曜日/さんまとテレビ70年史

◇ ラジオ・雑誌

 朝早くにいったん目覚めた記憶はあるが、起きあがるまでにだいぶ時間がかかる。まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストはU字工事。東京太師匠の「東」の名は、当時の東京都知事の東龍太郎からもらったものだというのは高田先生も知らない話だった。所属事務所の芸人が少なく、やる気のあるひと募集といったら、柳家松太郎が入りたがって困っているという話も。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。14時台は、とにかく明るい安村がゲスト。ルミネの出番の合間、楽屋に話し相手のいない安村は、高島屋でフィナンシェを買ってきて、線路が見えるベンチに座って2時間かけて食べているという。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊ポスト」の鈴木エイトが選ぶ「統一教会「除染」閣僚名簿」という記事が面白い。統一教会批判の記事のなかでも、珍しく、建設的なことを書いている。たけしの連載では、仲本工事について語っている。「ただ、そういう話は別にして腹が立ったのは今回のマスコミの報道だよ。仮にもテレビの世界である一時期〝頂点〟に上りつめた人が亡くなったっていうのに、なんで静かに見送ってやれないんだっての。やれカミサンがおづとか、葬式の様子がどうとか余計な話ばかりでさ。オイラは仲本さんのカミサンがどんな人かなんて知らないよ。でも普通に考えて遺族に対して失礼だし、他人には関係ないじゃないかってね。これまで笑わせてもらったことへの「感謝」を示す追悼記事や番組なら分かるけど、マイナスな話ばかり出てくるんで、オイラも同じ芸人として可哀想に思っちゃったよ。」「オイラはこれまで「芸人はのたれ死ぬのが最高だ」と言ってきたけど、最近は少し考え方が変わってきたんだよ。オイラたちが若いころの芸人ってのは、本当に好き勝手やっていた。漫才やコントだってタブーも気にせず毒を吐いたし、「コンプライアンス」なんて言葉もない時代だから、新しくて面白い番組がやれたんだよな。それが、最近は色んなことに寛容じゃない時代になってきちゃった。昔みたいに芸人は世間様とは違って好きなことだけやってりゃいい――なんてお気楽な仕事じゃなくなってきて、若手芸人なんかはしがらみやプレッシャーを感じる機会も多いと思うぜ。そう考えると、オイラも最期くらいは静かに見送られたいと思うこともあってさ。」

 「週刊現代」を読むと、佐藤優の「名著、再び」という連載で、ひろゆきの「99%はバイアス」を紹介しているのでちょっと驚いた。「ひろゆき(西村博之)氏は、日本の世論に無視できない影響を与えている思想家だ。」と、冒頭からいきなりすごい評価だ。知識人で、ひろゆきをこんなに積極的に評価しているひとってほかにいるんだろうか。「熱討スタジアム」の欄は「映画『家族ゲーム』を語ろう」。宮川一朗太、金子修介、速水健朗の鼎談があり、これも読んだ。

◇ テレビ

 午後にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日は「徹子の部屋」は傑作選。「かわいい孫自慢」という特集で、松本白鸚、高橋恵子、林家木久扇、ジェリー藤尾の過去の出演回の映像が流れる。木久扇の回で、徹子さん、子どものころにスパイになりたかったという話をここでも語っていた。

 土曜の「さんまのお笑い向上委員会」は、ジャングルポケットを中心にした前週のメンバーに、とにかく明るい安村、なかやまきんに君、チャンス大城が加わる。きんに君の好調ぶりもすごいのだが、今のとにかく明るい安村もどうかしている面白さだ。今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」でやっていた安村の「ひとり二人羽織」をここで観ることができた。

 土曜に放送された「世界一受けたい授業」の特番も、さんまが出演するというので録画しておいた。この番組をまともに観るのもずいぶんひさしぶりだ。さんまと学ぶ「テレビ70年史」という授業で、テレビ史とはいうものの、ここでたどられるのはおおむね日本テレビの歴史だ。日本テレビでは、1953年放送「ほろにがショー」という番組が初のバラエティ番組なんだそうで、その後、「バラエティー」という言葉を広めたのは井原高忠だと解説される。1958年放送開始「光子の窓」、1961年放送開始「シャボン玉ホリデー」、1969年放送開始「ゲバゲバ90分」に触れられ、齋藤太朗がVTR出演した。1973年放送開始「木曜スペシャル」に触れた箇所では、オリバー君と共演する29歳の堺正章の映像が出た。1969年放送開始「紅白歌のベストテン」にて、堺正章とさんまが初共演する映像が流れる。スタジオには解説役に、同志社大の影山貴彦という教授が登場する。聞いたこともないひとだったが、さんまの「ヤングタウン」のプロデューサーでもあったという人物。1978年放送開始「24時間テレビ」にも当然触れられ、それから、クイズ番組の歴史に移り、1954年放送開始「シルエットクイズ」から、1977年放送開始「アメリカ横断ウルトラクイズ」、この流れで紹介されるのも変なのだが、1989年放送開始「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」に触れられる。このあたり、前後するが、1970年放送開始「元祖!どっきりカメラ」では、玉川良一の逆ドッキリの映像が出た。1985年放送開始「元気が出るテレビ」では、「ダンス甲子園」の山本太郎や、「お笑い甲子園」の劇団ひとりの映像が出され、テリー伊藤がVTR出演し、離れた場所からモニタリングするスタイル(「ねるとん紅鯨団」だろうか。)はテリー伊藤が初との解説が入った。いろんな初モノが紹介されるのだが、1992年放送開始「進め!電波少年」では、家庭用カメラを使用したのが初。1994年放送開始「恋のから騒ぎ」では、1対20のトーク形式、メンバー総入れ替えの形式が初とされていた。ここでは菅賢治がVTR出演したが、菅賢治はずいぶん老けてしまったなあ。そういえば、「テレビ70年史」とはいうものの、この歴史にダウンタウンは登場しなかった。こうして観てみると、さんまは日本テレビのバラエティ史のなかではけして中心にはいない。1981年放送「オールスター紅白大運動会」のリレーで、さんまが田原俊彦に勝ってしまった映像も出たが、これだけはフジテレビの映像だった。もちろん、テレビ史はバラエティだけではなく、スポーツ中継の歴史もざっとたどられるが、これは中継技術の進歩の歴史でもあった。1953年、開局翌日から野球中継を開始していたというからその歴史は古い。そして、ドラマの歴史に移るのだが、同じく1953年、日本テレビは開局3日後からドラマを放送していたという。このドラマのパートに伊東四朗がVTR出演したのだが、むしろ、伊東四朗こそ、日本テレビのバラエティの黄金時代を知る生き証人のような存在だろう。1957年放送開始「ダイヤル110番」は、実際に起きた事件をもとにしたドラマ。「ひゃくとおばん」という読みかたが定着したのはこのドラマがきっかけだったというのは知らなかった。1972年放送開始「太陽にほえろ!」では、警察用語を一般に広めたという。この流れで、堺正章が主演する「西遊記」(1978年放送開始。堺正章、32歳。)と、さんまが主演する「男女7人夏物語」(1986年放送開始。さんま、31歳)の映像も出される。「男女7人」はTBSだが、「秋物語」での、有名な散髪事件の場面もわざわざ流された。VTRではトレンディドラマの元祖と紹介されるが、スタジオではさんまからより正確な解説があり、こういうドラマをやりたいと思ったフジテレビがトレンディドラマという名前をつけた、そのきっかけになったというのは事実、というさんま特有の言いまわしがされる。続いては、報道・情報番組の歴史。1959年には、いわゆる「ご成婚パレード」があり、これがテレビの普及率を倍増させた出来事とされる。1979年放送開始「ズームイン!!朝!」も画期的な番組で、全国中継リレーはこの番組が初、朝に情報番組を始めたのも日本テレビが初とのこと。ここにも齋藤太朗がVTR出演していたが、立ち上げたスタッフはバラエティ史ともつながっているのだ。「ズームイン!!朝!」の大阪からの中継で、野球の形態模写を披露したさんまの映像も出される。スタジオにはウイッキーさんも登場。このコーナーの最後にはドラマチックな話題が用意され、1991年「世界陸上」では、陸上中継のノウハウが日本テレビにはなかったために、NHKの日本陸上競技選手権大会の中継を日本テレビが手伝い、そこで教わったという。1988年には、チョモランマ山頂から世界初の生中継があり、その裏側のドラマでこのテレビ史は締められたが、当時、中学生だった自分はこの放送を観た記憶がないのだが、大きなニュースになっていたことはなんとなく覚えている。この日の「世界一受けたい授業」は2時間の特番だったが、さんまの出演部分は1時間15分で終わった。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をいくつか。先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングでは、ノラさん出演の「セブンルール」を話題にしていた。ナイツもインタビューされていたのに全カットだったようだ。それから、池袋演芸場で漫才をしていたら客席から写真を撮ろうとしているおばさんがいて、テンポの早い漫才を試していたから途中でいじれなかったのだが、そのおばさんにはどうも見覚えがあり、漫才をしながら考えていたら、そのおばさんはどうやら木下富美子議員だと気がついた話。14時台は、ラブレターズがゲスト。ASH&Dに新タレント、シンボルタワー、十九人という2組が所属になったというので、ホームページを確認してみると、この2組と同時に、せきしろも9月から所属になっているのだな。夙川アトムが7月に退所になっていたこともついでに初めて知った。ムロツヨシは4月からASH&Aという新事務所に移籍になっている。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。ツイッターから、酒井くにおの訃報を知る。アマゾンプライムで「仮面ライダー BLACK SUN」の続きを観て、ポッドキャストを聴きながら、深夜2時頃に眠る。

