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2021年7月23日金曜日

7月23日金曜日/開会式の日〈後編〉





◇ 現地から

 国立競技場が見えるオリンピックミュージアムの前から、青山通りに戻り、神宮外苑に入っていこうかと思ったが、案の定というか、こちらも封鎖されていた。青山通りの神宮外苑側の歩道も封鎖されている。車道にはテントが並べられ、機動隊だかなんだかわからないが、特殊車両が何台も停まっていてじつに物々しい。そこを、青山一丁目のほうからバスがつぎつぎにやってくる。歩道にいるひとたちが手を振ったりしていたから、選手たちを輸送するバスだったんだろうか。歩道にいるひとたちは、なにか情報を知っているひとたちなのか。









 青山一丁目の交差点から、権田原に進む道路は歩くことができた。こちらにもバスが何台も列を作っていて、さっきのバスはこちらからやってきていたのか、それとも、これらのバスはまた別で、待機しているのだろうか。こちらからも外苑側に入っていく細い道路があり、車両は侵入禁止になっていたが、歩行者は入っていっても問題はなさそうだった。このあたりは住んでいるひとたちがいるからだろうが、いちいち進んでいって、様子を見ることはしなかった。権田原までやってくると、また野次馬が多くなり、パトカーが停まっている。外苑内に進む道路はここでもやっぱり封鎖されている。ここまでは道路の両側の歩道が通れるようになっていたが、ここから先は、外苑側の歩道はまた通行禁止になっていた。それがわからずに、わざわざ横断歩道を渡ってしまい、警官が並んでいるのを見て、こっちはふさがれているんだと気がつき、「あっ、行けないんですか?」とかなんとか、思わず声に出したはずだが、警官たちの態度はいたって丁寧で、あちらをおまわりくださいというようなことをたしか言われたはずだ。もちろん、こんなところで乱暴な態度を見せれば、どんな広められかたをするかわかったもんじゃないから、警官たちだって、いつも以上に優しくしてくれるだろうと思う。










 権田原からさらに進むと、すぐに、信濃町駅前に出る。信濃町から、総武線沿いに千駄ヶ谷に向かって歩くが、ここの歩道にも見物人がとても多かった。考えてみれば、国立競技場の真裏にあたるわけで、最初の花火もおそらくよく見えただろう。ここから見えるということをわかっているのはたぶん地元のひとたちで、子どもも多かったし、いかにもふらっと近所からやってきたようなかっこうのひとが多いように見えた。外苑前から歩いてくると、なおのこと、そういった見物人のタイプの違いは感じられた。千駄ヶ谷の近くまでやってくると、警備員の誘導灯と荷物が路上に置きっぱなしになっている。これだけの規模の祭典でも、末端のほうで働いているひとたちは、荷物の置き場所もないような環境で、まあ、普段からそのような仕事だとは思うが、その落差は大変なものだ。










 地図で見ると新宿御苑の手前に歩道橋があり、左に進むと国立競技場だが、歩道橋の上から右側を眺めると、道路をつぶして、バスをずらりと停めてある。おそらく、開会式終了後に、選手や関係者たちを輸送するバスだろう。このバスの列はどこまで続くのだろうかと、気になって進んでみると、バスの列は四谷四丁目の手前まで続いていた。バスに挟まれ、パトカーも数台停まっていたが、福岡県警や鹿児島県警という文字があり、どうやら全国からパトカーが集結しているのだと、ここで知った。










 四谷四丁目の手前から引き返し、国立競技場方面に進むが、首都高の下にバリケードがあり、やっぱり封鎖されている。ウーバーイーツの配達員がどこを通ればいいのかと警官に尋ねていたが、ここにくるまでにも、まわり道をしているようなウーバーイーツの自転車はちらほらと見かけた。ここを右に曲がると千駄ヶ谷駅にたどりつくが、本格的に物々しくなるのはじつはここからで、そういえば、オリンピック反対派をここまで不思議なくらいに見かけなかったが、千駄ヶ谷駅前にたどりついてみれば、反対派と警官隊がやり合っていて、大変に殺伐としていた。しかし、千駄ヶ谷駅前だけが殺伐としているというのもやっぱり不思議で、国立競技場の最寄り駅を調べてみれば千駄ヶ谷ということにはなるのだろうが、自分は、なんの疑問ももたずに、外苑前から向かった。自然に考えれば、あっちが正面だろうという感覚なのだが、なぜあちらでは反対しないのか。

 開会式は 23時過ぎまで続くが、終わるまでいてもしかたがないかと思い、 21時半頃には、千駄ヶ谷駅の改札に入り、総武線に乗った。途中、ベローチェで休憩する時間はあったが、3時間ぐらいは歩いていたんじゃないか。渋谷から東横線で帰ってくる。帰宅は 23時半頃になり、ひどく疲れてしまい、すぐに眠った。














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