2021年7月31日土曜日

7月31日土曜日/開会式ウラオモテ

◇ ラジオ・テレビ

 早朝4時には目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。からだじゅうが痛く、ラジオをつけたまま、しばらく横になっていた。「木梨の会」に、こんな朝早くから藤井フミヤが出演している。とんねるずのビクター時代の楽曲がサブスク解禁になったという話題にもなり、とんねるず、チェッカーズの曲をいくつかかけていた。少し眠りなおし、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナが濃厚接触者になったそうで、いつもは中継を担当している渡辺峻アナが代役を務めた。「常連さん」は、「ビリギャル」の坪田信貴が初登場。塙さんとは小学校の同級生なんだとか。

 ラジオは中断し、録画していたテレビを観る。昨夜の「タモリ俱楽部」は、世界の冷凍食品の特集。劇団ひとりが司会をしていて、タモリの番組に、「火薬田ドン」のTシャツを着て出ていた。それから、オリンピックの開会式を、一週間遅れでようやく観始めた。録画していたのはNHKで放送された生中継で、4時間弱の放送なので、さすがにいっぺんには観られない。とりあえず、午前中に半分まで。午後はまた、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、こちらのゲストも坪田信貴だった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べた。470円。くまざわ書店にも寄り、「週刊文春」を買っていく。店内もざっと見てまわるが、社会問題の棚に、オリンピック関連の本に混じり、「ファンタズマ」が表紙の「昭和50年男」と、小林賢太郎「こばなしけんたろう」が一緒に平積みしてあった。こういうことを考える店員さんは応援したくなる。ジョイナスプラザを出て、西友のイタリアントマトに入る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4058人に。増加ペースがいよいよ加速していないか。神奈川県は 1580人。大阪も 1040人となり、千人を超えた。


◇ 雑誌・本

 「週刊文春」を買ったのは、五輪開会式の記事を読みたかったからだが、その記事は、「台本11冊を入手 開会式〝崩壊〟全内幕」というもので、目次のすぐあとに6ページにわたって掲載されていた。楽天マガジンも利用しているのだが、「週刊文春」はこういう目玉になる記事は電子版ではカットしてあり、非常にずるい。その内容だが、これを読むと、開会式がその当日に至るまで、当初の予定からどのように変貌し、どのような人物が関わり、どのような理由でそうなったかがよくわかる。演出責任者だった MIKIKO が排除されていった経緯はすでに報じられていたが、まあ、その号はざっと立ち読みしたような気もするが、この号でも改めて確認できた。IOCにプレゼンした幻の台本というものが存在していて、それが例の、「AKIRA」をモチーフにした場面で幕を開けるというものだ。ところが、そのプレゼンの1ヶ月後には、電通の高田佳夫らにより MIKIKO は排除され、佐々木宏が代わりに責任者に就く。MIKIKO案を白紙に戻したことで、億単位の費用が無駄になったということにまず呆れるが、佐々木宏が出した構成案は、MIKIKO の案を切り貼りしたものだったというからさらにひどい。そして、火消しと海老蔵は、それぞれ、小池百合子、森喜朗が押し込んだ政治案件であり、佐々木宏はそれらをあっさりと採用した。MIKIKO は辞任することになり、その後の台本の変遷もこの記事は伝えていて、山口智充、秋元才加、松重豊らの名もキャスティング案にはあがっていたようだが、しかし、今年3月には、佐々木宏が侮辱演出問題で辞任となり、その後任に小林賢太郎が就く。そして、本番直前のごたごたになっていくわけだが、先にネットに出ていた竹中直人の出演辞退はこの記事が報じたものだ。驚いたことがもうひとつ、競技紹介の場面はもともとは任天堂が監修するはずだったが、佐々木宏に代わったあとに、その場面はピクトグラムに変更された。入場行進にも任天堂の曲が使われていないのはそのような理由があったのだ。聖火ランナーも、松井は森喜朗によるゴリ押しで、王、長嶋、松井を最終走者にする予定だったが、森喜朗が会長を辞任したため、急遽、大坂なおみが選出されたという事情もこの記事は伝えている。