2022年10月18日火曜日

10月18日火曜日/ひろゆきをめぐり

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた先週月曜の「スーパーバラバラ大作戦」の3番組合体スペシャルをようやく観た。「激レアさんを連れてきた。」「キョコロヒー」「ハマスカ放送部」という3番組のそれぞれの出演者がほかの2番組にも出演するという企画だが、普段は「キョコロヒー」しか観ておらず、ほかの2番組は初めて観た。「激レアさんを連れてきた。」には、ヒコロヒー、ハマ・オカモトが出演し、「キョコロヒー」には、つるちゃんの「いじわる選手権」に、「ハマスカ放送部」のコンビ、ハマ・オカモト、齋藤飛鳥がVTR出演した。ふたりとも、ヒコロヒー、齋藤京子よりもいじわるが上手い。「ハマスカ放送部」には、弘中綾香、「キョコロヒー」のコンビがVTR出演。ヒコロヒー、ハマ・オカモトのふたりは3番組ともに出演していたのだが、しかし、オードリー若林は自分の番組にしか出演していない。「合体大使」として、トム・ブラウンも3番組に登場し、3回ともきちんとネタを変えていた。昨夜の「キョコロヒー」も観ると、こちらではヒコロヒーがやりたいことを叶えるというロケ企画があり、「パルプ・フィクション」のダンスに憧れているというヒコロヒーが人生初のクラブで踊りまくろうとするのだが、まず、ダンススタジオに連れていかれ、TAKAHIRO先生のレッスンを受けるところから始める。これはかなり面白かった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・朝日奈央)から、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。火曜のオープニングはだいたいいつもドラマの話をする。14時台は、井戸田潤がゲスト。今週のゲストコーナーは「グルメトークWEEK」という特集になっていて、食レポクイズなどの企画もあった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FLASH」の巻末ページ、「寄港めし」の欄にくわばたりえが登場していた。くわばたは中学生のときに、NGKで観たどんきほ~てのとんでもないウケかたに鳥肌が立ち、漫才師になりたいと思ったのだという。やりたかったのはあくまでも漫才で、テレビの仕事には苦手意識があったというのは少々意外だ。「エンタの神様」で丸刈りになった事件というのをすっかり忘れていたが、それがきっかけで注目を集めたんだったっけ。くわばたは今でも漫才には執着があり、現在、相方の小原は関西で子育てをしているが、「それが落ち着いたとき単独ライブができたらいいなと考えてます。」 と語っている。

 ひろゆきが辺野古の座り込み抗議を揶揄するツイートをした件がいくつか話題にされていて、「週刊朝日」では武田砂鉄の連載コラムが、「SPA!」では巻頭コラムのページで石戸諭がそれについて書いている。毎回人物評の武田砂鉄のコラムは、はっきりとひろゆき批判。石戸諭は、ひろゆきを導入にし、沖縄米軍基地問題について書いているのだが、ひろゆきにはもちろん批判的には読めるものの、ちょっとわかりにくくもあり、「批判しやすい対象を見つけ、持論を展開する姿勢はその対極にあるように思える。」と文末を締めている。「SPA!」の巻頭コラムは複数の書き手が担当していて、武田砂鉄もそのひとりなのだが、武田砂鉄はこの号では、マイナンバー実質義務化について書いている。「SPA!」には、ひろゆきも連載しているのだが、かつての小林よしのりと宅八郎のように、誌上で論戦をやりあうというようなことは今はないだろうか。いっぽう、「サイゾー」も読んでみると、「カルトと宗教」という特集が組まれていて、こちらでは、ひろゆきは統一教会を批判する立場として取材を受けている。聞き手は飯田一史。

 今日は外出せず、午後も録画していたテレビ番組を片づけていく。先週土曜に放送された「ものまね紅白」では、栗田貫一がひろゆきのものまねをしていた。スターのものまねしかしないと発言していたこともある栗田貫一がひろゆきのものまねとはなかなか意外だった。ひろゆきのものまねのあいだに、田原総一朗、河野太郎のものまねも挟む。このふたりならば、栗田貫一が指向するものまねに合う気はするが、栗田貫一が考えるものまねの対象として、ひろゆきは小物すぎないだろうか。栗田貫一のひろゆきは本人よりもかなりあいまいな言いまわしをしてみせ、これがクリカンによるひろゆきの理解ということだろう。

