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2021年11月23日火曜日

11月23日火曜日/「NHK新人落語大賞」など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から4時間ぐらい眠り、午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。初回から録画保存している「お笑い実力刃」をずっと観そびれていて、3ヶ月も溜まってしまい、8月放送のロケ職人の特集をようやく観るが、この回から興味を失ったのだった。なすなかにし、さらば森田、飯尾和樹、ジャングルポケット、ヒコロヒー、アルコ&ピースという顔ぶれがロケのテクニックを競う企画だが、やっぱり、これは興味の対象外。日曜の「おかべろ」は、ニューヨークがゲスト。去年の「M-1」の話をしていて、「キングオブコント」の話はまったくないが、関西での放送日はいつだったのだろうか。こういう話になると、ノンスタ石田の分析が面白い。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」では、山藤章二の「似顔絵塾」と「ブラック・アングル」が最終回。担当編集者の寄稿もあった。祝日の今日は「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みで、代わりに、13時からは「森山良子×清水ミチコのおちゃめなおしゃべりタイム♪」という1時間の特番を放送していた。聴きながら、2時間ぐらい眠る。

 昼に放送されていた「NHK新人落語大賞」を、録画ですぐに観た。昨年は放送日がわからずに観逃してしまい、がっかりしたが、今年は無事に録画した。司会は、林家たい平、南沢奈央。審査員は、桂文珍、柳家権太楼、片岡鶴太郎、堀井憲一郎、広瀬和生という5名。この賞にしては、例年に比べて、本気度の高い審査員をそろえてきた。本選出場者と演目は、出演順に、三遊亭好志朗「権助魚」、桂小鯛「親子酒」、笑福亭生寿「近日息子」、春風亭昇也「壺算」、林家つる子「お菊の皿」、桂二葉「天狗刺し」。東京勢3名のうち、昇也、つる子がどんな落語をやるかは知っていたが、好志朗は初めて観た。最近は若手の会にはしばらく行っていないから、東京の二ツ目にどんなひとがいるのか、ずいぶん疎くなってしまったが、この3名ははたして突出しているのだろうか。上方の3名はもちろん初めて観るだろうと思っていたが、観ている最中に、生寿というひとは「花詩歌タカラヅカ」に出ていたひとだと思い出した。にぎわい座の会で観ているはずで、どんな落語をやっていたかは印象にないが、今回の「近日息子」は面白く、ここまででは初めて声に出して笑った。続けて、昇也、つる子と観て、生寿さんのほうが点が高いかなと思いながら観ていたが、最後に登場した二葉がさらに面白かった。去年も出場したそうで、審査員によると去年よりも成長しているようだが、観逃しているのが悔しい。しかし、むしろ、なんの先入観もないぶん、次第に惹き込まれる驚きはあったかもしれない。女性落語家が続く順番になったが、つる子の熱演とは対照的に、二葉のちからの抜け具合が楽しく、演じる人物のかわいらしさになっていた。審査結果は、二葉には全員が10点を出し、二葉が優勝した。生寿には、文珍、鶴太郎、堀井が10点を出し、計48点で2位だった。権太楼が小鯛に10点を入れていたのは理由がわからないが、つる子には8点を入れていて、これは納得する。広瀬和生はつる子と小鯛に8点を入れるが、昇也に10点を入れていて、これにも首をひねる。鶴太郎にはどの程度の審美眼があるのか、コメントも無難なことしか言わず、はっきりしないが、点数だけ見ると、意外とまともな審査をしていると思った。

◇ 読書・テレビ

 今日は一日、立川談四楼「談志が死んだ」を読んでいた。昼に読み始め、中断しながら、夜に読み終えた。2015年刊、新潮文庫。親本は2012年12月に新潮社から出ているが、この本も、「ザッツ・ア・プレンティー」と同様、手にとる気にはなかなかなれず、没後十年を機に、読むなら今かという気にさせられた。しかし、この小説の第一章の初出は、2012年7月に出た「談四楼がやってきた!」というムックで、このムックは新刊で買っていたが、杉江松恋さんの解説を読むまではそのことを忘れていた。談四楼師匠の小説を読むのは初めてで、もちろん、題材への興味もあるが、実在の人物たちに対する、談四楼師匠の屈折を含んだ感情の揺れ動きにはらはらさせられた。

 夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、田原総一朗と渡辺宜嗣がゲスト。「朝生」初期の映像が流れ、菅直人を大島渚が怒鳴りつけている場面だったが、田原総一朗によると、元芸能人のレーガンを馬鹿にした菅直人に、大島渚が怒ったんだそうだ。田原総一朗、87歳のひとり暮らしの様子を映すVTRもあり、自宅で朝食を作り、仕事場の資料が積みあがったデスクの隙間で食べているすがたに、その散らかりぶりに黒柳徹子は共感を示す。田原とはどうやら親しいらしく、どういうわけか、このふたりは似たところがある。この番組では珍しく、ゲストの田原が黒柳徹子にずばずば質問をする。昔、つき合っていた男に、穴に落っこって死にそうな気がすると言われたことがあるというのはかなり可笑しい。それから、今日の「さんま御殿」を観ると、こちらは声優特集。声優のなかに栗田貫一もいるのが嬉しい。そのほか、アニメ好き代表として、ハライチ岩井、中川翔子も出演する。若手の声優も多数並ぶが、この番組、こういう特集でないときにも最近は声優がよく登場している印象があり、ものまね芸人にするのと同じように、アニメの役柄の声をさんまはやらせようとする。どういうわけか、さんまはアニメ好きなのだ。トークのために話題のアニメをチェックしている面があるとはいえ、好きでなければできないことだろう。