 週刊誌だけでなく、本も読む。小林信彦「昭和の東京、平成の東京」を読み終えた。2005年刊、ちくま文庫。「私説東京放浪記」「私説東京繁盛記」とともに、小林信彦自身が東京三部作と呼ぶ3冊を、今年に入ってから立て続けに読んでいった。東京についてのコラムやエッセイを集めた本であり、時代的には、前のオリンピックの時代からの東京が描写されていて、まさに、今年読まずにいつ読むのかという本だった。そこでくり返し書かれているのが「町殺し」だが、今年もやはり、コロナも重なったとはいえ、あとでふり返ってみれば、そういう年だったということになりそうだ。あとそれから、前から探していた、横浜の古本屋について書かれた文章もこの本に収められていた。一寒堂という古本屋について、111ページに書いてあったと、ここにメモしておく。

◇ 開会式

 夜に帰宅し、録画していた開会式の続きを観て、一週間遅れでやっとすべて観ることができた。朝と夜に分け、一日がかりで4時間すべてを観たわけだが、つまらないかといえばそんなこともなく、さまざまな興味は湧いた。MISIA の国家斉唱、森山未來のパフォーマンスに続き、真矢ミキが大工の棟梁を演じた火消しの場面は、政治案件だということを抜きにしても、あのタップダンスは、まるで、たけしの「座頭市」だ。独創性に問題があるんじゃないだろうか。それから、選手入場となるが、ドラクエのテーマ曲が鳴り、マンガの吹き出しをかたどったギリシャのプラカードが映った瞬間には、観ていて、なんともいえない恥ずかしさが湧きあがった。ここがよかったという視聴者も多かったようだから、少数派の感覚かもしれないが、つくづく、日本は幼稚な国だという気にさせられる。いや、ゲームやマンガが幼稚ということではなく、そのアピールの態度に、悲しいくらいの幼稚さを感じた。子どもが一生懸命、ゲームが上手いところをおとなに見てもらいたがっているというような。そして、多くの視聴者は選手入場が長くて退屈だったというが、たしかに退屈ではあるのだけど、ここは演出の意図とは関係のない部分で、たとえば、遠くの小国の選手たちが、はるばる日本までやってきて手を振っているのかと思うと、それはそれでいいものだと思い、感動もした。日本よりもむしろ、ああいう小さい国を贔屓にしてやりたくなるくらいだ。バッハのあいさつが長いのはどうすることもできないが、後半になると、なだぎ武が登場し、そして、例のピクトグラムと、小林賢太郎の色を強く感じる演出が続いた。ピクトグラムは無観客だからこうしたのかわからないが、あの大会場のなかでは、どうも貧弱さが否めない。そのあとの、劇団ひとりが登場する映像から、上原ひろみと海老蔵のコラボという流れはなかなか面白かった。聖火リレーも、王、長嶋が登場し、大坂なおみにつないでいく場面は感動的なもので、これも演出の意図とは関係がない。評判になっていたドローンだが、あの日、21時半までは千駄ヶ谷にいたが、もう少し残っていれば、あれを生で観ることができたのかと思うと、帰ったのがちょっと惜しい気もした。あの殺伐とした場はいったいどうなっていただろうか。

 23時からラジオをつける。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。クレイジーケンバンドのカバーアルバムの話題から、「俵星玄蕃」をいつか完コピしたいという話をこの番組ではたびたびしているが、今回のアルバムもその案はあり、だけど、あきらめたということか。剣さんの「俵星玄蕃」は、なかなか難しそうだが、いつか聴いてみたい。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、ブログの更新をひとつしてから、深夜0時過ぎに眠った。

2021年7月30日金曜日

7月30日金曜日/大森では

◇ 貧乏暇なし

 夜中に読書していて、早朝4時過ぎから眠ろうとするが、なかなか眠れず、脳が緊張状態にあるのだろうか。無理のないスケジュールにしたつもりでも、あとの予定がなにもない時間を作らなければ結局はだめだ。何度か目覚めながら、なんとか4時間ぐらいは眠った。

 雨降り。午前中から外出し、横浜から横須賀線に乗り、新日本橋まで。昼は時間がなく、コンビニでパンを買って食べる。神田まで用があり、そのあと、大森まで行くことになり、想定していた予定と違ってしまった。夜になってから、ようやくまともな食事に。前から気になっていた、西友の近くにあるターリー屋というカレー屋に初めて入ってみた。2色カレー定食というのがあり、数種類のカレーのなかから、シーフードときのこミックスを選んだ。ナンをおかわりし、2枚食べたら満腹になる。それから、西友のブックオフに寄る。アプリの100円引きクーポンがあり、ちょうどよかった。220円の雑誌の棚に、ふかわりょう「ミツバ学園」をひさしぶりに見つけた。ほかにも、110円の本を3冊買った。