 同じく先週土曜の「お笑い向上委員会」は、今週もなすなかにしを中心にした松竹芸人多めの回が続いていて、そこに追加のゲスト、怪奇!YesどんぐりRPG、ヤジマリー、とにかく明るい安村が登場する。ヤジマリーはこの番組のときだけはなぜか異常に面白く、大活躍していた。今日放送の「さんま御殿」もさっそく観てしまうと、全員が番組初登場という回だったのだが、こちらにも、なすなかにし、みなみかわが出演していた。さんまはそれぞれにきっちりとネタをふってみせ、「向上委員会」で鍛えられた成果が「さんま御殿」で発揮されている。

 アマゾンプライムで映画を1本。去年公開、バカリズムが脚本を担当した「地獄の花園」を観た。ヤンキー漫画をOLの世界に置き換えるというワンアイデアだが、そのうえで、崩すところもあり、ケレンもあり、最後までゆるむことなく、ふざけきっていた。何度も声を出して笑う。キャストも面白く、室井滋、遠藤憲一ら、ベテラン勢が楽しんで演じている。

 深夜0時を過ぎ、ブログの更新をもうひとつ。ツイッターを覗いてみると、仲本工事がクルマにはねられて重症とのニュースに驚いた。夕方17時半前のニュースを、深夜0時近くなってから知った。事故現場はなんと、横浜の浅間町だというのでさらに驚く。なぜそんなところを歩いていたのだろう。

 深夜、Spotify のポッドキャストで、ピーター・バラカンの番組「The Lifestyle MUSEUM」を聴いた。先週の放送は、赤塚りえ子がゲスト。フジオプロ旧社屋のイベントの話をしていて、チケットを買いそこねたのがまた悔しくなる。聴きながら眠るつもりが、なかなか眠れなくなった。

2022年10月2日日曜日

10月2日日曜日/白か黒か

◇ テレビ

 午前中にブログの更新をひとつ。午後になってから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観た。有田芳生が出演することを先にツイッターで知り、これはしっかりと観なければと思っていた。さすが、ワイドショーのコメンテーターをやっていたこともあるひとだから、このような場にも堂々と登場する。スタジオには、鈴木エイト、ひろゆき、小原ブラスも出演。まず、有田芳生が太田を強く批判するポイントは、家族による保護説得を、統一教会が主張する「拉致監禁」という言葉を太田が使って表したことにあるようだ。太田「僕は有田さんにちょっとひとつ、誤解…、されてないかもしれないけど、言いたいのは、僕は統一教会側の意見を代弁してるわけではなくて、統一教会から、なにかその関係があるということもいっさいありません。」と前置きし、保護説得の歴史に乱暴なやりかたがあったこと、それがこの「空白の30年」により、初期の乱暴なものに戻る危険性を語る。しかし、これに関しては、鈴木エイトから否定される。

 山上容疑者が手紙を送った人物である米本和広の本を読んだという太田は「そのことはあまり報道されてないですよね?」「そういう問題もあるんだ、こっち側にはこっち側の問題もあるんだってことを、テレビがやっぱり公平に扱って、この問題っていろいろ難しいよねっていうことをやるべきだと思うんだけど、テレビは白か黒かっていうものを求めるから、どうしてもそういうことができにくい状態。で、なおかつ、僕はほんとはね、米本さんと有田さんが反目しあっている状態が、すごく悩ましいと思うんですよ。だって、思いは一緒じゃないですか。」 「いや、違うんだよなあ。」と有田。太田「でも、統一教会の問題を解決したいっていう大きな思いは一緒じゃないですか。」「専門家同士が対立しているときに、どっちの主張が正しいのかっていうのは僕らはわからないわけですよ。だから、そういうこともある、こっち側もあるってことを、両方報道するべきだって僕は思ってるんですよ。」「でも、太田さん、毎週同じこと言って恐縮なんですけど、やっぱり、公平も白黒もないんですよ、この場合は。」とデーブ・スペクターが割り込む。「太田さん忙しいから、あんまりテレビとかみんなのツイートとか読んでないかもしれないけど、昨日の「報道特集」観ました?」といって、「このつらいもの観れば、太田さん少しでも今までのような言いかたしないんですよ。だからやっぱり、毎回言ってるように、知らなすぎると思うんですよ。」 デーブのこの指摘には、太田は「別に言い訳するわけじゃないけど、「報道特集」は観てないんですけど、有田さんの本も、エイトさんの本も、紀藤(正樹)さんの本も、郷路(征記)さんの本も、米本さんの本も、読んでるんですよ。」

 杉村太蔵が、保護説得をしようとした家族側が裁判で負けている例をあげたが、有田芳生は「事実の問題としてひとつお伝えしときたいんだけど」と、保護説得がいろいろなトラブルになった事実は認めるが、「そういう行き過ぎは改めなければいけないし、もう改まってるんだけれども、だけどその問題において、刑事事件になったのはひとつもないんです。」 太田「民事ってことですか?」 有田「刑事で、ひとつもないんです。」 太田「だから、すべて民事ってことですか?」 有田「民事では裁判になりましたけど、刑事事件にはなってないんです。」

 杉村太蔵だけは太田の意見に理解を示していて、「サンジャポ」を毎週観ている自分もほぼ同じ理解なのだが、杉村太蔵は太田の主張を3点に集約する。すなわち、被害者の救済、再発の防止、信者が追い込まれてしまうことの懸念。杉村太蔵は、メディアで白黒つけるのは非常に危険だという考えを語り、被害者団体はなぜ解散請求をやってこなかったのかという疑問をぶつける。しかし、これについては、鈴木エイト、ひろゆき、デーブからいっせいに反論されてしまう。ここからは、なぜかなかなか解散請求ができないという法律の問題点も浮かんでくる。

 最後はMC論になり、ひろゆきは、「ミヤネ屋」や「ひるおび」は統一教会に訴えられているのに「サンジャポ」は訴えられないのはなぜかというと、統一教会にとっては都合のいい番組になっているということを語った。太田「僕は助けるつもりはないですよ、統一教会は。だけど、やっぱり、専門家のなかでもこれだけ意見が違うっていうなかで、エイトさんと有田さんでも微妙に意見が違ったり、山口(広)さんと郷路さんとか、あと、米本さんも、ひとりの現場を見てきたひととして、ぜんぜん意見が違う。それを、やっぱり、われわれはそれぞれの意見を訊かないとわからないと思うから、こっちの意見はどうですかっていうふうに、お伺いをたてたいっていう気持ちがあるわけですよ。それが統一教会寄りの意見である場合もあるし、有田さんの意見もわかるっていう場合もあるし、だから、もうちょっと、今の報道っていうのは、白か黒かっていうことに、なかなかテレビってそういうふうにしたがるし、お前は白なのか黒なのかってしたがるけども、これは白か黒かでは語れない問題だから、だから、僕の言ってることは「お前の言ってることははっきりしないよ」って言われんのかもしんないけど、むしろ、はっきりさせちゃうことに対する恐怖心というか、懸念が僕のなかにあるっていう。」「でも、これ、白黒で語れる問題なんですよ、申し訳ないけど。そこの誤解大きいと思いますよ。」とデーブ。しかし、杉村太蔵は「そこはデーブさん、だいぶねえ、僕も考えかた違う。そう簡単に白黒言える問題じゃないですよ。」 有田芳生は「私もコメンテーター12年半、ある番組でやってきましたけれども、イラク戦争のときに、MCのかたと意見がだいぶ違ったんです。一時、対立するようなこともあったんだけど、なんか、番組そのものの雰囲気がよくなくなってしまって、しゃべらなくなったときがあるんです。だからそういう、太田さんや田中さんの立場で主張をされてることに対して、まあ、この番組は違うかもわかんないけども、やはり、ちょっとあのう、遠慮しようとか、そういうひとも出てくる可能性はあると思うんですよね。だから、そういう立場にいるんだってことは理解をしていただきたいというふうに思うんです。」 エイト「僕はあまり遠慮してないですけどね。」