 ツイッターを見ていたら、「おげんさんといっしょ」が今日放送されていたことを知った。グッチ裕三が出ていたようで、これは観逃してはならなかった。つい先日のオールタイムリクエストは録画したが、なぜ今日の放送を事前に知ることができなかったのか。ツイッターのタイムラインを追いかけていないと、ときどきこういう悔しい思いをする。再放送を調べてもまだその予定はない。NHKのサイトから配信を観ることはできるのだが、手元に録画を保存したかった。けして、星野源のファンというわけではないのだが、番組のファンではあるかもしれない。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き、聴きながら、深夜2時前に眠る。

2021年11月17日水曜日

11月17日水曜日/ワクチンと日暮里寄席

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それからまた、少し眠りなおす。タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を半分まで聴いた。月曜の「ビバリー」で高田先生がしゃべっていたことへのアンサーから、向田邦子が三島由紀夫について書いたエッセイの話になった。オープニングから40分、太田少年が、60年代から70年代にかけての文化状況からどのような影響を受けてきたかが語られる、すこぶる面白い話だった。



◇ ワクチン

 正午前から外出。11時半には出発しなければと思っていたが、スマホが見つからず、部屋中を探しまわっていたら少し遅くなった。まず、ヤマトの営業所に寄り、それから、二度目のワクチン接種のため、みなとみらいまで。初回同様、横浜駅東口から歩いていく。日産ギャラリーを抜け、新高島から海に向かい、パシフィコの裏から女神橋を渡っていく。13時の予約だったが、ハンマーヘッドには 20分遅れて到着した。早足で向かっているところに、潮風にも吹かれ、髪がぼさぼさになってしまった。接種会場の入り口には、13時15分、13時30分の案内の札が立っていて、13時の札はもうない。係のひとに、遅れてきたことを告げると、すぐになかに案内された。前回とおおむね同じだったと思うが、まず、受付があり、それから、予診票の記入となる。前回は別のテーブルで記入したが、今回は係のひとの目の前で記入した。混雑もしなくなったから、やりかたを変えたのか。つぎは問診があり、若い兄ちゃんが普段着みたいなかっこうでいるから、医者だかなんだかわからない。それから、接種となり、前回は男の医者と若い女性の看護師だったが、今回はベテランっぽい女性で、看護師ではなく、女医さんなのではと思った。白衣を着ていて、少しセクシーなしゃべりかたをする。前回は、注射のあとに男の医者に書類を返されたが、今回はこの女性がすべて済ませる。奥にいた男のほうが若くて、助手っぽかった。最後に15分待機する時間があり、13時44分に終了。


 また、みなとみらいを歩き、横浜駅まで戻り、東口のポルタで昼食にする。浪花ろばた八角に入り、ランチメニューの親子丼を食べた。550円。この店に入るのは初めて。

 このあとも予定があり、横浜から京浜急行に乗る。品川から山手線に乗り換えようとすると、遅延しているようで、ホームが大混雑していている。路線検索しなおすと、上野東京ラインというのがあるとわかり、初めて利用してみたが、品川から乗り換えなし、日暮里まで座れ、ずっと眠れたのでこっちのほうがよっぽどいい。

 日暮里にたどりつき、どこかでスマホを充電したいと思っていたが、検索してみても、充電できそうな店が見つからず、無駄に探しまわってもしかたがないので、あきらめて、モスバーガーに入った。ブレンドと、ひんやりドルチェセットというのを食べる。2時間ほど、読書をする。


◇ 落語

 18時過ぎ、「立川流日暮里寄席」を観るため、日暮里サニーホールに。談志師匠没後十年の追善興行だというので、これは予約をしないわけにはいかなかった。没後十年だというのに、今年は「談志まつり」もなく、たった十年でずいぶん寂しい状況になっているという気がしている。日暮里はいつぶりだろうかと、ツイッターを検索してみると、去年の3月に左談次師匠の追善興行できていた。立川流の会に行くことも減ってしまい、会場にいる前座さんも知らない顔ばかりで、どこの一門かもわからない。客席に入ると、最初はがらがらで、この顔づけで完売しないのかと思ったが、開演時刻になったらさすがにいっぱいになった。

 18時15分開演。出演順に、半四楼(前座)「ぞろぞろ」、談之助「持参金」、龍志「野ざらし」、談四楼「人情八百屋」、仲入り、ぜん馬「三方一両損」、里う馬「鼠穴」。落語協会脱会以前の直弟子はとうとうこの5人だけになった。声が悪くなってしまったぜん馬師匠だが、今さらながら、ぜん馬師匠の落語に惹かれていて、吸い込まれるように聴いた。なぜもっと早く気がつけないんだろうか。寄席の時代の立川談志の魅力が、この5人の弟子の落語のなかに残されている。里う馬師匠の手つきと口元の表情は談志師匠そっくりだ。こういった立川流も、そう遠くない未来には失われてしまうのか。自分が追いかけたのは 90年代以降の立川談志だが、それだけでもだめなのだ。21時過ぎに終演。

 落語会の最中から、からだがややだるくなり、外に出るとぞくぞくする。寒さのせいなのか、ワクチン接種のせいなのかがわからない。1回目の接種のときにはなんともなかったので、明日も予定を入れてしまったが、少し不安になる。日暮里から山手線、品川からは京浜急行に乗り、23時過ぎに帰宅した。タイムフリーで、「爆笑問題カーボーイ」の残りを聴きながら眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...