 カバンにはいつも本を数冊入れてあるが、今日は神田のあたりで読むつもりの本を入れてあった。これがどういうわけか、大森では読む気がしない。街によって、読みたい本が変わるのだ。大森海岸から、京浜急行の各停で帰るが、読書をする気が萎えてしまい、電車内では、Spotify で音楽を聴いていた。満腹になり、眠気がひどくなり、南太田まで寝過ごし、横浜まで戻ってきた。22時を過ぎていたが、乗客はそれなりに多く、吊り革につかまり、立っているひともいる。こんな電車に乗るような生活をしていて、はたして、いつまで感染しないでいられるのか。そうてつローゼンで買いものして、22時半頃に帰宅する。疲労がひどく、23時頃には眠る。

2021年7月29日木曜日

7月29日木曜日/ブックの日は町田に

◇ 午前中

 何度か目覚めながら、朝7時頃まで眠り、目覚めてまず、日記を書こうとするが、あたまがまわらず、文章がすいすい出ない。メルカリの画面を何気なく見ていて思い出したが、振込申請を忘れるところだった。このままでは週末前に金がなくなってしまう。危なかった。雑務を片づけつつ、テレビとラジオをいろいろ。録画していた昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・川島明&陣内智則)と、「はなつまみ」(ゲストMC・錦鯉)を続けて観て、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「中川家 ザ・ラジオショー」(ゲスト・あばれる君)を聴き、11時半からはオンタイムで、清水ミチコとナイツの「ビバリー昼ズ」をつけておく。

◇ ブックの日

 午後から外出し、ブックの日(毎月29日)なので、今月もブックオフめぐりをする。先月はうまくまわれず、今度は町田方面を優先的にまわることにして、まずは、大和経由で鶴間に移動する。1店目から、いきなりたくさん買うものあり、これは嬉しい誤算だ。110円の文庫本を8冊と、220円の雑誌を1冊、それから、300円引きクーポンを利用して、800円。さっそく、荷物が重くなった。マルエツに寄り、飲みものを買ってから、今度は相模大野に移動する。ボーノ相模大野を通るが、何度も通っているのに、南棟があることに初めて気がついた。急に建ったわけではないと思うけど、北棟の飲食店は何度か利用したことがあるが、南棟にも飲食店があり、思っていたよりも大きい商業施設だった。ブックオフ、2店目は、220円の単行本からすいすいと2冊選び、荷物が増えてしまうことを心配したが、110円の文庫本は1冊しか買うものなし。しかし、あっさりと500円を超え、無駄に時間を食わずに移動する。



 つぎはいよいよ町田に。まず、昼食。町中華という看板が目に留まり、真心と書いて「しんしん」と読む店に入る。チェーン店だろうか。油淋鶏定食を食べた。そして、本日3店目のブックオフ。3階から順に降りていくが、3階は買うものなし。2階ですいすいと 500円は超えたが、1階でまた、単行本に買うものがたんまりとあった。110円文庫本を3冊、220円単行本を7冊。町田店だけは、ブックの日はまず1割引きになり、それから 300円引きになる。カバンにも入りきらなくなり、袋も買った。今日はもう、これで充分。ベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3865人。神奈川県は 1164人で、2日連続千人超え。大阪も千人に迫ろうとしている。それらのニュースに挟まれて、オリンピックの速報が流れてくるのだから、もうめちゃくちゃとしか言いようがない。


◇ テレビ・ラジオ・読書

 夜遅くにに帰宅し、テレビとラジオをいろいろ。今日の「徹子の部屋」は追悼特集、田中邦衛、神田川俊郎、橋田壽賀子、福本清三、中村泰士の過去の放送のダイジェスト。昨夜の「キョコロヒー」は、ジョイマンと世界のダンスのコラボ(という書きかたで、あとで読みなおしたときに意味がわかるかどうか)。観そびれていた先週の「アメトーーク!」は「行ってらっしゃい光浦さん」。オアシズふたりのロケのVTRに、マグナム小林さんが電話出演していてびっくりした。オアシズとは寄席研の同期なのだ。今日の「アメトーーク!」は「実は歌出してる芸人」。先に「水曜日のダウンタウン」で似たような企画があり、番組内でも「水曜日」に触れていたが、たまたま重なってしまったということなのだろうか。アンタッチャブル柴田の「だまって俺についてこい」というCDはもっているのだが、てっきり、クレージーキャッツのカバーだと思っていて、堂島孝平の曲だとは知らなかった。このCD、買っただけで聴いてなかったんだと、今になって気がついた。それから、聴きそびれているラジオもいろいろあって、先週の「ナイツのちゃきちゃき大放送」も途中までしか聴いていなかった。11時台ゲストには喰始が登場し、これは聴き逃してはならなかった。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングも聴いた(パートナーは小島慶子、吉住)。大竹まことならば、竹中直人の件に触れるかと思ったが、まったく触れていなかった。