 この討論は番組開始48分まで続き、観ていて、へとへとに疲れた。そのあとはロシアの問題を扱い、中村逸郎が登場。それから、円楽、猪木の訃報を扱った。有田芳生は番組上はにこやかな表情も見せ、とてもよかったのだが、しかし、ツイッターを見てみると、杉村太蔵への批判をリツイートしていたり、なんだよこりゃと思った。これは、ツイッターになると馬鹿になる文化人のひとつの典型なのである。テレビ番組に呼ばれて、論敵と対峙しているときは真っ当なのに、ツイッターではツイッター内の空気に飲まれてしまう。いや、ツイッター側のみから眺めていると、おそらく、これはまるっきり逆に見えるかもしれない。ツイッター内では真っ当さを保ち、テレビでは空気に飲まれてしまったと理解されるだろうか。番組内では、ある番組のMC(「ザ・ワイド」の草野仁か?)と意見が対立し、番組の雰囲気が悪くなったという話をしていたが、いや、このツイッターでのふるまいを見ると、爆笑問題に忠告していた有田芳生のほうが空気に飲まれやすく、流されやすいのではないのか。放送後のツイートでは、望月衣塑子のツイート(今朝の「サンジャポ」の切り取り動画を引用リツイートし、有田芳生と鈴木エイトの本を太田は少なくとも読むべきだということを書いている。)を引用リツイートし、「太田さん、番組のなかで、僕の本を読んだと言っていたんですけどねぇ……。バランスの悪さは、これから修正されんでしょうか。」などと書いているのだが、それを言うなら有田芳生のほうだろう。太田こそ、過剰なほど、バランスをとろうとしているのだ。バランスなど気にせず、統一教会を徹底的に批判すべきだという話ならば理解はできるのだが、自分がバランスがあるつもりでいるのだから、有田芳生の状況認識能力には不安を感じざるをえない。この有田のツイートを引用するリツイートにはまともな反論も多く見られるのがせめてもの救いだが、大変、暗澹たる気持ちになった。ツイッターは世論ではない。もはや、2ちゃんねると変わらない。(その2ちゃんねるを作ったひろゆきのほうがテレビに順応しているというのも皮肉なものだが。)

 今日は外出せず、疲れてしまったので、休憩を挟んでから、今度は「ワイドナショー」を観た。今週は松本が出演したほか、ヒロミ、安藤優子、呂布カルマというメンバー。国葬を扱うが、そういえば、「サンジャポ」では国葬についてはほぼ扱っていなかった。こちらの番組では、安藤優子はもちろん、ヒロミも国葬に疑問を示すが、松本もなかなか常識的なことを言う。「やっぱりちょっと、うーん、なんか自民党らしいというか、自民党の悪いところが出ちゃってるなあというかねえ、やっぱり、強引に決めすぎたなあというのはありますよね。だから、もうちょっと、みなさんが納得できるように説得というかねえ、してあげないと、逆に僕は、安倍さんが非常にかわいそうだなあっていう気が…。昭恵夫人もそうですし、ちょっと、そう思いましたね。だから、反対のデモをするひとたちの気持ちも、正直、わからなくもない。ただ、黙祷のときに、騒いでいるひとたちの気はしれないなっていうのはありますね。やっぱ、ああいうときは静かにしようよって、思いますけどね。」

 夜になり、スーパーまでちょっと買いものに行き、それから、録画していた「笑点」を観た。今回は、オープニングと前半の演芸コーナーはつぶし、円楽追悼のVTRを放送した。大喜利の助っ人は鶴光。3月以来の再登場。

◇ ラジオ・配信ドラマ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。この週はゲストコーナーがいつもより遅く、16時台にモト冬樹が登場した。ビジーフォーの解散ツアーがあり、その札幌公演の前座がなぜか爆笑問題だったんだそうだ。続けて、今日の放送を聴くと、先週のモト冬樹に続き、今週のゲストにはエド山口が登場し、連続モノになっている。桑田佳祐から知ったのだろうが、太田はエド山口の YouTube を観ている。これも観ておきたいと思いながら、今からすべて観ようとしても、もう膨大すぎてなかなか大変だ。その活動はジャンルを越境し、日本の音楽史、芸能史の生き証人のようなひとで、エピソードがいちいち、何年何月何曜日まで細かく出てくる。すさまじい記憶力に圧倒される。

 アマゾンプライムでドラマをひとつ。「熱海の捜査官」を観終わり、今度は「時効警察」を観なおしたいと思っていた。まず、第1話。2006年放送だったか。記憶よりも、意外とシャープではないというか、まだ第1話だからだろうか。ゲスト俳優には東ちづるが登場し、そういえば、サスペンスによく出る俳優がゲストに選ばれ、そこも遊びになっているんだったっけ。第1話は、笹野高史の演技がいちばん面白かった。

2022年9月18日日曜日

9月18日日曜日/連中は止めようがない

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から眠り、4時間ぐらいで起きあがる。録画していた今朝の「ボクらの時代」は、浅野忠信、村上淳、オダギリジョーという3人が出演。ここのところ、アマゾンプライムで「私立探偵濱マイク」や「熱海の捜査官」を観ていたから、個人的にはとてもタイミングのいい顔合わせだった。会話には、さっそく、永瀬正敏の名も出てくる。いずれも同時代に現れた、ルーツのわからない演技をする俳優たちという印象がある。

 午前中にブログの更新をひとつ。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台は、村上ショージがゲスト。何人トリオの話題から、前田政二が組んでいた「銀次・政二」というコンビの話にもなり、「銀次・政二」を解散後、銀次は東京に出て、太田プロに入り、「銀二・秀介」というコンビを組みなおし、爆笑問題と太田プロの同期だったのだという話をしていた。銀次(銀二)というひとは、笑組のゆたかさんの話にもよく出てくるのだが、どうも経歴が複雑でよくわからない。不思議なのは、前田政二の「銀次・政二」をテレビで観た記憶があることで、もちろん、前田政二を初めて認識したのは何人トリオであり、前田政二のコンビだからこの「銀次・政二」を記憶したのだが、その順序だとすると、解散していなければつじつまが合わない。では、あの「銀次・政二」の銀次は誰だったのか。ゆたかさんに訊いてみたこともあるのだが、その謎は解けなかった。ウィキペディアもあてにならず、検索してみても自分のツイートが引っかかる。もうひとつ、キリングセンスの萩原正人さんのツイートを見つけたが、それによると、「銀二・秀介」のそれぞれの名前は、六本木銀二、流れ星秀介であるようだ。