 深夜には読書も。本橋信宏「ベストセラー伝説」を、電車で読み始めて、一日で読み終えた。2019年刊、新潮新書。タイトルから想像するような、よく知られるベストセラーが扱われている本かと思っていたが、むしろ、対象は本そのものよりも、雑誌であり、出版社、編集者たちだった。扱われているものは、著者が幼少期に読んでいたマンガ雑誌に始まり、著者の個人史に沿って選ばれている。この著者だといかがわしい題材を期待してしまい、「平凡パンチ」と「週刊プレイボーイ」、それと、「ノストラダムスの大予言」の章は面白かったが、受験参考書の章などは自分の年齢ではまったく知らないものだった。もとは「新潮45」の連載で、連載中に休刊になってしまい、最後の章だけは書き下ろしになっている。雑誌が続いていたら、もっと、のちの時代も扱われ、違うかたちの本になっていたのかもしれない。

2021年7月28日水曜日

7月28日水曜日/ニュースが気になり


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。昼食は四谷三丁目になり、なか卯を見つけ、鶏天おろしうどんを食べた。490円。それから、秋葉原まで行くことになり、とりあえず、ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べた。日本橋あたりで映画でも観てから帰れないかと思ったが、金の計算をすると、考え込んでしまう。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3177人に。昨日は4連休明けだから検査数が多いんだという話もあったが、今日も多いのでは話が違う。神奈川県は 1051人に。ついに千人を超えた。気になるニュースがもうひとつ、竹中直人もオリンピックの開会式に出演予定だったが、「放送禁止テレビ」のネタを理由に、前日に辞退を申し出ていたという。小山田圭吾や小林賢太郎よりも、段違いに知名度がある竹中直人までがこうなると、捉えられかたはまた変わるのではないか。しかし、こうつぎつぎにおかしなことが起こると、読書がまるで進まない。

 ベローチェを出て、ブックオフに寄っていく。いいものがひょいひょいと見つかり、結局、映画を観るくらいの金をここで使うことになった。秋葉原から山手線に乗り、品川から京浜急行に乗り換え、特急で横浜まで戻ってくる。感染者数が三千人超えだというのに、電車が混雑していて、恐怖を感じる。

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 とんねるずのビクター時代の楽曲がついにサブスク解禁になり、Spotify で、聴きながら帰った。ビクター時代のCDはベスト盤しかもっていなくて、たとえば、「一気!」のB面、「バハマ・サンセット」などは今までじっくり聴いたことはなかったが、いやあ、これはコメディアンらしい名曲だ。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜放送の「おかべろ」は飯尾和樹がゲスト。「かわおじ」現象についての会話はどうでもいいかと思って聴いていたが、40歳目前にして、家賃が払えなくなり、バイトをしていた時期があったという話と、それから、タモリから言われた「絶対に時代を追うな」という言葉のほか、内村、関根からのアドバイスの話はよかった。月曜の「紙とさまぁ~ず」は、有村架純がゲスト。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながら、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているこの番組はやっぱり可笑しい。ラジオも、タイムフリーで、先週の「おぎやはぎのメガネびいき」を途中まで聴いた。小林賢太郎についてしゃべっていたというのがネットニュースになっていて、これは聴いておきたかった。聴きそびれた昨夜の「爆笑問題カーボーイ」も聴き、オンライン将棋を指し、深夜0時前には眠る。

2021年7月27日火曜日

7月27日火曜日/九段下


◇ 貧乏暇なし

 雨降り。睡眠不足。今日も朝から都内に。九段下に用があり、昼食は神保町まで足を延ばし、ボーイズにひさしぶりに入り、生姜焼きを食べた。850円。いや、カレーを食べようかと思って入ったのだが、メニューに見当たらず、ぱっと決めてしまったが、カレーは裏面に書いてあった。まさか、両面だったとは。生姜焼きが旨かったから満足だが、今度はカレーを食べてみよう。九段下に戻り、マクドナルドに入り、アイスコーヒーを飲む。雨はあがり、とても暑くなった。靖国神社をぶらぶらし、また神保町に戻った。