 台風が近づいているようで、今朝から外はどしゃぶりだったが、15時頃には小雨になっていた。近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。

 録画していた今朝の「サンデージャポン」を、今日は観るのが夕方頃になった。冒頭に台風情報のあと、今週もまずは旧統一教会の問題を扱う。これにつなげて、「太田光をテレビに出すな」というハッシュタグについても話題にするが、これはしかし、統一教会擁護の発言よりも、安倍擁護に対する非難ではなかっただろうか。ひろゆきに言わせると、太田が炎上する理由は「そもそも話が長い」「いま話すべきトークより先の話をしてしまう」からで、この分析は正しいような気がする。太田の話は「起・承・転・転・転・結」だとは杉村太蔵の指摘。武井壮は、テレビは番組全体を通しての意見があるのに、それを放置して、出演者ひとりひとりの意見を分割してニュースにされることを問題にした。鈴木紗理奈が「はっきりさせておきたい」と、太田は統一教会擁護派なのかと改めて簡潔に訊いてくれたが、前々からこの番組をきちんと観ていればわかることだが、太田は統一教会を擁護しているわけではなく、一貫して、信者への偏見や批判を懸念している。炎上を回避できない太田の話法を、デーブ・スペクターも鈴木紗理奈も責めるのだが、杉村太蔵が「MCだから無難なことを言えっていうのは間違ってる」と反論した。ここで鈴木エイトも発言する。エイト「僕もつねづね、信者の人権は大切にすべきだって話はしてるんですよね。そのなかで太田さんの発言って正直ありがたくて、その点でいえば、僕も教団擁護派って言われてもかまわないと思ってるんですけど。」

 今日の「サンジャポ」はとても丁寧で、太田の考えがよく伝わる放送だと思ったが、しかし、これだけの放送をしてもなお、ツイッターを検索してみると、まだキリトリ動画で太田批判をやっている連中がいる。もうはっきりと、太田光を撃ち落とすことを目的にしている人間は止めようがないのかもしれないが、シロウトはともかく、町山智浩がそれを拡散しているのは本当にひどい。つい数日前にも書いたことをくり返すようだが、テレビ番組の一部を切り取った動画をもとにした批判を、映画評論家が拡散しているのはだめだろう。映画の一場面を切り取った動画だけを観て、その映画を酷評する映画評論家がいるかっつうの。

 「ワイドナショー」も観ると、今週はひさしぶりに松本が出演していた。ほか、ファーストサマーウイカ、ハライチ岩井、石原良純というメンバー。iOS16 の新機能を、家電芸人のかじがや卓哉が解説したりなど、なんだか今週はゆるい話題が多かったが、最近の「ワイドナショー」はもう、ヒマネタ中心に舵を切ったかのようにも感じられる。太田の炎上のようなことがあると、もうそっちのほうが賢いってことになっちゃうだろう。ワイドショーをやめたTBSの「ラヴィット!」しかり。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーにはオール阪神巨人が出演。大喜利の助っ人には三遊亭白鳥が登場した。白鳥の登場には嬉しいと思う反面、「ビバリー」じゃないんだから、こんなやりとりでは「笑点」の視聴者にはわからないんじゃないかという場面もちらほらあった。志らく師匠が登場したときには、かつて「笑点」を批判していたことを紹介するVTRがあったが、いや、志らく師匠みたいにテレビで認知されているひとではないときこそ、わかりやすい紹介VTRが必要じゃないのか。来週はついに一之輔さんが登場。

 夜になってから、スーパーに買いものに行ってくる。この時間になると雨は止んでいたが、一応、傘をもっていくと、向かう途中にさっそく降られてしまった。傘をもって出なかったら、ひどいことになっていた。1時間ぐらいで帰宅し、ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。そのあとには眠ってしまったんだったか。深夜に配信ドラマを観たいと思っていたのに、何度か目覚めたものの、もう起きあがることはできなかった。

2022年8月24日水曜日

8月24日水曜日/ひっそりしたところに


◇ 麹町・横浜

 今日も朝から都内に。まだまだ暑い。駅で電車を待つあいだに汗をかく。昼は麹町のほうに移動し、銀菜という店に入り、ランチメニューのニラレバ定食を食べた。748円。ベローチェには昨日も入ったから、もう麹町にいるのはいやだ。東横線に乗り、各停で眠りながら、夕方には横浜に戻ってくる。どうも疲弊が激しいようで、なるべくひっそりしたところで休みたいと思い、東口のドトールに入った。アイスコーヒーとクリームパンみたいなのを食べる。しばらく読書をして、それから、平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買った。


◇ テレビ・ラジオ・音楽

 日暮れ前には帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。月曜の「アンタウォッチマン」は、学生お笑い出身芸人の特集。真空ジェシカ、さすらいラビー、ストレッチーズが出演。土曜の「ゴッドタン」は「お笑いを存分に語れるBAR」。鬼越トマホーク、モグライダー芝、東京03飯塚が出演していた。昨夜の「イワクラと吉住の番組」は、バカリズムがゲスト。単独ライブは一度も楽しいと思ったことがないというバカリズム。座付き作家なしでそれをやっているというのがすごい。あるいは、舞台に立ったときにピン芸人がいちばん美しいという美意識も面白く、ここに「美しい」という価値観が出てくるところが独特だ。

 昨夜の「マッドマックスTV」は、前半には呂布カルマが「モンスター」となり、井上咲楽と、おならは我慢するべきかというディベートをするが、これはかったるい内容だった。この番組はやはり、ひろゆきが「モンスター」でなければどうやら面白くならないようで、ひろゆきの「論破」をただのゲームにしているのがこの番組の賢明なところだ。後半には、ひろゆきが、鈴木もぐら、永野とディベートをする。永野とのディベートでは、いじるほうといじられるほう、かっこいいのはどっちかというテーマで戦った。永野はいじられる側、ひろゆきはいじる側という立場に立ち、永野は世の中の「ひろゆき崩れ」に対して毒づきながら、ひろゆきをいじっていた。意見も、じつは対立もせず、ほぼ一致していた。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、やはり、昇太師匠も明治座の話をする。今週はずっと、明治座の話ばかり。聴くごとに、行けなかったことを悔やむばかりだ。12時台は、たい平師匠がゲスト。

 夜、ブログの更新をひとつ。これでようやく、6月末まで埋められた。早めに眠るが、深夜に目覚め、Spotify のニューリリースから、佐藤千亜妃の新アルバムを聴きながら眠りなおした。夜は涼しくなった。

2022年7月31日日曜日

7月31日日曜日/カップアイスを食べた


◇ 田町・新橋・浜松町

 早朝に目覚めてしまい、睡眠不足だが、朝から都内に。まず、田町に用があるが、電車賃を節約するため、泉岳寺から歩いていく。昼は新橋に移動し、今日は日曜だから混まないだろうと思い、二度目の四季煲坊に。ランチメニューの、牛肉のバーベキューソースの鉄板焼を食べた。ご飯とスープ、から揚げがひとつつき、825円。お茶がレモネードの瓶で出てきた。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。しばらく読書していく。


 新橋から浜松町まで歩いてしまうことにするが、途中、まいばすけっとを見つけ、栄養ドリンクとカップアイスを買って、歩きながら食べた。ひどい暑さでつい食べたくなったが、しかし、歩きながらカップアイスを食べるなんていうのは、あんまりかたちがいいもんではないから、これっきりにしよう。子どものころ、アルキメンデスというのが売られていたが、あれはなんだったんだろう。一度も食べたことがない。なにかを応募すると、アルキメンデスの「グラディウス」がもらえたのではなかっただろうか。ファミコンゲームの「グラディウス」のなかに、アルキメンデスが登場するのだ。


◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、ディック・ブルーナ「ミッフィーからの贈り物」を読み終えた。2015年刊、講談社文庫。文庫には、ミッフィー60周年の帯がついている。親本は2005年刊。ディック・ブルーナが 77の質問に答えていくインタビュー集。日本に関する質問もあり、日本で企画した本なのだと思うが、取材者は誰なのだろうか。ブルーナのデザイン同様、シンプルに作られた質問に、シンプルに答えている。ページのあちこちにミッフィーが現れる。デザインは菊地信義。

 夕方には帰宅し、録画していた「サンデージャポン」を観る。「世界陸上」の放送があったために、参院選のあとからずっと休止していて、3週間ぶりの放送だ。統一教会の話題をたっぷりと、トップから1時間弱扱う。鈴木エイトというジャーナリストが出演していた。ツイッターの世界では、ひろゆきがこの問題を激しく追及しているようだ。太田は、この問題がテロから始まったことにメディアは自覚するべきと語る。そのあとは、TKO木本の投資トラブルを扱い、たむらけんじが取材に答えていた。続けて、「ワイドナショー」を観ると、今週は松本が不在。田村淳、安藤優子、三浦瑠麗、滝川ロランが出演していた。こちらでもTKO木本のトラブルを扱う。そして、国葬の賛否について。安藤優子はなかなかはっきりと、国葬に疑問を示していた。

 ここ数週の「笑点」はコラボ企画が続いていて、今週は、もう中学生と木久扇師匠のコラボがあった。もう中学生は、なんだかだんだん普通のひとになりつつある。大喜利の助っ人には文枝が再登板。ついに2週目に入ったか。そうかと思えば、好楽が体調不良のために欠席。好楽の代役は入れなくていいのだろうか。

 ブログの更新をしようとするが、眠くなる。いったん眠り、深夜になんか書いていたような気がする。

2022年7月28日木曜日

7月28日木曜日/論破という芸

◇ ブログ・テレビ・ラジオ・雑誌・読書・配信ドラマ

 早朝に目覚め、ブログの更新をしようとするが、事実関係があいまいではまずいと思い、その確認にやたらと時間を食うはめになった。6月4日の日記をずいぶん遅れて書いているのだが、結局、YouTube にその動画があがっているから、それと照らし合わせないわけにはいかない。日記だから、主観でいいとは思うものの、遅れて書いているせいで、そのときにはわかっていたはずの客観的事実も忘れてしまっていることがある。そのときにメモっておかないから馬鹿な手間をかけている。

 録画していたテレビ番組をいくつか。まずは、昨夜の「水曜日のダウンタウン」から観ていく。「お見送り芸人しんいちのR-1トロフィーもう誰も笑ってない説」では、ZAZYが仕掛け人となり、トロフィーの精巧なレプリカとすり換え、それを破壊するドッキリを決行する。これはとても手が込んでいて面白かった。ドッキリには笑えるものと笑えないものがあり、これは笑えてこれは笑えないというふうにあらかじめ区分けすることはなかなか難しいのだが、これは明確に嘘だから安心して笑えたというところか。

 「あちこちオードリー」は、品川庄司とみなみかわがゲスト。これはいい組み合わせだと思った。ともに問題児であり、紆余曲折あったひとの話は面白い。前のめりになって観てしまった。「紙とさまぁ~ず」は、木梨憲武がゲスト。ここでの回答を見ると、きわめて普通人という感じがする。それとも、変わった部分を見せようとしない気質と捉えるべきか。観そびれていた「イワクラと吉住の番組」は、先週、先々週と、2週にまたぎ、大久保佳代子がゲストだった。これもかなり面白い話をしていたような気がする。

 録画したままでずっと観そびれていた「マッドマックスTV」にもようやく手をつける。どうやら、月イチで放送されている番組で、5月から気がついて録画していたが、ウィキペディアにあたると、2年も前に始まっていた番組だった。なぜ今まで目に入らななかったのだろう。Abema と連動もしているようで、放送の形式がよくわからない。司会はニューヨークとさらば青春の光・森田。この司会陣になったのは昨年10月からのようだ。ひろゆきのディベート対決というのがメインの企画になっていて、5月の回では、福田麻貴(3時のヒロイン)、北村晴男弁護士、泉谷しげるとディベートをする。ひろゆきという存在の理解として、この使いかたはひとつの見識かもしれない。ひろゆきの「論破」というのはただの芸であり、逆に、芸としてはなかなかのもので、だから、テレビという見世物小屋のなかではハマるのだということをつねづね思っていたのだが、こういう番組を今まで認識していなかったとは不覚だ。この番組では呂布カルマとも対決したようだが、ひろゆきの論破芸は、フリースタイルバトルと同じものなのである。6月、7月の回も録画してあるが、これは順に観ていこう。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、ナイツが夏休みになり、清水ミチコと黒沢かずこという組み合わせの放送になった。タイムフリーで、昨日水曜の放送も聴くと、こちらはお見送り芸人しんいちがゲストだった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FRIDAY」に、水道橋博士の「参院選奮闘記」という記事があり、誰が書いてるのかといえば、選対スタッフも務めていた細田昌志によるレポートだ。B’zのコンサート会場で行った写真撮影会というのは、ツイッターで知った印象とはまるで違うのだが、どちらを信用すればいいのだろうか。「週刊文春」の「私の読書日記」は、今週は橋本愛の担当回だった。藤原正彦「国家の品格」を今ごろ読んだようで、この連載はなかなか目が離せない。

 またテレビに戻り、録画中の「徹子の部屋」を追っかけ再生で観てしまう。今日は追悼特集。柳生博、葛城ユキ、宝田明、藤子不二雄A、カルロス・マリン、梅沢武生の過去の出演回の映像が流れた。

 そのあと、1時間ぐらい昼寝してから外出する。なんの用があるわけでもないが、部屋にいてもつまらない。駅前まで出て、日高屋に入り、和風つけ麺と餃子を食べた。800円。それから、ドトールに入り、しばらく読書していく。村上春樹「回転木馬のデッド・ヒート」を読み終えた。2004年新装版、講談社文庫。単行本は1985年刊。世の中の村上春樹ファンのことはよく知らないが、代表作として挙がるような長編は自分はまったく読んでおらず、エッセイから好きになり、今は、短編を見つけたら、見つけた順に読んでいこうと思っている。見つけたらというのは、ブックオフの110円の棚で見つけたらという意味だ。