 いつもどおり、アットワンダーから、靖国通りを神保町の交差点方面に歩いていく。雨はあがり、おおむね、外にも均一箱やらを出している店が多かったが、矢口書店の外の棚はまだ閉めていた。交差点からすずらん通りに入り、東京堂まで行ってから、そういえば、レターパックを出さなければならなかったと思い出し、郵便局を検索すると、すずらん通りの交差点寄りにあり、そこまで戻った。それから、今度は靖国通りを小川町方面に歩いた。ツイッターで見かけた情報で、小宮山書店で根本敬の展覧会をやっていたはずだと思い、行ってみるが、シャッターが閉まっていた。緊急事態宣言の影響という貼り紙があったが、大半の店は開いているのに緊急事態宣言の影響なのか。このあとの予定をいったん考えようと、道路をわたり、ベローチェに入ろうとしたが、レジに行列ができている。これはだめだと思い、もう神保町駅を離れることにして、電車に乗ると、眠気がどっと出た。半蔵門線で渋谷に出て、東横線の各停に乗り、ぐったり眠りながら、横浜まで戻ってきた。とにかく疲れがひどい。まだ時間が早かったが、これ以上の寄り道はせず、帰ることにした。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 2848人に。二千人はいずれ超えるだろうとは思っていたが、一気に跳ねあがった。

◇ ラジオ

 夕方には帰宅し、タイムフリーで、ニッポン放送の三木鶏郎特番をようやく聴いた。先週火曜に放送された「三木鶏郎とニッポン放送」。パーソナリティは高田文夫、アシスタントは箱崎みどり。ゲストに、まず、泉麻人が登場し、後半には鈴木慶一が加わった。大瀧詠一と対談している80年代の音声も流れ、CMソングの大家であった三木鶏郎が、当時、新進気鋭の大瀧詠一に向かってしゃべる緊張感を、鈴木慶一が指摘する。鈴木慶一もまた、CMソングの作り手として、三木鶏郎にはじかに会っているのだ。三木鶏郎は、最後はコンピューターを使って音楽を作っていたという。90年代まで生きていたひとなのだと、改めて認識した。聴き終わり、19時半にはもう眠ってしまい、深夜3時過ぎに目覚めた。ようやくたっぷり眠れたという気がする。

2021年7月26日月曜日

7月26日月曜日/赤坂見附


◇ ランチ

 深夜から眠らず、そのまま、朝から都内に。赤坂見附で昼食になり、適当に歩いて見つけた、中国茶房8という店に入り、ランチメニューのホンコン風鶏モモかけご飯を食べた。550円。水が出てこないので、店員さんに訊いたら、セルフサービスだった。メニューをよく見ると、ドリンク、デザートなど、セルフサービスと書いてある。わからずに、まず、水を汲んできてしまったが、ウーロン茶やコーヒーもある。スープやサラダ、ご飯のおかわりも自由のようだ。赤坂見附という先入観もあったが、550円という安さで、こんなにめいっぱい食べられる店があるとは思わなかった。おかわりなしでも充分なボリュームで、これだけでも、550円は安いと思った。デザートは杏仁豆腐を自分でよそうかたちだが、ひとかけらがとてもでかい。ドリンクも3杯飲み、思いがけず、満腹になってしまった。それから、マクドナルドでひと休みするかというつもりだったが、アイスコーヒーはさっき飲んだばかりだ。しかし、ほかに安い店もなく、近くにベンチでもあればそこで休んだが、外にいても暑いので、結局、マクドナルドに入り、アイスコーヒーをまた飲んだ。それでも、合わせて 650円である。あとで、トイレに何度も行きたくなった。

 赤坂見附から、銀座線で渋谷に移動する。古書サンエー、まんだらけとまわるが、なにも買うものなし。金曜にまわったばかりで、あまり変化はなかった。東横線の各停で、眠りながら横浜に戻ってくる。地下の有隣堂に寄り、「ミュージック・マガジン」の昭和歌謡特集をぱらぱらと立ち読みする。これはいずれ、古本で見つけたらじっくり読みたい。ビブレのブックオフにも寄っていくが、しかし、ここも買うものなし。だめなときはだめだ。文庫の棚を一段増やしたようで、本の量はまだ追いついていないのか、棚はすかすかになっていた。時間がまだ早いが、ここ数日の疲れもあり、たまには早く帰ることにする。

◇ ラジオ

 夕方には帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。水道橋博士がゲスト。「藝人春秋」の新作をスモール出版から出すそうで、ひとりでやってるような出版社だというと、高田先生、「夏葉社みたいなもんだな。松本隆の本(以下、聴きとれず)」と、夏葉社の名前が突然登場した。博士も夏葉社のことはもちろん知っていて、松本隆の本も認識しているようだった。早めに眠り、深夜に目覚める。外は大雨。涼しい。

2021年7月25日日曜日

7月25日日曜日/茶化しているものは

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から県央地区に。まっすぐ帰る気にならず、本厚木に寄るが、食欲もなく、それよりもひと休みしたく、ベローチェに入る。アイスコーヒーとベーコンマヨパンを食べ、読書するモードにようやくなれたというところだったが、どうも没入できない。疲れと、漠然とした、なにか不安感のようなものがある。すっきりせず、平日だったらカラオケにでも行ってしまいたかったが、ひさしぶりに、厚木戸室のブックオフまで足を延ばしてみることにした。少し歩くことになるから、めったに行こうという気にはならない店だ。20分ほど歩き、ブックオフに到着。110円の文庫本を3冊と、210円の単行本を1冊と、これだけじゃあ乏しいので、CDの棚も見ると、「座敷女」のCDブックを 290円で見つけて、これも買っていく。本厚木駅のほうまで戻り、アミューあつぎのブックオフにも寄ろうかと思っていたが、めんどくさくなり、やめた。歩いたせいか、ようやく食欲が出てきて、からやまに入り、焼き鳥定食を食べた。

 帰りの電車で、松本隆「エッセイ集 微熱少年」を読み終えた。2016年刊、立東舎文庫。親本は1975年刊。ということは、これが書かれたとき、松本隆は二十代だ。つい、現在の松本隆の語り口を思い浮かべてしまうが、まだ、歌謡曲のヒットメイカーにはなっていない、それ以前の、そうなることも知らない若い松本隆の文章だということを意識して読んだ。


◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。開会式の中継の裏番組に爆笑問題が出ることは知っていたが、長時間の番組なので、録画はあきらめてしまった。漫才の最中に、太田が小林賢太郎に「戻ってこい」とかなんとか、呼びかけたというのはその日のツイッターで知ったが、ここでも改めて、それについて、リスナーからメールが届いていた。優しさと指摘するメールに、太田は「あいつのことなんか、俺、好きでもなんでもないからね、言っとくけど。あんな気取ったコント…、そこがだめなんだよ、小林! アーティストぶってっから、お前は。だから戻ってこいっつってんだよ。」と、太田のラーメンズに対する態度は昔から一貫している。そのメールは、私(リスナー)も小学校時代に同級生に意地悪したことがあり、今、それを蒸し返されて、プロジェクトをひっくり返されたらたまらないという内容で、そのメールのほどのよいユーモアも含めて、オープニングのここまでの流れには、笑いというものの治癒の効果を強く感じた。傷をいじることがなぜ笑いになるのかというと、治癒になるからというのが、おそらく、その答えのひとつになる。そして、そのほうが、放っておくよりも回復が早いのだ。それから、14時台には、宮藤官九郎がゲストで登場した。まず始めに、「いだてん」が今回のオリンピックの騒動を予見していたという話になり、そのあとの、太田の「俺の家の話」の分析も面白かった。それからやっと、宮藤官九郎のプロフィールが紹介されると、太田「宮藤さんもね、過去のネタほじくり返されたらね…(笑)」 宮藤「やばいですよね。おとなしくしといたほうがいいですよ、ほんと。」 太田「あんまり、だからね、国に関わる仕事やんないほうがいいよ」 宮藤「やんないほうがいいことがわかりました。なんにもいいことないですよね。(笑)」 田中「だからみんな、辞退するだろうね、今後」 宮藤「今後、絶対やんないですよ誰も、たぶん。」