 夜に帰宅し、ラジオをつけると、ニッポン放送の野球特番に、伊集院光、松村邦洋、カンニング竹山、U字工事益子という豪華メンバーが出演していた。しかし、3時間のこの番組をずるずると聴いているわけにはいかない。ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数はついに4万人になった。

 朝から手をつけていたブログの更新は、夜までかかることになった。いったん眠り、深夜に起きあがる。部屋が暑い。

 アマゾンプライムで、「私立探偵濱マイク」の続きを観る。第2話の監督は前田良輔というひとだが、このひとだけ、ウィキペディアに項目がなく、どういう経歴のひとかわからないのだが、しかし、改めて観て、この第2話はとても面白かった。放送は2002年だが、90年代の空気を濃厚に感じるのだ。UAを主演にして、木村充揮、伊武雅刀、秋山道男、財津一郎というキャストを登場させる。このキャスティングの感覚が90年代っぽい。(90年代から見た 80年代ネタという距離感も。)スネークマンショーのネタがあったが、これは放送時には気がつけなかったかもしれない。「Super Special Thanks」として、桑原茂一の名もクレジットされていた。磯村屋が出てきたりなど、横浜のいい風景がずいぶん収められている。すぱっと終わるラストもいい。

2022年4月17日日曜日

4月17日日曜日/ボグダンさん

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「Nキャス」を、ときどき中断しながらざっと観ていた。オープニングの三谷幸喜がまだまだ面白い。ロシアへの経済制裁のニュースが気になるが、丸亀製麵もマクドナルドも、営業停止したのに無断営業しているというのがすごい。

 今朝の「ワイドナショー」を観ると、今週は松本が出演している。2週間前の「伝説の一日」の漫才について、松本の言葉がここでようやく聴けた。漫才の直後に今田がトイレまでついてきてしゃべり続けていたこと、EPOの「DOWN TOWN」の出囃子を使うことには浜田がこだわったということなど。松本のほかの出演者は、オズワルド伊藤、寺島しのぶ、清塚信也という顔ぶれで、芸能界の性加害問題を今週も扱うが、この話題のときに、ハラスメントの話になってしまうのはどうもまずいんじゃないのか。先週、三浦瑠麗が言っていたように、性加害だとすると犯罪なのだから。ハラスメントのような新しい概念について、昔はこうだったけど、今はこうなったという話ではなく、犯罪は今も昔も犯罪だ。そのあとは、(兄の前で)伊藤沙莉の熱愛報道、天竺鼠瀬下の不倫報道、佐々木朗希の完全試合、関東と関西で意味が違う意外な言葉ランキングという話題が続いた。この番組では、ついに今週はウクライナのニュースを扱わなかった。

 今朝の「サンデージャポン」は、ウクライナ情勢をトップで扱っていた。プーチンの側近がもつ黒いカバンについての解説がじつに怖い。それから、河瀨直美の東大祝辞について。太田のコメントは冷静なもので、ロシアが悪であるとする正義を疑うことは、学生たちへの問いかけとしては重要なことであると語る。そのあとは、マッチングアプリの話題と、若林有子アナの韓国グルメレポートが続いた。

 生放送ではない「TVタックル」でもウクライナの特集。たけしが「Nキャス」に出なくなり、たけしの発言を聴けるのは今やこの番組だけだ。ロシア人YouTuber のあしやというひとがスタジオに出演していて、ロシア批判をしているひとなのだそうだが、そのため、もうロシアに帰ることは困難だという話をしていた。そのあとには、ウクライナのキーウで暮らしているボグダンさんというひとに中継をつなぎ、現地の状況を伝える。日本語がしゃべれる35歳の男性。たけしによると「ボグダンさんは俺んとこに連絡がきて、「タックル」でちゃんとやってくれって言われて、ああ、じゃあボグダンさん紹介しようっていう」という経緯があったようだ。当然、壮絶な状況のなかでこの中継に出演しているのだと想像するが、数時間おきに空爆の警報が鳴る戦時下での生活は、地震と似ている部分があるとボグダンさんは語る。地震があったからといって、翌日に会社に行かないかといったらそんなことはない、その感覚と似ていて、仕事があるひとは通常に近い状態で働いているのだという。15歳まで神戸で暮らしていたというので、おそらく、阪神大震災も経験しているだろう。それに引き換え、ボグダンさんに質問するひろゆきの口調が軽くていやになるが、ひろゆきの認識の古さをボグダンさんが指摘する場面もあり、侵攻開始から露わになった事柄についてボグダンさんは強く語る。大竹まことや東国原からも質問があったが、たけしはほぼ無言だった。ボグダンさん「最後にひとつだけ言わせてください。たけしさん、僕はほんとにたけしさんのことが大好きです。ウクライナ国民のたぶん半分ぐらいはたけしさんのことを、北野武、世界の北野武で知ってます。たけしさんの番組に、こうやって僕が出演することも、非常に大きな、ウクライナ人にとって、なんていうのか、誇りに感じる部分も出てくると思います。この場をお借りして、本当にありがとうございます。」「いや、ありがとうございます…。役に立たなくてすみません。」とたけしは苦笑いした。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけっぱなしにして、こまごまと雑務。14時台は、渡辺正行がゲスト。新刊が出たというタイミングでの出演だが、コント赤信号の「ひょうきん族」のギャラが、3人合わせて4万5千円だったというのは驚きだ。いったん、近所の郵便ポストまで投函に行き、すぐに帰ってくる。タイムフリーで、聴きそびれていた金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も順に聴いていくと、月曜のナイツに続き、中川家、サンドウィッチマンも、漫才サミットの公演の話をしていた。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

 引き続き、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ボクらの時代」は、安野モヨコ、伊藤理佐、二ノ宮知子という女性マンガ家3人が出演。3人ともテレビで観ることは珍しく、二ノ宮知子はテレビ初出演で、素顔も出さず、サングラスをかけて出演していた。安野モヨコの叔父が小島功だというのは初めて知ったかもしれない。「週刊さんまとマツコ」は、世間から忘れられた芸能ニュースの特集。初めてパチンコとコラボした芸能人は河内家菊水丸だそうだ。今日の「笑点」は、30分まるまる大喜利。冒頭で、円楽からの手紙を紹介した。助っ人は南光。昨日放送の「太田光のつぶやき英語」を観ると、今週もウクライナ情勢をしっかりと扱っている。XXCLUB のコーナーは、パトリック・ヒューズにインタビュー。「太田上田」がテレビ神奈川でも放送されていることに今さら気がつき、先月から録画するようになったが、一昨日金曜の放送は劇団ひとりがゲスト。収録はいつなんだろうか。「浅草キッド」について、太田とまたケンカになる。ひとりはたけしと1対1で話を聴く機会があったというが、それをぜんぶ真に受けて、美化された映画が「浅草キッド」なんだと太田。「太田上田」の放送に気がついたのは、「白黒アンジャッシュ」のテレビ神奈川での放送時間を調べていたからだが、話題になった渡部の復帰の回は、気をつけてチェックしていたつもりだったが、どうも録画しそこねてしまったようだ。それとも、テレビ神奈川では放送されなかったのだろうか。それ以降、「白黒アンジャッシュ」も録画を続けているのだが、まだ一度も観ていない。深夜0時半頃に眠る。