 早めに眠ろうとしていたが、深夜に目覚め、すぐに眠りなおそうとするが、気が立って眠れない。しかたがないから、ブログの更新をして、それから、録画していた「サンジャポ」を観た。この番組もまずは結果速報から。それから、開会式の様子を伝える。その日、青山通りの様子をレポートしているテリー伊藤を目撃したが、その場面はまったく使われていなかった。番組後半では、テリー伊藤は選手村からもレポートしていた。オリンピックミュージアムの前からは山本里菜アナがレポートしていて、あの花火の瞬間には自分もあの場にいたのに、ひとがいっぱいいたから知らなかった。開会式について、デーブ・スペクターは「現場でがんばったひとたちはさておいて、165憶円て言われている予算に値するコンテンツなんですかと、本当に訊きたいんですよ。」と、とても辛い評価で、そのとおりなのだが、デーブが例に出す代替案はひとつも面白くない。そして、開催までの解任のどたばたも、この番組ではしっかりと扱っていた。問題とされたラーメンズのコントについて、太田「解任はある程度、まあ、あれはしかたないのかなあっていうか、かといって、俺は当然だとはちょっと思えないんだけど、あれをこう、なんていうのかな、解任するときに、小林賢太郎がね、あのネタのなかで、ホロコーストとか大虐殺をあたかも茶化したかのようにとられてるのは、ちょっと説明してほしいなって、俺は、組織委員会とか政府に…、要するに、ユダヤの人権団体のひとに、解任するっていうことでもいいんだけども、ただ、あのネタの趣旨っていうのは、ちょっとそういうことではなくて、彼自身がそれを茶化してるってことではなくて、っていうのを説明してほしいと思うのは…、ただ、その説明っていうのがとっても難しい、外国人には」と、そのあとは、コントの説明を詳しくする。つまり、あのコントはNHKの教育番組のパロディであり、虐殺があったという事実を茶化したのではなく、教育番組の偽善性を茶化したのであり、善と正反対のものとしてあのセリフを選んだということ。「説明すんのは難しいけど、選んだかぎりは、ぱっと解任して切り捨てるんじゃなくて、少なくともその説明はしてほしい。それ、押しつけろってことではないんですけど、それはお願いしたいと思います、政府と組織委員会に。」と結んだ。

2021年7月24日土曜日

7月24日土曜日/疲れている

◇ 海老名

 昨夜の開会式は録画したが、まだ確認できず、朝から用があり、また県央地区まで出かける。昼食はやや遅い時間になり、海老名のらあめん花月で、豚そばつけ麺を食べた。マクドナルドでひと休み。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、オープニングは昨夜の開会式の話題になり、劇団ひとりが登場したことをここで初めて知った。一応、ニュースはツイッターで追いかけてはいたのだが、開会式の内容まではあんまり話題になっていないのだろうか。18時を過ぎると、やや涼しくなり、ららぽーと海老名まで足を延ばし、GUで買いものしてから帰った。


 夜に帰宅し、開会式を観ようかと思っていたが、明日も朝から予定があり、放送は4時間もあるので躊躇する。つまらないスケジュールになってしまった。ブログを書きかけたが、疲れがひどくてだめ。ただでさえ、夏バテする時期なのに、ここ数日のニュースによる疲労もあり、生活のペースを乱されている。22時前には眠ってしまい、目覚めると、深夜2時半頃。録画していた「Nキャス」を観ると、オープニングからいきなり、開会式について、たけしが、批判的というよりも呆れているようなコメントをしていた。解任のごたごたのニュースが今週はいちばんの関心事なのだが、まあ、当然だが、今日の試合結果を中心に報じていた。オリンピックの映像は使用に関する契約がかなり細かくあるらしく、その説明を冒頭で安住紳一郎がしていた。開会式もそうなのかわからないが、ダイジェストにもなっていないような映像しか流れない。これはやはり、生中継を録画しておいてよかったが、しかし、4時間の録画をいつになったら観ることができるだろう。開会式当日の周辺の様子も詳しくやっていたが、その日に実際に歩いてみた以上に、新たに知ることは少ない。解任のごたごたについてはまったく詳しく扱わず、小林賢太郎の解任なんてつい2日前の出来事なのに、日曜の番組ではどれだけ扱われるだろうか。番組ではそのあと、富野由悠季のインタビューがあり、これはこれで面白かった。

2021年7月23日金曜日

7月23日金曜日/開会式の日〈後編〉





◇ 現地から

 国立競技場が見えるオリンピックミュージアムの前から、青山通りに戻り、神宮外苑に入っていこうかと思ったが、案の定というか、こちらも封鎖されていた。青山通りの神宮外苑側の歩道も封鎖されている。車道にはテントが並べられ、機動隊だかなんだかわからないが、特殊車両が何台も停まっていてじつに物々しい。そこを、青山一丁目のほうからバスがつぎつぎにやってくる。歩道にいるひとたちが手を振ったりしていたから、選手たちを輸送するバスだったんだろうか。歩道にいるひとたちは、なにか情報を知っているひとたちなのか。