2021年7月5日月曜日

7月5日月曜日/犬の鳴き声がする

◇ 地下鉄

 今日も朝から都内に。連日の雨降り。横浜から東横線に乗るが、座れず、ひどい眠気で、朦朧としながら立っていた。中目黒から日比谷線に乗り換え、中目黒始発でようやく座れ、眠っていくが、六本木でストップする。アナウンスによると、中目黒で線路にひとが立ち入り、確保次第、運転再開だと。ツイッターで検索すると、どうやら痴漢が逃げたようだ。そういうニュースを目にすることはあったが、実際に、自分が迷惑を被るのは初めてだ。霞が関に向かっていたが、時間がかかりそうなので、振替輸送で大江戸線に乗り換え、青山一丁目に出て、銀座線で虎ノ門に向かおうとした。ところが、慣れない駅で乗り換えたものだから、銀座線に乗るはずが、どういうわけか半蔵門線に乗っていて、半蔵門駅で気がつき、青山一丁目に戻った。改めて銀座線に乗り、虎ノ門に着いたときには、停止してから1時間近くが経っていた。これならば、運転再開を待っていても一緒だったかもしれない。

 昼食は、某省庁の地下の食道を利用することになり、日替り定食を食べた。780円。鶏の照り焼き丼、味噌汁、冷奴、ヨーグルトのセット。雨は降ったり、止んだり。午後、虎ノ門のベローチェに入るが、この店舗はもうすぐ閉店するそうで、新橋の店舗で使える割引券をもらった。この虎ノ門のベローチェは、やけに寄る機会があり、なんとなく気に入っている場所だった。


 虎ノ門から銀座線で渋谷に出て、ヒカリエでトイレに入ると、犬の鳴き声がする。誰かが犬を連れて個室に入っているのかと思ったが、よく聴くと、犬の鳴き声が、店内BGMとタイミングが合いすぎている。そのうち、鳥の鳴き声もするので、鳴き声もBGMかとさすがに気がついた。しかし、犬を連れたひとがトイレに行きたくなることは現実にあるだろう。

◇ 読書

 渋谷は昨日も寄ったばかりなので、すぐに東横線に乗り、各停でのんびり帰ってきた。電車内で、「途派文芸集 第一巻」を読み終えた。書き手は7人。元小説家志望者の作品集、という発想からスタートし、結果的にはプロアマ混合に軌道修正されたという経緯はまえがきに書いてあるが、全体を通して読むと、プロの書くものはどうも重たかった。書き手の資質がたまたまそういうバランスになったのかはわからないが、もうちょっと気楽な作品集かと思って読んだのだった。お目当ての島田さんの小説は、島田さんを知っていると、これは意外性がある。いや、島田さんのファンのみなさんのような知りかたではなく、じかに知っているから、島田さんらしいとも思うのだけど、主人公を島田さんのすがたかたちで思い浮かべてしまい、余計に面白かった。この「第一巻」が 2016年刊。一年に一冊ペースで出していくとあとがきに書いてあるが、その後は出ていないのか。

◇ ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。舞台出演中の松本明子に代わり、磯山さやかが代打で登場。12時台ゲストは矢部太郎。過去に高田先生と会ったことがあるのかはわからなかったが、矢部太郎がなにか発言するごとに、高田先生がじつに生き生きと混ぜっ返しまくる。笑いの相性がばつぐんだと思った。先週の「問わず語りの神田伯山」も聴く。細野晴臣の「Daisy Holiday」で、この番組を聴いていると言っていた話。その放送を聴いた、伯山の再現力が面白い。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊プレイボーイ」で、松岡ゆみこの不定期連載の対談が始まった。初回ゲストは鶴瓶。ひろゆきと志らく師匠の十回連続対談はようやく最終回に。志らく師匠は、最初はひろゆきに嫌悪感をもっていたそうだ。ラジオでは、橋下徹に対しても同じようなことを言っていた。オール巨人の連載は「ドッキリNG」の噂について。「水曜日のダウンタウン」の鬼越トマホークの発言に触れられていた。

 寝不足で疲れがひどく、ラジオを聴きながら横になり、笑っていたら、だいぶ回復する。しかし、オンライン将棋を1局指したら、馬鹿みたいにあっという間に負けたから、脳の回転はまだだめだ。録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・西川きよし&忠志親子)を観て、深夜0時前に眠る。

2021年3月24日水曜日

3月24日水曜日/向かい合わせに



◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。横浜から東横線で渋谷に出て、田園都市線に乗り換え、池尻大橋まで。池尻大橋駅で降りるのは初めてだと思い込んでいたが、着いてみて、いつぞやの「東京野球ブックフェア」がここだったことを思い出した。昼食は靖国神社の近くになり、小諸そばで鶏から丼セットを食べた。正午過ぎで、とても混雑していた。この御時世、立ち食いのテーブルで、知らない人間と向かい合わせになってそばを食べるというのはさすがに怖い。怯えながら急いで食べ終える。その後は秋葉原に移動することになり、ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、しばらく読書をした。滞在時間、2時間ほど。ブックオフにも寄っていくが、秋葉原店としては珍しいくらいに買うものがなかった。210円の本をなんとか2冊だけ。帰りは、秋葉原から山手線で品川に出て、京浜急行に乗り換え、横浜まで戻ってきた。疲れてしまい、電車内では読書はできなかった。

 ベローチェでは、坂元裕二「往復書簡 初恋と不倫」を読み終えた。朗読劇の戯曲が2本収録されている。それぞれ、登場人物は男女ふたりのみ。メールのやりとりだけで、物語が進んでいく。ですます調のセリフはメールだからそういう文体もあるかとは思うが、少しだけ観たことがある坂元裕二のドラマでも、ですます調の会話が印象にある。この文体のもつ効果。

◇ 最終回

 夜に帰宅し、録画してある「グッとラック!」を観る。水曜の最終回は、フランスが3回目のロックダウンという話題から。ひろゆきと中村江里子がパリの現状を伝える。談志師匠は中村江里子のことが大好きだったが、その中村江里子が最終回直前に登場するというのも面白い巡り合わせだと思った。そのあとはブラック校則の話題があり、続いて、星野真里の「私のイチオシ商品」のコーナーがある。このコーナーは、小林麻耶の突然の降板があり、中途半端な時期に急遽設けられたコーナーだった。最終回はノンスタイル井上と一緒にロケ。星野真里のコーナーは通常はもう少し遅い時間なのだが、今日はそのあとに、森山直太朗の「「さくら」を贈るプロジェクト」の特集があった。森山直太朗はスタジオに生出演し、「さくら」を歌った。エンディングでは、星野真里、ひろゆきがあいさつをした。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...