 青山一丁目の交差点から、権田原に進む道路は歩くことができた。こちらにもバスが何台も列を作っていて、さっきのバスはこちらからやってきていたのか、それとも、これらのバスはまた別で、待機しているのだろうか。こちらからも外苑側に入っていく細い道路があり、車両は侵入禁止になっていたが、歩行者は入っていっても問題はなさそうだった。このあたりは住んでいるひとたちがいるからだろうが、いちいち進んでいって、様子を見ることはしなかった。権田原までやってくると、また野次馬が多くなり、パトカーが停まっている。外苑内に進む道路はここでもやっぱり封鎖されている。ここまでは道路の両側の歩道が通れるようになっていたが、ここから先は、外苑側の歩道はまた通行禁止になっていた。それがわからずに、わざわざ横断歩道を渡ってしまい、警官が並んでいるのを見て、こっちはふさがれているんだと気がつき、「あっ、行けないんですか?」とかなんとか、思わず声に出したはずだが、警官たちの態度はいたって丁寧で、あちらをおまわりくださいというようなことをたしか言われたはずだ。もちろん、こんなところで乱暴な態度を見せれば、どんな広められかたをするかわかったもんじゃないから、警官たちだって、いつも以上に優しくしてくれるだろうと思う。










 権田原からさらに進むと、すぐに、信濃町駅前に出る。信濃町から、総武線沿いに千駄ヶ谷に向かって歩くが、ここの歩道にも見物人がとても多かった。考えてみれば、国立競技場の真裏にあたるわけで、最初の花火もおそらくよく見えただろう。ここから見えるということをわかっているのはたぶん地元のひとたちで、子どもも多かったし、いかにもふらっと近所からやってきたようなかっこうのひとが多いように見えた。外苑前から歩いてくると、なおのこと、そういった見物人のタイプの違いは感じられた。千駄ヶ谷の近くまでやってくると、警備員の誘導灯と荷物が路上に置きっぱなしになっている。これだけの規模の祭典でも、末端のほうで働いているひとたちは、荷物の置き場所もないような環境で、まあ、普段からそのような仕事だとは思うが、その落差は大変なものだ。










 地図で見ると新宿御苑の手前に歩道橋があり、左に進むと国立競技場だが、歩道橋の上から右側を眺めると、道路をつぶして、バスをずらりと停めてある。おそらく、開会式終了後に、選手や関係者たちを輸送するバスだろう。このバスの列はどこまで続くのだろうかと、気になって進んでみると、バスの列は四谷四丁目の手前まで続いていた。バスに挟まれ、パトカーも数台停まっていたが、福岡県警や鹿児島県警という文字があり、どうやら全国からパトカーが集結しているのだと、ここで知った。










 四谷四丁目の手前から引き返し、国立競技場方面に進むが、首都高の下にバリケードがあり、やっぱり封鎖されている。ウーバーイーツの配達員がどこを通ればいいのかと警官に尋ねていたが、ここにくるまでにも、まわり道をしているようなウーバーイーツの自転車はちらほらと見かけた。ここを右に曲がると千駄ヶ谷駅にたどりつくが、本格的に物々しくなるのはじつはここからで、そういえば、オリンピック反対派をここまで不思議なくらいに見かけなかったが、千駄ヶ谷駅前にたどりついてみれば、反対派と警官隊がやり合っていて、大変に殺伐としていた。しかし、千駄ヶ谷駅前だけが殺伐としているというのもやっぱり不思議で、国立競技場の最寄り駅を調べてみれば千駄ヶ谷ということにはなるのだろうが、自分は、なんの疑問ももたずに、外苑前から向かった。自然に考えれば、あっちが正面だろうという感覚なのだが、なぜあちらでは反対しないのか。

 開会式は 23時過ぎまで続くが、終わるまでいてもしかたがないかと思い、 21時半頃には、千駄ヶ谷駅の改札に入り、総武線に乗った。途中、ベローチェで休憩する時間はあったが、3時間ぐらいは歩いていたんじゃないか。渋谷から東横線で帰ってくる。帰宅は 23時半頃になり、ひどく疲れてしまい、すぐに眠った。














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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...